JP2008064250A - デフレクタ式ボールねじ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デフレクタをナットに組み込んだ後に、ナットのねじ溝とデフレクタのリターン溝との接続部を加工する必要がないデフレクタ式ボールねじ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】リターン溝26とねじ溝21aとが接続する接続部27におけるリターン溝の端部に、該接続部におけるねじ溝の端縁22に向かって半径方向寸法が漸増するリターン溝の傾斜部26aが形成されている。該傾斜部は、ボール24がナット21からデフレクタ25に流出入するとき、ボールがねじ溝及びリターン溝の傾斜部の両者に接した状態を経て一方から他方に乗り移るように形成されているので、ボールがねじ溝とリターン溝との間にできた段部で急激に半径方向に変位することがなくなり、騒音、振動の発生を防止することができる。
【選択図】図6
【解決手段】リターン溝26とねじ溝21aとが接続する接続部27におけるリターン溝の端部に、該接続部におけるねじ溝の端縁22に向かって半径方向寸法が漸増するリターン溝の傾斜部26aが形成されている。該傾斜部は、ボール24がナット21からデフレクタ25に流出入するとき、ボールがねじ溝及びリターン溝の傾斜部の両者に接した状態を経て一方から他方に乗り移るように形成されているので、ボールがねじ溝とリターン溝との間にできた段部で急激に半径方向に変位することがなくなり、騒音、振動の発生を防止することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、ねじ軸にボールを介してナットが螺合し、該ナットに刻設されたねじ溝にデフレクタに形成されたリターン溝が接続してボールを循環させるデフレクタ式ボールねじ装置に関するものである。
従来のデフレクタ式ボールねじ装置は、スチール製のボールを介してナット側のねじ溝とねじ軸側のねじ溝とが噛み合うボールねじ装置を基本構成とし、ナット側にはボールを所定のねじ溝間にて循環させるデフレクタを装着した構成となっている。そして、デフレクタがナット側の所定のねじ溝に適宜数配設されることによって、複数のボール循環路が形成され、ボールねじ装置が作動されるようになっている。
ナットに刻設されたねじ溝とデフレクタに形成されたリターン溝とを滑らかに接続させることにより、ボールがねじ溝とリターン溝との接続部を走行するときに引っ掛からないようにして騒音、振動の発生を防止することが行われている。例えば特許文献1に記載のデフレクタ式ボールねじ装置では、デフレクタをナットに穿設した嵌合穴に組み込む前に、この嵌合穴にデフレクタを組み込んだときのデフレクタの溝部の位置より嵌合穴の縁部を所定量残す一次面取りを行い、嵌合穴にデフレクタを組み込んだ後に、一次面取りの残量部を除去する二次面取りを行っている。
この種のデフレクタ式ボールねじ装置は、電動式パワーステアリング装置における電動モータの回転をラック軸の軸方向運動に変換する機構として広く採用されている。
特開平11−270648号公報(段落0015〜0017、図11,14)
特許文献1に記載のデフレクタ式ボールねじ装置では、二次面取りに先立って一次面取りが行われるので、二次面取りの加工量が必要最小量となり、面取り作業を能率的に行うことができる。しかしながら、デフレクタをナットに穿設された嵌合穴に組み込んだ後に、この嵌合穴のデフレクタのリターン溝と接続する縁部を加工しなければならず、このような複雑な加工を行うための装置が必要となり製造コストが高くなる問題がある。
本発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、デフレクタをナットに組み込んだ後に、ナットのねじ溝とデフレクタのリターン溝との接続部を加工する必要がないデフレクタ式ボールねじ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ねじ軸にボールを介してナットが螺合し、該ナットに穿設された嵌合穴にデフレクタが挿入され前記ナットのねじ溝に前記デフレクタに形成されたリターン溝が接続してボールが循環するデフレクタ式ボールねじ装置において、前記ねじ溝と前記リターン溝とが接続する接続部における前記リターン溝の端部に、該接続部における前記ねじ溝の端縁に向かって半径方向寸法が漸増する傾斜部が形成され、該リターン溝の傾斜部は、前記ボールが前記ナットから前記デフレクタに流入するとき、前記ボールが前記ねじ溝に接している間に前記傾斜部に接し、前記ボールが前記デフレクタから前記ナットに流出するとき、前記ボールが前記傾斜部に接している間に前記ねじ溝に接するように形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記接続部における前記ねじ溝の端縁で前記ねじ溝に接する仮想ボールに前記リターン溝の傾斜部が接するときの該傾斜部の半径方向位置を上限位置とし、前記接続部における前記リターン溝の端縁で前記リターン溝の傾斜部に接する仮想ボールが前記接続部における前記ねじ溝に接するときの前記傾斜部の半径方向位置を下限位置とし、前記上限位置と前記下限位置との間に前記リターン溝の傾斜部の製作公差を設定し、該傾斜部の製作公差、前記上限位置及び前記下限位置に基づいて前記ねじ溝の半径方向の製作公差を設定したことである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記デフレクタが前記ナットに軸線方向に離間して複数個配設されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記デフレクタに形成されたリターン溝は、前記ナットに対向する側が開放されていることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、ねじ溝とリターン溝とが接続する接続部におけるリターン溝の端部に、該接続部におけるねじ溝の端縁に向かって半径方向寸法が漸増するリターン溝の傾斜部が形成されている。該傾斜部は、ボールがナットからデフレクタに流出入するとき、ボールがねじ溝及びリターン溝の傾斜部の両者に接した状態を経て一方から他方に乗り移るように形成されているので、ボールがねじ溝とリターン溝との間にできた段部で急激に半径方向に変位することがなくなり、騒音、振動の発生を防止することができる。さらに、デフレクタをナットに組み込んだ後に、ナットの内周面に開口する嵌合穴のねじ溝と接続する端部を加工しなくてよいので、製造コストを極めて低減することができる。
請求項2に係る発明によれば、ボールがねじ溝とリターン溝の傾斜部との両者に接した状態を経て一方から他方に乗り移ることができるように、ねじ溝に対してリターン溝の傾斜部の半径方向の上限位置及び下限位置を求める。そして、上限位置と下限位置との間に傾斜部の製作公差を設定し、該傾斜部の製作公差、上限位置及び下限位置に基づいてねじ溝の半径方向の製作公差を設定するので、デフレクタをナットに組み込むだけで、両者の製作誤差に拘らず、ボールがねじ溝及び傾斜部の両者に接した状態を経て一方から他方に乗り移るようにすることができる。
請求項3に係る発明によれば、デフレクタがナットに軸線方向に離間して複数個配設されているので、ボールが循環するボール循環路が複数個形成されて、ボールの循環が円滑になるデフレクタ式ボール装置をさらに低コストで提供することができる。
請求項4に係る発明によれば、デフレクタに形成されたリターン溝は、ナットに対向する側が開放されているので、リターン溝の傾斜部を容易に作成することができる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態のデフレクタ式ボールねじ装置を備えた電動式パワーステアリング装置10の全体を示すもので、当該電動式パワーステアリング装置10は、車両の左右方向に延在して配設されたハウジング11を備え、ハウジング11には、図略のステアリングホイールによって回転されるピニオン軸12と、ピニオン軸12に噛合うラック歯13aを形成したラック軸13と、ラック軸13上と同軸的に配設した電動モータ14と、電動モータ14の回転運動をラック軸13の軸方向運動に変換するボールねじ装置15等が備えられている。
ハウジング11は、円筒状のモータハウジング16と、モータハウジング16の両端に同軸上に嵌合された中空状のラックハウジング17、18からなり、ラックハウジング17、18に形成された取付部17a、18aを介して図略の車両ボディに支持されるようになっている。
ハウジング11には、ラック軸13が軸方向に摺動可能に貫挿され、ラック軸13の両端は、タイロッドを介して左右の操向車輪に連結され、ラック軸13の軸動によって操向車輪が左右方向に操向されるようになっている。
ラック軸13の一端にはボールねじ装置15を構成するねじ軸20が形成されている。ボールねじ装置15は、図2に示すように、外周面に螺旋状のねじ溝20aを有するねじ軸20と、内周面に螺旋状のねじ溝21aを有するナット21と、ねじ軸20のねじ溝20aとナット21のねじ溝21aとの間で形成されるボール軌道23内を転動する複数のボール24と、ボール24を隣接する2つのボール軌道23間でリターンするデフレクタ25とによって構成されている。ナット21は電動モータ14のロータを構成するモータシャフト41内に一体的に装着され(図1参照)、締付けナット29によるねじ締めによってモータシャフト41に固定されている。これにより、モータシャフト41によるナット21の正逆回転によって、ねじ軸20とともにラック軸13が軸方向に往復動される。
ナット21には、ねじ山を挟む2つのねじ溝21aに跨って斜めに略長円形状の嵌合穴31が半径方向に貫通して形成され、嵌合穴31は軸方向位置および周方向位置を互いに違えて円周上複数(4か所)設けられている。嵌合穴31には段部31aが形成され、嵌合穴31に後述する構成のデフレクタ25が段部31aに係合する位置に装着されるようになっている。
デフレクタ25は、図3ないし図5に示すように、略長円形をなす脚部33と、この脚部33の底部両側に突設形成されたフランジ部34a、34bからなり、脚部33には隣接する2つのねじ溝21a間をなめらかに接続する断面が半円弧状のリターン溝26が凹設されている。リターン溝26の両端は、隣接する2つのねじ溝21aにそれぞれ沿うように開口され、その間を湾曲部によってなめらかに接続されて長手方向に略S字状に形成されている。かかるリターン溝26の凹設により、脚部33にはリターン溝26の両側に対応して側壁部33a、33bが形成されている。このようにデフレクタ25に形成されたリターン溝26は、ねじ軸20に対向する側が開放されている。
ナット21へのデフレクタ25の組込みは、デフレクタ25をその脚部33側よりナット21の嵌合穴31に挿入し、フランジ部34a、34bを嵌合穴31の段部31aに係合させる。その状態で、かしめ等の手段によってデフレクタ25をナット21に固着することにより、デフレクタ25の半径方向への移動が規制されるようになっている。この状態においては、デフレクタ25は、図3に示すように、隣接するねじ溝21a間に跨ってねじ溝21aと交差するように配置される。
これにより、デフレクタ25を装着したナット21にねじ軸20が組み込まれると、リターン溝26の両端部がナット21のねじ溝21aと滑らかに接続される。これによって、ボール24がねじ軸20とナット21間の無限状のボール軌道23を循環するボール循環通路40が構成される。そして、このボール循環通路40は軸方向に複数組(4組)並設され、ボールねじ装置15が構成される。
電動モータ14は、ボールねじ装置15を介してねじ軸20(ラック軸13)に軸方向のアシスト力を付与するもので、中空状のロータからなるモータシャフト41とステータ42とから構成されている。モータシャフト41はモータハウジング16に軸受43,44を介して回転可能に軸承され、このモータシャフト41の中空穴内にねじ軸20が同軸的に貫挿されている。モータシャフト41の外周には平板状の永久磁石45が複数接着され、この永久磁石45に対向するようにステータ42がモータハウジング16の内周に装着されている。ステータ42は複数のコイル46を備え、コイル46への通電によって発生する磁束を永久磁石45に作用させることにより、モータシャフト41が回転されるようになっている。
図6に示すように、ナット21にデフレクタ25を組み込んだときに、ナット21に刻設されたねじ溝21aとデフレクタ25に形成されたリターン溝26とが滑らかに接続するように、ねじ溝21aとリターン溝26とが接続する接続部27におけるリターン溝26の端部に、接続部27におけるねじ溝21aの端縁22に向かって半径方向寸法が漸増する傾斜部26aが形成されている。リターン溝26の傾斜部26aは、ボール24がナット21からデフレクタ25に流入するとき、ボール24がねじ溝21aに接している間に傾斜部26aに接し、ボール24がデフレクタ25からナット21に流出するとき、ボール24が傾斜部26aに接している間にねじ溝21aに接するように形成されている。図6には、リターン溝26の傾斜部26aの端縁28が、ねじ溝21aより半径方向の外側に位置する場合が実線で示され、内側に位置する場合が仮想線で示されている。
ボール24がねじ溝21aとリターン溝26の傾斜部26aとの両者に接した状態を経てねじ溝21a及びリターン溝26の一方から他方に円滑に乗り移ることができるためには、傾斜部26aの角度αは小さい方がよいが、ボール24の直径、デフレクタ25の長さ等を勘案すると、傾斜部26aの角度αは20〜40度とするのが好ましい。
そして、傾斜部26aの半径方向の製作公差e、及びねじ溝21aの半径方向の製作公差fは、ボール24の直径、傾斜部26の角度αに基づいて以下のように設定される。図7に示すように、ねじ溝21aとリターン溝26とが接続する接続部27において、ねじ溝21aの端縁22でねじ溝21aに接する仮想ボール24aにリターン溝26の傾斜部26aが接するとき、ねじ溝21aに対する傾斜部26aの半径方向位置を上限位置37とする。接続部27におけるリターン溝26の傾斜部26aの端縁28で傾斜部26aに接する仮想ボール24bが接続部27におけるねじ溝21aと接するとき、ねじ溝21aに対する傾斜部26aの半径方向位置を下限位置38とする。上限位置37と上限位置38との間、即ち上限位置37と下限位置38との間の距離cより小さい値をリターン溝26の傾斜部26aの製作公差eに設定すると、距離cと傾斜部26aの製作公差eとの差f=c−eをねじ溝21aの製作公差とすることができる。即ち、図8に示すように、ねじ溝21aの直径の呼び寸法をDとすると、傾斜部26aの端縁28の直径寸法を(D±e)と設定し、ねじ溝21aの直径寸法を(D±f)と設定することができる。
なお、上記実施の形態では、傾斜部26aの上限位置37と下限位置38との間の距離cを作図から求めたが、ボール24の直径、傾斜部26aの傾斜角度αから計算で求めてもよい。
上記のように構成された電動式パワーステアリング装置10の動作について以下説明する。図略のステアリングホイールが操舵されると、操舵トルクがピニオン軸12に伝達され、ピニオン軸12に刻設されたピニオンとラック歯13aとによるラックアンドピニオン機構によって、ラックシャフト13を軸方向に移動させる操舵力に変換される。このとき、電動モータ14は制御装置によって制御され、操舵トルク及びモータシャフト41の回転位相等に基づいて補助トルクを発生する。この補助トルクはボールねじ装置15によってラックシャフト13の軸方向の移動を補助する補助操舵力に変換される。これにより、運転者によるステアリングホイールの操舵力が軽減される。
また、このとき電動モータ14によってモータシャフト41とともにナット21がラックシャフト13に対し回転するボールねじ装置15では、各ボール24がそれぞれ負荷を受けつつ転動してボール循環通路40を循環する。この循環によりボール24がナット21からデフレクタ25に流入する側では、ボール24がねじ溝21aに接している間にデフレクタ25に形成されたリターン溝26の傾斜部26aに接する状態を経てリターン溝26に乗り移り、リターン溝26内をナット21のねじ山を越えるように流れる。ボール24がデフレクタ25からナット21に流出する側では、ボール24がリターン溝26の傾斜部26aに接している間にねじ溝21a接する状態を経てねじ溝21aに乗り移る。これにより、ボール24がねじ溝21aとリターン溝26との間にできた段部で急激に半径方向に変位することがなくなり、騒音、振動の発生を防止することができる。
上記した実施の形態においては、デフレクタ25に形成されたリターン溝26は、ナット21に対向する側が開放されているが、リターン溝26がデフレクタ25にトンネル状に形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態においては、ラック軸13を貫挿したハウジング11に電動モータ14を内蔵したタイプの電動式パワーステアリング装置10について説明したが、本発明に係るボールねじ装置15は、ボールねじ装置を備えたあらゆるタイプの電動式パワーステアリング装置に適用可能である。
10…電動式パワーステアリング装置、11…ハウジング、12…ピニオン軸、13…ラック軸、14…電動モータ、15…ボールねじ装置、20…ねじ軸、21…ナット、20a、21a…ねじ溝、22…接続部におけるねじ溝の端縁、23…ボール軌道、24…ボール、25…デフレクタ、26…リターン溝、26a…傾斜部、27…接続部、28…接続部における傾斜部の端縁、31…嵌合穴、33…脚部、33a、33b…側壁部、34a、34b…フランジ部、40…ボール循環通路、41…モータシャフト、42…ステータ。
Claims (4)
- ねじ軸にボールを介してナットが螺合し、該ナットに穿設された嵌合穴にデフレクタが挿入され前記ナットのねじ溝に前記デフレクタに形成されたリターン溝が接続してボールが循環するデフレクタ式ボールねじ装置において、
前記ねじ溝と前記リターン溝とが接続する接続部における前記リターン溝の端部に、該接続部における前記ねじ溝の端縁に向かって半径方向寸法が漸増する傾斜部が形成され、該リターン溝の傾斜部は、前記ボールが前記ナットから前記デフレクタに流入するとき、前記ボールが前記ねじ溝に接している間に前記傾斜部に接し、前記ボールが前記デフレクタから前記ナットに流出するとき、前記ボールが前記傾斜部に接している間に前記ねじ溝に接するように形成されていることを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。 - 請求項1において、前記接続部における前記ねじ溝の端縁で前記ねじ溝に接する仮想ボールに前記リターン溝の傾斜部が接するときの該傾斜部の半径方向位置を上限位置とし、前記接続部における前記リターン溝の端縁で前記リターン溝の傾斜部に接する仮想ボールが前記接続部における前記ねじ溝に接するときの前記傾斜部の半径方向位置を下限位置とし、前記上限位置と前記下限位置との間に前記リターン溝の傾斜部の製作公差を設定し、該傾斜部の製作公差、前記上限位置及び前記下限位置に基づいて前記ねじ溝の半径方向の製作公差を設定したことを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
- 請求項1又は2において、前記デフレクタが前記ナットに軸線方向に離間して複数個配設されていることを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記デフレクタに形成されたリターン溝は、前記ナットに対向する側が開放されていることを特徴とするデフレクタ式ボールねじ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006244409A JP2008064250A (ja) | 2006-09-08 | 2006-09-08 | デフレクタ式ボールねじ装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011247316A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Jtekt Corp | ボール螺子装置及び電動パワーステアリング装置 |
JP2015092117A (ja) * | 2015-01-28 | 2015-05-14 | 株式会社ジェイテクト | ボール螺子装置及び電動パワーステアリング装置 |
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2006
- 2006-09-08 JP JP2006244409A patent/JP2008064250A/ja active Pending
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