JP2007269572A - 耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体 - Google Patents

耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体 Download PDF

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Abstract

【課題】中性化が進みやすいような環境条件においても長期の耐久性を有する構造物部材とすることができる、耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体を提供すること。
【解決手段】鉄筋を内部に有する水和硬化体が、少なくとも製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とフライアッシュとを含有し、前記フライアッシュの含有量が100kg/m3以上であり、さらに鉄筋が質量%でC:0.001%超、0.3%未満、N:0.001%超、0.3%未満、Cr:5.0%超、15.0%未満、Si:0.1%超、4.0%未満、Mn:0.1%超、4.0%未満、Co:0.01%超、1.0%未満未満、Al:0.04%未満、P:0.04%未満、S:0.03%未満を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるCr添加鋼である、鉄筋を有する水和硬化体を用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、乾湿が繰り返される海岸等の、中性化と塩害が進みやすい環境下で用いる構造物での利用に好適な、耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体に関するものである。
鉄筋コンクリートは、コンクリート中のアルカリ成分によって鉄筋の表面に不動態皮膜が形成されるため鉄筋が防食され、長期に渡って強度と耐久性を発揮する構造部材である。したがって、コンクリートが中性化すると不動態皮膜が破壊され鉄筋が腐食し、構造物部材として機能しなくなる。
近年は、コンクリートの骨材の入手事情が悪化し、例えば、アルカリ骨材反応を生じる可能性がある安山岩等を骨材として使用せざるを得ない場合がある。アルカリ骨材反応によりコンクリートにひび割れを生じた場合、コンクリートの中性化が急速に進行し、鉄筋が腐食する等の問題がある。また良質な骨材を使用したコンクリートの場合であっても、これを乾湿が繰り返される等の中性化が進みやすい環境下で使用した際には、コンクリートの中性化よって鉄筋表面の不動態皮膜が破壊されて鉄筋が腐食し、発生した錆に起因する体積膨張によってコンクリートが剥落する。当然のことながら、鉄筋と外界との間に存在するコンクリートの厚み(かぶり厚)を増大させることにより、中性化が鉄筋の表面に到達する時間を遅延させることができるが、コンクリートのかぶり厚の増大により構造物が大型化するためコストが増大するという問題がある。
上記のような鉄筋コンクリートの耐中性化性を向上する手段としては、一般に水セメント比を小さくする方法が知られている。
一方、製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とを主原料とし、コンクリートの代替が可能な水和硬化体が特許文献1及び非特許文献1に開示されている。
これらの水和硬化体をコンクリートの代替として用いることで、製鉄所で大量に発生するスラグを有効利用することができる。
特開2001−049310号公報 「鉄鋼スラグ水和固化体技術マニュアル」沿岸開発技術研究センター 2003年
しかし、鉄筋コンクリートの耐中性化性を向上させるために水セメント比を小さくする方法は、アルカリ骨材反応を生じることがない良質な骨材を用いたときは有効であるが、アルカリ骨材反応を生じる骨材を用いた場合は効果がない。また、水セメント比を小さくすると高コストとなるばかりでなく、コンクリートの自己収縮が大きくなるという弊害を生じる。
一方、上記の特許文献1、非特許文献1の水和硬化体をコンクリート代替として用いた場合の耐中性化性については、特許文献1に開示された水和硬化体は用途を路盤材、建築・土木材等としている程度で不明瞭であり、非特許文献1に開示された水和硬化体は、対象を鉄筋を含有しない無筋コンクリート代替に限定しているため、どちらについても性能自体が不明である。そこで、これらの水和硬化体の耐中性化性を本発明者らが調べたところ、極めてばらつきが大きく、鉄筋コンクリート代替として安定して使用することが困難であることがわかった。
このように従来の技術を用いては、コンクリートや製鋼スラグと高炉スラグ微粉末等を材料とした水和硬化体の中性化を抑止して鉄筋の腐食を防止することは限界がある。
したがって本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、中性化が進みやすいような環境条件においても長期の耐久性を有する構造物部材とすることができる耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体を提供することにある。
このような課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
(1)鉄筋を内部に有する水和硬化体が、少なくとも製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とフライアッシュとを含有し、前記フライアッシュの含有量が100kg/m3以上であり、さらに前記鉄筋が質量%でC:0.001mass%超、0.3mass%未満、N:0.001mass%超、0.3mass%未満、Cr:5.0mass%超、15.0mass%未満、Si:0.1mass%超、4.0mass%未満、Mn:0.1mass%超、4.0mass%未満、Co:0.01mass%超、1.0mass%未満、Al:0.04mass%未満、P:0.04mass%未満、およびS:0.03mass%未満を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるCr添加鋼であることを特徴とする耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(2)Cr添加鋼がさらに、V:1.0mass%未満、W:1.0mass%未満のいずれか1種以上を含有することを特徴とする(1)に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(3)Cr添加鋼がさらに、Ni:3.0mass%未満、Cu:3.0mass%未満、およびMo:3.0mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)または(2)に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(4)Cr添加鋼がさらに、Nb:1.0mass%未満、Ti:1.0mass%未満、Ta:1.0mass%未満、Zr:1.0mass%未満およびB:0.01mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)ないし(3)のいずれかに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(5)水和硬化体における高炉スラグ微粉末の含有量が100〜600kg/m3であることを特徴とする(1)ないし(4)のいずれかに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
(6)水和硬化体が、さらにポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、エコセメント、消石灰から選ばれる1種または2種以上を含有し、その含有率が[ポルトランドセメント(kg/m3)+高炉セメント(kg/m3)×0.6+フライアッシュセメント(kg/m3)×0.85+消石灰(kg/m3)]/[フライアッシュ(kg/m3)+フライアッシュセメント×0.15(kg/m3)]で0.45以下であることを特徴とする(1)ないし(5)のいずれかに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
本発明によれば、耐中性化性と耐塩害性に優れることから、鉄筋に対する防食性に優れた水和硬化体が得られる。このため、中性化により従来の鉄筋コンクリートが短期間で崩壊するような環境下においても、長期間の使用が可能な構造物を提供できる。
本発明では、水和硬化体の材料を最適化することにより、従来のコンクリートや製鋼スラグと高炉スラグ微粉末等を材料とした水和硬化体よりも耐中性化性に優れた水和硬化体が得られ、これをCr添加鋼からなる鉄筋と組み合わせることで、高塩分濃度を含有し乾湿が繰り返される中性化および塩害の進みやすい環境下においても長期の耐久性を有する構造物部材として使用できることを見出し、本発明を完成した。
まず水和硬化体を構成する材料について説明する。
なお、本発明において、水和硬化体における(水和硬化体中の)含有量(配合量)とは、水和硬化体の配合原料となる各材料(混練用の水や混和剤なども含む)を混合した混合物中における含有量を意味する。本発明における水和硬化体は、配合原料となる材料を混合して形成した混合物を硬化させたものである。
本発明の水和硬化体は、製鋼スラグと、高炉スラグ微粉末と、フライアッシュとを含有する。
水和硬化体の材料のうち、製鋼スラグは、骨材および結合材、さらに水和硬化体の中性化抑止材として作用する。骨材として作用させるための製鋼スラグの粒度分布は、コンクリート用の細骨材や粗骨材に相当するような粒度とし、粒径が0.075mm以上程度、また最大粒径が40mm以下程度とすることが好ましい。また、結合材として作用させるための製鋼スラグは微粉であることが好ましく、粒径が0.15mm未満程度であることが好ましい。したがって、結合材としての粒径と骨材としての粒径をそれぞれ満足するスラグ粒子が含まれている適当な粒度分布を有する製鋼スラグ(例えば、或る条件で粉砕処理した製鋼スラグやその粉砕処理後に篩分した製鋼スラグ)を使用することが望ましい。中性化抑止材として作用させるための製鋼スラグは、CaO/SiO2が質量比で1.5以上、またはCaO濃度が25質量%以上であることが好ましい。CaO/SiO2が質量比で1.5以上、またはCaO濃度が25質量%以上の製鋼スラグは、製鋼スラグ中のCaO成分が長期間にわたり水和硬化体中に含まれる水に溶解し、水和硬化体を弱アルカリ性に保ち、中性化を抑止する。より好ましくは、CaO/SiO2が質量比で2.0以上、またはCaO濃度が30質量%以上である。一般にCaO/SiO2、CaO濃度が高くなると製鋼スラグ中の遊離CaO(free−CaO)による水和膨張性が大きくなるが、水和硬化体の膨張安定性が確保されれば問題がないことから、これらの上限値は特に規定しない。
また、製鋼スラグは通常の砂利等の骨材と異なりアルカリ骨材反応を起こさないため、水和硬化体そのものの耐久性が優れるだけでなく、アルカリ骨材反応に起因するひび割れの発生も抑制できるので、ひび割れを介した中性化が起こらず、水和硬化体中の鉄筋の防食の観点からも好ましい。
水和硬化体の材料として高炉スラグ微粉末を用いるのは、潜在水硬性を有する高炉スラグ微粉末が製鋼スラグによりアルカリ刺激を受け効率的に水和反応するためだけでなく、従来のコンクリートよりも硬化物が緻密な組織を有するため、水和硬化体の中性化の原因となる二酸化炭素の透過を著しく抑制できるからである。また、高炉スラグ微粉末と製鋼スラグ中の遊離CaO(free−CaO)が反応し、製鋼スラグの水和膨張を抑制するためである。高炉スラグ微粉末としてはJIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末」を特に好ましく用いることができる。
高炉スラグ微粉末の水和硬化体中の配合量は、100〜600kg/m3であることが好ましい。100kg/m3未満ではコンクリート代替として必要な18N/mm2以上の圧縮強度が得られない場合があり、600kg/m3を超えると強度の増加はほとんど無く不経済となるためである。高炉スラグ微粉末のより好ましい配合量は、200〜400kg/m3である。
水和硬化体の材料としてフライアッシュを用いるのは、ポゾラン反応性を有するフライアッシュが製鋼スラグや高炉スラグ微粉末と長期にわたり反応し、生成した水和ゲルが組織中の空隙を埋めることにより、硬化物が従来のコンクリートに比較して極めて緻密な組織を有するようになり、水和硬化体の中性化の原因となる二酸化炭素の透過を著しく抑制できるからである。このためには、フライアッシュを100kg/m3以上含有する必要がある。フライアッシュを100kg/m3とすることにより、平均細孔径は普通コンクリートが約0.1μmであるのに対し、本発明の水和硬化体では約0.01μmと約1/10となる。また、フライアッシュは、フライアッシュと製鋼スラグ中の遊離CaOが反応し、製鋼スラグの水和膨張を抑制する効果がある。フライアッシュの上限値は特に設定しないが、300kg/m3を超えると水を加えて練混ぜた後のフレッシュな状態の粘性が高くなり、ワーカビリティが悪化する。また製鋼スラグの水和膨張を抑制する効果も変わらず不経済となる。フライアッシュはJIS A 6201「コンクリート用フライアッシュ」を用いることが好ましいが、原粉および加圧流動床灰等の使用も可能である。
水和硬化体の材料として、さらにポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、エコセメント、消石灰から選ばれる1種または2種以上を配合することが好ましく、ポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、エコセメント、消石灰から選ばれる1種または2種以上の含有率は[ポルトランドセメント(kg/m3)+高炉セメント(kg/m3)×0.6+フライアッシュセメント(kg/m3)×0.85+消石灰(kg/m3)]/[フライアッシュ(kg/m3)+フライアッシュセメント×0.15(kg/m3)]で0.45以下であることが好ましい。カルシウム成分を含むこれらのセメント、消石灰を加えることにより、フライアッシュのポゾラン反応が効率的に生じ、平均細孔径は水和硬化体形成後1ヶ月で約0.01μmとなり、短期間で組織を緻密にすることができるためである。つまり、水和硬化体の中性化の原因となる炭酸ガスや水蒸気の浸透・透過を著しく抑制できるからである。このような観点から、[ポルトランドセメント(kg/m3)+高炉セメント(kg/m3)×0.6+フライアッシュセメント(kg/m3)×0.85+消石灰(kg/m3)]/[フライアッシュ(kg/m3)+フライアッシュセメント×0.15(kg/m3)]の値は、0.45以下が好ましく、さらに好ましくは0.40以下である。下限は特に設けないが、0.15以上とすることで上記効果が得られるので好ましい。
なお、本発明におけるポルトランドセメントとは、JIS R 5210「ポルトランドセメント」に記載されている、普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント、耐硫酸塩ポルトランドセメントのことである。また、高炉セメントとは、JIS R 5211「高炉セメント」に記載されているA種、B種、C種のことである。また、フライアッシュセメントとは、JIS R 5213「フライアッシュセメント」に記載のA種、B種、C種のことである。また、エコセメントとは、JIS R 5214「エコセメント」のことである。
次に、本発明で用いる鉄筋について説明する。尚、無筋の水和硬化体は、耐中性化性が優れていない場合でも問題とはならない。
鉄筋に用いるCr添加鋼としては、C:0.001mass%超、0.3mass%未満、N:0.001mass%超、0.3mass%未満、Cr:5.0mass%超、15.0mass%未満、Si:0.1mass%超、4.0mass%未満、Mn:0.1mass%超、4.0mass%未満、Co:0.01mass%超、1.0mass%未満、Al:0.04mass%未満、P:0.04mass%未満、およびS:0.03mass%未満を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物であるものを用い、さらに、V:1.0mass%未満、W:1.0mass%未満のいずれか1種以上を含有することが好ましい。また、さらに、Ni:3.0mass%未満、Cu:3.0mass%未満、およびMo:3.0mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有すること、さらに、Nb:1.0mass%未満、Ti:1.0mass%未満、Ta:1.0mass%未満、Zr:1.0mass%未満およびB:0.01mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
以下、各化学成分の限定理由について説明する。
C:0.001mass%超、0.3mass%未満とする。
Cは、オーステナイト相および炭化物の生成元素である。オーステナイト相は、溶接部において、マルテンサイト組織を生じて強度を向上させ、また微細炭化物も強度の向上に寄与する。しかしながら、C含有量が0.001mass%以下ではオーステナイト相および炭化物の生成量が少なすぎて強度不足となり、一方0.3mass%以上では硬くなり過ぎて靱性の劣化を招く。従って、C量は0.001mass%超、0.3mass%未満の範囲に限定する。
N:0.001mass%超、0.3mass%未満とする。
Nも、オーステナイト相および窒化物の生成元素であり、オーステナイト相は溶接部において、マルテンサイト組織を生じて強度を向上させ、また微細窒化物も強度を向上させる。しかしながら、N含有量が0.001mass%以下ではオーステナイト相および窒化物の生成量が少な過ぎて強度不足となり、一方0.3mass%以上になると硬くなり過ぎて靱性の劣化を招く。従って、N量は0.001mass%超、0.3mass%未満の範囲に限定する。なお、特に強度を高めたい場合には、C、Nをそれぞれ0.02mass%以上、より好ましくは0.03mass%以上とすることが望ましい。
Cr:5.0mass%超、15.0mass%未満とする。
Crは、本発明における耐食性の改善成分として重要な元素である。本発明で対象にする鉄筋として、コンクリート中において長期使用が可能となるレベルの耐食性を確保するためには、少なくとも5.0mass%超のCrが必要である。一方、Cr量が15.0mass%以上になると、耐食性は良くなるものの、コストアップになるだけでなく、フェライト相の生成量が多くなって溶接部の靱性不足となる。従って、Cr量は5.0mass%超、15.0mass%未満の範囲に限定する。
Si:0.1mass%超、4.0mass%未満とする。
Siは、脱酸剤として有用な元素であるが、含有量が0.1mass%以下では十分な脱酸効果が得られず、一方4.0mass%以上になると硬くなって機械的性質の劣化を招く。従って、Si量は0.1mass%超、4.0mass%未満の範囲に限定する。
Mn:0.1mass%超、4.0mass%未満とする。
Mnも、Cと同様、オーステナイト相生成元素であるが、含有量が0.1mass%以下ではオーステナイト相の生成が不十分となるため、溶接部のマルテンサイト組織が少なくなって、強度不足となる。一方、Mn含有量が4.0mass%以上になると鋼中に残存する介在物が多くなって耐食性が劣化する。従って、Mn量は0.1mass%超、4.0 mass%未満の範囲に限定する。
Co:0.01mass%超、1.0mass%未満とする。
Coは、本発明の重要な成分であり、このCo添加によってコンクリート中でのCr添加鋼素地の腐食速度を低減して耐食性の向上を図ることができる。少量のCoによるこのような耐食性の向上効果は、アルカリ環境で、しかも溶存酸素によるカソード反応も制限されるコンクリート中において初めて見出されたものである。ここに、Co含有量が0.01mass%以下では上記の効果を十分に得ることができず、一方1.0mass%以上になると上記の効果は飽和に達し、むしろコストの上昇を招くので、Co量は0.01mass%超、1.0mass%未満の範囲に限定する。
Al:0.04mass%未満とする。
Alは、脱酸剤として有用な元素である。Siによる脱酸が不十分な場合にはAlによる脱酸が行われるが、その含有量が0.04mass%以上になると介在物が多くなって耐食性が劣化する。従って、Alは0.04mass%未満で含有させることとする。
P:含有量が0.04mass%未満とする。
P含有量が0.04mass%以上になると、靱性等の機械的性質の劣化が顕著になるので、P量は0.04mass%未満に制限する。
S:0.03mass%未満とする。
Sは、Mnと結合してMnSを形成し、初期発銹起点となる。またSは、結晶粒界に偏析して、粒界脆化を促進する有害元素でもあるので、極力低減することが好ましい。特にS含有量が0.03mass%以上になるとその悪影響が顕著になるので、S量は0.03mass%未満に制限する。
以上、必須成分および抑制成分について説明したが、本発明では、その他にも以下に述べる各種元素を適宜含有させることができる。
さらに、V:1.0mass%未満、W:1.0mass%未満のいずれか1種以上を含有することが好ましい。
V:1.0mass%未満とする。
Vを添加することにより、Cr炭窒化物の析出が少なくなって、耐食性が向上する。また、Vは、Cr添加鋼素地の耐食性の向上にも寄与する。特にコンクリート中という腐食環境では、Vは少量の添加でも耐食性向上に有効に寄与するという知見が得られた。しかしながら、含有量が1.0mass%以上になると上記の効果は飽和に達し、むしろコストの上昇を招くことになる。従って、Vは1.0mass%未満で含有させることとする。
W:1.0mass%未満とする。
Wは、Vと同様、Cr炭窒化物の析出を少なくして耐食性を向上させるだけでなく、Cr添加鋼素地の耐食性の向上にも寄与する。特にコンクリート中という腐食環境では、Wは、Vと同様、少量の添加でも耐食性向上に有効に寄与するという知見が得られた。しかしながら、含有量を1.0mass%以上にすると機械的性質の劣化を招くので、Wは1.0mass%未満で含有させることとする。
さらに、Ni:3.0mass%未満、Cu:3.0mass%未満、およびMo:3.0mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
Ni:3.0mass%未満とする。
Niは、Cr添加鋼の活性溶解を低減して耐食性を向上させる有用元素であるが、含有量を3.0mass%以上にするとコストの上昇を招くので、Niは3.0mass%未満で含有させることとする。
Cu:3.0mass%未満とする。
Cuも、Cr添加鋼の活性溶解を低減して耐食性を向上させる作用があるが、含有量が3.0mass%以上になると逆に耐食性が劣化する傾向にあるので、Cuは3.0mass%未満で含有させることとする。
Mo:3.0mass%未満とする。
Moも、Cr添加鋼の耐食性を向上させる上で極めて有効な元素であるが、3.0mass%以上の添加はコストの上昇を招くため、Moは3.0mass%未満で含有させることとする。
さらに、Nb:1.0mass%未満、Ti:1.0mass%未満、Ta:1.0mass%未満、Zr:1.0mass%未満およびB:0.01mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することが好ましい。
Nb:1.0mass%未満、Ti:1.0mass%未満、Ta:1.0mass%未満、Zr:1.0mass%未満とする。
Nb、Ti、TaおよびZrはいずれも、Cr炭窒化物の析出を少なくして耐食性を向上させる働きがある。しかしながら、いずれも1.0mass%以上では機械的性質を劣化させるので、これらの元素は単独添加、複合添加いずれの場合にも1.0mass%未満で含有させるものとする。
B:0.01mass%未満とする。Bは、Nと結合することにより、Cr窒化物の析出を少なくして耐食性を向上させる作用がある。しかしながら、含有量が0.01mass%以上だと、鋼材製造時の熱間加工性が劣化するので、Bは0.01mass%未満で含有させるものとする。
上記以外の残部はFeおよび不可避的不純物である。
上記の化学組成を有する鉄筋の製造に際しては、特別な制限はなく、通常の製造方法に従って製造すれば良い。参考のため、代表的な製造条件を以下の(A)〜(C)に示す。
(A)精錬工程:高炉溶銑を転炉にてCrを添加しつつ脱炭したもの、またはスクラップ等のFe、Cr原料を電気炉にて溶解した溶鋼を、VOD等により脱炭、成分調整したものを、連続鋳造にてブルームとするか、または造塊によりインゴットを製造する。
(B)熱間圧延工程:ブルームまたはインゴットを、1100〜1200℃に加熱したのち、熱間圧延または熱間鍛造により50mm角程度のビレットとする。このビレットを、再び1100℃程度に加熱したのち、線棒圧延機により15mmφ程度の棒鋼とする。
(C)仕上工程:熱間圧延により製造した棒鋼は、そのまま使用することが可能であるが、必要に応じて適当な熱処理により強度を調整する。また、より耐食性を向上させる場合には、熱間圧延後、場合によっては熱処理後の棒鋼に、ショットブラスト、さらには硝酸+ふっ酸等による脱スケール処理を施す。
熱間でのスケールを除去するためにショット−酸洗処理を行う他に、水和硬化体中での腐食環境が弱い場合には、ショットのみまたは脱スケールなしでもよい。さらに、熱間鍛造−圧延により棒鋼を製造した後に、強度を調整するための熱処理を施してもよい。
水和硬化体は、上記の材料を配合して、水を加えて混練して、所定の型枠等に打ち込んで養生して製造する。打ち込みの際に鉄筋を配筋して、鉄筋を有する水和硬化体とする。
水和硬化体の養生方法は、所定の強度が確保できれば、通常コンクリートにおいて用いられる水中養生、現場養生、蒸気養生等の何れの方法をも用いることができる。
製鋼スラグは表1に示す化学成分、物性値(最大粒径、粗粒率、細骨材率、表乾密度)のものを用いた(製鋼スラグNo.A、B)。CaO/SiO2が質量比で1.5未満、かつCaO濃度が25質量%未満であり、中性化抑止材として作用しにくい製鋼スラグである。
Figure 2007269572
粗粒率とはJIS A 0203に記載の番号3115の粗粒率のことである。細骨材率とは全粒度の製鋼スラグ量に対する粒径5mm以下の製鋼スラグ量の絶対容積比を百分率で表した値である。
鉄筋は、以下のようにして製造した。表2〜表5に示す化学成分を有する鋼塊50kgを真空溶解した。ついで、鋼塊の表面5mmを研削したのち、1200℃、1hの焼鈍を施し、熱間鍛造により50mm角のビレットとした。このビレットに1100℃、1hの焼鈍を施したのち、線棒圧延機により25mmφの棒鋼とした。ついで、この棒鋼に、ショットブラストと3%ふっ酸−12%硝酸の混合酸による脱スケール処理を施し、鋼種A〜AZの鉄筋を製造した。
Figure 2007269572
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Figure 2007269572
表6〜表8に示す配合(配合No.1〜11)により水和硬化体の材料をミキサで練混ぜ、φ100×200mmの型枠に流し込み、養生してNo.1〜49の圧縮強度測定用のテストピースを製作した。
高炉スラグ微粉末はJIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末」における高炉スラグ微粉末4000を、フライアッシュはJIS A 6201「コンクリート用フライアッシュ」におけるII種を使用した。ポルトランドセメントは、JIS R 5201「ポルトランドセメント」に適合する普通ポルトランドセメントを用いた。高炉セメントは、JIS R 5211「高炉セメント」に適合するB種を用いた。フライアッシュセメントは、JIS R 5213「フライアッシュセメント」に適合するB種を用いた。消石灰は、JIS R 9001に適合する工業用消石灰・特号を使用した。混和剤は、JIS A 6204に適合するポリカルボン酸系の高性能AE減水剤を使用した。
圧縮強度の測定は、JIS A 1108「コンクリートの圧縮強度試験方法」にしたがって行った。養生条件は標準養生28日とした。また、同時に表2〜表5に示す鋼種の鉄筋を中心部に挿入したφ100×200mmの中性化促進試験用のテストピースをNo.1〜49の各製造条件に付き2体製作した。養生条件は標準養生28日とした。中性化促進試験は、標準養生28日後のテストピースをCO2濃度5%、温度40℃、湿度60%RHの条件で91日間暴露後、1体を50mmピッチで輪切りしたものについて、中性化深さを測定し、その平均値より評価した。中性化深さの測定は、フェノールフタレイン1%溶液噴霧法によって、無変色部を中性化部とした。
中性化促進試験を終えた試験体のうち輪切りにしなかったものを、耐塩害性試験に供した。耐塩害性試験は、60℃の3%NaCl水溶液に3日間浸漬した後に60℃、50%RHの恒温恒湿槽で4日間乾燥することを1サイクルとし、これを100サイクル繰り返した後に水和硬化体を破壊して鉄筋を取り出し、鉄筋を10mass%の水素クエン酸アンモニウム水溶液で除錆し、腐食面積率と最大腐食深さをマイクロメーターで測定した。
Figure 2007269572
Figure 2007269572
Figure 2007269572
また、比較のために製鋼スラグおよび高炉スラグ微粉末を用いない、普通コンクリートのテストピース(No.50)を作製した。表9の配合(配合No.12)によりコンクリートの材料をミキサで練り混ぜ、φ100×200mmの型枠に流し込み、養生して、圧縮強度測定用、中性化促進試験用および耐塩害性試験用のテストピースを製作した。圧縮強度測定用のテストピースの養生条件は標準養生28日とした。圧縮強度試験、中性化促進試験および耐塩害性試験は上記と同じように行なった。なお、骨材はJIS A 1145「骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(化学法)」による試験において、「無害」と判定された良質なものを用いた。
Figure 2007269572
圧縮強度測定結果、中性化促進試験結果および耐塩害性試験結果を表6〜表9に併せて示す。製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とフライアッシュを少なくとも含有し、フライアッシュを100kg/m3以上含有する水和硬化体と所定の鋼組成を有する鉄筋を組み合わせた場合(テストピースNo.1〜22)には、良質な骨材を用いた水セメント比(水結合材比)50%のテストピースNo.50(配合No.12)の普通コンクリートよりも中性化深さが小さく、優れた耐中性化性を示した。一方、本発明範囲外の比較例の水和硬化体(テストピースNo.23〜49)は、良質な骨材を用いた水セメント比50%の普通コンクリート(テストピースNo.50)よりも耐中性化性に劣り、耐塩害性試験後に鉄筋の腐食が認められた。

Claims (6)

  1. 鉄筋を内部に有する水和硬化体が、少なくとも製鋼スラグと高炉スラグ微粉末とフライアッシュとを含有し、前記フライアッシュの含有量が100kg/m3以上であり、さらに前記鉄筋が質量%でC:0.001mass%超、0.3mass%未満、N:0.001mass%超、0.3mass%未満、Cr:5.0mass%超、15.0mass%未満、Si:0.1mass%超、4.0mass%未満、Mn:0.1mass%超、4.0mass%未満、Co:0.01mass%超、1.0mass%未満、Al:0.04mass%未満、P:0.04mass%未満、およびS:0.03mass%未満を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるCr添加鋼であることを特徴とする耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  2. Cr添加鋼がさらに、V:1.0mass%未満、W:1.0mass%未満のいずれか1種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  3. Cr添加鋼がさらに、Ni:3.0mass%未満、Cu:3.0mass%未満、およびMo:3.0mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  4. Cr添加鋼がさらに、Nb:1.0mass%未満、Ti:1.0mass%未満、Ta:1.0mass%未満、Zr:1.0mass%未満およびB:0.01mass%未満の中から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  5. 水和硬化体における高炉スラグ微粉末の含有量が100〜600kg/m3であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
  6. 水和硬化体が、さらにポルトランドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント、エコセメント、消石灰から選ばれる1種または2種以上を含有し、その含有率が[ポルトランドセメント(kg/m3)+高炉セメント(kg/m3)×0.6+フライアッシュセメント(kg/m3)×0.85+消石灰(kg/m3)]/[フライアッシュ(kg/m3)+フライアッシュセメント×0.15(kg/m3)]で0.45以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の耐中性化性および耐塩害性に優れた鉄筋を有する水和硬化体。
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