JP2007268178A - 便蓋カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】便蓋に対するフィット性に優れ、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない、便蓋カバーを提供する。
【解決手段】便蓋カバー10は、洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体10aと、カバー本体10aの後方両側部を便蓋の後方両側部に係合させるためカバー本体10aの裏面後部の両側部に付設された板状の係合部材11と、これらの係合部材11を便蓋に係止するため当該係合部材11にそれぞれ弾性部材3a,3bを介して取り付けられたフック4と、カバー本体10aの後縁部10dに沿って付設された帯状の弾性部材5と、カバー本体10aの前縁部を便蓋の前縁部の裏面に係止するためカバー本体10aの前縁部10bに沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材6と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、洋式便器の便蓋に着脱可能に装着して使用される便蓋カバーに関する。
洋式便器は、床面に設置された便器本体と、使用者が着座するための便座(洗浄便座)と、便座の上面部分を保護する便蓋などによって構成されているが、近年、この便蓋を覆うために色々なデザインの便蓋カバーが開発されている。一方、使用者の嗜好を満たすために洋式便器のデザインも多様化し、従来は丸形であった便器本体や洗浄便座が角形化するなどの様々な変遷があり、それに対応できる便蓋カバーが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
その後、便器本体の形状は丸形のまま維持されているが、機能の多様化や従来に無いデザインを求める使用者の増加に伴って洗浄便座は進化し続けており、最近は、洗浄便座を構成する各部材間の隙間を小さくすることにより、一体感と高級感を醸し出したものが開発されている。このような便器は、洗浄便座の本体部と、使用者が着座する便座のカバーである便蓋との隙間が小さく、従来の便蓋カバーは装着できないことが多いため、それを解決する便蓋カバーも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、従来、洗浄便座と便器本体とタンクとが一体の洋式便器(以下、「便座一体式便器」という。)があるが、この便座一体式便器は、局部洗浄および便器洗浄を行うためのリモコンを備えたものが多い。このようなリモコンは、一般に、トイレ壁面に取り付けられており、リモコンから発せられた赤外線を、タンクに設けられた受光部で受光し、洗浄便座などを制御している。また、最近の便座一体式便器においては前記受光部がタンク上端に設けられているものがある(例えば、非特許文献1参照。)。
実開平05−29496号公報 特開2000−333879号公報 東陶機器株式会社発行「TOTO総合カタログ2006−2007」、2006年2月1日、p117、CES9052E#N11
従来の洋式便器における便蓋は便座上に載置された状態にあり、デザイン的なチープさが生じていた。そこで、これを解消すべく、閉止状態にある便蓋が便座を包み込み、便器本体上には便蓋のみが載置されているようなデザインの洋式便器が開発されている。ところが、図14に示すように、前述した洋式便器90においては、洗浄便座91を便蓋92で覆うために便蓋92の先端92aが便座91の側面91aに接近した構造となっているので、特許文献1記載の「洋式便器の蓋用カバー」はこの洋式便器90に対応することができない。なぜなら、特許文献1記載の「洋式便器の蓋用カバー」は面ファスナーおよび弾性ギャザーにより蓋用カバーを便蓋に固定する方式であるため、例えば、男性の小用時に便座および便蓋を自立させようとすると、これら面ファスナーおよび弾性ギャザーが便座と便蓋の隙間に介在することとなり、便座および便蓋を自立させることができないからである。
一方、非特許文献1記載の便座一体式便器においては、受光部がタンク上端に設けられているため、この便器で便座および便蓋を、前述したように自立させた場合、便蓋に装着される便蓋カバーと受光部の受光領域との隙間は殆ど余裕がない。従って、このような便座一体式便器に特許文献2記載の「便ふたカバー」を装着すると、この「便ふたカバー」受光部の受光領域を遮ってしまうため、リモコン操作が不能となることがある。また、便座一体式便器に特許文献1記載の「蓋用カバー」を装着した場合、この「蓋用カバー」は、その後部と便蓋とを、便蓋の底面を経由して面ファスナで固定するものであるため、「蓋用カバー」が便座に接触して、便蓋が自立しないことがある。
本発明が解決しようとする課題は、便蓋に対するフィット性に優れ、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない、便蓋カバーを提供することにある。
本発明の便蓋カバーは、洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の後方両側部を便蓋の後方両側部に係合させるため前記カバー本体の裏面後部の両側部に付設された係合部材と、前記係合部材を便蓋に係止するため当該係合部材に弾性部材を介して取り付けられたフックと、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、便蓋の上面にカバー本体を被せ、カバー本体の裏面後部の両側部にある係合部材を便蓋の後方両側部に係合させ、フックを便蓋の周縁部に引っ掛けることにより、カバー本体の裏面後部の両側部を便蓋の後方両側部に係止することができる。この場合、カバー本体の裏面後部の両側部は、係合部材を介して、弾性部材の張力によって便蓋の後方両側部に係止されるため、便蓋カバーは便蓋にフィットした状態で装着され、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない。
この場合、前記カバー本体の裏面後縁部に沿って帯状の弾性部材を付設すれば、当該便蓋カバーを便蓋に装着したとき、帯状の弾性部材によってカバー本体の後縁部に収縮力を発生させ、便蓋に対する把持力を増大させることが可能となるため、便蓋に対する便蓋カバーのフィット性が向上する。
また、本発明の便蓋カバーは、洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の前縁部を便蓋の前縁部裏面に係止するため当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材と、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、便蓋の上面を覆うように装着したカバー本体の前縁部で便蓋の前縁部を包み込み、当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材を便蓋の前縁部裏面に沿って係止すれば、フィット部材の復元力により、カバー本体の前縁部が便蓋の前縁部に係止される。このため、便蓋の形状に左右されず、便蓋カバーを便蓋にフィットさせることができる。また、カバー本体の前縁部が下方に垂下しないので、便座を覆うタイプの便蓋に対するフィット性も良好である。
さらに、本発明の便蓋カバーは、洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の後方両側部を便蓋の後方両側部に係合させるため前記カバー本体の裏面後部の両側部に付設された係合部材と、前記係合部材を便蓋に係止するため当該係合部材に弾性部材を介して取り付けられたフックと、
前記カバー本体の裏面後縁部に沿って付設された帯状の弾性部材と、
前記カバー本体の前縁部を便蓋の前縁部裏面に係止するため当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材と、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、カバー本体の裏面後部の両側部に付設された係合部材に弾性部材を介して取り付けられたフックと、カバー本体の裏面後縁部に沿って付設された帯状の弾性部材と、カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材という、3つの係止手段によってカバー本体が便蓋に係止されるため、当該便蓋カバーは便蓋に対して安定した状態に装着される。また、便蓋の形状に左右されず、カバー本体を便蓋にフィットさせることができるので、便座を覆うタイプの便蓋に対するフィット性も良好である。
次に、本発明の便蓋カバーは、洋式便器の便蓋を上面側から覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の裏面の後部および側部にその基端を位置変更可能に取り付けられた伸縮可能または長さ変更可能な係止部材と、前記係止部材の先端に取り付けられたフックと、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、カバー本体の裏面の後部および側部に位置変更可能に取り付けられたフック付きの係止部材を用いて当該カバー本体を便蓋に係止することが可能となるため、便蓋の形状の違いに対する適応性が高まり、フィット性が良好であり、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない。
また、本発明の便蓋カバーは、洋式便器の便蓋を上面側から覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の裏面の後部および側部にその基端部を位置変更可能に取り付けられた伸縮可能または長さ変更可能な係止部材と、前記係止部材の先端に取り付けられたフックと、
前記カバー本体の前縁部を便蓋の前縁部裏面に係止するため当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材と、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、カバー本体の裏面の後部および側部に位置変更可能に取り付けられたフック付きの係止部材と、カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材とを用いて、当該カバー本体を便蓋に係止することが可能となるため、便蓋の形状の違いに対する適応性が高く、フィット性も良好であり、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない。また、便座を覆うタイプの便蓋に対するフィット性にも優れている。
さらに、本発明の便蓋カバーは、洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体に設けられ、前記便蓋に固定し、さらに位置調整手段により前後方向に位置調整可能な位置に設けられたフックと、前記フックと係合するため前記便蓋の後方両側部に設けられた係合部材と、を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、前記係合部材を、カバー本体ではなく、便蓋に設けることが可能となり、便蓋の形状の違いに対する適応性が高まり、フィット性も良好であり、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない。また、便座を覆うタイプの便蓋に対するフィット性にも優れている。
本発明により、便蓋に対するフィット性に優れ、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない、便蓋カバーを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態である便蓋カバーを示す表面図、図2は図1に示す便蓋カバーの裏面図、図3は図2のA−A線における一部省略断面図、図4は図1に示す便蓋カバーを便蓋に装着した状態を示す一部切欠斜視図、図5は図1に示す便蓋カバーが装着された便蓋を裏面側から見た斜視図、図6は図1に示す便蓋カバーが装着された便蓋の一部切欠側面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の便蓋カバー10は、洋式便器1の便蓋2の上面を覆うように装着されるカバー本体10aと、カバー本体10aの後方両側部を便蓋2の後方両側部に係合させるためカバー本体10aの裏面後部の両側部に付設された板状の係合部材11と、これらの係合部材11を便蓋2に係止するため当該係合部材11にそれぞれ、幅広のゴムからなる弾性部材3a,3bを介して取り付けられたフック4と、カバー本体10aの後縁部10d(図1においては上側)にしわが寄らないようにするためカバー本体10aの後縁部10dに沿って付設された帯状の弾性部材5と、カバー本体10aの前縁部10b(図1においては下側)を便蓋2の前縁部2aの裏面に係止するためカバー本体10aの前縁部10bに沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材6と、を備えている。
カバー本体10aは厚手の布材で形成され、表面は起毛加工され、前縁部10bおよび後縁部10dを含む周縁部10c全体に縁取りが施されている。係合部材11は合成樹脂板材で形成され、その外周部の一部がカバー本体10aの後縁部10d近傍に合致するように曲面形状となっており、この合致部分を縫製することによって固定されている。弾性部材3a,3bの基端は係合部材11に縫い付け固定され、それぞれの先端には断面J字状をした板状のフック4が固定されている。フック4付きの弾性部材3a,3bは左右の係合部材11に2つずつ設けられているが、図6に示すように、一方の弾性部材3aの基端は係合部材11の露出面に固定され、他方の弾性部材3bの基端は係合部材11の背面(カバー本体10aの裏面と対向する面)に固定され、その先端側は係合部材11に開設されたスリット11aを通って係合部材11の露出面側へ垂下されている。これにより、弾性部材3aが係合部材11を便器側に押し付け、一方の弾性部材3aが係合部材11を便器から引き離す方向に作用させることにより、係合部材11を適正な位置に配置することができる。
帯状の弾性部材5は幅広のゴムからなり、カバー本体10aの後縁部10dに沿った状態で、カバー本体10aの後方両側部に渡って配置され、弾性部材5の長手方向の一方の辺縁部5aをカバー本体10aの後縁部10dおよびこれに続く周縁部10cに合致させ、この合致部分を縫製することによって固定されている。この弾性部材5は係合部材11を覆うように形成されている。そのため、弾性部材5が伸びる場合に係合部材11が影響することがなく、装着感に影響がない。また、図3に示すように、フィット部材6は、ポリエチレン等の合成樹脂からなる細長い弾性薄板材で形成され、カバー本体10aの前縁部10b内において、カバー本体10aの端面処理のためのバイアステープ(図示せず)内に保護されるように配置されている。フィット部材6は便蓋2の前縁部2aの曲率半径よりも大きな曲率半径で湾曲した形状であり、外力を加えると弾性変形し、外力を解除すると元の湾曲形状に復元する。
便蓋カバー10を使用する場合、図4〜図6に示すように、便蓋2の上面にカバー本体10aを被せ、カバー本体10aの裏面後部の両側部にある係合部材11を便蓋2の後方両側部に係合させ、フック4を便蓋2の側壁部2bの下端に引っ掛ければ、カバー本体10aの裏面後部の両側部を便蓋2の後方両側部に係止することができる。この後、カバー本体10aの前縁部10bで便蓋2の前縁部2aを包み込み、当該カバー本体10aの前縁部10bに沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材6を、便蓋2の前縁部2aの裏面側に曲げ込めば、フィット部材6の復元力により、カバー本体10aの前縁部10bが便蓋2の前縁部2aに係止され、装着が完了する。
便蓋カバー10を便蓋2に装着した場合、カバー本体10aの裏面後部の両側部は、係合部材11を介して、弾性部材3a,3bの張力によって便蓋2の後方両側部に係止されるため、図4に示すように、便蓋カバー10は便蓋2にフィットした状態で装着され、洗浄便座7側面と便蓋2との隙間がほとんどない場合でも、便蓋2が自立することができ、洗浄便座7や洋式便器1の機能を損なうこともない。
また、便蓋カバー10においては、カバー本体10aの後縁部10dに沿って帯状の弾性部材5を付設しているため、当該便蓋カバー10を便蓋2に装着したとき、この弾性部材5によってカバー本体10aの後縁部10dに収縮力が発生し、便蓋2に対する把持力が増大するため、便蓋2に対する便蓋カバー10のフィット性に優れ、さらに、ごわつき感も解消できる。
さらに、カバー本体10aの前縁部10bに沿って付設されたフィット部材6が弾性力を有する樹脂材料であることにより、カバー本体10aの前縁部10bが便蓋2の前縁部2aの裏面に確実に係止されため、便蓋2の形状に左右されず、便蓋カバー10を便蓋2にフィットさせることができる。また、カバー本体10aの前縁部10bが下方に垂下しないので、例えば、図7に示す洋式便器1xのように、便座7xを覆うタイプの便蓋2xに対するフィット性も良好であるほか、洋式便器1x上面と便蓋カバー10との接触を回避することができるため、衛生的である。
次に、図8,図9を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図8は本発明の第2実施形態である便蓋カバーを示す裏面図、図9は図8に示す便蓋カバーが装着された便蓋を便蓋の裏面側から見た図である。なお、図8,図9において、図1〜図7に示す符号と同じ符号を付している部分は、便蓋カバー10の構成部分と同じ機能、効果を有する部分であり説明を省略する。
図8および図9に示すように、本実施形態の便蓋カバー40は、洋式便器の便蓋2yを上面側から覆うように装着されるカバー本体40aと、カバー本体40aの裏面の後縁部40dおよび側縁部40cに、その基端をスライド部材41を介して位置変更可能に取り付けられた伸縮可能な係止部材42,43と、係止部材43の先端に取り付けられたフック44と、を備えている。2つの係止部材42は、ベルポーレと同様な、いずれも環状をなし、舌辺状の差し込み補助具45が、係止部材42に沿って移動可能に取り付けられている。2つの係止部材43も環状をなし、鈎状のフック44が係止部材43に沿って移動可能に取り付けられている。カバー本体40aの前縁部40bは伸縮可能な弾性部材で形成されている。
便蓋カバー40を洋式便器の便蓋2yに装着するときは、図9に示すように、便蓋2yを上面側から覆うようにカバー本体40を取り付け、前縁部40bを便蓋2yの前縁部裏面に巻き込み、便蓋2yの裏面において、左右のフック44をそれぞれ左右の係止部材42に引っ掛ければ装着が完了する。この場合、係止部材42,43の基端部は、スライド部材41のストッパ41aを矢印方向へ押圧してロックを解除すれば、それぞれのレール41bに沿って移動可能であるため、便蓋2yのデザインや形状などに合わせて、適切な位置にセットすることができる。このため、便蓋2yの形状の違いに対する適応性が高く、フィット性が良好であり、洗浄便座や便器の機能を損なうこともない。
なお、2つの係止部材42には、それぞれ舌辺状の差し込み補助具45が取り付けられているため、図9に示すように、洗浄便座の本体部46と便蓋2yの後縁部との隙間Sが狭い場合も、差し込み補助具45を隙間Sに差し込むことにより係止部材42を便蓋2yの裏面側へ回すことができ、装着性が良好である。その他の作用効果は便蓋カバー10,20,30と同様である。
次に、図10〜図13を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図10は本発明の第3実施形態である便蓋カバーを示す裏面図、図11は図10に示す便蓋カバーの装着手順を示す部分斜視図、図12は図11の矢線X方向における部分斜視図、図13は図10に示す便蓋カバーが装着された状態を示す部分斜視図である。
図10〜図13に示すように、本実施形態の便蓋カバー50は、洋式便器の便蓋2の上面を覆うように装着されるカバー本体50aと、カバー本体50aの後方の両側部50bをそれぞれ便蓋2の後方の側壁部2bに係止するため、カバー本体50aの後方の両側部50bの裏面、ベルクロテープなどの面ファスナー50c,51cを介して着脱可能に取り付けられた断面J字状をした板状のフック51と、を備えている。カバー本体50a裏面に固定された面ファスナー50cの面積は、フック51に固定された面ファスナー51cの面積より広いので、フック51は面ファスナー50cの範囲内で、洋式便器の便蓋2のサイズに合わせて、その取り付け位置や取り付け姿勢を変更することができる。
また、便蓋カバー50のフック51を、便蓋2の後方の側壁部2bの所定位置に、動かないように係止するため、側壁部2bの裏面にそれぞれ突起部52が設けられている。突起部52は、図12に示すように、フック51の幅と略同等に配置された一対の挟持部52aと、フック51の返し51aを係合させるための段差部52bと、を備えている。本実施形態では、突起部52は便蓋2と一体的に形成されているが、これらを別々に形成した後、貼り合わせることもできる。
図10に示すように、カバー本体50aは厚手の布材で形成され、表面は起毛加工され、前縁部50dおよび後縁部50eを含む周縁部50f全体に縁取りが施されている。フック51は合成樹脂材で形成され、そのJ字状に湾曲した先端部51bを、便蓋2の側壁部2bの裏面の突起部52の段差部52bにそれぞれ着脱可能に係合することによって、カバー本体50aの後方の両側部50bを便蓋2後方の左右の側壁部2bにそれぞれ装着することができる。
便蓋カバー50を使用する場合、便蓋2の上面にカバー本体50aを被せ、カバー本体50aの後方の両側部50bにあるフック51を便蓋2の側壁部2bの突起部52に係合させれば、図13に示すように、カバー本体50a後方の両側部50bを便蓋2後方の側壁部2bにそれぞれ係止することができる。この後、カバー本体50aの前縁部50dで便蓋2の前縁部を包み込み、当該カバー本体50aの前縁部50dに沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材6を、便蓋2の前縁部の裏面側に曲げ込めば、フィット部材6の復元力により、カバー本体50aの前縁部50dが便蓋2の前縁部に係止され、装着が完了する。
便蓋カバー50を便蓋2に装着した場合、カバー本体50a後部の両側部50bは、フック51を介して、便蓋2後方の側壁部2bに係止されるため、図4で示した便蓋カバー10と同様、便蓋カバー50は便蓋2にフィットした状態で装着され、洗浄便座7や洋式便器1の機能を損なうこともない。
前述したように、カバー本体50aの面ファスナー50cは、フック51の面ファスナー51cより広いので、フック51は面ファスナー50cの範囲内で、その取り付け位置や取り付け姿勢を変更することができる。このため、便蓋2の種類により、その側壁部2bの形状が若干異なっていても、フック51の取り付け位置や取り付け姿勢を変更することによって対応することができる。また、フック51は、カバー本体50aに着脱可能であるため、便蓋2の側壁部2bの肉厚などに応じて適切なサイズ、形状のものを選択的に取り付けることもできる。さらに、カバー本体50aを洗濯する際に取り外したり、フック51が劣化した際に交換したりすることもできる。
本発明の便蓋カバーは、一般家庭のトイレなどに設置されている洋式便器に装着して広く利用することができる。
本発明の第1実施形態である便蓋カバーを示す表面図である。 図1に示す便蓋カバーの裏面図である。 図2のA−A線における一部省略断面図である。 図1に示す便蓋カバーを便蓋に装着した状態を示す一部切欠斜視図である。 図1に示す便蓋カバーが装着された便蓋を裏面側から見た斜視図である。 図1に示す便蓋カバーが装着された便蓋の一部切欠側面図である。 図1に示す便蓋カバーを他の型式の便蓋に装着した状態を示す一部切欠斜視図である。 本発明の第2実施形態である便蓋カバーを示す裏面図である。 図8に示す便蓋カバーが装着された便蓋を裏面側から見た図である。 本発明の3実施形態である便蓋カバーを示す裏面図である。 図10に示す便蓋カバーの装着手順を示す部分斜視図である。 図11の矢線X方向における部分斜視図である。 図10に示す便蓋カバーが装着された状態を示す部分斜視図である。 従来の便座と便蓋の隙間を示す斜視図である。
符号の説明
1,1a 洋式便器
2,2x,2y 便蓋
2a 前縁部
2b 側壁部
3a,3b,5 弾性部材
4 フック
5a 辺縁部
6 フィット部材
7,7x 便座
10,20,40,50 便蓋カバー
10a,40a,50a カバー本体
10b,40b,50d 前縁部
10c,50f 周縁部
10d,40d,50e 後縁部
11 係合部材
11a スリット
40c 側縁部
41 スライド部材
41a ストッパ
41b レール
42,43 係止部材
44,51 フック
45 差し込み補助具
46 本体部
50b 側部
51a 返し
51b 先端部
50c,51c 面ファスナー
52 突起部
52a 挟持部
52b 段差部
S 隙間
X 矢線

Claims (7)

  1. 洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の後方両側部を便蓋の後方両側部に係合させるため前記カバー本体の裏面後部の両側部に付設された係合部材と、前記係合部材を便蓋に係止するため当該係合部材に弾性部材を介して取り付けられたフックと、を備えたことを特徴とする便蓋カバー。
  2. 前記カバー本体の裏面後縁部に沿って帯状の弾性部材を付設したことを特徴とする請求項1記載の便蓋カバー。
  3. 洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の前縁部を便蓋の前縁部裏面に係止するため当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材と、を備えたことを特徴とする便蓋カバー。
  4. 洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の後方両側部を便蓋の後方両側部に係合させるため前記カバー本体の裏面後部の両側部に付設された係合部材と、前記係合部材を便蓋に係止するため当該係合部材に弾性部材を介して取り付けられたフックと、
    前記カバー本体の裏面後縁部に沿って付設された帯状の弾性部材と、
    前記カバー本体の前縁部を便蓋の前縁部裏面に係止するため当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材と、を備えたことを特徴とする便蓋カバー。
  5. 洋式便器の便蓋を上面側から覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の裏面の後部および側部にその基端を位置変更可能に取り付けられた伸縮可能または長さ変更可能な係止部材と、前記係止部材の先端に取り付けられたフックと、を備えたことを特徴とする便蓋カバー。
  6. 洋式便器の便蓋を上面側から覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体の裏面の後部および側部にその基端部を位置変更可能に取り付けられた伸縮可能または長さ変更可能な係止部材と、前記係止部材の先端に取り付けられたフックと、
    前記カバー本体の前縁部を便蓋の前縁部裏面に係止するため当該カバー本体の前縁部に沿って付設された弾力的復元性を有するフィット部材と、を備えたことを特徴とする便蓋カバー。
  7. 洋式便器の便蓋の上面を覆うように装着されるカバー本体と、前記カバー本体に設けられ、前記便蓋に固定し、さらに位置調整手段により前後方向に位置調整可能な位置に設けられたフックと、前記フックと係合するため前記便蓋の後方両側部に設けられた係合部材と、を備えたことを特徴とする便蓋カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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