JP3240817U - トイレカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】人が便座に着座するときに、その背部が便蓋の内側面の飛沫による汚れに接触することを防止して、衛生性を十分に確保することができるトイレカバーを提供する。【解決手段】トイレカバー1は、便器本体51と、この便器本体51に対してそれぞれ開閉可能に設けられる便蓋53及び便座54を備える洋式便器50に取り付けられるトイレカバーであって、便蓋53を被覆する蓋被覆部3と、蓋被覆部3の周縁の一部に形成される蓋係止部4と、を備える蓋カバー2と、蓋係止部4に設けられ、蓋係止部4を便蓋53の先端縁53cに係止可能な第1の係止部材5を備え、蓋カバー2は、便蓋53が閉じられる場合に、蓋被覆部3が便器本体51の前方に吊り下げられ、便蓋53が開けられる場合に、蓋被覆部3が便蓋53の内側面53aを被覆する。【選択図】図2

Description

本考案は、便器本体と、便座と、便蓋を備える洋式便器に使用されるトイレカバーに係
り、特に、便蓋の内側面を被覆する蓋カバーを備えるトイレカバーに関する。
従来、洋式便器には、人が便座に着座するときの衛生性を考慮して、便座を被覆する便
座カバーが装着されている場合がある。ただし、便座に着座するときは、人の背部が便蓋
の内側面にも接触することが多い。
しかし、洗浄水を流す際に便蓋を閉めるときや、男性用小便器として便蓋を開けて使用
するときに、洗浄水等の飛沫が便蓋の内側面に飛び散ることから、この内側面には汚れが
付着していると考えられる。
そのため、便座に着座するときに背部が汚れに接触し、衛生的でないという課題があっ
た。
そこで、近年、背部が便蓋の内側面に付着した汚れに接触しないようにするための技術
が開発されており、それに関して既に発明が開示されている。
特許文献1には「洋式便器の蓋カバー」という名称で、蓋裏面の衛生性を向上した蓋カ
バーに関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、洋式便器の蓋の表面側を被覆する表カバーと、蓋の裏
面側を被覆する裏カバーを備え、表カバーは、折返し部によって蓋の外周に着脱可能に巻
掛け係止され、裏カバーは、スナップ、ホック、ボタン、ファスナー等の係止部材を介し
て表カバーに着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
このような特徴を有する発明においては、裏カバーが使用時に便器内からの跳ね返りで
汚れると簡単に裏カバーを交換できるので、蓋の裏面側を常に衛生的に保つことができる
。また、裏カバーは、スナップ等を介して表カバーに取り付けられるため、その交換も簡
単である。
特開平8-164092号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明においては、裏カバーは、その交換時以外
は表カバーに取り付けられているので、裏カバーが便器内からの跳ね返りで汚れることを
防止することができない。そのため、裏カバーが汚れたことに気づかないでいると、やは
り、便座に着座するときに背部が汚れに接触するおそれがある。したがって、特許文献1
に開示された発明においては、人に対する衛生性を十分に保つことができないおそれがあ
る。
本考案は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、人が便座に着座する
ときに、その背部が便蓋の内側面の飛沫による汚れに接触することを防止して、衛生性を
十分に確保することができるトイレカバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の考案は、便器本体と、この便器本体に対してそれぞれ
開閉可能に設けられる便蓋及び便座を備える洋式便器に取り付けられるトイレカバーであ
って、便蓋を被覆する蓋被覆部と、この蓋被覆部の周縁の一部に形成される蓋係止部と、
を備える蓋カバーと、蓋係止部に設けられ、この蓋係止部を便蓋の先端縁に係止可能な第
1の係止部材を備え、蓋カバーは、便蓋が閉じられる場合に、蓋被覆部が便器本体の前方
に吊り下げられ、便蓋が開けられる場合に、蓋被覆部が便蓋の内側面を被覆することを特
徴とする。
このような構成の考案において、蓋カバーの材質は、紙、柔軟性を有する樹脂シート等
が考えられる。また、蓋カバーは、全体や表面部分が抗菌性材料で形成されることが望ま
しい。さらに、第1の係止部材は、例えば、蓋係止部を便蓋の先端縁に接着可能な接着剤
や粘着テープのほか、蓋係止部と便蓋にそれぞれ貼着されて互いに係合可能な一対の面フ
ァスナーが使用される。
上記構成の考案においては、便蓋が閉じられる場合に、蓋被覆部が、便器本体の前方に
吊り下げられるため、洗浄水等の飛沫は便蓋の内側面に飛散するものの、蓋被覆部には到
達しない。
これに対し、便蓋が開けられる場合には、蓋被覆部が、便蓋の内側面を被覆するため、
蓋被覆部の両面のうち、便蓋の内側面と接触する側の面がこの飛沫による汚れと接触する
。しかし、便座に着座した人の背部は、蓋被覆部の両面のうち、便蓋の内側面と接触しな
い側の面に接触することから、背部が飛沫による汚れに直接触れることが防止される。
第2の考案は、第1の考案において、蓋カバーから延設され、かつ便座を被覆する便座
被覆部と、この便座被覆部の周縁の一部に形成される便座係止部と、を備える便座カバー
と、便座係止部を便蓋の先端縁又は蓋係止部に係止可能な第2の係止部材を備え、便座カ
バーは、便蓋が閉じられる場合に、便座係止部が第2の係止部材に係止されるとともに、
便座被覆部が蓋被覆部と重なるように折り畳まれて、便器本体の前方に吊り下げられ、便
蓋が開けられる場合に、便座係止部が第2の係止部材に係止されないで便座の表面を被覆
することを特徴とする。
このような構成の考案において、便座カバーの材質は、蓋カバーの材質と同一であるこ
とが望ましい。また、第2の係止部材として、便座係止部を直接便蓋の先端縁に係止可能
なもの、例えば、第1の係止部材と同様の接着剤等や、便座係止部を蓋係止部に係止可能
なもの、例えば、蓋係止部に固定されるループ状の帯状体が使用される。
上記構成の考案においては、第1の考案の作用に加えて、便蓋が閉じられる場合に、便
座被覆部が蓋被覆部と重なるように折り畳まれて、便器本体の前方に吊り下げられるため
、洗浄水等の飛沫は便座の表面に飛散するが、便座被覆部には到達しない。
これに対し、便蓋が開けられる場合には、便座被覆部が、飛沫が飛散している便座の表
面を被覆するため、便座に着座した人の臀部がこの飛沫による汚れに接触することが防止
される。
また、第2の係止部材によって、便蓋が閉じられる場合に、便座係止部が、便蓋の先端
縁又は蓋係止部に係止されることから、便座カバーが床面に落下することが防止される。
第3の考案は、第2の考案において、第1の係止部材は、第1の係止部材は、粘着材料
であり、第2の係止部材は、蓋係止部に固定されるループ状の帯状材料であることを特徴
とする。
このような構成の考案において、第1の係止部材である粘着材料として、例えば、接着
剤や粘着テープが利用される。また、帯状材料の材質は、蓋カバーや便座カバーと同様の
材質であるものが使用されるが、これ以外であってもよい。
上記構成の考案においては、第2の考案の作用に加えて、第2の係止部材が蓋係止部に
固定されるループ状の帯状材料であるため、便座係止部を帯状材料内の隙間に差し込むこ
とで、便座被覆部が蓋被覆部と重なるように折り畳まれて、便座カバーが便器本体の前方
に吊り下げられることが可能になる。
一方、便座係止部を帯状材料内の隙間から抜き出すことで、便座係止部が第2の係止部
材に係止されないで便座の表面を被覆することが可能になる。
第1の考案によれば、便蓋が閉じられる場合に、洗浄水等の飛沫が蓋被覆部には到達せ
ず、便蓋が開けられる場合に、人の背部が飛沫による汚れに直接触れることが防止される
ことから、蓋カバーによって、背部の衛生性を十分に確保することができる。
第2の考案によれば、第1の考案の効果に加えて、便蓋が閉じられる場合に、洗浄水等
の飛沫が便座被覆部に到達せず、便蓋が開けられる場合に、人の臀部がこの飛沫による汚
れに接触することが防止されることから、便座カバーによって、背部の衛生性と同時に、
臀部の衛生性をも十分に確保することができる。
さらに、トイレカバーは、蓋カバーと、第1の係止部材に加えて、便座カバーと、第2
の係止部材からなり、やはり簡易な構成であるため、便座カバーを備えていても製造コス
トを抑制可能である。
第3の考案によれば、第2の考案の効果に加えて、第1の係止部材が粘着材料であるた
め、蓋係止部を便蓋の先端縁に簡単に係止できる。
また、第2の係止部材が蓋係止部に固定されるループ状の帯状材料であるために、便座
カバーを便器本体の前方に吊り下げたり、便座の表面を被覆させたりすることができるか
ら、便座被覆部の姿勢を簡単な手順で変更することができる。
(a)は実施例に係るトイレカバーの平面図であり、(b)は(a)におけるA方向矢視図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例に係るトイレカバーの使用状態を説明するための側面図である。 (a)は実施例の変形例に係るトイレカバーの平面図であり、(b)は(a)におけるB方向矢視図であり、(c)は本変形例に係るトイレカバーを構成する第2の係止部材の斜視図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例の変形例に係るトイレカバーの使用状態を説明するための側面図である。
本発明の実施の形態に係るトイレカバーについて、図1乃至図2を用いて詳細に説明す
る。図1(a)は実施例に係るトイレカバーの平面図であり、図1(b)は図1(a)に
おけるA方向矢視図である。図2(a)及び図2(b)は、それぞれ実施例に係るトイレ
カバーの使用状態を説明するための側面図である。
図1及び図2に示すように、実施例に係るトイレカバー1は、洋式便器50に取り付け
られるトイレカバーである。
まず、図2に示すように、洋式便器50は、便器本体51と、ヒンジ52を介してこの
便器本体51に対してそれぞれ開閉可能に設けられる便蓋53及び便座54を備える。
そして、図2(a)に示すように、便蓋53を閉じるとき、その内側面53aは、便座
54の表面54aと接触し、便器本体51の開口部51aを閉止する。
また、図2(b)に示すように、便蓋53を開けるとき、その内側面53aは、便座5
4の表面54aから離れ、便器本体51の開口部51aを開放する。
次に、図1に示すように、トイレカバー1は、蓋カバー2と、第1の係止部材5を備え
る。蓋カバー2は、便蓋53を被覆する略半楕円形状の蓋被覆部3と、長方形状の蓋係止
部4と、を備える。
この蓋カバー2は、紙や柔軟性を有する樹脂シート等からなり、その全体が抗菌性材料
で形成される。なお、この抗菌性材料は、公知の種類のものが使用され、特に種類は限定
されない。
また、蓋被覆部3は、人が便座54に着座したときに、その背部に対向する表面3aと
、この表面3aの反対側の裏面3bを備える。さらに、蓋被覆部3は、その周縁のうち、
円弧状をなす上辺3cと、この上辺3cに対向する辺として、直線状の下辺3dを備える

そして、蓋係止部4は、上辺3cの一部に形成される。
さらに、第1の係止部材5は、蓋係止部4の先端に設けられ、この蓋係止部4を便蓋5
3の先端縁53cに係止可能な粘着材料である。よって、第1の係止部材5は、蓋係止部
4の両面のうち、蓋被覆部3の裏面3bと同じ側に設けられる。
また、粘着材料とは、例えば、接着剤や、四角形状をなす粘着テープである。そして、
粘着材料に用いられる粘着剤は、良好な粘着力を発揮可能でありながら剥離が容易である
成分を有することが望ましい。
続いて、実施例に係るトイレカバーの使用状態について、図2を用いて説明する。
図2(a)に示すように、蓋カバー2は、便蓋53が閉じられる場合に、蓋被覆部3が
、蓋係止部4と、第1の係止部材5を介し、便器本体51の前方に吊り下げられる。
これに対し、図2(b)に示すように、蓋カバー2は、便蓋53が開けられる場合に、
蓋被覆部3が便蓋53の内側面53aを被覆する。
また、蓋係止部4は、便蓋53の開閉に関わらず、常に第1の係止部材5を介して便蓋
53の先端縁53cに係止される。
よって、トイレカバー1においては、便蓋53が閉じられる場合に、蓋被覆部3が便器
本体51の前方に吊り下げられるため、その内部を流れる洗浄水等の飛沫は、便器本体5
1の開口部51aから便蓋53の内側面53aに飛散する。しかし、蓋被覆部3は便器本
体51の前方に吊り下げられているので、飛沫はこの蓋被覆部3には到達しない。
これに対し、便蓋53が開けられる場合には、蓋被覆部3が、飛沫が飛散している便蓋
53の内側面53aを被覆するため、蓋被覆部3の裏面3bがこの飛沫による汚れと接触
する。しかし、便座54に着座した人の背部は、蓋被覆部3の表面3aに接触することか
ら、背部が飛沫による汚れに直接触れることが防止される。
なお、便蓋53と便座54を開けて、洋式便器50を男性用小便器として使用する場合
においては、蓋被覆部3を裏返して便蓋53の外側面53bの側に移動させておくと、蓋
被覆部3の表面3aに汚れが付着することが防止される。
以上説明したように、トイレカバー1によれば、便蓋53が閉じられる場合に、洗浄水
等の飛沫が蓋被覆部3には到達せず、便蓋53が開けられる場合に、人の背部が飛沫によ
る汚れに直接触れることが防止されることから、蓋カバー2によって、人が着座したとき
に、背部の衛生性を十分に確保することができる。
また、第1の係止部材5が、良好な粘着力を発揮可能であり、かつ剥離が容易である粘
着剤を成分としているため、蓋係止部4を便蓋53の先端縁53cに接着したり、先端縁
53cから容易に剥がしたりすることができる。よって、蓋カバー2の簡単な装着や交換
が可能であるから、使い勝手も良好となる。
さらに、トイレカバー1は、紙等からなる蓋カバー2と、粘着材料からなる第1の係止
部材5から構成され、簡易な構造であるため、製造コストを抑制することができる。この
うち、蓋カバー2は、その全体が抗菌性材料で形成されることから、衛生性を一層向上さ
せることができる。
次に、実施例の変形例に係るトイレカバーについて、図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)は実施例の変形例に係るトイレカバーの平面図であり、図3(b)は図3(a
)におけるB方向矢視図であり、図3(c)は本変形例に係るトイレカバーを構成する第
2の係止部材の斜視図である。図4(a)及び図4(b)は、それぞれ実施例の変形例に
係るトイレカバーの使用状態を説明するための側面図である。なお、図1及び図2で示し
た構成要素については、図3及び図4においても同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
図3及び図4に示すように、実施例の変形例に係るトイレカバー1Aは、トイレカバー
1の構成に加えて、便座カバー6と、第2の係止部材9を備える。
このうち、便座カバー6は、便座54を被覆する便座被覆部7と、便座係止部8と、を
備え、蓋カバー2と同一の材質で構成される。
また、便座被覆部7は、蓋被覆部3の周縁のうちの、下辺3d(図1参照)から延設さ
れる。
さらに、便座被覆部7は、人が便座54に着座したときに、その臀部が接する表面7a
と、この表面7aの反対側の裏面7bを備える。加えて、便座被覆部7は、その周縁に、
円弧状をなす下辺7cを備えるとともに、便器本体51の開口部51aの位置に対応する
ように、略楕円形状の孔部7dが設けられる。
そして、便座係止部8は、蓋係止部4と同一サイズの長方形状をなし、便座被覆部7の
下辺7cの一部に形成される。
次に、図3(c)に示すように、第2の係止部材9は、ループ状の帯状材料であって、
例えば、便座カバー6と同質の材質で構成される。このほか、第2の係止部材9は布やゴ
ムで構成されてもよい。
そして、第2の係止部材9は、その内周面の一部が、蓋係止部4の基端、すなわち蓋係
止部4の、第1の係止部材5が設けられていない箇所に、例えば接着剤により固定されて
いる。
よって、第2の係止部材9は、便座係止部8を第2の係止部材9の隙間Sに差し込むこ
とで、便座係止部8を蓋カバー2の蓋係止部4に係止可能である。これ以外のトイレカバ
ー1Aの構成は、実施例に係るトイレカバー1の構成と同様である。
続いて、実施例の変形例に係るトイレカバーの使用状態について、図4を用いて説明す
る。
図4(a)に示すように、便座カバー6は、便蓋53が閉じられる場合に、便座係止部
8が、第2の係止部材9の隙間S(図3(c)参照)に差し込まれることで、この第2の
係止部材9を介して蓋係止部4に係止される。
これとともに、便座カバー6は、便座被覆部7の表面7aが蓋被覆部3の表面3aと重
なるように、破線L(図3(a)参照)において折り畳まれて、便器本体51の前方に吊
り下げられる。
これに対し、図4(b)に示すように、便座カバー6は、便蓋53が開けられる場合に
、便座係止部8が第2の係止部材9に係止されない状態である。このとき、便座被覆部7
の裏面7bが、便座54の表面54aを被覆している。
よって、トイレカバー1Aにおいては、便蓋53が閉じられる場合に、便座被覆部7と
、蓋被覆部3が、便器本体51の前方に吊り下げられるため、洗浄水等の飛沫は便座54
の表面54aに飛散するが、便座被覆部7の表面7a及び裏面7bには到達しない。した
がって、便座被覆部7の表面7aが蓋被覆部3の表面3aと重なっても、蓋被覆部3の表
面3aは、清潔さが保たれたままである。
これに対し、便蓋53が開けられる場合には、便座被覆部7が、飛沫が飛散している便
座54の表面54aを被覆するため、便座54に着座した人の臀部がこの飛沫による汚れ
に接触することが防止される。このとき、便座被覆部7の裏面7bは、便座54の表面5
4aに密着するから汚れが付着するが、便座被覆部7の表面7aは、清潔さが保たれたま
まである。
このように、便蓋53の開閉に関わらず、人の背部が接触する蓋被覆部3の表面3aと
、臀部が着座する便座被覆部7の表面7aは、常に清潔さが保たれる。
また、第2の係止部材9によって、便蓋53が閉じられる場合に、便座係止部8が、蓋
カバー2の蓋係止部4に係止されることから、便座カバー6が折り畳まれずに床面に落下
することが防止される。これ以外のトイレカバー1Aの作用は、実施例に係るトイレカバ
ー1の作用と同様である。
以上説明したように、トイレカバー1Aによれば、便蓋53の開閉に関わらず、人の背
部が接触する蓋被覆部3の表面3aと、臀部が着座する便座被覆部7の表面7aは、常に
清潔さが保たれることから、蓋カバー2と、便座カバー6によって、背部の衛生性と同時
に、臀部の衛生性をも十分に確保することができる。
また、第2の係止部材9が蓋係止部4に固定されるループ状の帯状材料であるために、
便座カバー6を便器本体51の前方に吊り下げたり、便座54の表面54aを被覆させた
りすることが可能になる。すなわち、便座被覆部7の姿勢を簡単な手順で変更することが
できる。
加えて、第2の係止部材9によって、便蓋53が閉じられる場合に、便座カバー6が床
面に落下することが防止されるので、便座カバー6に床面の汚れが付着したり、誤って便
座カバー6を踏みつけたりすることがない。よって、便座カバー6が意図せず使えなくな
ってしまうことを防止できる。
さらに、トイレカバー1Aは、蓋カバー2と、第1の係止部材5に加えて、便座カバー
6と、第2の係止部材9からなり、やはり簡易な構成であるため、便座カバー6を備えて
いても製造コストを抑制可能である。これ以外のトイレカバー1Aの効果は、実施例に係
るトイレカバー1の効果と同様である。
なお、本発明に係るトイレカバーは、実施例に示すものに限定されない。例えば、蓋カ
バー2、第1の係止部材5の材質は、特に限定されない。また、第2の係止部材9は、便
座係止部8を便蓋53の先端縁53cに係止可能な粘着材料であってもよい。
本考案は、便器本体と、便座と、便蓋を備える洋式便器に使用されるトイレカバーとし
て利用可能である。
1,1A…トイレカバー 2…蓋カバー 3…蓋被覆部 3a…表面 3b…裏面 3
c…上辺 3d…下辺 4…蓋係止部 5…第1の係止部材 6…便座カバー 7…便座
被覆部 7a…表面 7b…裏面 7c…下辺 7d…孔部 8…便座係止部 9…第2
の係止部材 50…洋式便器 51…便器本体 51a…開口部 52…ヒンジ 53…
便蓋 53a…内側面 53b…外側面 53c…先端縁 54…便座 54a…表面

Claims (3)

  1. 便器本体と、この便器本体に対してそれぞれ開閉可能に設けられる便蓋及び便座を備え
    る洋式便器に取り付けられるトイレカバーであって、
    前記便蓋を被覆する蓋被覆部と、この蓋被覆部の周縁の一部に形成される蓋係止部と、
    を備える蓋カバーと、
    前記蓋係止部に設けられ、この蓋係止部を前記便蓋の先端縁に係止可能な第1の係止部
    材を備え、
    前記蓋カバーは、
    前記便蓋が閉じられる場合に、前記蓋被覆部が前記便器本体の前方に吊り下げられ、
    前記便蓋が開けられる場合に、前記蓋被覆部が前記便蓋の内側面を被覆することを特
    徴とするトイレカバー。
  2. 前記蓋カバーから延設され、かつ前記便座を被覆する便座被覆部と、この便座被覆部の
    周縁の一部に形成される便座係止部と、を備える便座カバーと、
    前記便座係止部を前記便蓋の前記先端縁又は前記蓋係止部に係止可能な第2の係止部材
    を備え、
    前記便座カバーは、
    前記便蓋が閉じられる場合に、前記便座係止部が前記第2の係止部材に係止されると
    ともに、前記便座被覆部が前記蓋被覆部と重なるように折り畳まれて、前記便器本体の前
    記前方に吊り下げられ、
    前記便蓋が開けられる場合に、前記便座係止部が前記第2の係止部材に係止されない
    で前記便座の表面を被覆することを特徴とする請求項1に記載のトイレカバー。
  3. 前記第1の係止部材は、粘着材料であり、
    前記第2の係止部材は、前記蓋係止部に固定されるループ状の帯状材料であることを特
    徴とする請求項2に記載のトイレカバー。
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