JP2007267726A - 食品用添加剤及びそれを含有する食品、並びに該食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂からなり、高温条件でも酸化を受けにくい食品用添加剤を供給することを課題とし、更に該食品用添加剤を含む食品及びその製造方法を供給することを課題とする。
【解決手段】 本発明の食品用添加剤は、親水性媒体中で食品を加熱する際に用いられる食品用添加剤であって、高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂と、親油性界面活性剤とを含有する油性組成物からなることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
(1)高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂からなり、高温条件でも酸化を受けにくい食品用添加剤を供給すること。
(2)該食品用添加剤を含む食品及びその製造方法を供給すること。
〔1〕親水性媒体中で食品を加熱する際に用いられる食品用添加剤であって、高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂類と、親油性界面活性剤とを含有する油性組成物からなることを特徴とする食品用添加剤。
〔2〕親水性媒体中で食品を加熱する際に用いられる食品用添加剤であって、高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂類と、親油性界面活性剤と、親水性界面活性剤とを含有する油性組成物からなることを特徴とする食品用添加剤。
〔3〕該親水性界面活性剤が、モノラウリン酸デカグリセリンであることを特徴とする前記〔2〕に記載の食品用添加剤。
〔4〕該高級不飽和脂肪酸化合物が、n−3系脂肪酸化合物であることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の食品用添加剤。
〔5〕 該親油性界面活性剤が、ジグリセリンモノオレイン酸エステルであることを特徴とする前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の食品用添加剤。
〔6〕該油脂が魚油からなることを特徴とする前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の食品用添加剤。
〔7〕植物油を含有することを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の食品用添加剤。
〔8〕該植物油がナタネ油であることを特徴とする前記〔7〕に記載の食品用添加剤。
〔9〕ポリフェノール化合物を含有することを特徴とする前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の食品用添加剤。
〔10〕トレハロースを含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の食品用添加剤。
〔11〕前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の食品用添加剤を含有する食品。
〔12〕該食品が炊飯米であることを特徴とする前記〔11〕に記載の食品。
〔13〕親水性媒体中で食品を加熱する際に、該親水性媒体中に、前記〔1〕〜〔10〕のいずれかに記載の食品用添加剤を添加することを特徴とする食品の製造方法。
〔14〕該親水性媒体と接触する器具表面が、茶抽出液を含む洗浄水で洗浄処理されていることを特徴とする前記〔13〕に記載の食品の製造方法。
〔15〕該洗浄水が熱水であることを特徴とする前記〔14〕に記載の食品の製造方法。
本発明で用いる油性物質を構成する高級不飽和脂肪酸化合物は、カルボキシル基(−COOH)またはエステル基(−COOR、R:アルコール残基)を有するものであり、該高級不飽和脂肪酸化合物において、その不飽和脂肪酸の炭素数は8〜30、好ましくは12〜24、より好ましくは16〜22である。該不飽和脂肪酸に含まれる2重結合の数は、特に制限されないが、少なくとも1つ、好ましくは2〜8、より好ましくは4〜6である。
入手可能な臭気安定剤の市販品としては、理研ビタミン(株)製の「エマテックS−550」が挙げられる。
尚、「エマテックS−550」は、グリセリンとパーム油に由来するグリセリン脂肪酸エステルからなる親油性界面活性剤(L)とナタネ油を含有するものである。
トレハロースの添加量は、前記油性物質100重量部当り、好ましくは0.01〜10重量部、より好ましくは0.1〜5重量部、更に好ましくは0.5〜3重量部、特に好ましくは0.5〜1.5重量部である。
本発明の添加剤(I)、(II)は、DHA炊飯米等を含む御飯の製造に有利に用いることができる。この場合には、米と水の混合物に本発明の添加剤(I)又は(II)を添加し、常法により加熱炊飯する。このようにして、DHA等の所望の油性物質を含有する炊飯米を得ることができる。この場合、添加剤(I)又は(II)の添加量は、原料米100重量部(乾燥物基準)当り、1〜10重量部であり、好ましくは1〜4重量部である。
このような熱水洗浄処理の場合、その処理時間は5〜60分、好ましくは10〜30分である。
(2)親油性界面活性剤(L)…理研ビタミン(株)製のグリセリン脂肪酸エステル系製剤:製品名「ポエムDO−100V」(HLB値7.5)
(3)親水性界面活性剤(H)…太陽化学(株)製のモノラウリン酸デカグリセリン製剤:製品名「サンソフトQ−12S」(HLB値15.5)
(4)理研ビタミン(株)製のナタネ油製剤:製品名「エマテックS−550」
(5)三井農林(株)製の「サンカテキン油性E」
(6)林原商事(株)製のトレハロースを水溶液にしたもの(重量比で水1:トレハロース1)
(7)エバーグリーンオーガニックフーズ(株)製の「Green Tea TB−DODR」(緑茶5g/1袋)
<添加剤(I)の製造>
油性物質として、前記(1)「DDオイル3G」96gを50℃に加温し、これに親油性界面活性剤(L)として、前記(2)「ポエムD0−100V」3gを添加し、ゆっくりと手で攪拌した。
これにより、マグロ油中に親油性界面活性剤(L)が溶解した油性溶液が得られた。
これをビン(密閉容器)に入れ、冷蔵庫内で7℃に冷却した。これにより、ビンの内容物は固化し、固化状態の添加剤Aとなった。
この固化状態の添加剤Aは、15℃以上に加熱すると、液体となる。この添加剤A:100g中のDHA含量は211mg、EPA含量は58mg(DHA・EPA含量269mg/g)である。
<添加剤(II)の製造>
油性物質として、前記(1)「DDオイル3G」94.5gを50℃に加温し、これに親油性界面活性剤(L)として、前記(2)「ポエムD0−100V」2gを添加し、ゆっくりと手で攪拌し、「ポエムD0−100V」を溶解させた。この溶液に、親水性界面活性剤(H)として前記(3)「サンソフトQ−12S」1gを添加し、ゆっくりと手で攪拌し、「サンソフトQ−12S」を溶液中に分散させた。
これにより、マグロ油中に親油性界面活性剤(L)が溶解し、親水性界面活性剤(H)が分散した溶液が得られた。
これをビン(密閉容器)に入れ、冷蔵庫内で7℃に冷却した。これにより、ビンの内容物は固化し、固化状態の添加剤Bとなった。
この固化状態の添加剤Bは、15℃以上に加熱すると、液体となる。この添加剤B:100g中のDHA含量は208mg、EPA含量は57mg(DHA・EPA含量265mg/g)である。
<添加剤(II)の製造>
油性物質として、前記(1)「DDオイル3G」93.5gを50℃に加温し、これに親油性界面活性剤(L)として前記(2)「ポエムD0−100V」2gを添加し、ゆっくりと手で攪拌して、「ポエムD0−100V」を溶解させた。この溶液に、親水性界面活性剤(H)として前記(3)「サンソフトQ−12S」1gを添加し、ゆっくりと手で攪拌して、「サンソフトQ−12S」を溶液中に分散させた。この溶液に、前記(4)「エマテックS−550」1gを添加し、ゆっくりと手で攪拌して、溶液中に分散させた。これにより、これにより、マグロ油中に親油性界面活性剤(L)が溶解し、親水性界面活性剤(H)と植物油が分散した溶液が得られた。
これをビン(密閉容器)に入れ、冷蔵庫内で7℃に冷却した。これにより、ビンの内容物は固化し、固化状態の添加剤Cとなった。
この固化状態の添加剤Cは、15℃以上に加熱すると、液体となる。この添加剤C:100g中のDHA含量は206mg、EPA含量は56mg(DHA・EPA含量262mg/g)である。
白米2合(282g)を水洗し、家庭用電気釜(ナショナルSR−IHZE10型)に入れ、水量を指定量に調節した後、40分間炊飯し、約600gの炊飯米(御飯)を得た。
<添加剤Aを用いた炊飯米の製造>
参考例1において、添加剤A:7.2gを添加した以外は同様にして炊飯米A(御飯A)606.4gを得た。得られた炊飯米Aは御飯100g中DHA・EPAを320mg含有するものであった。
参考例1において、前記(1)「DDオイル3G」4.6gを添加した以外は同様にして炊飯米(御飯)604.6gを得た。得られた炊飯米は御飯100g中DHA・EPAを319mg含有するものであるが、不快臭の激しいものであった。これは、炊飯時に釜の中で油が水に浮いた状態で炊飯されたため、精製魚油「DDオイル3G」中の高級不飽和脂肪酸化合物が、水の表面で空気に触れた状態で加熱され、100℃以上の蒸気(空気)によって酸化し不快臭を発生したことによるものである。
<添加剤Bを用いた炊飯米の製造>
参考例1において、添加剤B:7.2gを添加した以外は同様にして炊飯米B(御飯B)609.5gを得た。得られた炊飯米Bは御飯100g中DHA・EPAを313mg含有するものであった。
この炊きたてのご飯Bを、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び、評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(2)前記ご飯Bを10時間自然に冷やした後、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(3)前記10時間自然に冷やしたご飯Bを電子レンジで2分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(4)前記炊立てのご飯Bを冷凍した。その後、電子レンジで4分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(5)前記10時間自然に冷やしたご飯Bを炒めてチャーハンを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは油で強火で炒めても魚臭を発生しなかった。
(6)前記炊立てのご飯Bで、御握りを作り鉄板でやき、焼き御握りを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは鉄板で焼いても、魚臭を発生しなかった。
<添加剤Cを用いた炊飯米の製造>
参考例1において、添加剤C:7.2gを添加した以外は同様にして炊飯米C(御飯C)607.2gを得た。得られた御飯Cは御飯100g中DHA・EPAを310mg含有するものであった。
(1)この炊きたてのご飯Cを、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び、評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(2)前記ご飯を10時間自然に冷やした後、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(3)前記10時間自然に冷やしたご飯Cを電子レンジで2分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(4)前記炊立てのご飯Cを冷凍した。その後、電子レンジで4分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(5)前記10時間自然に冷やしたご飯Cを炒めてチャーハンを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは油で強火で炒めても魚臭を発生しなかった。
(6)前記炊立てのご飯Cで、御握りを作り鉄板でやき、焼き御握りを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは鉄板で焼いても、魚臭を発生しなかった。
<圧力釜での炊飯実験>
白米3合(423g)を水洗いし、30分間吸水させた。これを圧力釜に入れ、その水量を指定量に調節した後、14分間炊飯し(加熱時間4分、蒸らし時間10分)、約860gの炊飯米(御飯)を得た。
<添加剤Cを用いた圧力釜での炊飯実験>
参考例2において、添加剤C:10.2gを加えた以外は同様にして、炊飯米C−2(御飯C−2)856.2gを得た。得られた炊飯米C−2は御飯100g中DHA・EPAを312mg含有するものであった。
(1)この炊立てのご飯C−2を、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び、評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(2)前記ご飯C−2を10時間自然に冷やした後、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(3)前記10時間自然に冷やしたご飯C−2を電子レンジで2分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(4)前記炊立てのご飯C−2を冷凍した。その後、電子レンジで4分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(5)前記10時間自然に冷やしたご飯C−2を炒めてチャーハンを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは油で強火で炒めても魚臭を発生しなかった。
(6)前記炊立てのご飯C−2で、御握りを作り鉄板でやき、焼き御握りを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは鉄板で焼いても、魚臭を発生しなかった。
<添加剤Cを用いた業務用ガス釜の炊飯実験>
白米20カップ(2,820g)に洗いの水を加えて5,620gとし、これに添加剤C:72g(DHA・EPA18,850mg)を加えて炊飯し、5,712gのDHA・EPA含有ご飯C−3を得た。このご飯C−3は、100g中にDHA・EPAを330mg含有するものである。
尚、業務用ガス釜は、1Lの水と5袋の「Green Tea TB−DODR」を用いて、15分煮沸処理を行うことにより不快臭を取り除いた業務用ガス釜を用いた。
(1)この炊立てのご飯C−3を、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び、評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(2)前記ご飯C−3を10時間自然に冷やした後、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(3)前記10時間自然に冷やしたご飯C−3を電子レンジで2分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(4)前記炊立てのご飯C−3を冷凍した。その後、電子レンジで4分間温め、魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
(5)前記10時間自然に冷やしたご飯C−3を炒めてチャーハンを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは油で強火で炒めても魚臭を発生しなかった。
(6)前記炊立てのご飯C−3で、御握りを作り鉄板でやき、焼き御握りを作った。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。このものは鉄板で焼いても、魚臭を発生しなかった。
<添加剤Cを用いたみそ汁>
添加剤C:6gを添加して、1000mlのみそ汁を製造した。このみそ汁1杯(200g)のDHA・EPA含有量は、314mgである。添加剤Cはみそ汁に乳化して溶け込み、表面に魚油が浮くことなく、油の感じは全く無く、魚臭は発生しなかった。魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
<添加剤Cを用いたうどん>
通常家庭において行われている方法でうどんを調理した。この場合、うどんのスープには、あらかじめ「添加剤C」を1.5gを入れた。この一杯のうどんは、DHA、EPAを393mg含有するものである。
魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
<添加剤Cを用いたラーメン>
通常家庭において行われている方法でラーメンを調理した。この場合、ラーメンのスープには、あらかじめ「添加剤C」を1.5gを入れた。この一杯のラーメンは、DHA、EPAを393mg含有するものである。
魚嫌いのパネラー男性5人:女性5人を選び評価したところ魚臭を感じたパネラーはいなかった。
Claims (15)
- 親水性媒体中で食品を加熱する際に用いられる食品用添加剤であって、高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂と、親油性界面活性剤とを含有する油性組成物からなることを特徴とする食品用添加剤。
- 親水性媒体中で食品を加熱する際に用いられる食品用添加剤であって、高級不飽和脂肪酸化合物又はそれを含む油脂と、親油性界面活性剤と、親水性界面活性剤とを含有する油性組成物からなることを特徴とする食品用添加剤。
- 該親水性界面活性剤が、モノラウリン酸デカグリセリンであることを特徴とする請求項2に記載の食品用添加剤。
- 該高級不飽和脂肪酸化合物が、n−3系脂肪酸化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食品用添加剤。
- 該親油性界面活性剤が、ジグリセリンモノオレイン酸エステルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食品用添加剤。
- 該油脂が魚油からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の食品用添加剤。
- 植物油を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の食品用添加剤。
- 該植物油がナタネ油であることを特徴とする請求項7に記載の食品用添加剤。
- ポリフェノール化合物を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の食品用添加剤。
- トレハロースを含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の食品用添加剤。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の食品用添加剤を含有する食品。
- 該食品が炊飯米であることを特徴とする請求項11に記載の食品。
- 親水性媒体中で食品を加熱する際に、該親水性媒体中に、請求項1〜10のいずれかに記載の食品用添加剤を添加することを特徴とする食品の製造方法。
- 該親水性媒体と接触する器具表面が、茶抽出液を含む洗浄水で洗浄処理されていることを特徴とする請求項13に記載の食品の製造方法。
- 該洗浄水が熱水であることを特徴とする請求項14に記載の食品の製造方法。
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