JP2007267553A - モータ駆動回路および方法ならびにそれを用いたディスク装置 - Google Patents

モータ駆動回路および方法ならびにそれを用いたディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非駆動期間の長さやタイミングを、モータの回転状態に応じて適応的に設定する。
【解決手段】逆起検出回路20は、モータ110の少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧Vuを、コイルの中点電圧Vcomと比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号BEMF_EDGEを出力する。スイッチング制御回路30は、逆起検出信号BEMF_EDGEにもとづき、複数のスイッチング回路10のスイッチング状態を制御し、モータ110のコイルに流れる電流を調節する。ウィンドウ生成回路40は、逆起検出回路20によるゼロクロス点の検出に先立ち、逆起検出信号の周期Tp1に所定の係数を乗じた期間、所定レベルとなるウィンドウ信号WINDOWを出力する。スイッチング制御回路30は、ウィンドウ信号WINDOWが、所定レベルである期間、スイッチング回路10のスイッチングを停止し、ハイインピーダンス状態となる非駆動期間とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転子の回転を制御する技術に関し、特に、複数のコイルを有するステータと磁性を有するロータとを含むモータの回転を制御するモータ駆動回路に関する。
ポータブルCD(Compact Disc)装置や、DVD(Digital Versatile Disc)など、ディスク型メディアを使用した電子機器において、そのディスクを回転させるためにブラシレス直流モータが用いられる。ブラシレス直流(DC)モータは、一般に、永久磁石を備えたロータと、スター結線された複数の相のコイルを備えたステータとを備えており、コイルに供給する電流を制御することによりコイルを励磁し、ロータをステータに対して相対回転させて駆動する。ブラシレスDCモータは、ロータの回転位置を検出するために、一般に、ホール素子や光学エンコーダなどのセンサを備えており、センサにより検出された位置に応じて、各相のコイルに供給する電流を切り換えて、ロータに適切なトルクを与える。
モータをより小型化するために、ホール素子などのセンサを利用せずにロータの回転位置を検出するセンサレスモータも提案されている(たとえば、特許文献1、2参照)。センサレスモータは、たとえばモータの中点配線の電位(以下、中点電圧という)を計測することにより、コイルに発生する逆起電圧(誘導電圧)をモニタし、中点電圧と等しくなるゼロクロス点を検出することにより位置情報を得る。
こうしたセンサレスモータの駆動において、ある相コイルの逆起電圧をモニタするためには、ゼロクロス点の発生するタイミングに合わせて、非駆動状態を設定する必要がある。この非駆動状態においては、相コイルに接続されるドライバは、スイッチング駆動が停止され、ハイインピーダンス状態に設定される。特に、180度通電方式などによる駆動では、相コイルには常に電流が流れているため、ゼロクロス点の発生するタイミングを予測し、この予測結果に応じて、ハイインピーダンス状態を設定する必要がある。たとえば、特許文献4には、ハイインピーダンス状態に設定するタイミングを、PLL(Phase Locked Loop)方式により実現する方法が開示される。
特開平3−207250号公報 特開平10−243685号公報 特開平11−341870号公報 特開2001−190085号公報
ここで、ハイインピーダンス状態に設定する非駆動期間を長く設定すると、ゼロクロスを確実に検出できる反面、モータのコイルに流れる電流が不連続となるため、モータから発生する騒音の増大につながる。したがって、非駆動期間は極力短い方が望ましいが、短くしすぎると、ゼロクロス点と非駆動期間のタイミングが合わない状況が発生しうる。こうした状況が発生すると、モータの回転ムラや、最悪の場合にはモータの停止などの問題を引き起こす。したがって、非駆動期間の設定は、モータの回転数や、負荷の変動に追従させて、適応的に実行する必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、非駆動期間の長さやタイミングを、モータの回転状態に応じて適応的に設定可能なモータ駆動回路の提供にある。
本発明のある態様は、多相モータに駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路に関する。この駆動回路は、多相モータのコイルごとに設けられ、接続されたコイルの一端に、ハイレベルまたはローレベルの電圧を印加する複数のスイッチング回路と、多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出回路と、逆起検出回路から出力される逆起検出信号にもとづき、複数のスイッチング回路のスイッチング状態を制御し、多相モータのコイルに流れる電流を調節するスイッチング制御回路と、逆起検出回路によるゼロクロス点の検出に先立ち、逆起検出回路から出力される逆起検出信号の周期に所定の係数を乗じた期間、所定レベルとなるウィンドウ信号を出力するウィンドウ生成回路と、を備える。スイッチング制御回路は、ウィンドウ生成回路からのウィンドウ信号が、所定レベルである期間、スイッチング回路のスイッチングを停止し、ハイインピーダンス状態に設定する。
逆起検出信号は、モータの回転数に比例した頻度で生成される。したがって、ゼロクロス点の検出のために、スイッチング回路をハイインピーダンス状態とする非駆動期間を、逆起検出信号の周期にほぼ比例して、すなわち、モータの回転数に反比例して、適応的に設定することができる。
ウィンドウ生成回路は、所定の係数をα(αは、0<α<1を満たす実数)とするとき、逆起検出回路から、ある逆起検出信号が出力されてから、逆起検出信号の周期に係数(1−α)を乗じた期間の経過後に、ウィンドウ信号を所定レベルとし、その後、逆起検出回路から、次の逆起検出信号が出力されたことを契機として、ウィンドウ信号を、所定レベルと異なるレベルとしてもよい。
この場合、逆起検出信号の周期に比例した期間、スイッチング回路をハイインピーダンス状態に設定することができ、さらに、ハイインピーダンス状態とするタイミングを、ゼロクロス点の検出に先立ち、確実に設定することができる。
ウィンドウ生成回路は、逆起検出回路から出力される逆起検出信号を受け、当該逆起検出信号のn倍(nは2以上の整数)の周波数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、逆起検出回路からの逆起検出信号と、パルス信号生成回路からのパルス信号と、を受け、ある逆起検出信号を検出した後、パルス信号をm個(mは、m<nを満たす整数)検出すると、ウィンドウ信号を所定レベルとし、その後、次の逆起検出信号を検出すると、ウィンドウ信号を所定レベルと異なるレベルとするタイミング設定部と、を含んでもよい。
タイミング設定部は、整数mの調節手段を備えてもよい。この場合、整数mを、本モータ駆動回路に接続されるモータの種類などに応じて変更することができるため、安定したモータ駆動が実現される。
パルス信号生成回路は、逆起検出信号の周波数を測定する周波数カウンタと、周波数カウンタにより測定された周波数のn倍(nは2以上の整数)の周波数のパルス信号を生成するクロック信号生成部と、を含んでもよい。周波数カウンタは、ある逆起検出信号が入力されてから、次の逆起検出信号が入力されるまでの期間に、所定の周波数のクロック信号をカウントし、逆起検出信号の周期を測定してもよい。
クロック信号生成部は、周波数カウンタにより測定された過去K回分(Kは1以上の整数)の周波数値を演算し、演算の結果に応じて、生成すべきパルス信号の周波数を設定してもよい。
クロック信号生成部は、整数Kの調節手段を備えてもよい。この場合、Kを小さくするほど、帰還ループの利得が上がるため、モータの回転数の変動に対する追従性を高く設定することができ、Kを大きくするほど、帰還ループの利得が下がるため、ループの安定度を高めることができる。したがって、モータの種類や、回転数、駆動方式に応じて、Kの値を設定することにより、最適なモータ駆動を実現することができる。
パルス信号生成回路は、過去L回(Lは、L≧Kを満たす整数)分の周波数値を保持する記憶部と、記憶部に保持された周波数値にもとづき、所定の演算を実行する演算部と、をさらに含んでもよい。クロック信号生成部は、演算部の演算結果に応じた周波数のパルス信号を生成してもよい。記憶部は、L段のシフトレジスタであってもよい。
演算部は、記憶部に保持されたL回分の周波数値のうち、最新のK回の周波数値を演算して、パルス信号の周波数を決定してもよい。
タイミング設定部は、逆起検出回路から出力される逆起検出信号と、パルス信号生成回路から出力されるパルス信号と、を受け、ある逆起検出信号を検出した後、パルス信号をm個カウントすると、所定レベルとなるオープンエッジ信号を出力するカウンタと、カウンタから所定レベルのオープンエッジ信号が出力されると所定レベルとなり、その後、次の逆起検出信号を検出すると、所定レベルと異なるレベルとなるウィンドウ信号を出力するウィンドウ信号出力部と、を含んでもよい。
モータ駆動回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。モータ駆動回路を、1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができる。
本発明の別の態様は、ディスク装置である。この装置は、ディスクを回転させるスピンドルモータと、スピンドルモータを駆動する上述のモータ駆動回路と、を備える。
この態様によると、モータのコイルに接続されるスイッチング回路がハイインピーダンスとなる期間を、極力短く設定することができるため、モータのコイルに流れる電流が不連続となる期間を短縮でき、スピンドルモータから発生する騒音を低減することができる。
本発明のさらに別の態様は、方法である。この方法は、多相モータに駆動電流を供給するモータ駆動方法であって、多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出ステップと、逆起検出信号に応じて、多相モータの各コイルの一端に、ハイレベルまたはローレベルの電圧を印加し、多相モータのコイルに流れる電流を調節するステップと、逆起検出ステップにおけるゼロクロス点の検出に先立ち、逆起検出信号の周期に所定の係数を乗じた期間、コイルに接続される回路をハイインピーダンス状態に設定するステップと、を備える。
本発明によれば、非駆動期間の長さやタイミングを、モータの回転状態に応じて適応的に設定することができる。
図1は、実施の形態に係るモータ駆動回路100の構成を示すブロック図である。モータ駆動回路100は、センサレスブラシレスDCモータ(以下、単に「モータ110」という)に駆動電流を供給して回転を制御する。本実施の形態において、駆動対象となるモータ110は、U相、V相、W相のコイルLu、Lv、Lwを含む3相DCモータである。
モータ駆動回路100は、スイッチング回路10と総称されるスイッチング回路10u、10v、10w、と、逆起検出回路20と、スイッチング制御回路30と、ウィンドウ生成回路40と、を備える。モータ駆動回路100は、1つの半導体基板上に機能ICとして一体集積化される。たとえば、モータ駆動回路100は、180度通電方式により、各相のコイルに流れる電流が、アーチ状あるいは正弦波状となるように、PWM(Pulse Width Modulation)駆動する。
スイッチング回路10u、10v、10wは、モータ110のコイルLu、Lv、Lwごとに設けられる。スイッチング回路10u、10v、10wは、たとえば電源電圧と接地電位間に直列に接続されたハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチを含んで構成され、2つのスイッチの接続点が、コイルに接続される。ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチの制御端子には、駆動信号DRV_H(U、V、W)および駆動信号DRV_L(U、V、W)がそれぞれ入力される。スイッチング回路10u、10v、10wは、接続されたコイルの一端に、ハイサイドスイッチがオンの状態でハイレベルの電圧を印加し、ローサイドスイッチがオンの状態でローレベルの電圧を印加する。また、ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチが同時にオフすることで、ハイインピーダンス状態に設定される。
逆起検出回路20は、モータ110の少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号BEMF_EDGEを出力する。本実施の形態において、逆起検出回路20は、U相のコイルLuに発生する逆起電圧Vuおよび中点電圧Vcomをモニタし、Vu>Vcomのときハイレベルとなる逆起検出信号BEMF_EDGEを生成する。生成された逆起検出信号BEMF_EDGEは、スイッチング制御回路30およびウィンドウ生成回路40へと出力される。
スイッチング制御回路30は、逆起検出回路20から出力される逆起検出信号BEMF_EDGEにもとづき、複数のスイッチング回路10u、10v、10wのオンオフ状態のシーケンス、すなわちスイッチング状態を制御し、モータ110のコイルに流れる電流を調節する。スイッチング制御回路30は、駆動タイミング生成回路32および駆動信号合成回路34を含む。
駆動タイミング生成回路32には、逆起検出信号BEMF_EDGEが入力される。駆動タイミング生成回路32は、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1の1/6の周期を有する駆動信号DRVを生成する。駆動信号合成回路34は、駆動信号DRVに応じて、スイッチング回路10u、10v、10wの駆動状態を制御する。たとえば、駆動信号合成回路34は、正弦波をパルス幅変調して得られるパルス信号を、駆動信号DRVと合成して、スイッチング回路10u,10v,10wへと出力する。
ウィンドウ生成回路40は、逆起検出回路20によるゼロクロス点の検出に先立ち、逆起検出回路20から出力される逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1に所定の係数α(αは、0<α<1を満たす実数)を乗じた期間(Tp3=Tp1×α)、所定レベルとなるウィンドウ信号WINDOWを出力する。本実施の形態において、所定レベルはハイレベルである。
ウィンドウ生成回路40には、逆起検出回路20からの逆起検出信号BEMF_EDGEが入力される。ウィンドウ生成回路40は、逆起検出回路20から、ある逆起検出信号BEMF_EDGEが出力されてから、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1に係数(1−α)を乗じた期間の経過後に、ウィンドウ信号WINDOWをハイレベルとする。ウィンドウ生成回路40は、その後、逆起検出回路20から、次の逆起検出信号BEMF_EDGEが出力されたことを契機として、ウィンドウ信号WINDOWを、所定レベルと異なるレベル、すなわちローレベルとする。
ウィンドウ信号WINDOWは、スイッチング制御回路30の駆動信号合成回路34へと出力される。駆動信号合成回路34は、ウィンドウ信号WINDOWがハイレベルである期間、ゼロクロス点の検出のためにモニタすべき逆起電圧Vuが発生する端子に接続されたスイッチング回路10uのスイッチングを停止し、ハイインピーダンス状態に設定する。すなわち、ウィンドウ信号WINDOWがハイレベルとなる期間は、ゼロクロス点の検出のために、故意に駆動しない相が設定される。本実施の形態では、非駆動期間Tp3において、U相が駆動しない相に設定される。
図2は、モータ駆動回路100の一部の構成例を示すブロック図である。逆起検出回路20は、コンパレータであって、コイルLuに現れる逆起電圧Vuと、中点電圧Vcomを比較し、Vu>Vcomのときハイレベル、Vu<Vcomのときローレベルとなる逆起検出信号BEMF_EDGEを出力する。
ウィンドウ生成回路40は、パルス信号生成回路42、タイミング設定部44を含む。パルス信号生成回路42は、逆起検出回路20から出力される逆起検出信号BEMF_EDGEを受け、当該逆起検出信号BEMF_EDGEのn倍(nは2以上の整数)の周波数のパルス信号PULSEを生成する。
タイミング設定部44は、逆起検出回路20からの逆起検出信号BEMF_EDGEと、パルス信号生成回路42からのパルス信号PULSEと、を受ける。タイミング設定部44は、ある逆起検出信号BEMF_EDGEを検出した後、パルス信号PULSEをm個(mは、m<nを満たす整数)カウントすると、ウィンドウ信号WINDOWをハイレベルとする。その後、次の逆起検出信号BEMF_EDGEを検出すると、ウィンドウ信号WINDOWをローレベルとする。
整数mは、調節可能であることが望ましい。たとえば、モータ駆動回路100は、整数mを保持するためのレジスタを備えてもよく、外部から整数mを設定できるように構成する。
図3は、パルス信号生成回路42およびタイミング設定部44の構成例を示すブロック図である。パルス信号生成回路42は、周波数カウンタ50、クロック信号生成部56を備える。
周波数カウンタ50は、逆起検出信号BEMF_EDGEの周波数、すなわち周期Tp1を測定する。たとえば、周波数カウンタ50には、所定の周波数のクロック信号(図示せず)が入力される。周波数カウンタ50は、ある逆起検出信号BEMF_EDGEが入力されてから、次の逆起検出信号BEMF_EDGEが入力されるまでの期間の、クロック信号をカウントし、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1を測定する。周波数カウンタ50は、測定したカウント値COUNTを、周波数値として、順次、出力する。
クロック信号生成部56は、周波数カウンタ50により測定された周波数のn倍(nは2以上の整数)の周波数のパルス信号PULSEを生成する。すなわち、パルス信号PULSEの周期Tp2は、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1の、1/nに設定される。
クロック信号生成部56は、周波数カウンタ50により測定された過去K回分(Kは1以上の整数)の周波数値COUNTを演算し、演算の結果に応じて、生成すべきパルス信号の周波数を設定する。演算対象とする周波数値の個数に対応する整数Kは、調節可能であることが好ましい。
この機能を実現するために、パルス信号生成回路42は、クロック信号生成部56の前段に、記憶部52、演算部54を備える。記憶部52は、過去L回(Lは、L≧Kを満たす整数)分の周波数値COUNTを保持する。記憶部52は、たとえば、L段のシフトレジスタであってもよい。演算部54は、記憶部52に保持された周波数値にもとづき、所定の演算を実行する。演算処理は、単純平均であってもよいし、重みづけ平均であってもよい。
クロック信号生成部56は、演算部54の演算結果に応じた周波数のパルス信号PULSEを生成する。たとえば、演算部54は、記憶部52に保持されたL回分の周波数値のうち、最新のK回の周波数値を演算して、パルス信号PULSEの周波数を決定する。演算処理は、K個のカウント値を単純平均してもよいし、重みづけ平均してもよい。整数Kは、上述のように、可変であって、外部から設定可能に構成されるのが望ましい。K=1の場合は、直前の逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1に応じて、パルス信号PULSEの周期Tp2が設定される。
タイミング設定部44は、逆起検出回路20から出力される逆起検出信号BEMF_EDGEと、パルス信号生成回路42から出力されるパルス信号PULSEと、を受ける。タイミング設定部44は、カウンタ60、ウィンドウ信号出力部62を含む。カウンタ60は、ある逆起検出信号BEMF_EDGEを検出した後、パルス信号PULSEをm個カウントすると、ハイレベルとなるオープンエッジ信号OPEN_EDGEを出力する。ウィンドウ信号出力部62は、カウンタ60からハイレベルのオープンエッジ信号OPEN_EDGEが出力されるとハイレベルとなり、その後、次の逆起検出信号BEMF_EDGEを検出すると、ローレベルとなるウィンドウ信号WINDOWを出力する。
以上のように構成されたモータ駆動回路100の動作を説明する。図4(a)〜(l)は、実施の形態に係るモータ駆動回路100の動作を示すタイムチャートである。同図(a)〜(l)の縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。同図(a)〜(c)は、スイッチング回路10u、10v、10wにより、U相、V相、W相のコイルLu、Lv、Lwの駆動状態を示す波形である。同図(d)は、逆起検出回路20により検出される逆起検出信号BEMF_EDGEを、同図(e)は、駆動タイミング生成回路32により生成される駆動信号DRVを、同図(f)は、ウィンドウ生成回路40により生成されるウィンドウ信号WINDOWを、示す。さらに、同図(g)〜(l)は、スイッチング回路10u〜10wの、ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチの駆動信号DRV_H、DRV_Lを示す。
図4(a)〜(c)に示すように、本実施の形態では、駆動電流がアーチ波形となるように駆動される。もっとも本発明はこれに限定されるものではなく、正弦波であってもよい。本実施の形態において、逆起検出信号BEMF_EDGEは、同図(d)に示すように逆起電圧Vuが中点電圧Vcomと交差するゼロクロス点ごとに生成される。駆動タイミング生成回路32は、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1を1/6倍した同図(e)に示す駆動信号DRVを生成する。駆動信号DRVは、図示のごとく、逆起検出信号BEMF_EDGEに対してある遅延Tdが与えられてもよい。この遅延Tdを調節することにより、モータ駆動が最適化される。
駆動信号合成回路34は、駆動タイミング生成回路32により生成された駆動信号DRVにもとづき、スイッチング回路10u〜10wのオンオフを制御するための駆動信号DRV_H(U、V、W)、DRV_L(U、V、W)を生成する。この駆動シーケンスは、通電角などに応じて適宜設定される。
図4(g)に示す駆動信号DRV_HUは、ハイレベルがスイッチング回路10uのハイサイドスイッチのオン状態に、ローレベルがオフ状態に対応する。同図(h)〜(l)に示す駆動信号DRV_H(V、W)、DRV_L(U、V、W)についても同様である。さらに、ハイサイドスイッチ、あるいはローサイドスイッチの少なくとも一方のオン状態は、同図(a)〜(c)に示す駆動波形が得られるように、パルス幅変調されており、スイッチング回路10u〜10wのハイサイドスイッチもしくはローサイドスイッチは、高い周波数でオンオフを交互に繰り返す。
駆動信号合成回路34は、逆起検出信号BEMF_EDGEが出力されるたびに、所定の駆動シーケンスにしたがって、スイッチング回路10u〜10wの駆動信号DRV_H、DRV_Lのオンオフ状態を遷移させる。
同図(f)に示すウィンドウ信号WINDOWは、ゼロクロス点が発生する時刻に先立ち、ウィンドウ生成回路40によりハイレベルとされる。駆動信号合成回路34は、ウィンドウ生成回路40がハイレベルの期間、スイッチング回路10uに出力する駆動信号DRV_HU、DRV_LUをローレベルとし、ハイサイドスイッチおよびローサイドスイッチをオフして、ハイインピーダンス状態とする。同図(g)、(j)に、ゼロクロス点の検出のために、ハイインピーダンス状態に設定される期間を斜線で示す。ウィンドウ信号WINDOWがハイレベルとなり、コイルLuの一端がハイインピーダンス状態に設定されると、ゼロクロス点の検出が可能となり、逆起検出信号BEMF_EDGEが生成される。逆起検出信号BEMF_EDGEがハイレベルとなると、ウィンドウ生成回路40は、ウィンドウ信号WINDOWをローレベルとする。
図5(a)〜(d)は、ウィンドウ信号WINDOWが生成される様子を示すタイムチャートである。同図(a)は、逆起検出信号BEMF_EDGEを、同図(b)は、パルス信号生成回路42により生成されるパルス信号PULSEを、同図(c)は、カウンタ60により生成されるオープンエッジ信号OPEN_EDGEを、同図(d)は、ウィンドウ信号WINDOWを示す。
逆起検出信号BEMF_EDGEがハイレベルとなると、図3の周波数カウンタ50は、カウントを開始し、次に逆起検出信号BEMF_EDGEがハイレベルとなる時刻までにカウントしたカウント値COUNTを、記憶部52へと出力する。記憶部52には、少なくとも過去1回分のカウント値COUNTが保持される。周波数カウンタ50のカウントに用いたクロックの周期をTckとすると、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1は、Tck×COUNTとなる。演算部54は、過去K回分のカウント値を用いて、パルス信号PULSEの周期Tp2をTp2=Tp1/nとなるように決定する。その結果、図5(b)に示すように、パルス信号生成回路42から出力されるパルス信号PULSEの周期Tp2は、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1の1/nとなる。
図3のカウンタ60は、時刻t0に、ある逆起検出信号BEMF_EDGEがハイレベルとなると、パルス信号生成回路42からのパルス信号PULSEのカウントを開始する。時刻t1に、カウンタ60は、m個のパルス信号PULSEをカウントすると、ハイレベルのオープンエッジ信号OPEN_EDGEを出力する。
ウィンドウ信号出力部62は、時刻t1にオープンエッジ信号OPEN_EDGEがハイレベルとなってから、次に逆起検出信号BEMF_EDGEがハイレベルとなる時刻t2までの期間、ウィンドウ信号WINDOWをハイレベルとする。
このように、本実施の形態に係るモータ駆動回路100では、ゼロクロス点の検出に先立ち、逆起検出回路20から出力される逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1に所定の係数(1−m/n)を乗じた期間、ハイレベルとなるウィンドウ信号WINDOWを生成し、このウィンドウ信号WINDOWがハイレベルとなる期間を、ゼロクロス点検出用の非駆動期間Tp3に設定する。その結果、非駆動期間Tp3を、モータの回転数に応じて適応的に設定することができる。さらに、従来のように非駆動期間を固定した場合では、予め長い非駆動時間を設定する必要があったが、本実施の形態によれば、必要以上に長く設定する必要がなくなるため、モータの駆動電流を滑らかにすることができ、モータから発生する騒音を低減することができる。
さらに、ウィンドウ生成回路40は、ある逆起検出信号BEMF_EDGEが出力されてから、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1に係数(1−m/n)を乗じた期間(Tp2×m)の経過後に、ウィンドウ信号WINDOWをハイレベルとし、その後、逆起検出回路20から、次の逆起検出信号BEMF_EDGEが出力されたことを契機として、ウィンドウ信号WINDOWを、ローレベルとした。その結果、スイッチング回路10uをハイインピーダンス状態とするタイミングを、ゼロクロス点の検出に先立ち、確実に設定することができる。
さらに、実施の形態では、タイミング設定部44において、カウントするパルス信号PULSEの個数mを調節可能とした。その結果、非駆動期間Tp3の長さを、駆動対象のモータの種類などに応じて変更することができ、安定したモータ駆動が実現される。
さらに、実施の形態では、パルス信号生成回路42において、整数Kを調節可能とした。その結果、整数Kを小さく設定した場合には、帰還ループの利得が上がるため、モータの回転数の変動に対する追従性を高く設定することができ、逆に、Kを大きく設定した場合には、帰還ループの利得が下がるため、ループの安定度を高めることができる。したがって、モータの種類や、回転数、駆動方式に応じて、Kの値を設定することにより、最適なモータ駆動を実現することができる。
つぎに、本実施の形態に係るモータ駆動回路100のアプリケーションの例について説明する。図6は、図1のモータ駆動回路100を搭載したディスク装置200の構成を示すブロック図である。ディスク装置200は、CDやDVDなどの光ディスクに対して記録、再生処理を行うユニットであり、CDプレイヤやDVDプレイヤ、パーソナルコンピュータなどの電子機器に搭載される。ディスク装置200は、ピックアップ210、信号処理部212、ディスク214、モータ110、モータ駆動回路100を含む。
ピックアップ210は、ディスク214にレーザを照射して所望のデータを書き込み、あるいは、反射した光を読み込むことによりディスク214に書き込まれたデータを読み出す。信号処理部212は、ピックアップ210により読み書きするデータに対して増幅処理、A/D変換あるいはD/A変換など必要な信号処理を行う。モータ110は、ディスク214を回転させるために設けられたスピンドルモータである。図6に示すようなディスク装置200は、特に小型化が要求されるため、モータ110としてホール素子などを用いないセンサレスタイプが用いられる。本実施の形態に係るモータ駆動回路100は、このようなセンサレスのスピンドルモータを安定に駆動するために好適に用いることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、3相モータを駆動する場合について説明したが、本発明は3相以外のセンサレスモータの駆動にも好適に用いることができる。たとえば、5相モータであってもよい。また、実施の形態では、U相の逆起電圧Vuを中点電圧Vcomと比較してゼロクロス点の検出を行い、さらに非駆動期間において、U相のスイッチング回路10uをハイインピーダンスとする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、U相、V相、W相のそれぞれに逆起検出回路20を設け、逆起検出信号BEMF_EDGEを生成し、それぞれのゼロクロス点の検出に先立って、非駆動期間を設定してもよい。この場合でも、逆起検出信号BEMF_EDGEの周期Tp1に所定の計数を乗じた期間、ウィンドウ信号WINDOWをハイレベルとすればよい。
また、実施の形態では、180度通電のPWM方式によりモータを駆動する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ゼロクロス点の検出のために、スイッチング回路10をハイインピーダンスとする必要があるモータ駆動回路全般に使用することができる。
実施の形態で説明した信号のハイレベル、ローレベルのロジックの設定は一例であって、論理回路ブロックの構成には様々な変形例が考えられ、こうした変形例も本発明の範囲に含まれる。
実施の形態に係るモータ駆動回路の構成を示すブロック図である。 モータ駆動回路の一部の構成例を示すブロック図である。 パルス信号生成回路およびタイミング設定部の構成例を示すブロック図である。 図4(a)〜(l)は、実施の形態に係るモータ駆動回路の動作を示すタイムチャートである。 図5(a)〜(d)は、ウィンドウ信号WINDOWが生成される様子を示すタイムチャートである。 図1のモータ駆動回路を搭載したディスク装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 モータ駆動回路、 10 スイッチング回路、 20 逆起検出回路、 30 スイッチング制御回路、 32 駆動タイミング生成回路、 34 駆動信号合成回路、 40 ウィンドウ生成回路、 42 パルス信号生成回路、 44 タイミング設定部、 50 周波数カウンタ、 52 記憶部、 54 演算部、 56 クロック信号生成部、 60 カウンタ、 62 ウィンドウ信号出力部、 110 モータ、 210 ピックアップ、 212 信号処理部、 214 ディスク。

Claims (14)

  1. 多相モータに駆動電流を供給して駆動するモータ駆動回路であって、
    前記多相モータのコイルごとに設けられ、接続されたコイルの一端に、ハイレベルまたはローレベルの電圧を印加する複数のスイッチング回路と、
    前記多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出回路と、
    前記逆起検出回路から出力される逆起検出信号にもとづき、前記複数のスイッチング回路のスイッチング状態を制御し、前記多相モータのコイルに流れる電流を調節するスイッチング制御回路と、
    前記逆起検出回路によるゼロクロス点の検出に先立ち、前記逆起検出回路から出力される逆起検出信号の周期に所定の係数を乗じた期間、所定レベルとなるウィンドウ信号を出力するウィンドウ生成回路と、
    を備え、
    前記スイッチング制御回路は、前記ウィンドウ生成回路からのウィンドウ信号が、前記所定レベルである期間、前記スイッチング回路のスイッチングを停止し、ハイインピーダンス状態に設定することを特徴とするモータ駆動回路。
  2. 前記ウィンドウ生成回路は、
    前記所定の係数をα(αは、0<α<1を満たす実数)とするとき、
    前記逆起検出回路から、ある逆起検出信号が出力されてから、前記逆起検出信号の周期に係数(1−α)を乗じた期間の経過後に、前記ウィンドウ信号を前記所定レベルとし、
    その後、前記逆起検出回路から、次の逆起検出信号が出力されたことを契機として、前記ウィンドウ信号を、前記所定レベルと異なるレベルとすることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動回路。
  3. 前記ウィンドウ生成回路は、
    前記逆起検出回路から出力される前記逆起検出信号を受け、当該逆起検出信号のn倍(nは2以上の整数)の周波数のパルス信号を生成するパルス信号生成回路と、
    前記逆起検出回路からの前記逆起検出信号と、前記パルス信号生成回路からの前記パルス信号と、を受け、ある逆起検出信号を検出した後、前記パルス信号をm個(mは、m<nを満たす整数)検出すると、前記ウィンドウ信号を前記所定レベルとし、その後、次の逆起検出信号を検出すると、前記ウィンドウ信号を前記所定レベルと異なるレベルとするタイミング設定部と、
    を含むことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動回路。
  4. 前記タイミング設定部は、前記整数mの調節手段を備えることを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動回路。
  5. 前記パルス信号生成回路は、
    前記逆起検出信号の周波数を測定する周波数カウンタと、
    前記周波数カウンタにより測定された周波数のn倍(nは2以上の整数)の周波数のパルス信号を生成するクロック信号生成部と、
    を含むことを特徴とする請求項3または4に記載のモータ駆動回路。
  6. 前記クロック信号生成部は、
    前記周波数カウンタにより測定された過去K回分(Kは1以上の整数)の周波数値を演算し、演算の結果に応じて、生成すべきパルス信号の周波数を設定することを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動回路。
  7. 前記クロック信号生成部は、前記整数Kの調節手段を備えることを特徴とする請求項6に記載のモータ駆動回路。
  8. 前記パルス信号生成回路は、
    過去L回(Lは、L≧Kを満たす整数)分の周波数値を保持する記憶部と、
    前記記憶部に保持された周波数値にもとづき、前記所定の演算を実行する演算部と、
    をさらに含み、
    前記クロック信号生成部は、前記演算部の演算結果に応じた周波数のパルス信号を生成することを特徴とする請求項6に記載のモータ駆動回路。
  9. 前記記憶部は、L段のシフトレジスタであることを特徴とする請求項8に記載のモータ駆動回路。
  10. 前記演算部は、前記記憶部に保持されたL回分の周波数値のうち、最新のK回の周波数値を演算して、前記パルス信号の周波数を決定することを特徴とする請求項8に記載のモータ駆動回路。
  11. 前記タイミング設定部は、
    前記逆起検出回路から出力される逆起検出信号と、前記パルス信号生成回路から出力されるパルス信号と、を受け、ある逆起検出信号を検出した後、前記パルス信号をm個カウントすると、所定レベルとなるオープンエッジ信号を出力するカウンタと、
    前記カウンタから前記所定レベルのオープンエッジ信号が出力されると前記所定レベルとなり、その後、次の逆起検出信号を検出すると、前記所定レベルと異なるレベルとなるウィンドウ信号を出力するウィンドウ信号出力部と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動回路。
  12. 1つの半導体基板上に一体集積化されたことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載のモータ駆動回路。
  13. ディスクを回転させるスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータを駆動する請求項1から11のいずれかに記載のモータ駆動回路と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
  14. 多相モータに駆動電流を供給するモータ駆動方法であって、
    前記多相モータの少なくとも1つのコイルに発生する逆起電圧を、コイルの中点電圧と比較してゼロクロス点を検出し、逆起検出信号を出力する逆起検出ステップと、
    前記逆起検出信号に応じて、前記多相モータの各コイルの一端に、ハイレベルまたはローレベルの電圧を印加し、前記多相モータのコイルに流れる電流を調節するステップと、
    前記逆起検出ステップにおけるゼロクロス点の検出に先立ち、前記逆起検出信号の周期に所定の係数を乗じた期間、前記コイルに接続される回路をハイインピーダンス状態に設定するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
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