JPH0698587A - モータ駆動方法とその回路 - Google Patents

モータ駆動方法とその回路

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JPH0698587A
JPH0698587A JP4341415A JP34141592A JPH0698587A JP H0698587 A JPH0698587 A JP H0698587A JP 4341415 A JP4341415 A JP 4341415A JP 34141592 A JP34141592 A JP 34141592A JP H0698587 A JPH0698587 A JP H0698587A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサレスモータに発生するキックバック電
圧の影響を受けないモータ駆動回路を提供する。 【構成】 モータ駆動回路は,モータの駆動制御データ
に加えてキックバック電圧発生期間を示すデータを記憶
しているメモリ40,モータの回転位置を検出すしアド
レスA7〜A5,A4〜A0を算出する比較回路3,メ
モリ40からのキックバック電圧期間を示す信号S40
1〜S403に応じて比較回路3からの出力を阻止する
ウインドー回路30,メモリ40からの駆動制御データ
を増幅するとともにメモリ40からのキックバック電圧
発生期間を示す制御信号Ucont,Vcont,Wc
ontによってドライバ回路をハイインピーダンスにす
る増幅回路50を有する。排他的論理和回路4,クロッ
ク発生回路5,エッジ抽出回路6,アドレスカウンタ
7,復号回路・加算回路8において,メモリ40から上
記データを読み出す加算上位アドレスAS7〜AS5お
よび加算下位アドレスAS4〜AS0を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータを駆動する方法と
その回路に関するものであり,特に,センサレスモータ
を駆動する方法とその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図15にモータ駆動回路の1例としての
ブラシレスモータ駆動回路を示す。このブラシレスモー
タ駆動回路は,比較回路3,排他的論理和(Exclusive
OR)回路4,クロック発生回路5,エッジ抽出回路6,
アドレスカウンタ7,メモリ9,D/A変換回路10,
および,増幅回路20を有する。ブラシレスモータは,
周波数発生器(FG)またはパルス発生器(PG)を用
いない構造の簡単なモータである(たとえば,特開平1
−126191号公報,参照)。
【0003】U相コイルLU,V相コイルLV,およ
び,W相コイルLWが3相ブラシレスモータの3相のコ
イルであり,このブラシレスモータのロータの回転位置
を検出するため,比較回路31においてコイルの共通端
子の出力電圧SCとU相コイルLUの入力電圧SUとを
比較し、比較回路32においてコイルの共通端子の出力
電圧SCとV相コイルLVの入力電圧SVとを比較し、
比較回路33においてコイルの共通端子の出力電圧SC
とW相コイルLWの入力電圧SWとを比較する。これら
比較回路31〜33で検出した回転位置検出信号を上位
アドレスA7〜A5とする。さらに,排他的論理和回路
4,クロック発生回路5,エッジ抽出回路6およびアド
レスカウンタ7において,ホール素子による回転位置検
出信号より周波数が高いパルスを生成し,下位アドレス
A4〜A0とする。
【0004】メモリ9はリードオンリーメモリ(RO
M)で構成され,このメモリ9には予め3相ブラシレス
モータの各相の駆動制御データ(信号)が記憶されてい
る。メモリ9には,モータの回転位置に対応した上位ア
ドレスA7〜A5と下位アドレスA4〜A0とが印加さ
れ,その回転位置に対応したモータ駆動信号がメモリ9
から読み出される。図16は図15に示したブラシレス
モータ駆動回路におけるメモリ9に印加される上位アド
レスA7〜A5と下位アドレスA4〜A0とよって,メ
モリ9から読み出される1相分(U相分)のブラシレス
モータ駆動データを示す。図示していないが,2相(V
相),3相(W相)の駆動データはそれぞれ,120度
ずれた駆動制御データとして出力される。
【0005】D/A変換回路10においてメモリ9から
読み出されたモータ駆動信号をアナログ信号に変換して
増幅回路20を介して3相ブラシレスモータのU相コイ
ルLU,V相コイルLV,W相コイルLWに印加して,
これらのコイルを付勢してロータを回転させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近,鉄芯型モータを
高速で動作させる場合が多い。この場合,鉄芯型モータ
のコイルインダクタンスによる駆動電流の遅延が問題に
なる。図15に示したブラシレスモータ駆動回路を用い
て鉄芯型モータを駆動する場合,回転検出位置信号に対
してメモリ9の読みだしデータの位相を変化させる必要
がある。しかしながら,メモリ9はROMで構成され,
回転位置検出信号,つまり,アドレスとメモリデータの
読みだし位相が固定されているため,鉄芯型モータの位
相変化に対応できない。鉄芯型モータの位相変化に対応
させるとすれば,アドレスに対するメモリ9内のデータ
を位相ずれ分だけずらしてモータ駆動データをROMに
記憶しなければならず,鉄芯型モータによって固有のイ
ンダクタンス成分を補償するには,個別にROMを製造
せざるを得ず,標準化できず,価格が高くなる。メモリ
9としてROMを用いないで,たとえば,書換え可能な
メモリを用いて構成することも可能であるが,上記位相
ずれがモータ運転中に変動するような場合,たとえば,
モータを可変速度制御する場合にはモータに印加する信
号の周波数の変化に応じて位相ずれが生じ,その位相ず
れを変化させなければならないが,このような場合,書
換え可能なメモリを用いたとしても,その位相変化に応
じた対応ができない。上述した諸問題は,ブラシレスモ
ータ,鉄芯型モータを例示して述べたが,その他のモー
タにおいても,上記同様の問題が起こる。
【0007】またセンサレスモータにおいて,コイルに
流す電流をオフにしたとき,逆起電圧にキックバック電
圧が重畳する。モータの回転制御にはホール素子などの
ロータ回転位置検出センサで検出し,このセンサの読み
からロータの回転位置を算出して上記モータの駆動制御
データが記憶されているメモリのアドレスとして使用す
るが,回転位置センサで検出した逆起電圧にキックバッ
ク電圧が重畳された電圧をそのまま,メモリアクセス用
アドレスとして使用すると,誤動作する。
【0008】本発明はセンサレスモータにおけるキック
バック電圧の影響を排除したモータ駆動回路を提供す
る。また本発明は容易に位相変化または位相シフトに対
応可能なモータ駆動回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決し,上述
した目的を達成するため,本発明の第1の観点によれ
ば,センサレスモータのコイルに発生する逆起電圧に重
畳されるキックバック電圧が発生する期間,センサレス
モータの回転検出信号の入力を禁止し,上記コイルに駆
動制御信号を印加するドライバ回路をハイインピーダン
スにすることを特徴とするモータ駆動方法が提供され
る。
【0010】好適には,回転位置信号に所定の値を加算
し,その加算結果をアドレスとして予めメモリに記憶さ
れたモータの駆動制御データを読みだし,読み出された
駆動制御データを用いてモータを駆動する。また好適に
は,前記メモリには1相分のモータ駆動制御データのみ
を記憶させ,相以降の上記1相に対する位相ずれを前記
所定の値として前記回転位置信号に加算し,2相以降の
モータ駆動制御データを前記メモリから読み出す。特定
的には,上記所定の値として,上記モータの回転数を変
化させる駆動周波数に応じて規定される位相ずれ量とし
て前記回転位置信号に加算する。
【0011】本発明の第2の観点によれば,上記モータ
駆動方法を実施する回路が提供される。すなわち,モー
タの回転位置検出信号をアドレスとして,モータ駆動制
御データを記憶するとともに,そのモータの逆起電圧に
重畳されるキックバック電圧の期間をデータとして記憶
しているメモリと,モータの回転位置を検出するセンサ
からの信号に基づいて前記メモリからモータ駆動制御デ
ータを読み出す基本アドレスを生成する回路と,この基
本アドレス生成回路の後段に設けられ,前記メモリから
キックバック電圧期間データが出力されている期間上記
基本アドレスの出力を阻止するアドレス信号阻止回路
と,上記メモリの後段に設けられ,該メモリから出力さ
れたモータ駆動制御データを上記モータのコイルに印加
するドライバ回路であって,上記メモリからキックバッ
ク電圧期間データが出力されている間,ハイインピーダ
ンスにされるドライバ回路を有するモータ駆動回路が提
供される。
【0012】好適には,このメモリの前段に設けられ,
上記モータ位置検出信号に所定の値を加算し,この加算
結果を新たなアドレスとして前記メモリに印加するアド
レス変化手段をさらに有する。
【0013】
【作用】メモリには固定のモータ駆動制御データを記憶
しておく。モータの回転位置に応じて規定されるアドレ
スによってメモリからモータ駆動制御データが読み出さ
れ,この制御データによってモータが駆動制御される。
センサレスモータの駆動に際して,逆起電圧に重畳され
るキックバック電圧の発生期間は事前に判っているか
ら,その期間をモータの駆動制御データを記憶している
メモリにタイミングデータとして記憶しておく。モータ
の回転位置に応じて定まるアドレスがそのメモリに印加
されると,その回転位置に応じたモータ駆動制御データ
とともに,キックバック電圧発生の有無を示すタイミン
グ信号が出力される。このタイミング信号は,アドレス
信号阻止回路とモータのコイルを駆動するドライバ回路
に印加されて,そのタイミング信号がキックバック電圧
の発生を示す期間,アドレス信号阻止回路は基本アドレ
ス信号の出力を阻止し,ドライバ回路はハイインピーダ
ンスにされてコイルからのキックバック電圧の影響を受
けない。
【0014】位相ずれを調整するには,上記回転位置に
応じて規定されるアドレスに,位相ずれ量に対応する補
正アドレスを加算してメモリに印加する。メモリから読
み出されたモータ駆動制御データは,みかけ上,位相ず
れを補正したモータ駆動制御データとなる。このモータ
駆動制御データを用いてモータを駆動制御すれば,位相
ずれが調整(補正)できる。このように,メモリに記憶
させたモータ駆動制御データは位相ずれに依存せず,固
定にしておくことができる。位相ずれを調整するとき
は,その位相ずれに応じた補正アドレスを加算させれば
よいから,モータの位相ずれ量に応じて容易に対応でき
る。
【0015】この位相ずれ調整機能を利用して,たとえ
ば,3相モータについて,コイル1相分の駆動制御デー
タのみをメモリに記憶させておく。2相コイル,3相コ
イルの駆動制御データは,1相の駆動制御データに対し
ての120度位相ずれ制御データとして規定されるか
ら,2相コイル,3相コイルへの駆動制御データは,上
記位相ずれを示す補正アドレスとしてメモリに印加す
る。これにより,メモリには,1相分の駆動制御データ
を記憶するのみで,3相モータの駆動制御が可能にな
る。
【0016】モータに印加する周波数を変化させてモー
タを可変速度制御する場合,ロータの回転数を変化させ
るその時の周波数に応じて,位相ずれ量が変化する。こ
の位相ずれを補正するには,周波数の値に応じて位相ず
れを規定し,そのときの位相ずれに対応した補正アドレ
スをモータの回転位置によって規定されるアドレスに加
算させる。これにより,モータを可変速度制御する場合
でも,メモリの内容を変化させることなく,かつ,位相
ずれを調整した駆動制御が可能になる。
【0017】
【実施例】図1に本発明のモータ駆動回路の実施例とし
てのブラシレスモータ駆動回路を示す。このブラシレス
モータ駆動回路は,図15に示したブラシレスモータ駆
動回路に類似しているが,図1に示したブラシレスモー
タ駆動回路には,メモリ9の前段に復号回路・加算回路
8が設けられている。つまり,図1に示したブラシレス
モータ駆動回路は,比較回路3,排他的論理和回路4,
クロック発生回路5,エッジ抽出回路6,アドレスカウ
ンタ7,復号回路・加算回路8,メモリ9,D/A変換
回路10,増幅回路20を有する。比較回路3はU相比
較回路31,V相比較回路32,W相比較回路33から
なり、図15を参照した述べたように、U相、V相、W
相の回転位置検出信号を出力する。D/A変換回路10
はU相D/A変換回路11,V相D/A変換回路12,
W相D/A変換回路13からなる。増幅回路20はU相
増幅回路21,V相増幅回路22,W相増幅回路23か
らなり,これらの増幅回路がブラシレスモータのU相コ
イルLU,V相コイルLV,W相コイルLWに接続され
ている。
【0018】図2にクロック発生回路5の回路を示す。
図3に復号回路・加算回路8の回路を示す。図4に加算
回路82内の1つ,第2のフルアダー回路FA1の回路
を示す。図5および図6に図1に示したブラシレスモー
タ駆動回路の動作タイミングを示す。図7および図8に
メモリ9に対する上位アドレスA7〜A5および下位ア
ドレスA4〜A0とメモリ9から読み出されるデータを
示す。
【0019】以下,これらの図面を参照して図1に示し
たブラシレスモータ駆動回路の動作を述べる。まず,メ
モリ9に印加する上位アドレスA7〜A5および下位ア
ドレスA4〜A0の生成(発生)について述べる。U相
比較回路31,V相比較回路32,W相比較回路33か
ら,図5に示すように,それぞれ,120度ずつ位相が
ずれた矩形(パルス)の回転位置検出信号を示す,U相
比較回路出力信号S3U,V相比較回路出力信号S3
V,W相比較回路出力信号S3Wが出力される。
【0020】これらU相比較回路出力信号S3U,V相
比較回路出力信号S3V,W相比較回路出力信号S3W
を排他的論理和回路4において排他的論理和をとると,
図5に示す,ロータの1回転を3分割した120度周期
のパルス信号,排他的論理和信号S4が生成される。エ
ッジ抽出回路6は,図5に示すように,排他的論理和信
号S4のエッジ,つまり,立ち上がりおよび立ち下がり
を抽出してリセット信号RESETを発生し,このリセ
ット信号RESETをアドレスカウンタ7に出力して,
120度周期でアドレスカウンタ7をリセットする。ア
ドレスカウンタ7はエッジ抽出回路6からのリセット信
号RESETに応じてリセットされ,このリセットされ
る期間,クロック発生回路5からのクロックCLOCK
を計数する。
【0021】クロック発生回路5は,排他的論理和信号
S4に基づいて下位アドレスA4〜A0を規定するクロ
ックCLOCKを生成する。クロック発生回路5は図2
に示すように,エッジ抽出回路51,オシレータ52,
分周回路53,第1のカウンタ55,レジスタ56,比
較回路57,第2のカウンタ58,および,ANDゲー
ト59を有する。オシレータ52は排他的論理和信号S
4の周波数に比べて非常に高い周波数で発振している。
このオシレータ52の発振信号を分周回路53において
分周率1/Nで分周し,オシレータ52の発振信号をそ
のまま第2のカウンタ58が計数する。分周回路53で
分周したパルス信号が第1のカウンタ55で計数され
る。第1のカウンタ55の計数値がレジスタ56に出力
される。エッジ抽出回路51はエッジ抽出回路6と同
様,排他的論理和信号S4のエッジ,つまり,変化点を
検出し,この検出タイミングで分周回路53,第1のカ
ウンタ55,および,第2のカウンタ58をリセット
し,レジスタ56に第1のカウンタ55の計数値mを保
持させる。第2のカウンタ58は第1のカウンタ55の
N倍のパルスを計数しており,第1のカウンタ55が計
数値mだけ計数する時間の1/Nの時間でmを計数す
る。比較回路57はレジスタ56の保持値と第2のカウ
ンタ58の計数値が一致したとき,ハイレベルの信号を
ANDゲート59および第2のカウンタ58のリセット
端子に出力する。これにより,第2のカウンタ58はリ
セットされ,ANDゲート59からオシレータ52のパ
ルス信号が,図5に示すクロックCLOCKとして出力
される。エッジ抽出回路51に入力された排他的論理和
信号S4はブラシレスモータのロータの実際の回転を示
している。したがって,排他的論理和信号S4を用いて
クロックCLOCKを生成させていることは,単に下位
アドレスA4〜A0に対応するクロックCLOCKを生
成するだけでなく,実際のモータのロータの回転に同期
させたクロックCLOCKを生成させていること意味し
ている。また,計数値mを用いて正確な内部クロックC
LOCKを生成している。なお,この例においては,下
位アドレスA4〜A0を5ビットととしているので,ク
ロックCLOCKは排他的論理和信号S4の周波数の2
x25 =64倍である。換言すれば,クロックCLOC
Kは排他的論理和信号S4の半周期に25=32クロッ
クを内挿していることになる。
【0022】アドレスカウンタ7はエッジ抽出回路6か
らのリセット信号RESETによってリセットされ,ク
ロック発生回路5からのクロックCLOCKを計数し
て,図5に示すように,下位アドレスA4〜A0を出力
する。この下位アドレスA4〜A0がメモリ9における
メモリアドレスの一部となる。一方,比較回路31〜3
3から出力されたU相比較回路出力信号S3U,V相比
較回路出力信号S3V,W相比較回路出力信号S3Wは
そのまま,上位アドレスA7〜A5として使用される。
【0023】復号回路・加算回路8には,上位アドレス
A7〜A5,下位アドレスA4〜A0,および,位相ず
れを示す加算データAD0〜AD7が印加される。復号
回路・加算回路8は図3に示したように,第1の復号回
路81,加算回路82および第2の復号回路83から構
成されている。第1の復号回路81は加算回路82にお
いて加算データAD0〜AD7との加算を可能にするた
め,一旦,加算データAD0〜AD7と同じ形態の連続
アドレスに復号する。加算回路82において,第1の復
号回路81の復号アドレスと,下位アドレスA4〜A0
とに8ビットの加算データAD0〜AD7が加算され
る。加算回路82は第1のフルアダー回路FA0〜第8
のフルアダー回路FA7が順次,桁上げ可能に接続され
ている。たとえば,第2のフルアダー回路FA1は,図
4に示すように,入力端子Xに下位アドレスA1,入力
端子Yに加算データAD1,桁上げ入力端子Cinに第1
のフルアダー回路FA0の桁上げ信号が印加されてい
る。排他的論理和回路821でこれらの信号の和をと
り,NANDゲート822〜824とNORゲート82
5で桁上げ信号を発生させる。
【0024】加算データAD0〜AD7は鉄芯型モータ
の位相ずれを調整するための位相ずれ量を示す。図5お
よび図6に示した例では,加算データAD0〜AD7と
して〔00000110〕=6(10進数)を設定し
た。このときの位相ずれ量は,
【数1】 360度x6/(6x32)=11.25度(進み位
相) である。加算データAD6は120度,加算データAD
7は240度の位相ずれ量となる。第6のフルアダー回
路FA5〜第8のフルアダー回路FA7の出力は第2の
復号回路83に印加される。第2の復号回路83は第8
のフルアダー回路FA7の桁上げを処理するとともに,
第6のフルアダー回路FA5〜第8のフルアダー回路F
A7の出力を第1の復号回路81に入力される前と同じ
形態の,メモリデータを圧縮する信号に復号する。この
ように,復号回路・加算回路8において上位アドレスA
7〜A5および下位アドレスA4〜A0に位相ずれを示
す加算データAD0〜AD7が加算された加算上位アド
レスAS7〜AS5および加算下位アドレスAS4〜A
S0が出力され,メモリ9に印加される。以上の動作タ
イミングを図6に示す。
【0025】これらの加算上位アドレスAS7〜AS5
および加算下位アドレスAS4〜AS0はそれぞれ,メ
モリ9の上位アドレス,下位アドレスとしてメモリ9に
印加される。メモリ9はROMで構成され,このメモリ
9にはモータの駆動制御データが記憶されている。メモ
リ9からのこれらの加算上位アドレスAS7〜AS5お
よび加算下位アドレスAS4〜AS0で決定されるアド
レスに記憶されているモータ駆動制御データが出力され
る。図6に,比較のため,加算データAD0〜AD7=
0の時にメモリ9から読み出されるモータ駆動制御デー
タの波形(図6(l)〜(n))と,加算データAD0
〜AD7=6(10進)である値のときのメモリ9から
読み出されるモータ駆動制御データの波形(図6(o)
〜(q))を示す。これらの波形から明らかなように,
メモリ9からは加算データAD0〜AD7で指定した位
相だけずれた駆動制御データが読み出される。つまり,
メモリ9に記憶させたモータ駆動制御データは固定のま
までも,鉄芯型モータの位相ずれに応じて加算データA
D0〜AD7を設定して復号回路・加算回路8に印加す
るだけで,位相ずれを調整したモータ駆動制御データが
得られる。図7に図1に示したブラシレスモータ駆動回
路におけるメモリ9におけるアドレスとメモリ記憶デー
タとの関係を示す。図8に図7に示したグラフと,加算
データAD0〜AD7を加算したときのメモリ9から出
力されるメモリデータ,つまり,モータ駆動信号波形を
示す。
【0026】このように位相調整されてメモリ9から出
力された,それぞれ,U相制御ディジタル信号S9U,
V相制御ディジタル信号S9V,W相制御ディジタル信
号S9Wは,U相D/A変換回路11,V相D/A変換
回路12,W相D/A変換回路13においてアナログ信
号に変換されて,対応するU相増幅回路21,V相増幅
回路22,W相増幅回路23を介して,U相コイルL
U,V相コイルLV,W相コイルLWに印加される。こ
れにより,鉄芯型モータの位相ずれを補正した正確な鉄
芯型モータの駆動制御が可能となる。鉄芯型モータの種
類に応じて位相ずれ量は変化する。その場合,位相ずれ
に応じて加算データAD0〜AD7を設定すればよい。
この設定は非常に容易であり,たとえば,鉄芯型モータ
をある装置に組み込んだ後でも容易に設定できる。
【0027】本発明のモータ駆動回路の第2の実施例に
ついて述べる。上述した位相ずれ調整可能なモータ駆動
回路を用いると,メモリ9に1相分のモータ駆動制御デ
ータを記憶させただけで,その他2相分の駆動制御デー
タを得ることができる。たとえば,U相のコイルの駆動
制御データのみをメモリ9に記憶させておく。V相,W
相はU相に対して,それぞれ120度,240度位相ず
れの関係にある。したがって,V相の駆動制御データは
U相に対して120度位相ずれを示す加算データAD6
=1,V相の駆動制御データはU相に対して240度位
相ずれを示す加算データAD7=1とした加算データA
D0〜AD7を設定するのみで,U相の駆動制御データ
のみを記憶させたメモリ9から,それぞれ,V相駆動制
御データ,W相駆動制御データを得ることができる。こ
のように,加算データAD0〜AD7を用いた位相ずれ
調整機能を用いると,メモリ9の記憶容量を減少させる
ことができる。
【0028】本発明のモータ駆動回路の第3の実施例に
ついて述べる。モータを可変速度制御する場合,通常,
モータに印加する駆動信号の周波数を変化させる。モー
タの駆動波形が周波数に応じて変化すると,その位相ず
れも異なる。モータの速度制御を正確に行うには,周波
数の変化に応じて変化する位相ずれも補正することが好
ましい。そのため,加算データAD0〜AD7として,
そのときのモータの駆動周波数に応じた位相ずれ量を復
号回路・加算回路8に設定していく。その結果,正確な
モータの可変速度制御が可能になる。
【0029】図1に示した回路構成は,モータとしてブ
ラシレスモータを例示して述べたが,上述した実施例か
らも明らかなように,本発明のモータ駆動回路はブラシ
レスモータに限定的に適用されるだけでなく,種々のモ
ータの駆動制御に適用できる。また本発明のモータ駆動
回路における加算データAD0〜AD7を用いた位相ず
れ調整機能は,上述した例示,つまり,鉄芯型モータに
おける位相ずれ補正,モータの可変速度制御における位
相ずれ補正,モータ駆動制御データの記憶容量の削減が
限らず,さらにその他の用途に適用できる。
【0030】本発明のモータ駆動回路の第4実施例につ
いて述べる。図9は本発明のモータ駆動回路の第4実施
例としてのセンサレスモータの駆動回路を示し,図10
は図9におけるウインドー回路の回路構成を示し,図1
1は図9におけるドライバ回路を有する増幅回路を示
し,図12〜図14に図9に示したセンサレスモータ駆
動回路の動作タイミングを示す。
【0031】図9に示したセンサレスモータ駆動回路
は,図1に示したブラシレスモータ駆動回路に類似して
いるが,比較回路3と排他的論理和回路4および復号回
路・加算回路8との間に基本アドレス信号阻止回路とし
てのウインドー回路30が付加され,モータ駆動制御デ
ータのみを記憶しているメモリ9に代えてモータ駆動制
御データに加えてキックバック電圧発生タイミング信号
を記憶しているメモリ40が設けられ,増幅回路20に
代えて増幅回路50が設けられている。つまり,図9に
示したセンサレスモータ駆動回路は,U相比較回路3
1,V相比較回路32,W相比較回路33からなる比較
回路3,ウインドー回路30,排他的論理和回路4,ク
ロック発生回路5,エッジ抽出回路6,アドレスカウン
タ7,復号回路・加算回路8,メモリ40,U相D/A
変換回路11,V相D/A変換回路12,W相D/A変
換回路13からなるD/A変換回路10,および増幅回
路50で構成されている。比較回路3,排他的論理和回
路4,クロック発生回路5,エッジ抽出回路6,アドレ
スカウンタ7および復号回路・加算回路8の動作は上述
した図1における動作と同様である。
【0032】ウインドー回路30はU相ウインドー回路
30U,V相ウインドー回路30V,W相ウインドー回
路30Wからなり,これらの回路構成を図10に示す。
たとえば,U相ウインドー回路30Uは,インバータ3
01,第1および第2のANDゲート302,303,
および,ORゲート304が図示のごとく接続されてい
る。インバータ301および第1のANDゲート302
の第2の入力端子には,後述するメモリ40からU相キ
ックバック電圧出力禁止信号S401が印加され,第1
のANDゲート302の第1の入力端子にはU相比較回
路31からのU相比較回路出力信号S3Uが印加されて
いる。U相キックバック電圧出力禁止信号S401がハ
イレベルのときはU相比較回路出力信号S3UはAND
ゲート302からORゲート304に出力され,U相出
力信号S30Uとして出力される。しかしながら,U相
キックバック電圧出力禁止信号S401がローレベルの
ときはU相比較回路出力信号S3UはANDゲート30
2にからORゲート304には出力されない。このとき
はU相キックバック電圧出力禁止信号S401がハイレ
ベルからローレベルに切り換わるときのORゲート30
4の出力が第2のANDゲート303を介して,ORゲ
ート304から出力される。つまり,U相ウインドー回
路30Uはメモリ40から出力されるU相キックバック
電圧出力禁止信号S401がハイレベルのときは,U相
比較回路31から出力されるU相比較回路出力信号S3
Uをそのまま出力するが,逆起電圧にキックバック電圧
が重畳されている期間を示すメモリ40からのU相キッ
クバック電圧出力禁止信号S401がローレベルの間
は,U相キックバック電圧出力禁止信号S401がロー
レベルになった直前のU相比較回路出力信号S3Uの出
力を出力し続ける。すなわち,U相比較回路出力信号S
3Uとして,逆起電圧にキックバック電圧が重畳されて
いても,U相ウインドー回路30Uからそのキックバッ
ク電圧は出力されない。その結果,キックバック電圧に
起因する誤動作が防止できる。
【0033】V相ウインドー回路30VおよびW相ウイ
ンドー回路30Wの動作も上記,U相ウインドー回路3
0Uと同様である。したがって,ウインドー回路30か
らはキックバック電圧は出力されず,コイルに発生する
逆起電圧のみが出力される。
【0034】メモリ40は,図12(l)〜(n),
(o)〜(q),(r)〜(t),図13(l)〜
(n),(o)〜(q),(r)〜(t),および,図
14に示すように,U相,V相,W相についてそれぞれ
のU相D/A変換回路11,V相D/A変換回路12,
W相D/A変換回路13に出力する駆動制御データS4
0U,S40V,S40W,U相ウインドー回路30
U,V相ウインドー回路30V,W相ウインドー回路3
0Wに出力するU相キックバック電圧出力禁止信号S4
01,V相キックバック電圧出力禁止信号S402,W
相キックバック電圧出力禁止信号S403,U相増幅回
路50U,V相増幅回路50V,W相増幅回路50Wに
出力するU相出力制御信号Ucont,V相出力制御信
号Vcont,W相出力制御信号Vcontを記憶して
いる。U相について例示すると,U相駆動制御データS
40Uは図1を参照して述べた第1実施例におけるメモ
リ9に記憶させている駆動制御データと同じである。こ
の駆動制御データS40Uの波形に対応させて,センサ
レスモータにおけるコイルに流す電流をオフにしたとき
に逆起電圧に重畳されるキックバック電圧が発生する期
間を示す,論理「0」(データ「0」)のU相キックバ
ック電圧出力禁止信号S401および論理「1」(デー
タ「1」)のU相出力制御信号Ucontがメモリ40
に記憶されている。復号回路・加算回路8から加算上位
アドレスAS7〜AS5および加算下位アドレスAS4
〜AS0がメモリ40に印加されると,上記駆動制御デ
ータ,U相キックバック電圧出力禁止信号S401,U
相出力制御信号Ucontがメモリ40から出力され
る。V相,W相についてもU相と同様に,駆動制御デー
タS40V,S40W,V相,W相キックバック電圧出
力禁止信号S402,S403,および,V相,W相出
力制御信号Vcont,Wcontが出力される。
【0035】モータ駆動制御データS40U,S40
V,S40Wはそれぞれ,U相D/A変換回路11,V
相D/A変換回路12,W相D/A変換回路13におい
て,アナログ信号に変換される。U相D/A変換回路1
1,V相D/A変換回路12,W相D/A変換回路13
からの出力信号S11,S12,S13はそれぞれ増幅
回路50内のU相増幅回路50U,V相増幅回路50
V,W相増幅回路50Wにおいて増幅されてU相コイル
LU,V相コイルLV,W相コイルLWに印加される。
【0036】図11にU相増幅回路50U,V相増幅回
路50V,W相増幅回路50Wの回路構成を示す。U相
増幅回路50Uを例示する。U相増幅回路50Uは,増
幅回路511,スイッチ回路512,トランジスタが直
列接続されたドライバ回路513を有する。増幅回路5
11はU相D/A変換回路11からのU相ディジタル制
御信号S11を所定の利得で増幅する。スイッチ回路5
12はメモリ40からのU相出力制御信号Ucontが
ハイレベルのときはクローズし増幅回路511において
増幅された信号をドライバ回路513を介してU相コイ
ルLUに印加する。一方,メモリ40からのU相出力制
御信号Ucontがハイレベルのときはスイッチ回路5
12はオープンとなり,ドライバ回路513の入力端子
をハイインピーダンス状態にする。つまり,キックバッ
ク電圧が発生しないときはU相出力制御信号Ucont
はハイレベルであるから,U相ディジタル制御信号S1
1からの信号は増幅回路511において増幅された駆動
信号がU相コイルLUに印加されるが,U相出力制御信
号Ucontがハイレベルのキックバック電圧が発生す
る期間にはドライバ回路513の入力端子はハイインピ
ーダンスになる。
【0037】位相差はあるが,V相,W相増幅回路50
V,50Wについても,上記U相増幅回路50Uと同様
に動作する。したがって,キックバック電圧が発生する
ときは,それぞれU相増幅回路50U,V相増幅回路5
0V,W相増幅回路50Wはハイインピーダンスとな
り,U相コイルLU,V相コイルLV,W相コイルLW
に発生するキックバック電圧の影響を受けない。図12
〜図14に図9に示したセンサレスモータ駆動回路の動
作タイミングを示す。
【0038】図9には,図1に示した復号回路・加算回
路8を有するブラシレスモータ駆動回路にウインドー回
路30を付加し,メモリ9をメモリ40に代えて,増幅
回路20に代えて,図11に示したようにU相出力制御
信号Ucontなどでハイインピーダンスとなる回路構
成のU相増幅回路50U,V相増幅回路50V,W相増
幅回路50Wからなる増幅回路50を設けた回路構成を
示したが,加算データAD0〜AD7を用いた位相ずれ
補正が必要ないときは,図9に示した復号回路・加算回
路8を除去することができる。
【0039】一方,図9に示した復号回路・加算回路8
を有するモータ駆動回路においては,上述したキックバ
ック電圧調整機能に加えて,上記第1〜第3実施例とし
て示した,位相調整機能を用いた種々の機能を行うこと
ができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のモータ駆動回路によれば,セン
サレスモータにおけるキックバック電圧の影響を受けな
い,正確な駆動制御が可能となる。また本発明のモータ
駆動回路によれば,メモリに記憶させたモータ駆動制御
データを位相ずれを考慮した状態で提供できる。またこ
の位相ずれ調整機能を用いると,メモリに記憶させる駆
動制御データの記憶容量を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動回路の第1実施例としての
ブラシレスモータ駆動回路の回路構成図である。
【図2】図1に示したクロック発生回路の回路図であ
る。
【図3】図1に示した復号回路・加算回路の回路図であ
る。
【図4】図3に示した加算回路の回路図である。
【図5】図1に示したブラシレスモータ駆動回路の第1
の動作タイミング図である。
【図6】図1に示したブラシレスモータ駆動回路の第2
の動作タイミング図である。
【図7】図1に示したブラシレスモータ駆動回路におけ
るアドレスとメモリ内データとの関係を示すグラフであ
る。
【図8】図1に示したブラシレスモータ駆動回路におけ
るメモリ内データとアクセスデータとの関係を示すタイ
ミング図である。
【図9】本発明のモータ駆動回路のタイミング実施例と
してのセンサレスモータ駆動回路の回路構成図である。
【図10】図9に示したウインドー回路の回路構成図で
ある。
【図11】図9に示した増幅回路の回路構成図である。
【図12】図9に示したセンサレスモータ駆動回路の第
1の動作タイミング図である。
【図13】図9に示したセンサレスモータ駆動回路の第
2の動作タイミング図である。
【図14】図9に示したセンサレスモータ駆動回路にお
けるメモリ内データとアクセスデータとの関係を示すタ
イミング図である。
【図15】先行技術としてのブラシレスモータ駆動回路
の回路構成図である。
【図16】図15に示したブラシレスモータ駆動回路の
動作タイミング図である。
【符号の説明】 3・・比較回路 4・・排他的論理和回路 5・・クロック発生回路 6・・エッジ抽出回路 7・・アドレスカウンタ 8・・復号回路・加算回路 9・・メモリ 10・・D/A変換回路 11,12,13・・U相,V相,W相D/A変換回路 20・・増幅回路 21,22,23・・U相,V相,W相増幅回路 31,32,33・・U相,V相,W相比較回路 30・・ウインドー回路 30U,30V,30W・・U相,V相,W相ウインド
ー回路 40・・メモリ 50・・増幅回路 50U,50V,50W・・U相,V相,W相増幅回路 51・・エッジ抽出回路 52・・オシレータ 53・・分周回路 55・・第1のカウンタ 56・・レジスタ 57・・比較回路 58・・第2のカウンタ 59・・ANDゲート 81・・第1の復号回路 82・・加算回路 83・・第2の復号回路 821・・排他的論理和回路 822〜824・・NANDゲート 825・・NORゲート LU,LV,LW・・U相,V相,W相コイル FA0〜FA7・・第1〜第8のフルアダー回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータのコイルに発生する逆起電圧に重畳
    されるキックバック電圧が発生する期間,センサレスモ
    ータの回転検出信号の入力を禁止し,上記コイルに駆動
    制御信号を印加するドライバ回路をハイインピーダンス
    にすることを特徴とするモータ駆動方法。
  2. 【請求項2】回転位置信号に所定の値を加算し, その加算結果をアドレスとして予めメモリに記憶された
    モータの駆動制御データを読みだし, 読み出された駆動制御データを用いてモータを駆動する
    請求項1記載のモータ駆動方法。
  3. 【請求項3】前記メモリには1相分のモータ駆動制御デ
    ータのみを記憶させ, 2相以降の上記1相に対する位相ずれを前記所定の値と
    して前記回転位置信号に加算し,2相以降のモータ駆動
    制御データを前記メモリから読み出す請求項2記載のモ
    ータ駆動方法。
  4. 【請求項4】上記所定の値として,上記モータの回転数
    を変化させる駆動周波数に応じて規定される位相ずれ量
    として前記回転位置信号に加算する請求項2記載のモー
    タ駆動方法。
  5. 【請求項5】モータの回転位置検出信号をアドレスとし
    て,モータ駆動制御データを記憶するとともに,そのモ
    ータの逆起電圧に重畳されるキックバック電圧の期間を
    データとして記憶しているメモリと, モータの回転位置を検出するセンサからの信号に基づい
    て前記メモリからモータ駆動制御データを読み出す基本
    アドレスを生成する回路と, この基本アドレス生成回路の後段に設けられ,前記メモ
    リからキックバック電圧期間データが出力されている期
    間上記基本アドレスの出力を阻止するアドレス信号阻止
    回路と, 上記メモリの後段に設けられ,該メモリから出力された
    モータ駆動制御データを上記モータのコイルに印加する
    ドライバ回路であって,上記メモリからキックバック電
    圧期間データが出力されている間,ハイインピーダンス
    にされるドライバ回路を有するモータ駆動回路。
  6. 【請求項6】このメモリの前段に設けられ,上記モータ
    位置検出信号に所定の値を加算し,この加算結果を新た
    なアドレスとして前記メモリに印加するアドレス変化手
    段をさらに有する請求項5記載のモータ駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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