JP2007266951A - アナログデジタル変換装置 - Google Patents

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利光 岡田
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Abstract

【課題】 、十分なノイズレベルを有するアナログデジタル変換装置を提供する。
【解決手段】 mビットのアナロクデジタル変換部12と、アナログ入力信号Vinに、振幅がアナロクデジタル変換部12の階調の1LSBより小さく、且つ周期がアナロクデジタル変換部のサンプリング周期の2(nは自然数)倍の階段波Vstepを重畳し、アナロクデジタル変換部12に供給する階段波重畳手段11と、アナロクデジタル変換部12の出力を階段波Vstepの周期Tで平均化する出力平均化手段13とを具備する。
(m+n)ビットの階調と、使用環境の変動による変換誤差のない出力Voutを得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログデジタル変換装置に関する。
従来、超高速のアナログデジタル変換器として、複数のコンパレータを用いてアナログ入力信号を基準値と比較し、比較結果をデジタル信号に変換する並列比較型のアナログデジタル変換器が用いられている。
しかし、並列比較型のアナログデジタル変換器はビット数を増加させると必然的にコンパレータの数が増大するので、半導体集積装置のチップ面積が増大し、コストの上昇を招くという問題がある。
例えば、並列比較型のアナログデジタル変換器のビット数を8ビットから10ビットに増やすと、必要なコンパレータの数は4倍に増加する。
これに対して、コンパレータの数を増やさずに、ビット数を増やした並列比較型のアナログデジタル変換装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたアナログデジタル変換装置は、アナログ入力信号に三角波または鋸波を重畳する重畳回路と、並列比較型のアナログデジタル変換器と、アナログデジタル変換器の出力を平均化する平均化回路とを具備している。
三角波の周期をアナログデジタル変換器のサンプリング周期の整数倍とし、三角波の周期の1/2の周期でアナログデジタル変換器の出力を加算することにより、並列比較型のアナログデジタル変換器のビット数よりも多いビット数の出力を得ている。
しかしながら、特許文献1に開示されたアナログデジタル変換装置は、使用環境、例えば装置の温度や電源電圧の変動により、サンプリングのタイミングがずれると変換誤差が生じるという問題がある。
その結果、アナログデジタル変換装置のビット数が増加しても、変換誤差により十分なノイズレベルが得られなくなり、例えば画像データのSN比が劣化して高品質の画像が得られないという問題がある。
特開平5−276042号公報
本発明は、十分なノイズレベルを有するアナログデジタル変換装置を提供する。
本発明の一態様のアナログデジタル変換装置は、mビットのアナロクデジタル変換部と、アナログ入力信号に、振幅が前記アナロクデジタル変換部の階調の1LSBより小さく、且つ周期が前記アナロクデジタル変換部のサンプリング周期の2(nは自然数)倍の階段波を重畳し、前記アナロクデジタル変換部に供給する階段波重畳手段と、前記アナロクデジタル変換部の出力を前記階段波の周期で平均化する出力平均化手段とを具備することを特徴としている。
本発明によれば、十分なノイズレベルを有するアナログデジタル変換装置が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換装置について、図1乃至図12を用いて説明する。図1はアナログデジタル変換装置の構成を示すブロック図、図2は階段波を示す図、図3は階段波重畳手段の構成を示す回路図、図4は階段波重畳手段の動作を示すタイミングチャート、図5はアナログデジタル変換部の構成を示す回路図、図6乃至図9はアナログデジタル変換部の動作を示すタイミングチャート、図10は出力平均化手段の構成を示すブロック図、図11は出力平均化手段の動作を示す図、図12は本実施例の効果を従来例と比較して示す図で、図12(a)は本実施例を示す図、図12(b)が従来例を示す図である。
本実施例は、m=8ビットのアナログデジタル変換部を用いて、n=2ビット多いm+n=10ビットの変換出力が得られるアナログデジタル変換装置の例である。
図1に示すように、本実施例のアナログデジタル変換装置10は、アナログ入力信号Vinに増加ビット数n=2に対応した階段波Vstepを重畳する階段波重畳手段11と、階段波重畳アナログ入力信号Vinsを8ビットのデジタル信号に変換する並列比較型のアナログデジタル変換部12と、アナログデジタル変換部12の出力を階段波Vstepの周期で平均化する出力平均化手段13とを具備している。
更に、階段波重畳手段11、アナログデジタル変換部12、出力平均化手段13にクロック信号CLKを供給するクロック信号発生部14と、出力平均化手段13の出力をラッチして外部へ供給するためのラッチ15とを具備している。
図2に示すように、mビットのアナログデジタル変換部12を用いて、(m+n)ビットの変換出力を得るために、階段波Vstepの振幅をアナログデジタル変換部12の階調(2)の1LSBより小さい、1LSB×(2−1)/2に設定し、階段波Vstepの周期Tをアナログデジタル変換部12のサンプリング周期τの2倍、T=4τに設定し、階段波Vstepの段数を2段にするのが適している。
これにより、階段波Vstepの1段の周期が、アナログデジタル変換部12のサンプリング周期τと等しく設定される。
具体的には、8ビットのアナログデジタル変換部12の1LSBはアナログデジタル変換部12のフルスケールの1/256であり、階段波Vstepの振幅を3/4LSBに、階段波Vstepの段数をaからdの4段に設定する。
本明細書では、階段波の段数とは、階段波の振幅が一定の部分aからdの数を意味している。
図3に示すように、階段波重畳手段11はアナログ入力信号Vinが入力されるバッファ20と、バッファ20の出力端に抵抗Rを介して接続された階段波発生部21とを具備している。
階段波発生部21は、所定の電流Ioを出力する定電流源22と、電流2Ioを出力する定電流源23と、電流3Ioを出力する定電流源24と、切替え器25とを具備している。
切替え器25の端子25aは開放(即ち電流が0の定電流源に接続)され、端子25bは定電流源22に接続され、端子25cは定電流源23に接続され、端子25dは定電流源24に接続されている。
切替え器25はクロック信号CLKに同期して、接点25aから25dの開閉をこの順に周期的に実行する。
切替え器25はスイッチング素子として、例えば複数のn型の絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下、MOSトランジスタという)を有している。
クロック信号CLKの立ち上がりで、接点25aから接点25dに相当するMOSトランジスタのゲートに電圧を印加することにより、接点25aから接点25dがこの順に開閉される。
接点25aから接点25dの開閉に応じて、抵抗Rに流れる電流Iは0、Io、2Io、3Ioと階段状に変化するので、抵抗Rの電圧降下R×Iにより階段波Vstepが発生し、同時にアナログ入力信号Vinに重畳される。
これにより、階段波重畳アナログ入力信号Vins=Vin−Vstep=Vin−R×Iがアナロクデジタル変換部12へ供給される。
ここで、階段波重畳手段11の出力インピターンスは非常に高い(数MΩ以上)ので、抵抗Rを小さく(数Ω〜数十Ω)設定することにより、アナログ入力信号Vinの振幅の減衰や周波数特性の劣化を抑え、波形の鈍化や段差のバラツキの少ない階段波Vstepが得られる。従って、精度の高い階段波重畳アナログ入力信号Vinsが得られる。
図4に示すように、時刻t1から時刻t4のクロック信号CLKの立ち上がりで、切替え器25の接点25aから接点25dがそれぞれ選択され、階段波Vstepの1段目aから4段目dがそれぞれ発生する。同様に、時刻t5から時刻t8のクロック信号CLKの立ち上がりで、階段波Vstepが繰り返し発生する。
アナログ入力信号Vinは、例えば水平同期信号に同期して矩形状に変化する映像信号である。矩形状のアナログ入力信号Vinに階段波Vstepが重畳されて、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが得られる。
図5に示すように、アナログデジタル変換部12は、基準電圧Vrefと、基準電圧Vrefに直列接続された値の等しい抵抗R1〜R256と、階段波重畳アナログ入力信号Vinsと抵抗R1〜R256で分圧された基準電圧Vref1〜Vref255とをそれぞれ比較するコンパレータCp1〜Cp255と、コンパレータCp1〜Cp255の出力であるグレイコードを8ビットのバイナリコードに変換して出力平均化手段13に供給する符号化器30とを具備している。
8ビットのアナログデジタル変換部12の階調は256であるから、例えば1LSBを0.01Vに設定する場合には、基準電圧Vrefを2.56Vに設定する。
コンパレータCp1〜Cp255は、階段波重畳アナログ入力信号Vinsがそれぞれの基準電圧Vref1〜Vref255より大きいときに1を出力し、小さいときに0を出力する。
例えば、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが1Vの場合に、コンパレータCp1〜Cp100が1を出力し、コンパレータCp101〜Cp255が0を出力する。
符号化器30は、グレイ・バイナリエンコーダ(図示せず)と、エンコーダ出力をラッチするラッチ回路(図示せず)とを具備している。
図6乃至図9は、アナログデジタル変換部12の動作を示すタイミングチャートで、クロック信号CLKに同期したサンプリング信号Vsplの立ち上がりで階段波重畳アナログ入力信号Vinsが基準電圧Vrefと比較される(図の白丸)。
図6に示すように、サンプリング時刻ts1において、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが基準電圧Vref100、例えば1Vと基準電圧Vref100+1LSBとの間にある場合に、コンパレータCp1〜Cp100はそれぞれ1を主力し、コンパレータCp101〜CP255はそれぞれ0を出力する。
サンプリング時刻ts2〜ts4では、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが基準電圧Vref100より小さいので、コンパレータCp1〜Cp99はそれぞれ1を出力し、コンパレータCp100〜Cp255はそれぞれ0を出力する。
サンプリング時刻ts1〜ts4でのコンパレータCp100の出力は“1000”となり、階段波Vstepの周期Tで出力を平均化すると0.25が得られる。
これから、入力信号Vinは基準電圧Vref100と基準電圧Vref100+0.25LSBとの間にあると判断されるので、入力信号Vinは基準電圧Vref100+0.25LSBと判定する。
同様に、図7に示すように、サンプリング時刻t1およびt2において、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが基準電圧Vref100と基準電圧Vref100+1LSBとの間にある場合に、サンプリング時刻ts1〜ts4におけるコンパレータCp100の出力は、“1100”となり、階段波Vstepの周期Tで出力を平均化すると0.50が得られる。
これから、入力信号Vinは基準電圧Vref100+0.25LSBと基準電圧Vref100+0.5LSBの間にあると判断されるので、入力信号Vinは基準電圧Vref1+0.5LSBと判定する。
更に、図8に示すように、サンプリング時刻t1〜t3において、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが基準電圧Vref100と基準電圧Vref100+1LSBとの間にある場合に、サンプリング時刻ts1〜ts4におけるコンパレータCp100の出力は、“1110”となり、階段波Vstepの周期Tで出力を平均化すると0.75が得られる。
これから、入力信号Vinは基準電圧Vref100+0.5LSBと基準電圧Vref100+0.75LSBの間にあると判断されるので、入力信号Vinは基準電圧Vref1+0.75LSBと判定する。
一方、図6乃至図8のいずれにおいても、アナログ入力信号Vinに階段波Vstepを重畳しない場合には、アナログ入力信号Vinは基準電圧Vref100と基準電圧Vref100+1LSBとの間にあると判断されるので、入力信号Vinは基準電圧Vref100に等しいと判定されてしまう。
また、図9に示すように、サンプリング時刻ts1〜ts4において、階段波重畳アナログ入力信号Vinsが基準電圧Vref100より大きい場合には、サンプリング時刻ts1〜ts4におけるコンパレータCp100の出力は、“1111”となり、階段波Vstepの周期Tで出力を平均すると1が得られる。
これから、入力信号Vinは基準電圧Vref1+0.75LSBと基準電圧Vref1+1LSBの間にあると判断されるので、入力信号Vinは基準電圧Vref1+1LSBと判定する。
これにより、アナログ入力電圧Vinを0.25LSBの階調でデジタル変換することが可能である。
図10に示すように、出力平均化手段13はアナログデジタル変換部12の8ビットの出力を記憶する第1記憶部40と、階段波Vstepの周期Tでアナログデジタル変換部12の下位1ビットの出力をそれぞれ記憶する第2記憶部41a〜41dとを具備している。
更に、第2記憶部41a〜41dに記憶された出力を加算する加算器42と、第1記憶部に記憶された8ビットの出力を上位ビットとし、加算器42の2ビットの出力を下位ビットとして連接し、10ビットの出力を生成するビット連接部43とを具備している。
ビット連接部43の出力は、階段波Vstepの周期Tでラッチ15にラッチされて外部に出力される。
出力平均化手段13は、従来例に比べて、使用するメモリ容量を少なくすることができるので、集積化するのにより適している。
具体的には、図11(a)に示すように、例えば基準電圧Vref100=1V、アナログ入力信号Vin=1.0025Vの場合に、サンプリング時刻ts1でアナログデジタル変換された8ビットの出力44は“01100101”となり、下位1ビット“1”が第2記憶部41aに記憶される。
サンプリング時刻ts2〜ts4でアナログデジタル変換された8ビットの出力45〜47はそれぞれ“01100100”となり、それぞれの下位1ビット “0”が第2記憶部41b〜41dにそれぞれ記憶される。
更に、サンプリング時刻ts4での8ビットの出力47が第1記憶部40に記憶される。
次に、加算器42で第2記憶部41a〜41dに記憶された出力が加算され、加算出力42aとして“01”が得られる。
次に、ビット連接部43で8ビットの出力40を上位ビットとし、2ビットの出力42aを下位ビットとして連接すると、10ビットのデジタル変換出力43として“0110010001”が得られる。
同様に、図11(b)に示すように、アナログ入力信号Vin=1.0050Vの場合に、加算出力42bとして“10”が得られ、8ビットの出力40と2ビットの出力42bを連接すると、10ビットのデジタル変換出力43として“0110010010”が得られる。
同様に、図11(c)に示すように、アナログ入力信号Vin=1.0075Vの場合に、加算出力42cとして“11”が得られ、8ビットの出力40と2ビットの出力42cを連接すると、10ビットのデジタル変換出力43として“0110010011”が得られる。
デジタル変換出力43はアナログ入力信号Vinの4倍に相当しているので、デジタル変換出力43を4で割ることにより、10ビットの階調を有するアナログ入力信号Vinのデジタル変換出力が得られる。
図12は、本実施例のアナログデジタル変換装置10の効果を従来例と比較して示す図で、図12(a)が本実施例の場合、図12(b)が従来例の場合である。
図12(a)に示すように、本実施例ではサンプリング時刻ts1〜ts4でサンプリング信号Vspl1の立ち上がりで階段波重畳アナログ入力信号Vinsと基準電圧Vref100が比較される(図の白丸)。
これにより、サンプリング時刻ts1〜ts4におけるコンパレータCp100の出力として、“1100”が得られる。この平均値は0.5であるのでVin=Vref100+0.5LSBと判定される。
アナログデジタル変換装置10の使用環境、例えば器機の温度変動やバッテリー電源電圧の低下などによりサンプリング信号Vspl1のデューティが変わった場合に、時刻δだけずれたサンプリング信号Vspl2の立ち上がりで階段波重畳アナログ入力信号Vinsと基準電圧Vref100が比較される(図の黒丸)。
その間、階段波重畳アナログ入力信号Vinsは同じ値を維持しているので、サンプリング信号Vspl1とサンプリング信号Vspl2とで同じ出力“1100”が得られ、使用環境が変動しても変換誤差を生じない。
一方、図12(b)に示すように、従来の鋸波を重畳したアナログ入力信号Vinnでは、サンプリング信号Vspl1の立ち上がりで鋸波重畳アナログ入力信号Vinnと基準電圧Vref100が比較され(図の白丸)、時刻δだけずれたサンプリング信号Vspl2の立ち上がりで鋸波重畳アナログ入力信号Vinnと基準電圧Vref100が比較される(図の黒丸)。
その間、鋸波重畳アナログ入力信号Vinnは値が変化してしまうので、サンプリング信号Vspl1とサンプリング信号Vspl2とで異なる出力 “1100”と “1000”が得られ、使用環境の変動により変換誤差が生じる。
従って、本実施例では従来例に比べて変換誤差によるノイズがなく、高品質の画像データを得ることが可能である。
図13は本実施例のアナログデジタル変換装置10が同一半導体チップ上にモノリシックに集積して形成された半導体集積装置を示す図である。
図13に示すように、半導体集積装置60は、階段波重畳手段11と、アナロクデジタル変換部12と、出力平均化手段13と、クロック信号発生部14およびラッチ15が同一半導体チップ61上にモノリシックに集積して形成されている。
更に、半導体チップ61上には半導体集積装置60を外部に接続するためのボンディングパッド62a〜62dが形成されており、ボンディングパッド62aを介して半導体集積装置60に電源Vddが供給され、ボンディングパッド62bを介して共通電位GNDに接続されている。
また、ボンディングパッド62cを介してアナログ入力信号Vinが階段波重畳手段11に入力され、ボンディングパッド62d〜62eを介して10ビットの階調を有する出力が外部に供給される。
以上説明したように、本実施例のアナログデジタル変換装置10は、入力信号Vinに階段波Vstepを重畳し、アナログデジタル変換部12の出力を階段波Vstepの周期Tで平均化している。
その結果、外部環境の変動による変換誤差を含ないので、アナログデジタル変換部12よりビット数が多く、且つ十分なノイズレベルを有するアナログデジタル変換装置10が得られる。従って、画像データのS/N比が向上し、高品質の画像を得ることができる。
ここでは階段波Vstepが降順である場合について説明したが、昇順であっても構わない。
また、アナログデジタル変換部12のビット数mが8、増加ビット数nが2の場合について説明したが、n<mの範囲であれば特に限定されない。
図14は本発明の実施例2に係るアナログデジタル変換装置の要部の構成を示す回路図である。本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、階段波Vstepを基準電圧Vrefに重畳するようにしたことにある。
即ち、図14に示すように、本実施例のアナログデジタル変換装置70は一端が階段波重畳手段11に共通接続され、他端がアナログデジタル変換部12のコンパレータCp1〜Cp255の基準電圧入力端子にそれぞれ接続されたキャパシタンスC1〜C255を具備している。
階段波重畳手段11のアナログ入力信号入力端子71は、階段波Vstepを発生させるために基準電圧Vrefに接続されている。
キャパシタンスC1〜C255は交流成分を通過させ直流成分を阻止するので、階段波Vstepの交流成分がコンパレータCp1〜Cp255の基準電圧Vref1〜Vref255にそれぞれ加算され、階段波重畳基準電圧Vref1s〜Vref255sが得られる。
キャパシタンスC1〜C255のインピーダンスを十分小さくし、抵抗R1〜R256のインピーダンスを十分大きくしておくことが好ましい。これにより、抵抗R1〜R256による階段波Vstepの減衰を防止することができる。
以上説明したように、本実施例のアナログデジタル変換装置70は、階段波Vstepを基準電圧Vrefに重畳しているので、アナログ入力信号Vinが階段波重畳手段11によって影響されない利点がある。
図15は本発明の実施例3に係るアナログデジタル変換装置の要部の構成を示す回路図である。本実施例において、上記実施例1と同一の構成部分には同一符号を付してその説明は省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施例が実施例1と異なる点は、アナログ入力信号Vinに階段波Vstepを重畳するか否かを選択できるようにしたことにある。
即ち、図15に示すように、本実施例のアナログデジタル変換装置80の階段波重畳手段81は、抵抗Rと階段波発生部21との間に接続されたスイッチ82を具備している。選択信号入力端子83を介して外部から入力される選択信号により、スイッチ82はオンまたはオフされる。
スイッチ82がオンの場合に、アナログ入力信号Vinに階段波Vstepが重畳され、m+nビットの階調と、十分なノイズレベルを有するアナログデジタル変換装置80aとして機能する。
一方、スイッチ82がオフの場合は、本来のmビットのアナログデジタル変換装置80bとして機能する。
スイッチ82はスイッチング素子として、例えばMOSトランジスタ(図示せず)を有し、MOSトランジスタのゲートに電圧を印加することによりオンまたはオフされる。
以上説明したように、本実施例のアナログデジタル変換装置80はアナログ入力信号Vinに階段波Vstepを重畳するか否かを選択するスイッチ82を有している。
これにより、使用者の要求に応じてm+nビットの階調と、十分なノイズレベルを有するアナログデジタル変換装置80aまたは本来のmビットのアナログデジタル変換装置80bとして使い分けることができる利点がある。
本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る階段波を示す図。 本発明の実施例1に係る階段波重畳手段の構成を示す回路図。 本発明の実施例1に係る階段波重畳手段の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換部の構成を示す回路図。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換部の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換部の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換部の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換部の動作を示すタイミングチャート。 本発明の実施例1に係る出力平均化手段の構成を示すブロック図。 本発明の実施例1に係る出力平均化手段の動作を示す図。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換装置の効果を従来例と比較して示す図で、図12(a)が本実施例を示す図、図12(b)が従来例を示す図。 本発明の実施例1に係るアナログデジタル変換装置が同一チップ上に集積して形成された半導体集積装置を示す図。 本発明の実施例2に係るアナログデジタル変換装置の要部の構成を示す回路図。 本発明の実施例3に係るアナログデジタル変換装置の要部の構成を示す回路図。
符号の説明
10、70、80 アナログデジタル変換装置
11、81 階段波重畳手段
12 アナログデジタル変換部
13 出力平均化手段
14 クロック信号発生部
15 ラッチ
20 バッファ
21 階段波発生部
22、23、24 定電流源
25 切替え器
25a〜25d 接点
30 符号化器
40 第1記憶部
41a〜41d 第2記憶部
42 加算器
43 ビット連接部
60 半導体集積装置
61 半導体チップ
62a〜62e ボンディングパッド
71 アナログ入力信号入力端子
82 スイッチ
83 選択信号入力端子
τ サンプリング周期
T 階段波周期
CLK クロック信号
Vin アナログ入力信号
Vstep 階段波
Vins 階段波重畳アナログ入力信号
Vinn 鋸波重畳アナログ入力信号
Vspl、Vspl1、Vspl2 サンプリング信号
Vref、Vref1〜Vref255 基準電圧
Vref1s〜Vref255s 階段波重畳基準電圧
Cp1〜Cp255 コンパレータ
C1〜C255 キャパシタ
R、R1〜R256 抵抗

Claims (5)

  1. mビットのアナロクデジタル変換部と、
    アナログ入力信号に、振幅が前記アナロクデジタル変換部の階調の1LSBより小さく、且つ周期が前記アナロクデジタル変換部のサンプリング周期の2(nは自然数)倍の階段波を重畳し、前記アナロクデジタル変換部に供給する階段波重畳手段と、
    前記アナロクデジタル変換部の出力を前記階段波の周期で平均化する出力平均化手段と、
    を具備することを特徴とするアナログデジタル変換装置。
  2. 前記階段波の振幅が前記1LSBの(2−1)/2倍であり、
    前記階段波の段数が2であることを特徴とする請求項1に記載のアナログデジタル変換装置。
  3. 前記階段波重畳手段が、
    前記アナログ入力信号が入力されるバッファと、
    電流値が互いに異なる複数の定電流源と、
    前記サンプリング周期に基づいて、前記複数の定電流源の1を選択する切替え器と、
    前記バッファの出力端と前記切替え器との間に接続された抵抗と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のアナログデジタル変換装置。
  4. 前記出力平均化手段が、
    前記アナロクデジタル変換部の出力を記憶する第1記憶部と、
    前記アナロクデジタル変換部の下位nビットの出力を、前記階段波の周期でそれぞれ記憶する2個の第2記憶部と、
    前記2個の第2記憶部のnビットの出力を前記階段波の周期で加算する加算器と、
    前記第1記憶部のmビットの出力を上位ビットとし、前記加算器のnビットの出力を下位ビットとして、(m+n)ビットの出力を生成するビット連接部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のアナログデジタル変換装置。
  5. 前記階段波重畳手段が、前記アナログ入力信号に前記階段波を重畳するか否かを選択する選択手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のアナログデジタル変換装置。

JP2006088708A 2006-03-28 2006-03-28 アナログデジタル変換装置 Pending JP2007266951A (ja)

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