JP2007264656A - アクティブマトリクス型表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチギャップ構造のカラー液晶表示装置において、R、G、Bの各画素のゲートパルスオフ時の画素電極電位のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとし、フリッカーを低減する。
【解決手段】画素容量をClcとし、補助容量をCsとし、寄生容量をCgsとすると、ゲートパルスがオフするときに、画素電極電位にレベルシフト電圧ΔV=(Cgs)/(Cgs+Clc+Cs)が生じる。マルチギャップ構造の場合、各画素の画素容量Clcが異なる。そこで、各画素のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとするため、例えば補助容量Csを補正する。このため、R、G、Bの各画素の補助容量電極48R、48G、48Bの面積はこの順で小さくなっている。
【選択図】 図1

Description

この発明はカラー液晶表示装置に関する。
図8は従来のカラー液晶表示装置の一例におけるアクティブ基板の一部の透過平面図を示し、図9は図8のX−X線に沿う断面図を示し、図10は図8のY−Y線に沿う部分における対向基板を含む断面図を示したものである。
図10に示すように、このカラー液晶表示装置では、アクティブ基板1とこのアクティブ基板1の上方に位置する対向基板2とがほぼ方形枠状のシール材(図示せず)を介して貼り合わされ、シール材と両基板1、2との間に形成された空間に液晶3が封入されたものからなっている。
そして、図8に示すように、アクティブ基板1上には複数の走査線4および複数の信号線5がそれぞれ行方向および列方向に延びて設けられている。両線4、5の各交点近傍には、両線4、5に接続された薄膜トランジスタ6およびこの薄膜トランジスタ6によって駆動される画素電極7がマトリクス状に配置されている。また、画素電極7を挾んで走査線4とは反対側に補助容量線8が画素電極7と重ね合わされて行方向に延びて設けられている。
次に、薄膜トランジスタ6等の具体的な構造について、図9を参照して説明する。アクティブ基板1の上面(対向基板2との対向面)の所定の個所にはゲート電極11を含む走査線4が設けられ、他の所定の個所には補助容量線8が設けられ、その上面全体にはゲート絶縁膜12が設けられている。
ゲート絶縁膜12の上面の所定の個所には真性アモルファスシリコンからなる半導体薄膜13が設けられている。半導体薄膜13の上面ほぼ中央部にはチャネル保護膜14が設けられている。チャネル保護膜14の上面両側およびその両側における半導体薄膜13の上面にはn型アモルファスシリコンからなるコンタクト層15、16が設けられている。
一方のコンタクト層15の上面にはソース電極17が設けられている。他方のコンタクト層16の上面およびゲート絶縁膜12の上面の所定の箇所にはドレイン電極18を含む信号線5が設けられている。
そして、ゲート電極11、ゲート絶縁膜12、半導体薄膜13、チャネル保護膜14、コンタクト層15、16、ソース電極17およびドレイン電極18により、薄膜トランジスタ6が構成されている。
薄膜トランジスタ6等を含むゲート絶縁膜12の上面全体には平坦化膜19が設けられている。平坦化膜19のソース電極17の所定の箇所に対応する部分にはコンタクトホール20が設けられている。平坦化膜19の上面の所定の個所にはITOからなる画素電極7が設けられている。画素電極7はコンタクトホール20を介してソース電極17に接続されている。
次に、対向基板2について、図10を参照して説明する。対向基板2の下面(アクティブ基板1との対向面)の各所定の個所にはブラックマトリクス21およびR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタ要素22R、22G、22Bが設けられている。このうちカラーフィルタ要素22R、22G、22Bは、対応する画素電極7に対向して設けられている。
ブラックマトリクス21およびカラーフィルタ要素22R、22G、22Bの下面にはITOからなる共通電極23が設けられている。そして、画素電極7とこれに対向配置された共通電極23とその間の液晶3とによって画素容量部が形成されている。この場合、画素電極7の面積は同じであるので、画素容量部の画素容量は同じである。
ここで、図8に示すように、補助容量線8のうちの画素電極7と重ね合わされた部分は補助容量電極8aとなっている。そして、この重ね合わされた部分によって補助容量部が形成されている。この場合、補助容量電極8aの面積は同じであるので、補助容量部の補助容量は同じである。
ところで、カラーフィルタ要素22R、22G、22Bの厚さは、R、G、Bの波長別に液晶3の透過光強度が異なるため、これを補正する目的から、互いに異なっている。すなわち、カラーフィルタ要素22R、22G、22Bの各厚さはこの順で厚くなっている。
一方、各カラーフィルタ要素22R、22G、22Bに対応する各画素電極7は、平坦化膜19上に設けられているため、同一の平面上に配置されている。従って、R、G、Bの各画素のギャップd1、d2、d3はこの順で小さくなっている。このような構造は、一般に、マルチギャップ構造と呼ばれている。
次に、図11は上記従来のカラー液晶表示装置の等価回路を示したものである。符号31は画素容量部、32は補助容量部、33は薄膜トランジスタ6のゲート電極11とソース電極17との間の寄生容量部を示す。この場合、画素容量部31の薄膜トランジスタ6に接続されない側の電極である共通電極23と、補助容量部32の薄膜トランジスタ6に接続されない側の電極である補助容量電極8aは、共通電源(電圧Vcom)34に接続されている。
次に、図12(a)は液晶3に印加される信号電圧の波形を示し、図12(b)は走査線4に印加される走査電圧(ゲートパルス)を示したものである。そして、画素容量部31の画素容量をClcとし、補助容量部32の補助容量をCsとし、寄生容量部33の寄生容量をCgsとすると、ゲートパルスがオフし、各画素の画像信号取込が終了した時点で、各画素電極電位Vsigに次の式で求められるレベルシフト電圧ΔVが生じる。
ΔV=(Cgs)/(Cgs+Clc+Cs)
このレベルシフト電圧ΔVは、信号線5に印加される信号電圧の極性に関係なく、常に画素電極電位VsigをΔVだけ下げることになる。そこで、共通電極23の電位Vcomを信号線5の中心電位Vcに対してこのレベルシフト電圧ΔVの分だけ低く設定すると、液晶3に印加される電圧が正負ほぼ対称な波形となり、フリッカーを防止することができる。
ところで、上述の如く、カラーフィルタ要素22R、22G、22Bの各厚さがこの順で厚くなっているため、R、G、Bの各画素のギャップd1、d2、d3がこの順で小さくなっている。また、画素容量Clcはε・S/d(ε:液晶誘電率、S:画素電極面積、d:ギャップ)で表される。
従って、画素容量Clcは、ギャップdが小さくるほど大きくなる。すなわち、R画素の場合、ギャップd1が最も大きく、画素容量Clcが最も小さくなるため、レベルシフト電圧ΔVが最も大きくなる。一方、B画素の場合、ギャップd3が最も小さく、画素容量Clcが最も大きくなるため、レベルシフト電圧ΔVが最も小さくなる。
このように、上記従来のカラー液晶表示装置では、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVがこの順で小さくなり、フリッカー発生の原因となってしまうという問題があった。
この発明の課題は、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとすることである。
請求項1に記載の発明は、R、G、Bの各画素のカラーフィルタ要素の厚さが異なることにより前記R、G、Bの各画素のギャップが相違するカラー液晶表示装置において、前記R、G、Bの各画素の画像信号取込終了時のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとするレベルシフト電圧補正手段を備えていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レベルシフト電圧補正手段は、前記R、G、Bの各画素のギャップの相違に対応して前記R、G、Bの各画素の補助容量が異なるものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の補助容量電極の面積が異なるものであることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の画素電極と走査線との重合面積が異なるものであることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レベルシフト電圧補正手段は、前記R、G、Bの各画素のギャップの相違に対応して前記R、G、Bの各画素の画素容量が異なるものであることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の画素電極の面積が異なるものであることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記レベルシフト電圧補正手段は、前記R、G、Bの各画素のギャップの相違に対応して前記R、G、Bの各画素の寄生容量が異なるものであることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の薄膜トランジスタのチャネル幅が異なるものであることを特徴とするものである。
そして、この発明によれば、R、G、Bの各画素の画像信号取込終了時の画素電極電位のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとするレベルシフト電圧補正手段を備えているので、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとすることができる。
以上説明したように、この発明によれば、R、G、Bの各画素の画像信号取込終了時の画素電極電位のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとするレベルシフト電圧補正手段を備えているので、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとすることができ、従ってフリッカーを低減することができる。
図1はこの発明の第1実施形態としてのカラー液晶表示装置におけるアクティブ基板の一部の透過平面図を示し、図2は図1のX−X線に沿う断面図を示し、図3は図1のY−Y線に沿う部分における対向基板を含む断面図を示したものである。
図3に示すように、このカラー液晶表示装置では、アクティブ基板41とこのアクティブ基板41の上方に位置する対向基板42とがほぼ方形枠状のシール材(図示せず)を介して貼り合わされ、シール材と両基板41、42との間に形成された空間に液晶43が封入されたものからなっている。
そして、図1に示すように、アクティブ基板41上には複数の走査線44および複数の信号線45がそれぞれ行方向および列方向に延びて設けられている。両線44、45の各交点近傍には、両線44、45に接続された薄膜トランジスタ46およびこの薄膜トランジスタ46によって駆動される画素電極47がマトリクス状に配置されている。また、画素電極47を挾んで走査線44とは反対側に補助容量線48が画素電極47と重ね合わされて行方向に延びて設けられている。
次に、薄膜トランジスタ46等の具体的な構造について、図2を参照して説明する。アクティブ基板41の上面(対向基板42との対向面)の所定の個所にはゲート電極51を含む走査線44が設けられ、他の所定の個所には補助容量線48が設けられ、その上面全体にはゲート絶縁膜52が設けられている。
ゲート絶縁膜52の上面の所定の個所には真性アモルファスシリコンからなる半導体薄膜53が設けられている。半導体薄膜53の上面ほぼ中央部にはチャネル保護膜54が設けられている。チャネル保護膜54の上面両側およびその両側における半導体薄膜53の上面にはn型アモルファスシリコンからなるコンタクト層55、56が設けられている。
一方のコンタクト層55の上面にはソース電極57が設けられている。他方のコンタクト層56の上面およびゲート絶縁膜52の上面の所定の箇所にはドレイン電極58を含む信号線45が設けられている。
そして、ゲート電極51、ゲート絶縁膜52、半導体薄膜53、チャネル保護膜54、コンタクト層55、56、ソース電極57およびドレイン電極58により、薄膜トランジスタ46が構成されている。
薄膜トランジスタ46等を含むゲート絶縁膜52の上面全体には平坦化膜59が設けられている。平坦化膜59のソース電極57の所定の箇所に対応する部分にはコンタクトホール60が設けられている。平坦化膜59の上面の所定の個所にはITOからなる画素電極47が設けられている。画素電極47はコンタクトホール60を介してソース電極57に接続されている。
次に、対向基板42について、図3を参照して説明する。対向基板42の下面(アクティブ基板41との対向面)の各所定の個所にはブラックマトリクス61およびR、G、Bのカラーフィルタ要素62R、62G、62Bが設けられている。このうちカラーフィルタ要素62R、62G、62Bは、対応する画素電極47に対向して設けられている。
ブラックマトリクス61およびカラーフィルタ要素62R、62G、62Bの下面にはITOからなる共通電極63が設けられている。そして、画素電極47とこれに対向配置された共通電極63とその間の液晶43とによって画素容量部が形成されている。この場合、画素電極47の面積は同じであるので、画素容量部の画素容量は同じである。
ここで、図1に示すように、補助容量線48のうちの画素電極47と重ね合わされた部分は補助容量電極48aとなっている。そして、この重ね合わされた部分によって補助容量部が形成されている。この場合、図3に示すカラーフィルタ要素62R、62G、62Bにそれぞれ対応する画素電極47と重ね合わされた補助容量電極48aの各面積は、この順で、その各線幅が小さくなっていることにより、小さくなっている。従って、補助容量部の補助容量はR、G、Bの順で小さくなっている。
ところで、カラーフィルタ要素62R、62G、62Bの厚さは、R、G、Bの波長別に液晶43の透過光強度が異なるため、これを補正する目的から、互いに異なっている。すなわち、カラーフィルタ要素62R、62G、62Bの各厚さはこの順で厚くなっている。
一方、各カラーフィルタ要素62R、62G、62Bに対応する各画素電極47は、平坦化膜59上に設けられているため、同一の平面上に配置されている。従って、R、G、Bの各画素のギャップd1、d2、d3はこの順で小さくなっている。
次に、図4はこのカラー液晶表示装置の等価回路を示したものである。符号71は画素容量部、72は補助容量部、73は薄膜トランジスタ46のゲート電極51とソース電極57との間の寄生容量部を示す。この場合、画素容量部31の薄膜トランジスタ46に接続されない側の電極である共通電極63と、補助容量部32の薄膜トランジスタ46に接続されない側の電極である補助容量電極48aは、共通電源(電圧Vcom)74に接続されている。
次に、図5(a)は液晶43に印加される電圧の波形を示し、図5(b)は走査線44に印加される走査電圧(ゲートパルス)を示したものである。そして、画素容量部71の画素容量をClcとし、補助容量部72の補助容量をCsとし、寄生容量部73の寄生容量をCgsとすると、ゲートパルスがオフし、各画素の画像信号取込が終了した時点で、画素電極電位Vsigに次の式で求められるレベルシフト電圧ΔVが生じる。
ΔV=(Cgs)/(Cgs+Clc+Cs)
このレベルシフト電圧ΔVは、信号線45に印加される信号電圧の極性に関係なく、常に画素電極電位VsigをΔVだけ下げることになる。そこで、共通電極63の電位Vcomを信号線45の中心電位Vcに対してこのレベルシフト電圧ΔVの分だけ低く設定すると、液晶43に印加される電圧が正負ほぼ対称な波形となり、基本的には、フリッカーを防止することができる。
ところで、上述の如く、カラーフィルタ要素62R、62G、62Bの各厚さがこの順で厚くなっているため、R、G、Bの各画素のギャップd1、d2、d3がこの順で小さくなっている。また、画素容量Clcはε・S/d(ε:液晶誘電率、S:画素電極面積、d:ギャップ)で表される。従って、画素容量Clcは、ギャップdが小さくなるほど大きくなる。
一方、上述の如く、カラーフィルタ要素62R、62G、62Bにそれぞれ対応する画素電極47と重ね合わされた補助容量電極48aの各面積はこの順で小さくなっている。従って、補助容量Csは、補助容量電極48aの面積が小さくなるほど小さくなる。
そして、R、G、Bの各画素の画素容量をClc1、Clc2、Clc3とすると、Clc1<Clc2<Clc3となる。また、R、G、Bの各画素の補助容量をCs1、Cs2、Cs3とすると、Cs1>Cs2>Cs3となる。そこで、Clc1+Cs1=Clc2+Cs2=Clc3+Cs3となるように、補助容量Csを補正すると、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVを同じとすることができる。従って、フリッカーを低減することができる。
次に、この発明の第2実施形態として、画素容量Clcを補正する場合について、図6を参照して説明する。図6では、R、G、B用の画素電極47の各面積S1、S2、S3はこの順で小さくなっている。すなわち、R用の画素電極47の右下角は切り欠かれていないが、G用の画素電極47の右下角は小さく切り欠かれ、B用の画素電極47の右下角はそれよりもやや大きく切り欠かれている。この場合、補助容量電極48aの面積は同じとなっている。
そして、画素容量Clcは、ε・S/dで表されるので、ギャップdが小さくなるほど大きくなるが、画素電極面積Sが小さくなるほど小さくなる。そこで、S1/d1=S2/d2=S3/d3となるように、画素容量Clcを補正すると、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVを同じとすることができる。従って、フリッカーを低減することができる。
次に、この発明の第3実施形態として、寄生容量Cgsを補正する場合について、図7を参照して説明する。図7では、R、G、B用の画素電極47と走査線44との各重合面積はこの順で大きくなっている。この場合、補助容量電極48aの面積は同じとなっている。
そして、この場合の寄生容量Cgsは、薄膜トランジスタ46のゲート電極51とソース電極57との間の寄生容量と、画素電極47と走査線44との重合部間の寄生容量との合計値となる。このうち、薄膜トランジスタ46のゲート電極51とソース電極57との間の寄生容量は、R、G、Bの画素で同じである。一方、画素電極47と走査線44との重合部間の寄生容量は、その重合面積がR、G、Bの順で大きくなっているので、R、G、Bの順で大きくなっている。
そこで、レベルシフト電圧ΔV=Cgs/(Cgs+Clc+Cs)であるから、画素容量Clcがギャップd1、d2、d3の違いにより異なっても、これを合計寄生容量Cgsの違いにより補正すると、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVを同じとすることができる。従って、フリッカーを低減することができる。
次に、この発明の第4実施形態として、寄生容量Cgsを別の方法で補正する場合について説明する。図示していないが、R、G、B用の各画素電極にそれぞれ接続された各薄膜トランジスタのチャネル幅をこの順で大きくする。すなわち、R、G、B用の各画素電極にそれぞれ接続された各薄膜トランジスタのソース電極のチャネル幅方向の長さをこの順で大きくする。
すると、この場合のR、G、Bの各画素の寄生容量Cgsはこの順で大きくなる。そこで、レベルシフト電圧ΔV=Cgs/(Cgs+Clc+Cs)であるから、画素容量Clcがギャップd1、d2、d3の違いにより異なっても、これを寄生容量Cgsの違いにより補正すると、R、G、Bの各画素のレベルシフト電圧ΔVを同じとすることができる。すなわち、R、G、Bの各画素の画素容量をClc1、Clc2、Clc3とし、R、G、Bの各画素の寄生容量CgsをCgs1、Cgs2、Cgs3とするとき、Cgs1/(Cgs1+Clc1+Cs)=Cgs2/(Cgs2+Clc2+Cs)=Cgs3/(Cgs3+Clc3+Cs)とする。これにより、フリッカーを低減することができる。
なお、上記各実施形態では、カラーフィルタ要素の透過率がR、G、Bの順に大きい場合とし、カラーフィルタ要素R、G、Bの各厚さはこの順で厚くなっている例で説明したが、この発明は、カラーフィルタ要素R、G、Bの各厚さが上記とは異なる順序で厚くなる場合にも適用可能である。また、上記実施形態1〜4は、上述の如く、それぞれ、単独の形態を適用してもよいが、上記各実施形態1〜4を適宜に組合わせて適用してもよい。この場合の組合わせは、いずれか2つの実施形態の組合わせであってもよく、またいずれか3つの実施形態の組合わせであってもよく、さらに全部の実施形態の組合わせであってもよい。
この発明の第1実施形態としてのカラー液晶表示装置におけるアクティブ基板の一部の透過平面図。 図1のX−X線に沿う断面図。 図1のY−Y線に沿う部分における対向基板を含む断面図。 上記第1実施形態のカラー液晶表示装置の等価回路を示す図。 上記第1実施形態のカラー液晶表示装置の液晶に印加される電圧の波形等を示す図。 この発明の第2実施形態としてのカラー液晶表示装置におけるアクティブ基板の一部の透過平面図。 この発明の第3実施形態としてのカラー液晶表示装置におけるアクティブ基板の一部の透過平面図。 従来のカラー液晶表示装置の一例におけるアクティブ基板の一部の透過平面図。 図8のX−X線に沿う断面図。 図8のY−Y線に沿う部分における対向基板を含む断面図。 上記従来のカラー液晶表示装置の等価回路を示す図。 上記従来のカラー液晶表示装置の液晶に印加される電圧の波形等を示す図。
符号の説明
41 アクティブ基板
42 対向基板
43 液晶
44 走査線
45 信号線
46 薄膜トランジスタ
47 画素電極
48 補助容量線
48a 補助容量電極
62R、62G、62B カラーフィルタ要素
63 共通電極

Claims (8)

  1. R、G、Bの各画素のカラーフィルタ要素の厚さが異なることにより前記R、G、Bの各画素のギャップが相違するカラー液晶表示装置において、前記R、G、Bの各画素の画像信号取込終了時のレベルシフト電圧ΔVをほぼ同じとするレベルシフト電圧補正手段を備えていることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記レベルシフト電圧補正手段は、前記R、G、Bの各画素のギャップの相違に対応して前記R、G、Bの各画素の補助容量が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  3. 請求項2に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の補助容量電極の面積が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  4. 請求項2に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の画素電極と走査線との重合面積が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  5. 請求項1に記載の発明において、前記レベルシフト電圧補正手段は、前記R、G、Bの各画素のギャップの相違に対応して前記R、G、Bの各画素の画素容量が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  6. 請求項5に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の画素電極の面積が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  7. 請求項1に記載の発明において、前記レベルシフト電圧補正手段は、前記R、G、Bの各画素のギャップの相違に対応して前記R、G、Bの各画素の寄生容量が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
  8. 請求項7に記載の発明において、前記R、G、Bの各画素の薄膜トランジスタのチャネル幅が異なるものであることを特徴とするカラー液晶表示装置。
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