JP2007264649A - 赤外線ズームレンズ及び赤外線カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】像の明るさを維持しつつ、小型で、低コストな構成の赤外線ズームレンズ及びその関連技術を提供する。
【解決手段】この赤外線ズームレンズ1aは、硫化亜鉛により形成された第1ないし第3レンズ群G1〜G3を備えて構成されている。第1レンズ群G1は、1又は2枚のレンズで構成され、正の屈折力を有している。第2レンズ群G2は、1又は2枚のレンズで構成され、負の屈折力を有している。第3レンズ群G3は、2枚以上のレンズで構成され、レンズ群全体として正の屈折力を有するとともに、像面側の最終レンズとして物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズを備えている。ズーミング時には第2レンズ群G2が光軸に沿って移動される。第1ないし第3レンズ群G1〜G3の少なくともいずれか1つのレンズ面は、回折面とされる。第1及び第3レンズ群G1,G3の少なくともいずれか1つのレンズ面は、非球面とされる。
【選択図】図1
【解決手段】この赤外線ズームレンズ1aは、硫化亜鉛により形成された第1ないし第3レンズ群G1〜G3を備えて構成されている。第1レンズ群G1は、1又は2枚のレンズで構成され、正の屈折力を有している。第2レンズ群G2は、1又は2枚のレンズで構成され、負の屈折力を有している。第3レンズ群G3は、2枚以上のレンズで構成され、レンズ群全体として正の屈折力を有するとともに、像面側の最終レンズとして物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズを備えている。ズーミング時には第2レンズ群G2が光軸に沿って移動される。第1ないし第3レンズ群G1〜G3の少なくともいずれか1つのレンズ面は、回折面とされる。第1及び第3レンズ群G1,G3の少なくともいずれか1つのレンズ面は、非球面とされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、赤外線ズームレンズ(特に遠赤外線ズームレンズ)及び赤外線カメラに関する。
5群レンズ構成の従来の赤外線ズームレンズが、下記特許文献1に開示されている。また、3群レンズ構成の従来の赤外線ズームレンズが、下記特許文献2に開示されている。いずれの赤外線ズームレンズにおいても、レンズの材料としてゲルマニウムが用いられている。
しかし、上記特許文献1の赤外線ズームレンズでは、使用しているレンズ枚数が多く、レンズ系が大型化し、カメラ全体の小型化も困難になってしまうとともに、レンズ材料に高価なゲルマニウムを複数のレンズで用いているため、この点によってもコストが嵩む構成となっている。
また、特許文献2の赤外線ズームレンズでは、使用しているレンズ枚数は少ないが、レンズ材料にゲルマニウムを用いているため、高コストの構成となっている。いずれのレンズ系も非常に高価な材料であるゲルマニウムを用いており、レンズのみならずカメラの低コスト化の障害となっている。
ところで、硫化亜鉛は低コストの赤外線透過レンズ材料であるが、ゲルマニウムに比して、一般に厚み増加による光量損失の増加が遠赤外線波長域(8〜12μm)で大きいという特性がある(例えば、図57参照)。特に、10μm以上の波長域では、表面反射による光量損失よりも材料の内部吸収による光量損失の影響が大きくなり、透過率が大きく低下することが知られている。加えて波長分散も大きく、遠赤外線領域でのレンズ材料としては、ゲルマニウムに比べ扱いにくいとされてきた。また、主な使用用途であるナイトビジョンシステムや防犯カメラでは、赤外線カメラで得られた像を画像処理することにより人間認識等の判断を行っており、認識性能向上のためには十分な解像度の像を得ることが必要となる。このため、レンズ材料に硫化亜鉛を用いる場合には、レンズの厚みを薄くし、明るい赤外線像を得る必要がある。
また、車載用のナイトビジョンへの適用に関連して、通常ヘッドライトの照射範囲は30mであるが、夜間走行時は30〜80mの範囲で歩行者を認識できていることが好ましい。さらに、雨天時は路面が滑りやすく制動距離が拡大するため、より遠くを認識できる赤外線カメラが適してしている。このため、ナイトビジョン用の赤外線カメラは望遠撮像が可能なものが望まれる。
一方、低速走行時は運転者が遠方の歩行者を認知してから、回避行動をしても十分に間に合う場合が多い。また、低速走行時に望遠カメラを用いると、ナイトビジョンが必要以上に遠方の歩行者を認識してしまい、運転者の誤認識や誤動作を招く場合がある。さらに、カーブ走行時等は視野の外に歩行者が居る可能性が高くなる。このため、低速走行時は撮像視野の広い広角カメラを用いるのが望ましい。
以上のことから、ナイトビジョン用のカメラには、望遠撮像と広角撮像の両立が求められている。一般にこの要請に応えたものがズーム機能であり、手法にはデジタルズームと光学ズームの種類があるが、ナイトビジョンに歩行者認識アルゴリズムを搭載する場合、画質の劣化が発生せず、明るさが維持でき十分な解像度が得られる光学ズームの方が望ましい。
よって、本発明の解決すべき課題は、像の明るさを維持しつつ、小型で、低コストな構成の赤外線ズームレンズ及びその関連技術を提供することである。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、物体側から順に、第1ないし第3レンズ群を備え、ズーミング時に前記第1及び第3レンズ群が固定された状態で、前記第2レンズ群が移動され、前記第1ないし第3レンズ群はそれぞれ、硫化亜鉛により形成された少なくとも1つのレンズを有する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る赤外線ズームレンズにおいて、前記第1レンズ群は、1又は2枚のレンズで構成され、正の屈折力を有し、前記第2レンズ群は、1又は2枚のレンズで構成され、負の屈折力を有し、前記第3レンズ群は、2枚以上のレンズで構成され、レンズ群全体として正の屈折力を有するとともに、像面側の最終レンズとして物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズを有し、前記第1ないし第3レンズ群に備えられるすべてのレンズが、硫化亜鉛により形成されている。
また、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明に係る赤外線ズームレンズにおいて、前記第1ないし第3レンズ群に備えられる少なくともいずれか1つのレンズ面は、回折面とされている。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかの発明に係る赤外線ズームレンズにおいて、前記第1及び第3レンズ群に備えられる少なくともいずれか1つのレンズ面は、非球面とされている。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかの発明に係る赤外線ズームレンズにおいて、前記第1ないし第3レンズ群に備えられるすべてのレンズの外径Rdは、以下の関係式:
Rd<40mm
を満たす。
Rd<40mm
を満たす。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかの発明に係る赤外線ズームレンズにおいて、前記第1ないし第3レンズ群に備えられるすべてのレンズの中心厚Tm及びコバ厚Teは、以下の関係式:
1.5mm<Tm<8.0mm
1.0mm<Te<8.0mm
を満たす。
1.5mm<Tm<8.0mm
1.0mm<Te<8.0mm
を満たす。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかの発明に係る赤外線ズームレンズと、前記赤外線ズームレンズによって結像された像を撮像する撮像素子とを備える。
本発明によれば、レンズ枚数を削減すること、及び全てのレンズ材料に硫化亜鉛を用いることにより、小型、低コストが図れるとともに、光透過率の低い硫化亜鉛をレンズ材に用いることによる像が暗くなる弊害を抑制できる。その結果、小型、低コストの構成で、像が明るい赤外線ズームレンズを提供できる。
<基本構成>
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る赤外線ズームレンズの基本構成について説明する。なお、図1は広角時(ポジション1)の構成を示し、図2は望遠時(ポジション2)の構成を示している。また、ここでは図1及び図2の赤外線ズームレンズ1aの基本構成についてのみ説明を行うこととし、そのより詳細な構成については実施例1として後述することとする。
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る赤外線ズームレンズの基本構成について説明する。なお、図1は広角時(ポジション1)の構成を示し、図2は望遠時(ポジション2)の構成を示している。また、ここでは図1及び図2の赤外線ズームレンズ1aの基本構成についてのみ説明を行うこととし、そのより詳細な構成については実施例1として後述することとする。
この赤外線ズームレンズ1aは、図1及び図2に示すように、物体側から順に、硫化亜鉛により形成された第1ないし第3レンズ群G1〜G3を備えて構成されている。第1レンズ群G1は、1又は2枚のレンズで構成され、正の屈折力を有している。第2レンズ群G2は、1又は2枚のレンズで構成され、負の屈折力を有している。第3レンズ群G3は、2枚以上のレンズで構成され、レンズ群全体として正の屈折力を有するとともに、像面側の最終レンズとして物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズを備えている。ズーミング時に第1及び第3レンズ群G1,G3が固定された状態で、第2レンズ群G2が光軸に沿って移動される。第1ないし第3レンズ群G1〜G3を透過した光(赤外線)は、赤外線透過窓Fiを介して撮像素子Idの受光面に入射し、その受光面上に像を形成する。
このように、レンズ枚数を削減すること、及び全てのレンズ材料に硫化亜鉛を用いることにより、小型、低コストが図れるとともに、光透過率の低い硫化亜鉛をレンズ材に用いることによる像が暗くなる弊害を抑制できる。その結果、小型、低コストの構成で、像が明るい赤外線ズームレンズ1aを提供できる。
より具体的には、第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズL1によって構成されている。第2レンズ群G2は、両凹レンズL2によって構成されている。第3レンズ群G3は、2つのレンズL3,L4によって構成されている。物体側のレンズL3は、凸面を像側に向けた負のメニスカスレンズであり、像側のレンズL4(最終レンズ)は、凸面を物体側に向けた正のメニスカスレンズである。
また、第1ないし第3レンズ群G1〜G3に備えられる少なくともいずれか1つのレンズ面は、回折面とされ、これによって、赤外線透過レンズにおいて問題となり易い色収差を効果的に改善できるようになっている。例えば、図1及び図2の構成では、第2、第4及び第8レンズ面が回折面とされている。このように、先頭レンズL1の物体側面ではなく、像側面に回折面を設けることにより、回折面が外部環境に晒されて回折面にゴミ等が付くのを防止することができるようになっている。なお、図1及び図2に示した例では合計3面の回折面が設けられているが、広角及び望遠の各ズームポジションの色収差補正用に1面ずつ、合計2面の回折面で構成することもできる。
また、第1及び第3レンズ群G1,G3に備えられる少なくともいずれか1つのレンズ面は、非球面とされている。第1及び第3レンズ群G1,G3に備えられるレンズL1,L3,L4は口径が大きく球面収差が生じやすいため、このように非球面を用いることにより、効果的に収差を改善できる。また、径が大きいレンズに非球面を設けることにより、非球面の形状変化の激しさ(うねり度合い)を他のレンズに設ける場合に比して小さくすることができ、金型作製及びレンズ加工の点で加工が容易となる。より具体的には、第1ないし第3の各レンズ群G1〜G3ごとに少なくとも1つの非球面が設けられ、各レンズ群G1〜G3ごとに収差が改善されるようになっている。例えば、図1及び図2の構成では、第3、第5及び第8レンズ面が非球面とされている。
また、この赤外線ズームレンズ1aのF値は1.1程度に設定されている。
また、この赤外線ズームレンズ1aのズーム比は、1.4〜1.5程度に設定される。
さらに、この赤外線ズームレンズ1aは、所定の結像性能を実現するため、以下の2つのパラメータ条件:
0.97<f1/ft<3.40 (1)
−1.25<f2/ft<−0.34 (2)
但し、
ft:第1ないし第3レンズ群G1〜G3全体の最望遠側の焦点距離
f1:第1レンズ群G1の焦点距離
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
を満たすように構成されている。この2つの条件(1),(2)を満たすことにより、コンパクトな構成を採用しつつ、赤外線ズームレンズ1aの望遠時及び広角時における視野角内の全域において、撮像用に受光される赤外線の全波長域(例えば、8〜12μm)について十分な結像性能(例えば、MTF0.1以上)を得ることができるようになっている(この点に関する詳細な説明は、実施例及び比較例に基づいて後述する)。これによって、例えば、この赤外線ズームレンズ1aを画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子Idと組み合わせて、解像度の高い赤外線画像を得ることができる。
0.97<f1/ft<3.40 (1)
−1.25<f2/ft<−0.34 (2)
但し、
ft:第1ないし第3レンズ群G1〜G3全体の最望遠側の焦点距離
f1:第1レンズ群G1の焦点距離
f2:第2レンズ群G2の焦点距離
を満たすように構成されている。この2つの条件(1),(2)を満たすことにより、コンパクトな構成を採用しつつ、赤外線ズームレンズ1aの望遠時及び広角時における視野角内の全域において、撮像用に受光される赤外線の全波長域(例えば、8〜12μm)について十分な結像性能(例えば、MTF0.1以上)を得ることができるようになっている(この点に関する詳細な説明は、実施例及び比較例に基づいて後述する)。これによって、例えば、この赤外線ズームレンズ1aを画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子Idと組み合わせて、解像度の高い赤外線画像を得ることができる。
このような構成のレンズL1〜L4は、次のようにして形成される。すなわち、レンズ形状の金型を用い硫化亜鉛原料粉末を非酸化性雰囲気中(例えば、真空、Ar等の不活性ガス又はこれらの組み合わせ等)で熱間圧縮成形することにより、多結晶硫化亜鉛焼結体であるレンズL1〜L4を得る。このように、硫化亜鉛を用いた金型成形によりレンズL1〜L4を製造することにより、赤外線ズームレンズ1aの材料コスト及び加工コストの大幅な削減が図れるようになっている。なお、成形後のレンズL1〜L4に対する研磨、研削等の機械加工を行うようにしてもよい。
より詳細には、上記の硫化亜鉛原料粉末としては、平均粒径0.5〜2μmで純度98%以上の粉末を用いる。また、熱間圧縮成形の諸条件は、温度900〜1100℃、圧力150〜800kg/cm2が適当である。圧力保持時間は、平均的には0.05〜1.5時間であり、温度及び圧力条件との組み合わせに応じて適宜調節される。
ここで、所定の光学性能を有する赤外線ズームレンズ1aをレンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形により低コストで製造するためには、レンズL1〜L4の外径や厚み等の構成について、その成形に適した構成を採用する必要がある。
この多結晶硫化亜鉛レンズはその透過特性を向上させる、或いはその表面を外部影響から保護するためにコーティングを施すことも有効である。その際のコーティング層の材質や厚みはその赤外線ズームレンズの使用方法、場所、状況を鑑みて適宜選択される。
まず、レンズL1〜L4の外径Rdについては、レンズL1〜L4の外径Rdを大きくするほど明るい像が得られるが、外径Rdが拡大するほどレンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形時に必要されるプレス機構の圧縮力が増大する。このため、加工コスト等の観点より、例えば画素ピッチ25μmの撮像素子Idとの組み合わせを想定した場合、レンズL1〜L4の外径Rdは、以下の関係式:
Rd<40mm (3)
を満たすように設定するのが望ましい。これによって、レンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形時のプレス機構の圧縮力を抑制することができるため、レンズ加工のための設備コストを抑制することができるようになっている。
Rd<40mm (3)
を満たすように設定するのが望ましい。これによって、レンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形時のプレス機構の圧縮力を抑制することができるため、レンズ加工のための設備コストを抑制することができるようになっている。
また、レンズL1〜L4の厚みについては、レンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形時の成形性(機械強度、加工精度等)を確保するためにはある程度の厚みが必要である一方、厚みが大きくなるとレンズ透過時の光量ロスが大きくなるとともに、熱間圧縮成形時にレンズL1〜L4の厚み方向に圧縮力の分布が生じて厚み方向に屈折率の分布が生じやすくなる。このため、例えば画素ピッチ25μmの撮像素子Idとの組み合わせを想定した場合、レンズL1〜L4の厚みについては、中心厚Tm及びコバ厚Teが以下の関係式:
1.5mm<Tm<8.0mm (4)
1.0mm<Te<8.0mm (5)
を満たすように設定するのが望ましい。これによって、レンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形時の成形性を確保しつつ、厚みが薄くレンズ透過時の光量ロスが抑制された赤外線ズームレンズ1aを実現できるとともに、レンズL1〜L4の厚みを抑制することにより、熱間圧縮成形時にレンズの厚み方向に圧縮力の分布が生じて厚み方向に屈折率の分布が生じるのを防止することができるようになっている。
1.5mm<Tm<8.0mm (4)
1.0mm<Te<8.0mm (5)
を満たすように設定するのが望ましい。これによって、レンズ形状の金型を用いた熱間圧縮成形時の成形性を確保しつつ、厚みが薄くレンズ透過時の光量ロスが抑制された赤外線ズームレンズ1aを実現できるとともに、レンズL1〜L4の厚みを抑制することにより、熱間圧縮成形時にレンズの厚み方向に圧縮力の分布が生じて厚み方向に屈折率の分布が生じるのを防止することができるようになっている。
また、撮像素子Idとしては、8〜12μm帯に感度を持つ、ボロメータ、サーモパイル、SOIダイオードなどの非冷却熱型撮像素子が用いられる。通常、160×120、320×240といった画素数の撮像素子Idが利用されるが、画素ピッチが狭い(例えば、25μm)撮像素子Idを用いることで、赤外線ズームレンズ1aは、製造上好適な最大径30mm程度になる。
<実施例>
以下では、上記実施形態の具体例として5つの実施例1〜5について記載する。実施例1は上記のパラメータ条件(1),(2)の略中央値に対応しており、実施例2,3はパラメータ条件(1)の略境界値に対応しており、実施例4,5はパラメータ条件(2)の略境界値に対応している。また、パラメータ条件(1)に対応する比較例1,2とパラメータ条件(2)に対応する比較例3,4を紹介し、各実施例1〜5と比較例1〜4とを比較する。
以下では、上記実施形態の具体例として5つの実施例1〜5について記載する。実施例1は上記のパラメータ条件(1),(2)の略中央値に対応しており、実施例2,3はパラメータ条件(1)の略境界値に対応しており、実施例4,5はパラメータ条件(2)の略境界値に対応している。また、パラメータ条件(1)に対応する比較例1,2とパラメータ条件(2)に対応する比較例3,4を紹介し、各実施例1〜5と比較例1〜4とを比較する。
[実施例1]
実施例1に係る赤外線ズームレンズ1aは、図1ないし図4に示す構成を有し、f1/ftは1.672、f2/ftは−0.597、F値は1.1、視野角は40度→22度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。なお、図4に示す非球面、回折面の形状は、そのパラメータを次式:
実施例1に係る赤外線ズームレンズ1aは、図1ないし図4に示す構成を有し、f1/ftは1.672、f2/ftは−0.597、F値は1.1、視野角は40度→22度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。なお、図4に示す非球面、回折面の形状は、そのパラメータを次式:
に代入することにより決定される(以下同様)。上式において、Zは非球面上の点から非球面の頂点に接する接平面に下ろした垂線の長さ(mm)であり、yは光軸からの高さ(mm)であり、Kは離心率であり、Rは近軸曲率半径であり、A、B、C、Dは4次、6次、8次、10次の非球面係数である。また、Nは屈折率であり、λは参照波長の値であり、C1〜C5は回折面係数である。なお、回折非球面の面形状は上の数1,2の線形結合によって与えられる。
この実施例1の構成における視野角内(広角時:0°、8.71°、14.97°/望遠時:0°、6.64°、11.19°)における波長8μm、10μm、12μmに対するサジタル、タンジェンシャルのMTFは、図5ないし図10に示すような特性となっている。
また、広角、望遠の各モードにおける波長8μm、10μm、12μmに対する球面収差、非点収差、ディストーションは、図11ないし図16に示すような特性となっている。また、視野角内(広角時:0°、8.71°、14.97°/望遠時:0°、6.64°、11.19°)の各像高に対応する波長8μm、10μm、12μmに対する横収差は、図17(a)ないし図17(c)、及び図18(a)ないし図18(c)に示すような特性となっている(各図において左側がタンジェンシャル、右側がサジタルに対応している)。
[実施例2]
実施例2に係る赤外線ズームレンズ1bは、図19ないし図22に示す構成を有し、f1/ftは0.986、F値は1.1、視野角は40度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
実施例2に係る赤外線ズームレンズ1bは、図19ないし図22に示す構成を有し、f1/ftは0.986、F値は1.1、視野角は40度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この実施例2の構成においても、視野角内(広角時:0°、11.54°、19.77°/望遠時:0°、8.75°、14.50°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図51(b)に基づいて後述する。
[実施例3]
実施例3に係る赤外線ズームレンズ1cは、図23ないし図26に示す構成を有し、f1/ftは3.355、F値は1.1、視野角は24度→18度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
実施例3に係る赤外線ズームレンズ1cは、図23ないし図26に示す構成を有し、f1/ftは3.355、F値は1.1、視野角は24度→18度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この実施例3の構成においても、視野角内(広角時:0°、6.94°、11.83°/望遠時:0°、5.32°、8.97°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図52(b)に基づいて後述する。
[実施例4]
実施例4に係る赤外線ズームレンズ1dは、図27ないし図30に示す構成を有し、f2/ftは−0.351、F値は1.1、視野角は40度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
実施例4に係る赤外線ズームレンズ1dは、図27ないし図30に示す構成を有し、f2/ftは−0.351、F値は1.1、視野角は40度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この実施例4の構成においても、視野角内(広角時:0°、11.56°、19.83°/望遠時:0°、8.77°、14.57°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図54(b)に基づいて後述する。
[実施例5]
実施例5に係る赤外線ズームレンズ1eは、図31ないし図34に示す構成を有し、f2/ftは−1.236、F値は1.1、視野角は27度→19度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
実施例5に係る赤外線ズームレンズ1eは、図31ないし図34に示す構成を有し、f2/ftは−1.236、F値は1.1、視野角は27度→19度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この実施例5の構成においても、視野角内(広角時:0°、7.79°、13.54°/望遠時:0°、5.50°、9.34°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図55(a)に基づいて後述する。
[比較例1]
比較例1に係る赤外線ズームレンズ2aは、図35ないし図38に示す構成を有し、f1/ftは0.954、F値は1.1、視野角は40度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
比較例1に係る赤外線ズームレンズ2aは、図35ないし図38に示す構成を有し、f1/ftは0.954、F値は1.1、視野角は40度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この比較例1の構成においても、視野角内(広角時:0°、11.54°、19.75°/望遠時:0°、8.74°、14.49°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図51(a)に基づいて後述する。
[比較例2]
比較例2に係る赤外線ズームレンズ2bは、図39ないし図42に示す構成を有し、f1/ftは3.518、F値は1.1、視野角は24度→18度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
比較例2に係る赤外線ズームレンズ2bは、図39ないし図42に示す構成を有し、f1/ftは3.518、F値は1.1、視野角は24度→18度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この比較例2の構成においても、視野角内(広角時:0°、6.94°、11.83°/望遠時:0°、5.32°、8.97°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図53に基づいて後述する。
[比較例3]
比較例3に係る赤外線ズームレンズ2cは、図43ないし図46に示す構成を有し、f2/ftは−0.334、F値は1.1、視野角は39度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
比較例3に係る赤外線ズームレンズ2cは、図43ないし図46に示す構成を有し、f2/ftは−0.334、F値は1.1、視野角は39度→29度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この比較例3の構成においても、視野角内(広角時:0°、11.45°、19.52°/望遠時:0°、8.75°、14.50°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図54(a)に基づいて後述する。
[比較例4]
比較例4に係る赤外線ズームレンズ2dは、図47ないし図50に示す構成を有し、f2/ftは−1.276、F値は1.1、視野角は27度→19度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
比較例4に係る赤外線ズームレンズ2dは、図47ないし図50に示す構成を有し、f2/ftは−1.276、F値は1.1、視野角は27度→19度に設定されている(ただし、視野角は画素ピッチ25μm、画素サイズ320×240の撮像素子と組み合わせた場合の値)。
この比較例4の構成においても、視野角内(広角時:0°、7.78°、13.53°/望遠時:0°、5.50°、9.34°)における波長8μm、10μm、12μmに対するMTF特性等を調べており、その結果は図55(b)に基づいて後述する。
[まとめ]
図51(a)、図51(b)、図52(a)、図52(b)及び図53は、上記のパラメータ条件(1)に対応する実施例1〜3及び比較例1,2のMTF特性等を表にまとめたものであり、比較例1、実施例2、実施例1、実施例3、比較例2の順に掲載している。また、図54(a)、図54(b)、図55(a)及び図55(b)は、上記のパラメータ条件(2)に対応する実施例4,5及び比較例3,4のMTF特性等を表にまとめたものであり、比較例4、実施例4、実施例5、比較例4の順に掲載している。各表中のMTF値は空間周波数20lp/mmにおける値となっている。
図51(a)、図51(b)、図52(a)、図52(b)及び図53は、上記のパラメータ条件(1)に対応する実施例1〜3及び比較例1,2のMTF特性等を表にまとめたものであり、比較例1、実施例2、実施例1、実施例3、比較例2の順に掲載している。また、図54(a)、図54(b)、図55(a)及び図55(b)は、上記のパラメータ条件(2)に対応する実施例4,5及び比較例3,4のMTF特性等を表にまとめたものであり、比較例4、実施例4、実施例5、比較例4の順に掲載している。各表中のMTF値は空間周波数20lp/mmにおける値となっている。
ここで、8〜12μmの波長帯をターゲットとした赤外線ズームレンズの光学性能に関する評価基準としては、例えば画素ピッチ25μmの撮像素子Idとの組み合わせを想定した場合、空間周波数20lp/mmにおけるMTFが0.1を下回ると、大きく画像のコントラストが低下することが経験的に分かっている。
そこで、広角から望遠に渡る全画角及び8〜12μmの全波長においてMTFが0.1以上となっているか否かを基準として、上記の実施例1〜5及び比較例1〜4を評価することとする。すると、上記の表に示すMTF特性より、f1/ft,f2/ftの値が上記パラメータ条件(1),(2)を満たす実施例1〜5については、広角から望遠に渡る全画角及び全波長において0.1以上のMTFが得られているが、f1/ft,f2/ftの値が上記パラメータ条件(1),(2)満たさない比較例1〜4については、広角から望遠に渡るいずれかの画角又は波長によって0.1以上のMTFが得られない部分が生じている。これより、広角から望遠に渡る全画角及び全波長において0.1以上のMTFを得るためには、上記パラメータ条件(1),(2)を満たすように、f1/ft及びf2/ftの値を設定すればよいことが分かる。
<適用例>
以下では、本実施形態に係る赤外線ズームレンズ1a〜1eが車載用のナイトビジョンに適用された場合について説明する。このナイトビジョンは、図56に示すように、車両の前端部等に設置された赤外線カメラ21と、車室内における運転席から視認可能な位置に設けられた液晶表示装置等によりなる表示部23と、赤外線カメラ21が撮像した画像に基づいて画像処理(コントラストに基づいて画像中から人間を抽出する処理等)を行い、その処理結果に基づいて警告画像等を表示部23に表示させる制御部25とを備えて構成されている。変形例として、赤外線カメラ21の撮像画像を単に表示部23に表示する構成としてもよい。
以下では、本実施形態に係る赤外線ズームレンズ1a〜1eが車載用のナイトビジョンに適用された場合について説明する。このナイトビジョンは、図56に示すように、車両の前端部等に設置された赤外線カメラ21と、車室内における運転席から視認可能な位置に設けられた液晶表示装置等によりなる表示部23と、赤外線カメラ21が撮像した画像に基づいて画像処理(コントラストに基づいて画像中から人間を抽出する処理等)を行い、その処理結果に基づいて警告画像等を表示部23に表示させる制御部25とを備えて構成されている。変形例として、赤外線カメラ21の撮像画像を単に表示部23に表示する構成としてもよい。
赤外線カメラ21は、上述の赤外線ズームレンズ1a〜1e、赤外線透過窓Fi及び撮像素子Idを備えて構成されており、夜間等において車両前方の物体(人等)が発する赤外線を受光することにより、車両前方の赤外線画像を撮像する。
このように本実施形態に係る赤外線ズームレンズ1a〜1eを用いてナイトビジョンを構成することにより、制御部25による画像処理によって赤外線画像中から人間を抽出するのに必要な高解像度で明るくコントラストも高い画像を得ることができる。これによって、例えば、夜間であっても景色が明るい夏季の映像(夏季映像は背景と人(歩行者等)との輝度差が小さくなる)であっても、画像処理により画像中の人間を認識可能とすることができる。また、赤外線ズームレンズ1a〜1eが小型化に適しているため、赤外線カメラの小型化をはかることができ、容易に車両に搭載可能なナイトビジョンを構成することができる。
また、本実施形態に係る赤外線ズームレンズ1a〜1eを用いることによりズーム式の赤外線カメラ21を構成できるため、車両の走行状態に応じて望遠モードと広角モードの切り替えが可能なナイトビジョンを構成することができる。
1a〜1e 赤外線ズームレンズ
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1〜L4 レンズ
Fi 赤外線透過窓
Id 撮像素子
21 赤外線カメラ
23 表示部
25 制御部
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1〜L4 レンズ
Fi 赤外線透過窓
Id 撮像素子
21 赤外線カメラ
23 表示部
25 制御部
Claims (7)
- 物体側から順に、第1ないし第3レンズ群を備え、
ズーミング時に前記第1及び第3レンズ群が固定された状態で、前記第2レンズ群が移動され、
前記第1ないし第3レンズ群はそれぞれ、硫化亜鉛により形成された少なくとも1つのレンズを有することを特徴とする赤外線ズームレンズ。 - 請求項1に記載の赤外線ズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、1又は2枚のレンズで構成され、正の屈折力を有し、
前記第2レンズ群は、1又は2枚のレンズで構成され、負の屈折力を有し、
前記第3レンズ群は、2枚以上のレンズで構成され、レンズ群全体として正の屈折力を有するとともに、像面側の最終レンズとして物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズを有し、
前記第1ないし第3レンズ群が有するすべてのレンズが、硫化亜鉛により形成されていることを特徴とする赤外線ズームレンズ。 - 請求項1又は請求項2に記載の赤外線ズームレンズにおいて、
前記第1ないし第3レンズ群に備えられる少なくともいずれか1つのレンズ面は、回折面とされていることを特徴とする赤外線ズームレンズ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の赤外線ズームレンズにおいて、
前記第1及び第3レンズ群に備えられる少なくともいずれか1つのレンズ面は、非球面とされていることを特徴とする赤外線ズームレンズ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の赤外線ズームレンズにおいて、
前記第1ないし第3レンズ群に備えられるすべてのレンズの外径Rdは、以下の関係式:
Rd<40mm
を満たすことを特徴とする赤外線ズームレンズ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の赤外線ズームレンズにおいて、
前記第1ないし第3レンズ群に備えられるすべてのレンズの中心厚Tm及びコバ厚Teは、以下の関係式:
1.5mm<Tm<8.0mm
1.0mm<Te<8.0mm
を満たすことを特徴とする赤外線ズームレンズ。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の赤外線ズームレンズと、
前記赤外線ズームレンズによって結像された像を撮像する撮像素子と、
を備えることを特徴とする赤外線カメラ。
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