JP2007264493A - 静電潜像現像用トナー - Google Patents

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Abstract

【課題】より少ない消費電力でオフセット性を発生させることなく、定着に優れ、流動性、環境依存性、耐久特性に優れた静電潜像現像用トナーを提供することにある。
【解決手段】少なくとも結着樹脂、着色剤および電荷調整剤からなる静電潜像現像用トナーであって、前記結着樹脂は、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂と、酸価が3〜15mgKOH/gのスチレン−アクリル樹脂とからなり、前記ポリオレフィン樹脂と前記スチレン−アクリル樹脂との質量比が99:1〜51:49である。
【選択図】なし

Description

本発明は、複写機、レーザープリンタ等で採用されている電子写真法、静電記録法、静電印刷法等の現像プロセスにおいて用いられる静電潜像現像用トナーに関する。
近年、電子写真方式を用いたプリンターおよび複写機は、昨今の省エネルギー化の時代の到来により、消費電力の少ないことが必須条件とされてきている。プリンターおよび複写機の乾式電子写真プロセスの中では定着プロセスが最も消費電力が大きい。このため、上記消費電力を抑制させるためには、定着プロセスの改善改良が必要であり、これが最も重要な因子のひとつである。
すなわち、少ない電力、言い換えると、より少ない消費電力、少ない熱量でトナー像を記録紙上に定着させる必要がある。
上記要求に対し、トナーに関する従来の技術では、結着樹脂の分子量や分子量分布を改良するなどの提案がなされている。具体的には、結着樹脂を低分子量化することにより、定着温度を下げる試みがなされてきた。しかし、低分子量化することにより融点は低下するが、同時に溶融粘度も低下したため、熱定着ローラーへのオフセット現象が発生する問題が生じていた。さらに、このオフセット現象を防ぐため、結着樹脂の分子量分布の低分子領域と高分子領域を広くする方法や、高分子領域の一部を部分架橋させたりすることが行われてきた。しかし、この方法においては、定着性を十分に付与するために樹脂のガラス転移温度を低くせざるを得ず、トナーのブロッキング性を悪化することは避けられなかった。また、結着樹脂の低分子部分を多くするとトナー自体がもろくなり、定着後の記録紙が擦られた場合、汚れが発生してしまうという欠陥が生じる可能性もあった。
トナーの主成分である結着樹脂としては、スチレン−アクリル系樹脂やポリエステル系樹脂が一般的に用いられているが、最近、環状構造を持ったオレフィン系樹脂(シクロオレフィン系樹脂)が検討されている。環状構造を持ったオレフィン系樹脂は、無色・透明性、良好な熱特性(低温定着・高速定着性)、シャープな分子量分布、良好な粉砕性(高生産性、シャープな粒度分布)、低吸水性、無公害等など種々の優れた特性を有しているため、スチレン−アクリル系樹脂やポリエステル系樹脂に代わる結着樹脂として期待されている。
更に、従来のスチレン−アクリル樹脂では、長期に亘って現像器内で撹拌されると、キャリアとの摩擦により、トナーのエッジ部分が粉砕され、微粉の発生の原因となっていた。微粉が発生すると、カブリの現象を引き起こし、同時に機内飛散をもたらしていた。この原因は、スチレン−アクリルの樹脂強度が弱いためと一般的に言われている。
一方、環状構造を持った一般的なポリオレフィン樹脂は、その強靭性に特徴を持っており、キャリアとの摩擦に対し、かなり強い。すなわち、現像機内での耐ストレス性において、耐久性の観点から、スチレン−アクリル樹脂よりも優れている。
しかし、環状構造を持った一般的なポリオレフィン樹脂は、極性を持たない非極性樹脂であるため、紙との接着力が弱く、定着強度が悪い。すなわち、定着特性が十分でないという問題が指摘されている。
そこで、環状構造を持った一般的なポリオレフィン樹脂の定着性を改良するため種々の方法が提案されている。
従来より、定着特性を改善する方法としては、トナー中に低分子量のワックス類等の離型剤を導入する方法が用いられている。しかし、この方法では、トナー粒子同士が融着したり、あるいは現像器を構成する帯電部材にトナーが融着しやすいので、トナーの耐融着性が悪化しやすく、均一な画像形成の妨げになるおそれがある。さらに、この方法では、トナー製造時において、結着樹脂に、離型剤を均一に分散し、かつ微分散させることが容易ではないので、この分散性が低い場合には、耐融着性が悪化しやすい。また、この分散性を向上させるための成形条件等の選択も容易ではないので、トナーの成形性が十分でない。上記のような問題は、離型剤の導入量が多いほど発生しやすい。したがって、離型剤の導入だけで、耐融着性等の特性を低下させることなく、定着特性を向上させるのは困難である。なお、成形性とは、原材料の分散性が良好なトナーの製造のし易さをいう。
特許文献1には、結着樹脂として少なくともシクロオレフィン共重合体樹脂を含有し、離型剤として添加されるワックスを総量でトナー粒子重量に対して7〜20質量%含有することを特徴とするトナーが開示されている。しかし、ここでは、低分子量成分(ワックス)をトナー粒子重量に対して7〜20質量%含有しているため、トナー粒子同士が融着したり、あるいは現像器を構成する帯電部材にトナーが融着しやすいので、トナーの耐融着性が悪化しやすい。さらに、この方法では、トナー製造時において、結着樹脂に、多量の低分子量成分を均一に分散し、かつ微分散させることが容易ではないため、トナーの成形性が十分でなく、また、この分散性が低い場合には、耐融着性が悪化しやすい。
また、特許文献2では、結着樹脂が、脂環式オレフィン系樹脂と熱可塑性エラストマーとを含有する静電荷像現像用トナーが記載されている。しかし、熱可塑性エラストマーは、基本的に記録紙と密着することができる活性基の存在がない。また、この点に関しては、明確な記載がなされていない。
さらに、特許文献3では、結着樹脂が、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂と、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、酢酸ビニル系共重合樹脂、スチレン−アクリル樹脂、およびその他のアクリル系樹脂から選ばれた少なくとも一種とからなる加熱ローラー定着型静電荷増現像用トナーが記載されている。しかし、定着特性に大きく寄与する酸価の記載が一切なく、どういったスチレン−アクリル樹脂なのかが不明確である。
また、特許文献4では、結着樹脂が少なくとも環状構造を有するポリオレフィン樹脂を含み、該ポリオレフィン樹脂がカルボキシル基、ヒドロキシル基、およびアミノ基から選ばれた少なくとも1種の官能基を有するものであることを特徴とする静電荷増現像用トナーが記載されている。しかし、上記環状構造を有するポリオレフィン樹脂に上記官能基導入が困難である。すなわち、このカルボキシル基を該樹脂に導入する方法は大きく分けて2つある。1つは溶融空気酸化法で樹脂の末端にあるメチル基などのアルキル基を酸化し、カルボキシル基とするものである。ただし、この方法ではメタロセン触媒により合成された環状構造を有するポリオレフィン樹脂の場合、枝分かれがほとんどないので、多くのカルボキシル基を導入することは困難である。他の方法は該樹脂に過酸化物を加え、発生したラジカルの部分に無水マレイン酸を反応させるものである。この方法の場合、理論的には多くのカルボキシル基を該樹脂上に導入することが可能であるが、導入割合が多くなると樹脂が黄変し、透明性が悪くなる。
特開2003−114546号公報 特開2005−292362号公報 特開平9−101631号公報 特開2000−284528号公報
本発明の課題は、より少ない消費電力でオフセット性を発生させることなく、定着に優れ、流動性、環境依存性、耐久特性に優れた静電潜像現像用トナーを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、結着樹脂が、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂を主たる樹脂とし、これと酸価が3〜15mgKOH/gであるスチレン−アクリル樹脂とを所定の質量比をもって構成することにより、長期にわたって安定した画像品質を保持でき、定着性に優れた静電潜像現像用トナーを得ることができるという新たな事実を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の静電潜像現像用トナーは、以下の特徴を有する。
(1)少なくとも結着樹脂、着色剤および電荷調整剤からなる静電潜像現像用トナーであって、前記結着樹脂は、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂と、酸価が3〜15mgKOH/gのスチレン−アクリル樹脂とからなり、前記ポリオレフィン樹脂と前記スチレン−アクリル樹脂との質量比が99:1〜51:49であることを特徴とする静電潜像現像用トナー。
本発明の静電潜像現像用トナーによれば、結着樹脂が、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂を主たる樹脂とし、これと所定の酸価を有するスチレン−アクリル樹脂とが所定の質量比で構成されることにより、長期に亘って安定した画像特性を得ることができるとともに、オフセット性を悪化させることなく、低温で定着可能なトナーを得られるという、極めて優れた効果を期待することができる。
以下に、本発明に係る静電荷像現像用トナーについて詳細に説明をする。本発明に係る静電荷像現像用トナーは、該トナーを構成する結着樹脂が、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂を主たる樹脂として、これに酸価が3〜15mgKOH/gのスチレン−アクリル樹脂を加えた樹脂とからなる。そして、前記ポリオレフィン樹脂と前記スチレン−アクリル樹脂との質量比は99:1〜51:49である。
環状構造を持った一般的なポリオレフィン樹脂は、その強靭性に特徴を持っており、キャリアとの摩擦に対し、かなり強く、現像機内での耐ストレス性において優れている。
一方、スチレン−アクリル樹脂は、酸価が3〜15mgKOH/gであるものは定着性がよい。したがって、トナーを構成する結着樹脂として前記ポリオレフィン樹脂に前記スチレン−アクリル樹脂を、前記ポリオレフィン樹脂と前記スチレン−アクリル樹脂との質量比が99:1〜51:49となるように加えることにより、耐久性に優れるとともに、定着特性に優れたトナーを得ることができる。
前記酸価は3mgKOH/g未満では、定着性に効果が認められない。また、酸価が15mgKOH/gを超えると、親水性が大きくなるため特に高温高湿環境下での帯電不良による画像濃度低下やカブリ現象などを引き起こしてしまう。したがって、前記酸価は3〜15mgKOH/g、好ましくは、5〜15mgKOH/gである。本発明のトナーを正帯電トナーとして用いる場合、酸価が大きくなると負帯電性が増すため、前記酸価は5〜10mgKOH/gであるのが好ましい。
なお、本発明において、酸価とは樹脂1g中に含まれるカルボキシル基を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数をいう。
酸価の測定方法としては、以下のように行うことができる。すなわち、樹脂サンプル2〜10gを200〜300mLの三角フラスコに秤量する。秤量した樹脂サンプルにメタノール:トルエン=30:70の混合溶媒約50mLを加えて樹脂を溶解する。このとき、溶解性が悪い場合、少量のアセトンを加えてもよい。0.1%のブロムチモールブルーとフェノールレッドの混合指示薬を用いて、予め評定されたN/10水酸化カリウム−アルコール溶液で滴定する。この水酸化カリウム−アルコール溶液の消費量から下記式(1)によって酸価を求める。ただし、Nは(N/10 )KOHの力価(ファクター)である。
Figure 2007264493
また、前記結着樹は、前記ポリオレフィン樹脂と、酸価が3〜15mgKOH/gのスチレン−アクリル樹脂との質量比が99:1〜51:49、好ましくは80:20〜60:40である。該スチレン−アクリル樹脂の割合が前記ポリオレフィン樹脂に対して1質量%未満では、スチレン−アクリル樹脂の最大のメリットである定着性に十分な効果が得られない。また、49質量%を超えてしまうと、トナー全体の酸価が増大し、特に高温高湿環境下での帯電不良による画像濃度低下やカブリ現象などを引き起こしてしまう。また、同時に、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂のトナー中の割合が減少するため、耐久性が劣ることとなる。すなわち、現像器内中でのキャリアとのストレス性に弱くなり、微粉が多く発生し、カブリの発生を引き起こす。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤および電荷調整剤からなる静電潜像現像用トナーである。
本発明におけるトナーに使用する結着樹脂は、上記したように、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂を主たる樹脂として用いる。環状構造を持ったポリオレフィン樹脂としては、環状ポリオレフィン共重合体(以下、COCという。)が挙げられ、このCOCとしては、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン等のα−オレフィン(非環式オレフィン)と、シクロヘキセン、ノルボルネン、テトラシクロドデセン、シクロペンタジエン等の二重結合を有する脂環式化合物との共重合体等が挙げられる。
このようなCOCは、例えば、メタロセン系触媒やチグラー系触媒を用いた重合法により得ることができる。具体的には、非環式オレフィンの1種類以上のモノマーとシクロオレフィンの1種類以上のモノマーとを、−78〜150℃好ましくは20〜80℃、圧力0.01〜64バールで、アルミノキサンなどの共触媒と例えばジルコニウムあるいはハフニルムよりなるメタロセンの少なくとも1種類からなる触媒の存在において重合することにより得られる。
より具体的には、ティコナ株式会社製TOPAS TB、TM、9506F04等を挙げることができる。
前記スチレンーアクリル樹脂としては、スチレンーアクリル酸メチル共重合体、スチレンーアクリル酸エチル共重合体、スチレンーアクリル酸n−ブチル共重合体、スチレンーアクリル酸イソブチル共重合体、スチレンーアクリル酸n−オクチル共重合体、スチレンーアクリル酸ドデシル共重合体、スチレンーアクリル酸2−クロル−エチル共重合体、スチレンーアクリル酸フェニル共重合体、スチレンーα−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレンーメタアクリル酸メチル共重合体、スチレンーメタアクリル酸エチル共重合体、スチレンーメタアクリル酸ブチル共重合体等を挙げることができる。これらの共重合体は単独で、あるいは2種以上を混合して用いられる。
これらは、スチレン系単量体とアクリル系単量体を共重合することにより得られる。その単量体の具体例としては、スチレン系単量体として、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルスチレン等のアルキルスチレン、ハロゲン化スチレン等が挙げられ、アクリル系単量体として、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2エチルヘキシル、アクリルニトリル、メタアクリロニトリル、アクリルアミド等が挙げられる。
本発明のスチレンーアクリル樹脂は、上記単量体を乳化重合、懸濁重合、溶液重合や塊重合を行なうことによって得ることができる。また、高分子量成分の重合体と低分子量成分の重合体の組成や組成比は異なっていても良い。特に、懸濁重合により得られた樹脂が好ましい。
前記結着樹脂において、ガラス転移点(Tg)は55〜70℃の範囲内の値とするのが好ましい。結着樹脂のガラス転移点が、55℃未満では、得られたトナー同士が融着し、保存安定性が低下する傾向がある。一方、結着樹脂のガラス転移点が、70℃を超えると、トナーの定着性が乏しくなる傾向がある。
なお、ここで説明したTgは以下の測定方法で求めたものである。具体的には、Tgを測定する装置として、SII(エスアイアイ)テクノロジー社製DSC6200を使用し、まず試料約10mgをアルミ製試料容器に入れ、それをホルダユニットにのせ、電気炉中にセットする。そして、昇温速度10℃/minで30℃から170℃まで加熱した後、30℃まで試料を冷却して、再度170℃まで昇温速度10℃/minで加熱してDSC測定を行った。
Tgは、DSC6200中の解析システムを用いて、Tg近傍の吸熱カーブの接線とベースラインとの接点から算出することで求められる。
(着色剤)
着色剤は、従来公知のものを使用でき、特に限定されず、染料、顔料等のいずれであっても良い。例えば、カーボンブラック、キナクリドン、ナフトール、カーミン6B、モノアゾイエロー、ジアゾイエロー、フタロシアニンブルー、アンスラキノン、ジスアズ、モノアゾレッド、アニライド系化合物、ベンジジン、ベンズイミダゾロン、ハロゲン化フタロシアニン等が用いられる。着色剤の添加量はその種類にもよるが、一般に0.1〜50質量%程度、より好ましくは、0.5〜20質量%である。また、顔料マスターバッチ法も使用することができる。
(電荷制御剤)
本発明のトナーにおいて、帯電レベルや帯電立ち上がり特性(短時間で、一定の電荷レベルに帯電するかの指標)が著しく向上し、耐久性や安定性に優れた特性等が得られる観点から、電荷制御剤を添加することが好ましい。
ここで、添加する電荷制御剤の種類としては、特に制限されるものではないが、例えば、ニグロシン、第四級アンモニウム塩化合物、樹脂にアミン系化合物を結合させた樹脂タイプの電荷制御剤等の正帯電性を示す電荷制御剤を使用することが好ましい。また、これら電荷制御剤を併用しても構わない。
例えば、具体的に、アジン化合物としてのピリダジン、ピリミジン、ピラジン、オルトオキサジン、メタオキサジン、パラオキサジン、オルトチアジン、メタチアジン、パラチアジン、1、2、3−トリアジン、1、2、4−トリアジン、1、3、5−トリアジン、1、2、4−オキサジアジン、1、3、4−オキサジアジン、1、2、6−オキサジアジン、1、3、4−チアジアジン、1、3、5−チアジアジン、1、2、3、4−テトラジン、1、2、4、5−テトラジン、1、2、3、5−テトラジン、1、2、4、6−オキサトリアジン、1、3、4、5−オキサトリアジン、フタラジン、キナゾリン、キノキサリン、アジン化合物からなる直接染料としての、アジンファストレッドFC、アジンファストレッド12BK、アジンバイオレットBO、アジンブラウン3G、アジンライトブラウンGR、アジンダークグリーンBH/C、アジンディープブラックEWおよびアジンディープブラック3RL、ニグロシン化合物としてのニグロシン、ニグロシン塩、ニグロシン誘導体、ニグロシン化合物からなる酸性染料としての、ニグロシンBK、ニグロシンNB、ニグロシンZ、ナフテン酸または高級脂肪酸の金属塩類、アルコキシル化アミン、アルキルアミド、4級アンモニウム塩としてのベンジルメチルヘキシルデシルアンモニウム、デシルトリメチルアンモニウムクロライド等の1種または2種以上が挙げられる。特に、ニグロシン化合物は、より迅速な立ち上がり性が得られる観点から、正帯電性トナーの使用には最適である。
また、4級アンモニウム塩を有する樹脂またはオリゴマー、カルボン酸塩を有する樹脂またはオリゴマー、カルボキシル基を有する樹脂またはオリゴマー等が挙げられ、より具体的には、4級アンモニウム塩を有するポリスチレン系樹脂、4級アンモニウム塩を有するアクリル系樹脂、4級アンモニウム塩を有するスチレン-アクリル系樹脂、4級アンモニウム塩を有するポリエステル系樹脂、カルボン酸塩を有するポリスチレン系樹脂、カルボン酸塩を有するアクリル系樹脂、カルボン酸塩を有するスチレン-アクリル系樹脂、カルボン酸塩を有するポリエステル系樹脂、カルボキシル基を有するポリスチレン系樹脂、カルボキシル基を有するアクリル系樹脂、カルボキシル基を有するスチレン-アクリル系樹脂、カルボキシル基を有するポリエステル系樹脂等の1種または2種以上が挙げられる。
特に、4級アンモニウム塩、カルボン酸塩あるいはカルボキシル基を官能基として有するスチレン-アクリル系樹脂(スチレン-アクリル系共重合体)は、帯電量を所望の範囲内の値に容易に調節することができる観点から、最適である。また、上述したスチレン-アクリル系樹脂あるいはアクリル系樹脂自体における好ましいアクリル系樹脂として、(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸iso −プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸iso −ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸n−ブチル、メタアクリル酸iso −ブチルなどが挙げられる。
さらに、4級アンモニウム塩化合物としては、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートから第4級化の工程を経て誘導される単位が用いられる。誘導されるジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のジ(低級アルキル)アミノエチル(メタ)アクリレート;ジメチルメタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドが好適である。また、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等のヒドロキシ基含有重合性モノマーを重合時に併用することもできる。
また、負帯電性を示すものとして、例えば、有機金属錯体、キレート化合物が有効であり、モノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金属錯体、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族ダイカルボン酸系の金属錯体がある。他には、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその金属塩、無水物、エステル類、ビスフェノール等のフェノール誘導体類などが挙げられる。
また、トナーの全体量を100重量%としたときに、電荷制御剤の添加量は、1.5〜15重量%の範囲内の値とするのが好ましい。電荷制御剤の添加量が1.5重量%未満となると、トナーに対して、安定して帯電特性を付与することが困難となり、画像濃度が低くなったり、耐久性が低下する傾向がある。また、分散不良が起こりやすく、いわゆるカブリの原因となったり、感光体汚染が激しくなる等の傾向がある。一方、電荷制御剤の添加量が15重量%を超えると、耐環境性、特に高温高湿下での帯電不良、画像不良となり、感光体汚染等の欠点が生じやすくなる傾向がある。したがって、電荷制御機能と、トナーの耐久性等とのバランスがより良好な観点から、電荷制御剤の添加量を、2.0〜8.0重量%の範囲内の値とするのがより好ましく、3.0〜7.0重量%の範囲内の値とするのがさらに好ましい。
(ワックス)
本発明のトナーにおいて、定着性助剤、ホットオフセット性改良剤としてワックスを用いることも可能である。ワックスとしては、特に制限されるものではない。例えば、合成ポリエチレンワックス、合成ポリプロピレンワックス等のオレフィン系ワックス、カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等の植物系ワックス、モンタンワックス等の鉱物系ワックス、石炭及び天然ガス等からフィッシャー・トロプシュ法により作製されるフィッシャー・トロプシュワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス、エステル系ワックス、テフロン(登録商標)系ワックス等が挙げられる。また、これらワックスを併用しても構わない。
ワックスの添加量は1〜5重量%の範囲内で使用することが好ましい。1重量%未満では、ワックスのトナーへの低溶融化の効果が薄れてしまい、定着不良を招く。5重量%を超えると、トナー中におけるワックスが単独で存在している確率が高くなり、感光体への汚染、すなわちドラムフィルミングを発生させたり、また、帯電量分布を大きく乱していまい、画像濃度低下、カブリ発生などの画像欠陥を引き起こしてしまう。
(外添剤)
トナーに流動性、保存安定性を維持させるために、外添剤としてコロイダルシリカ、疎水性シリカ、アルミナ、酸化チタン等の微粒子(通常、平均粒径が1.0μm以下)を用いるのがよい。
なお、上記の外添剤は、トナーの表面処理によって、流動性、保存安定性、クリーニング性等を向上させるために使用されるものであり、通常、トナー100質量部当り、0.2〜10.0質量部の量で使用される。また、これら微粒子の外添は、磁性トナーと乾式で攪拌混合することにより行うこともできるが、この場合、微粒子がトナー中に埋め込まれないように、ヘンシェルミキサーやナウターミキサーなどを用いて行うのがよい。
本発明に係るトナーは、特に限定されるものでなく、磁性、非磁性、正帯電性、負帯電性、モノクロ、カラー、を問わずいずれのトナーにも用いることができる。
(磁性トナー)
特に、本発明のトナーにおいては、公知の磁性粉体をトナー中に分散させた磁性トナーとして好適に用いることができる。磁性粉体として、フェライト、マグネタイトを初めとする鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性を示す金属、もしくは合金またはこれらの元素を含む化合物、あるいは、強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって強磁性を示すようになる合金、または二酸化クロム等を挙げることができる。これらの磁性粉体は平均粒子径が0.1〜1μm、好ましくは0.1〜0.5μmの範囲内の微粉末の形でトナーバインダー中に均一に分散される。また、磁性粉体は、単体およびチタン系カップリング剤、シラン系カップリング剤などの表面処理剤で表面処理を施したものでも良い。また、磁性体粉の配合量は、結着樹脂100重量部に対して20〜200重量部であるのが好ましく、50〜150重量部であるのがさらに好ましい。
本発明に係る磁性トナーを用いることにより、磁性トナーで生じやすいトナーの定着強度の低下を防止できるとともに、現像手段内でのストレスによってトナーから分離しやすい微粉の発生を防ぐことができ、低温定着性や耐オフセット性を保持できる。
さらに、本発明のトナーは、フェライトキャリア等の現像剤キャリアと混合して2成分現像剤としてもよく、また、単独で一成分現像剤とするなど適宜の方法で使用できる。フルカラー用トナーとして使用することも可能である。
(キャリア)
本発明に係るトナーを2成分現像剤として用いる場合、キャリアコア材としては特に限定はなく、例えば、鉄、ニッケル、コバルト等の磁性体金属およびそれらの合金、あるいは希土類を含有する合金類、ヘマタイト、マグネタイト、マンガン−亜鉛系フェライト、ニッケル−亜鉛系フェライト、マンガン−マグネシウム系フェライト、リチウム系フェライトなどのソフトフェライト、銅−亜鉛系フェライト等の鉄系酸化物およびそれらの混合物等の磁性体材料を焼結およびアトマイズ等を行うことによって製造した磁性体粒子の表面を樹脂被覆したものを使用することができる。
上記で得られたキャリアコア材に対して、表面コート剤フッ素系結着樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
キャリアの粒子径は、一般に電子顕微鏡法による粒径で表して20〜200μm、特に30〜150μmのものが好ましい。またキャリアの見掛け密度は、磁性材料を主体とする場合は磁性体の組成や表面構造等によっても相違するが、一般に2.4〜3.0g/cm3の範囲が好ましい。
前記トナーとキャリアからなる2成分現像剤中の、トナー濃度は1〜20重量%、好ましくは3〜15重量%である。トナー濃度が1重量%未満の場合、画像濃度が薄くなりすぎ、他方トナー濃度が20重量%を超える場合、現像装置内でトナー飛散が発生し機内汚れや転写紙などの背景部分にトナーが付着する不具合が生じる虞があるからである。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明の静電潜像現像用トナーをさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(スチレン−アクリル樹脂の作製)
スチレン−アクリル樹脂の製造例を以下に示す。
スチレン70重量部、アクリル酸ブチル30重量部からなるモノマー溶液を、重合開始剤であるAIBN6重量部と溶媒としてのトルエン200重量部が入っている溶液中(コンデンサーを具備し、トルエンを還流)に3時間かけて滴下し、滴下後60℃に保った状態で12時間重合した後、トルエンを減圧蒸留して除去し、さらに酸価が9mgKOH/gになるように180℃で無水トリメリット酸を反応系に添加し、10℃/時間の速度で210℃まで昇温し、反応させ、スチレン−アクリル樹脂を得た。
(トナー)
上記得られたスチレン−アクリル樹脂と下記材料を用いて本発明に係るトナーを作製した。

環状ポリオレフィン樹脂(ティコナ社製:TOPAS TB) 60重量部
上記スチレン−アクリル樹脂 40重量部
ワックス(三洋化成社製:ポリプロピレンワックス660P) 5重量部
電荷制御剤(オリエント化学工業社製:ボントロンP−51) 1重量部
着色剤(三菱化学社製:カーボンブラックMA−100) 4重量部

すなわち、環状ポリオレフィン樹脂、酸価が9mgKOH/gのスチレン−アクリル樹脂、ワックス、電荷制御剤、着色剤を上記に示す割合で混合し、その混合物を2軸押出機にて溶融混練した後、これを冷却し、粉砕、分級して平均粒径7μmの粉体を得た。
この粉体に対して、酸化チタン(チタン工業株式会社製:EC−100)を2%、疎水性シリカ(日本アエロジル株式会社製:RA−200H)を1.0%外添して混合し、粉体表面に付着させて正帯電トナーを作製した。
そして、得られたトナー10質量部とフェライトキャリア100質量部を混合して2成分現像剤(試料No.1)とした。
(試料No.2〜11)
スチレン−アクリル樹脂の酸価および環状ポリオレフィン樹脂との質量比を、表1に示す試料No.1の組合せに代えて、試料No.1と同様にして試料No.2〜10を作製した。
Figure 2007264493
(評価試験および評価方法)
前記作製した試料No.1〜10の現像剤のいずれかを画像出力用、定着評価用に改造した正帯電有機感光体を備えた京セラミタ社製ページプリンタ(FS−C5016N)に搭載して、直径30mm、線速100mm/secの定着用熱ローラーにより、評価画像を出力し、画像特性(画像濃度、カブリ)、熱特性(定着性)の評価を行った。また、同時に、トナー帯電量の測定も行った。さらに、耐久性を評価するために現像器内攪拌時の微粉の増加率を調べた。
これらの結果を表2および表3に示した。
評価方法および評価基準は、以下の通りである。
(1)帯電量
上記トナー10重量部とフェライトキャリア100重量部を混合して、通常環境下(20℃、65%RH)およびにて、5分間摩擦帯電させた時の帯電量(μC/g)を帯電量測定装置〔トレック(TREK)社製のQ/M meter 210HS〕を用いて測定を行った。その結果を表2に示した。
(2)画像濃度
上記プリンタを用いて、通常環境(20℃、65%RH)にて初期時に画像評価パターンを印字して画像とし、ソリッド画像をマクベス反射濃度計〔グレタグ・マクベス社製のRD914〕を用いて測定した。その結果を表2に示した。評価基準は、画像濃度が1.30以上のものを良好とした。
(3)カブリ
上記(2)で形成した初期画像の余白部分を目視観察して、地カブリの有無を調べた。その結果を表2に示した。評価基準は下記の通りである。
○:カブリは良好。
△:ややカブリを生じている。
×:カブリはひどい。
(4)定着性
定着温度を180℃に設定し、通常環境(20℃、65%RH)にて、電源OFFの状態で10分間冷却した後、電源ONとし、定着パターンソリッド画像を連続5枚印字し、測定用画像を得た。この画像を綿布で包んだ黄銅製分銅(1kg)の荷重をかけて、10往復擦った。この操作の前後の画像濃度をマクベス反射濃度計〔グレタグ・マクベス社製のRD914〕で測定し、その濃度の比率を求めて定着性とした。その結果を表2に示した。評価基準は下記の通りである。
○:定着率が95%以上。
△:定着率が90%以上〜95%未満。
×:定着率が90%未満。
(5)現像器内攪拌における微粉の増加率
上記トナー10重量部とフェライトキャリア100重量部を混合して、現像器中に入れ、無補給、強制撹拌を行い、48時間経過した後の現像機内中トナーの粒度をベックマン・コールター株式会社製マルチサイザーIIIにて、微粉(体積分布5μm未満)の量を、初期の状態からの増減率として求めた。その結果を表2に示した。評価基準は下記の通りである。
○:増加率 0〜10%未満
△:増加率 10〜20%未満
×:増加率 20%以上
(6)高温高湿環境下における帯電量と画像濃度
上記トナー10重量部とフェライトキャリア100重量部を混合して、高温高湿環境下(33℃、85%RH)に12時間放置し、5分間摩擦帯電させた時の帯電量(μC/g)を帯電量測定装置〔トレック(TREK)社製のQ/M meter 210HS〕を用いて測定を行った。同時に、前記評価機(FS−C5016N)も上記同様の高温高湿環境に12時間、静置して状態を安定させた後、同じ高温高湿環境中で画像評価パターンを印字して画像とした。そして、上記(2)、(3)と同様にソリッド画像をマクベス反射濃度計〔グレタグ・マクベス社製のRD914〕を用いて測定し、また、同時にカブリを目視観察することにより画像特性評価を行った。その結果を表3に示した。評価基準は、画像濃度およびカブリについて、それぞれ上記(2)、(3)と同様である。
Figure 2007264493

Figure 2007264493
表2に示すように、試料No.6は、併用したスチレン−アクリル樹脂の酸価が低すぎるため、トナーとしての紙への接着性が低く、通常環境下での定着性を満足できなかった。試料No.7は、併用したスチレン−アクリル樹脂の酸価が高すぎるため、トナーの親水性が上がり、帯電不良を起こした。そのため、表3に示すように、高温高湿環境下にてカブリが発生した。また、耐久時に現像機内でのトナー飛散が悪くなった。また、試料No.8では、ポリオレフィン樹脂単独での使用のため、定着性に問題があった。試料No.9、10は、スチレン−アクリル樹脂の添加量が多いため、定着性は満足できたが、耐ストレス性が悪く、トナー中の微粉量の増加が目立った。微粉は過度の帯電により、スリーブおよびキャリアへの付着力が強くなり、画像濃度低下を引き起こした。
これに対して、本発明の範囲内の条件にある試料No.1〜5は、通常環境下および高温高湿環境下のいずにおいても、画像濃度、カブリおよび定着性において良好な結果を示すとともに、耐久特性においても優れていることが示された。

Claims (1)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤および電荷調整剤からなる静電潜像現像用トナーであって、前記結着樹脂は、環状構造を持ったポリオレフィン樹脂と、酸価が3〜15mgKOH/gのスチレン−アクリル樹脂とからなり、前記ポリオレフィン樹脂と前記スチレン−アクリル樹脂との質量比が99:1〜51:49であることを特徴とする静電潜像現像用トナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009098212A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Kyocera Mita Corp 静電潜像現像用トナー
JP2009271265A (ja) * 2008-05-06 2009-11-19 Tomoegawa Paper Co Ltd 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法

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