JP2007264312A - 光結合器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本実施形態の光結合器10は、発光素子11と光伝送路12に、それぞれ第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2を事前に装着させておくことにより、光結合時には第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2との位置決めのみを行えばよく、精度の高い位置決めを容易に実現することが可能となる。また、第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2のそれぞれの端部が光結合時に接近するような長さに調整することで、高い結合効率が得られるようにすることも容易である。
【選択図】図1
Description
光信号を用いた光伝送システムでは、発光素子及び受光素子等の光素子に加えて、光伝送路が必ず必要であり、各光素子を光伝送路に光結合して用いている。光信号は、光強度の高低で形成されていることから、光伝送システムでは光強度を確保することが不可欠となる。
(1)光素子と光伝送路との間に光を集光するためのレンズを設置するレンズ型
(2)光素子と光伝送路との間に光を伝播させるための光導波構造を形成する光伝送路型
の2種類が従来から知られている。
従来のレンズ型の光結合手段の代表例を図12に示す(特許文献1〜3)。同図では、発光素子101と光伝送路102とをマイクロレンズ103,104を用いて光結合させる手段を示しており、発光素子101側と光伝送路102側に、それぞれマイクロレンズ103,104を設けている。図10では、発光素子101を用いた例を示しているが、受光素子であっても同様の光結合手段を用いることができる。
光ピン121は、ファイバを加工して形成したものであり、光ピン121は光伝送路102の端面105に装着されている。光ピン121の光軸は、発光素子101の光軸と一致しており、光伝送路102の光軸とは垂直になる方向となっている。本従来例では、発光素子101と光ピン121の間、光ピン121と光伝送路102の間、の2箇所で光結合させている。
また、光素子と光伝送路の間を樹脂埋めして用いる場合には、光結合に用いるレンズとしてよりレンズ効果の大きいものを選択する必要があるが、このようなレンズは材料の選択性に乏しく、曲率半径が非常に小さく高精度に加工されたものが必要となってコスト高になってしまうといった問題があった。
さらに、光素子と光結合用導波構造との距離が大きくなってしまうと、光結合効果が低下してしまうため、両者をできるだけ接近させた構造とする必要がある。しかしながら、光素子と前記光結合用導波構造とを近接させ、かつ実装位置の制御も容易な構造とするのは難しい。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、光素子と光伝送路との光学的な結合が容易で、高い結合効率を実現する光結合器を提供することを目的とする。
前記第1及び第2の光結合用導波構造に対して、光出力側の光結合用導波構造のコア径を光入力側の光結合用導波構造のコア径よりも小さくした場合には、高精度な位置決めを行うことなく高い結合効率を実現することができる。
本発明の光結合器の第1の実施の形態を、図1を用いて以下に説明する。本実施形態の光結合器は、光素子側に形成される第1の光結合用導波構造と光伝送路付基板側に形成される第2の光結合用導波構造とから構成される。前記第1の光結合用導波構造と前記第2の光結合用導波構造とを結合することによって、前記光素子と前記光伝送路とを光学的に結合させるものである。
発光素子11及び光伝送路付基板12には、それぞれ第1の光結合用導波構造1及び第2の光結合用導波構造2が形成されており、本実施形態の光結合器10は、第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2とから構成されている。
また、第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2とはそれぞれ発光素子11と光伝送路付基板12に個別に装着されることから、それぞれの導波構造の長さを容易調整することができる。そこで、第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2のそれぞれの端部が光結合時にそれぞれ発光素子と光伝送路に接近するような長さに調整することで、高い結合効率が得られるようにすることも容易である。
本発明の光結合器の第2の実施の形態を、図2を用いて以下に説明する。本実施例でも、発光素子11を光伝送路付基板12に実装する例を示しているが、受光素子等の他の光素子を実装する場合であっても同様である。本実施形態の光結合器20は、発光素子11と光伝送路付基板12のそれぞれに第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2のそれぞれのクラッド1b,2bのみを事前に装着させるようにしている。
本発明の光結合器の第4の実施の形態を、図4を用いて以下に説明する。本実施例でも、発光素子11を光伝送路付基板12に実装する例を示しているが、受光素子等の他の光素子を実装する場合であっても同様である。本実施形態の光結合器40は、発光素子11と光伝送路付基板12のそれぞれに、略凸形状のコア1a,2aを有する第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2を事前に装着させるようにしている。
同様にして、クラッド2bに略凸形状を有するコア2aを挿入して硬化することで、光伝送路付基板12に第2の光結合用導波構造2を形成することができる。また、光伝送路付基板12に備えられた光伝送路13と第2の光結合用導波構造2との位置決めは、コア2aをクラッド2bに挿入する際に行うことができる。
発光素子11の光軸方向に未硬化のコア材51を充填し、クラッド1bの形状を有する型材52でコア1aの形状を形成した後、コア材51を硬化させる(図5(a)下段)。本実施形態では、発光素子11と第1の光結合用導波構造1との位置決めは、コア1aにクラッド1bの形状を形成する際に、型材52と発光素子11との位置決めで行うことができる。その後、クラッド1bを形成する。
発光素子11と光伝送路13との光結合は、コア1aとコア2aの端部を位置決めして、クラッド1bとクラッド2bの接合にて行うことができる(図5(b))。前記接合部からコア1a、コア2aまでの距離は導波構造ではないことから、この距離の厚さはできるだけ小さくするのが好ましい。これにより、コア1a、コア2aの前記端部での結合効率の低下を回避することが可能となる。上記の通り形成された第1の光結合用導波構造1と第2の光結合用導波構造2との結合部は、封止樹脂15で封止されて固定化される。
本発明の光結合器の第7の実施の形態を、図7を用いて以下に説明する。本実施形態の光結合器70は、発光素子11に装着された第1の光結合用導波構造1のコア1aの径が、光伝送路付基板12に装着された第2の光結合用導波構造2のコア2aの径よりも小さく形成されている。
2・・・第2の光結合用導波構造
1a、2a・・・コア
1b、2b・・・クラッド
10、20、30、40、50、60、70、80、90、100、110・・・光結合器
11・・・発光素子
12・・・光伝送路付基板
13・・・光伝送路
14・・・端面
15・・・封止樹脂
21・・・型材
22・・・クラッド材
31・・・型材
51・・・コア材
52・・・型材
61・・・樹脂混合剤
62・・・光
63・・・光
71、72・・・端部
81・・・受光素子
101・・・発光素子
102・・・光伝送路
103,104・・・マイクロレンズ
105・・・端面
121・・・光ピン
131・・・導波用シート
132・・・導波構造
Claims (7)
- 基板と光伝送路とを備えた光伝送路付基板に光素子を光結合させるための光結合器であって、
前記光伝送路の光軸と直交する光軸を有する第1の光結合用導波構造を備え
前記第1の光結合用導波構造の一部または全部が前記光素子に装着されている
ことを特徴とする光結合器。 - 前記光伝送路の光軸と直交する光軸を有する第2の光結合用導波構造をさらに備え
前記第2の光結合用導波構造の一部または全部が前記光伝送路付基板に装着されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光結合器。 - 前記第1の光結合用導波構造及び前記第2の光結合用導波構造は、クラッドのみがそれぞれ前記光素子及び前記光伝送路付基板に装着されており、
前記第1の光結合用導波構造及び前記第2の光結合用導波構造のコアは一体に形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の光結合器。 - 光出力側の前記第1の光結合用導波構造または前記第2の光結合用導波構造のコア径が、光入力側の前記第2の光結合用導波構造または前記第1の光結合用導波構造のコア径よりも小さい
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光結合器。 - 光出力側の前記第1の光結合用導波構造または前記第2の光結合用導波構造のコア径が、光入力側の前記第2の光結合用導波構造または前記第1の光結合用導波構造のコア径よりも大きい
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光結合器。 - 光出力側の前記第1の光結合用導波構造または前記第2の光結合用導波構造の入力端がレンズ形状を有している
ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の光結合器。 - 光入力側の前記第1の光結合用導波構造または前記第2の光結合用導波構造の出力端がレンズ形状を有している
ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の光結合器。
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