JP2007263457A - 加熱調理器 - Google Patents

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伸一 萩原
Toshiya Nishimoto
俊也 西本
Makoto Yamamoto
山本  誠
Masami Akesato
正己 明里
Mitsuaki Tabuchi
光章 田渕
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Abstract

【課題】加熱調理終了後に保温モードに入り、ターンテーブルを回転させてカップ等に入れた調理物(被加熱物)の保温を行う場合、調理終了時点で加熱用庫内前面の扉を開いて調理物を取り出そうとするとき、扉を開くと同時にターンテーブルの回転を停止して安全を図る安全制御を採用すれば、ターンテーブルが調理開始位置へ復帰しない状態で停止することとなる。本発明はこれを改善するものある。
【解決手段】レンジ調理工程が終了したときはターンテーブルをスタート位置に復帰させてカップ等を取り出し易くし、カップ等を取り出さなかった場合には、レンジ調理工程後又は引き続いてマイクロ波の弱照射によって保温工程に入るようにして、ターンテーブル上の調理物(被加熱物)の品質維持を図るようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、調理器本体の庫内底部のターンテーブル上の載置した調理物(被加熱物)にマイクロ波を照射する加熱調理器に関する。
電子レンジ機能とガスオーブン機能を備えた複合加熱調理器があり、ターンテーブル上に調理物(被加熱物)を入れたカップ等を載せて、電子レンジとガスオーブンを同時に動作させた場合において、タイマセットされた時間の経過によって調理終了したとき、ターンテーブルが調理開始位置から行き過ぎても、その行き過ぎ量がカップ等の取り出し易い範囲内であれば、直ちにターンテーブルの回転を停止するように、タイマの経過時間と所定角度に相当する限界時間とを比較して、タイマの経過時間が限界時間か否かを判定し、タイマの経過時間が、限界時間以上であれば、ターンテーブルを調理開始位置まで回転して停止する。この場合、調理途中で調理庫の扉を開いた場合、直ちにターンテーブルの回転を停止することにより、ターンテーブルの回転が停止する待ち時間がなくなるようにしたものがある。(特許文献1参照)。
特開平9−26142号公報
加熱調理終了後に保温モードに入り、ターンテーブルを回転させて調理物(被加熱物)の保温を行う場合、調理終了時点で加熱用庫内前面の扉を開いて調理物を取り出そうとするとき、扉を開くと同時にターンテーブルの回転を停止して安全を図る安全制御を採用すれば、ターンテーブルが調理開始位置へ復帰しない状態で停止することとなる。
本発明は、このような点に鑑みて、例えば、調理物(被加熱物)を柄付きカップや柄付き容器等に入れてターンテーブルに載せてレンジ加熱調理を開始した場合、レンジ調理工程が終了したときはターンテーブルをスタート位置に復帰させて、カップや容器等を取り出し易くし、もし、調理物(被加熱物)を取り出さなかった場合には、レンジ調理工程後に、マイクロ波の弱照射によって保温工程に入るようにして、ターンテーブル上の調理物(被加熱物)の品質維持を図るようにするものである。
第1発明の加熱調理器は、調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程が終了したときから前記電動機装置によって前記ターンテーブルをスタート位置に復帰停止させる制御と、前記レンジ調理工程が終了したときから所定時間後に前記マグネトロンによるマイクロ波の弱照射によって保温工程に入る制御と、前記スタート位置で停止した前記ターンテーブルを前記所定時間後に回転させる制御を行うことを特徴とする。
第2発明の加熱調理器は、調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程が終了したときから前記電動機装置によって前記ターンテーブルをスタート位置に復帰停止させる制御と、前記レンジ調理工程が終了したときから前記マグネトロンによるマイクロ波の弱照射による保温動作を行う制御と、前記保温動作中であって前記スタート位置で停止した前記ターンテーブルを前記レンジ調理工程が終了したときから所定時間後の前記保温動作中前記電動機装置によって前記ターンテーブルを回転させる制御をすることを特徴とする。
第3発明の加熱調理器は、調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程中の前記庫内前面扉の開に基づき、前記電動機装置によって前記ターンテーブルを停止させる制御と、前記前面扉の開状態において操作部のいずれかのキーのON操作によって前記電動機装置によって前記ターンテーブルを回転させる制御をすることを特徴とする。
第1発明の加熱調理器は、レンジ調理工程が終了したときから電動機装置によってターンテーブルをスタート位置に復帰させる制御を行うため、レンジ調理工程が終了したとき、前面扉を開いたときは、ターンテーブル上に調理物(被加熱物)を載せたときの状態へターンテーブルが来ているため、調理物(被加熱物)が高温になっていても、手前に位置するそれを入れたカップや容器等の柄部を持って取り出せるため安全で、しかも取り出し易くなる。もし、取り出さなかった場合には、レンジ調理工程が終了したときから所定時間後に、マグネトロンによるマイクロ波の弱照射によって保温工程に入るため、ターンテーブル上の調理物(被加熱物)は加熱調理した状態を維持できることとなる。そして、ターンテーブルは、この所定時間後に回転するため、保温時間が長引いても、均質な保温状態を維持できることとなる。
第2発明の加熱調理器は、第1発明の効果に加えて、レンジ調理工程が終了したときからマグネトロンによるマイクロ波の弱照射による保温動作を行うため、ターンテーブルが初期位置へ復帰したときに調理物(被加熱物)を取り出さなかった場合にも、レンジ調理工程が終了したときから引き続いて、マグネトロンによるマイクロ波の弱照射によって保温工程に入るため、ターンテーブル上の調理物(被加熱物)の冷却防止の効果がある制御となる。そして、ターンテーブルは、レンジ調理工程が終了したときから所定時間後に回転するため、保温時間が長引いても、均質な保温状態を維持できることとなる。
第3発明の加熱調理器は、レンジ調理工程中に庫内前面扉を開いたとき、電動機装置によってターンテーブルを停止させて安全を図ると共に、前面扉の開状態において、操作パネルの操作部のいずれかのキーのON操作によって、電動機装置によってターンテーブルを回転させることができるため、目視によってターンテーブルがスタート位置へ復帰する状態を見計らって、操作キーのON状態を解除すれば、ターンテーブルがスタート位置へ回転した状態で停止させることができる。このため、調理物(被加熱物)をスタート時点の状態で庫内から取り出し易くなり、調理物(被加熱物)が高温になっていても、手前に位置するそれを入れたカップや容器等の柄部を持って取り出せるため安全で、しかも取り出し易くなる。
本発明の加熱調理器は、調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程が終了したときから前記電動機装置によって前記ターンテーブルをスタート位置に復帰停止させる制御と、前記レンジ調理工程が終了したときから所定時間後に前記マグネトロンによるマイクロ波の弱照射によって保温工程に入る制御と、前記スタート位置で停止した前記ターンテーブルを前記所定時間後または引き続いて回転させる制御を行うものであり、以下に、本発明の実施例を記載する。
本発明に係る加熱調理器の実施形態について説明する。図1は本発明に係る加熱調理器の正面斜視図、図2は本発明に係る加熱調理器の中央部の縦断側面図、図3は本発明に係る加熱調理器の操作パネル対応部分の縦断側面図、図4は本発明に係る加熱調理器の操作パネルの正面図、図5は本発明に係る加熱調理器の制御回路の構成図、図6は本発明に係る加熱調理器の予熱工程とオーブン調理工程における温度とタイマのタイムチャート、図7は本発明に係る加熱調理器のターンテーブル復帰動作のタイムチャートである。
本発明に係る加熱調理器の実施例を先ず図1に基づき説明すると、1は例えばシステムキッチン等に組み込んで使用する床置型の加熱調理器本体で、加熱調理器本体内には前面に開口する加熱用庫内4が形成されている。庫内4の前面開口は、扉2によって開閉自在に閉じられており、扉2は、左右下部に回動軸を備えており、上端部に設けた取っ手5を手前に引くことによって、手前側に開閉自在に枢支されている。そして、扉2の横に隣接して操作パネル3を配置している。扉2は、周囲の枠体部2Aの内側に耐熱ガラス2Bで構成した窓を形成し、庫内4を外から透視できる構成である。
庫内4の底部の略中央部には、ターンテーブル6が電動機装置7から上方へ延びた回転軸8によって回転するように配置されている。加熱調理器本体1内には、庫内4を加熱する熱源部10が収納されている。熱源部10は、本発明に係る加熱調理器がガスオーブンの場合は、ガスバーナ9と、このガスバーナ9で発生する熱風を庫内4に供給する熱風用ファン11で構成されている。庫内4の外側後方に空間18が形成され、空間18には、電動機11Aによって回転される熱風用ファン11が配置されている。熱風用ファン11と同軸に電動機11Aによって回転される冷却ファン11Bを設け、電動機11Aの前面側の熱を後述の排気孔24から排出されるようにしている。庫内4の外側下方には、燃焼室18Aとガス供給室18Bが相互間を壁で区画された状態で併設され、燃焼室18Aとガス供給室18Bの後部が空間18に連通している。燃焼室18Aには、ガスバーナ9が収納され、ガス供給源からガス管12を通して供給されるガスは、第1電磁弁13、ガス圧調整弁14、及び第2電磁弁15を備えたガス供給部26を通って、ガス管16から一対のガスバーナ9へ供給される。ガスバーナ9に近接して点火用電極17が配置されている。ガス供給部26は、ガス供給室18Bに収納され、ガス供給室18Bには電動機19によって回転する冷却用ファン20が配置されている。庫内4の天井壁の透過孔を通してマイクロ波を照射するように、加熱調理器本体1内上部にマグネトロン80が設けられ、電子レンジ加熱調理が可能になっている。
ガスバーナ9での燃焼によって発生する熱風(加熱空気)は、熱風用ファン11によって庫内4の背壁に形成した多数の熱風供給孔21から庫内4に供給されて矢印のように循環し、庫内4の背壁上部に形成した多数の吐出孔22から排気通路23を通って、加熱調理器本体1の天板に形成した排気孔24から排出される。このようにして、ターンテーブル6上に載せた調理物(被加熱物)が高温に加熱される。冷却用ファン20の運転によって、加熱調理器本体1の前面下部の吸気孔25から吸い込んだ空気が、ガス供給室18Bを通ってガス供給部26を冷却しつつ、後方空間18を通って排気孔24から排出される。27は庫内温度検出センサであり、28は庫内の異常温度検出センサである。29は、ガスバーナ9の点火を検出する炎検出センサである。
図4は操作パネル3の実施例を示すもので、上部に液晶パネルや蛍光表示管等で構成した表示器31を配置していると共に、この表示器31の下方に操作部32を配置している。表示器31には、調理メニュー表示部33と、温度や出力を表示する設定表示部34と、時間やタイマを表示するタイマ部35等を配置している。調理メニュー表示部33は、自動メニュー33Aと手動メニュー33Bに区分し、自動メニュー33Aとして複数のメニューを文字表示し、手動メニュー33Bとして複数のメニューを文字表示している。
操作部32には、キーロックを設定するロックキー36と、音声の音量を設定する音声キー37と、操作パネル3をギヤードモータ49によって下端が手前に出てくる傾斜状態に作動させまた垂直状態に戻すための操作パネルキー38とを横並びに配置し、これらのキーの下方に自動メニュー33Aを選択設定する自動調理キー39と、手動メニュー33Bを選択設定する手動調理キー40と、調理の仕上がり状態を強めや弱めに設定する仕上がりキー41とを横並びに配置し、かつこれらのキーの下方に調理温度を設定する温度キーとして、温度アップキー42と温度ダウンキー43を横並びに配置し、更にこれらのキーの下方に時間やタイマ時間を設定する時間キーとして、10分単位時間キー44、1分単位時間キー45、秒単位時間キー46を横並びに配置し、これら時間キーの下方にスタートキー47と取消しキー48を配置している。
図5は制御手段を構成する制御回路50の実施例を示すもので、商用の交流電源51に扉2の開閉に応じて接点を開閉するドアスイッチ52を介して電源回路53を接続していると共に、この電源回路53の出力側にマイクロコンピュータ54を接続している。
又、上記マイクロコンピュータ54の出力ポートには、上記表示器31を駆動する表示回路55と、ブザー56を作動するブザー回路57と、操作パネル3を電動により斜めに傾斜するギヤードモータ49を駆動するモータ駆動回路59と、熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19を駆動するモータ駆動回路71と、調理器本体1の熱源であるガスバーナ9への燃料供給を制御する電磁弁13、14を駆動する電磁弁駆動回路60と、ガスバーナ9のガスへ点火する点火用電極17で高圧放電させるための点火器駆動回路61と、調理室である庫内4を照明する庫内灯62を点滅する庫内灯駆動回路63と、ターンテーブル6用の電動機装置7の電動機7Aを駆動するモータ駆動回路82と、マイクロ波照射用のマグネトロン80の駆動回路81を接続し、同じく入力ポートには、扉2の開閉を検出するドア開閉検出回路64の出力と、操作部32に配置した各操作キーの入力を検出するキー入力回路65の出力と、庫内4の温度を検出する庫内温度検センサ27を入力とする庫内温度検出回路66の出力と、ガスバーナ9の点火を検出する炎検出センサ29を入力とする炎検出回路67の出力とを接続していると共に、入出力ポートにはデータ記憶用のメモリ70を接続している。扉2を開いたとき庫内灯駆動回路63によって庫内灯62が点灯し、扉2を閉じたとき庫内灯駆動回路63によって庫内灯62が消灯する。
尚、68はマイクロコンピュータ54の出力ポートに接続した自己保持回路で、その出力にてドアスイッチ52に並列接続した自己保持用のリレー接点69を駆動するもので、扉2が開かれてドアスイッチ52が閉じ、電源回路53によりマイクロコンピュータ54に通電されると、自己保持回路68の出力にてリレー接点69を閉じ、調理の開始等により扉2が閉じてドアスイッチ52が開いても、リレー接点69を介して電源回路53に通電し、調理を継続する様に構成している。
又、マイクロコンピュータ54は、調理が終了して所定時間経過した場合や、扉2が閉じられてから所定時間経過しても操作部32に配置した各操作キーの入力操作が無い場合には、上記リレー接点69を開いて電源回路53への通電を遮断し、所謂待機時には電力を消費しない様に構成している。
更に、マイクロコンピュータ54は、扉2が開いて通電されると、モータ駆動回路59の出力にてギヤードモータ49を作動して、操作パネル3を、その下端が手前側へ飛び出す状態に傾斜させ、操作部32に配置した各キーの操作を行ない易く構成している。
例えば、使用者は一旦扉2を開いてターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)に調理物(被加熱物)を載せて扉2を閉める。扉2を開くことによって、ドアスイッチ52が閉じて電源回路53によって電力が供給され、自己保持回路68が動作してリレー接点69が閉じ、自己保持状態となっており、電源回路53によって電力が供給された状態となる。この状態において、表示回路55が動作し、自動調理キー39と手動調理キー40対応のLEDが点灯して、このいずれかにキーの操作を促す。ここで、ターンテーブル6上に載せた調理物(被加熱物)が「牛乳」である場合は、自動調理キー39を押し、そして例えば「牛乳」の文字部分をON操作し、スタートキー47をONすることによって、調理加熱工程の一種であるあたためモードが開始し、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、レンジ調理タイマがスタートすると共に、駆動回路81が動作してマグネトロン80が動作して庫内4にマイクロ波を照射し、ターンテーブル6上の「牛乳」をマイクロ波加熱する。また、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。そして、所定時間経過して、ブザーやランプ等によりあたためモードの終了を報知すると共に、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、駆動回路81が動作してマグネトロン80の動作を停止し、またモータ駆動回路82によって電動機7Aが運転を停止して、ターンテーブル6が回転を停止する。
ガスや電気によって加熱された庫内4に収納した調理物(被加熱物)をオーブン加熱調理する場合、庫内4を予め所定温度に予熱する場合がある。その場合、この予熱温度を有効に利用してフランスパンやシュークリームのシュー等のように、表面層を比較的固くカリッと焼き上げ、内部が柔らかに仕上がるような焼き加減とすることができる。図6を参照して、これについて以下に説明する。
加熱調理器本体1をシステムキッチン等の所定場所へ設置した状態で、電源プラグを商用電源51のコンセントへ接続し、扉2を一旦開くことによって、ドアスイッチ52が閉じて電源回路53によって電力が供給され、自己保持回路68が動作してリレー接点69が閉じ、自己保持状態となり、電源回路53によって電力が供給された状態となる。この状態において、表示回路55が動作し、自動調理キー39と手動調理キー40対応のLEDが点灯して、このいずれかにキーの操作を促す。
ここで手動調理キー40をON操作することによって、手動メニュー33Bが選択設定されるため、手動メニュー33B対応のLEDが点灯し、その下方のメニューの選択操作を促す。ここで手動メニュー33Bの「オーブン」の文字部分をON操作することによって、オーブンモードになる。
この状態で、温度設定キーである温度アップキー42と温度ダウンキー43対応のLEDがそれぞれ点灯して、温度設定を促すと共に、設定表示部34の「予熱」の文字を表示する。このため温度アップキー42と温度ダウンキー43を操作することによって、キー入力回路65が動作して、任意の予熱温度(例えば、250℃)に設定する。この設定した250℃の予熱温度(これを予熱設定温度と称する)は、3桁の8字状表示部34に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。この状態で、スタートキー47と取消しキー48対応のLEDが点灯し、このキー操作を促す。ここで、取消しキー48をON操作すればステップS1の前の状態に戻るが、動作を継続する場合は、スタートキー47をONすることによって、電磁弁駆動回路60が動作して電磁弁13、14を開き、ガスバーナ9への燃料供給が行われると共に、点火器駆動回路61が動作して点火用電極17で高圧放電させ、ガスバーナ9のガスへ点火する。また、スタートキー47のONによって、モータ駆動回路71が動作して熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19が運転(ON)されて、予熱開始状態となる。
ガスバーナ9によるガス燃焼と熱風用ファン11の運転(ON)によって、庫内4の温度が上昇し、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値と、メモリ70に記憶した予熱設定温度(例えば、250℃)の設定値との比較が順次行われ、庫内4の温度がこのような予熱設定温度に達すると、ブザーやランプ等により報知した後、扉2が開くまでの間、その予熱設定温度に庫内4を保つように、電磁弁駆動回路60による電磁弁15の開閉等により、ガスバーナ9の点滅を行う。なお、このとき熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19は、モータ駆動回路71により継続して運転(ON)を行う。扉2が開くとガスバーナ9の燃焼は停止する。
このように庫内4が予熱設定温度に保たれた状態において、使用者は一旦扉2を開いてターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)に調理物(被加熱物)を載せて扉2を閉める。これによって、時間キー44、45、46対応のLEDがそれぞれ点灯して時間設定を促すと共に、温度設定キー42、43対応のLEDがそれぞれ点灯して、温度設定を促し、且つ設定表示部34の「予熱」文字対応のLEDが消灯する。この状態で、時間キー44、45、46を操作してオーブン調理設定時間を定めるオーブン調理タイマを設定する。この設定したオーブン調理設定時間は、3桁の8字状タイマ部35に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。そして、温度アップキー42と温度ダウンキー43を操作することによって、キー入力回路65が動作して上記設定の予熱設定温度(250℃)よりも低い任意のオーブン調理設定温度(加熱調理温度ともいう)、例えば180℃に設定する。この設定したオーブン調理設定温度(180℃)は、3桁の8字状表示部34に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。予熱によって庫内4の温度が高い状態であり、モータ駆動回路71の動作によって、熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19が運転を停止(OFF)している。
この状態で、スタートキー47と取消しキー48対応のLEDが点灯し、このキー操作を促す。ここで、取消しキー48をON操作すればステップS6の状態に戻るが、動作を継続する場合は、スタートキー47をONして、オーブンスタートする。これによって、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。一方、このオーブンスタートした状態では、予熱温度よりもオーブン調理設定温度が低いため、予熱温度よりもオーブン調理設定温度が低いことが判定されると、電磁弁駆動回路60によって電磁弁13、15を継続して閉じて、ガスバーナ9を燃焼しないと共に、モータ駆動回路71の動作によって、熱風用ファン11の電動機11Aも停止(OFF)した状態である。この状態によって、庫内4の温度は自然に低下するが、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値と、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の設定値との比較が順次行われる。また、このようなスタートキー47のONによっても、設定したオーブン調理タイマは、未だスタートしていない。
この状態は、オーブンスタートしたが、オーブン調理工程に移行せず待機している状態であり、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)は、予熱設定温度(250℃)から自然に低下する庫内4の温度状況下において、表面が焼かれ、この状態は、庫内4の温度がオーブン調理設定温度(上記180℃)に低下するまで続き、その間に調理物(被加熱物)は、こんがり焼かれた表面を呈する状態となる。
このような比較動作によって、庫内4の温度がオーブン調理設定温度(上記180℃)に低下したとき、自動的にオーブン調理工程が開始する。即ち、庫内4をオーブン調理設定温度(上記180℃)に保つように、庫内温度検出センサ27の検出による庫内温度検出回路66の出力値と、メモリ70に記憶したオーブン調理設定温度(上記180℃)の設定値との比較に基づき、熱源部10が動作して、電磁弁駆動回路60による電磁弁13、14の開閉と、点火器駆動回路61の動作による点火用電極17の制御動作と、モータ駆動回路71による熱風用ファン11の電動機11Aと冷却用ファン20の電動機19の運転(ON)・停止(OFF)を行う。またこれと共に、設定したオーブン調理タイマがスタートし、カウントダウン動作が開始する。
このようにして、オーブン調理設定温度(上記180℃)の状況の下に、オーブン調理工程が進行して、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)は、その内部が焼かれる。この状態は、オーブン調理タイマの設定時間中行われる。そして、オーブン調理タイマの設定時間の終了によって、オーブン調理工程が終了し、熱源部10が停止する。即ち、モータ駆動回路71の動作によって、熱風用ファン11の電動機11Aが停止(OFF)し、電磁弁駆動回路60によって電磁弁13、14が閉じてガスバーナ9でのガス燃焼は行われない。またマイクロコンピュータ54の動作に基づき、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転を停止する。
上記実施例は、ガスオーブンについて記載したが、これに替わって、本発明に係る加熱調理器が電気オーブンの場合は、熱源10は、自然対流式加熱方式のものでは電気ヒータであり、強制対流式加熱方式のものは、電気ヒータとこの電気ヒータで加熱した空気を庫内4へ循環する熱風用ファンで構成される。この場合も、庫内温度がオーブン調理設定温度に低下するまでは、熱源部10による庫内4の加熱を停止し、オーブン調理工程では熱源部10による庫内4の加熱を開始する制御を行うようにする。そして、熱源部10が庫内4への熱風を供給するファンを備えるものでは、予熱工程ではこのファンは運転され庫内温度がオーブン調理設定温度に低下するまではこのファンは停止し、オーブン調理工程への移行によってファンが運転されると共にオーブン調理設定時間のタイマ動作が開始するようにする。このため、発明の本質に変わりはない。
次に、マイクロ波によるレンジ調理を行う場合について説明する。ここで、使用者は一旦扉2を開いてターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)に調理物(被加熱物)を載せて扉2を閉める。上記のように、自己保持回路68が動作してリレー接点69が閉じ、自己保持状態となって、電源回路53によって電力が供給された状態となる。この状態において、表示回路55が動作し、自動調理キー39と手動調理キー40対応のLEDが点灯して、このいずれかにキーの操作を促す。ここで手動調理キー40をON操作することによって、手動メニュー33Bが選択設定されるため、手動メニュー33B対応のLEDが点灯し、その下方のメニューの選択操作を促す。ここで手動メニュー33Bの「レンジ」の文字部分をON操作することによって、レンジモードになる。
これによって、時間キー44、45、46対応のLEDがそれぞれ点灯して時間設定を促すため、この状態で、時間キー44、45、46を操作してレンジ調理設定時間を定めるレンジ調理タイマを設定する。この設定したレンジ調理設定時間は、3桁の8字状タイマ部35に表示されると共に、この設定値はメモリ70に記憶される。
この状態で、スタートキー47と取消しキー48対応のLEDが点灯し、このキー操作を促す。ここで、取消しキー48をON操作すれば最初の状態に戻るが、動作を継続する場合は、スタートキー47をONして、レンジスタートする。このレンジスタートによって、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、レンジ調理タイマがスタートすると共に、駆動回路81が動作してマグネトロン80が動作して庫内4にマイクロ波を照射し、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)をマイクロ波加熱する。また、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。この状態は、レンジ調理タイマの設定時間中行われる。
レンジ調理タイマがスタートしてカウントダウン動作し、レンジ調理タイマの設定時間の終了によって、レンジ調理工程が終了する(図7のT1時点)。レンジ調理工程の終了によって、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、駆動回路81が動作してマグネトロン80の動作を停止して、マイクロ波の照射を停止する。また、別個のタイマTMがスタートして所定時間のカウントが始まる。本発明ではここから、ターンテーブル6をスタ−ト位置、即ち、スタートキー47のONによってターンテーブル6が回転し始めた位置へ復帰させる復帰動作(又は復帰工程)に入る。これをブーメラン動作(又はブーメラン工程)と称することとする。このブーメラン動作は、種々の方式がある。
そのブーメラン動作の一つの方式として、クロックパルスカウント方式がある。この方式として、マイクロコンピュータ54による制御回路50は、ターンテーブル6の回転位置を検知する検知手段を備えている。ターンテーブル6を駆動する電動機装置7の電動機7Aが、所定のクロックパルスで作動するステッピングモータ方式である場合は、この検知手段は、電動機装置7の電動機7Aを駆動するために順次供給されるクロックパルスをカウントするクロックパルスカウント手段(クロックパルスカウント装置)を備え、このクロックパルスカウント手段のカウント値が所定のカウント値に達したとき、360度回転したこととする制御方式とすれば、カウントするクロックパルス数によって、ターンテーブル6の回転位置を算出できる。このため、ターンテーブル6の1回転ごとにそのクロックパルスカウント手段をリセットして、新たなカウントを始めるようにすれば、1回転中にターンテーブル6の回転角度を算出できることとなる。
例えば、720個のクロックパルスでターンテーブル6が360度回転するとすれば、1個のクロックパルスごとにターンテーブル6が角度0.5度回転する構成となり、このクロックパルスをマイクロコンピュータ54のクロックパルスカウント手段でカウントし、720個のクロックパルスのカウントごとにクロックパルスカウント手段をリセットするようにすれば、例えば、200個のクロックパルスのカウント位置が、ターンテーブル6がスタート時点から角度100度回転した位置となる。
このため、レンジ調理工程が終了(図7のT1時点)した地点が、スタート地点から角度100度回転した位置であるとすれば、この角度100位置からターンテーブル6を残りの角度260度回転させることによって、ターンテーブル6をスタ−ト位置に戻すことができるため、クロックパルスカウント手段が720個のクロックパルスのカウントをする状態まで、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を継続し、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。そして、クロックパルスカウント手段が720個のクロックパルスのカウントしたとき、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、モータ駆動回路82によって電動機7Aが運転を停止(図7のT2時点)するように制御される。これによって、ターンテーブル6はスタ−ト位置に戻るため、ターンテーブル6上の物品は、ターンテーブル6上に載せた位置で取り出せることとなり、取り出し易くなる。これは、例えば、調理物(被加熱物)を柄付きカップや柄付き容器等に入れた状態でターンテーブル6上に載せた場合には、その柄が手前に位置したスタート時点の状態でターンテーブル6が停止するため、取り出しもし易くなるものである。
もし、図7のT1時点から所定時間(図7のT1時点からT3時点までの時間)経過してもターンテーブル6上に載せた調理物(被加熱物)が取り出されない場合は、タイマTMの設定時間(この時間は1分乃至3分程度の短い時間である)の終了(図7のT3時点)によって、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、駆動回路81が動作してマグネトロン80が低出力状態(例えば、30ワット程度)で動作して庫内4にマイクロ波を弱状態で照射し、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)をマイクロ波加熱する。また、モータ駆動回路82も動作して電動機7Aが再度運転され、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転する。この状態は、調理物(被加熱物)を保温するための自動保温動作である。この自動保温動作は、図7のT3時点から所定時間(図7のT3時点からT4時点までの時間)で終了するように、タイマ制御する構成とすることができる。また、自動保温動作が終了したときにも、上記同様に、ターンテーブル6をスタ−ト位置に戻すように制御すればよい。
上記のように、ターンテーブル6を駆動する電動機装置7の電動機7Aが、所定のクロックパルスで作動するステッピングモータ方式である場合は、電動機7Aを1ステップ回転させるための駆動用クロックパルスの数は、上記に限定されず、より多くのカウント方式でもよく、また回転角度1度当たり1パルスのように少ないカウント方式でもよい。いずれにしても、ターンテーブル6が1回転したときのカウント数を定めれば、それに基づき、どの位置でレンジ調理工程が終了したかをマイクロコンピュータ54による制御回路50によって演算処理してその位置を求め、そこから電動機7Aを更に進行回転させ、又はそこから逆回転させて、ターンテーブル6をスタ−ト位置に戻すように制御すればよい。
また、ブーメラン動作におけるターンテーブル6の位置検出の他の方式としては、ターンテーブル6と同期回転する回転軸8または電動機装置7に組み込まれた回転板等によって作動するように、等角度間隔に配置した複数のスイッチ(例えば、前記回転板等によって光路が順次遮断される光スイッチ)によって構成し、このスイッチによってターンテーブル6の回転角度を検出する構成でもよい。マイクロコンピュータ54の入力ポートには、このスイッチの出力が入力し、マイクロコンピュータ54の出力ポートには、電動機装置7の駆動回路7Aが接続されている。この場合も、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を継続し、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転し、ターンテーブル6がスタート位置へ復帰する状態で電動機7Aが運転を停止(図7のT2時点)するように制御され、自動保温動作も上記同様に行われる。
更に、ブーメラン動作におけるターンテーブル6の位置検出の他の方式として、ターンテーブル6を回転駆動する電動機装置7に組み込まれた回転板等によって作動するように、等角度間隔に配置した複数のスイッチ(例えば、前記回転板等によって光路が順次遮断される光スイッチ)によって構成し、このスイッチによってターンテーブル6の回転角度を検出する構成でもよい。マイクロコンピュータ54の入力ポートには、このスイッチの出力が入力し、マイクロコンピュータ54の出力ポートには、電動機装置7の駆動回路7Aが接続されている。この場合も、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を継続し、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転し、ターンテーブル6がスタート位置へ復帰する状態で電動機7Aが運転を停止(図7のT2時点)するように制御され、自動保温動作も上記同様に行われる。
上記では、レンジ調理工程が終了(図7のT1時点)した位置から、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を継続し、ターンテーブル6が同じ方向へゆっくりと回転する方式であるが、これとは逆に、レンジ調理工程が終了(図7のT1時点)した位置から、電動機7Aを逆回転させて、ターンテーブル6をスタ−ト位置に戻すように制御することもできる。
上記のように、レンジ調理工程が終了した後連続して自動保温動作を行うものにおいて、レンジ調理工程が終了した時点で、電動機装置7によって一度ターンテーブル6をスタート位置に復帰させ、この状態で所定時間(図7のT2時点からT3時点までの時間)待機させることで、レンジ調理工程が終了した直後に調理物(被加熱物)を取り出す場合には、ターンテーブル上に調理物(被加熱物)を載せたとき手前に位置していた状態に、調理物(被加熱物)を入れたカップや容器等の柄部が位置することとなり、加熱調理によって調理物(被加熱物)が高温になっていても、この柄部を持って取り出せるため安全で、しかも取り出し易くなる。
また、レンジ調理工程が終了したときから自動保温動作を行う場合、加熱ムラを防ぐためにターンテーブル6を引き続き回転させると、ターンテーブル6をスタ−ト位置に戻す、所謂ブーメランターンテーブル制御は、自動保温動作が終了するまでできないが、本発明では、比較的調理物(被加熱物)を取り出す可能性が高いレンジ調理工程が終了したときに、電動機装置7によってターンテーブル6をスタート位置に復帰させるブーメランターンテーブル制御を行うため、このようなことはなくなる。
図8には、レンジ調理工程の終了(図8のT1時点)から継続して自動保温動作が開始するように制御するものであり、マイクロコンピュータ54の動作に基づき、駆動回路81が動作してマグネトロン80によって庫内4にマイクロ波を弱状態で照射し、ターンテーブル6上(又はこのターンテーブル6上に載せたオーブン調理用皿上)の調理物(被加熱物)をマイクロ波加熱する。このため、図7の制御におけるT1時点からT3時点までの間の調理物(被加熱物)の冷却時間がなくなり、レンジ調理工程の終了(図8のT1時点)から継続して自動保温動作が行われるため、調理物(被加熱物)の冷却防止の効果がある制御となる。なお、レンジ調理工程が終了(図8のT1時点)した位置から、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を継続し、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転し、ターンテーブル6がスタート位置へ復帰する状態で電動機7Aが運転を停止(図8のT2時点)するように制御される。そして、ターンテーブル6は、図8のT1時点からスタートしたタイマTMの設定時間(この時間は1分乃至3分程度の短い時間である)の終了(図8のT3時点)によって、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を開始し、ターンテーブル6が一方向へゆっくりと回転し、自動保温動作中これを保つ。
図9には、レンジ調理工程中に扉2を開いた場合の動作を示している。レンジ調理工程中に扉2を開いた場合、マイクロコンピュータ54の動作に基づくモータ駆動回路82の動作によって、電動機7Aが運転を停止し、ターンテーブル6の回転が停止する。この状態で、操作パネル3の操作部32のいずれかのキー、即ち、温度設定キーの温度アップキー42と温度ダウンキー43や、時間設定キー44、45、46や、その他のキーのように、何れかの操作キーが操作されることによって、それに基づくマイクロコンピュータ54の動作によって、モータ駆動回路82が動作し、電動機7Aが運転を再開してターンテーブル6の回転が開始する。この状態は、何れかの操作キーが操作されている間(操作キーがON状態に押されている間)継続するため、目視によってターンテーブル6がスタート位置へ復帰する状態を見計らって、操作キーのON状態を解除すれば、ターンテーブル6がスタート位置へ回転した状態で停止する。このため、調理物(被加熱物)をスタート時点の状態で庫内4から取り出し易くなるものである。
上記では、レンジ加熱調理工程が終了したときから、電動機装置7によってターンテーブル6をスタート位置に復帰させる制御を行うことを説明したが、自動調理キー39や手動調理キー40のONによって選択された加熱調理工程の種類に応じて、所定の加熱調理が行われるが、実施例1乃至実施例3と同様の制御によって、選択された加熱調理工程が終了したときから、電動機装置7によってターンテーブル6をスタート位置に復帰させるブーメランターンテーブル制御を行うようにすることができる。
加熱調理器は上記実施例に示した構成に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
本発明に係る加熱調理器の正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の中央部の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の操作パネル対応部分の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の操作パネルの正面図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の制御回路の構成図である。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器の予熱工程とオーブン調理工程における温度とタイマのタイムチャートである。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器のターンテーブル復帰動作のタイムチャートである。(実施例1) 本発明に係る加熱調理器のターンテーブル復帰動作の他の実施例を示すタイムチャートである。(実施例2) 本発明に係る加熱調理器のターンテーブル復帰動作の他の実施例を示すタイムチャートである。(実施例3)
符号の説明
1・・・・加熱調理器本体
2・・・・扉
3・・・・操作パネル
4・・・・庫内
5・・・・取っ手
6・・・・ターンテーブル
7・・・・電動機装置
10・・・熱源部
11・・・熱風用ファン
11A・・電動機
12・・・ガス管
13・・・第1電磁弁
14・・・手動開閉弁
15・・・第2電磁弁
16・・・ガス管
17・・・点火用電極
18・・・ガス供給室
20・・・冷却用ファン
21・・・熱風供給孔
22・・・吐出孔
23・・・排気通路
24・・・排気孔
25・・・吸気孔
26・・・ガス供給部
27・・・庫内温度検出センサ
29・・・炎検出センサ
31・・・表示器
32・・・操作部
33・・・調理メニュー表示部
33A・・自動メニュー
33B・・手動メニュー
39・・・自動調理キー
40・・・手動調理キー
42・・・温度アップキー
43・・・温度ダウンキー
44、45、46・・・時間キー
47・・・スタートキー
48・・・取り消しキー
50・・・制御回路(制御手段)
51・・・交流電源
52・・・ドアスイッチ
53・・・電源回路
54・・・マイクロコンピュータ
55・・・表示回路
56・・・ブザー
57・・・ブザー回路
60・・・電磁弁駆動回路
61・・・点火器駆動回路
62・・・庫内灯
63・・・庫内灯駆動回路
64・・・ドア開閉検出回路
65・・・キー入力回路
66・・・庫内温度検出回路
67・・・炎検出回路
68・・・自己保持回路
69・・・リレー接点
70・・・メモリ
80・・・マグネトロン

Claims (3)

  1. 調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程が終了したときから前記電動機装置によって前記ターンテーブルをスタート位置に復帰停止させる制御と、前記レンジ調理工程が終了したときから所定時間後に前記マグネトロンによるマイクロ波の弱照射によって保温工程に入る制御と、前記スタート位置で停止した前記ターンテーブルを前記所定時間後に回転させる制御を行うことを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程が終了したときから前記電動機装置によって前記ターンテーブルをスタート位置に復帰停止させる制御と、前記レンジ調理工程が終了したときから前記マグネトロンによるマイクロ波の弱照射による保温動作を行う制御と、前記保温動作中であって前記スタート位置で停止した前記ターンテーブルを前記レンジ調理工程が終了したときから所定時間後の前記保温動作中前記電動機装置によって前記ターンテーブルを回転させる制御をすることを特徴とする加熱調理器。
  3. 調理器本体の庫内にマイクロ波を照射するようにマグネトロンが設けられ、前記庫内の底部にターンテーブルが電動機装置によって回転するように配置された加熱調理器において、レンジ調理工程中の前記庫内前面扉の開に基づき、前記電動機装置によって前記ターンテーブルを停止させる制御と、前記前面扉の開状態において操作部のいずれかのキーのON操作によって前記電動機装置によって前記ターンテーブルを回転させる制御をすることを特徴とする加熱調理器。
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