JP2007261831A - 燃料改質装置、燃料電池システム及び原燃料の改質方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】DSS耐久性を高め、反応性を向上させた燃料改質装置、燃料電池システム及び原燃料の改質方法を提供する。
【解決手段】本実施形態に係る燃料改質装置10は、燃料電池用の炭化水素系の原燃料11を改質触媒12により改質ガス13へ改質する改質触媒装置14と、前記改質ガス13中に含まれ、改質触媒装置14で発生したCOを変成するCO変成装置15と、前記CO変成装置15でCO変成した改質ガス13中に残留するCOをCO除去触媒16により除去して燃料ガス17とするCO除去装置18とからなる燃料改質装置において、前記改質触媒12及び前記CO除去触媒16の両方が、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水素(H2)を製造する改質器に使用するPEFC用改質触媒、CO除去触媒に関し、DSS耐久性及び反応性が向上する燃料改質装置、燃料電池システム及び原燃料の改質方法に関する。
近年、固体高分子型燃料電池(PEFC)は低公害であり、更に熱効率が高いため、自動車用電源や分散電源等の幅広い分野での動力源としての適用が期待されている。
この燃料電池システムは、炭化水素系燃料(都市ガス、メタン、プロバン、灯油、ジメチルエーテル等)を改質器によって改質することによりH2を製造する。しかし改質器によって改質される改質ガス中には、H2のほかにCOおよびCO2をも含んでおり、COによって燃料電池の電極触媒は被毒される。そのため、CO変成装置ではCO変成触媒によりCOシフト反応が行われ、CO除去装置ではCO除去触媒によりCOの酸化反応が行われることにより、得られるガス中に含まれる一酸化炭素(CO)の濃度を低減する方法がとられている。
また、PEFCシステムにおいては利用者の必要に応じて起動停止を繰り返すDSS運転が行われるが、DSS運転時の改質器中の触媒は定常運転時に比べて過酷な条件に曝されるため、PEFCで用いる触媒には耐久性が求められる。改質触媒として用いられるRu系触媒では耐コーキング性や反応性に優れているが、貴金属であるためコストが高くなるため、低コストなNi系触媒が従来から用いられている。
また、PEFC用のCO除去触媒で用いる触媒としては、出口CO濃度を10ppm以下にする必要があるため、CO除去触媒には、高い選択性と反応性が要求されている。
従来では、CO除去触媒としては、Pt/Al23触媒やRu/Al23触媒等の貴金属触媒が用いられていたが、Pt/Al23触媒やRu/Al23触媒等の貴金属触媒は高価であるためコストが高くなる。また低コストの卑金属触媒ではCO濃度を十分低くするほどの高い選択性と反応性を有していないため、CO除去触媒として用いることが困難である。
一方、卑金属触媒の中でもCu/CeO2系触媒が比較的高い活性を示すことが報告されている(非特許文献1)。
P.Rantnasamy, et al,J.Catal.,221(2004)P455−465
しかしながら、PEFCに用いられる触媒はDSS運転によって触媒の性能が著しく低下する。例えば改質触媒として用いられるNi系触媒ではDSS運転によって、Niの酸化による性能低下、コーキング(触媒表面上の炭化)が生じる、という問題がある。
あるいは図10に示すように、触媒内部のナノ細孔(1〜10nm)100内にカーボンが析出し、その析出したカーボンにより触媒の閉塞101が生じる。そして析出したカーボンが水蒸気と反応してガス化する過程において触媒粉化102が生じる、という問題がある。
また、CO除去触媒については、Cu系の触媒としてCu/Al23触媒がDSS運転によって触媒の性能が著しく低下して、反応性が低下する。そのため、同じCu系の触媒であるCu/CeO2触媒においてもDSS耐久性を高める必要がある、という問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、DSS耐久性を高め、反応性を向上させた燃料改質装置、燃料電池システム及び原燃料の改質方法を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、燃料電池用の炭化水素系の原燃料を改質触媒により改質ガスに改質する改質触媒装置と、前記改質触媒装置で発生したCOを変成するCO変成装置と、残留するCOをCO除去触媒により除去して燃料ガスとするCO除去装置とからなる燃料改質装置において、前記改質触媒及び前記CO除去触媒の何れか一方又は両方が、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒であることを特徴とする燃料改質装置にある。
第2の発明は、第1の発明において、前記改質触媒が、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にNiを担持してなるものであることを特徴とする燃料改質装置にある。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記CO除去触媒が、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にCu/CeO2触媒を担持してなるものであることを特徴とする燃料改質装置にある。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれか1つにおいて、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体が、Al23からなるものであることを特徴とする燃料改質装置にある。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれか1つの燃料改質装置と、改質されたガスを用いて発電する燃料電池とからなることを特徴とする燃料電池システムにある。
第6の発明は、原燃料の改質を行うに際し、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒を用いて原燃料の改質を行うことを特徴とする原燃料の改質方法にある。
第7の発明は、第6の発明において、原燃料の改質を行うに際し、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒を用いて改質ガスに残留するCOの除去を行うことを特徴とする原燃料の改質方法にある。
第8の発明は、第6又は第7の発明において、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にNiを担持してなる触媒を用いて原燃料の改質を行うことを特徴とする原燃料の改質方法にある。
第9の発明は、第6乃至第8の発明のいずれか1つにおいて、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にCu/CeO2触媒を担持してなる触媒を用いて改質ガスに残留するCOの除去を行うことを特徴とする原燃料の改質方法にある。
本発明によれば、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒を用いることにより、触媒のDSS耐久性を高め、反応性を向上させることができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1の実施形態]
本発明による第1の実施形態に係る燃料改質装置について、図1を参照して説明する。 図1は、第1の実施形態に係る燃料改質装置の構成を示す概念図である。
図1に示すように、本実施形態に係る燃料改質装置10は、燃料電池用の炭化水素系の原燃料11を改質触媒12により改質ガス13へ改質する改質触媒装置14と、前記改質ガス13中に含まれ、改質触媒装置14で発生したCOを変成するCO変成装置15と、前記CO変成装置15でCO変成した改質ガス13中に残留するCOをCO除去触媒16により除去して燃料ガス17とするCO除去装置18とからなる燃料改質装置において、前記改質触媒12及び前記CO除去触媒16の両方が、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒である。
ここで、本実施形態では、前記改質触媒装置14に用いる改質触媒12として、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19にNiを担持してなる触媒を用いると共に、前記CO除去装置18に用いるCO除去触媒16として、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19にCu/CeO2触媒を担持してなる触媒を用いている。
ここで、前記改質触媒12及び前記CO除去触媒16に担体として用いられる二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19について、図2を参照して詳細に説明する。
図2は、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19の構成を示す概念図である。
図2に示すように、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19は、複数の細孔分布を有した構造をしており、これら異なる複数の細孔分布ではそれぞれ以下に述べるような機能を発現している。
本実施形態における前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19として、例えばAl23からなるものを用いている。
ここで、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19が有する複数の異なる細孔分布での機能について述べる前に、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19と、従来から担体として一般に用いられているアルミナ(Al23)とが有する細孔径分布について比較を説明する。なお、共に活性成分としてはNiを担持させている。
図3は、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19と、従来から担体として用いられているAl23との細孔径と細孔容積比との関係を示す図である。
図3に示すように、従来から担体として用いられているAl23は細孔径が1〜10nm程度の範囲で1つピークを有しているのみである。
これに対し、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19は、細孔径が10〜100nm程度の範囲と、細孔径が200〜2000nm程度の範囲と、細孔径が5000〜10000nm程度の範囲とからなり、これによって、複数のピークを有していることが確認できる。
また図4は、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19の細孔分布を示す概念図である。
図4に示すように、本実施形態では、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19の細孔は、4つに分けられる。ここで、4つの細孔を細孔径の小さいほうから順にナノ細孔(10nm以下)、ミクロ細孔(10〜100nm)、メソ細孔(100〜5000nm)、マクロ細孔(5000〜30000nm)とする。
これら複数のそれぞれの細孔では、各々次のような効果がある。
前記ナノ細孔(10nm以下)は、含浸したNi、Cuなどの貴金属の活性種を高分散に担持させる役割を果たす。前記ナノ細孔(10nm以下)により、Ni、Cuなどの貴金属の活性種の表面積が増加してNi、Cuなどの貴金属の活性種を有効に利用することができる。そのため、従来担体として用いていた触媒に比べて触媒の初期活性を向上させることができ、触媒の反応性を向上させることができる。
また、前記ミクロ細孔(10〜100nm)は、酸化還元して触媒が膨張収縮して広がるのを防止する役割を果たす。そのため、従来担体として用いていた触媒に比べて酸化還元により触媒が膨張収縮して広がるのを防止することができるため、触媒の耐久性を向上させることができる。
また、前記メソ細孔(100〜5000nm)は、ガスを拡散させるためのガス拡散層としての機能を果たす。そのため、従来担体として用いていた触媒に比べて反応ガスが触媒層内部に浸透することができるため、高分散化されたNi、Cuなどの貴金属の活性種を有効に利用することができ、触媒の反応性を向上させることができる。また、メソ細孔により触媒内部に析出したカーボンが水蒸気と反応してガス化する過程においてガスが抜けるスペースを形成するため、触媒の粉化をも抑制することができる。
また、前記マクロ細孔(5000〜30000nm)は、DSS運転等で発生した凝縮水を吸収して蒸発を促進して蒸発促進層として機能を果たす。そのため、従来担体として用いていた触媒に比べてDSS運転等で発生した凝縮水を吸収して蒸発を促進することができるため、触媒の耐久性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態による燃料改質装置は、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19を用いてなる触媒を用いることにより、DSS耐久性及び反応性を向上させることができるという利点が得られる。
また、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19の調製方法について説明する。
前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19は、有機成分を含むアルミナ系バインダーを用いて、粒径の異なる複数のアルミナ粒子を混合して所定粒径のアルミナ粒子を造粒し、次いで、該造粒したアルミナ粒子を焼成することにより得られるものである。
このとき、焼成によりアルミナから有機成分であるバインダーが抜けることにより前記マクロ細孔が形成される。また、粒径の異なる複数のアルミナ粒子が混合されて凝集される際に前記メソ細孔が形成される。
なお、前記ナノ細孔や前記ミクロ細孔についてはアルミナ粒子の調製時に焼成の際に、個々のアルミナ粒子中に同時に生成される。
前記マクロ細孔と前記メソ細孔とは、前記バインダーに含まれる有機成分、アルミナ粒子の粒子径等を種々変化させることにより細孔の大きさや容量を変化させることが可能である。
なお、バインダーに含まれる有機成分として、例えばPVA(ポリビニルアルコール)等を用いることができるが、本発明はこれに限定されない。
また、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19を用いてなる触媒を用いることにより、例えば供給するO2を含むガスのO2に対するCOの比(O2/CO比)が2以下でCO除去後の出口CO濃度を10ppm以下とすることができる。
また、本実施形態では、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19を用いてなる触媒を前記改質触媒12及び前記CO除去触媒16の両方に用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前記改質触媒12又は前記CO除去触媒16のいずれか一方にのみ前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19を用いてなる触媒を用いるようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の燃料改質装置を用いた燃料電池システムについて、図5を参照して説明する。
図5は、PEFC型燃料電池の発電システムを示す概念図である。燃料改質装置の構成は、本発明の第1の実施形態による燃料改質装置と同様であるため、ここでは説明は省略する。
図5に示すように、実施形態に係るPEFC型燃料電池の発電システム(PEFC発電システム)1000は、燃料ガス1001を供給する燃料極1002−1と、空気1003を供給する空気極1002−2と、冷媒1004を供給して作動時の電気化学反応に伴う発生熱を除去する冷却部1002−3とからなる燃料電池1002と、燃料極1002−1に供給する燃料ガス1001を原燃料1005から改質する燃料改質装置1006とを具備してなり、燃料極1002−1に供給した燃料により発電されて、燃料電池1002から直流電力1020を得ている。この発電システム1000は、図示しない制御システムにより、燃料電池の起動、発電、停止及び警報・保護を全自動で行うようにしている。
前記原燃料1005は、燃料改質装置1006にて改質される。ここで、前記原燃料1005の改質は、主として改質器1006−1を構成する改質触媒装置1006−1Aの改質触媒(耐S改質触媒)における水蒸気改質反応によって行われる。即ち、原燃料1005と水蒸気1009とを混合して改質触媒層に流通させ、改質器バーナ1006−1Bを用いて、例えば700〜800℃の温度で水蒸気改質反応を起こさせることにより行われる。前記改質触媒としては、前述した二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19にNiを担持してなる触媒等を例示することができる。また、改質された改質ガス1007は、CO変成装置1006−2とCO除去装置1006−3とを通過して、燃料ガス1001としている。即ちCO除去装置1006−3の前記CO除去触媒におけるCO除去反応によって改質ガス1007中のCOの除去が行われる。前記CO除去触媒としては、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19にCu/CeO2触媒を担持してなる触媒等を例示することができる。
また、前記冷媒1004の冷却ラインL1には、例えば水又は空気等を熱交する放熱部1010が設けられており、燃料電池発電における発熱の際に放熱するようにしている。また、本システムでは、前記放熱部1010等のように、前記燃料電池反応に付随して発生する熱を利用して各種の熱源とするようにしている。
図5のシステムにおいて、燃料電池発電の起動時の際には、改質器1006−1を構成する改質器バーナ1006−1Bに原燃料1005を供給して改質触媒装置1006−1Aを昇温させて、水蒸気改質に適した所定の温度条件とした後、原燃料1005を供給して改質ガス1007に改質する。その後、改質ガス1007はCO変成装置1006−2及びCO除去装置1006−3を経て、COが除去された燃料ガス1001とされ、燃料極1002−1に供給され、発電が開始される。前記燃料極1002−1からの排出ガスは、未反応ガスを利用するために、改質器バーナ1006−1Bに送られここで燃焼される。
本PEFC型燃料電池の発電システムは、改質器1006−1又はCO除去装置1006−3に前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体19を用いてなる触媒を用いているため、DSS耐久性及び反応性を向上させることが可能となり、DSS耐久性及び反応性を向上された安定且つ信頼性の高い燃料電池システムを提供することができる。
以下、本発明の効果を示す実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[触媒の調製方法]
まず、本実施例で担体として用いられる細孔径のピークを複数持つ担体の調製方法と、前記細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1の調製方法とについて説明する。
尚、比較触媒1は触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)を用いた。
その後、前記細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1及び細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた触媒性能の評価結果について説明する。
[細孔径のピークを複数持つ担体の調製]
最初に細孔径のピークを複数持つ担体の調製方法について説明する。
有機成分を含むアルミナ系バインダーを用い、1μm以下のアルミナ粒子と1μm以上のアルミナ粒子とを混合し、造粒した。その後、細粒3mmφに造粒したアルミナペレットを800℃で焼成した。焼成により3mmφのアルミナ粒には、有機成分が抜けることによりマクロ細孔が生成される。また、粒径の異なるアルミナ粒子を混合することによりメソ細孔が生成される。更にアルミナ粒子調製時にナノ細孔、ミクロ細孔も同時に生成される。これにより細孔径のピークを複数持つ担体を調整した。
なお、ナノ細孔、ミクロ細孔、メソ細孔及びマクロ細孔の比率は細孔分布曲線を積分することで得られる細孔容積の比率で示すことができる。本実施例では、ナノ細孔、ミクロ細孔、メソ細孔及びマクロ細孔の細孔容積の比率は、1対5対100対50であった。
[細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1の調製]
また、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1の調製方法について説明する。
前記細孔径のピークを複数持つ担体の調製方法により調整した細孔径のピークを複数持つ担体50gにNi担持量が15wt%となるように硝酸ニッケル水溶液を調製した。そしてホットプレート上で蒸発乾固させた後、500℃で焼成し、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を得た。
次に、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1及び細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1の触媒性能について検証する。
[細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1及び細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた比較例1の反応条件]
細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1及び細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた比較例1での検証に用いた反応条件として、GHSV(Gas Hourly Space Velocity)(1/h)、S/C(水蒸気/原燃料中の炭素モル比)、評価温度[℃]、DSS条件、使用ガス、圧力を下記表1に示す。
Figure 2007261831
また前記細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1及び前記細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1の初期活性評価条件として、GHSV(Gas Hourly Space Velocity)(1/h)、S/C(水蒸気/原燃料中の炭素モル比)、使用ガス、圧力を下記表2に示す。
Figure 2007261831
[細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1及び細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1の触媒性能]
前記細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1及び前記細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた比較例1の触媒性能として、前記表1に示す条件で下記数式(I)により所定のDSS運転回数での都市ガス転化率(%)を算出して、触媒1及
び比較触媒1のDSS耐久性を評価した。
都市ガス転化率(%)=(出口(CO+CO2)/出口(CO+CO2+CH4+C26×2+C38×3+C410×4)×100 ・・・(I)
細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1及び触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1の初期活性について説明する。
図6は、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1及び触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1の初期活性における触媒層平均温度(℃)と都市ガス転化率(%)との関係について示した図である。
図6より、前記細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた場合の都市ガス転化率(%)は、触媒層平均温度(℃)が570℃前後で50%前後であり、触媒層平均温度(℃)が700℃前後で85%前後あった。
一方、前記触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた場合の都市ガス転化率(%)は、触媒層平均温度(℃)が600℃前後で35%前後であり、触媒層平均温度(℃)が710℃前後で65%前後であった。
よって、触媒の初期活性は、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1の方が触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1よりも高く、都市ガス転化率(%)が高いことが確認できた。
図7は、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1及び触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた比較例1におけるDSS回数と都市ガス転化率(%)との関係について示した図である。
図7より、都市ガス転化率(%)については、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1では、DSS回数が400回でも都市ガス転化率(%)は90%前後であった。
一方、触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた比較例1では、数回運転を行っただけで都市ガス転化率(%)は60%前後であった。
よって、都市ガス転化率(%)は、細孔径のピークを複数持つ担体にNiを担持させた触媒1を用いた実施例1の方が触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にNiを担持させた市販触媒(Ni/Al23系触媒)である比較触媒1を用いた比較例1よりも高く安定してCOを転化することができ、DSS耐久性が高いことが確認できた。
本実施例によれば、細孔径のピークを複数持つ担体を用いてなる触媒を用いることによって、安定して高効率でCOを転化してCOを除去することできるため、出口CO濃度(ppm)が低く安定した燃料質装置とすることができる。
次に、本実施例における細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2の触媒性能について検証する。
[触媒の調製方法]
本実施例で用いる細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2の調製方法について説明する。
その後、前記細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた触媒性能の評価結果について説明する。
[細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2の調製]
次に細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2の調製方法について説明する。
まず、蒸発皿に20gを秤量したAl23粒子を入れ、10wt%硝酸銅水溶液(Cu(NO3)2)と10wt%硝酸セリウム水溶液を所定量加えた。そして120℃のホットプレート上で蒸発乾固させて、10wt%Cu/CeO2を20wt%Al23粒子に含浸させ触媒粒子を得た。この触媒粒子を、500℃、5時間、常圧、大気雰囲気下で焼成し、細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を得た。
また、比較触媒2は触媒内部に細孔径のピークを複数持たない担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒である。
[細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2の反応条件]
細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2での検証に用いた反応条件として、GHSV(Gas Hourly Space Velocity)(1/h)、O2/CO、DSS条件、使用ガス(Vol%)、圧力を下記表3に示す。
Figure 2007261831
また細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2での検証に用いた触媒の初期活性評価条件として、GHSV(1/h)、O2/CO、使用ガス(Vol%)、圧力を下記表4に示す。
Figure 2007261831
[細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2の触媒性能]
細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2の触媒性能として、前記表3に示す条件でCO濃度計を用いてDSS400回後の出口CO濃度(ppm)を直接測定して、細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2のDSS耐久性を評価した。
細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2の初期活性について説明する。
図8は、前記細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2の初期活性における触媒層平均温度(℃)と出口CO濃度(ppm)との関係について示した図である。
図8より、細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた場合の出口CO濃度(ppm)は、100℃前後から161℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)が減少し、161℃前後で最も出口CO濃度(ppm)が低くなり、220℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)が増加した。
また、細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2では、触媒層平均温度(℃)が161℃前後における出口CO濃度(ppm)は72ppm前後であった。
一方、Cu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた場合の出口CO濃度(ppm)も、100℃付近から160℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)が減少し、160℃前後で最も出口CO濃度(ppm)が低くなり、220℃前後かけて出口CO濃度(ppm)が増加した。
また、Cu/CeO2触媒である比較触媒2では、触媒層平均温度が160℃前後における出口CO濃度(ppm)は40ppm前後であった。
よって、触媒の初期活性は、Cu/CeO2触媒である比較触媒2の方が細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2よりも高く、出口CO濃度(ppm)が低いことが確認された。
また、細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2及びCu/CeO2触媒である比較触媒2は、触媒層平均温度が160℃前後で最も出口CO濃度(ppm)が低いことが確認された。
図9は、DSS400回後の細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2及びDSS400回後のCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2における触媒層平均温度(℃)と出口CO濃度(ppm)との関係について示した図である。
図9より、出口CO濃度(ppm)については、DSS400回後の細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2は、100℃付近から155℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)が減少し、155℃前後で最も出口CO濃度(ppm)が低くなり220℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)は増加した。
また、DSS400回後の細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2を用いた実施例2では、触媒層平均温度が155℃前後における出口CO濃度(ppm)は200ppm前後であった。
一方、DSS400回後のCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2は、80℃前後から150℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)が減少し、150℃前後で最も出口CO濃度(ppm)が低くなり220℃前後にかけて出口CO濃度(ppm)は増加した。
また、DSS400回後のCu/CeO2触媒である比較触媒2を用いた比較例2では、触媒層平均温度が150℃前後における出口CO濃度(ppm)は646ppm前後であった。
よって、DSS400回後の触媒の活性は、細孔径のピークを複数持つ担体にCu/CeO2触媒を担持させた触媒2の方がCu/CeO2触媒である比較触媒2よりも高く、出口CO濃度(ppm)を低くすることができることが確認できた。
本実施例によれば、細孔径のピークを複数持つ担体を用いてなる触媒を用いることによって、安定してCOを除去することができるため、出口CO濃度(ppm)が低く安定した燃料質装置とすることができる。
以上のように、本発明に係る燃料改質装置は、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するものを担体として用いてなる触媒を用いているので、DSS耐久性を高め反応性を向上させることができ、燃料改質装置用の改質触媒及びCO除去触媒に用いるのに適している。
第1の実施形態に係る燃料改質装置の構成を示す概念図である。 二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体の構成を示す概念図である。 二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体と従来から担体として用いられているものとの細孔径と細孔容積比との関係を示す図である。 二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体の複数の細孔の細孔分布を示す概念図である。 PEFC型燃料電池の発電システムを示す概念図である。 触媒1及び比較触媒1の初期活性における触媒層平均温度(℃)と都市ガス転化率(%)との関係について示した図である。 触媒1を用いた実施例1及び比較触媒1を用いた比較例1におけるDSS回数と都市ガス転化率(%)との関係について示した図である。 触媒2及び比較触媒2の初期活性における触媒層平均温度(℃)と出口CO濃度(ppm)との関係について示した図である。 DSS400回運転後の触媒2を用いた実施例2及びDSS400回運転後の比較触媒2を用いた比較例2における触媒層平均温度(℃)と出口CO濃度(ppm)との関係について示した図である。 触媒の粉化が生じる状態を示した図である。
符号の説明
10 燃料改質装置
11 原燃料
12 改質触媒
13 改質ガス
14 改質触媒装置
15 CO変成装置
16 CO除去触媒
17 燃料ガス
18 CO除去装置
19 二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有するAl23担体

Claims (9)

  1. 燃料電池用の炭化水素系の原燃料を改質触媒により改質ガスに改質する改質触媒装置と、
    前記改質触媒装置で発生したCOを変成するCO変成装置と、
    残留するCOをCO除去触媒により除去して燃料ガスとするCO除去装置とからなる燃料改質装置において、
    前記改質触媒及び前記CO除去触媒の何れか一方又は両方が、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒であることを特徴とする燃料改質装置。
  2. 請求項1において、
    前記改質触媒が、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にNiを担持してなるものであることを特徴とする燃料改質装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記CO除去触媒が、前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にCu/CeO2触媒を担持してなるものであることを特徴とする燃料改質装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、
    前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体が、Al23からなるものであることを特徴とする燃料改質装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つの燃料改質装置と、改質されたガスを用いて発電する燃料電池とからなることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 原燃料の改質を行うに際し、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒を用いて原燃料の改質を行うことを特徴とする原燃料の改質方法。
  7. 請求項6において、
    原燃料の改質を行うに際し、二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体を用いてなる触媒を用いて改質ガスに残留するCOの除去を行うことを特徴とする原燃料の改質方法。
  8. 請求項6又は7において、
    前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にNiを担持してなる触媒を用いて原燃料の改質を行うことを特徴とする原燃料の改質方法。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1つにおいて、
    前記二つ以上の細孔径ピークをもつ細孔径分布を有する担体にCu/CeO2触媒を担持してなる触媒を用いて改質ガスに残留するCOの除去を行うことを特徴とする原燃料の改質方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011206733A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Jx Nippon Oil & Energy Corp 水蒸気改質用触媒、水素製造装置および燃料電池システム
JP2016533891A (ja) * 2013-09-06 2016-11-04 シェブロン フィリップス ケミカル カンパニー エルピー 選択的水素化触媒ならびにその製造および使用方法

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