JP2007261750A - コンテナクレーンの巻上装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテナの高さ程度の吊上げ操作ができるクレーンを提供する。
【解決手段】コンテナクレーンを構成するガーダおよびブームを走行する少なくとも1台のトロリーを配置し、このトロリーより2個の吊具を吊下げた装置であって、前記吊具のロープの経路に調整シーブを介在し、この調整シーブをロープの伸長方向に移動可能な移動台上に支持し、この移動台を駆動装置によって前後移動することによって前記ロープを略コンテナの1個の高さ分の吊り位置を調整することができるように構成したことを特徴とするコンテナクレーンの巻上装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテナクレーンの改良に関し、一度に2個あるいはそれ以上のコンテナを海側と陸側とに平行した状態でクレーン操作ができ、しかも2個の吊具の内の何れか1個の把持部の高さを、クレーン操作とは別の簡単な操作で調整できる機構を持つコンテナクレーンの操作方法とその装置を提供するものである。
コンテナ船に対して同時に2個のコンテナを、コンテナ船と地上車線上を走行する運搬設備との間を荷役できるようにした岸壁荷役クレーンの発明は既に提案されている(特許文献1)。
また、コンテナクレーンの同時に操作される2つの吊具の間隔を調節する手段も提案されている(特許文献2、3)。更に、1台の吊具に2個のコンテナを支持するように構成した吊具を記載した発明も多数提案されている(特許文献4、5、6)。
特開昭54−6267号公報 特公昭47−4019号公報 実公昭49−14828号公報 特開2004−292135号公報 特開2003−221181号公報 特開平10−194657号公報
特許文献1に記載された発明は、岸壁荷役クレーン(コンテナクレーン)のガーダおよびブーム上を走行するコンテナ吊具を備えたトロリーにおいて、このトロリから複数個の吊具を吊下げ、更にこれらの吊具の間を調整できる機構を設け、複数個のコンテナを平行して同時に吊下げできるように構成したものであり、効率的にコンテナを荷役することができるものである。
船体の長手方向に沿って積まれた、例えば長さが40フィートの2個のコンテナを前後方向(岸壁に沿った方向)に直線状で吊上げるクレーンの場合は、そのクレーンの強度を大幅に強化する必要があるなど大型化を避けることができなかった。しかし、この発明のクレーンにおいては、海側と陸側に並列して複数個吊上げる方法を採用しているので、岸壁クレーン全体の構成を小型化できると説明されている。
また、この特許文献1に記載された岸壁クレーンの場合、1台のトロリに対して複数個の吊具を吊下げるように構成し、更に、その吊具(スプレッダ)の間を調節できるように構成して地上の車線上を平行して走行する運搬設備(ストラドルキャリヤ、トレーラ、レールカーなど)の間隔およびコンテナ船のガイドレールなどの案内部材や固定部材の間隔に合わせて調節できるように構成されている。
また、特許文献2〜6に記載された発明は、1台のトロリに2つの吊具を吊下げたクレーンが提案されている。そして隣接する2つの吊具の間を連結部材によって連結して吊具の間を調節できるように構成した装置も記載されている。
前記特許文献1によれば、2個のコンテナを纏めて同時に吊上げて荷役する場合は、その構造が大型化するという問題点があるので、この問題点の解決手段としてガーダ及びブームに対してトロリを前後に2台配置し、それぞれのトロリより吊下げられた吊具によって2個のコンテナを、海側と陸側に平列した状態で吊ってトレーラなどの運搬設備とコンテナ船との間を同時に荷役するクレーンが記載されている。
また、ガーダ及びブーム上を同時に移動する2台のトロリの間を伸縮できる連結装置で連結し、相互の距離を調整することによってトレーラなどの運搬設備側と、コンテナ船の収納部側との間の距離に対応して両コンテナの間隔を調整する手段については、特許文献1〜6に記載されている。
しかし、前記特許文献に記載されている岸壁クレーンのトロリと、これより吊下げられている吊具との間の吊下げ位置や高さを僅かに調整する方法については詳しく述べられていない。例えば、吊具の高さを「コンテナ1個分程度、ないしそれ以下の小範囲」で調節する場合は、通常の巻上機のクレーン操作(荷役操作)によって前記高さを調整しているのが現状である。
このように、通常の岸壁クレーンの荷役操作によって吊具の上げ下げ操作を行う方法により、コンテナの高さあるいはそれ以下の「僅かな距離」の高さを調整する場合は、大きな吊上げ高さを主たる任務とする岸壁クレーンにおいては、通常のコンテナの吊上げ操作に比較すると微妙な距離の操作であるから、著しく煩雑かつ熟練を要するものである。つまり、大きな距離の吊上げも小さな距離の吊上げも同じ巻上機の操作が必要であるからである。
このように、通常の岸壁クレーンにおいては、コンテナ1個分程度の僅かな高さの吊上げ操作でも、吊上高さを微調整するための装置が付設されていないことから、巻上機を一々操作しなければならない。従って、例えば、上面に凹凸があるように段積みされているコンテナの大量荷役を行う時の作業遅延の原因ともなっているのである。
(コンテナの1個分の高さのリフトが必要な理由)
次に、コンテナ船へのコンテナのクレーン操作において、コンテナ1個分ないしそれ以下の僅かな高さの吊具の吊上げ/吊下しの操作が必要な理由について説明する。
図4は、岸壁1に沿って設けられたレール上を移動する岸壁クレーン2を示しており、その岸壁クレーン2の下部には図示しないレール上を走行するローラ3を有する脚部4とこの脚部4に固定されたガーダ5と、そのガーダ5の延長線上の先端に仰伏自在に連結されたブーム6を備えている。このガーダ5の後方には駆動機械室7が設けられ、その中に設置された巻上機によって各種のクレーン操作を行うようになっている。また、このガーダ5とブーム6の間を往復移動するように2台のトロリー9、10が設けられており、各トロリー9、10よりヘッドブロックとスプレッダからなる吊具11、12が吊下げられている。
更に、岸壁クレーン2(コンテナクレーン)の脚部4の間には1台ないし2台のトレーラなどの運搬装置16、17がそれぞれコンテナ18を積載し、あるいは積載のために空車で所定の経路に沿って移動し、岸壁1に接岸しているコンテナ船14にコンテナ18を積み込んだり、あるいはコンテナ船14に積載されているコンテナ18を、吊具11、12(陸側と海側に隣接して配置されている)で同時に吊上げ、所定経路を搬送して運搬装置16、17に積込むことができるようになっている。
(コンテナの寸法について)
現在使用されているコンテナ18の長さは、主に20と40フィートと45フィートの3種類である。そしてコンテナの高さに関しては、8フィート、8フィート6インチ、9フィート、9フィート6インチと4種類のものが使用されている。また、これらのコンテナ18をコンテナ船14の船倉に積載する際には、長さを揃えて船倉内のセルガイドに合わせて積込むようにしている。従って、コンテナ18の長さを纏めることができるが、高さが異なるものについては適宜コンテナ船14上に積載することになる。
一般には、隣りあうコンテナ同志は高さが一定しない場合が多く、図4に示すようにコンテナ船14の甲板上あるいは船倉内に多数のコンテナ18を積上げた場合は、最上段のコンテナ18は凹凸状に積載されることが多い。
図4の例においては、1列目のコンテナの高さに比較して2列目のコンテナA(×印したもの)は1段低く、2列目のコンテナAの高さより3列目のコンテナBの高さは2個分高い。また、3列目のコンテナBより4列目のコンテナCは3個分低く、4列目のコンテナCの高さより5列目のコンテナDの高さは1個分だけ高い。同様に6列目のコンテナより7列目のコンテナEは1個分だけ高く、更に、7列目と8列目のコンテナEとFとの間にはコンテナの高さが相違している分だけ高さが異なっている。
そして8列目のコンテナFと9列目のコンテナとの間には、コンテナF自体の高さ分の段差があり、また、9列目と10列目のコンテナとの間にはコンテナG分の高さの差が発生している。
前記のごとく、現実のコンテナ船14に積載したコンテナ18の場合には、コンテナ1個分程度の高さの段差、あるいは隣接する2つのコンテナ18の高さの差程度の段差が必然的に発生することになる。
このようなコンテナ1個分程度の高さの段差分ないしそれ以下の段差分の吊具の昇降操作は「微調整」であり、この操作は煩雑でかなり熟練を必要としている。その理由は、図4において運転室7A内の操縦者が目視するか、または、適当な場所に設けられた監視カメラを使用して吊具11、12の移動を観察しようとする場合は、中型のクレーンでは30〜40mの距離、更に大型のクレーンでは50〜60mもの距離をおいてコンテナ18の上面を見ながら、その位置を考慮して吊上げ高さを調整するものであるから、そのクレーンの操作は煩雑であり、かなりの熟練を必要とする。
前記のように2個あるいはそれ以上の数のコンテナを同時に操作する場合は、隣接するコンテナの間に段差を発生するので、例えば、コンテナ船14よりコンテナ18を吊上げる場合は、吊具に前記段差分だけ高さを調整した後に、コンテナ船14上に吊具を下げなければならない。しかも、この段差分の吊具の高さの調整は簡単に行なうことがコンテナ荷役の効率に行うことになる。
(本発明の目的)
本発明は、コンテナクレーンを構成するガーダおよびブーム上をトロリーを介して移動する複数個の吊具を陸側と海側とに平行して配置し、これによって2個あるいはそれ以上のコンテナを同時に吊上げ、または吊下げ操作ができることは勿論、更に、コンテナの1個の高さ分ないしそれ以下の範囲内で吊具の高さの調整を、通常の巻上装置を操作とは別の簡単な操作でできる装置を提供することを目的とするものである。つまり、通常の吊具のコンテナ荷役操作と、コンテナ1個分程度の高さの調整操作を簡単にできる装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するための本発明に係る操作方法は、コンテナクレーンを構成するガーダ及びブーム上を走行する少なくとも1台のトロリーを配置し、このトロリーより複数個の吊具を吊下げた装置であって、前記吊具を吊っているロープの経路に調整シーブを介在させ、この調整シーブを前後移動装置によって前記吊具を上下方向に移動させるよう構成し、前記複数個の吊具にそれぞれコンテナを吊下げて荷役する際に、コンテナ間の段差に対応して前記前後移動装置を操作して1個のコンテナを前記段差に合わせて操作することを特徴としている。
また、本発明に係るコンテナクレーンの巻上装置は、コンテナクレーンを構成するガーダおよびブームを走行する少なくとも1台のトロリーを配置し、このトロリーより2個の吊具を吊下げた装置であって、前記吊具のロープの経路に調整シーブを介在させ、この調整シーブをロープの伸長方向に移動可能な移動台上に支持し、この移動台を駆動装置によって伸長あるいは引張り方向に移動することによって前記ロープを略コンテナの1個の高さ分の吊り位置を調整することができるように構成したことを特徴としている。
このシーブを支持する移動台の駆動装置には各種のものが採用される。例えば、固定台とこれに支持された移動台とからなる基礎構造と、前記移動台を前後に駆動するシリンダ装置や電動式シリンダ、更に、チエン式あるいはラック式駆動装置などを使用して吊具をコンテナの高さ分程度の範囲で上下させることができる。
また、前記調整スリーブを支持する移動台をガイドレールで案内させると共に前記移動台を環状のチエンに固定し、この環状のチエンの駆動して前記移動台をロープの伸長あるいは引張り方向に移動させるように構成することもできる。更に、前記チエンの代わりにラック装置を使用することもできる。
吊具を吊下げるロープの経路に設けた調整シーブを移動台上に支持し、この移動台をロープの吊上・吊下し方向に駆動することによって、通常のクレーン操作を行うこともなく、吊具をコンテナ1個分程度の高さだけ、極めて簡単かつ迅速に調整でき、コンテナ船上に搭載されたコンテナの高さに段差があっても、この段差分の調整を簡単に行うことができ、効率的に荷役することができる。
図1及び図2は、本発明に係るコンテナクレーン2(岸壁クレーン)のロープRの掛け回し経路を示す説明図であるが、本発明に係るコンテナクレーン2は、2個の吊具(ヘッドブロックとスプレッダの組合した装置)を1台の巻上装置20で巻上げるように構成した装置である。
この巻上装置20は、減速装置21の片側にモータ22を配置し、両側に前記モータ22で駆動される第1の巻取ドラム23と第2の巻取ドラム23aを配置している。この第1の巻取ドラム23と第2の巻取ドラム23aとは通常のクレーン操作においては同時に同方向に回転してコンテナの位置によって吊具の位置を調整した後、2個のコンテナ18、18aを同時に上げ下げするなどの方法で操作されるものである。
図3においては、ガーダ5及びブーム6に設けたレール上を2台のトロリー9、10を走行させ、これらのトロリー9、10よりそれぞれ吊具11、12を吊下げるようにした装置を示している。しかし、2台のトロリー9、10は関連して移動し、関連して操作されるものであるので、1台のトロリーに2台の移動台車(子トロリー)を載せ、これらの子トロリーの相互の距離を調整することができるように構成することもできる。
前記第1の巻取ドラム23は2個の吊具11、12の前側の各2本、計4本のロープを一斉に巻取るドラムであって、陸側の吊具11の前側シーブm3,m4と海側の吊具12の前側シーブm7,m8に関係するロープr1,r2とr3 ,r4が掛け回されている。
この陸側の吊具11の前側のロープr1,r2と海側の吊具12の前側のロープr3 ,r4について説明すると、第1の巻取ドラム23より引出されたロープr1,r2は移動台24に支持されている2個の移動シーブm1,m2を経由して陸側の吊具11の前側シーブm3,m4に掛け回される。そして残りのロープr3 ,r4は移動台25に支持されている2個の移動シーブm5,m6を経由して海側の吊具12の前側のシーブm7 ,m8に掛け回される。
一方、第2の巻取ドラム23aは、吊具11、12の後側の4本のロープを一斉に巻取るドラムであって、この巻取ドラム23aより引出された2本のロープr5,r6は移動台26に設けてある移動シーブm10,m11を経由して陸側の吊具11の後側シーブu1,u2に掛け回され、更に、残りの2本のロープr7 ,r8は移動台27に支持されている移動シーブm12,m13を経由して海側の吊具12の後側シープu3,u4に掛け回されている。
前記したように、第1の巻取ドラム23は2個の吊具11、12の前側の4個のシーブm3,m4,m7 ,m8に掛け回され、そして第2の巻取ドラム23aは2個の吊具11、12の後側のシーブu1,u2,u3,u4に掛け回されている。
従って、第1の巻取ドラム23と第2の巻取ドラム23aを同時に同回転で同方向に回転することによって2個の吊具11、12を同時に同高さだけ上げ下げすることができるようになっている。
(移動シーブについて)
移動シーブm1,m2・・は、吊具11、12の前後に配置された2個を一組のシーブに掛け回されたロープを緊張・弛緩方向に移動させる作用をするもので、これらはそれぞれ移動台24,25,26及び27上に支持され、そしてこれらの移動台はそれぞれシリンダ装置30によって前後に駆動されるように構成されている。
図3は、代表例として移動シーブm1を駆動巻型にした移動装置31の例を示す概略構造図である。クレーン本体上に固定する基礎部32上にガイドレ−ル33によって横移動可能に移動台24をロープの伸長方向に支持し、更に前記基礎部32上に固定したシリンダ装置30によって前記移動台24をロープr1 を緊張・弛緩方向に駆動し、その移動距離に見合った長さでロープr1を移動させてシーブm20,m3を介して吊具11を上下させるようになっている。
図1及び図2においては、移動台24上に支持したシーブm1,m2を移動させるように構成した構造を示しているが、図3に示すように移動台24上にシーブm1と、これと対となるシーブnを設け、これらの間にロープr1を巻回することによってシリンダ装置30の移動量を少なくし、吊具11の上下移動量を大きくする構造を採用することもできる。
移動台24を移動する手段はシリンダ装置30を使用するのが最もコンパクトに装置を構成できるが、モータ駆動の減速機によってスプロケットとチエンとの組合せによって前記移動台24を移動するように構成することもできる。また、図示していないが、移動第24の下方に環状のチエンの軌道を形成し、このチエンをシリンダ装置あるいはスプロケットで駆動して移動台24と共にシーブm1,m2を前後に駆動すること構成とすることもできる。また、シリンダ装置30等の代わりにモータ駆動のギヤとラックとの組合せた装置を使用することも可能であるが、これらの駆動装置は機械設計の問題である。
以上のように、本発明は、第1の巻取ドラム23と第2の巻取ドラム23aを同速度で駆動することによって陸側の吊具11と海側の吊具12を同時にクレーン操作をすることができるので、2個ないし複数個のコンテナ18を同時に荷役操作をすることができる。
例えば、図4に示すように2台の運搬装置16、17上にそれぞれ積載したコンテナ18を2個の吊具11、12で吊上げてコンテナ船14上のコンテナの第1列目と第2列目に吊下げる際は、第1列目のコンテナの高さに到達した段階ないしそれ以前の段階で、陸側の吊具11に対して海側の吊具12を駆動装置30を操作して移動シーブを移動させてコンテナ1個分の高さの調整を行った後、あるいは行いながら吊下ろしてコンテナを積上げることができる。
本発明によれば、クレーンの巻上げ装置20に掛け回されるロープの経路に移動シーブを設け、この移動シーブをロープの吊上げ、吊下げ方向に移動可能に移動台上に支持すると共に、この移動台を駆動装置によって前後に駆動してロープをコンテナ1個分の高さだけ操作することができる。しかも、このコンテナ1個分程度あるいはそれ以下の高さの調整は微調整であるが、この微調整は前記移動シーブの位置の調整でできることから、操作を極めて簡単に行うことができる。
なお、2個の吊具11と12との間を連結し、その間隔を調整する装置については説明されていないが、これらの装置は通常に使用されている装置を付設して2個ないしそれ以上吊上げられているコンテナの相互の位置を正確に保持できるようにするのが良い。
本発明に係るコンテナクレーンの巻上装置の主要構造を示す斜視図である。 本発明に係るコンテナクレーンの巻上装置の主要構造を示す斜視図である。 本発明に係る移動シーブの駆動装置の概略図である。 コンテナクレーンのコンテナ船の間の荷役状態を示す説明図である。
符号の説明
1 岸壁 2 岸壁クレーン 5 ガーダ 6 ブーム
7 駆動機械室 9、10 トロリー 11、12 吊具
14 コンテナ船 16、17 運搬装置 18 コンテナ
20 巻上装置 21 減速装置 22 モータ
23 第1の巻取ドラム 23a 第2の巻取ドラム
24、25、26、27 移動台 30 シリンダ装置
31 前後駆動装置 32 基礎部 33 ガイドレール
m1 〜m13 シーブ u1 〜u4 シーブ r1 〜r8 ロープ

Claims (4)

  1. コンテナクレーンを構成するガーダ及びブーム上を走行する少なくとも1台のトロリーを配置し、このトロリーより複数個の吊具を吊下げた装置であって、
    前記吊具を吊っているロープの経路に調整シーブを介在させ、
    この調整シーブを前後駆動装置によって前記吊具を上下方向に移動させるよう構成し、前記複数個の吊具にそれぞれコンテナを吊下げて荷役する際に、コンテナ間の段差に対応して前記前後駆動装置を操作して各コンテナを前記段差に合わせて操作することを特徴とするコンテナクレーンの操作方法。
  2. コンテナクレーンを構成するガーダおよびブームを走行する少なくとも1台のトロリーを配置し、このトロリーより複数の吊具を吊下げた装置であって、
    前記吊具のロープの経路に調整シーブを介在し、この調整シーブをロープの伸長方向に移動可能な移動台上に支持し、この移動台を駆動装置によって伸長あるいは引張り方向に移動することによって前記ロープを略コンテナの1個の高さ分の吊り位置を調整することができるように構成したことを特徴とするコンテナクレーンの巻上装置。
  3. 前記調整シーブを支持する移動台は、固定台上に支持しており、この移動台をシリンダ装置、電動式シリンダなどで構成された前後駆動装置により、前記ロープの伸長あるいは引張り方向に移動させるように構成したことを特徴とする請求項2記載のコンテナクレーンの巻上装置。
  4. 前記調整シーブを支持する移動台をガイドレールで案内させると共に前記移動台を環状のチエンあるいはラックに固定し、この環状チエンあるいはラックを駆動して前記移動台をロープの伸長あるいは引張り方向に移動させるように構成したことを特徴とする請求項2記載のコンテナクレーンの巻上装置。
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