JP2007261517A - 車両用液圧ブレーキ装置 - Google Patents

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【課題】調圧弁手段及び助勢室を備えた車両用液圧ブレーキ装置において、圧力伝達経路における圧力損失を抑え、適切に調圧して助勢室等に供給し得るようにする。
【解決手段】制御ピストン20の前方に形成した第1調圧室C1に補助液圧源の出力パワー液圧を導入し、制御ピストンの移動に応じて所定の圧力に調圧する調圧弁手段30を備える。調圧弁手段の前方に第2調圧室C2を形成し、この第2調圧室及び助勢室C3に対し共通の連通路を介して直接第1調圧室C1を連通接続する。共通の連通路として、例えば、シリンダ孔3に平行で助勢室C3に連通する軸方向連通路P0を形成し、これに対し、第1調圧室に開口する第1径方向連通路P1と、第2調圧室に開口する第2径方向連通路P2が連通するように形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用液圧ブレーキ装置に関し、特に、調圧弁手段及び助勢室を備えた車両用液圧ブレーキ装置に係る。
車両用液圧ブレーキ装置として、例えば下記の特許文献1に、シリンダボデーのシリンダ孔内の所定の初期位置で後端部を保持され得るスプールと、このスプールに対して相対的に移動可能に配設されシリンダボデーに固定されるスリーブを有し、スリーブに対するスプールの相対移動に応じてブレーキ液圧を調整して出力するスプール弁機構を備えた車両用液圧ブレーキ装置が開示されている。同特許文献1においては、スプール弁機構によって調圧されたレギュレータ液圧が、シリンダボデー先端の圧力伝達室を経由して後端のパワー室(助勢室)及び後輪側のホイールシリンダに供給されるように構成されている。尚、同特許文献1においては、調整部材を、スプールの前端面に対向すると共にスリーブの前端面に当接するように配置し、スリーブをスプールの後端部方向に押動してスプールの前端面に対して所定距離隔てた位置で固定することが提案されている。
また、特許文献2には、運転者によって緊急ブレーキ操作が行われた際に、通常時に比して大きな制動油圧を発生させる制動力制御装置が開示され、その図2においてハイドロブースタの断面が示されている。このハイドロブースタによれば、レギュレータ圧は、液圧通路(特許文献2の図2に記載の62)を介してアシスト油圧室(46)に供給されると共に、調圧通路(76)を介して圧力室(80)に伝達されるように構成されている。
特開平11−34853号公報 特許第329625号公報
上記特許文献1においては、レギュレータ液圧は、圧力伝達室を経由して後端のパワー室(助勢室)及び後輪側のホイールシリンダに供給され、他の液圧室を経由していることになるので圧力損失が大となり、また、それだけ連通路も長くなるので、連通路等を含む伝達経路における圧力損失は看過できないものとなる。これに対し、特許文献2においては、レギュレータ圧は調圧通路(76)を介して圧力室(80)に伝達され、ブレーキ液の流れは殆どないが、この圧力室(80)は密閉室となるので、仮に圧力室(80)内に空気が混入した場合これを除去することができなくなり、新たな問題を惹起する。
そこで、本発明は、調圧弁手段及び助勢室を備えた車両用液圧ブレーキ装置において、圧力伝達経路における圧力損失を抑え、適切に調圧して助勢室等に供給し得るようにすることを課題とする。特に、混入空気を確実に除去し得る構成とし、更に、助勢室等に連通する連通路を極力短く且つ容易にシリンダボデーに形成し得るようにする。
上記の課題を達成するため、本発明は、請求項1に記載のように、シリンダボデーのシリンダ孔内にマスタピストンを液密的摺動自在に収容し、該マスタピストンの前方にマスタ液圧室を形成すると共に後方に助勢室を形成し、ブレーキ操作部材の操作に応じて前記マスタピストンを前進駆動して前記マスタ液圧室からブレーキ液圧を出力するマスタシリンダと、ブレーキ液を所定の圧力に昇圧してパワー液圧を出力する補助液圧源と、前記シリンダ孔内で前記マスタピストンの前方に液密的摺動自在に収容され前記マスタピストンに連動するように配置される制御ピストンと、該制御ピストンの前方に形成した第1調圧室に前記補助液圧源の出力パワー液圧を導入して前記第1調圧室の圧力を前記制御ピストンの移動に応じて所定の圧力に調圧する調圧弁手段とを備えた車両用液圧ブレーキ装置において、前記調圧弁手段の前方に第2調圧室を形成し、該第2調圧室及び前記助勢室に対し共通の連通路を介して直接前記第1調圧室を連通接続することとしたものである。
特に、請求項2に記載のように、前記第1調圧室に開口する第1径方向連通路と、前記第2調圧室に開口する第2径方向連通路と、前記シリンダボデーのシリンダ孔に平行で前記助勢室に連通する軸方向連通路を備えたものとし、該軸方向連通路に対し前記第1径方向連通路及び前記第2径方向連通路が連通するように形成するとよい。
更に、請求項3に記載のように、前記助勢室に開口する第3径方向連通路を備えたものとし、該第3径方向連通路を介して前記助勢室を前記軸方向連通路に連通するように形成するとよい。
更に、前記は、請求項4に記載のように、前記軸方向連通路に連通する第4径方向連通路を備えたものとし、該第4径方向連通路を介して前記調圧弁手段が前記パワー液圧を減圧して前記所定の圧力に調圧する構成とするとよい。
尚、請求項5に記載のように、前記シリンダ孔内の前記調圧弁手段の前方に配置され前記調圧弁手段を前記シリンダ孔内の所定位置に固定する調整部材と、該調整部材の前方に前記第2調圧室を形成するように前記シリンダ孔を密閉する密閉部材とを備えたものとするとよい。
本発明は上述のように構成されているので以下の効果を奏する。即ち、請求項1に記載の車両用液圧ブレーキ装置においては、調圧弁手段の前方に第2調圧室を形成し、この第2調圧室及び助勢室に対し共通の連通路を介して直接第1調圧室を連通接続することとしているので、連通路等における圧力損失を抑え、調圧弁手段による調圧を迅速に行うことができる。特に、第1調圧室は、他の液圧室を経由することなく直接助勢室に連通接続することとしているので、助勢室の圧力調整に関し良好な応答性を確保することができる。従って、運転者の急ブレーキ操作時にも良好な応答性を確保することができる。また、各液圧室及び連通路内に混入する空気を容易且つ確実に除去することができる。
特に、請求項2乃至4に記載のように構成すれば、各連通路を最短且つ容易にシリンダボデーに形成することができる。
更に、請求項5に記載のように構成すれば、シリンダボデーの前端から後方に第2調圧室、第1調圧室、マスタ液圧室及び助勢室が直列的に形成されるので、これらに連通する共通の連通路を容易にシリンダボデーに形成することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る車両用液圧ブレーキ装置の全体構成を示し、図2はその前方部分を拡大して示すもので、以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。先ず、図1を参照して液圧ブレーキ装置の全体構成を説明すると、シリンダボデー1内の車両後方側(図1の右側)にマスタシリンダ10が構成され前方側に調圧弁手段30が構成されており、ブレーキ操作部材たるブレーキペダル(図示せず)に加えられた踏力が入力部材2を介してブレーキ作動力として伝えられ、これに応じてマスタシリンダ10及び調圧弁手段30の出力ブレーキ液圧が車両前方のホイールシリンダ(代表してWFで表す)及び車両後方のホイールシリンダ(代表してWRで表す)に出力される。
シリンダボデー1には段部3b及び3cを含む段付のシリンダ孔3が形成されており、後方(車両後方側)のマスタシリンダ10にマスタピストン11が液密的摺動自在に収容され、マスタピストン11の前方にマスタ液圧室C5が形成されると共に後方に助勢室C3が形成されている。更に、シリンダ孔3内にはマスタピストン11の前方に制御ピストン20が液密的摺動自在に収容され、マスタピストン11に連動するように配置されている。従って、この制御ピストン20とマスタピストン11との間にマスタ液圧室C5が郭成されている。尚、マスタピストン11は図1に示すように二つのピストンで構成されているが、特許文献1に記載のマスタピストンと同様であるので、説明は省略する。
一方、ブレーキ液を所定の圧力に昇圧してパワー液圧を出力する補助液圧源(特許文献1に記載されたものと同様であるので、図示は省略しPSで表す)が設けられており、その出力パワー液圧が調圧弁手段30に供給される。調圧弁手段30は、制御ピストン20の前方に形成された第1調圧室C1に、補助液圧源PSの出力パワー液圧が導入され、制御ピストン20の移動に応じて所定の圧力に調圧され、助勢室C3等に出力されるように構成されている。
調圧弁手段30は、シリンダ孔3内の所定の位置にスリーブ31が固定され、このスリーブ31内に相対的に移動可能にスプール32が配設されており、スリーブ31に対するスプール32の相対移動に応じてブレーキ液圧が調圧されるスプール弁機構が構成されている。具体的には、図2に示すように、スリーブ31の外周には複数の環状溝が形成されており、夫々に環状のシール部材が嵌合されている。これらの隣接するシール部材間にはスリーブ31の径方向に連通孔31d,31e,31fが形成され、スリーブ31の中空部内にはスプール32が摺動自在に収容されており、スプール32の前進移動により連通孔31fの開口部が遮蔽されるように配設されている。連通孔31eは連通路P6を介してリザーバRVに連通接続されている。また、連通孔31dは、連通路P7を介して補助液圧源PSに連通接続されているが、図2の位置ではスプール32の外周面によって遮蔽されている。更に、連通孔31dの後方のスリーブ31の内周面に環状の溝31cが形成されている。一方、スプール32の外周面には、溝31cの後方に環状の溝32bが形成される共に、その前方に所定距離隔ててスリーブ31の溝31cと対向する位置に環状の溝32cが形成されている。
スプール32の前端にはプランジャ35が軸方向に突出するように嵌着されており、スプール32の後端部は第1調圧室C1内に位置し、制御ピストン20に当接してシリンダ孔3内の所定の初期位置(ブレーキ操作がなされていないときの位置)で保持されている。即ち、制御ピストン20の前方の凹部内にリテーナ33が支承され、これとスリーブ31との間にスプリング34が張架され、スプール32が制御ピストン20に当接するように付勢されている。図1に示すように、シリンダボデー1には、制御ピストン20における前方のランド部21の後端に位置し径方向に延在するように係止ピン28が固定されており、この位置から制御ピストン20の前端面がシリンダ孔3内の段部3bに当接するまでは制御ピストン20の前進が許容されるが、係止ピン28に当接後の後退(マスタピストン11方向への移動)は規制される。換言すると、制御ピストン20の前端面が段部3bに当接すると前進が阻止されるので、例えば補助液圧源(図示せず)のフェール時に制御ピストン20が最前端まで移動(所謂ボトミング)しても、制御ピストン20がスリーブ31に直接当接することはない。
一方、調圧弁手段30の前方には調整部材40が配置され、両者間に減圧室C4が形成され、調整部材40によって調圧弁手段30がシリンダ孔3内の所定位置に固定される。更に、蓋体50によってシリンダ孔3が密閉され、調整部材40と蓋体50との間に第2調圧室C2が形成される。そして、第2調圧室C2及び助勢室C3に対し共通の連通路を介して直接第1調圧室C1が連通接続されている。この場合の共通の連通路として、本実施形態においては、シリンダ孔3に平行で助勢室C3に連通するように軸方向連通路P0がシリンダボデー1に形成されており、この軸方向連通路P0に対し、第1調圧室C1に開口する第1径方向連通路P1と、第2調圧室C2に開口する第2径方向連通路P2が連通するように形成されている。また、シリンダボデー1には、助勢室C3に開口し軸方向連通路P0に連通する第3径方向連通路P3、及び、減圧室C4に開口し軸方向連通路P0に連通する第4径方向連通路P4が形成されている。更に、第2調圧室C2に開口しホイールシリンダWRに連通する連通路P5、連通孔31eを介して減圧室C4に連通しリザーバRVに連通する連通路P6、連通孔31dに連通すると共に補助液圧源PSに連通する連通路P7、そして、マスタ液圧室C5に開口しホイールシリンダWFに連通する連通路P8が形成されている。
上記の各連通路は図2に拡大して示すように形成される。即ち、先ずドリル加工によって、軸方向連通路P0がシリンダ孔3に平行にシリンダボデー1に形成された後、これに一端が開口するように、シリンダボデー1の外側から径方向に、第1径方向連通路P1及びこれより大径の凹部P1x、第2径方向連通路P2及びこれより大径の凹部P2x、並びに第4径方向連通路P4及びこれより大径の凹部P4xが形成される。同様に、ドリル加工によって、シリンダボデー1の外側から径方向に連通路P5乃至P8が形成される。次に、例えば軸方向連通路P0の内径より若干大径の鋼球B0が凹部P0x内に圧入される。
そして、二点鎖線で示すパンチ部材PUによって凹部P0xの底面が押圧されると、凹部P0xの底部における段部(角部)が塑性変形し、これによって鋼球B0がかしめ固定され、凹部P0xが閉塞される。第1径方向連通路P1、第2径方向連通路P2及び第4径方向連通路P4についても同様に、鋼球B1、B2及びB4がかしめ固定されて、凹部P1x、P2x及びP4xが閉塞される。尚、本実施形態では、第3径方向連通路P3は、シリンダ孔3側から中ぐり加工によって、軸方向連通路P0に開口するように形成されるが、上記の第1径方向連通路P1等と同様にドリル加工によって形成することとしてもよい。而して、シリンダボデー1の前端から後方に第2調圧室C2、減圧室C4、第1調圧室C1、マスタ液圧室C5及び助勢室C3が直列的に形成され、これらに連通する共通の連通路として、単一の軸方向連通路P0が形成される。そして、この軸方向連通路P0に対して径方向に第1径方向連通路P1等が容易に形成され、夫々最短の連通路となる。
調整部材40は段付孔形状の中空部を有し、その小径孔部分に伝達部材41が軸方向に摺動自在に収容され、その後端面がプランジャ35の前端面と対向するように配置されている。更に、調整部材40の大径孔部分の凹部40b内に例えばゴム製の弾性部材42が嵌着されており、これに伝達部材41の前端面が当接するように配置されている。本実施形態では、伝達部材41の前端部に円錐台形状の当接部材(符号省略)が設けられているが、伝達部材41の前端部を円錐台形状に形成することとしてもよい。そして、弾性部材42の前方にプレート43が配設され、プレート43と蓋体50との間にスプリング44が張架され、弾性部材42が調整部材40に圧接するように付勢されている。尚、蓋体50はシール部材を介してシリンダ孔3内に収容され、C字状クリップ51によってシリンダボデー1に保持されている。
図1及び図2に示すように、ブレーキ操作のなされていない制御ピストン20の初期位置(後退位置)においては、連通孔31fの開口部はスプール32によって遮蔽されておらず、第1調圧室C1は連通路P1、P0及びP3、減圧室C4、連通孔31e、そして連通路P6を介してリザーバRVに連通し、大気圧のブレーキ液が充填されている。ブレーキ操作に基づく制御ピストン20の前進移動に伴ってスプール32が前方に移動すると、スリーブ31の連通孔31fが遮断され、代わって連通孔31dがスプール32の溝32cと対向すると共に、溝31cと溝32bが対向し、従って第1調圧室C1は補助液圧源PSと連通する。これにより、補助液圧源PSのパワー液圧が第1調圧室C1内に供給されて昇圧し、助勢室C3に付与されると共に、第2調圧室C2内に導入されて弾性部材42に付与されると、伝達部材41を介してスプール32が後方に押動され、第1調圧室C1内の液圧が減圧されてレギュレータ液圧となる。このように、スリーブ32に対するスプール31の相対移動に応じて、第1調圧室C1及び第2調圧室C2並びに連通路P1乃至P5内の液圧がレギュレータ液圧に調整される。
前述のように、本実施形態においては、共通の連通路の軸方向連通路P0に対して径方向に第1径方向連通路P1等が形成されており、夫々最短の連通路であるので、これらの連通路における圧力損失が最少に抑えられ、迅速にレギュレータ液圧に調圧される。例えば、第1調圧室C1から助勢室C3には、他の液圧室を経由することなく第1径方向連通路P1、軸方向連通路P0及び第3径方向連通路P3を介して直接レギュレータ液圧が供給され、助勢室C3における圧力調整が迅速に行われる。また、第2調圧室C2からホイールシリンダWRには連通路P5から直接レギュレータ液圧が出力され、第1調圧室C1からみても第1径方向連通路P1、軸方向連通路P0、第2径方向連通路P2、第2調圧室C2及び連通路P5を介してレギュレータ液圧が出力されるので、圧力損失は極めて少ない。従って、運転者の急ブレーキ操作時にも良好な応答性を確保することができる。
しかも、上記のように第2調圧室C2にはブレーキ液の流れが生ずるので、仮に第2調圧室C2内に空気が混入したとしてもこの空気は容易に排出される。また、仮に助勢室C3内に空気が混入した場合には、図1に示すように構成されたマスタピストン11のポンプ作用によって、容易に排出することができる。尚、例えば助勢室C3を拡径することで、第3径方向連通路P3を介さずに直接軸方向連通路P0と助勢室C3とを連通させることとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る車両用液圧ブレーキ装置の全体構造の一部示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用液圧ブレーキ装置の前方部分を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 シリンダボデー
3 シリンダ孔
10 マスタシリンダ
11 マスタピストン
20 制御ピストン
30 調圧弁手段
31 スリーブ
32 スプール
40 調整部材
50 密閉部材
C1 第1調圧室
C2 第2調圧室
C3 助勢室
C4 減圧室
C5 マスタ液圧室
P0 軸方向連通路
P1 第1径方向連通路
P2 第2径方向連通路
P3 第3径方向連通路
P4 第4径方向連通路
P5〜P8 連通路

Claims (5)

  1. シリンダボデーのシリンダ孔内にマスタピストンを液密的摺動自在に収容し、該マスタピストンの前方にマスタ液圧室を形成すると共に後方に助勢室を形成し、ブレーキ操作部材の操作に応じて前記マスタピストンを前進駆動して前記マスタ液圧室からブレーキ液圧を出力するマスタシリンダと、ブレーキ液を所定の圧力に昇圧してパワー液圧を出力する補助液圧源と、前記シリンダ孔内で前記マスタピストンの前方に液密的摺動自在に収容され前記マスタピストンに連動するように配置される制御ピストンと、該制御ピストンの前方に形成した第1調圧室に前記補助液圧源の出力パワー液圧を導入して前記第1調圧室の圧力を前記制御ピストンの移動に応じて所定の圧力に調圧する調圧弁手段とを備えた車両用液圧ブレーキ装置において、前記調圧弁手段の前方に第2調圧室を形成し、該第2調圧室及び前記助勢室に対し共通の連通路を介して直接前記第1調圧室を連通接続することを特徴とする車両用液圧ブレーキ装置。
  2. 前記第1調圧室に開口する第1径方向連通路と、前記第2調圧室に開口する第2径方向連通路と、前記シリンダボデーのシリンダ孔に平行で前記助勢室に連通する軸方向連通路を備え、該軸方向連通路に対し前記第1径方向連通路及び前記第2径方向連通路が連通するように形成したことを特徴とする請求項1記載の車両用液圧ブレーキ装置。
  3. 前記助勢室に開口する第3径方向連通路を備え、該第3径方向連通路を介して前記助勢室を前記軸方向連通路に連通するように形成したことを特徴とする請求項2記載の車両用液圧ブレーキ装置。
  4. 前記軸方向連通路に連通する第4径方向連通路を備え、該第4径方向連通路を介して前記調圧弁手段が前記パワー液圧を減圧して前記所定の圧力に調圧することを特徴とする請求項2又は3記載の車両用液圧ブレーキ装置。
  5. 前記シリンダ孔内の前記調圧弁手段の前方に配置され前記調圧弁手段を前記シリンダ孔内の所定位置に固定する調整部材と、該調整部材の前方に前記第2調圧室を形成するように前記シリンダ孔を密閉する密閉部材とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の車両用液圧ブレーキ装置。
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