JP2007260224A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大入賞口に入賞した遊技球を一時的に貯留した後に集中的に流下させ、遊技球がVゾーンを通過する確率に変化を与える。遊技球が大入賞口に入賞した段階で、大当たり状態に関する演出を実行する。
【解決手段】始動入賞口26〜28、始動入賞した遊技球を当たりとはずれに振り分ける特定領域25が設定された大入賞口22を備え、始動入賞口26〜28への遊技球の始動入賞に基づいて、大入賞口22へ遊技球を入賞させる羽根(可動片)40a、40bを開放する制御をする。大入賞口22に入賞した遊技球の流下通路にシャッタ41を設け、入賞した遊技球を貯留する。遊技球の貯留数に基づいた大当たり状態を期待させる演出を選択して実行する。可動片40a、40bの開放動作が終了したときに貯留した遊技球を集中的に特定領域25に向けて流下させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の始動入賞口への遊技球の始動入賞を契機として、大入賞口に設けた可動片を一時的に開放状態となり、大入賞口に入賞した遊技球が、さらに特定領域内の連続役物作動口(以下、Vゾーンという)に入るか否かによって獲得可能な賞球数を変化させる遊技機に関する。
パチンコ遊技機には 羽根物あるいは飛行機タイプと呼ばれる機種があり、例えば、次のような遊技を行うものがある。
先ず、始動入賞口に遊技球が始動入賞すると、遊技盤の盤面中央の特別電動役物に備えた羽根状の可動片が作動し、大入賞口の入口が一時的に開放される。次に、遊技球が大入賞口から上記役物内に入ると、この遊技球は、役物内の球経路変化部材によって流下方向に変化が与えられながら特定領域を通過する。
遊技球が特定領域に入り当たり(大当たり)となった場合、予め定められた大入賞口の閉成条件が満たされるまで、例えば一定時間経過するまで、または一定個数の遊技球入賞があるまで、のいずれかが先に満たされるまで、大入賞口の可動片が開放して大当たり状態が継続され、かつ画像表示装置による数字図柄等の変動が開始される。
この図柄は所定時間経過後に停止するが、停止図柄が役物の連続作動回数、すなわち大当たり状態(ラウンド)を繰り返し得る回数(大当たり連続回数)を示すので、その後、その回数分、大当たり状態を更新しつつ、継続し得る。
上記のように、この種のパチンコ遊技機では、所定条件を満たせば大入賞口の可動片(羽根)が開放動作する大当たり状態が繰り返されるので、遊技状態が変化に冨むものとなり、かつ賞球獲得のチャンスも多くなり、遊技者にとっては集中力も高まって遊技の楽しみを味わえるものである。
特開2004−697号公報
上記のような遊技機では、上述のように特定領域内のVゾーンに遊技球が入ることを条件に、その後の大当たり状態が繰り返される回数について抽選が行われるように設定されるものがある。このような抽選を行う場合、継続回数は、例えば1回、7回または15回の3つから選択可能にすることができる。
したがって、遊技球が大入賞口に入賞しても遊技球が特定領域のVゾーンに入らない段階では、ラウンド数を決定する抽選が行われないので、その後に生じる大当たり状態の継続を予告するような演出は不可能である。
ところで、遊技者は大入賞口に入賞した段階で大当たり状態になることに対して大きな期待を持つ。しかしながら、入賞しても遊技球がなかなかVゾーンに入らない場合、大当たりが決定しないので、遊技者の期待に沿った演出が開始されない。このような場合は、遊技者の期待は削がれてしまい、遊技の面白みや楽しみが損なわれる虞がある。
一方、大入賞口に入賞した遊技球が役物内を流下するときは、一度に流下する遊技球の個数が多ければ多いほど、遊技球がVゾーンに入る確率は高くなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてされたものであり、大入賞口に入賞した遊技球を一時的に貯留して集中的に流下させることで、遊技球がVゾーンを通過する確率に変化を
与えると共に、遊技球がVゾーンに入ったか否かにかかわらず、大入賞口に入賞した段階で大当たり状態に関する演出の実行を可能にすることで、遊技者の期待を失わせないようにした遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を達成するために、大入賞口に入賞した遊技球が、散発的ではなく集中的、連続的に役物内を流下させて、一度に流下する遊技球数に基づいて、遊技球がVゾーンに入る可能性が変化するようにしたものである。また、入賞球を貯留し、その貯留した入賞球の多寡に応じた演出、すなわち大当たり状態に関する演出を可能にしたものである。
すなわち、本発明は、遊技球の始動入賞が可動片の開放動作の契機となる始動入賞口と、入賞した遊技球を、当たりとはずれに振り分けるための特定領域が設定された大入賞口
と、前記始動入賞口への遊技球の始動入賞に基づき、遊技球が大入賞口に入賞可能な状
態になるように、大入賞口の入口に設置した可動片を一定時間開放する制御をする制御装置と、変動図柄を表示可能な画像表示装置と、を備え、
大入賞口に入賞した遊技球の流下通路に遊技球を貯留する貯留部を設けて、前記可動片の開放動作中は入賞した遊技球を一時的に貯留し、前記可動片の開放動作が終了したときには貯留していた前記遊技球を、集中的に前記特定領域に向けて流下させるようにしたことを特徴とする。
前記貯留部としては、例えば、大入賞口から特定領域までに至る遊技球が流下する通路において、特定領域への到達前の位置に、この通路を開閉して遊技球の流れを遮断可能なシャッタを設けたものとすることができる。このシャッタを開閉自在とすることで、シャッタ前の通路に遊技球を一時的に貯留することが可能となる。
そして、大入賞口の開放動作が終了したときに、散発的ではなく集中的、連続的に遊技球を流下させると、貯留される遊技球の個数によって、遊技球がVゾーンを通過する可能性が変化する。すなわち、一度に流下する遊技球数が多ければ多いほど、いずれかの遊技球がVゾーンを通過する確率は高くなると考えられる。このような変化によって遊技に面白みを生じさせることができる。
また、大入賞口に入賞した遊技球数に基づいて、大当たり状態を期待させる複数の演出のうちのいずれかを選択して実行することができる。この場合、貯留された遊技球数の多寡に基づいて、期待度の異なる複数種類の演出のいずれかを行うことができ、例えば、貯留された遊技球数が多い場合には、遊技者に大当たり状態に対する期待度の高い演出を提供し、反対に、遊技球数が少なければ期待度がそれ程高くない演出をするように構成できる。
さらに、大当たり状態になることを見越して、大当たり状態の継続に関する演出をすることも可能である。
なお、特別領域内の構成としては、例えば、大入賞口に入賞した遊技球が通過する経路上に回転可能な回転盤が設けられ、この回転盤上には遊技球を当たりとはずれに振り分ける穴部を形成してこれらの穴部を当たり穴とはずれ穴に分別し、遊技球がいずれの穴部を通過したかによって遊技の当たりまたははずれが決定されるものとすることが可能である。
前記貯留部は、遊技球の貯留をする状態と貯留をしない状態とを切り替えられる構成としてもよい。例えば、遊技機の遊技状態に応じて、または遊技者の選択等に基づいて、遊
技球の貯留をする場合と、貯留をしない場合とを切り替えるようにしてもよい。
さらに、本発明では、前記大入賞口の開放動作中に大入賞口に入賞して流下する遊技球が流下通路に設けられたVゾーンを通過することを条件として、大入賞口の開放動作終了後に繰り返される大当たり状態の連続回数を抽選により設定し、画像表示装置によって変動表示中の図柄を前記抽選により設定された大当たり状態の連続回数に応じて定められた図柄で停止させると共に、遊技状態を大当たり状態の連続回数に応じた状態とすることができる。
本発明によれば、大入賞口に入賞した遊技球を一時的に貯留してから、これらを集中的に特別領域に向けて流下させるようにし、遊技球数によって遊技球がVゾーンを通過する可能性に変化が生じるようにしたので、遊技の面白みを増大させると共に、大当たりに関する演出を変化に富んだものとすること可能である。
また、前記Vゾーンを遊技球が通過したか否かにかかわらず、集中的に流下する入賞球の多寡に応じて、大当たり状態に関する演出をすることで、遊技者の期待を損なうことを抑制できる。
以下、本発明の一実施の形態に係る遊技機を図1〜図8に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態では、遊技機をパチンコ遊技機として説明する。
[遊技機の構造]
図1は、本発明によるパチンコ機の一実施形態の要部(遊技盤)を示す正面図である。
パチンコ遊技機の遊技盤10には誘導レール12が略円形渦巻状に設けられている。その内側に遊技領域13が形成されている。図示しないハンドルの操作により、遊技球は、誘導レール12に沿って転動し遊技盤10の左側上部から遊技領域13へ打ち出される。
このパチンコ遊技機では、遊技盤10の中央部に大入賞口22を備えた特別電動役物24が配置されている。この特別電動役物24の下方には、中央始動チャッカ26、左始動チャッカ27及び右始動チャッカ28が設けられている。また、特別電動役物24の左側には、上下各1個の入賞口が設けられる。ここでは、上側の入賞口を左上入賞口30、下側のものを左中入賞口32とする。また、特別電動役物24の右側にも、上下各1個の入賞口が設けられている。ここでは、上側のものを右上入賞口34、下側のものを右中入賞口36とする。
前記中央始動チャッカ26、左始動チャッカ27又は右始動チャッカ28に遊技球が始動入賞すると、通過球検知センサ46がこれを検知し、それぞれ始動入賞球1個につき5個の遊技球が賞球として払い出される。
同様に、前記左上入賞口30、左中入賞口32、右上入賞口34及び右中入賞口36に遊技球が入賞すると、それぞれ入賞球1個につき5個の遊技球が賞球として払い出される。
パチンコ遊技機1の最下方には、何れの入賞口にも入賞しない遊技球が取り込まれるアウト口18が設けられている。前記遊技盤10の下方には、遊技球を貯留する球受皿(図示せず)が配置されている。
発射装置により打ち出された遊技球は、誘導レール12によって遊技領域13へ誘導されるが、この誘導レール12によって囲まれた遊技領域13に設けられた釘14や風車1
6などの障害物によって流下の方向に変化が与えられながら、上述した各始動チャッカ26、27、28、もしくは各入賞口30、32、34または36へ入賞し、または入賞せずにアウトロ16に入球する。
前記特別電動役物24の中央には、開閉自在の左右一対の羽根40a、40bが配置されている。これらの一対の羽根40a、40bが開くことにより、遊技球が大入賞口22に入賞するようになる。また、これら一対の羽根40a、40bが閉じる(閉成する)ことにより遊技球の大入賞口への入賞は抑止される。
なお、上記の左始動チャッカ26または右始動チャッカ28に遊技球が入ると、羽根40a、40bが左右同時に0.4秒間開放し、中央始動チャッカ27に遊技球が入ると、羽根40a、40bは0.6秒間、2回開放するように設定されている。
また、羽根40a、40bの開放動作には、連続開放の他、適宜の時間間隔をおいて開閉動作を繰り返す間欠開放等がある。
前記羽根40a、40bは、大入賞口22に組み込まれた羽根作動ソレノイド43(図5)にリンク機構を介して連結され、この羽根作動ソレノイド43に対する通電の有無により大入賞口22の外側若しくは内側に動く。なお、羽根作動ソレノイド43の通電に係る制御は、主制御装置50の管理のもとで処理されている。
なお、大入賞口22に遊技球が入賞した場合には、それぞれ入賞球1個につき10個の遊技球が賞球として払い出される。
また、前記特別電動役物24の内部中央には、液晶からなる画像表示装置35が設けられ、各種の演出等を行う。この画像表示装置35は、図柄をモチーフとした画像データを種々の演出を踏まえて表示する。なお、図柄の表示を例に説明すれば、各画像データを図柄の表示領域に設けられる有効ライン上に連続的に可変表示するか、または、図柄と共にキャラクタ画像や背景画像を表示し、これら図柄やキャラクタ画像並びに背景画像の演出によって遊技者に視覚上得られ意外性や面白みを提供する。
なお、本明細書では、これらキャラクタ画像や背景画像を含み、単に「図柄」と称することもある。
また、画像表示装置35の制御は、主制御装置50によって行われる。主制御装置50は、大入賞口22に入り、特別電動役物24の内部に貯留された遊技球の数(大入賞口22に入賞して特別入賞球検知センサ48が検知した数の和)の多寡に基づいて、それぞれ異なった演出を行う。この演出については後述する。
ところで、大入賞口22に入賞した遊技球の特別電動役物24内での流下通路44には、図2に示すようなシャッタ41が設けられている。このシャッタ41は遊技球を貯留するためのもので、シャッタ用ソレノイド73(図5)に対する通電に有無により回転軸42を中心に回動可能であって、流下通路44を開閉する。このシャッタ41は、シャッタ用ソレノイド73が通電状態のときは、図2に示すように、流下通路44を遮断することができる。
そのため、大入賞口22に入賞した遊技球は、シャッタ41によって流下が遮断され、このシャッタ41上に溜まるようにして貯留される。このシャッタ41は、羽根40a、40bの開閉動作とほぼ同時に開閉するので、一回のラウンドにおける大入賞口22の入賞数は、シャッタ41による流下通路44の閉動作により貯留される遊技球の数と等しくなる。なお、前記シャッタ用ソレノイド73は、図5における可動物制御装置67に接続さ
れて制御される。
図4には、シャッタ41の開閉のタイミングが示されている。図4では、(a)に示すように、始動チャッカ26ないし28のいずれかへの遊技球の入賞を検知した後、(b)のように羽根40a、40bが開放される。シャッタ41は、(c)のように、羽根40a、40bの開動作とほぼ同時に作動して流下通路44を遮断する。その後、羽根40a、40bが閉じた後に、少し遅れてシャッタ41が開状態(図2で点線で示す状態)に作動するように設定されている。シャッタ41が開状態になれば遊技球の貯留が解除され、遊技球は、分散せずに連続して特定領域25に向けて流下することになる。
なお、前記シャッタ用ソレノイド73は、羽根40a、40bを開閉させる羽根作動ソレノイド43と完全に同期するようにしてもよい。
大入賞口22内の前記シャッタ41の下流、すなわち特別電動役物24の内部には、特定領域25が設定されている。この特定領域25は、図3に示すように、大入賞口に入賞した遊技球が通過する経路上に回転可能な回転盤45が設けられている。この回転盤45上には遊技球が通過する穴部が四箇所形成されている。これらの穴部のうちの一つは当たり穴45aであり、残りの3個はいずれも、はずれ穴45bとなっている。当たり穴45aは、いわゆるVゾーンとなっており、このVゾーンを遊技球が通過すると大当たりとなる。
前記回転盤45は、羽根40a、40bが開放され、大入賞口22への遊技球の入賞があったときに図示しないステッピングモータの駆動によって回転を開始し、羽根40a、40bが閉じられたらその回転を停止するものである。
そして、大入賞口22に入賞して流下してきた遊技球は、遊技球案内通路39により回転盤45上に落下するようにガイドされる。落下後に遊技球が通過した穴部が、当たり穴45aまたははずれ穴45bのいずれであるかによって遊技の「当たり」または「はずれ」が決定される。
そして、始動チャッカ26、27、28へ遊技球が始動入賞すると羽根40a、40bが開放動作し、大入賞口22に入賞した遊技球は、シャッタ41に遮断された後、貯留状態が開放されて、遊技球が特定領域25の回転盤45の当たり穴(Vゾーン)45aを通過する場合がある。このような遊技球がVゾーン45aを通過することを条件に、前記大入賞口22の開放動作後に繰り返される大当たり状態の連続回数(大当たり連続回数)が決定され、これを報知するため、画像表示装置35の表示図柄が変動を開始する。画像表示装置35の図柄は複数種類、ここでは、「15」、「7」、「1」の3種類の連続回数を示すものに設定されている。
画像表示装置35により示される大当たり連続回数は、例えば(1)「15」の図柄が停止表示された場合は、大当たり連続回数は最大回数の15回、(2)「7」の図柄が停止表示された場合、大当たり連続回数は7回、(3)「1」の図柄が停止表示された場合、大当たり連続回数は1回であるように設定される。
これら(1)〜(3)の設定のうち、どの設定が選択されるかは制御装置における大当たり連続回数の抽選(大当たり連続回数抽選)による。この抽選等の詳細に関しては後述する。
すなわち、このパチンコ遊技機では、前記羽根40a、40bの開放動作中に大入賞口22に入賞して流下する遊技球が流下通路に設けられたVゾーンを通過することを条件として、大入賞口の開放動作終了後に繰り返される大当たり状態の連続回数を抽選により設定し、画像表示装置によって変動表示中の図柄を前記抽選により設定された大当たり状態
の連続回数に応じて定められた図柄で停止させると共に、遊技状態を大当たり状態の連続回数に応じた状態とするものである。
また、大入賞口22中の遊技球流下通路72には、始動入賞球センサ47が設けられている(図3)。この始動入賞球センサ47は、大入賞口22に遊技球が入賞し、これが遊技球流下通路72を通過した場合に、所定の検知信号が後述の主制御装置50に送られる。通常の遊技では、この始動入賞球センサ47によって検知された通過遊技球数は、前記シャッタ41による遮断によって貯留される遊技球の数と同じである。
また、特別入賞球検知センサ48が、当たり穴(Vゾーン)45a内に設けられている。この特別入賞球検知センサ48は、遊技球が当たり穴(Vゾーン)45aを通過した場合に、所定の検知信号を主制御装置50に送る。
一方、前記各始動チャッカ26、27、28のぞれぞれには、通過球検知センサ46が設けられている。この通過球検知センサ46は、各始動チャッカ26、27、28を遊技球が通過した場合に、所定の検知信号を主制御装置50に送る。
[遊技機の電気的構成]
図5に示すように、主制御装置50は、遊技に係る主たる制御(基本プログラム)を実行する装置であり、基本処理装置であるCPU(Central Processing Unit)50aと、
CPU50aでの処理に用いられるデータを一時記憶するRAM(Random Access Memory)50cと、CPU50aにて処理する各種プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)50bを備えている。
ROM50bに記録されるプログラムの一例を説明すれば、大当たり連続回数抽選プログラム80等に用いられる乱数抽選実行用のプログラム、大当たり連続回数抽選プログラム80による抽選結果を踏まえて各種副制御装置60に出力すべき制御コマンドを生成・出力する出力制御プログラムなどを例示できる。
また、主制御装置50には、図柄制御装置61、ランプ制御装置62、音声制御装置等の副制御装置60が接続されており、主制御装置50は、各副制御装置60に対して、先行コマンド及び後続コマンド等からなる制御コマンドを送信している。
副制御装置の1つであるランプ制御装置62は、主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき電飾品を用いた演出を制御する。
より詳しくは、特定保留数表示ランプや通過保留数表示ランプの制御プログラムを備え、さらには、各種入賞装置に組み込まれる電飾及び遊技機前面に設けられる装飾LED31、33等の発光を制御するためのプログラムを記録したROM62bと、ROM62bに記録されるプログラムを主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU62aと、CPU62aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM62cと、を備えている。
音声制御装置63は、パチンコ遊技機1の前面に設けられたスピーカ(図示せず)を制御するための装置であり、スピーカの制御に用いるプログラムを記録したROM63bと、ROM63bに記録されるプログラムを主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU63aと、CPU63aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM63cと、を備えている。
図柄制御装置61は、主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき画像データ
を生成してビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)65に送信し、このビデオ・ディスプレイ・プロセッサ65を介して各種図柄を画像表示装置35に表示する機能を備えている。
このVDP65は、いわゆるスプライト回路、スクリーン回路、及びパレット回路等の回路を含み、画像表示装置35に画像を表示させるための種々の処理する装置であり、画像表示装置35に対する表示制御を行う。また、VDP65には、画像表示装置35の演出表示領域に画像を表示するためのバッファとしての記憶媒体(例えば、ビデオRAM)を備えている。この記憶媒体の所定の記憶領域に画像データを記憶することによって、所定のタイミングで画像表示装置35の演出表示領域に画像が表示されることとなる。
また、主制御装置50の出力側には、羽根作動ソレノイド43、その他の可動制御装置67等が接続されている。
上記羽根作動ソレノイド43は、可動片である羽根40a、40bを開放動作させ、大入賞口22による大当たり状態を実行させる。
続いて、上記主制御装置50および副制御装置60等を備えている遊技機の制御系において処理する各種制御を説明する。
[基本プログラム]
まず、図6に示すように、主制御装置50は、電源の投入を受けて基本プログラムを立ち上げ、初期設定処理を実行する(ステップS100)。本初期設定処理では、電源断チェック処理、及びRAM領域の初期化、並びに各副制御装置に対する通常起動コマンドの送信処理、また、エラー状態の復帰回復処理、システムタイマ割込処理を実行する。
このうち電源断チェック処理は、電源断発生後の電源投入か否か、すなわち電源断復帰からの起動なのか、或いは通常状態(稼働状態)からの起動なのかを振り分ける。また、その振り分けにあたりチェックすべき項目として、本実施の形態では、(1)RAMクリアスイッチの遮断状態、(2)電源断発生時にセットされたフラグの値、(3)全RAM領域の内容を、チェック項目として設定している。
また、この電源断チェック処理の結果、電源断復帰からの起動と判定されたときには、上記RAMの初期化、並びに各副制御装置に対する通常起動コマンドの送信処理を実行し、これらの処理によって電源断時のエラーを解除している。
また、主制御装置50は、各種データの初期化の後にシステムタイマ割込処理を実行する。
本システムタイマ割込処理は、後述のステップS101からステップS113までをメインルーチンとして、このメインルーチンを遊技機稼働中のマシンサイクルとして定期的に実行するための処理である。この処理は、例えば、主制御装置50に内蔵されたクロックのリセット信号に基づきタイマを更新し、このタイマの値をもとにマシンサイクルを確立させる。
続いて、初期設定処理の後、主制御装置50は、続くステップS101に移り、後に詳述する大当たり連続回数抽選プログラム80において実行される乱数抽選の乱数範囲値を設定する。また、この設定した乱数範囲値内にて定期に乱数を更新し続ける乱数更新処理を実行する。
また、乱数更新処理の後、主制御装置50は、入力管理処理(ステップS102)の一
処理として、始動入賞球検知センサ47、特別入賞球検知センサ48、通過球検知センサ46等から得られるセンサ出力を、入力ポートを介して読み込む。
また、入賞管理処理では、上記入力ポートのチェック、及び主制御装置50に設けられるスイッチのエッジ検出を実行する。また、これらポート及びスイッチのチェックに加え、全入賞装置の入賞情報を個別に集計し、また、これらのチェックによって得られた信号並びに全入賞装置の入賞情報を、以後の各種処理において活用し得るデータに変換するデータ変換処理を実行する。なお、ここで入賞情報とは、遊技球を検知したか否か、また、遊技球の入賞の成立のタイミング等に相当する。
次に、主制御装置50は、補給球切れエラーや受皿満タンエラー等の異常監視処理を実行し(ステップS103)、その後に普通図柄制御処理を実行する(ステップS104)。
次に、主制御装置50は、特別図柄制御処理を実行する(ステップS105)。特別図柄制御処理は、Vゾーンを遊技球が通過したことよって得られる情報に基づき大当たり連続回数抽選プログラム80を実行し、この大当たり連続回数抽選プログラム80実行による抽選結果に対応する先行コマンドを準備する。また、あわせて表示すべき確定停止図柄に対応した図柄の指定や、この図柄の表示に用いる変動パターンデータ等を乱数抽選にて選出し、この選出したデータに対応する後続コマンドを準備する。
次に、主制御装置50は、出力管理処理を行う(ステップS106)。出力管理処理では、各副制御装置(図柄制御装置61、音声制御装置63、ランプ制御装置62、払出制御装置51等)に送信すべき制御コマンドを編集し、適宜のタイミングで各副制御装置に対してその制御コマンドを送信する。また、あわせて外部(ホールや試験機関等)の集中管理装置54(図5)にも所望のデータを送信する。
続いて、可変図柄表示制御処理を実行する(ステップS107)。本処理は、特別図柄制御処理で生成された制御コマンドを画像表示装置35に送信して、上述の如く各種図柄を画像表示装置35に表示させる。
次いで、主制御装置50は、大当たり進行処理を実行する(ステップS109)。
大当たり進行処理は、大当たり連続回数抽選プログラム80実行による抽選結果を参照し、大当たり連続回数抽選プログラム80による抽選の当選を受けて羽根40a、40bの開閉制御を実行する。
より具体的には、特別遊技状態への移行に伴う第1ラウンドの開始を受け、主制御装置50は、羽根40a、40bを作動させる羽根作動ソレノイド43に適宜のタイミングで電圧を印可し、羽根40a、40bを作動させる。また、羽根40a、40bの開放作動開始後、羽根40a、40bの開閉回数が予め定められた数に達した(例えば18回)、或いは大入賞口22に入り込んだ遊技球の数(入賞数)が上限値(例えば10個)に達したなどの条件の成立をもって羽根作動ソレノイド43に対する通電を停止し、羽根40a、40bの開制御を一旦終了する。また、当該開制御の終了を以て第1ラウンドの終了とみなす。
また、主制御装置50は、第1ラウンドの開催中に、Vゾーン45aに遊技球が入り込んだことを受け、この第1ラウンドの終了後に、続く第2ラウンドを開始する。そして、第2ラウンドの開始を受けて、再び羽根40a、40bの開制御を開始する。また、以後、同様に、Vゾーン45aでの入賞を条件に、最大15ラウンドを上限に、続く第3ラウンド及び第4ラウンド等へとラウンドを発展させる。
続いて、主制御装置50は、払出制御処理を行う(ステップS110)。
この払出制御処理では、ステップS102の入力管理処理で得られた各種センサの出力に基づき入賞の有無を把握し、入賞時には、その入賞に見合う賞球の払出しを遊技球払出装置53を介して実行する。
また、ランプ・LED制御処理(ステップS111)、及び音声制御処理を実行する(ステップS112)。ランプ・LED制御処理では、大当たり連続回数抽選プログラム80実行による抽選結果を踏まえて装飾ランプ8や装飾LED31、33の点滅による光の演出を遊技者に提供する。また、併せて上記特定保留数表示ランプ20の点灯数を変更する。
前記音声出力制御では、大当たり連続回数抽選プログラム80の実行結果を音声制御装置63に読み込み、スピーカ等にて構成される音声発生装置12を介して、遊技の進行に応じた音の演出を遊技者に提供する。
そして、本メインルーチンの最終処理として、主制御装置50は、電源が断たれたか否かを把握し(ステップS113)、電源遮断時には、本処理ルーチンを一旦抜ける。また、未だ遊技機が稼働中であると判断したときには、ステップS101に戻り、再度ステップS101からステップS113に至るメインルーチンを繰り返す。
このように遊技機1の制御系では種々の制御が実行され、これら各種制御の実行によって遊技機1の各種装置の制御が為されている。また、これらの制御によって遊技者に遊技を提供している。
続いて、本実施形態の図柄制御装置61について詳述する。図5に示すように、本実施形態に係る図柄制御装置61は、図柄による演出に関する各種プログラム及び各種データテーブルを格納するROM61bと、ROM61bに記録される画像生成プログラムを主制御装置50から出力される制御コマンドに基づき処理するCPU61aと、CPU61aでの処理に用いられるデータを一時記憶しておくRAM61c等を備えている。
本実施形態では、貯留されている遊技球の数(多寡)に応じて、演出用の図柄を決定する。すなわち、貯留されている遊技球数が多くなれば大当たりになる確率が上昇するので、そのような遊技球数が多くなるにつれて、遊技者の大当たりへの期待度を高くする図柄をどのように決定するかのプログラムが前記ROM61bに記憶されている。
また、Vゾーン45a内に遊技球が入球したことを検知する特別入賞球検知センサ48からの出力を検知してラウンド遊技を継続可能であることの表示を大入賞口8に隣接する領域に表示する画像をどのように制御するかのプログラムついても同様に前記ROM61bに記憶されている。
なお、前記図柄制御装置61において、各種プログラム、各種データテーブルを記憶する記憶手段としてプログラムROM61bを用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。
また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、RAM61c等に記録されるものでもよい。
前記ROM61bには、識別情報を示す識別情報画像データ、背景画像データ、演出画
像データ、普通図柄を示す普通図柄画像データ等の各種の画像データが別個に記憶されている。また、関連画像を示す関連画像データも記憶されている。
VDP65は、CPU61aから供給される画像表示命令に応じて、ROM61bから、識別情報を示す識別情報画像データ、普通図柄を示す普通図柄画像データ、背景画像データ、演出画像データ等、各種の画像データを読み出し、画像表示装置32に表示させる画像データを生成する。特に、本実施形態では、遊技球がVゾーンを通過し、ラウンド遊技を継続可能であることを表示する画像データを生成するが、この画像データはROM62bに記憶されている。
(演出表示領域の画像データの説明)
特に、本実施形態では、貯留されている遊技球数が多くなれば大当たりになる確率が上昇するので、そのような遊技球数が多くなるにつれて、遊技者の大当たりへの期待度を高くする画像データ、また、ラウンド遊技を継続可能であることの表示する画像データを生成するが、これらの画像データは、ROM61bに記憶される一の固定データとすることが可能である。
または、貯留されている遊技球数と1対1に相対的に関連させた複数の演出データを画像ROM61bの複数の領域に記憶させ、CPU61aからの指令により複数の領域から一の画像データを選択し得るように記憶してもよい。
他方、継続ラウンド回数を表示する画像データでは、ラウンド数と1対1に相対的に関連させた複数の演出データを画像ROM61bの複数の領域に記憶させ、CPU61aからの指令により複数の領域から一の画像データを選択し得るように記憶してもよい。
さらに、別の効果を遊技者に与えるために、CPU61aからの指令により時間の経過にともない移動表示し得るようにROM61bに複数の画像を記憶するものであってもよい。
(表示画面の説明)
また、上述した構成によって実行される本発明の特徴となる演出表示の実行画面について説明する。
この実施の形態では、大入賞口22に入賞して貯留されている遊技球の数に応じて、画像表示装置35に表示する図柄を決定し、決定された図柄を表示することによる演出を実行する。すなわち、貯留されている遊技球数(以下、貯留数)が1個であるときは、大当たりの期待度が比較的低いことを遊技者に報知するような第1演出Aをする。
貯留数が2個のときは、第1演出Aに比べて大当たりの期待度がやや高いことを遊技者に報知する第2演出Bを実行する。
貯留数が3個であれば、第2演出Bに比べて大当たりの期待度が高いことを遊技者に報知する第3演出Cを行う。
貯留数が4個以上であれば、大当たりの期待度がかなり高いことを遊技者に報知する第4演出Dを行う。すなわち、上述したように、図3に示す構造の回転盤45を使用して「大当たり」と「はずれ」を決定するために、貯留数が多くなれば大当たりになる確率が確実に上昇するので、遊技球数が多くなるにつれて大当たりの期待度が高くなる図柄を決定し、第1演出Aから第4演出Dまでを行う。
[大当たり処理]
図7は、主制御装置50による大当たり状態に係る処理(大当たり処理)例を説明する
ためのフローチャートである。
まず、図7中のステップS200において、主制御装置50は、大当たり進行処理中か否かを判定し、大当たり進行処理中であると判定された場合にはステップS208の処理を行い、そうでなければ次のステップS201に進む。
ステップS201では、各始動チャッカ26ないし28のいずれかに遊技球が始動入賞したか否かを判定する。この判定は、各始動チャッカ26ないし28に設けた通過球検知センサ46からの信号に基づいて行われる。
始動入賞が有(YES)と判定された場合には、羽根作動ソレノイド43を作動させて羽根40a、40bを開放動作させ(ステップS202)、無(NO)と判定された場合には、ステップS200に処理を戻す。
ステップS202における羽根40a、40bの開放動作は、上述したように0.4秒間の開放を1回行う動作である。
次のステップS203では、大入賞口22への入賞があったか否かを、始動入賞球検知センサ47からの信号の検知に有無、すなわち、大入賞口22に入賞した遊技球が遊技球流下通路72を通過したか否かによって判定する。
通過有(YES)と判定された場合には、ステップS204に進み、所定の演出処理が行われ、貯留されている遊技球数に対応したそれぞれの演出が実行される。この処理については後述する。また、通過無(NO)と判定された場合には、ステップS200に処理を戻す。
所定の演出処理の実行後、ステップS205でこれを終了させ、次のステップS206では、シャッタ41を回動させて貯留している遊技球をまとめて落下させる。この貯留された遊技球が集中的に流下した結果、特定領域25においてVゾーン45aを通過したか否かが、ステップS207で判定される。この判定は、特別入賞球センサ48からの信号に基づき行われる。
ステップS207での判定結果が「YES」すなわち、Vゾーンへの入賞有と判定された場合には次ステップS208を実行し、一方、「NO」すなわち、Vゾーンへの入賞無と判定された場合にはステップS200に処理を戻す。
ステップS208の大当たり進行処理では、Vゾーン45aを遊技球が通過することを契機に、大当たり状態を演出し、かつ、大当たり状態を継続させるラウンド数を決定する抽選を、乱数抽選制御プログラム(抽選手段:以下、大当たり連続回数抽選プログラム80(図3参照)と称する)に基づいて実行する。

また、継続ラウンド数の結果を遊技者に告知すべく、主制御装置50は、図柄を決定するための乱数抽選を更に実行する。この乱数抽選では、先の大当たり連続回数抽選プログラム80の実行による抽選結果に基づき連続回数が「15回」に対応したデータ選択テーブル、「7回」に対応したデータ選択テーブル、「1回」に対応したデータ選択テーブルを対象に乱数抽選を実行する。この乱数抽選で抽出した乱数を含む乱数範囲値に設定されている確定停止図柄の種別データ等に対応する制御コマンドが生成され、副制御装置60の1つである図柄制御装置61に送信される。そして、連続回数に応じて大当たり状態を継続させる。
このステップS208では上述の大当たり進行処理を実行し、この大当たり進行処理が
終了すれば、ステップS200に処理を戻す。ステップS200に処理が戻った場合には、以上の処理(ステップS200〜S208)を繰り返す。
[演出処理]
次に、図8に示す演出処理を説明する。
図8は、図7中のステップS204における演出処理の詳細を例示するフローチャートであり、この演出処理も主制御装置50の制御により行われる。
まず、ステップS300で貯留球数が1個か否かを判定する。ここでは、図2に示す始動入賞球センサ47により 大入賞口22に入賞した遊技球の通過数を検知し、その検知数の和によって貯留数を決定する。上述したように、大入賞口22の入賞数とシャッタ41による流下通路44の遮断による遊技球の貯留数は等しくなる。
貯留数が1個であると判定されればステップS401に進み、そうでなければステップS301に進む。
ステップS401では、第1演出Aが実行される。この第1演出Aは、遊技球の貯留数が1個であり、大当たりになる確率が最も低いので、期待度が低い内容の演出である。
第1演出Aが終了してステップS304に進むと、演出の終了時期か否かが判断される。すなわち、羽根40a、40bの開閉回数が予め定められた数に達した(例えば18回)、或いは大入賞口22に入り込んだ遊技球の数(入賞数)が上限値(例えば10個)に達して羽根40a、40bが閉じられたかか否か、が判断される。羽根40a、40bが閉じられる終了時期でない(NO)のであれば、ステップS300に戻る。そして、再び貯留数が判断され、その貯留数に基づく演出が行われる。一方、終了時期である(YES)と判断されたら 演出を終了をする。
なお、終了時期か否かは、羽根40a、40bが閉じられたか否かにより判断するのではなく、羽根40a、40bの開閉回数が予め定められた数に達した(例えば18回)、或いは大入賞口22に入り込んだ遊技球の数(入賞数)が上限値(例えば10個)に達したか否かによって判断するようにしてもよい。
ステップS301に進むと貯留球数が2個か否かが判定される。貯留数が2個であると判定されればステップS402に進み、そうでなければステップS302に進む。
ステップS402では、第2演出Bが実行される。この第2演出Bは、貯留数が2個であり第1演出Aよりも大当たりになる期待度が高い内容の演出である。
第2演出Bが終了し、ステップS304に進むと、演出の終了時期か否かが判断される。終了時期でない(NO)のであれば、ステップS300に戻る。一方、終了時期である(YES)と判断されたら 演出を終了をする。
ステップS302に進むと貯留球数が3個か否かが判定される。貯留数が3個であると判定されればステップS403に進み、そうでなければステップS303に進む。
ステップS403では、第3演出Cが実行される。この第3演出Cは、貯留数が3個であり第2演出Bよりも大当たりになる期待度がさらに高い内容の演出である。
第3演出Cが終了し、ステップS304に進むと、演出の終了時期か否かが判断される。終了時期でない(NO)のであれば、ステップS300に戻る。一方、終了時期である(YES)と判断されたら 演出を終了をする。
ステップS303に進むと貯留球数が4個以上か否かが判定される。貯留数が4個以上であると判定されればステップS404に進み、そうでなければステップS304に進む。
ステップS403では、第4演出Dが実行される。この第4演出Dは、貯留数が4個以上であり、大当たりになる期待度が最も高い内容の演出である。
ステップS304に進むと、演出の終了時期か否かが判断される。終了時期でない(NO)のであれば、ステップS300に戻る。一方、終了時期である(YES)と判断されたら 演出を終了をする。
この実施の形態によれば、大入賞口22に入賞した遊技球を一時的に貯留してから、これらを集中的に特別領域25に向けて流下させるようにしたので、遊技球数によって遊技球がVゾーン45aを通過する可能性に変化が生じる。
すなわち、貯留数が増加するにしたがって大当たりの確率が上昇し、4個以上を貯留した場合は、回転盤45の当たり穴(Vゾーン)45aとはずれ穴45bの合計数が4個であるので、少なくとも一個の遊技球が当たり穴(Vゾーン)45aを通過する可能性が高くなる。このような遊技状態を、大当たり確定前から反映させた演出を開始することで、羽根40a、40bが開いてもなかなか当たり穴(Vゾーン)45aに入賞しない場合であっても、大当たりを期待させる演出を、遊技者が大当たりに期待を抱いた時点ですばやく提供できる。
本発明の一実施の形態における遊技機の盤面を示す正面図である。 大入賞口内の遊技球の流下通路に設けたシャッタ等の概略構造を示す図である。 特別電動役物内の回転盤の概略構造を示す図である。 遊技球の流下通路を開閉するシャッタを作動させるタイミングを示す図である。 遊技機の制御系を示すブロック図である。 遊技機の基本制御のフローチャートである。 主制御装置による大当たり状態に係る処理(大当たり処理)例を説明するためのフローチャートである。 演出処理の詳細を例示するフローチャートである。
符号の説明
6 音声発生装置
7 発射駆動装置
8 装飾ランプ
10 遊技盤
12 誘導レール
13 遊技領域
14 釘
16 風車
16 通過保留数表示ランプ
18 アウト口
20 特定保留数表示ランプ
22 大入賞口
24 特別電動役物
26 中央始動チャッカ(始動入賞口)
27 左始動チャッカ(始動入賞口)
28 右始動チャッカ(始動入賞口)
30 左上入賞口
31、33…装飾LED
32 左中入賞口
34 右上入賞口
35 画像表示装置
36 右中入賞口
40a、40b 羽根(可動片)
41 シャッタ
43 羽根作動ソレノイド
45 回転盤
46 通過球検知センサ
47 始動入賞球検知センサ
48 特別入賞球検知センサ
50 主制御装置
51 払出制御装置
52 発射制御装置
60 副制御装置
61 図柄制御装置
62 ランプ制御装置
63 音声制御装置
65 VDP(ビデオ・ディスプレイプロセッサ)
67 可動物制御装置
71 球貸信号制御装置
72 遊技球流下通路
73 シャッタ用ソレノイド

Claims (3)

  1. 遊技球の始動入賞が可動片の開放動作の契機となる始動入賞口と、
    入賞した遊技球を、当たりとはずれに振り分けるための特定領域が設定された大入賞口
    と、
    前記始動入賞口への遊技球の始動入賞に基づき、遊技球が大入賞口に入賞可能な状態になるように、大入賞口の入口に設置した可動片を一定時間開放する制御をする制御装置と、
    変動図柄を表示可能な画像表示装置と、を備え、
    大入賞口に入賞した遊技球の流下通路に遊技球を貯留する貯留部を設けて、前記可動片の開放動作中は入賞した遊技球を一時的に貯留し、前記可動片の開放動作が終了したときには貯留していた前記遊技球を、集中的に前記特定領域に向けて流下させるようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 大入賞口に入賞した遊技球数に基づいて、大当たり状態を期待させる複数の演出のうちのいずれかを選択して実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特定領域には、大入賞口に入賞した遊技球が通過する経路上に回転可能な回転盤が設けられ、この回転盤上には遊技球が通過する穴部を形成してこれらの穴部を当たり穴とはずれ穴に分別し、遊技球が通過した穴部がいずれであるかによって遊技の当たりまたははずれが決定されることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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