JP5831999B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、ぱちんこ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に弾球遊技機の遊技性を向上させるための技術に関する。
弾球遊技機として様々な機種のぱちんこ遊技機が親しまれている。従来のぱちんこ遊技機の中には、遊技盤上に形成された始動口へ遊技球が落入すると、その結果としてランダムに抽選値が取得されるものがある。取得された抽選値は保留球として、たとえば最大4個まで一時記憶される。保留球は順次1つずつ読み出される。読み出された抽選値は当否判定され、特別図柄とよばれる図柄が変動表示され、特別図柄の停止表示態様により当否判定の結果が遊技者に報知される。
当たり態様にて特別図柄が停止表示されると、いわゆる「大当たり」として特別遊技に遊技状態が移行する。特別遊技は、複数回の単位遊技で構成される。遊技盤上に形成される大入賞口は単位遊技の開始時に開放される。単位遊技はその開始から、所定の上限時間、たとえば30秒間経過するか、あるいは単位遊技中において遊技球が大入賞口へ9球以上入賞したときに終了する。このとき大入賞口もいったん閉鎖される。単位遊技中において、大入賞口内に遊技球が入球していれば、単位遊技は次の単位遊技へと継続される。このとき再び大入賞口は開放される。単位遊技は所定回数、たとえば、15回を限度として継続され得る。遊技球が大入賞口に落入すると、通常よりも多くの遊技球が賞球として払い出される。
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
弾球遊技機の中には、特別遊技が終了した後にも、いわゆる「時短」ともよばれる遊技者に有利な特定遊技に遊技状態を移行させるものもある。この時短状態に移行すると、始動口の入口が拡開しやすくなり、結果として、遊技球が始動口に入球しやすくなる。時短は、たとえば、特別図柄が所定回数変動するまで継続する。以下、時短のような特定遊技の実行期間を決定づける図柄変動回数のことを「継続回数」とよぶ。継続回数は一定であってもよいし、特定遊技ごとに様々な回数に設定されてもよい。
特開2003−230714号公報 特開2007−260204号公報
遊技者は、特別図柄の変動表示が開始されると、その停止によって示される抽選の結果を待つという心理状態になりやすい。このため、第1種のぱちんこ遊技機のように遊技者の技量があまり問われない遊技機の場合には、技量を競うという遊技本来のあるべき姿が失われつつある。これは、昨今、技量に自信を持つ遊技者が遊技離れを起こす主因となっている。
このような背景から、遊技球が始動口だけでなく「特定領域」にも入球したことを条件として大当たりを発生させることにより、弾球遊技機の技術介入性を高める方法も提案されている。より具体的には、
S1.遊技球を始動口に入球させる。
S2.特別図柄は、所定の確率にて「小当たり」を示す態様にて停止表示される。
S3.小当たりとなると、遊技領域中に形成される特定領域を遊技球が入球可能となる。
S4.遊技球を特定領域に入球させる。
というプロセスを経て、大当たり(以下、このようなタイプの大当たりのことを「小当たり発展大当たり」とよぶ)が発生する。小当たりの発生確率を高く設定すれば、特定領域に遊技球を入球させる技量の有無により受益機会が変化する。以下、小当たりの発生確率を「小当たり確率」とよび、大当たりの発生確率を「大当たり確率」とよぶ。
また、特別遊技終了後、始動口に遊技球が入球しやすい時短に移行すると、継続回数に到達する前に上記S1、S2、S3、S4のプロセスを経て再度の小当たり発展大当たりが発生しやすくなる。時短は小当たりが発生しやすい遊技状態であるといえる。この結果、時短が途切れずに小当たり発展大当たりが連発する状態、いわゆる「連チャン」状態となることがある。小当たり確率を90%といった高確率に設定すれば、遊技球を特定領域に入球させる技量の有無が決定的な受益格差を生じる。本発明者は、このような弾球遊技機において、遊技性をさらに向上させる余地を見出した。
本発明は、本発明者の上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、時短には移行させにくいが、いったん時短に移行させることができれば遊技者の受益機会を高めることができる技術、を提供することにある。
本発明のある態様は、弾球遊技機に関する。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、所定の拡開条件が成立したとき遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1始動口と、遊技領域の所定領域において、第1始動口に対して想定される打球方向とは異なる位置に第1始動口とは別の始動口として設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第1始動口および第2始動口への遊技球の入球を契機に当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示す図柄を変動表示させる表示制御手段と、図柄の変動表示開始に際し、図柄の変動停止時における表示態様を当否抽選の結果に応じて決定する図柄決定手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な状態に開放可能な大入賞口と、当否抽選が大当たりとなり、図柄が大当たりを示す表示態様にて変動停止されたとき、大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第1の特別遊技を実行する第1特別遊技制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられる特定領域に遊技球が向かうときの移動経路上に設けられ、作動時においては非作動時に比べて遊技球が特定領域を通過容易となるように移動経路上における位置が変化する可動役物と、遊技球が第1始動口に入球した場合の当否抽選の結果が所定結果となり、図柄が所定結果を示す表示態様にて変動停止されたとき、可動役物を所定の有効期間が経過するまで作動させる役物制御手段と、遊技球が特定領域を通過したとき、大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第2の特別遊技を実行する第2特別遊技制御手段と、第1の特別遊技または第2の特別遊技の終了後、拡開条件が通常状態よりも成立しやすい特定遊技に遊技状態を移行させる特定遊技実行手段と、を備える。
可動役物は、第1始動口に対して想定される打球方向と同方向の位置に設けられている。
当否抽選手段は、第1始動口へ入球したときには、当否抽選が所定結果となる確率が外れとなる確率および大当りとなる確率よりも高く設定され、第1始動口へ入球したときのみ、当否抽選が所定結果となるように構成されている。
図柄決定手段は、当否抽選が所定結果となるときには、所定結果と特定遊技への移行可否の双方を示す特定表示態様を、図柄の変動停止時における表示態様として決定する。
第1の始動口に対応した第1特別図柄表示装置にて表示される図柄の方が、第2の始動口に対応した第2特別図柄表示装置にて表示される図柄よりも、第1の特別遊技または第2の特別遊技の終了後に特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄の数が多い。
特定遊技実行手段は、特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄が停止されたことに基づき可動役物が作動し、かつ、遊技球が特定領域を通過し第2の特別遊技が実際に実行されることを条件として、第2の特別遊技の終了後に特定遊技へと遊技状態を移行させる。
第2特別遊技制御手段は、特定領域の有効期間内に遊技球が特定領域を通過したことを第2特別遊技の実行条件とする。
「可動役物」は特定領域の蓋として形成され、作動時にのみ遊技球が特定領域を通過可能となるように制御されてもよい。「所定結果」とは、いわゆる「小当たり」であってもよい。
このような態様によれば、時短には移行させにくいが、いったん時短に移行させることができれば、第1始動口への入球、小当たりの発生、特定領域への入球、発展特別遊技後の時短への移行がいずれも起こりやすいことにより、時短が途切れずに小当たり発展大当たりが連発する状態、いわゆる「連チャン」状態を発生させやすくできるため、遊技者の受益機会を高めることができる。
また、このような態様によれば、第2始動口に入球させるよりも第1始動口に入球させる方が「所定結果」が発生しやすいため、「所定結果」を介して第2の特別遊技への移行させることを目的とする場合には、第2始動口よりも第1始動口を狙う方が合理的選択となる。この第1始動口と特定領域の距離が、第2始動口と特定領域との距離よりも短くなるように設定することにより、遊技者は第1始動口から特定領域へ狙いを切り換えるとき、打球方向を大きく変化させなくて済む。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、いわゆる「連チャン」状態を発生させやすくすることにより、遊技者の受益機会を高めることができる。
ぱちんこ遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。 ぱちんこ遊技機の機能ブロックを示す図である。 (a)は大当たり発生時におけるタイムチャート、(b)は小当たり発展大当たりの発生時におけるタイムチャートである。 ぱちんこ遊技機の基本的な動作過程を示すフローチャートである。 図5におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。 図5のS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。 図7におけるS67、S68の図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS20の特別遊技を詳細に示すフローチャートである。 図5におけるS22の小遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
本実施例のぱちんこ遊技機においては、従来にいう第1種ぱちんこ遊技機に相当する遊技が複数混在する。これらの遊技性を両立させるために、本実施例のぱちんこ遊技機は、複数の始動入賞口(以下、略して「始動口」とよぶ)、複数の特別図柄表示装置、複数の保留ランプを備える。以下、第1始動口と第1特別図柄によって実現される遊技のことを「第1遊技」、第2始動口と第2特別図柄によって実現される遊技のことを「第2遊技」とよぶ。本実施例におけるぱちんこ遊技機においては、第1遊技と第2遊技を同時並行実行可能となっている。
本実施例に示すぱちんこ遊技機の基本的な仕様は以下の通りである。
1.遊技状態は、「通常遊技」と「特別遊技」に大別される。通常遊技実行中においては、遊技者は特別遊技への移行を目的として打球する。特別遊技に移行すると通常遊技に比べて多くの賞球獲得を期待できる。
2.特別遊技は「通常特別遊技」と「発展特別遊技」に大別される。特別図柄が大当たり態様にて停止したことを契機として実行される特別遊技が通常特別遊技、特別図柄が小当たり態様にて停止したことを契機として実行される特別遊技が発展特別遊技である。
3.通常遊技は、更に「通常状態」と「特定遊技」に大別される。本実施例における特定遊技とは、いわゆる「時短」のことである。
4.特別遊技終了後、時短として特定遊技が開始される。特別遊技終了後に時短に移行するか否かは抽選(以下、「移行抽選」とよぶ)により決定される。本実施例においては、通常特別遊技後に時短に移行する移行確率は20%、発展特別遊技後に時短に移行する移行確率は70%となっている。
5.時短は、第1特別図柄の変動回数または第2特別図柄の変動回数が所定の「継続回数」に達するまで継続される。継続回数は5回〜100回の範囲で移行抽選により決定される。なお、時短中に新たに特別遊技に移行するときには、1.の目的は達成されたことになるので、継続回数に到達していなくても時短(特定遊技)は終了する。以下においては、時短開始後、継続回数に到達すること、および、時短中において特別遊技に移行することを、時短の終期を示す「時短終了条件」とよぶ。
6.第1始動口と第2始動口は、通常遊技中であろうと特別遊技中であろうと遊技球は入球可能である。ただし、第1始動口は拡開可能に形成されており、実質的には時短中しか入球しない。
7.第1特別図柄と第2特別図柄は同時並行的に変動表示可能である。
以上の仕様をもとに、本実施例におけるぱちんこ遊技機10について説明する。
図1は、ぱちんこ遊技機10の前面側における基本的な構造を示す。
同図に関連して、まず、ぱちんこ遊技機10の構成を述べた後に、遊技の内容について説明する。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
透明板13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。上球皿15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿16への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿16は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。上球皿15と下球皿16の間にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52上に、アウト口58、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、第1始動入賞口(以下、「第1始動口」という)62、第2始動入賞口(以下、「第2始動口」という)63、センター飾り64、大入賞口91、作動口68、複数の一般入賞口72を含む。さらに遊技領域52には、図示しない多数の遊技釘や風車などの機構が設置される。
第1始動口62は第1遊技に対応する始動入賞口として設けられ、第2始動口63は第2遊技に対応する始動入賞口として設けられる。第1始動口62および第2始動口63は、遊技球の発射強弱によっていずれかを目標にした打ち分けが可能な程度に互いに離れた位置に設けられる。
第1始動口62は、始動入賞検出装置74と、普通電動役物65と、普通電動役物65を拡開させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。始動入賞検出装置74は、第1始動口62への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第1始動入賞情報を生成する。第2始動口63は、始動入賞検出装置75を備える。始動入賞検出装置75は、第2始動口63への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す第2始動入賞情報を生成する。
普通電動役物ソレノイド76の駆動力により普通電動役物65が拡開されると、第1始動口62への入球容易性が高まる。
一般入賞口72は、遊技球の入球を検出するための一般入賞検出装置73を複数備える。一般入賞検出装置73は、一般入賞口72への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す一般入賞情報を生成する。
大入賞口91は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置78と、大入賞口91を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。入賞検出装置78は、大入賞口91への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入賞情報を生成する。大入賞口91は、第1特別図柄192または第2特別図柄193が所定の大当たり態様にて停止したとき、あるいは、第1特別図柄192が所定の小当たり態様にて停止した上で遊技球が特定領域96に入球したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。大入賞口91はアウト口58の上方の位置に設けられる。
第1始動口62の上部には、特定入球装置93が設けられる。特定入球装置93の入球口は役物ソレノイド94の駆動力により開放されるが、通常は閉鎖されている。第1特別図柄192が所定の小当たり態様にて停止したときに所定時間、たとえば、1.8秒間程度開放状態となる。
本実施例における特定入球装置93の内部においては、1つの特定領域96と3つの非特定領域を含む回転体95が常時低速回転している。特定入球装置93内に落入した遊技球は、4つの領域のいずれかに落入する。そして、特定領域96に遊技球が落入すると特定領域96内の入球検出センサ(図示せず)により入球が検出され、「小当たり発展大当たり」となる。
なお、第1特別図柄192が小当たりとなる確率、いいかえれば、第1特別図柄192についての小当たり確率は90%という高確率に設定されている。第2特別図柄193についても小当たりが発生してもよいが、本実施例においては第2特別図柄193についての小当たり確率を0%に設定されている。したがって、小当たり発展大当たりを狙うときには、第2始動口63ではなく第1始動口62に向けて打球することになる。すなわち、
S1.第1始動口62に遊技球が入球する
S2.第1特別図柄192が変動し、小当たりとなる。
S3.特定入球装置93が開放される。
S4.特定入球装置93内に遊技球が落入し、更に、特定領域96に入球する。
という一連のプロセスを経て小当たり発展大当たりとなるが、第1始動口62と特定入球装置93が近接しているため、遊技者は打球方向をほとんど変化させる必要がない。
遊技領域52の略中央に演出表示装置60が設けられ、その左右に第1遊技に対応する第1特別図柄表示装置70と第2遊技に対応する第2特別図柄表示装置71が設けられている。第1特別図柄表示装置70には第1遊技に対応する第1特別図柄192の変動が表示され、第2特別図柄表示装置71には第2遊技に対応する第2特別図柄193の変動が表示される。第1特別図柄192は、第1始動口62への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「第1当否抽選」とよぶ)の結果に対応した図柄であり、その変動表示が所定の当たり態様にて停止されたときに大当たり、または、小当たり発生となる。本実施例においては、第1当否抽選の大当たり確率は3%、小当たり確率は90%、外れとなる確率は7%に設定されている。
第2特別図柄193は、第2始動口63への遊技球の落入を契機として行われる抽選(以下、「第2当否抽選」とよぶ)の結果に対応した図柄であり、その変動表示が所定の当たり態様にて停止されたときに大当たり発生となる。本実施例においては、第2当否抽選の大当たり確率は3%、外れとなる確率は97%に設定されている。
第1特別図柄表示装置70および第2特別図柄表示装置71は、たとえば7セグメントLEDで構成される表示手段であり、第1特別図柄192および第2特別図柄193はそれぞれ「0」〜「9」の10種類の数字で表される。
演出表示装置60の画面には第1遊技に対応する第1領域としての左エリア194と第2遊技に対応する第2領域としての右エリア195が設定される。左エリア194には第1特別図柄192に連動する第1演出図柄190を含む演出図柄の変動が表示され、右エリア195には第2特別図柄193に連動する第2演出図柄191を含む演出図柄の変動が表示される。左エリア194と右エリア195は、それぞれの背景に対照的な色を施して視覚的に区別させてもよい。
さらに、左エリア194における第1演出図柄190の下方には、横並びに整列配置された4つの第1特定表示領域196が設定されている。この第1特定表示領域196には、第1遊技における抽選値(以下、「第1当否抽選値」とよぶ)の保留数を表す後述の第1保留対応画像が左側から順次表示される。右エリア195における第2演出図柄191の下方には、横並びに整列配置された4つの第2特定表示領域197が設定されている。この第2特定表示領域197には、第2遊技における抽選値(以下、「第2当否抽選値」とよぶ)の保留数を表す後述の第2保留対応画像が順次表示される。図示のように、保留対応画像が表示される各特定表示領域は、各演出図柄の変動表示領域と干渉しないように設定されている。
演出表示装置60は、たとえば液晶ディスプレイである。第1演出図柄190は、第1特別図柄192で示される第1当否抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄であり、第1遊技に対応する。第2演出図柄191は、第2特別図柄193で示される第2当否抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄であり、第2遊技に対応する。演出表示装置60は、第1演出図柄190および第2演出図柄191として、たとえばスロットマシンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を左エリア194と右エリア195のそれぞれに表示する。演出表示装置60は、この実施例では液晶ディスプレイで構成されるが、機械式のドラムやLEDなどの他の表示手段で構成されてもよい。なお、第1特別図柄192および第2特別図柄193は必ずしも演出的な役割をもつことを要しないため、本実施例では演出表示装置60の左下方の第1特別図柄表示装置70および第2特別図柄表示装置71にて目立たない大きさで表示させるが、特別図柄自体に演出的な役割をもたせて演出図柄を表示させないような手法を採用する場合には、特別図柄を演出表示装置60のような液晶ディスプレイに表示させてもよい。
作動口68は、遊技盤50の右側方位置に設けられる。作動口68は、通過検出装置69を含む。通過検出装置69は、作動口68への遊技球の通過を検出するセンサであり、通過時にその通過を示す通過情報を生成する。作動口68への遊技球の通過は第1始動口62の普通電動役物65を拡開させるための抽選(以下、「普図抽選」とよぶ)の契機となる。
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度に応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が一般入賞口72、第1始動口62、第2始動口63、大入賞口91の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。一般入賞口72等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、本願において「落入」「入球」「入賞」というときは「通過」を含むものとする。
遊技球が第1始動口62に落入すると、第1特別図柄表示装置70において第1特別図柄192が変動表示され、演出表示装置60の左エリア194において第1演出図柄190が変動表示される。遊技球が第2始動口63に落入すると、第2特別図柄表示装置71において第2特別図柄193が変動表示され、演出表示装置60の右エリア195において第2演出図柄191が変動表示される。第1特別図柄192、第2特別図柄193、第1演出図柄190、第2演出図柄191の変動表示は、表示に先だって決定された表示時間の経過後に停止される。いずれかの特別図柄が大当たり態様にて停止した場合、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である通常特別遊技に移行し、大入賞口91の開閉動作が開始される。このときスロットマシンのゲームを模した演出図柄は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。
一方、第1特別図柄192が小当たり態様にて停止した場合、特定入球装置93が開放され、遊技球が特定入球装置93内の特定領域96に入球すると、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である発展特別遊技に移行し、大入賞口91の開閉動作が開始される。
大入賞口91は、約30秒間開放された後、または9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。このような大入賞口91の開閉が所定回数繰り返される。たとえば、大入賞口91は通常特別遊技において7回、発展特別遊技において6回の開閉が繰り返される。
遊技球が第1始動口62に入球したときに実行される第1当否抽選が大当たり、または、小当たりとなるときには、続けて、時短移行可否を決定するための抽選(以下、「第1移行抽選」とよぶ)が実行される。第1移行抽選の当たりとなる確率は、70%である。第1当否抽選の結果は、
R1.時短付き大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行する。
R2.時短なし大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行しない。
R3.時短付き小当たり:遊技球が特定領域96にも入球して発展特別遊技が実行されれば、その後、時短に移行する。
R4.時短なし小当たり:遊技球が特定領域96にも入球して発展特別遊技が実行されても、その後、時短に移行しない。
R5.外れ
の5種類に大別される。
遊技球が第2始動口63に入球したときに実行される第2当否抽選が大当たりとなるときにも、続けて、時短移行可否を決定するための抽選(以下、「第2移行抽選」とよぶ)が実行される。第2移行抽選の当たりとなる確率は、20%である。第2当否抽選の結果は、
R1.時短付き大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行する。
R2.時短なし大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行しない。
R3.外れ
の3種類に大別される。
第1移行抽選や第2移行抽選が当たりとなったときには、特別遊技の終了後に特定遊技として時短が開始される。第1移行抽選や第2移行抽選に際しては5回〜100回の範囲でランダムに継続回数が選択される。時短は、原則として、時短終了条件が成立するまで継続される。時短中は、第1特別図柄192または第2特別図柄193の変動時間が概ね短縮される。
作動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄と呼ばれる図柄が普通図柄表示装置59に変動表示される。普通図柄表示装置59は大入賞口91の右方に設けられる。所定時間の経過後に普通図柄の変動表示が所定の当たり態様にて停止すると、第1始動口62の普通電動役物65が所定時間拡開する。通常状態においては、普通図柄が当たり態様で停止する確率は低確率、たとえば、20%に設定されるが、時短中にはその確率が高確率、たとえば、99%に変動する。そのため、通常状態においては第1始動口62の普通電動役物65は開放されにくいが、時短中には開放されやくすなる。また時短中においては、普通図柄の変動表示時間が短縮されるとともに、普通電動役物65が開放状態となる時間が相対的に長くなるよう設定される。このように、通常状態では普通電動役物65が開放されにくいのに対し、時短中は普通電動役物65が開放されやすく、しかも開放される回数や開放時間も増加する。したがって、時短中であるか否かで第1始動口62への入球容易性が大きく異なり、その結果、時短中であるか否かによって賞球数に大きな差が発生する。
演出表示装置60の周囲には、センター飾り64が設けられる。センター飾り64は、遊技球の流路、演出表示装置60の保護、装飾等の機能を有する。遊技効果ランプ90がセンター飾り64の上部および下部に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。第1遊技に対応する第1特図保留ランプ20は第1特別図柄表示装置70の上方に設けられ、第2遊技に対応する第2特図保留ランプ21は第2特別図柄表示装置71の上方に設けられ、普通図柄変動に対応する普図保留ランプ22は普通図柄表示装置59の下方に設けられる。第1特図保留ランプ20および第2特図保留ランプ21は、それぞれ2個のランプからなり、それぞれの点灯個数または点滅個数の組合せによって第1遊技および第2遊技のそれぞれにおける当否抽選値の保留数を表示する。
第1特図保留ランプ20における第1当否抽選値の保留数は、第1特別図柄192の変動中、特別遊技の実行中、のうちいずれかの間に第1始動口62へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。この保留数は、上述した第1保留対応画像として第1特定表示領域196にも表示される。第2特図保留ランプ21における第2当否抽選値の保留数は、第2特別図柄193の変動中、特別遊技の実行中のうちいずれかの間に第2始動口63へ入賞した抽選結果の個数であり、図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。この保留数は、上述した第2保留対応画像として第2特定表示領域197にも表示される。
普図保留ランプ22もまた2個のランプからなり、その点灯個数または点滅個数の組合せによって普通図柄変動の保留数を表示する。普通図柄変動の保留数は、普通図柄の変動中に作動口68を通過した遊技球の個数であり、普通図柄の変動がまだ実行されていない普通図柄抽選の数を示す。操作ボタン82は、遊技者が遊技機側所定の指示を入力するために操作するボタンである。操作ボタン82は、上球皿15近傍の外壁面に設けられる。
以上をもとにしてぱちんこ遊技機10の典型的な遊技方法を整理すると、以下の通りである。
S1.通常状態においては、まず、第2始動口63に向けて打球する。
通常状態においては、普通電動役物65はほとんど開放されないため、遊技球を第1始動口62に入球させるのは困難である。そこで、まずは第2始動口63に向けて打球し、大当たり、特に時短付き大当たりを目指すことになる。第2始動口63に入球し、大当たりとなると通常特別遊技が実行される。時短付き大当たりであったとすると、通常特別遊技後に時短に移行する。
S2.時短状態となると、今度は、第1始動口62に向けて打球する。
時短状態においては、普通電動役物65が開放されやすくなるため、遊技球を第2始動口63に入球させるよりも第1始動口62に入球させる方が容易となる。そこで、今度は第1始動口62に向けて入球し、大当たりや小当たり、特に、時短付き大当たりか時短付き小当たりを目指すことになる。第1当否抽選における小当たり確率は90%であるため、遊技球が第1始動口62に入球すれば、ほぼ確実に小当たりとなる。小当たりとなると、特定入球装置93が所定時間だけ開放される。
S3.特定入球装置93が開放されると、特定入球装置93に向けて打球する。
特定入球装置93内に落入した遊技球が特定領域96にも入球すると「小当たり発展大当たり」となり、発展特別遊技が実行される。
時短付き小当たりにて発展特別遊技に移行した場合、発展特別遊技の後に再び時短に移行するため、S2以降のプロセスが繰り返されることになる。本実施例に示すぱちんこ遊技機10は、時短に移行させることができれば、第1始動口62へ入球しやすくなり、小当たりが発生しやすくなり、特定領域96へ入球しやすくなる。また、発展特別遊技後には70%という高確率にて時短に移行する。一方、通常状態においては第1始動口62がほとんど拡開しないため、小当たり発展大当たりを発生させることは困難である。時短状態であるか通常状態であるかが遊技者利益に直結しやすい遊技性となっている。
図2は、ぱちんこ遊技機の背面側における基本的な構造を示す。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、とくに第1始動口62、第2始動口63へ入賞したときの当否抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
図3は、ぱちんこ遊技機10の機能ブロックを示す。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口62、第2始動口63、大入賞口91、一般入賞口72、作動口68、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、特定入球装置93のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
メイン基板102は、入球判定手段110、当否抽選手段112、図柄決定手段114、保留制御手段116、メイン表示制御手段118、特別遊技制御手段120、特定遊技実行手段122、開閉制御手段124および移行抽選手段127を備える。サブ基板104は、パターン記憶手段130、演出決定手段132および演出表示制御手段134を備える。なお、メイン基板102に含まれる各機能ブロックは、いずれかがメイン基板102ではなくサブ基板104に搭載されるかたちで構成されてもよい。同様に、サブ基板104に含まれる各機能ブロックは、いずれかがサブ基板104ではなくメイン基板102に搭載されるかたちで構成されてもよい。
メイン基板102:
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動口62に入賞したと判断し、第2始動入賞情報を受け取ると遊技球が第2始動口63に入賞したと判断する。入球判定手段110は、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口91に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
当否抽選手段112は、第1抽選手段126、第2抽選手段128、普図抽選手段136を含む。第1抽選手段126は、第1始動口62への入球を契機に、第1当否抽選のために乱数の値を第1当否抽選値として取得する。第2抽選手段128は、第2始動口63への入球を契機に、第2当否抽選のために乱数の値を第2当否抽選値として取得する。第1当否抽選値と第2当否抽選値は「0」から「65535」までの値範囲から取得される。なお、「乱数」は、数学的に発生させる乱数でなくてもよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数などにより発生させる疑似乱数でもよい。普図抽選手段136は、作動口68を遊技球が通過したときに普図抽選値を取得する。各抽選値は、保留制御手段116により一時的に保留される。ただし、保留制御手段116により保留される所定の保留上限数を超えない場合にだけ当否抽選値または普図抽選値が取得され、保留される。
第1抽選手段126および第2抽選手段128は、当否判定で参照する当否テーブルを保持する。第1当否抽選の当否テーブルには、大当たり、小当たり、外れの比率が3:90:7となるように設定される。第2当否抽選の当否テーブルには、大当たりと外れの比率が3:97となるように設定される。各当否テーブルにおいて対応付けられた大当たりや小当たりの範囲設定に応じて大当たり確率や小当たり確率が定まる。第1抽選手段126および第2抽選手段128は、当否テーブルを参照し、当否抽選値が大当たりや小当たりであるか否かを判定する。
普図抽選手段136は、普図抽選の当否を判定するときに参照する普図当否テーブルを複数保持する。複数の普図当否テーブルには、当たりまたは外れの判定結果と普図抽選値とが対応付けられており、対応付けられた当たりの範囲設定に応じて当否確率が定まる。普図抽選手段136は、通常時には通常確率による当否判定のための普図当否テーブルを参照し、時短時には通常確率より当たりの確率が高い普図当否テーブルを参照する。
第1抽選手段126による判定結果は、第1特別図柄表示装置70において第1特別図柄192の形で変動表示され、演出表示装置60の左エリア194において第1演出図柄190の形で変動表示される。第2抽選手段128による判定結果は、第2特別図柄表示装置71において第2特別図柄193の形で変動表示され、演出表示装置60の右エリア195において第2演出図柄191の形で変動表示される。普図抽選手段136による判定結果は、普通図柄表示装置59において普通図柄の形で変動表示される。
図柄決定手段114は、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60に表示させる停止図柄と変動パターンを、当否抽選の結果および移行抽選の結果に応じて決定する。また、図柄決定手段114は、普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を抽選により決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示すべき図柄である。
図柄決定手段114は、第1図柄決定手段138、第2図柄決定手段140、普図決定手段142を含む。第1図柄決定手段138は、第1当否抽選の結果と第1移行抽選の結果に応じて第1特別図柄192の停止図柄を決定する。第1当否抽選の結果は先述した5種類であり、第1特別図柄192の停止図柄によってこれら5種類の結果のいずれかが示される。また、第1図柄決定手段138は、複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。
第2図柄決定手段140は、第2当否抽選の結果と第2移行抽選の結果に応じて第2特別図柄193の停止図柄を決定する。第2当否抽選の結果は先述した3種類であり、第2特別図柄193の停止図柄によってこれら3種類の結果のいずれかが示される。また、第2図柄決定手段140は、複数の変動パターンからいずれかのパターンを選択する。
第1図柄決定手段138および第2図柄決定手段140は、決定した停止図柄および変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
第1図柄決定手段138および第2図柄決定手段140は、特別図柄を変動表示させるときの変動開始から停止までの変動態様が定められた複数種の変動パターンを記憶する。複数種の変動パターンは、長短様々な変動時間をもつ。すなわち、各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動表示時間が定められており、その変動表示時間の経過時に特別図柄の変動が停止される。
普図決定手段142は、遊技球が作動口68を通過した場合に、普通図柄を決定するための抽選乱数として普図抽選値を取得し、その普図抽選値に応じて普通図柄表示装置59に表示させる普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄の停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段124が第1始動口62の普通電動役物65を所定時間拡開する。
保留制御手段116は、第1保留手段144、第2保留手段146、普図保留手段147を含む。第1保留手段144は、第1抽選手段126により取得された第1当否抽選値を保留球として保持する。第2保留手段146は、第2抽選手段128により取得された第2当否抽選値を保留球として保持する。普図保留手段147は、普図抽選手段136により取得された普図抽選値を保留球として保持する。第1当否抽選値、第2当否抽選値と普図抽選値は、それぞれの保留数が所定の上限に達するまで蓄積される。保留数の上限はそれぞれ4である。これらの保留数がそれぞれ第1特図保留ランプ20、第2特図保留ランプ21、普図保留ランプ22の点灯数または点滅数により表される。保留制御手段116は、第1当否抽選値、第2当否抽選値の各保留球の取得情報を演出表示制御手段134に送出する。
メイン表示制御手段118は、第1特図制御手段148、第2特図制御手段150、特図調整手段152、普図制御手段153を含む。第1特図制御手段148は、第1当否抽選の結果を第1図柄決定手段138により決定された変動パターンにしたがって第1特別図柄192の変動表示として第1特別図柄表示装置70に表示させる。第2特図制御手段150は、第2当否抽選の結果を第2図柄決定手段140により決定された変動パターンにしたがって第2特別図柄193の変動表示として第2特別図柄表示装置71に表示させる。第1特図制御手段148および第2特図制御手段150は、第1特別図柄192および第2特別図柄193の変動表示を開始するタイミングと停止するタイミングにて、変動開始コマンドと変動停止コマンドを演出表示制御手段134へ送信することにより、メイン表示制御手段118および演出表示制御手段134による変動表示が同期し、連動が保たれる。普図制御手段153は、普図抽選手段136による抽選の結果を普通図柄の変動表示として普通図柄表示装置59に表示させる。
特図調整手段152は、第1特別図柄192および第2特別図柄193のうち、一方の特別図柄が当たり態様で停止されたときは他方の変動表示の開始を待機させる。特別遊技の実行中に新たな特別図柄の変動表示は開始されない。たとえば、第1特別図柄192の変動表示中に第2特別図柄193が大当たり態様で変動停止された場合は、第1特別図柄192の変動表示は一時停止される。同様に、第2特別図柄193の変動表示中に第1特別図柄192が大当たりまたは小当たり態様で変動停止された場合は、第2特別図柄193の変動表示を一時停止させる。特別遊技終了後、一時停止は解除され、変動表示の続きが実行される。このように、複数の遊技性が混在してもそれぞれの遊技性が個別に把握できるよう制御している。
特別遊技制御手段120は、特別遊技の実行を制御する。特別遊技制御手段120は、通常特別遊技制御手段173と発展特別遊技制御手段129を含む。
通常特別遊技制御手段173は、第1当否抽選または第2当否抽選が大当たりとなり、第1特別図柄192または第2特別図柄193が所定の大当たり態様で停止されたときに大入賞口91を開放させることにより通常特別遊技を実行する。
発展特別遊技制御手段129は、第1当否抽選が小当たりとなり、第1特別図柄192が所定の小当たり態様で停止されたときに開閉制御手段124に指示して特定入球装置93を開放させる。そして、特定入球装置93の開放中に遊技球が特定領域96に入球したときに大入賞口91を開放させることにより発展特別遊技を実行する。
特別遊技は、大入賞口91の開閉動作を複数回数連続して継続する遊技であり、1回の開閉を単位とした複数回の単位遊技で構成される。1回の単位遊技において大入賞口91を原則として約30秒間開放させる。特別遊技制御手段120は、単位遊技の設定ラウンド数を消化したときに特別遊技を終了させる。通常特別遊技の設定ラウンド数は7回、発展特別遊技の設定ラウンド数は6回である。
特定遊技実行手段122は、時短の状態における通常遊技、すなわち、特定遊技を制御する。特定遊技実行手段122は、特別遊技の終了後、時短終了条件が成立するまで、遊技状態を時短状態へ移行させる。
時短においては、第1特別図柄192および第2特別図柄193の変動時間が概ね短くなるよう、図柄決定手段114は変動時間の短い変動パターンを選択する。普図抽選手段136は、時短状態においては通常確率より当たりの確率が高い普図当否テーブルを参照する。これにより、時短中には第1始動口62の普通電動役物65が高い確率で開放される。特定遊技実行手段122は、時短状態においては普通図柄の変動時間も通常状態と比べて概ね短くするとともに、普通電動役物65の開放時間を通常状態よりも長くする。
開閉制御手段124は、第1始動口62の普通電動役物65や大入賞口91、特定入球装置93の開閉を制御する。開閉制御手段124は、普通図柄が特定の態様で停止されると、普通電動役物ソレノイド76に開放指示を送り、第1始動口62の普通電動役物65を開放させる。開閉制御手段124は、時短状態においては通常状態に比べて長い時間開放させる。開閉制御手段124は、特別遊技において大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、大入賞口91を開放させる。開閉制御手段124は、小当たり時において役物ソレノイド94に開放指示を送り、特定入球装置93を開放させる。
移行抽選手段127は、移行抽選を実行する。移行抽選手段127は、第1移行抽選手段135と第2移行抽選手段174を含む。
第1移行抽選手段135は、第1当否抽選の結果が大当たりまたは小当たりとなったとき、第1移行抽選を実行する。第1移行抽選の当たり確率は70%である。第1移行抽選の当否は、第1特別図柄192の停止時に示される。具体的には、R1.時短付き大当たり:「0」、R2.時短なし大当たり:「1」、R3.時短付き小当たり:「2」、R4.時短なし小当たり:「3」、R5.外れ:「4」〜「9」のいずれか、が停止表示される。
第2移行抽選手段174は、第2当否抽選の結果が大当たりとなったとき、第2移行抽選を実行する。第2移行抽選の当たり確率は20%である。第2移行抽選の当否は、第2特別図柄193の停止時に示される。具体的には、R1.時短付き大当たり:「0」、R2.時短なし大当たり:「1」、R3.外れ:「2」〜「9」のいずれか、が停止表示される。
なお、第1移行抽選および第2移行抽選が当たりとなるときには、継続回数も選択される。移行抽選が当たりとなるとき、継続回数は、「5回」から「100回」の範囲でランダムに選択される。
サブ基板104:
パターン記憶手段130は、演出図柄の変動パターンとして複数の変動パターンデータを保持する。演出決定手段132は、第1演出図柄190および第2演出図柄191の停止図柄と変動パターンを、第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否抽選の結果、第1特別図柄192または第2特別図柄193の停止図柄および変動パターンに応じて決定する。
第1演出図柄190および第2演出図柄191の停止図柄は、3つの図柄の組合せとして形成され、たとえば第1抽選手段126または第2抽選手段128による判定結果が通常特別遊技への移行を示す「大当たり」の場合は「777」や「111」のように3つの図柄が揃った組合せが選択される。この場合、第1演出図柄190や第2演出図柄191として揃える数字には、第1特別図柄192や第2特別図柄193と同じ数字が選ばれるのが好ましい。たとえば、第1特別図柄192または第2特別図柄193が「3」の場合は第1演出図柄190または第2演出図柄191が「333」となる。第1抽選手段126または第2抽選手段128による判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す「外れ」の場合は、「312」や「946」のように3つの図柄が揃っていない組合せが選択される。当否判定結果が特別遊技へ移行しない旨を示す場合であって、リーチ付きの外れを示す特別図柄の変動パターンが選択された場合は、「191」や「727」のように一つだけ図柄が揃っていない組合せを選択する。演出決定手段132は、第1演出図柄190および第2演出図柄191の停止図柄と演出図柄の変動パターンの情報を演出表示制御手段134へ送る。第1抽選手段126による判定結果が「小当たり」の場合は、所定キャラクタなどの特殊絵柄を停止表示させてもよい。なお、小当たりは、第1演出図柄190ではなく、第1特別図柄192のみにより示されてもよい。
演出図柄の変動パターンには、演出図柄の変動表示態様、すなわち演出図柄の変動開始から変動停止までの演出過程が定義される。変動パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。特に、リーチ状態を経るときのパターンとしては、長短様々な変動時間をもつパターンが含まれる。各変動パターンには、その図柄変動の終了条件としてパターンごとに変動時間が定められており、その変動時間の経過時に図柄変動が停止される。演出決定手段132は、特別図柄の変動パターンに応じて、特別図柄と変動時間が等しい演出図柄の変動パターンを選択する。
演出表示制御手段134は、第1演出制御手段168、第2演出制御手段170、演出調整手段172を含む。演出表示制御手段134は、遊技効果ランプ90の点灯および消灯や、スピーカ18からの音声出力などの演出処理をさらに制御する。第1演出制御手段168は、第1抽選手段126による第1当否抽選の結果を、選択された変動パターンデータにしたがって演出図柄として演出表示装置60の左エリア194に変動表示させる。第2演出制御手段170は、第2抽選手段128による第2当否抽選の結果を、選択された変動パターンデータにしたがって演出図柄として演出表示装置60の右エリア195に変動表示させる。このように演出表示制御手段134は、第1演出図柄190および第2演出図柄191の変動表示を含む図柄変動演出を演出表示装置60に表示させる。
演出表示制御手段134は、通常遊技においては第1演出図柄190および第2演出図柄191を同時並行的に変動表示させる。すなわち、通常遊技においては、第1演出図柄190および第2演出図柄191のうち一方が変動表示中であっても他方の変動表示開始を妨げない。演出調整手段172は、第1演出図柄190および第2演出図柄191のうち、一方が当たり態様で停止されたとき、他方の変動表示がなされていない場合はその変動表示の開始を待機させる。この場合、特別遊技を実行する間は演出図柄の変動表示はあらたに開始されず、また、特別遊技が同時にもう一つ発生することもないので、遊技者は一つの特別遊技に集中することができる。
演出調整手段172は、第1演出図柄190および第2演出図柄191のうち一方の図柄が変動表示されている間に他方の図柄が当たり態様にて変動停止された場合は、一方の図柄を一時停止させる。たとえば第1演出図柄190の変動表示中に第2演出図柄191が当たり態様で変動停止された場合は、第1演出図柄190の変動表示は一時停止される。同様に、第2演出図柄191の変動表示中に第1演出図柄190が当たり態様で変動停止された場合は、第2演出図柄191の変動表示を一時停止させる。特別遊技終了後、一時停止は解除され、変動表示の続きが実行される。
図4(a)は、大当たり発生時におけるタイムチャートである。
たとえば、第1抽選手段126が時刻tにて第1当否抽選を実行し、結果が大当たりであったとする。この場合、第1移行抽選手段135は第1移行抽選を実行する。ここで、第1移行抽選も当たりとなり、「R1.時短付き大当たり」が発生したとする。また、第1移行抽選により継続回数も決定される。第1図柄決定手段138は、第1特別図柄192の停止図柄として時短付き大当たりを示す「0」を設定する。第1特図制御手段148は、第1図柄決定手段138により選択された変動パターンにしたがって第1特別図柄192を変動表示させる。このとき、第1演出制御手段168も第1演出図柄190を変動表示させる。
時刻tにて第1特別図柄192と第1演出図柄190の変動が停止され、遊技者に時短付き大当たりの発生が報知される。ただし、このときには時短の継続回数については報知されない。時刻tから、通常特別遊技制御手段173は通常特別遊技を実行する。この通常特別遊技中に継続回数を報知する。通常特別遊技中に継続回数を報知することにより、遊技者が漫然と通常特別遊技を消化するのを防ぎやすくなる。時刻tに通常特別遊技が終了すると、特定遊技実行手段122は時短終了条件が成立するまで遊技状態を時短状態に移行させる。時短は時刻tにて終了する。遊技者は、時短終了条件が成立する前に、大当たりまたは小当たりを発生させることを目的として打球しつづけることになる。
図4(b)は、小当たり発展大当たりの発生時におけるタイムチャートである。
たとえば、第1抽選手段126が時刻tにて第1当否抽選を実行し、結果が小当たりであったとする。この場合、第1移行抽選手段135は第1移行抽選を実行する。ここで、第1移行抽選も当たりとなり、「R3.時短付き小当たり」が発生したとする。また、第1移行抽選により継続回数も決定される。第1図柄決定手段138は、第1特別図柄192の停止図柄として時短付き小当たりを示す「2」を設定する。第1特図制御手段148は、第1図柄決定手段138により選択された変動パターンにしたがって第1特別図柄192を変動表示させる。このとき、第1演出制御手段168も第1演出図柄190を変動表示させる。
時刻tにて第1特別図柄192と第1演出図柄190の変動が停止され、遊技者に時短付き小当たりの発生が報知される。ただし、このときには時短の継続回数については報知されない。発展特別遊技制御手段129は、特定入球装置93を開放させる。特定入球装置93は、所定の開放時間、ここでは時刻tから時刻tまで開放される。また、時刻tから時刻tまでは有効期間として設定され、有効期間内に遊技球が特定領域96に落入すると「小当たり発展大当たり」となる。あるいは、有効期間内に特定入球装置93に入球した遊技球のみが、小当たり発展大当たりの対象となるとしてもよい。小当たり発展大当たりが発生すると、時刻tから、発展特別遊技制御手段129は発展特別遊技を実行する。この発展特別遊技中に継続回数が報知される。
本実施例においては、特定入球装置93内に入球した遊技球は、特定入球装置93内部の導球路により導かれ、回転体95の上に落下する。このとき回転体95の特定領域96が上を向いていれば、遊技球は特定領域96に入球しすることになる。導球路は、特定入球装置93の開放時には回転体95に向いているが、有効期間が経過すると、すなわち、時刻tを経過すると回転体95の脇方向に向きを変化させる。このときには、特定領域96が上を向いていても遊技球は回転体95の上に落ちないので、特定領域96に入球することもない。
開閉制御手段124は、特定入球装置93の開放時においては導球路を回転体95方向に向けておき、有効期間が経過したときには導球路を回転体95の脇に向けることにより、有効期間内に特定入球装置93に入球した遊技球のみが小当たり発展大当たりの対象となるように物理的に制御している。
時刻tに発展特別遊技が終了すると、特定遊技実行手段122は時短終了条件が成立するまで遊技状態を時短状態に移行させる。時短は時刻tにて終了する。遊技者は、時短終了条件が成立する前に、大当たりまたは小当たりを発生させることを目的として打球することになる。
有効期間が短すぎると、特定入球装置93が開放されてもなかなか小当たり発展大当たりとはならないことになり、遊技者から敬遠されてしまう。しかし、有効期間が長すぎると、時刻t1における停止図柄によって時短付き小当たりか時短なし小当たりを確認してから、特定領域96を狙うという攻略法が可能となる。たとえば、時短付き小当たりであれば特定領域96を狙うが、時短なし小当たりの場合には敢えて特定領域96を狙わないことにより、時短なし小当たりにより時短終了条件が成立してしまうのを意図的に回避できてしまう。特に、継続回数を消化する前に複数回の小当たりを引き当て可能であるほど小当たり確率が高く設定されている場合には、遊技球を第1始動口62に入球させ続けながらじっくりと時短付き小当たりを選ぶという攻略法を実現しやすくなる。こういった攻略法を可能としてしまうと、時短付き小当たりのときには特定領域を狙い、時短なし小当たりのときには敢えて特定領域を狙わないという攻略法を実行可能な特別な技量を有する遊技者(「超熟練者」とよぶ)だけに過大な受益機会が提供されてしまうことになる。本実施例のように小当たり確率を90%、第1移行抽選の移行確率を70%として高確率設定している場合には、特にこのような状況が懸念される。
そこで、本実施例においては、遊技者が時刻tにおいて時短付き小当たりか時短なし小当たりかを認識してから打球しても、小当たり発展大当たりとはならないような有効期間を設定している。具体的には、遊技球が打球されてから特定入球装置93内の特定領域96に到達するまでに要する時間として設計上想定される時間Tよりも有効期間を短く設定している。このような有効期間を設定すれば、時刻tにて時短移行可否が報知される前に打球された遊技球しか有効期間内に特定領域96に落入できなくなる。有効期間を過度に短くするのではなく、時間Tという判断基準に基づいて適切な有効期間を設定できる。この結果、超熟練者による上記攻略法を封じつつも、それ以外の遊技者にとって過度の不利益が発生しないように処置できる。本実施例においては、有効期間は0.5秒に設定される。
図5は、ぱちんこ遊技機の基本的な動作過程を示すフローチャートである。
まず、遊技球が第1始動口62、第2始動口63、一般入賞口72、特別図柄表示装置61などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行する(S10)。S10の入賞処理の詳細については、図6に関連して後に詳述する。通常遊技中、であれば(S12のY)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行する(S14)。S14の通常遊技処理の詳細については、図7、図8に関連して詳述する。特別遊技中であれば(S12のN、S16のY)、特別遊技の制御処理を実行する(S20)。S20の特別遊技制御処理の詳細については図9に関連して詳述する。それ以外であれば(S12のN、S16のN)、特定領域96への入球可否を判定するための遊技(以下、「小遊技」とよぶ)の制御処理を実行する(S22)。S22の小遊技制御処理の詳細については図10に関連して詳述する。そして、S10からS22までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S23)。
以上の処理はループ処理として電源投入後繰り返し実行される処理である。
図6は、図5におけるS10の入賞処理を詳細に示すフローチャートである。
第1始動口62へ入賞した場合であって(S30のY)、第1保留手段144への保留が上限を超えない場合(S32のY)、第1保留手段144に第1当否抽選値が格納される(S34)。このとき、保留制御手段116は、その保留数に合わせて第1特図保留ランプ20を点灯数または点滅させる。一方、第1演出制御手段168は、この第1の当否抽選値の格納に合わせて、演出表示装置60の第1特定表示領域196に対応する数の第1保留対応画像を順次表示させる(S35)。S30において第1始動口62へ入賞がない場合は(S30のN)、S32〜S35の処理をスキップする。S32において、第1始動口62へ入賞したもののその保留が第1保留手段144の上限数を超えてしまう場合は(S32のN)、無効入賞となり、S34とS35の処理をスキップする。
次に、第2始動口63へ入賞した場合であって(S36のY)、第2保留手段146への保留が上限を超えない場合(S38のY)、第2保留手段146に第2当否抽選値が格納される(S40)。このとき、保留制御手段116は、その保留数に合わせて第2特図保留ランプ21を点灯数または点滅させる。一方、第2演出制御手段170は、この第2の当否抽選値の格納に合わせて、演出表示装置60の第2特定表示領域197に対応する数の第2保留対応画像を順次表示させる(S41)。S36において第2始動口63へ入賞がない場合は(S36のN)、S38〜S41の処理をスキップする。S36において、第2始動口63へ入賞したもののその保留が第2保留手段146の上限数を超えてしまう場合は(S38のN)、無効入賞となり、S40とS41の処理をスキップする。
次に、作動口68へ遊技球が通過した場合であって(S42のY)、普図保留手段147への保留が上限を超えない場合(S44のY)、普図保留手段147に普図抽選値が格納される(S46)。S42において作動口68への遊技球の通過がない場合は(S42のN)、S44およびS46の処理をスキップする。S42において作動口68を遊技球が通過したもののその保留が普図保留手段147の上限数を超えてしまう場合は(S44のN)、無効入賞となり、S46の処理をスキップする。
図7は、図5のS14の通常遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、第1特別図柄192および第1演出図柄190の変動表示を処理し(S67)、第2特別図柄193および第2演出図柄191の変動表示を処理し(S68)、普通図柄の変動表示を処理する(S69)。なお、S67、S68、S69の処理順序はあくまでも説明の便宜上定義した順序にすぎず、どのような順序で処理してもよい。第1特別図柄192および第2特別図柄193は同時並行的に変動表示可能であり、第1演出図柄190および第2演出図柄191もまた同時並行的に変動表示可能である。S67およびS68の変動処理の詳細については、図8に関連して後に詳述する。
図8は、図7におけるS67、S68の図柄変動処理を詳細に示すフローチャートである。
第1特別図柄192と第1演出図柄190の変動表示過程と、第2特別図柄193と第2演出図柄191の変動表示過程は、基本的に同じである。以下においては、第1特別図柄192と第1演出図柄190を例として説明する。
まず、第1保留手段144に第1当否抽選値の保留がなされている場合(S50のY)、第1特別図柄192および第1演出図柄190が変動表示中でなければ(S52のN)、第1抽選手段126が第1当否抽選として、当否判定処理を実行する(S54)。
この第1当否抽選の結果が当たり、いいかえれば、大当たりか小当たりのいずれかであれば(S55のY)、第1移行抽選が実行される(S57)。第1移行抽選により時短移行可否が判定される。また、時短移行の場合、その継続回数も第1移行抽選により決定される。外れの場合には(S55のN)、第1移行抽選は実行されない。
第1移行抽選が当たりとなるときには、特別遊技終了後、特定遊技実行手段122は、遊技状態を時短に移行させ、第1特別図柄192の変動回数と第2特別図柄193の変動回数をそれぞれカウントする。第1特別図柄192の変動回数か第2特別図柄193の変動回数が継続回数に到達したとき、時短終了条件成立となり、時短は終了することになる。
S61の時点で既に時短中であり(S61のY)、第1特別図柄192または第2特別図柄193の変動回数が継続回数に達したら(S58のY)、特定遊技実行手段122は、時短を終了させる(S62)。継続回数に到達していなければ(S58のN)、S62はスキップされる(S62)。
なお、時短中でなければ(S61のN)、S58、S62の処理はスキップされる。
次に、第1当否抽選の結果に応じた変動パターンにしたがって変動表示が開始される(S56)。なお、S50において第1当否抽選の当否抽選値が保留されていなかった場合は(S50のN)、S64に処理が移行し、S52において第1特別図柄192および第1演出図柄190が変動表示中であった場合も(S52のY)、S64に処理が移行する。
続いて、すでに図柄変動表示が開始されていれば(S64のY)、図柄変動表示を処理し(S66)、所定の変動時間が経過して図柄表示の停止タイミングに達したときは(S90のY)、表示中の図柄変動を停止して大当たりであれば通常特別遊技へ移行する(S94)。なお、小当たりであれば、特定入球装置93が所定時間だけ開放されるため、遊技者は小当たり発展大当たりに挑戦可能となる。このときの処理は図5のS22における小遊技制御処理として実行され、詳しくは図10に関連して後述する。
所定の変動時間経過前であって(S90のN)、もう一方の図柄である第2特別図柄193および第2演出図柄191が大当たり態様で停止した場合は(S92のY)、第1特別図柄192および第1演出図柄190の変動時間を計測する変動タイマの進行を一時停止させる(S96)。S92において第2特別図柄193および第2演出図柄191が大当たり態様で停止していなければ(S92のN)、S96の処理をスキップする。S64において図柄変動表示が開始されていないときは(S64のN)、S66からS96までの処理をスキップする。
なお、第2特別図柄193と第2演出図柄191の場合、S55においては第2当否抽選が大当たりとなることを条件として第2移行抽選が実行される。また、S92においては、第1特別図柄192および第1演出図柄190が大当たりまたは小当たり態様にて停止したとき、第2特別図柄193および第2演出図柄191の変動時間を計測する変動タイマの進行が一時停止される。
図9は、図5におけるS20の特別遊技を詳細に示すフローチャートである。
通常特別遊技と発展特別遊技の処理過程は、基本的に同じである。以下においては、通常特別遊技を例として説明する。
まず、大入賞口91がまだ開放済でない場合(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口91を開放する(S74)。大入賞口91が開放済であれば(S70のY)、S72およびS74をスキップする。大入賞口91が開放されてから、所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口91への入球数が9球以上に達した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口91を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口91への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
S80における大入賞口91の閉鎖後、単位遊技のラウンド数が7回に達して終了タイミングとなった場合(S82のY)、演出表示制御手段134は特別遊技の演出処理を終了させ(S84)、特別遊技制御手段120は特別遊技を終了させ(S86)、先に実行された移行抽選が当たりであれば(S87のY)、特定遊技として時短を開始する(S89)。外れであれば(S87のN)、時短には移行しない。ラウンド数が7回に達していなければ(S82のN)、ラウンド数に1を加算してS16のフローを終了する(S88)。なお、移行抽選が当たりであるときには、特別遊技中の所定タイミングにて継続回数が遊技者に報知される。
図10は、図5におけるS22の小遊技制御処理を詳細に示すフローチャートである。
図8のS94のタイミングにて小当たりが示されたとき、同図に示す小遊技制御処理が実行される。まず、特定入球装置93が開放済でなければ(S102のN)、開閉制御手段124が特定入球装置93を開放する(S104)。特定入球装置93が既に開放済であればS104をスキップする(S102のY)。特定入球装置93が開放されてから所定の開放時間、たとえば、1.8秒が経過した場合(S106のY)、開閉制御手段124が特定入球装置93を閉鎖させる(S112)。
開放時間が経過していないが(S106のN)、特定領域96に入球していなければ(S107のN)、以降の処理はスキップされる。特定領域96への入球が発生しており(S107のY)、その遊技球が有効期間内に特定入球装置93内に入球下遊技球であれば(S108のY)、小当たり発展大当たりとなり、発展特別遊技に移行する(S110)。有効期間内でなければ(S108のN)、S110の処理はスキップされる。
以上、実施例に基づいて、ぱちんこ遊技機10を説明した。
本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、運の要素と技量の要素をバランスさせた遊技性を実現できる。第1始動口62や特定領域96へ遊技球を入球させる技量により賞球が変化するため、技量に自信のある遊技者にとっても魅力的な遊技を提供できる。また、時短移行可否を確認した上で、特定領域96を狙うか否かを判断するという攻略法を実質的に無効化できる。超熟練者に過大な受益機会が提供されないように対処しつつも、小当たり確率や大当たり確率、移行確率を下げるといった遊技性に関わる調整が不要となる。また、回転体95により、特定入球装置93に落入した遊技球のうち、特定領域96に入球する遊技球は1/4程度となる。このため、特定入球装置93に遊技球を入球させた後にも、遊技球が特定領域96に入球するかは運の要素に依存するため、特定入球装置93の遊技興趣をいっそう高めることができる。更に、小当たり発展大当たりが発生しやすい第1始動口62と小当たり発展大当たりの契機となる特定入球装置93が近接配置されているため、遊技者は小当たり発展大当たりを狙うときに打球方法を大きく変える必要がない。
以上、本発明について、実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例においては、第1始動口62は普図抽選が当たりとなると入球容易となり、それ以外のときには入球しにくい始動口として説明したが、普図抽選が当たりとならなければ入球不可能な始動口として形成されてもよい。
請求項に記載の第1の特別遊技は、本実施例においては通常特別遊技として表現されている。また、請求項に記載の第2の特別遊技は、本実施例においては発展特別遊技として表現されている。請求項に記載の可動役物は、本実施例においては特定入球装置93、より詳しくは、特定領域96の開閉口として表現されている。請求項に記載の振り分け機構は、本実施例においては特定入球装置93、より詳しくは、回転体95として表現されている。
このほかにも、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
10 ぱちんこ遊技機、 11 外枠、 12 前枠、 13 透明板、 14 扉、 15 上球皿、 16 下球皿、 17 発射ハンドル、 18 スピーカ、 39 セット基盤、 40 電源スイッチ、 42 液晶ユニット、 43 払出ユニット、 44 賞球タンク、 45 払出制御基板、 46 発射装置、 47 発射制御基板、 48 電源ユニット、 50 遊技盤、 52 遊技領域、 54 外レール、 56 内レール、 58 アウト口、 59 普通図柄表示装置、 60 演出表示装置、 61 特別図柄表示装置、 62 第1始動口、 63 第2始動口、 64 センター飾り、 65 普通電動役物、 68 作動口、 69 通過検出装置、 72 一般入賞口、 73 一般入賞検出装置、 74 始動入賞検出装置、 76 普通電動役物ソレノイド、 78 入賞検出装置、 80 大入賞口ソレノイド、 82 操作ボタン、 90 遊技効果ランプ、 91 大入賞口、 93 特定入球装置、 94 役物ソレノイド、 95 回転体、 96 特定領域、 100 遊技制御装置、 102 メイン基板、 104 サブ基板、 110 入球判定手段、 112 当否抽選手段、 114 図柄決定手段、 116 保留制御手段、 118 メイン表示制御手段、 120 特別遊技制御手段、 122 特定遊技実行手段、 124 開閉制御手段、 126 第1抽選手段、 127 移行抽選手段、 128 第2抽選手段、 129 発展特別遊技制御手段、 130 パターン記憶手段、 132 演出決定手段、 134 演出表示制御手段、 135 第1移行抽選手段、 136 普図抽選手段、 138 第1図柄決定手段、 144 第1保留手段、 152 特図調整手段、 192 第1特別図柄、 193 第2特別図柄、 148 第1特図制御手段、 168 第1演出制御手段、 173 通常特別遊技制御手段、 174 第2移行抽選手段、 190 第1演出図柄、 191 第2演出図柄。

Claims (1)

  1. 遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、所定の拡開条件が成立したとき遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1始動口と、
    前記遊技領域の所定領域において、前記第1始動口に対して想定される打球方向とは異なる位置に前記第1始動口とは別の始動口として設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
    前記第1始動口および前記第2始動口への遊技球の入球を契機に当否抽選を実行する当否抽選手段と、
    前記当否抽選の結果を示す図柄を変動表示させる表示制御手段と、
    前記図柄の変動表示開始に際し、前記図柄の変動停止時における表示態様を前記当否抽選の結果に応じて決定する図柄決定手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な状態に開放可能な大入賞口と、
    前記当否抽選が大当たりとなり、前記図柄が大当たりを示す表示態様にて変動停止されたとき、前記大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第1の特別遊技を実行する第1特別遊技制御手段と、
    前記遊技領域の所定位置に設けられる特定領域に遊技球が向かうときの移動経路上に設けられ、作動時においては非作動時に比べて遊技球が前記特定領域を通過容易となるように前記移動経路上における位置が変化する可動役物と、
    遊技球が前記第1始動口に入球した場合の前記当否抽選の結果が所定結果となり、前記図柄が前記所定結果を示す表示態様にて変動停止されたとき、前記可動役物を所定の開放時間が経過するまで作動させる役物制御手段と、
    遊技球が前記特定領域を通過したとき、前記大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第2の特別遊技を実行する第2特別遊技制御手段と、
    前記第1の特別遊技または前記第2の特別遊技の終了後、前記拡開条件が通常状態よりも成立しやすい特定遊技に遊技状態を移行させる特定遊技実行手段と、を備え、
    前記可動役物は、前記第1始動口に対して想定される打球方向と同方向の位置に設けられ、
    前記当否抽選手段は、前記第1始動口へ入球したときには、前記当否抽選が所定結果となる確率が外れとなる確率および大当りとなる確率よりも高く設定され、前記第1始動口へ入球したときのみ、前記当否抽選が前記所定結果となるように構成され、
    前記図柄決定手段は、前記当否抽選が前記所定結果となるときには、前記所定結果と前記特定遊技への移行可否の双方を示す特定表示態様を、前記図柄の変動停止時における表示態様として決定し、
    前記第1始動口に対応した第1特別図柄表示装置にて表示される図柄の方が、前記第2始動口に対応した第2特別図柄表示装置にて表示される図柄よりも、前記第1の特別遊技または前記第2の特別遊技の終了後に前記特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄の数が多く、
    前記特定遊技実行手段は、前記特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄が停止されたことに基づき前記可動役物が作動し、かつ、遊技球が前記特定領域を通過し前記第2の特別遊技が実際に実行されることを条件として、前記第2の特別遊技の終了後に前記特定遊技へと遊技状態を移行させ、
    前記第2特別遊技制御手段は、前記可動役物の開放時間とは長さが異なる前記特定領域の所定の有効期間内に遊技球が前記特定領域を通過したことを前記第2の特別遊技の実行条件とすることを特徴とする弾球遊技機。
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