JP5831999B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
一般的な遊技者は多くの賞球を獲得するために大入賞口を開放させる、すなわち、特別遊技に遊技状態を移行させることを目的として遊技を行う(たとえば、特許文献1参照)。
S1.遊技球を始動口に入球させる。
S2.特別図柄は、所定の確率にて「小当たり」を示す態様にて停止表示される。
S3.小当たりとなると、遊技領域中に形成される特定領域を遊技球が入球可能となる。
S4.遊技球を特定領域に入球させる。
というプロセスを経て、大当たり(以下、このようなタイプの大当たりのことを「小当たり発展大当たり」とよぶ)が発生する。小当たりの発生確率を高く設定すれば、特定領域に遊技球を入球させる技量の有無により受益機会が変化する。以下、小当たりの発生確率を「小当たり確率」とよび、大当たりの発生確率を「大当たり確率」とよぶ。
この弾球遊技機は、遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域の所定位置に設けられ、所定の拡開条件が成立したとき遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1始動口と、遊技領域の所定領域において、第1始動口に対して想定される打球方向とは異なる位置に第1始動口とは別の始動口として設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、第1始動口および第2始動口への遊技球の入球を契機に当否抽選を実行する当否抽選手段と、当否抽選の結果を示す図柄を変動表示させる表示制御手段と、図柄の変動表示開始に際し、図柄の変動停止時における表示態様を当否抽選の結果に応じて決定する図柄決定手段と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な状態に開放可能な大入賞口と、当否抽選が大当たりとなり、図柄が大当たりを示す表示態様にて変動停止されたとき、大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第1の特別遊技を実行する第1特別遊技制御手段と、遊技領域の所定位置に設けられる特定領域に遊技球が向かうときの移動経路上に設けられ、作動時においては非作動時に比べて遊技球が特定領域を通過容易となるように移動経路上における位置が変化する可動役物と、遊技球が第1始動口に入球した場合の当否抽選の結果が所定結果となり、図柄が所定結果を示す表示態様にて変動停止されたとき、可動役物を所定の有効期間が経過するまで作動させる役物制御手段と、遊技球が特定領域を通過したとき、大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第2の特別遊技を実行する第2特別遊技制御手段と、第1の特別遊技または第2の特別遊技の終了後、拡開条件が通常状態よりも成立しやすい特定遊技に遊技状態を移行させる特定遊技実行手段と、を備える。
可動役物は、第1始動口に対して想定される打球方向と同方向の位置に設けられている。
当否抽選手段は、第1始動口へ入球したときには、当否抽選が所定結果となる確率が外れとなる確率および大当りとなる確率よりも高く設定され、第1始動口へ入球したときのみ、当否抽選が所定結果となるように構成されている。
図柄決定手段は、当否抽選が所定結果となるときには、所定結果と特定遊技への移行可否の双方を示す特定表示態様を、図柄の変動停止時における表示態様として決定する。
第1の始動口に対応した第1特別図柄表示装置にて表示される図柄の方が、第2の始動口に対応した第2特別図柄表示装置にて表示される図柄よりも、第1の特別遊技または第2の特別遊技の終了後に特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄の数が多い。
特定遊技実行手段は、特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄が停止されたことに基づき可動役物が作動し、かつ、遊技球が特定領域を通過し第2の特別遊技が実際に実行されることを条件として、第2の特別遊技の終了後に特定遊技へと遊技状態を移行させる。
第2特別遊技制御手段は、特定領域の有効期間内に遊技球が特定領域を通過したことを第2特別遊技の実行条件とする。
1.遊技状態は、「通常遊技」と「特別遊技」に大別される。通常遊技実行中においては、遊技者は特別遊技への移行を目的として打球する。特別遊技に移行すると通常遊技に比べて多くの賞球獲得を期待できる。
2.特別遊技は「通常特別遊技」と「発展特別遊技」に大別される。特別図柄が大当たり態様にて停止したことを契機として実行される特別遊技が通常特別遊技、特別図柄が小当たり態様にて停止したことを契機として実行される特別遊技が発展特別遊技である。
3.通常遊技は、更に「通常状態」と「特定遊技」に大別される。本実施例における特定遊技とは、いわゆる「時短」のことである。
4.特別遊技終了後、時短として特定遊技が開始される。特別遊技終了後に時短に移行するか否かは抽選(以下、「移行抽選」とよぶ)により決定される。本実施例においては、通常特別遊技後に時短に移行する移行確率は20%、発展特別遊技後に時短に移行する移行確率は70%となっている。
5.時短は、第1特別図柄の変動回数または第2特別図柄の変動回数が所定の「継続回数」に達するまで継続される。継続回数は5回〜100回の範囲で移行抽選により決定される。なお、時短中に新たに特別遊技に移行するときには、1.の目的は達成されたことになるので、継続回数に到達していなくても時短(特定遊技)は終了する。以下においては、時短開始後、継続回数に到達すること、および、時短中において特別遊技に移行することを、時短の終期を示す「時短終了条件」とよぶ。
6.第1始動口と第2始動口は、通常遊技中であろうと特別遊技中であろうと遊技球は入球可能である。ただし、第1始動口は拡開可能に形成されており、実質的には時短中しか入球しない。
7.第1特別図柄と第2特別図柄は同時並行的に変動表示可能である。
以上の仕様をもとに、本実施例におけるぱちんこ遊技機10について説明する。
同図に関連して、まず、ぱちんこ遊技機10の構成を述べた後に、遊技の内容について説明する。
ぱちんこ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。ぱちんこ遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明板13、扉14、上球皿15、下球皿16、および発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、ぱちんこ遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
S1.第1始動口62に遊技球が入球する
S2.第1特別図柄192が変動し、小当たりとなる。
S3.特定入球装置93が開放される。
S4.特定入球装置93内に遊技球が落入し、更に、特定領域96に入球する。
という一連のプロセスを経て小当たり発展大当たりとなるが、第1始動口62と特定入球装置93が近接しているため、遊技者は打球方向をほとんど変化させる必要がない。
R1.時短付き大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行する。
R2.時短なし大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行しない。
R3.時短付き小当たり:遊技球が特定領域96にも入球して発展特別遊技が実行されれば、その後、時短に移行する。
R4.時短なし小当たり:遊技球が特定領域96にも入球して発展特別遊技が実行されても、その後、時短に移行しない。
R5.外れ
の5種類に大別される。
R1.時短付き大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行する。
R2.時短なし大当たり:通常特別遊技が実行され、その後、時短に移行しない。
R3.外れ
の3種類に大別される。
S1.通常状態においては、まず、第2始動口63に向けて打球する。
通常状態においては、普通電動役物65はほとんど開放されないため、遊技球を第1始動口62に入球させるのは困難である。そこで、まずは第2始動口63に向けて打球し、大当たり、特に時短付き大当たりを目指すことになる。第2始動口63に入球し、大当たりとなると通常特別遊技が実行される。時短付き大当たりであったとすると、通常特別遊技後に時短に移行する。
S2.時短状態となると、今度は、第1始動口62に向けて打球する。
時短状態においては、普通電動役物65が開放されやすくなるため、遊技球を第2始動口63に入球させるよりも第1始動口62に入球させる方が容易となる。そこで、今度は第1始動口62に向けて入球し、大当たりや小当たり、特に、時短付き大当たりか時短付き小当たりを目指すことになる。第1当否抽選における小当たり確率は90%であるため、遊技球が第1始動口62に入球すれば、ほぼ確実に小当たりとなる。小当たりとなると、特定入球装置93が所定時間だけ開放される。
S3.特定入球装置93が開放されると、特定入球装置93に向けて打球する。
特定入球装置93内に落入した遊技球が特定領域96にも入球すると「小当たり発展大当たり」となり、発展特別遊技が実行される。
電源スイッチ40はぱちんこ遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基板102は、ぱちんこ遊技機10の全体動作を制御し、とくに第1始動口62、第2始動口63へ入賞したときの当否抽選等、遊技動作全般を処理する。サブ基板104は、液晶ユニット42を備え、演出表示装置60における表示内容を制御し、特にメイン基板102による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基板102およびサブ基板104は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す払出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基板45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基板47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、ぱちんこ遊技機10の各部へ電力を供給する。
ぱちんこ遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口62、第2始動口63、大入賞口91、一般入賞口72、作動口68、第1特別図柄表示装置70、第2特別図柄表示装置71、演出表示装置60、普通図柄表示装置59、操作ボタン82、スピーカ18、遊技効果ランプ90、特定入球装置93のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含むぱちんこ遊技機10の全体動作を制御するメイン基板102と、図柄の演出等を制御するサブ基板104とに機能を分担させた形態で構成される。遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。
入球判定手段110は、各入賞口への遊技球の入球を判定する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受け取ると遊技球が第1始動口62に入賞したと判断し、第2始動入賞情報を受け取ると遊技球が第2始動口63に入賞したと判断する。入球判定手段110は、大入賞口入賞情報を受け取ると遊技球が大入賞口91に入賞したと判断し、一般入賞情報を受け取ると遊技球が一般入賞口72に入賞したと判断する。入球判定手段110は、通過情報を受け取ると遊技球が作動口68を通過したと判断する。
第1図柄決定手段138および第2図柄決定手段140は、決定した停止図柄および変動パターンを示すデータをメイン表示制御手段118および演出決定手段132へ送出する。
通常特別遊技制御手段173は、第1当否抽選または第2当否抽選が大当たりとなり、第1特別図柄192または第2特別図柄193が所定の大当たり態様で停止されたときに大入賞口91を開放させることにより通常特別遊技を実行する。
発展特別遊技制御手段129は、第1当否抽選が小当たりとなり、第1特別図柄192が所定の小当たり態様で停止されたときに開閉制御手段124に指示して特定入球装置93を開放させる。そして、特定入球装置93の開放中に遊技球が特定領域96に入球したときに大入賞口91を開放させることにより発展特別遊技を実行する。
時短においては、第1特別図柄192および第2特別図柄193の変動時間が概ね短くなるよう、図柄決定手段114は変動時間の短い変動パターンを選択する。普図抽選手段136は、時短状態においては通常確率より当たりの確率が高い普図当否テーブルを参照する。これにより、時短中には第1始動口62の普通電動役物65が高い確率で開放される。特定遊技実行手段122は、時短状態においては普通図柄の変動時間も通常状態と比べて概ね短くするとともに、普通電動役物65の開放時間を通常状態よりも長くする。
第1移行抽選手段135は、第1当否抽選の結果が大当たりまたは小当たりとなったとき、第1移行抽選を実行する。第1移行抽選の当たり確率は70%である。第1移行抽選の当否は、第1特別図柄192の停止時に示される。具体的には、R1.時短付き大当たり:「0」、R2.時短なし大当たり:「1」、R3.時短付き小当たり:「2」、R4.時短なし小当たり:「3」、R5.外れ:「4」〜「9」のいずれか、が停止表示される。
第2移行抽選手段174は、第2当否抽選の結果が大当たりとなったとき、第2移行抽選を実行する。第2移行抽選の当たり確率は20%である。第2移行抽選の当否は、第2特別図柄193の停止時に示される。具体的には、R1.時短付き大当たり:「0」、R2.時短なし大当たり:「1」、R3.外れ:「2」〜「9」のいずれか、が停止表示される。
パターン記憶手段130は、演出図柄の変動パターンとして複数の変動パターンデータを保持する。演出決定手段132は、第1演出図柄190および第2演出図柄191の停止図柄と変動パターンを、第1抽選手段126または第2抽選手段128による当否抽選の結果、第1特別図柄192または第2特別図柄193の停止図柄および変動パターンに応じて決定する。
たとえば、第1抽選手段126が時刻t0にて第1当否抽選を実行し、結果が大当たりであったとする。この場合、第1移行抽選手段135は第1移行抽選を実行する。ここで、第1移行抽選も当たりとなり、「R1.時短付き大当たり」が発生したとする。また、第1移行抽選により継続回数も決定される。第1図柄決定手段138は、第1特別図柄192の停止図柄として時短付き大当たりを示す「0」を設定する。第1特図制御手段148は、第1図柄決定手段138により選択された変動パターンにしたがって第1特別図柄192を変動表示させる。このとき、第1演出制御手段168も第1演出図柄190を変動表示させる。
たとえば、第1抽選手段126が時刻t0にて第1当否抽選を実行し、結果が小当たりであったとする。この場合、第1移行抽選手段135は第1移行抽選を実行する。ここで、第1移行抽選も当たりとなり、「R3.時短付き小当たり」が発生したとする。また、第1移行抽選により継続回数も決定される。第1図柄決定手段138は、第1特別図柄192の停止図柄として時短付き小当たりを示す「2」を設定する。第1特図制御手段148は、第1図柄決定手段138により選択された変動パターンにしたがって第1特別図柄192を変動表示させる。このとき、第1演出制御手段168も第1演出図柄190を変動表示させる。
本実施例においては、特定入球装置93内に入球した遊技球は、特定入球装置93内部の導球路により導かれ、回転体95の上に落下する。このとき回転体95の特定領域96が上を向いていれば、遊技球は特定領域96に入球しすることになる。導球路は、特定入球装置93の開放時には回転体95に向いているが、有効期間が経過すると、すなわち、時刻t4を経過すると回転体95の脇方向に向きを変化させる。このときには、特定領域96が上を向いていても遊技球は回転体95の上に落ちないので、特定領域96に入球することもない。
開閉制御手段124は、特定入球装置93の開放時においては導球路を回転体95方向に向けておき、有効期間が経過したときには導球路を回転体95の脇に向けることにより、有効期間内に特定入球装置93に入球した遊技球のみが小当たり発展大当たりの対象となるように物理的に制御している。
まず、遊技球が第1始動口62、第2始動口63、一般入賞口72、特別図柄表示装置61などへ入賞した場合や、遊技球が作動口68を通過した場合の処理を実行する(S10)。S10の入賞処理の詳細については、図6に関連して後に詳述する。通常遊技中、であれば(S12のY)、当否抽選などの通常遊技の制御処理を実行する(S14)。S14の通常遊技処理の詳細については、図7、図8に関連して詳述する。特別遊技中であれば(S12のN、S16のY)、特別遊技の制御処理を実行する(S20)。S20の特別遊技制御処理の詳細については図9に関連して詳述する。それ以外であれば(S12のN、S16のN)、特定領域96への入球可否を判定するための遊技(以下、「小遊技」とよぶ)の制御処理を実行する(S22)。S22の小遊技制御処理の詳細については図10に関連して詳述する。そして、S10からS22までの処理における各種入賞に応じた賞球払出を処理する(S23)。
以上の処理はループ処理として電源投入後繰り返し実行される処理である。
第1始動口62へ入賞した場合であって(S30のY)、第1保留手段144への保留が上限を超えない場合(S32のY)、第1保留手段144に第1当否抽選値が格納される(S34)。このとき、保留制御手段116は、その保留数に合わせて第1特図保留ランプ20を点灯数または点滅させる。一方、第1演出制御手段168は、この第1の当否抽選値の格納に合わせて、演出表示装置60の第1特定表示領域196に対応する数の第1保留対応画像を順次表示させる(S35)。S30において第1始動口62へ入賞がない場合は(S30のN)、S32〜S35の処理をスキップする。S32において、第1始動口62へ入賞したもののその保留が第1保留手段144の上限数を超えてしまう場合は(S32のN)、無効入賞となり、S34とS35の処理をスキップする。
まず、第1特別図柄192および第1演出図柄190の変動表示を処理し(S67)、第2特別図柄193および第2演出図柄191の変動表示を処理し(S68)、普通図柄の変動表示を処理する(S69)。なお、S67、S68、S69の処理順序はあくまでも説明の便宜上定義した順序にすぎず、どのような順序で処理してもよい。第1特別図柄192および第2特別図柄193は同時並行的に変動表示可能であり、第1演出図柄190および第2演出図柄191もまた同時並行的に変動表示可能である。S67およびS68の変動処理の詳細については、図8に関連して後に詳述する。
第1特別図柄192と第1演出図柄190の変動表示過程と、第2特別図柄193と第2演出図柄191の変動表示過程は、基本的に同じである。以下においては、第1特別図柄192と第1演出図柄190を例として説明する。
まず、第1保留手段144に第1当否抽選値の保留がなされている場合(S50のY)、第1特別図柄192および第1演出図柄190が変動表示中でなければ(S52のN)、第1抽選手段126が第1当否抽選として、当否判定処理を実行する(S54)。
なお、時短中でなければ(S61のN)、S58、S62の処理はスキップされる。
通常特別遊技と発展特別遊技の処理過程は、基本的に同じである。以下においては、通常特別遊技を例として説明する。
まず、大入賞口91がまだ開放済でない場合(S70のN)、演出表示制御手段134が特別遊技の演出処理を開始し(S72)、開閉制御手段124が大入賞口91を開放する(S74)。大入賞口91が開放済であれば(S70のY)、S72およびS74をスキップする。大入賞口91が開放されてから、所定の開放時間が経過した場合(S76のY)、または、開放時間が経過していないものの(S76のN)、大入賞口91への入球数が9球以上に達した場合(S78のY)、開閉制御手段124が大入賞口91を閉鎖させる(S80)。開放時間が経過しておらず(S76のN)、大入賞口91への入球数も9球以上に達していない場合は(S78のN)、S80以降の処理をスキップしてS16のフローを終了する。
図8のS94のタイミングにて小当たりが示されたとき、同図に示す小遊技制御処理が実行される。まず、特定入球装置93が開放済でなければ(S102のN)、開閉制御手段124が特定入球装置93を開放する(S104)。特定入球装置93が既に開放済であればS104をスキップする(S102のY)。特定入球装置93が開放されてから所定の開放時間、たとえば、1.8秒が経過した場合(S106のY)、開閉制御手段124が特定入球装置93を閉鎖させる(S112)。
本実施例に示したぱちんこ遊技機10によれば、運の要素と技量の要素をバランスさせた遊技性を実現できる。第1始動口62や特定領域96へ遊技球を入球させる技量により賞球が変化するため、技量に自信のある遊技者にとっても魅力的な遊技を提供できる。また、時短移行可否を確認した上で、特定領域96を狙うか否かを判断するという攻略法を実質的に無効化できる。超熟練者に過大な受益機会が提供されないように対処しつつも、小当たり確率や大当たり確率、移行確率を下げるといった遊技性に関わる調整が不要となる。また、回転体95により、特定入球装置93に落入した遊技球のうち、特定領域96に入球する遊技球は1/4程度となる。このため、特定入球装置93に遊技球を入球させた後にも、遊技球が特定領域96に入球するかは運の要素に依存するため、特定入球装置93の遊技興趣をいっそう高めることができる。更に、小当たり発展大当たりが発生しやすい第1始動口62と小当たり発展大当たりの契機となる特定入球装置93が近接配置されているため、遊技者は小当たり発展大当たりを狙うときに打球方法を大きく変える必要がない。
このほかにも、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、本実施例において示された各機能ブロックの単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
Claims (1)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、所定の拡開条件が成立したとき遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1始動口と、
前記遊技領域の所定領域において、前記第1始動口に対して想定される打球方向とは異なる位置に前記第1始動口とは別の始動口として設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
前記第1始動口および前記第2始動口への遊技球の入球を契機に当否抽選を実行する当否抽選手段と、
前記当否抽選の結果を示す図柄を変動表示させる表示制御手段と、
前記図柄の変動表示開始に際し、前記図柄の変動停止時における表示態様を前記当否抽選の結果に応じて決定する図柄決定手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な状態に開放可能な大入賞口と、
前記当否抽選が大当たりとなり、前記図柄が大当たりを示す表示態様にて変動停止されたとき、前記大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第1の特別遊技を実行する第1特別遊技制御手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられる特定領域に遊技球が向かうときの移動経路上に設けられ、作動時においては非作動時に比べて遊技球が前記特定領域を通過容易となるように前記移動経路上における位置が変化する可動役物と、
遊技球が前記第1始動口に入球した場合の前記当否抽選の結果が所定結果となり、前記図柄が前記所定結果を示す表示態様にて変動停止されたとき、前記可動役物を所定の開放時間が経過するまで作動させる役物制御手段と、
遊技球が前記特定領域を通過したとき、前記大入賞口を開放させることにより遊技者に有利な第2の特別遊技を実行する第2特別遊技制御手段と、
前記第1の特別遊技または前記第2の特別遊技の終了後、前記拡開条件が通常状態よりも成立しやすい特定遊技に遊技状態を移行させる特定遊技実行手段と、を備え、
前記可動役物は、前記第1始動口に対して想定される打球方向と同方向の位置に設けられ、
前記当否抽選手段は、前記第1始動口へ入球したときには、前記当否抽選が所定結果となる確率が外れとなる確率および大当りとなる確率よりも高く設定され、前記第1始動口へ入球したときのみ、前記当否抽選が前記所定結果となるように構成され、
前記図柄決定手段は、前記当否抽選が前記所定結果となるときには、前記所定結果と前記特定遊技への移行可否の双方を示す特定表示態様を、前記図柄の変動停止時における表示態様として決定し、
前記第1始動口に対応した第1特別図柄表示装置にて表示される図柄の方が、前記第2始動口に対応した第2特別図柄表示装置にて表示される図柄よりも、前記第1の特別遊技または前記第2の特別遊技の終了後に前記特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄の数が多く、
前記特定遊技実行手段は、前記特定遊技へと遊技状態を移行させることを示す図柄が停止されたことに基づき前記可動役物が作動し、かつ、遊技球が前記特定領域を通過し前記第2の特別遊技が実際に実行されることを条件として、前記第2の特別遊技の終了後に前記特定遊技へと遊技状態を移行させ、
前記第2特別遊技制御手段は、前記可動役物の開放時間とは長さが異なる前記特定領域の所定の有効期間内に遊技球が前記特定領域を通過したことを、前記第2の特別遊技の実行条件とすることを特徴とする弾球遊技機。
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