JP2007258234A - 半導体素子,薄膜トランジスタ,レーザーアニール装置,並びに半導体素子の製造方法 - Google Patents
半導体素子,薄膜トランジスタ,レーザーアニール装置,並びに半導体素子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007258234A JP2007258234A JP2006077157A JP2006077157A JP2007258234A JP 2007258234 A JP2007258234 A JP 2007258234A JP 2006077157 A JP2006077157 A JP 2006077157A JP 2006077157 A JP2006077157 A JP 2006077157A JP 2007258234 A JP2007258234 A JP 2007258234A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- semiconductor
- layer
- film
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 140
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims abstract description 61
- 238000005224 laser annealing Methods 0.000 title claims description 29
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 21
- 239000010408 film Substances 0.000 claims abstract description 96
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 58
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 9
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 13
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 abstract description 92
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 12
- 238000000137 annealing Methods 0.000 abstract description 6
- 229910021419 crystalline silicon Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 130
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 44
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 44
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 27
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 15
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 14
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 10
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 6
- 238000001878 scanning electron micrograph Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 4
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 4
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 4
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 3
- 238000001069 Raman spectroscopy Methods 0.000 description 2
- 238000000089 atomic force micrograph Methods 0.000 description 2
- 239000000969 carrier Substances 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
- 230000031700 light absorption Effects 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003917 TEM image Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000006356 dehydrogenation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005499 laser crystallization Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 229910021424 microcrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000005268 plasma chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 238000000623 plasma-assisted chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
【解決手段】基板上に下地層と半導体層が順に二層以上形成させることによって、上層の半導体層に照射されたレーザーエネルギーを、上層の半導体層だけでなく、下層の半導体層にも、エネルギーを与えることによって、多層構造の半導体薄膜を1度に得る。
上層の多結晶Si膜を透過したレーザーエネルギーを下層の非結晶Si膜が吸収することによって生じる熱によって、下層が熱浴として働くために、上層の多結晶Si膜に対して緩やかなアニール効果が生じて、高品質の結晶化薄膜が得られると同時に、必要なレーザーエネルギーを低減できる。メンテ、コスト、容量などの点で有利なグリーンレーザーにより高品質な薄膜を実現するものである。
【選択図】図1
Description
このエキシマレーザーは、XeClやKrFなどのガスを励起することにより得られる高出力の紫外光パルス発振レーザー(XeClガスの場合は波長308nm,KrFガスの場合は波長254nm)であり、Si膜に対する吸収が大きい波長であるため、Si膜表面部分のみを瞬間的(数10ns)に加熱することが可能である。そのためガラス基板に熱変形等のダメージを与えることが無く、耐熱性の低い安価なガラス基板が利用できるようになり、更にはプラスチック基板を用いることも可能である。
しかし、グリーンレーザーはエキシマレーザーに比べて、多結晶Siに対する光吸収係数が小さいことから、レーザーエネルギーの一部が透過するという特徴があるため、エネルギーの高効率利用の観点で課題がある。
しかし、エキシマレーザーは、上述したように多くの技術的課題を有している。
本発明の技術的ポイントは、基板上に下地層と半導体層が順に二層以上形成させることによって、上層の半導体層に照射されたレーザーエネルギーを、上層の半導体層だけでなく、下層の半導体層にも、エネルギーを与えることにある。これによって、多層構造の半導体薄膜を1度に得るものである。前述した特許文献の中にも、多層構造の半導体薄膜の構造があるが、あくまで上層の半導体層の多結晶化であって、これまで多層の薄膜の結晶化を試みた事例は見当たらない。
より具体的には、可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーは、レーザーのピーク波長が500〜1600nmであることが好ましく、より好ましくは、レーザーは、Nd:YAGレーザー(基本波長:1064nm)の二倍波(波長532nm)であるグリーンレーザーを用いるのがよい。
また、もう一つの狙いは、下層の非結晶Si膜の結晶化であり、結晶化した下層のSi膜を利用することにより付加価値のあるデバイス開発への発展が期待される。結晶化した下層のSi膜は、上層の半導体素子の構成要素に使う補助配線(ゲート、ボディ端子、配線)として利用できる。
基板の裏面からレーザーを照射できるとなると、下層の半導体膜の特質を制御しておくことで(例えば、水素を多く含有させておく。)、レーザーを照射することによって、下層の半導体薄膜の部分において容易に剥離されることにより、ガラス基板から独立して半導体薄膜を得ることができるのである。
基板がガラス基板などの透明絶縁体基板である場合、基板の裏面から可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射できるからである。
また、上層と下層の利用用途を反転させて、上述した多層半導体膜において、下層の半導体膜を能動層、上層の半導体膜を熱浴若しくは補助配線(ゲート、ボディ端子、配線)に用いたことを特徴とする。
同時に結晶化される多層半導体膜を効率よく利用することにより付加価値のあるデバイス開発への発展が図れることとなる。
また、本発明のレーザーアニール装置は、基板上に下地層と半導体層が少なくとも各二層形成された半導体素子に対して、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させ、その後、基板の裏面から前記レーザーを照射して、上層の半導体膜を剥離することにより、半導体薄膜を形成させることを特徴とする。
さらに、本発明のレーザーアニール装置は、基板の表裏両面に下地層と半導体層が形成された半導体素子に対して、基板の表裏の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させることを特徴とする。
これらのレーザーの特徴は上述したものと同様であり、レーザーが有するエネルギーが、上層の半導体膜で全て吸収されるのではなく、下層の半導体膜にも吸収されるエネルギーの大きさであることが好ましく、また、レーザーのピーク波長が500〜1600nmであることが好ましく、より具体的にはグリーンレーザーであることが更に好ましい。
また、本発明の半導体素子の製造方法は、基板上に下地層と半導体層とを順に積層させた半導体素子の製造方法であって、基板上に下地層と半導体層を少なくとも各二層形成する工程と、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射する工程と、多層半導体膜を同時に結晶化させた後に前記基板の裏面から前記レーザーを照射する工程と、上層の半導体層の半導体膜を剥離する工程とを備えたことを特徴とする。
更に、基板の表裏両面に下地層と半導体層が形成された半導体素子の製造方法であって、基板の表裏の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させることを特徴とする。
これらのレーザーの特徴は上述したものと同様であり、レーザーの有するエネルギーが、上層の半導体膜で全て吸収されるのではなく、下層の半導体膜にも吸収されるエネルギーの大きさであることが好ましく、また、レーザーのピーク波長が500〜1600nmであることが好ましく、より具体的にはグリーンレーザーであることが更に好ましい。
上層以外の下層の微結晶化するSi膜も有効的に利用することにより、高品質な上層の多結晶Si膜と合わせて、新規なデバイス開発が行えるといった効果もある。
ガラス基板上に酸化シリコンを下地層として積層し、次いで、Si半導体層を順に積層する実施例について説明する。また、可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーとしてはグリーンレーザーを用いる。
グリーンレーザーは、その波長(532nm)が結晶Siに対して大きい透過性を持つため、半導体薄膜の製造過程で、一度上層の非晶質Siが結晶化してしまうと、そこに照射されたグリーンレーザー光の大部分は透過してしまうこととなる。
このグリーンレーザー光を高効率に利用すべく、本発明では、上層のSi膜の下部に、間に酸化シリコン層を挟み、もう一層Si膜を形成する。
そのようにすることで、上層のSi膜を透過したグリーンレーザー光を、下層のSi膜に吸収させ、それにより生じる発熱によって、上層のSiの横方向の結晶化の促進および結晶粒界・欠陥の改質を図り、さらには結晶化レーザーエネルギーの低減を目指すのである。これがグリーンレーザーアニールを用いた結晶化におけるSi薄膜の二層構造化の狙いである。
図1に示されるように、Si薄膜を二層構造化することにより、上層のSi膜を透過したグリーンレーザー光を下層のSi膜が吸収することにより生じる発熱によって、上層の多結晶Siの横方向の結晶化の促進および結晶粒界・欠陥の改質を図ることができるのである。
ここで、二層構造Si薄膜において、下層のSi膜を1層目Si膜、上層のSi膜を2層目Si膜と呼ぶことにする。以下では、二層構造poly−Siとは、GLA結晶化された二層構造Si薄膜の2層目の多結晶Si膜を指すこととする。
また、一層構造poly−SiとはGLA結晶化された一層構造Si薄膜を指すこととする。
図4にGLA結晶化した二層構造Si薄膜を用いた薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)の断面模式図を示す。
図5に結晶化レーザーエネルギー密度を変えていったときの二層構造poly−SiのSEM(Scanning Electron Microscope、走査型電子顕微鏡)像およびAFM(Atmic Force Microscope,原子間力顕微鏡)像を示す。二層構造poly−Siの表面SEM像を示す。SEM観察前にサンプル表面はセコエッチングされている。
SEM像より、レーザーエネルギー密度が449mJ/cm2のときまでは二層構造poly−Siの結晶粒径は200〜300nm程度で変化しないが、473mJ/cm2のときには約2μm間隔で並ぶSiの隆起が観察され、結晶粒径も500nm以上になる。
ここで特筆すべき点は、結晶化のレーザーエネルギー密度が一層構造Si薄膜の結晶化よりも約3割低減できていることと、成長した結晶粒はスキャン方向に長くなるばかりではなく、スキャン方向に垂直な方向にも大きく成長していることである。これは1層目非晶質Si膜が2層目Si膜を透過したレーザー光を吸収・発熱することにより、レーザー光を吸収して発熱・溶融した2層目Si膜の溶融時間が延長したことによるものといえる。
GLA結晶化においてSi膜を二層構造化することにより、結晶化レーザーエネルギーを低減でき、かつ粒径の大きな多結晶Si膜を成長させることに成功したといえる。
今まで異方性を帯びていた多結晶Siが、この結晶化エネルギー条件で等方性を帯びるようになり、これは薄膜トランジスタを作製した場合、その薄膜トランジスタ特性のチャネル方向依存性が低減されていることが期待されることになる。
次に、結晶化後の1層目Siの結晶性について説明する。1層目Siの評価は、2層目Siをフッ硝酸で、中間の酸化シリコンをBHF(Bufferd Hydrofloric Acid、緩衝フッ酸溶液)でウェットエッチングした後に評価を実施した。
図8に1層目Siの表面SEM像を示す。Si表面はセコエッチングされている。これより結晶化レーザーエネルギー密度が449mJ/cm2のときまでは、1層目Siはほとんど結晶化していないことがわかる。すなわち、大部分が非晶質Siの状態であったため、セコエッチングした際にすべてエッチングされてしまい、SEM観察ができなかった。
結晶化レーザーエネルギー密度が大きくなり473mJ/cm2、496mJ/cm2になると、1層目Siは微結晶Siになりセコエッチングしても結晶が残り、SEM観察することができた。これは、2層目多結晶Siを透過したレーザー光が1層目の非晶質Siを微結晶化するのに十分なエネルギーを持っていたためによると考えられる。その1層目の微結晶化の際の発熱が2層目の結晶化を促進したと思われ、2層目Siが大粒径の多結晶Siに成長するためには少なくとも2層目Siを透過したレーザー光が1層目を微結晶化するのに必要なエネルギーを有していなくてはならないことが理解される。
図10(1)に二層構造poly−Siを用いて作製された薄膜トランジスタ(TFT)の伝達特性を、図10(2)に一層構造poly−Siを用いて作製されたTFTの伝達特性をそれぞれ示す。結晶化エネルギー条件は二層構造poly−Siは473mJ/cm2、一層構造poly−Siは591mJ/cm2である。
ここで、TFTのチャネル方向がレーザースキャン方向に平行なものをスキャン方向平行、チャネル方向がレーザースキャン方向に垂直なものをスキャン方向垂直と以下指すこととする。
上記2つのTFTはスキャン方向平行である。これより二層構造poly−Siを用いて作製されたTFTの方が大きい移動度を有していることがわかる。
これらから、二層構造化したSi膜を用いて結晶化した多結晶SiがTFTに応用できることが理解できよう。
これらの伝達特性の移動度はともに300cm2/Vsを超えており、飽和領域の伝達特性のドレイン電流の立ち上がりの電圧が線形領域のそれとほぼ同じであり、非常に良好な特性を示していることが理解される。
これは、結晶化エネルギーが大きくなるにつれて結晶粒径が大きくなり、結晶性が良い領域にチャネルが位置するようなTFTではこのような良好な伝達特性が得られるものと考えられる。
これは、この結晶化レーザーエネルギー密度で結晶化された二層構造poly−Siの表面SEM像、AFM像から分かるように、多結晶Siの結晶粒形状や表面状態が等方的であり、また局所的に2μmを超える大粒径の結晶粒が成長しているためであると考えられる。
また、レーザーエネルギー依存性は特に確認されなかった。これは、すなわち二層構造poly−Siを用いたTFTのS値は多結晶Siの粒径に依存していないということであり、結晶粒界の性質がエキシマレーザーアニールにより結晶化された多結晶Siや一層構造poly−Siとは異なり、そこに位置する電子のトラップ準位が1層目Siの発熱による2層目多結晶Siの結晶粒界の改質効果により十分に低減されているものと考えられる。
これは、図14(2)に示されるように、一層構造poly−Siでは電流の流れる方向がスキャン方向に垂直な方向のシート抵抗が、結晶化レーザーエネルギーの増大に対して変化しないことと対照的であり、これも1層目Siの発熱による2層目多結晶Siの結晶粒界に対する改質効果により、粒界に位置するキャリアのトラップ準位が低減されていることによるものと考えられる。
Claims (21)
- 基板上に下地層と半導体層とが順に積層された半導体素子であって、基板上に下地層と半導体層が少なくとも各二層形成され、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーが照射されることにより、多層半導体膜が同時に結晶化されることを特徴とする半導体素子。
- 前記基板の裏面から前記レーザーが照射され、上層の半導体膜が剥離されることにより、半導体薄膜が形成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
- 基板の表裏両面に下地層と半導体層が形成され、基板の表裏の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーが照射されることにより、多層半導体膜が同時に結晶化されることを特徴とする半導体素子。
- 前記レーザーが有するエネルギーが、上層の半導体膜で全て吸収されるのではなく、下層の半導体膜にも吸収されるエネルギーの大きさであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体素子。
- 前記レーザーのピーク波長が500〜1600nmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体素子。
- 前記レーザーがグリーンレーザーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体素子。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体素子の多層半導体膜において、上層の半導体膜を能動層、下層の半導体膜を熱浴若しくは補助配線(ゲート、ボディ端子、配線)に用いたことを特徴とする薄膜トランジスタ。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の半導体素子の多層半導体膜において、下層の半導体膜を能動層、上層の半導体膜を熱浴若しくは補助配線(ゲート、ボディ端子、配線)に用いたことを特徴とする薄膜トランジスタ。
- 前記基板の裏面から前記レーザーを照射することにより、下層の半導体膜が結晶化されたことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
- 基板上に下地層と半導体層が少なくとも各二層形成された半導体素子に対して、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させることを特徴とするレーザーアニール装置
- 基板上に下地層と半導体層が少なくとも各二層形成された半導体素子に対して、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させ、その後、基板の裏面から前記レーザーを照射して、上層の半導体膜を剥離することにより、半導体薄膜を形成させることを特徴とするレーザーアニール装置。
- 基板の表裏両面に下地層と半導体層が形成された半導体素子に対して、基板の表裏の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させることを特徴とするレーザーアニール装置。
- 前記レーザーが有するエネルギーが、上層の半導体膜で全て吸収されるのではなく、下層の半導体膜にも吸収されるエネルギーの大きさであることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のレーザーアニール装置。
- 前記レーザーのピーク波長が500〜1600nmであることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のレーザーアニール装置。
- 前記レーザーがグリーンレーザーであることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のレーザーアニール装置。
- 基板上に下地層と半導体層とを順に積層させた半導体素子の製造方法であって、基板上に下地層と半導体層を少なくとも各二層形成する工程と、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射する工程とを備え、多層半導体膜を同時に結晶化させることを特徴とする半導体素子の製造方法。
- 基板上に下地層と半導体層とを順に積層させた半導体素子の製造方法であって、基板上に下地層と半導体層を少なくとも各二層形成する工程と、上層の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射する工程と、多層半導体膜を同時に結晶化させた後に前記基板の裏面から前記レーザーを照射する工程と、上層の半導体層の半導体膜を剥離する工程とを備えたことを特徴とする半導体素子の製造方法。
- 基板の表裏両面に下地層と半導体層が形成された半導体素子の製造方法であって、基板の表裏の半導体層に可視光領域若しくは赤外領域にピーク波長を有するレーザーを照射して、多層半導体膜を同時に結晶化させることを特徴とする半導体素子の製造方法。
- 前記レーザーが有するエネルギーが、上層の半導体膜で全て吸収されるのではなく、下層の半導体膜にも吸収されるエネルギーの大きさであることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
- 前記レーザーのピーク波長が500〜1600nmであることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
- 前記レーザーがグリーンレーザーであることを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載の半導体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077157A JP5211294B2 (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 半導体素子,薄膜トランジスタ,レーザーアニール装置,並びに半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006077157A JP5211294B2 (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 半導体素子,薄膜トランジスタ,レーザーアニール装置,並びに半導体素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007258234A true JP2007258234A (ja) | 2007-10-04 |
JP5211294B2 JP5211294B2 (ja) | 2013-06-12 |
Family
ID=38632201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006077157A Active JP5211294B2 (ja) | 2006-03-20 | 2006-03-20 | 半導体素子,薄膜トランジスタ,レーザーアニール装置,並びに半導体素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5211294B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188381A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Toppoly Optoelectronics Corp | ポリシリコン層及び微細結晶シリコン層を有する2重活性層構造、その製造方法及びこれを使用する装置 |
JP2013069769A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Ulvac Japan Ltd | Tft基板の製造方法およびレーザーアニール装置 |
WO2019150549A1 (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 株式会社日本製鋼所 | レーザ処理装置、レーザ処理方法及び半導体装置の製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02109319A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-23 | Nec Corp | 薄膜soiの形成方法 |
JPH02260456A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH0335551A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-15 | Kyocera Corp | 半導体膜及びその形成方法 |
JPH07106246A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | Kyocera Corp | 多結晶シリコン薄膜の形成方法 |
JPH11312811A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-11-09 | Seiko Epson Corp | 薄膜デバイスの剥離方法、薄膜デバイスの転写方法、薄膜デバイス、アクティブマトリクス基板および液晶表示装置 |
JP2005056971A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Advanced Display Inc | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 |
-
2006
- 2006-03-20 JP JP2006077157A patent/JP5211294B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02109319A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-23 | Nec Corp | 薄膜soiの形成方法 |
JPH02260456A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JPH0335551A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-15 | Kyocera Corp | 半導体膜及びその形成方法 |
JPH07106246A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | Kyocera Corp | 多結晶シリコン薄膜の形成方法 |
JPH11312811A (ja) * | 1998-02-25 | 1999-11-09 | Seiko Epson Corp | 薄膜デバイスの剥離方法、薄膜デバイスの転写方法、薄膜デバイス、アクティブマトリクス基板および液晶表示装置 |
JP2005056971A (ja) * | 2003-08-01 | 2005-03-03 | Advanced Display Inc | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009188381A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Toppoly Optoelectronics Corp | ポリシリコン層及び微細結晶シリコン層を有する2重活性層構造、その製造方法及びこれを使用する装置 |
JP2013069769A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Ulvac Japan Ltd | Tft基板の製造方法およびレーザーアニール装置 |
WO2019150549A1 (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 株式会社日本製鋼所 | レーザ処理装置、レーザ処理方法及び半導体装置の製造方法 |
US11813694B2 (en) | 2018-02-02 | 2023-11-14 | Jsw Aktina System Co., Ltd | Laser processing apparatus, laser processing method, and method for manufacturing semiconductor apparatus |
US12090570B2 (en) | 2018-02-02 | 2024-09-17 | Jsw Aktina System Co., Ltd | Laser processing apparatus, laser processing method, and method for manufacturing semiconductor apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5211294B2 (ja) | 2013-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI402989B (zh) | 形成多晶矽薄膜之方法及使用該方法以製造薄膜電晶體之方法 | |
JP4577114B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法および表示装置の製造方法 | |
WO2001097266A1 (fr) | Procede de production d'un dispositif a semi-conducteur en couche mince | |
JP5508535B2 (ja) | 半導体薄膜の形成方法、半導体装置、半導体装置の製造方法、基板及び薄膜基板 | |
JP4169073B2 (ja) | 薄膜半導体装置および薄膜半導体装置の製造方法 | |
JP2007220918A (ja) | レーザアニール方法、薄膜半導体装置及びその製造方法、並びに表示装置及びその製造方法 | |
JP2007035812A (ja) | 多結晶シリコン膜の製造方法および薄膜トランジスタ | |
KR101133827B1 (ko) | 박막 트랜지스터의 제조 방법 및 박막 트랜지스터 | |
JP5211294B2 (ja) | 半導体素子,薄膜トランジスタ,レーザーアニール装置,並びに半導体素子の製造方法 | |
JP4290349B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2006295117A (ja) | 多結晶シリコン薄膜の製造方法、及びこれを有する薄膜トランジスタの製造方法 | |
JP2011165717A (ja) | 表示装置及び表示装置の製造方法 | |
JP5232360B2 (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2005064453A (ja) | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 | |
TWI228832B (en) | Structure of LTPS-TFT and fabricating method of channel layer thereof | |
WO2004066372A1 (ja) | 結晶化半導体素子およびその製造方法ならびに結晶化装置 | |
JP2006295097A (ja) | 結晶化方法、薄膜トランジスタの製造方法、被結晶化基板、薄膜トランジスタおよび表示装置 | |
JP4239744B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
CN105742370A (zh) | 低温多晶硅薄膜晶体管及其制备方法 | |
JP2006261182A (ja) | 薄膜半導体装置の製造方法 | |
KR101054798B1 (ko) | 다결정 실리콘 박막 트랜지스터 및 그 제조방법 | |
Morikawa et al. | 33.3: Comparison of Poly‐Si TFT Characteristics Crystallized by a YAG2ω Laser and an Excimer Laser | |
JP4524413B2 (ja) | 結晶化方法 | |
JP2008311494A (ja) | 結晶性半導体膜の製造方法、及び、レーザー装置 | |
JP2010114472A (ja) | 結晶化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20090810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120501 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120924 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5211294 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |