JP2007257099A - 生体情報登録装置、システム、及び方法 - Google Patents

生体情報登録装置、システム、及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007257099A
JP2007257099A JP2006077976A JP2006077976A JP2007257099A JP 2007257099 A JP2007257099 A JP 2007257099A JP 2006077976 A JP2006077976 A JP 2006077976A JP 2006077976 A JP2006077976 A JP 2006077976A JP 2007257099 A JP2007257099 A JP 2007257099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biometric information
unit
biometric
administrator
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006077976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4764751B2 (ja
Inventor
Hisao Ogata
日佐男 緒方
Atsuhiro Imaizumi
敦博 今泉
Eiji Makimoto
英二 巻本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority to JP2006077976A priority Critical patent/JP4764751B2/ja
Publication of JP2007257099A publication Critical patent/JP2007257099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4764751B2 publication Critical patent/JP4764751B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】
ICカードへの生体情報登録処理において、管理者が利用者に発行するICカードに管理者自身の生体情報を不正に登録ようとすると、それを防止するのは極めて困難である。
【解決手段】
利用者に生体認証に対応したICカードを発行する際、事前に登録しておいた管理者のテンプレートと新たに取得した利用者の生体特徴量とを照合し、一致しなかったときに利用者の生体特徴量をテンプレートとしてICカードに登録して発行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、本人確認に用いられる生体情報を登録する生体情報登録装置、システム、及び方法に関する。
金融機関における預金の引き出しやインターネットを用いた電子商取引においては、他人の成りすましを防ぐために生体認証を使用した生体認証装置が提案されている。
近年本人確認の手段として、ICカードに代表される携帯用電子媒体を用いた生体認証システムが導入されている。ICカードは、磁気ストライプカードと比較しカードの複製が困難になると共に、内部情報が容易に盗難されないという安全性も確保できる。加えて、カード内部に格納できる情報量を飛躍的に増大できる。指紋や静脈等の生体情報をICカードに保持し、その照合による生体認証技術として、特許文献1、2がある。
特許文献1には、指紋による個人識別システムが記載されている。この技術は事前にICカードに利用者の指紋を記憶しておき、その事前に記憶しておいた指紋と認証時に得る指紋とをICカード内で照合することで本人確認を実施するものである。
特許文献2には、携帯電子装置及び生体情報を用いた個人認証方法が記載されている。この技術は事前にICカードなどの携帯電子装置に登録データ(生体情報の特徴量)を記憶しておき、登録データと認証時に得る特徴データ(生体情報の特徴量)とをICカード内で照合することで本人確認を実施するものである。
特開昭61−199162号公報 特開平10−312459公報
しかし、上記の特許文献1、2を始めとする生体認証処理システムはいずれも生体情報登録装置の管理者が適切な登録処理をすることが前提であり、悪意を持った登録管理者の不正登録を防止するのは極めて困難である。例えば、管理者が利用者から生体認証対応のICカードの新規発行希望を受け付ける場面を想定してみる。ICカードへの生体情報登録処理において、管理者が利用者に発行するICカードに管理者自身の生体情報を不正に登録しようとすると、それを防止するのは極めて困難である。
本発明の目的は、生体情報登録装置の管理者が携帯用電子媒体に生体情報を登録する際に、管理者自身の生体情報を不正に登録できないようにすることである。
利用者に生体認証に対応したICカードを発行する際、事前に登録しておいた管理者のテンプレートと新たに取得した利用者の生体特徴量とを照合し、一致しなかったときに利用者の生体特徴量をテンプレートとしてICカードに登録して発行する。
本発明により、生体情報登録装置の管理者が不正に管理者自身の生体情報を他人の携帯用電子媒体に登録するのを未然に防ぐことができる。また、管理者は常に他人の生体情報しか登録できないので、確実に利用者の生体情報をICカードに登録できる信頼性の高い生体情報システムを実現することができる。
以下に本発明の実施に好適な実施形態の例を詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、金融機関の営業店においてオペレータ(窓口担当者)がICカードに利用者の生体情報を登録する生体情報登録処理を中心に説明する。ここで、生体情報とは本人であることを示す本人固有の情報であり、指静脈、掌(てのひら)静脈、指紋、虹彩、顔など様々なものを含むが、ここでは指静脈を例に挙げて説明する。利用者は金融機関、コンビニエンスストア等に設置された現金自動取引装置(ATM)において、この生体情報登録処理を経て得たICカードを用いて、生体認証を実施して取引を行うことができる。また、生体情報とは個人を特定するために有効な生体特徴量も含むものとする。
なお、ICカードに事前に登録しておく(生体認証時に参照される)生体特徴量を以下では「テンプレート」とも呼ぶ。テンプレートを登録しておく媒体はICカードに限らず、RFIDタグなど携帯可能な電子的媒体であれば、任意の媒体で良い。
図1は生体情報の登録に用いる生体情報登録処理システム構成図の例である。
生体情報登録システムは、生体情報登録/認証装置101と、この生体情報登録/認証装置101を制御する登録用端末装置104とにより構成される。本システムは大きくは登録装置と端末装置とに分けられ、無線/有線により各々接続されている。生体情報登録/認証装置101は生体情報を読み取る生体情報読取部102、ICカードに記憶している情報に対し読み書き機能を有するICカード装置103、を備えている。登録用端末装置104は、CRTや液晶ディスプレイなどで構成され、操作案内を表示する表示部105、キーボード、マウスなどで構成され、窓口担当者の入力操作を受け付ける操作部106、を備えている。なお、表示部105と操作部106を合わせて操作部と呼んでも良い。
このシステムは金融機関のオペレータが登録用端末装置104を操作して、利用者用ICカードに利用者の生体情報を登録するものである。具体的には、窓口担当者が、表示部105に表示される種々のメニューの中から操作部106により実施したい処理を選択入力し、生体情報の登録の他、金融機関における様々な処理を実施する。
オペレータのうち、特に生体情報の登録作業を担当する者を管理者と呼ぶことにする。なお、このシステムでは管理者の情報を登録する管理者用ICカード107と、利用者の情報を登録する利用者用ICカード108と、の2つのICカードを用いている。
図2は生体情報登録/認証装置101と管理者用ICカード107(利用者用ICカード108)のブロック図の例である。
生体情報登録/認証装置101は、生体情報登録/認証装置101全体を制御するCPU201、様々な情報を記憶する記憶部202、生体情報読取部102、ICカード装置103、及び登録用端末装置104と接続するインターフェースであるI/Oデバイス203、により構成される。
記憶部202は、主に各種プログラムや暗号鍵を記憶する領域であって、記憶してあるデータの書き換えが不可能なROM210と、主にデータを記憶する領域であって、記憶したデータの書き換えが可能なRAM220とに分けられる。ここでは、ROM210、RAM220として説明するが、それぞれハードディスク、種々の半導体メモリによる構成でも良い。
ROM210は、生体情報登録/認証装置101全体を制御する全体制御プログラム211、I/Oデバイス203を制御するI/Oデバイス制御プログラム212、生体情報に関する登録処理、認証処理を実施する登録/認証プログラム213、データの暗号化処理、復号化処理を実施する暗号/復号プログラム214、ICカードへの情報読取処理、書込処理を実施するICカードリードライト制御プログラム215、及びデータを暗号化、復号化するのに用いる暗号鍵216、を備えている。
RAM220は、暗号化したテンプレートを記憶する暗号化テンプレート記憶エリア221、テンプレートを記憶するテンプレート記憶エリア222、生体画像を記憶する生体画像記憶エリア223、生体特徴量を記憶する生体特徴量記憶エリア224、照合結果データを記憶する照合結果データ記憶エリア225、暗号化した照合結果データを記憶する暗号化照合結果データ記憶エリア226、特性データを記憶する特性データ記憶エリア227、各種プログラムを実行するため展開場所として用いるプログラムロードエリア228、を備えている。なお、特性データとは例えば指静脈認証の場合、指の傾きなど登録に適した生体特徴量を選択するための基準となるデータである。
生体情報読取部102は、生体画像(指静脈パターン)を取得し、CCDカメラなどで構成される画像センサ(画像取得部)231、指に対し近赤外線を照射する生体取得用照明LED(生体照射部)232、とを備えている。
ICカード装置103は、ICカードへの情報読取処理、書込処理機能を有するICカードリードライト部241、ICカード105と接続するのに必要な接点端子242を備えている。なお、このICカード装置103を単にリードライト部と呼んでも良い。
管理者用ICカード107、利用者用ICカード108は、ICカード全体を制御するCPU251、生体情報に関連するデータや金融取引に係るプログラム等を記憶する記憶部252、生体情報登録/認証装置101と接続するするのに必要な接点端子253とを備えている。なお、ICカード装置103とICカードとを接点端子による接触式に限らず、非接触式でも構成できる。また、管理者用ICカード107、利用者用ICカード108ともにハード的には同じ構成をとっている。
なお、CPU201がプログラムを実行する際には各プログラムをプログラムロードエリア228に展開して行っているので、それらの構成をまとめて制御部と称すこともできる。
図3は登録用端末装置のブロック図の例である。
登録用端末装置104は、登録用端末装置104全体を制御するCPU301、様々な情報を記憶する記憶部302、表示部105、操作部106、及び生体情報登録/認証装置101と接続するインターフェースであるI/Oデバイス303、により構成される。
記憶部302は、主に各種プログラムを記憶する領域であって、高速アクセスが可能なHDD310と、暗号鍵を記憶する領域であって、記憶してあるデータの書き換えが不可能なROM320と、主にデータを記憶する領域であって、記憶したデータの書き換えが可能なRAM330とに分けられる。
HDD310は、登録用端末装置104全体を制御する全体制御プログラム311、I/Oデバイス303を制御するI/Oデバイス制御プログラム312、登録や認証に関する様々な処理を実施する業務アプリケーションプログラム313、生体情報登録/認証装置を制御する生体情報登録/認証装置制御プログラム314、データの暗号化処理、及び復号化処理を実施する暗号/復号プログラム315、を備えている。
ROM320は、データの暗号化、復号化するのに用いる暗号鍵321を備えている。
RAM330は、照合結果データを記憶する照合結果データエリア331、暗号化した照合結果データを記憶する暗号化照合結果データエリア332、管理者のIDを記憶する管理者IDテーブル333、各種プログラムを実行するため展開場所として用いるプログラムロードエリア334、を備えている。
なお、CPU301がプログラムを実行する際には各プログラムをプログラムロードエリア334に展開して行っているので、それらの構成をまとめて制御部と称すこともできる。
生体情報登録/認証装置101、登録用端末装置104両方において、プログラムは全てそれぞれに備えられているROMに記憶しておき、実行する際にRAMに一時的に展開する構成をとっている。例えば生体情報読取部102により生体情報を読み取るためICカードリードライト制御プログラム215を実行する場合、ICカードリードライト制御プログラム215をプログラムロードエリア228に展開して実行するのであるが、以下では簡略化のため、この展開の過程を省略して説明する。
また、各種プログラムは全体制御プログラム211、311の命令のもとに稼動するプログラムであるが、以下では簡略化のため、この命令の過程を省略して説明する。
以下では、図4〜6を用いて生体情報の登録処理を説明する。
図4は生体情報登録/認証装置101のCPU201が、又はCPU201からの指示に基づいて各機構、各部(プログラムも含む)が実行する利用者(新規登録希望者)のテンプレート登録処理全体のフローチャート例である。管理者が登録用端末装置104を操作し利用者の生体情報を利用者用ICカード108に登録する過程を説明すると共にその操作に基づく各機構等が実行する処理、制御について説明する。
登録処理は大きく分けて、(1)管理者の本人確認、(2)ICカードへの利用者の生体情報登録、の2つの処理に分けられる。後述のとおり、図4のフローチャートのステップ401〜409で管理者の本人確認を実施し、ステップ410〜413でICカードへの利用者の生体情報登録処理を実施する。
前半部分の(1)管理者の本人確認について説明する。登録用端末装置104は表示部105にメニュー画面(登録、認証、変更、終了などの処理の選択を案内する画面)を表示し、窓口担当者の入力操作を操作部106により受け付ける。表示された取引項目の中から「登録」が操作部106によって選択されると、登録用端末装置104は表示部105に登録処理に関するメニュー画面(管理者本人確認、利用者の生体情報登録、終了などの処理の選択を案内する画面)を表示し、窓口担当者の入力操作を操作部106により受け付ける。表示された取引項目の中から「管理者本人確認」が操作部106によって選択されると、登録用端末装置104のCPU301は業務アプリケーションプログラム313、生体情報登録/認証装置制御プログラム314を実行し、生体情報登録/認証装置101に管理者本人確認処理開始の指示を出す。管理者本人確認処理開始の指示を受けたCPU201は登録/認証処理プログラム213を実行し、管理者本人確認処理を実施する。
なお、ここでの指示は、I/Oデバイス制御プログラム312の実行によりI/Oデバイス303が起動され、それとともに生体情報登録/認証装置101のI/Oデバイス制御プログラム212も実行されI/Oデバイス203が起動される、といった過程で行われる。このようにI/Oデバイス制御プログラム212、312は相互に接続してデータの送受信を行う。
CPU301は登録用端末装置104の表示部105にICカード装置103に管理者ICカード107を挿入するよう案内を表示する。CPU201は管理者により管理者用ICカード107がICカード装置103に挿入されるとそれを検知する(ステップ401)。ここで管理者用ICカード107の接点端子253とICカード装置103の接点端子242を接触させ、生体情報登録/認証装置101と管理者ICカード107との接続を行う。
ステップ401の後に、管理者IDのマッチング(照合処理)を実施する(ステップ402)。ICカードリードライト部241により、管理者用ICカード107の記憶部252から管理者IDを読み取って、その管理者IDと、予め登録用端末装置104の管理者IDテーブル333に記憶しておいた管理者IDとの照合を実施する(ステップ403)。ここで、一致していなければ登録処理を中止する(ステップ404)。ステップ404の後、管理者用ICカード107をICカードリードライト部241から排出する(ステップ405)。
なお、管理者は1人存在する形式でも、複数存在する形式でも良い。1つの装置に対し複数人の管理者を設定しておく場合には管理者IDテーブル333に複数人分のIDを記憶する。管理者を1人だけ設定する形式ならば、記憶容量が少なくてすむので管理が簡単になる。それに対し、管理者を複数人設定する形式ならば、ある1人の管理者が不在のときでも他の者が装置を使用できるので便利である。
一方、ステップ403で2つの管理者IDが一致していれば、次に管理者の生体認証処理を実施する(ステップ406)。この生体認証処理は管理者IDによる本人確認に続いて、2度目の本人確認である。IDと生体認証という2つの異なる種類の本人確認を実施することで、管理者の本人確認を正確に実施できる。生体認証処理については、図5にて後述する。
CPU201は管理者の生体認証が成功したか否かを判断する(ステップ407)。生体認証処理が成功でなかった場合は、生体認証の実施回数をカウントし、実施回数が規定回数内であれば(ステップ408)、ステップ406に戻り、再び管理者の生体情報を取得して生体認証を実施する。一方、実施回数が規定回数を超えていれば、登録を中止する(ステップ404)。ステップ404の後、管理者ICカード107をICカードリードライト部241から排出する(ステップ405)。なお、ここでいう成功とは、照合が実施できたか否かを指すのではなく、2つの生体情報(登録データと認証データ)の特徴が所定値以上一致していることを指す。
それに対し、ステップ407で照合結果が成功であった場合には、管理者ICカード107をICカードリードライト部241から排出して(ステップ409)、ステップ410以後の利用者の生体特徴量登録作業へと進む。なお、ステップ406の管理者生体認証処理で管理者ICカード107から読み取った(取得した)管理者のテンプレートを生体情報登録/認証装置101に記憶しておくことが本発明のポイントになり、以下の説明では生体情報登録/認証装置101側に記憶した例で説明する。しかしながら、後述のとおり管理者のテンプレートを登録用端末装置104側に記憶させて、登録用端末装置104側で照合する態様であっても良い。
これで、前半部分の『(1)管理者の本人確認』が終了する。これから、後半部分の『(2)ICカードへの利用者の生体情報登録』について説明する。
登録用端末装置104は表示部105に登録処理に関するメニュー画面(案内画面)を表示し、窓口担当者の入力操作を操作部106により受け付ける。表示された取引項目の中から「利用者の生体情報登録」が操作部106によって選択されると、登録用端末装置104のCPU301は業務アプリケーションプログラム313、生体情報登録/認証装置制御プログラム314を実行し、生体情報登録/認証装置101に利用者の生体情報登録処理開始の指示を出す。利用者の生体情報登録処理開始の指示を受けたCPU201は登録/認証処理プログラム213を実行し、利用者の生体情報登録処理を実施する。このように登録用端末装置104の制御部は登録案内の機能を有している。
CPU301は登録用端末装置104の表示部105に生体情報登録/認証装置101に利用者用ICカード108を挿入するよう案内を表示する。管理者により利用者用ICカード108がICカード装置103に挿入されるとCPU201はそれを検知する(ステップ410)。ここで利用者用ICカード108の接点端子253とICカード装置103の接点端子242を接触させ、生体情報登録/認証装置101と管理者ICカード108との接続を行う。
ステップ410の後に、利用者の生体特徴量登録処理を実施する(ステップ411)。利用者の生体特徴量登録処理については、後ほど図6にて詳述する。生体特徴量登録処理が終わると、利用者用ICカード108をICカードリードライト部241から排出しする(ステップ412)。
ステップ412の後に、管理者の暗号化テンプレート、生体画像、生体特徴量、利用者の生体画像、生体特徴量、特性データ(図6にて詳述)を消去し(ステップ413)、登録処理全体が終了する。ここで消去するのは以上のデータで、管理者のテンプレートは生体情報登録/認証装置101に記憶しておき、次回の生体情報登録処理に利用する。
これにより同じ管理者が連続して生体情報登録処理を行う場合には、管理者は同一人物であるのだから本人確認を実施する必要はなくなる。よって、前半部分の『(1)管理者の本人確認』ステップ401〜409を省略し、『(2)ICカードへの利用者の生体情報登録』ステップ410〜413を実施すればよいので、処理の時間が短くて済む利点がある。もちろん管理者のテンプレートを永久的に残す必要はなく、長時間使用しないので生体情報登録/認証装置101の電源を落としておくような場合、営業店での登録業務が終了する場合、別の管理者に交代する場合などに消去するのが望ましい。
なお、このフローチャートでは管理者IDの照合処理の後に管理者の生体認証処理を実施しているが、この処理の順番を逆にしても良いし、管理者IDの照合処理を省略し生体認証処理のみを実施する構成にしても良い。
図5を用いて、図4のステップ406に相当する、上述の『(1)管理者の本人確認』のうち、「管理者の生体認証処理」を詳しく説明する。CPU201はICカードリードライト制御プログラム215を実行する。管理者用ICカード107の記憶部に格納されている暗号化されたテンプレートを、ICカードリードライト部241により読み取り、暗号化テンプレート記憶エリア221に記憶する(ステップ501)。ここで記憶するテンプレートとはICカードに登録済のテンプレート全てを指し、通常複数存在する。例えば、指静脈情報であれば左右の手に5本ずつで計10個の指静脈情報、掌静脈情報であれば左右の手2つで計2個の掌静脈情報を登録しなければならない。なぜならば1個でも管理者の生体情報との比較漏れがあると、比較漏れしてしまった管理者の生体情報を利用者用ICカード108に不正登録してしまう可能性があるからである。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は暗号化テンプレート読み取りの機能を有している。
次にCPU201は暗号/復号プログラム214を実行する。暗号化テンプレート記憶エリア221から暗号化テンプレートを読み出し、暗号鍵216を用いて暗号化テンプレートを復号化した後、作成した管理者のテンプレートをテンプレート記憶エリア222に記憶する(ステップ502)。このように生体情報登録/認証装置101の制御部はテンプレート復号化、テンプレート読み取りの機能を有している。
CPU301は、表示部105に管理者の登録済の指を生体情報読取部102にかざすよう案内を表示する。それに応じて、管理者は指をかざす。
CPU201は、登録/認証プログラム213を実行し、生体情報読取部102に生体情報読取開始の指示を出す。なお、後述のステップ505まではCPU201がこのプログラムを読んで実行する処理である。生体情報読取部102は、画像センサ231の画像取得可能領域に生体(指)がかざされると生体取得用照明LED232により生体(指)に近赤外線を照射し、画像センサ231で生体画像(指静脈パターン)を取得し、生体画像記憶エリア223に記憶する(ステップ503)。要するに生体情報登録/認証装置101の制御部は生体画像取得部としての機能を有している。
次に生体画像記憶エリア223から生体画像を読み出し、生体画像から生体特徴量を抽出し、生体特徴量記憶エリア224に記憶する(ステップ504)。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は生体特徴量を取得(記憶も含めて)する機能、即ち生体特徴量取得部を有している。
そして、事前に記憶しておいた管理者のテンプレートと新たに得た管理者の生体特徴量との照合を実施して照合結果データを作成し、照合結果データ記憶エリア225に記憶する(ステップ505)。この照合は例えば、以下の作業により行う。管理者のテンプレートと新たに得た生体特徴量との距離値を複数回計算し、最も小さい距離値が閾値未満であれば成功、閾値以上であれば失敗(成功でない)と判断する。なお、距離値とは2つの特徴量間の距離を表すものであり、その近さによって認証処理を実施することができる。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は新たに取得した管理者の生体特徴量と、事前に記憶しておいた管理者のテンプレートとの照合を実施する機能を有している。後述するが、制御部は利用者の生体特徴量と上述の管理者のテンプレートとも照合する(ステップ605参照)、という機能も有しており、説明の都合上、前者の照合機能(照合処理)を第1の照合部、後者の照合機能を第2の照合部とも言う。
次に作成した照合結果データを登録用端末装置104に安全に送るため、照合結果データを暗号化する。CPU201は暗号/復合プログラム214を実行する。暗号鍵216
を用いて照合結果データを暗号化した後、作成した暗号化照合結果データを暗号化照合結果データ記憶エリア226に記憶する(ステップ506)。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は照合結果データ読み取り、照合結果データ暗号化の機能を有している。
次にCPU201はI/Oデバイス制御プログラム212を実行する。暗号化照合結果データエリア226から暗号化照合結果データを読み出し、I/Oデバイス203を介して登録用端末装置104に送信する(ステップ507)。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は暗号化照合結果データ読み取りの機能を有している。
一方、CPU301はI/Oデバイス303を介して暗号化照合結果データを受信し、暗号化照合結果データ記憶エリア321に記憶する(ステップ508)。このように登録用端末装置104の制御部は暗号化照合結果データ読み取りの機能を有している。
次にCPU301は暗号/復合プログラム315を実行する。暗号鍵315を用いて暗号化照合結果データを復号化し、それによって作成した照合結果データを照合結果データエリア322に記憶する(ステップ509)。また、照合結果を表示部105に表示する。このように登録用端末装置104の制御部は暗号化照合結果データ復号化、照合結果データ読み取りの機能を有している。
図6を用いて、図4のステップ411であり、上述の『(2)ICカードへの利用者の生体情報登録』を詳しく説明する。データの格納形式については、これまで生体情報登録/認証装置101のRAM220の各種データエリアに対応するデータを格納するとして説明してきたが、図6でも同様にRAM220の各種データエリアに対応するデータを格納するものとする。例えば、図5では管理者の生体画像を記憶するステップがあり、図6では利用者の生体画像を記憶するステップがある。この場合には対象者が異なるが、同じ種類のデータなので、どちらも同じ生体画像記憶エリア223に記憶することになる。
CPU301は、表示部105に登録する指を生体情報読取部102にかざすよう案内を表示する。それに応じて、利用者は登録する指を生体情報読取部102にかざす。
CPU201は、登録/認証プログラム213を実行し、生体情報読取部102に生体情報読取開始の指示を出す。生体情報読取部102は、画像センサ231の画像取得可能領域に生体(指)がかざされると生体取得用照明LED232により生体(指)に近赤外線を照射し、画像センサ231で生体画像(指静脈パターン)を取得し、生体画像記憶エリア223に記憶する(ステップ601)。
次に生体画像取得エリア223から生体画像を読み出し、生体画像から生体特徴量、特性データ(基準データ)を抽出し、それぞれ生体特徴量記憶エリア224、特性データ記憶エリア227に記憶する(ステップ602)。
ここで予め設定された規定数の生体特徴量、特性データを抽出したかを判断する(ステップ603)。規定数分の生体特徴量、特性データが抽出できていなかった場合には、ステップ601に戻り、再び新たに生体画像を取得し、生体特徴量、特性データを抽出する。
それに対して、規定数分の生体特徴量、特性データが抽出できていた場合には、ステップ602で取得した特性データを基に登録に最適な生体特徴量を規定数の生体特徴量の中から選択する(ステップ604)。
次に、選択した利用者の生体特徴量と、テンプレート記憶エリア222に記憶しておいた管理者のテンプレートとの照合を実施する(ステップ605)。ここで選択した生体特徴量と一致する管理者のテンプレートがあるか否かを判断する(ステップ606)。一致するものがあった場合には、登録を中止する(ステップ607)。なお、登録中止となった場合には、登録用端末装置の表示部に不正登録があった旨を表示するほか、警備員などに通達するため図示しない警報装置により警報を発する形態の方が望ましい。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は新たに取得した利用者の生体特徴量と、事前に記憶しておいた管理者のテンプレートとの第2照合を実施する機能を有している。
なお、管理者のテンプレートとは照合に用いた指だけでなく、管理者用ICカード107に記憶されている全ての指のテンプレートとするのが望ましい。管理者の全種類のテンプレートと利用者の生体特徴量を比較することで、管理者の生体情報が利用者用ICカード108に登録されてしまう不正を防ぐことが可能になる。
一方、ステップ606において一致するものがないと判断した場合、即ち上述した距離値が閾値以上のときには、CPU201は暗号/復合プログラム214を実行し、選択した利用者の生体特徴量をテンプレートとして暗号化する(ステップ608)。ここで暗号化まで終了した生体特徴量の数が規定数に達したか否かを調べる(ステップ609)。規定数に達していなければ、ステップ601に戻り、まだ取得していない種類の指の生体特徴量取得を開始する。
それに対し、規定数に達していれば、それまでに取得した規定数分の暗号化したテンプレートを利用者用ICカード108に登録する(記憶部252に記憶する)(ステップ610)。このように生体情報登録/認証装置101の制御部は生体特徴量を利用者用ICカード108に登録する機能を有している。
なお、ここでは生体特徴量をテンプレートとして暗号化してから、生体特徴量数が規定値に達したか否かを調べている。しかし、順番を変えて、生体特徴量数が規定値に達したか否かを調べてから、生体特徴量を暗号化するようにしても良い。
以上のような生体情報登録システムを採用することにより、管理者が自らの生体情報を利用者用ICカードに勝手に管理者の生体情報を登録してしまう不正行為を未然に防ぐことができる。
なお、本実施形態では管理者と利用者の2者による登録処理を説明してきたが、管理者が管理者用ICカードに記憶している管理者テンプレートを書き換えてしまうと、いくらでも管理者用ICカードに不正登録できてしまう問題が生じる。その場合、管理者用ICカードの情報を書き換えることのできる権限を管理者より上位のもの、例えば管理監督者のみに与え、管理者には書き換えできないようにすることでセキュリティが向上する。
また、本実施形態では生体認証処理を生体情報登録/認証装置内で実施する態様で説明してきたが、この処理を登録用端末装置、又はICカードで実施するようにしても良い。そのときは照合などの機能を端末装置やICカードに備える構成にする。
登録用端末装置で実施する場合には、本実施形態と同様の流れで生体認証を実施すればよい。これにより、生体認証に必要なプログラムを無理に生体情報登録/認証装置に設置する必要がなくなり、生体情報登録/認証装置には画像センサやICカード装置を備えるだけの簡素な構成で済む。
ICカードで実施する場合にも、本実施形態と同様の流れで生体認証を実施すればよいが、管理者のテンプレートの記憶場所に関しては注意が必要になる。そこでICカードリードライト部241を少なくとも2つ備え一方に管理者用ICカード、もう一方に利用者用ICカードを入れられるようにする。そして第2照合の際には管理者のテンプレートを生体情報登録/認証装置101には持ち込まず、利用者のICカードにダイレクトに送るようにする。これによりセキュリティが向上する。
また、図4のステップ413のような生体情報消去のタイミングに関しては上記で説明したものの他にも様々な態様が考えられるが、そのうち特に効果の得られる2つの例について説明する。(ア)利用者1人分の生体情報登録が終了する毎に、利用者側のみの生体情報に関するデータを消去し、何回か分の生体情報登録が終了すると、管理者側の生体情報に関するデータを消去する方法。(イ)利用者1人分の生体情報登録が終了する毎に、利用者側のみの生体情報に関するデータを消去し、本人確認実施後または最後の生体情報登録処理終了後一定時間が経過すると、自動的に管理者側の生体情報に関するデータを消去する方法。
(ア)及び(イ)の方法によれば、例えば管理者が休憩などで一時生体情報登録/認証装置のそばを離れてしまったすきに、悪意を持った者が管理者に成りすまして生体情報登録処理を実施しようとする場面で効果を発揮する。いわばスクリーンセイバーのように一定時間が経つと、再度本人確認を実施しなければ生体情報登録処理を実施できなくなる。よって、本人確認実施後または最後の生体情報登録処理終了後から規定時間が経過する、または規定回数分の生体情報登録処理が終了するまでは管理者の本人確認を省略しつつ運用できるので便利である。
なお、(ア)の場合には生体情報登録/認証装置101に、利用者のテンプレートの登録回数を計数するカウンタと、カウンタによって計数された登録回数が予め決められた回数に達すると前記生体特徴量取得部により取得した管理者の生体特徴量及び利用者の生体特徴量を消去する生体情報消去部を備えるようにする。(イ)の場合には生体情報登録/認証装置101に、利用者のテンプレートの登録終了からの経過時間を計測するタイマと、タイマによって計測された経過時間が予め決められた時間に達すると前記生体特徴量取得部により取得した管理者の生体特徴量及び利用者の生体特徴量を消去する生体情報消去部を備えるようにする。
今までの説明では主に管理者の生体情報を管理者が所有する管理者用ICカードに登録しておく方式で説明してきたが、生体情報登録/認証装置に全ての管理者の生体情報を登録してしまう方式も考えられる。しかし、たとえ管理者であっても生体情報登録/認証装置に常に生体情報を置いておくのはセキュリティ上問題があるので、生体情報をICカードに登録して必要になったら逐次ダウンロードする本方式の方がよい。
生体情報登録システム構成図の例。 生体情報登録/認証装置とICカードのブロック図の例。 登録用端末装置のブロック図の例。 登録処理全体のフローチャートの例。 管理者生体認証処理処理のフローチャートの例。 生体特徴量登録処理のフローチャートの例。
符号の説明
101…生体情報登録/認証装置、102…生体情報読取部、103…ICカード装置、104…登録用端末装置、105…表示部、106…操作部、107…管理者用ICカード、108…利用者用ICカード、201…CPU(生体情報登録/認証装置)、202…記憶部(生体情報登録/認証装置)、203…I/Oデバイス(生体情報登録/認証装置)、210…ROM、220…RAM、231…画像センサ、232…生体取得用LED、241…ICカードリードライト部、242…接点端子(生体情報登録/認証装置)、251…CPU(管理者・利用者用ICカード)、252…記憶部(管理者・利用者用ICカード)、253…接点端子(管理者・利用者用ICカード)、301…CPU(登録用端末装置)、302…記憶部(登録用端末装置)、303…I/Oデバイス(登録用端末装置)、310…HDD、320…ROM、330…RAM

Claims (16)

  1. 生体から生体画像を取得する画像センサと、ICカードに記憶されている情報を読み取る、またはICカードに情報を書き込むリードライト部と、制御部とを備えた生体情報登録装置と、
    操作案内の表示、または入力操作を受け付ける操作部を備えた端末装置と、
    を有し、認証に用いる生体情報を登録する生体情報登録システムにおいて、
    前記生体情報登録装置の前記制御部は、
    前記画像センサにより取得した生体画像から生体特徴量を抽出する生体特徴量取得部と、
    前記リードライト部により管理者用ICカードに予め記憶されたテンプレートを読み取って記憶するテンプレート読取部と、
    前記端末装置からの管理者生体情報照合命令に基づき、前記生体特徴量取得部により取得した管理者の生体特徴量と、前記テンプレート読取部により取得した管理者のテンプレートとを照合した照合結果データを得る第1照合部と、
    前記端末装置からの利用者生体情報登録命令に基づき、前記生体特徴量取得部により取得した利用者の生体特徴量と、前記テンプレート読取部により取得した前記管理者のテンプレートとを照合する第2照合部と、
    前記第2照合部による照合の結果、前記利用者の生体特徴量と前記管理者のテンプレートとが不一致と判断されたときに、前記リードライト部により利用者用ICカードに前記利用者の生体特徴量をテンプレートとして登録する登録部と、
    を有することを特徴とする生体情報登録システム。
  2. 請求項1記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記制御部は、前記第2照合部による照合の結果、前記利用者の生体特徴量と前記管理者のテンプレートとが一致と判断されたときに、前記端末装置の操作部に不正登録が実施されていることを表示するよう制御することを特徴とする生体情報登録システム。
  3. 請求項1記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記端末装置は、前記第1照合部により得られた照合結果データが照合成功であった場合に、前記表示部により利用者の生体情報登録を実施するか否かを案内し、
    当該利用者の生体情報登録を実施する場合に、前記利用者生体情報登録命令を前記生体情報登録装置の前記制御部に指示することを特徴とする生体情報登録システム。
  4. 請求項1乃至3記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記登録部による利用者用ICカードへの前記利用者の生体特徴量のテンプレートとしての登録回数を計数するカウンタと、
    前記カウンタにより計数された登録回数が予め決められた回数に達すると、前記生体特徴量取得部により取得した前記管理者の生体特徴量及び前記利用者の生体特徴量を消去する生体情報消去部と、を有することを特徴とする生体情報登録システム。
  5. 請求項1乃至3記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記端末装置は、
    前記登録部により利用者用ICカードへ前記利用者の生体特徴量がテンプレートとして登録されると、登録終了からの経過時間を計測するタイマと、
    前記タイマにより計測された経過時間が予め決められた時間に達すると、前記生体特徴量取得部により取得した前記管理者の生体特徴量及び前記利用者の生体特徴量を消去する生体情報消去部と、を有することを特徴とする生体情報登録システム。
  6. 本人確認に利用する生体情報を登録する生体情報登録システムにおいて、
    生体情報の登録を希望する利用者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    管理者の生体情報を記憶する記憶部と、
    前記生体情報取得部により取得した利用者の生体情報と前記記憶部に予め記憶していた管理者の生体情報とを照合した照合結果データを得る照合部と、
    前記照合部により得た照合結果が不一致と判断された場合に、前記生体情報取得部により取得した生体情報を第1携帯用電子媒体に登録する制御部と、
    を有することを特徴とする生体情報登録システム。
  7. 利用者が希望する生体情報の登録を受け付ける生体情報登録システムにおいて、
    生体から生体画像を取り込む画像センサと、
    前記画像センサから取り込まれた生体画像から生体特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    暗号化された管理者のテンプレートを記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された暗号化された管理者の生体特徴量を取得し、復号化する復号部と、
    前記復号部により復号化された管理者のテンプレートを記憶する第2記憶部と、
    前記画像センサ及び前記特徴量抽出部により得た管理者の生体特徴量と、前記第2記憶部に予め記憶された管理者の生体特徴量とが一致するか否か照合し、第1照合結果を得る第1照合部と、
    前記画像センサ及び前記特徴量抽出部により得た利用者の生体特徴量と、前記第2記憶部に予め記憶された管理者の生体特徴量とが一致するか否か照合し、第2照合結果を得る第2照合部と、
    前記第1照合部により得た第1照合結果が成功で、かつ、前記第2照合部により得た第2照合結果が失敗であった場合、利用者の生体特徴量を第1携帯電子媒体に登録する制御部と、
    を有することを特徴とする生体情報登録システム。
  8. 個人を識別可能な生体情報を登録する生体情報登録システムにおいて、
    生体から生体画像を取り込む画像センサと、
    前記画像センサから取り込まれた生体画像から生体特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    管理者が管理者本人であることを示す個人識別番号と、暗号化された管理者のテンプレートと、を記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された、暗号化された管理者の生体特徴量を取得し、復号化する復号部と、
    前記復号部により復号化された管理者のテンプレートを記憶する第2記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された個人識別番号を読み取る読取部と、
    前記個人識別番号を記憶する第3記憶部と、
    前記画像センサ及び前記特徴量抽出部により得た管理者の生体特徴量と、前記第2記憶部に予め記憶された生体特徴量とが一致するかどうか照合し、第1照合結果を得る第1照合部と、
    前記画像センサ及び前記特徴量抽出部により得た利用者の生体特徴量と、前記第2記憶部に予め記憶された生体特徴量とが一致するかどうか照合し、第2照合結果を得る第2照合部と、
    前記読取部により読み取られた個人識別番号と、前記第3記憶部に予め記憶された個人識別番号一致するかどうか照合し、第3照合結果を得る第3照合部と、
    前記第3照合部により得た第3照合結果が成功であって、かつ、前記第1照合部により得た第1照合結果が成功であって、かつ、前記第2照合部により得た第2照合結果が失敗であった場合、利用者の生体特徴量を第1携帯電子媒体に登録する制御部と、
    を有することを特徴とする生体情報登録システム。
  9. 請求項6乃至8記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記第1記憶部は第2携帯電子媒体に備えられていることを特徴とする生体情報登録システム。
  10. 請求項6乃至9記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記生体情報は指静脈情報であることを特徴とする生体情報登録システム。
  11. 請求項6乃至10記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記制御部は、利用者の生体特徴量を前記第1携帯電子媒体に登録後、それまでに得た生体情報を全て消去することを特徴とする生体情報登録システム。
  12. 請求項6乃至10記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記制御部は、利用者の生体特徴量を前記第1携帯電子媒体に登録後、前記第2記憶部に記憶した生体情報以外のそれまでに得た生体情報は全て消去することを特徴とする生体情報登録システム。
  13. 請求項6乃至10記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記制御部は、利用者の生体特徴量を前記第1携帯電子媒体に登録する登録処理が終了する毎に前記第2記憶部に記憶した生体情報以外のそれまでに得た生体情報は全て消去し、規定回数の登録を処理すると前記第2記憶部に記憶した生体情報も消去することを特徴とする生体情報登録システム。
  14. 請求項6乃至10記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記第1照合部により得た第1照合結果が成功であるとわかったときから時間を計測するタイマーを有し、
    前記制御部は、利用者の生体特徴量を前記第1携帯電子媒体に登録する登録処理が終了する毎に前記第2記憶部に記憶した生体情報以外のそれまでに得た生体情報は全て消去し、前記タイマーにより計測された時間が規定時間に達すると前記第2記憶部に記憶した生体情報も消去することを特徴とする生体情報登録システム。
  15. 請求項6乃至10記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記第1記憶部に予め記憶しておく生体情報は管理者が有する全ての生体情報であることを特徴とする生体情報登録システム。
  16. 請求項6乃至15記載の生体情報登録システムにおいて、
    前記第1携帯電子媒体及び前記第2携帯電子媒体は、ICカードを含むことを特徴とする生体情報登録システム。
JP2006077976A 2006-03-22 2006-03-22 生体情報登録装置、システム、及び方法 Expired - Fee Related JP4764751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006077976A JP4764751B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 生体情報登録装置、システム、及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006077976A JP4764751B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 生体情報登録装置、システム、及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007257099A true JP2007257099A (ja) 2007-10-04
JP4764751B2 JP4764751B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=38631318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006077976A Expired - Fee Related JP4764751B2 (ja) 2006-03-22 2006-03-22 生体情報登録装置、システム、及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4764751B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047051A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Fujitsu Ltd 不正登録防止装置,不正登録防止方法,不正登録防止プログラム,不正登録防止プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体および不正登録防止システム
JP2019079368A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 認証装置
WO2020032065A1 (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社東海理化電機製作所 生体情報認証装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08315085A (ja) * 1995-05-17 1996-11-29 Toshiba Corp 携帯可能記憶媒体及び携帯可能記憶媒体の発行装置
JP2000222123A (ja) * 1999-02-04 2000-08-11 Kokyo Joho System:Kk 指紋による個人識別機能付きマウスを用いたコンピュータシステム及び該コンピュータシステムにおける個人識別方法
JP2001052119A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Nippon Lsi Card Co Ltd カード発行機
JP2004019140A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Mitsubishi Electric Corp 指紋照合システム
JP2004054788A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Omron Corp 個人認証システムにおける不正登録防止装置
JP2005000262A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Hitachi Ltd 個人認証装置および方法
JP2005115583A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Hitachi Ltd ユーザ認証システム
JP2005309574A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Nec Infrontia Corp 個人認証方法およびそのシステム
JP2006107383A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd カード装置及び認証システム
JP2007287179A (ja) * 2007-07-25 2007-11-01 Omron Corp 個人認証システムにおける不正登録防止装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08315085A (ja) * 1995-05-17 1996-11-29 Toshiba Corp 携帯可能記憶媒体及び携帯可能記憶媒体の発行装置
JP2000222123A (ja) * 1999-02-04 2000-08-11 Kokyo Joho System:Kk 指紋による個人識別機能付きマウスを用いたコンピュータシステム及び該コンピュータシステムにおける個人識別方法
JP2001052119A (ja) * 1999-08-06 2001-02-23 Nippon Lsi Card Co Ltd カード発行機
JP2004019140A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Mitsubishi Electric Corp 指紋照合システム
JP2004054788A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Omron Corp 個人認証システムにおける不正登録防止装置
JP2005000262A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Hitachi Ltd 個人認証装置および方法
JP2005115583A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Hitachi Ltd ユーザ認証システム
JP2005309574A (ja) * 2004-04-19 2005-11-04 Nec Infrontia Corp 個人認証方法およびそのシステム
JP2006107383A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd カード装置及び認証システム
JP2007287179A (ja) * 2007-07-25 2007-11-01 Omron Corp 個人認証システムにおける不正登録防止装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008047051A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Fujitsu Ltd 不正登録防止装置,不正登録防止方法,不正登録防止プログラム,不正登録防止プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体および不正登録防止システム
JP2019079368A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 認証装置
WO2020032065A1 (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 株式会社東海理化電機製作所 生体情報認証装置
US11948403B2 (en) 2018-08-07 2024-04-02 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Biometric information authentication device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4764751B2 (ja) 2011-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4221385B2 (ja) 生体認証装置、端末装置及び自動取引装置
JP4686284B2 (ja) 生体情報登録装置
JP5337431B2 (ja) カード処理装置及びカード処理方法
JP4671838B2 (ja) 現金自動取引装置
JP2020013525A (ja) 認証装置、認証システム、および、認証方法
JP4764751B2 (ja) 生体情報登録装置、システム、及び方法
JP4089294B2 (ja) 個人認証システム及び個人認証用端末装置
JP2008040961A (ja) 個人認証システム及び個人認証方法
JP2007528035A (ja) 不可視署名を格納するスマートカード
JP2009235763A (ja) 入退室管理システム
JP2000322145A (ja) パスワード入力方式及びその方法
JP2006351015A (ja) 記憶装置及びその記憶データの保護方法
JP4915169B2 (ja) 認証システムおよび認証方法
JP2008047051A (ja) 不正登録防止装置,不正登録防止方法,不正登録防止プログラム,不正登録防止プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体および不正登録防止システム
JP4564943B2 (ja) 生体認証装置、端末装置及び自動取引装置
JP4010875B2 (ja) 指紋照合付カードリーダ装置
JP2010079633A (ja) 生体情報認証システム、生体情報認証方法
JP2004185255A (ja) 個人情報管理及び生体認証を兼ね備えたフロッピー(登録商標)ディスク型生体情報認証装置
JP2008123108A (ja) 生体情報認証システム
JP3959426B2 (ja) 生体認証装置及び端末装置、自動取引装置
JP4637132B2 (ja) 指静脈登録方法、及び、指静脈登録装置
JP2006331442A5 (ja)
JP6554046B2 (ja) サービス連携システム、サービス連携システム用サーバおよびサービス連携システム用端末
JP2011034256A (ja) 個人認証方法
JP2007000648A (ja) 生体認証装置及び端末装置、自動取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110428

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees