JP2000322145A - パスワード入力方式及びその方法 - Google Patents

パスワード入力方式及びその方法

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JP2000322145A
JP2000322145A JP11134212A JP13421299A JP2000322145A JP 2000322145 A JP2000322145 A JP 2000322145A JP 11134212 A JP11134212 A JP 11134212A JP 13421299 A JP13421299 A JP 13421299A JP 2000322145 A JP2000322145 A JP 2000322145A
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program
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Katsuya Yoneyama
勝也 米山
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NEC Solution Innovators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規利用者以外のもののパスワード不正入力
を防止する。 【解決手段】 プログラムの所定のパスワード入力画面
のパスワード入力欄に入力するべきパスワードであって
個々の使用者に対応するものである固有パスワードを入
力する手段、個々の使用者の指紋情報を採取する指紋情
報採取手段、情報を記憶する記憶手段、固有パスワード
と個々の使用者の指紋情報を対応付けて記憶手段に登録
する登録手段、プログラムが動作している際にパスワー
ド入力画面の表示を検出する検出手段、パスワード入力
画面の表示が検出されたときに指紋情報採取手段でその
ときの使用者の指紋情報を採取し、指紋情報に対応する
固有パスワードを記憶手段から読み出し、その固有パス
ワードをパスワード入力画面のパスワード入力欄に入力
する代行手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人認証およびパ
スワード代替のシステムに関し、特に汎用アプリケーシ
ョンプログラムのパスワード入力による認証手段を、汎
用アプリケーションプログラムに変更を加えること無
く、指紋またはコンピュータに着脱可能な可搬性のある
記憶装置(例えば、ICカード、光カード、小型ハード
ディスク)による認証に代替する個人認証およびパスワ
ード代替のシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、汎用アプリケーションプログラム
が利用者本人を認証する場合は、あらかじめ利用者がコ
ンピュータの入力機器を通してパスワードを汎用アプリ
ケーションプログラムに登録しておき、後に汎用アプリ
ケーションプログラムが利用者を認証する必要が発生し
たら、汎用アプリケーションプログラムはコンピュータ
の入力機器から利用者がパスワードを入力することを要
求し、利用者が入力したパスワードとプログラムが記憶
していたパスワードとの比較一致によって認証を行う方
法を取っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の従来例に
は下記の問題点があった。
【0004】第1の問題点は、前述のパスワード入力に
よる認証手段を用いる汎用アプリケーションプログラム
は、パスワードを登録してある正規利用者以外の人物を
認証してしまう可能性が有る、ということである。パス
ワードを登録していない非正規利用者が、登録してある
利用者のように振る舞ってデータを扱うことは不正であ
る。
【0005】その理由は、パスワードは文字の組み合わ
せであり、なおかつ利用者が通常使うパスワードの文字
数は十分少ないため、汎用アプリケーションプログラム
に非正規利用者が文字の複数の組み合わせによって作成
したパスワードを汎用アプリケーションプログラムに複
数回入力することで、何度目かには正規利用者のパスワ
ードを入力した時と同じように認証されてしまう可能性
が有るからである。
【0006】また他の理由として、正規利用者の属性、
環境等から、汎用アプリケーションプログラムの非正規
利用者が汎用アプリケーションプログラムの正規利用者
のパスワードを類推し、この類推したパスワードによっ
てプログラムが非正規利用者を正規利用者として認証し
てしまうこともありうるからである。
【0007】第2の問題点は、前述のパスワード入力に
よる認証手段では、利用者がパスワードを忘れる場合が
あるということである。利用者がある汎用アプリケーシ
ョンプログラムのパスワードを忘れた場合、その汎用ア
プリケーションプログラムの提供する主たる機能を使用
できなかったり、何らかのペナルティを負ったりするこ
とがある。
【0008】その理由は、利用者は複数のパスワードを
利用している際に全てのパスワードについて、対応する
プログラムや状況を把握しきれないという場合、利用者
がプログラムを長期間使用しなかった場合、利用者が記
憶しづらい文字列や長さのパスワードでプログラムに登
録した場合、等は利用者はパスワードを混乱、忘却しや
すいからである。
【0009】第3の問題点は、前述のパスワード入力に
よる認証手段では、利用者が汎用アプリケーションプロ
グラムでの照合を行う際に多くの手続きを踏まなくては
ならない、ということである。
【0010】その理由は、利用者はプログラムが認証を
要求するたびにコンピュータの入力装置から、文字列を
入力しなければならないからである。
【0011】本発明の第一の目的は、正規利用者以外の
人物が不正に文字列を生成して認証のパスワードとして
用いることにより、汎用アプリケーションプログラムが
正規利用者以外の人物を正規利用者として認証してしま
うのを防ぐことである。
【0012】本発明の第二の目的は、利用者が複数の汎
用アプリケーションプログラムを使用し汎用アプリケー
ションプログラムの種類や状況ごとに異なったパスワー
ドを使用している場合に、利用者が全てのパスワードを
覚えること無しにプログラムに認証されることである。
【0013】本発明の第三の目的は、汎用アプリケーシ
ョンプログラムが利用者に認証を要求した時、認証を行
おうとする人物がコンピュータの入力装置からパスワー
ドを打ち込む手順より、少ない手順で、同等以上の認証
性能を持つ認証手段による代替を可能とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、スキャナ面に
置かれた指から指紋情報を読み取る指紋入力装置(図1
の111)と、指紋入力装置から入力した指紋情報と汎
用アプリケーションプログラム(図1の121)に入力
する利用者のパスワードとを対応づけて二次記憶装置上
に記憶する登録プログラム(図1の124)と、汎用ア
プリケーションプログラム(図1の121)のパスワー
ド入力要求画面(図1の122)が表示されたことを契
機に指紋入力装置(図1の111)から入力された指紋
情報と登録プログラム(図1の124)により二次記憶
装置上に記憶されている指紋情報とを照合し照合結果が
一致した場合には指紋情報と対応づけて二次記憶装置上
に記憶されているパスワードを汎用アプリケーションプ
ログラム(図1の121)のパスワード入力要求画面
(図1の122)に通知する認証プログラム(図1の1
23)とを有し、汎用アプリケーションプログラム(図
1の121)のパスワード入力による認証手段を汎用ア
プリケーションプログラム(図1の121)に変更を加
えること無く指紋による認証手段に代替する機能を有す
る。
【0015】また、指紋入力装置(図1の111)に読
み込み書き込み可能な不揮発性メモリ(図1の113)
を搭載し、指紋入力装置(図1の111)に可搬性を持
たせ登録プログラム(図1の124)にて汎用アプリケ
ーションプログラム(図1の121)が必要とするパス
ワードと、指紋入力装置(図1の111)から入力した
指紋情報とを二次記憶装置ではなく指紋入力装置(図1
の111)の不揮発性メモリ(図1の113)内に保存
し、汎用アプリケーションプログラム(図1の121)
の認証の為には適切な指紋の入力に加え指紋入力装置
(図1の111)の所持が必須となり個人認証の安全性
が増す機能も含む。
【0016】更に、様々な情報の読み込みと書き込みが
可能なICカード(図3の311)と、ICカード(図
3の311)の着脱が可能でICカード(図3の31
1)への情報の入出力を行うICカード入出力装置(図
3の320)と、汎用アプリケーションプログラム(図
3の121)に入力する利用者のパスワードをICカー
ド(図3の311)に記憶する登録プログラム(図3の
324)と、汎用アプリケーションプログラム(図3の
121)のパスワード入力要求画面(図3の322)が
表示されたことを契機にICカード入出力装置(図3の
320)に挿入されたICカード(図3の311)から
入力したパスワードを汎用アプリケーションプログラム
(図3の121)のパスワード入力要求画面(図3の1
22)に通知する認証プログラム(図3の323)とを
有し、汎用アプリケーションプログラム(図3の12
1)のパスワード入力による認証手段を汎用アプリケー
ションプログラム(図3の121)に変更を加えること
無くICカード(図3の311)挿入による認証手段に
代替する機能も含む。
【0017】本発明によるパスワード入力方法は、コン
ピュータ上で動作するプログラムの所定のパスワード入
力画面のパスワード入力欄に入力するべきパスワードで
あって個々の使用者に対応するものである固有パスワー
ドを入力する手段と、前記個々の使用者の指紋情報を採
取する指紋情報採取手段と、情報を記憶する記憶手段
と、前記固有パスワードと前記個々の使用者の指紋情報
を対応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、前記
プログラムが動作している際に前記パスワード入力画面
の表示を検出する検出手段と、前記パスワード入力画面
の表示が検出されたときに、前記指紋情報採取手段によ
りそのときの使用者の指紋情報を採取して、該指紋情報
に対応する固有パスワードを前記記憶手段から読み出し
て、その固有パスワードを前記パスワード入力画面のパ
スワード入力欄に入力する代行手段と、を備えることを
特徴とする。
【0018】また、本発明によるパスワード入力方式
は、上記のパスワード入力方式において、前記パスワー
ド入力画面の表示が検出されたときに使用者による前記
パスワード入力画面への入力を禁止する禁止手段を更に
備えることを特徴とする。
【0019】更に、本発明によるパスワード入力方式
は、上記のパスワード入力方式において、前記記憶手段
は前記コンピュータとは独立に前記使用者が携帯できる
形態を有することを特徴とする。
【0020】更に、本発明によるパスワード入力方式
は、上記のパスワード入力方式において、この方式が前
記プログラムの変更を要しないことを特徴とする。
【0021】更に、本発明によるパスワード入力方式
は、コンピュータ上で動作するプログラムの所定のパス
ワード入力画面のパスワード入力欄に入力するべきパス
ワードであって個々の使用者に対応するものである固有
パスワードを入力する手段と、前記コンピュータに着脱
可能な可搬性を有する記憶装置と、前記記憶装置に前記
固有パスワードを記憶する登録手段と、前記プログラム
が動作している際に前記パスワード入力画面の表示を検
出する検出手段と、前記パスワード入力画面の表示が検
出されたときに前記記憶手段から前記固有パスワードを
読み込み、その固有パスワードを前記パスワード入力画
面のパスワード入力欄に入力する代行手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0022】更に、本発明によるパスワード入力方式
は、上記のパスワード入力方式において、前記パスワー
ド入力画面の表示が検出されたときに暗証文字列を入力
するための暗証文字列入力画面を表示し、該暗証文字列
入力画面に入力された暗証文字列が前記記憶手段に登録
されている暗証文字列と一致しているか否かを判定する
暗証文字列確認手段を更に備え、前記代行手段は、前記
暗証文字列確認手段の判定結果が真であるときに起動さ
れることを特徴とする。
【0023】更に、本発明によるパスワード入力方式
は、上記のパスワード入力方式において、前記パスワー
ド入力画面の表示が検出されたときに使用者による前記
パスワード入力画面への入力を禁止する禁止手段を更に
備えることを特徴とする。
【0024】更に、本発明によるパスワード入力方式
は、上記のパスワード入力方式において、この方式が前
記プログラムの変更を要しないことを特徴とする。
【0025】本発明によるパスワード入力方法は、コン
ピュータ上で動作するプログラムの所定のパスワード入
力画面のパスワード入力欄に入力するべきパスワードで
あって個々の使用者に対応するものである固有パスワー
ドを入力するステップと、前記個々の使用者の指紋情報
を採取する指紋情報採取ステップと、前記固有パスワー
ドと前記個々の使用者の指紋情報を対応付けて記憶手段
に登録する登録ステップと、前記プログラムが動作して
いる際に前記パスワード入力画面の表示を検出する検出
ステップと、前記パスワード入力画面の表示が検出され
たときに、前記指紋情報採取ステップによりそのときの
使用者の指紋情報を採取して、該指紋情報に対応する固
有パスワードを前記記憶手段から読み出して、その固有
パスワードを前記パスワード入力画面のパスワード入力
欄に入力する代行ステップと、を有することを特徴とす
る。
【0026】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、上記のパスワード入力方法において、前記パスワー
ド入力画面の表示が検出されたときに使用者による前記
パスワード入力画面への入力を禁止する禁止ステップを
更に有することを特徴とする。
【0027】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、上記のパスワード入力方法において、前記記憶手段
は前記コンピュータとは独立に前記使用者が携帯できる
形態を有することを特徴とする。
【0028】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、上記のパスワード入力方法において、この方法が前
記プログラムの変更を要しないことを特徴とする。
【0029】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、コンピュータ上で動作するプログラムの所定のパス
ワード入力画面のパスワード入力欄に入力するべきパス
ワードであって個々の使用者に対応するものである固有
パスワードを入力するステップと、前記コンピュータに
着脱可能な可搬性を有する記憶装置に前記固有パスワー
ドを記憶する登録ステップと、前記プログラムが動作し
ている際に前記パスワード入力画面の表示を検出する検
出ステップと、前記パスワード入力画面の表示が検出さ
れたときに前記記憶手段から前記固有パスワードを読み
込み、その固有パスワードを前記パスワード入力画面の
パスワード入力欄に入力する代行ステップと、を備える
ことを特徴とする。
【0030】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、上記のパスワード入力方法において、前記パスワー
ド入力画面の表示が検出されたときに暗証文字列を入力
するための暗証文字列入力画面を表示し、該暗証文字列
入力画面に入力された暗証文字列が前記記憶手段に登録
されている暗証文字列と一致しているか否かを判定する
暗証文字列確認ステップを更に備え、前記代行ステップ
は、前記暗証文字列確認ステップの判定結果が真である
ときに起動されることを特徴とする。
【0031】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、上記のパスワード入力方法において、前記パスワー
ド入力画面の表示が検出されたときに使用者による前記
パスワード入力画面への入力を禁止する禁止ステップを
更に備えることを特徴とする。
【0032】更に、本発明によるパスワード入力方法
は、上記のパスワード入力方法において、この方法が前
記プログラムの変更を要しないことを特徴とする。
【0033】[作用]パスワード入力による認証手段を
指紋入力による認証手段で代替する場合は、認証プログ
ラムが汎用アプリケーションプログラムの動作を全て監
視しており、汎用アプリケーションプログラムが利用者
に対してパスワードによる認証を要求したらこれを発見
して、パスワードのキー入力による認証を利用者が行え
ないようにし、指紋入力によって認証を試みるよう利用
者に知らせる。利用者が指紋スキャナより入力した指紋
が認証されたら、本発明のシステム内のパスワードを記
憶している部分から認証に成功した利用者のパスワード
を取り出し、取り出したパスワードを利用者に代わって
汎用アプリケーションプログラムに入力することで、汎
用アプリケーションプログラムの認証手段とする。
【0034】また、パスワード入力による認証手段をI
Cカード挿入による認証手段に代替する場合は、認証プ
ログラムが汎用アプリケーションプログラムの動作を全
て監視しており、汎用アプリケーションプログラムが利
用者に対してパスワードによる認証を要求したらこれを
発見して、パスワードによる認証を利用者が行えないよ
うにし、ICカード挿入よって認証を試みるよう利用者
に知らせる。利用者の挿入したICカードが認証された
ら、本発明のシステム内のパスワードを記憶している部
分から認証に成功した利用者のパスワードを取り出し、
取り出したパスワードを利用者に代わって汎用アプリケ
ーションプログラムに入力することで、汎用アプリケー
ションプログラムの認証手段とする。
【0035】認証を代替する対象やパスワードや認証を
行う利用者等の情報は本発明の一部として保存しておく
ことで、以上の機能を実現する。また、これらの情報の
編集を行う機能も本発明の一部に含む。
【0036】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、図面を参照
して本発明の実施形態1について説明する。
【0037】利用者のパスワード入力による認証手段を
指紋入力による認証手段で代替するシステムの構成の例
を図1を用いて説明する。
【0038】指紋は利用者を一意に識別するのに十分な
多様性をもっている。
【0039】コンピュータ160にはキーボード130
と指紋スキャナ111が接続されており、オペレーティ
ングシステム150でプログラムの制御を行っている。
【0040】オペレーティングシステム150はコンピ
ュータ160上で動作する基本ソフトウェアであり、オ
ペレーティングシステム150で動作するプログラムは
任意の数の画面を持つことができ、このオペレーティン
グシステムの利用者は用途ごとに複数の画面を切り替え
て機能を扱うことが可能である。また、オペレーティン
グシステム150上では、存在している全ての画面は固
有の識別子を持つ。
【0041】汎用アプリケーションプログラム121は
あるサービスを利用者に提供する際に、利用者に対して
パスワードの入力を要求し、その入力結果によって認証
を試みる機能を有するプログラムである。汎用アプリケ
ーションプログラムは、各々の局面において異なったパ
スワード入力画面を表示することもある。汎用アプリケ
ーションプログラム121はパスワード入力画面122
を生成することにより、キーボード130からパスワー
ド入力欄126へのパスワード入力およびOKボタン1
27の押下を利用者に要求する。パスワード入力画面1
22は、本発明がパスワードによる認証手段を指紋認証
手段に代替する対象である。
【0042】パスワード代替システム110は本発明の
目的を達成するためのシステムである。パスワード代替
システム110は指紋スキャナ111と認証プログラム
123と登録プログラム124とファイル125により
構成されている。
【0043】指紋スキャナ111は処理装置112と不
揮発性記憶装置113と照合開始ランプ114と指紋採
取部115を備え、認証プログラム123および登録プ
ログラム124との間で情報の入出力を行う手段を更に
有している。指紋スキャナ111は、利用者が指紋採取
部115に指を置くことにより指紋入力140を行うこ
とができる。指紋スキャナ11の内部の回路などは、コ
ンピュータ160より電源の供給を受けて稼動する。
【0044】処理装置112は、指紋採取部115から
得た指紋入力140の指紋画像から特徴点を抽出するこ
とで指紋データ(指紋情報)に加工する。指紋画像を指
紋データに加工することのメリットは、ファイルとして
保存する際のファイルの大きさが小さくなることで保存
が容易となり、さらに認証の際に必要な指紋の一意性が
失われないことにある。また、処理装置112は、不揮
発性記憶装置113と認証プログラム123との間で情
報の入出力を行う。処理装置112が認証プログラム1
23から照合要求を受け取った時は指紋照合を行い、こ
の照合に成功したら不揮発性記憶装置113から取り出
したパスワードおよび照合結果を認証プログラムに送
る。さらに、処理装置112は、登録プログラム124
が認証可能な新規利用者を登録する場合には、その新規
利用者の指紋データを採取して不揮発性記憶装置113
に保存する必要があるため、指紋データ作成のための特
徴抽出を行う。
【0045】不揮発性記憶装置113は、読み書きとも
に可能な記憶装置であり、電源の供給が無い場合でも保
存された情報を保持する。不揮発性記憶装置113は、
処理装置112によって加工された指紋データを保存す
る。また、保存されている指紋データに対してはパスワ
ードが関連付けられているものとする。不揮発性記憶装
置113は登録プログラム124との間および処理装置
112との間で情報の入出力が可能である。
【0046】照合開始ランプ114は処理装置112が
認証プログラム123から照合要求を受け取った時か
ら、利用者が認証を試みるための指紋を入力し終えるま
で点灯することで、指紋入力を受け付けていることを利
用者に知らせるための機構である。
【0047】指紋採取部115は、処理装置112が認
証プログラム123から照合要求を受け取った時に、処
理装置112から指紋採取要求を受けることで指紋採取
を開始し、利用者の指紋入力140がなされるのを検知
したら画像を採取する。また、指紋採取部115は、採
取し終えた指紋画像を処理装置112に送る。
【0048】指紋入力140は、指紋認証機能の利用者
が、パスワードの代替としての認証手段として用いるた
めの指の指紋の入力動作である。
【0049】認証プログラム123は、オペレーティン
グシステム150上に生成される全ての画面を監視し、
画面が生成される毎にその画面の識別子とファイル12
5に保存されている識別子とを比較して、双方の一致に
よってパスワード入力画面122の生成を発見する。認
証プログラム123は、パスワード入力画面122を発
見したら、処理装置112に対して照合要求を発行し、
パスワード入力画面122を使用不可能な状態にする。
認証プログラム123は、処理装置112が利用者を認
証したことを確認したら、処理装置112より送られて
きたパスワードをパスワード入力欄126へ入力してO
Kボタン127を押下する。
【0050】登録プログラム124は、不揮発性記憶装
置113に保存されている情報に対して追加、変更、削
除を行う。登録プログラム124は、不揮発性記憶装置
113に対して新たに指紋認証が可能な人物を登録する
場合には登録する人物の指紋データが必要となるため、
指紋画像採取のための指紋採取部115および照合開始
ランプ114および指紋画像を指紋データに加工するた
めの処理装置112の機能を利用する。この時の指紋採
取の動作については認証の際の指紋採取動作と同様であ
る。また、登録プログラム124は、パスワード入力画
面122の識別子を調べてファイル125に登録する。
【0051】ファイル125は、汎用アプリケーション
汎用アプリケーションプログラム121がパスワード入
力画面を一意に決定するための識別子を格納する。ファ
イル125は、格納されている情報を認証プログラムに
送り出す。ファイル125に格納されている情報は登録
プログラム124から追加、変更、削除が可能であり、
認証プログラムが扱うことのできるパスワード入力画面
の数および種類を変更することが可能である。
【0052】キーボード130は、コンピュータ160
への画面からの入力操作を行う。
【0053】次に、上記の構成における動作について説
明する。
【0054】図1において、認証プログラム123はパ
スワード代替の対象とするパスワード入力画面122を
生成する汎用アプリケーションプログラム121と同一
のオペレーティングシステム上に有るプログラムであ
り、オペレーティングシステム150内で生成される画
面の識別子を全て監視する。認証プログラム123は、
新たな識別子を発見するたびにファイル125に保存さ
れている識別子と比較する。認証プログラムが、パスワ
ード入力画面122の識別子を発見し、ファイル125
にこの識別子が登録されていることを確認したら、パス
ワード入力画面122のパスワード入力欄126とOK
ボタン127を一時的に利用者が使用不可能な状態と
し、処理装置112に照合要求を発行する。照合要求を
受け取った処理装置112は、照合開始ランプ114を
点灯させて利用者に指紋の入力を要求する。利用者が指
紋採取部分115に指を置くことで指紋入力140を行
うと、指紋採取部115は指紋が入力されたことを検知
し、指紋画像を採取して処理装置112に送る。指紋採
取が終了したら照合開始ランプ114は消灯する。処理
装置112は取得した指紋画像を認証が可能な形にする
ため、指紋画像を指紋データに加工し、この指紋データ
を不揮発性記憶装置113に保存されている指紋データ
の全てと比較する。
【0055】処理装置112は入力した人物の指紋デー
タと同一の指紋データがあると判断したら、指紋入力1
40を行った者について認証が成功したとみなす。認証
が成功したら、処理装置112は、認証に成功した人物
の指紋データに関連づいているパスワードを、不揮発性
記憶装置113から取得して、パスワード認証結果によ
る認証成功の通知と共に認証プログラム123に送る。
認証プログラム123は、処理装置112から認証成功
の通知を受け取ったら、パスワード入力画面122の機
能の認証プログラム123による使用を可能とする。認
証プログラム123が、認証成功の通知と同時に送られ
てきたパスワードをパスワード入力画面122へ入力し
て、OKボタン127を押下するとパスワード入力画面
122は閉じる。従って、使用者は一切のパスワード入
力画面122への入力を行うことができない。汎用アプ
リケーションプログラム121は、この後パスワードに
よる照合を実行する。
【0056】不揮発性記憶装置113に保存されている
指紋データまたはパスワードを書き換える場合は、登録
プログラム124を用いる。指紋の登録し直しや、指紋
認証を用いる人物の新規登録を行う場合等で新たな指紋
データが必要な場合は、キーボード130の機能を用い
ることで登録プログラム124にパスワードを入力し、
処理装置112および照合開始ランプ114および指紋
採取部115の機能を利用して新規登録者の指紋データ
を採取して、取得したパスワードおよび指紋データを関
連付けて不揮発性記憶装置113に保存する。ファイル
125に保存されている識別子を追加、変更、削除する
時は登録プログラム124によって行う。
【0057】次に、具体的に登録時の動作を説明する。
まず、汎用アプリケーションプログラム121と登録プ
ログラムを同時に実行させておく。使用者は、汎用アプ
リケーションプログラム121の登録の対象とするべき
パスワード入力画面122を表示させる。また、使用者
は登録プログラム124の画面上のパスワード入力欄に
パスワードを入力する。使用者は、次に入力したパスワ
ードをパスワード入力画面122のパスワード入力欄1
26までドラッグ・アンド・ドロップする。同様に、使
用者は登録プログラム124の画面上にあるOKボタン
に対応するシンボルをパスワード入力画面122のOK
ボタンまでドラッグ・アンド・ドロップする。使用者は
登録プログラム124の画面上で指紋スキャナ111に
よる指紋読み取りを開始するためのボタンを押して自分
の指を指紋スキャナ111の指紋採取部115に差し出
すと、指紋スキャナ111による指紋データの読み取り
が行われる。使用者が、最後に登録プログラム124の
登録ボタンを押すと、パスワードと指紋データの組が不
揮発性記憶装置113に書き込まれると同時に、汎用ア
プリケーションプログラム121のパスワード入力画面
122の識別子、パスワード入力欄126の識別子、O
Kボタン127の識別子がファイル125に書き込まれ
る。
【0058】[実施形態2]次に、図面を参照して本発
明の実施形態2について説明する。
【0059】利用者のパスワード入力による認証手段を
指紋入力による認証手段で代替するシステムの構成例を
図2を用いて説明する。
【0060】図2の構成は、スロット270の存在を除
いて図1の構成の説明と同様である。
【0061】スロット270によりコンピュータ160
と指紋スキャナ111は切り離すことができ、指紋スキ
ャナは可搬性を持つ。
【0062】認証プログラム123は、処理装置112
に対して照合要求を発行する際、指紋スキャナ111が
コンピュータ160に接続されていない場合は、照合要
求は無効である。
【0063】指紋スキャナ111がコンピュータ160
に接続されていない場合は、登録プログラム124の不
揮発性記憶装置113に対しての情報の入出力は無効で
ある。
【0064】図2において、スロット270を用いて指
紋スキャナ111とコンピュータ160が接続されてい
る場合の動作は図1にしめす装置の動作の説明と同様で
ある。
【0065】指紋スキャナ111とコンピュータ160
が接続されていない場合は、認証プログラム123がパ
スワード入力画面122を発見しても利用者が認証を行
う手段は提供しないものとする。同様にスキャナが存在
しなければ、登録プログラム124もファイル125の
保存内容編集のための動作以外の指紋入力を必要とする
動作は不可能となる。
【0066】[実施形態3]次に、図面を参照して本発
明の実施形態3について説明する。
【0067】利用者のパスワード入力による認証手段を
コンピュータに着脱可能な可搬性のある記憶装置の一例
であるICカードによる認証手段で代替するシステムの
構成例を図3を用いて説明する。なお、ICカードを他
のコンピュータに着脱可能な可搬性のある記憶装置であ
る光カードや小型ハードディスクに置き換えても良い。
また、コンピュータに着脱可能な可搬性のある記憶装置
の形態としては、例えば、記憶部とCPUなどにより実
現される制御部とを有するPCMCIA(Personal Comp
uter Memory Card International Association)カード
などがある。
【0068】コンピュータ360は、キーボード130
とICカード入出力装置320が接続されており、オペ
レーティングシステム350でプログラムの制御を行っ
ている。またコンピュータ360およびICカード入出
力装置320は、ICカード311をICカード入出力
装置320に挿入することによりオペレーティングシス
テム350内に存在しているプログラムとICカード3
11の入出力が可能である。
【0069】オペレーティングシステム350はコンピ
ュータ360上で動作する基本ソフトウェアであり、オ
ペレーティングシステム350で動作するプログラムは
任意の数の画面を持つことができ、このオペレーティン
グシステムの利用者は用途ごとに複数の画面を切り替え
て機能を扱うことが可能である。また、オペレーティン
グシステム350上では、存在している全ての画面は固
有の識別子を持つ。
【0070】汎用アプリケーションプログラム121は
あるサービスを利用者に提供する際に、利用者に対して
パスワードの入力を要求し、その入力結果によって認証
を試みる機能を有するプログラムである。汎用アプリケ
ーションプログラム121はパスワード入力画面122
を生成することにより、キーボード130からパスワー
ド入力欄126へのパスワード入力およびOKボタン1
27の押下を利用者に要求する。パスワード入力画面1
22は、本発明がパスワードによる認証手段をICカー
ドを用いた認証手段に代替する対象である。
【0071】パスワード代替システム310は本発明の
目的を達成するためのシステムである。パスワード代替
システム310は、ICカード入出力装置320と認証
プログラム323と登録プログラム324とファイル1
25により構成されており、認証を行う際にはICカー
ド入出力装置320に挿入するICカード311も構成
に加わる。
【0072】ICカード311は処理装置312と不揮
発性記憶装置313よりなっており、認証プログラム3
23の生成する暗証文字列入力画面314および登録プ
ログラム324との間にICカード入出力装置320を
介しての入出力の手段を有している。ICカード311
および内部の構成はコンピュータ360からの電源供給
により稼動する。
【0073】処理装置312は、不揮発性記憶装置31
3および暗証文字列入力画面314との間で入出力を行
う。処理装置312が認証プログラム323の生成した
暗証文字列入力画面314から照合要求を受け取った時
は、暗証文字列入力欄315の暗証文字列と不揮発性記
憶装置313に保存されている暗証文字列を比較照合す
ることにより認証を試みる。なお、暗証文字列はパスワ
ード入力画面毎に設けられるものではなく、1つのIC
カードに対し1つだけ設けられるものである。この認証
に成功したら不揮発性記憶装置313から取り出したパ
スワードおよび照合結果を認証プログラムに送る。
【0074】不揮発性記憶装置313は、読み書きとも
に可能な記憶装置であり、電源の供給が無い場合でも保
存された情報を保持する。不揮発性記憶装置313は、
ICカード311を用いた認証を行うことができる人物
の暗証文字列を保存する。保存されている暗証文字列に
対してはパスワードが関連付けられているものとする。
不揮発性記憶装置313は登録プログラム324との間
および処理装置312との間で情報の入出力が可能であ
る。
【0075】暗証文字列入力画面314は、認証プログ
ラム323がパスワード入力画面122を発見してい
て、なおかつICカード311がICカード入出力装置
320に挿入されている時に表示される。暗証文字列入
力画面314は、利用者が認証を試みるためにICカー
ド311をICカード入出力装置320に挿入して暗証
文字列を入力し終えるまで画面として存在することで、
ICカード挿入による認証を受け付けていることを利用
者に知らせる。また、暗証文字列入力画面314は、暗
証文字列入力欄315に対しての暗証文字列入力および
OKボタン316に対してのOKボタン押下を、キーボ
ード330から受け付ける。さらに、暗証文字列入力画
面314は、ユーザがOKボタン316を押下した時に
暗証文字列入力欄315の内容を処理装置312に送る
ことにより照合要求を発行する。照合要求発行後、暗証
文字列入力画面314は画面上から消える。
【0076】暗証文字列入力340は、ICカード認証
機能の利用者が、パスワードの代替としての認証手段と
して用いるための暗証文字列の入力動作である。
【0077】認証プログラム323は、オペレーティン
グシステム350上に生成される全ての画面を監視し、
画面が生成される毎にその画面の識別子とファイル12
5に保存されている識別子とを比較して、双方の一致に
よってパスワード入力画面122の生成を発見する。認
証プログラム323は、パスワード入力画面122を発
見したら、パスワード入力画面122を使用不可能な状
態にして、その後ICカード311がICカード入出力
装置320に挿入されるまで待ち、挿入されたら暗証文
字列入力画面314を表示する。認証プログラム323
は、処理装置312が利用者を認証したことを確認した
ら、パスワード入力画面122の識別子を処理装置31
2に送出し、処理装置312より送られてきたパスワー
ド入力画面122に対応するパスワードをパスワード入
力欄326へ入力してOKボタン327を押下する。
【0078】登録プログラム324は、不揮発性記憶装
置313が保存している暗証文字列やパスワード、パス
ワードと対のパスワード入力画面322の識別子に対し
て追加、変更、削除を行う。また、登録プログラム32
4は、パスワード入力画面322の識別子を調べてファ
イル125に登録する。
【0079】ファイル125は、汎用アプリケーション
プログラム121がパスワード入力画面を一意に決定す
るための識別子を格納する。ファイル125は、格納さ
れている情報を認証プログラムに送り出すことができ
る。ファイル125に格納されている情報は登録プログ
ラム324により追加、変更、削除が可能であり、認証
プログラム323が扱うことのできるパスワード入力画
面の数および種類を変更することが可能である。
【0080】キーボード330は、コンピュータ360
への画面からの入力操作を行う。
【0081】図3において、認証プログラム323はパ
スワード代替の目標とするパスワード入力画面122を
生成する汎用アプリケーションプログラム121と同一
のオペレーティングシステム上に有るプログラムであ
り、オペレーティングシステム350内で生成される画
面の識別子を全て監視する。認証プログラム323は、
新たな識別子を発見するたびにファイル125に保存さ
れている識別子と比較する。認証プログラム323が、
パスワード入力画面122の識別子を発見し、ファイル
125にこの識別子が登録されていることを確認した
ら、パスワード入力画面122のパスワード入力欄12
6とOKボタン127を一時的に利用者が使用不可能な
状態とし、ICカード311がICカード入出力装置3
20に挿入されるのを待って、暗証文字列入力画面31
4を表示する。ICカード311が無ければパスワード
入力画面も暗証文字列入力が画面も動作せず認証は成功
しない。暗証文字列入力画面314が表示されたらキー
ボード130からの入力を受け付け、暗証文字列入力欄
315への暗証文字列入力とOKボタン316の押下を
待つ。OKボタン316押下により照合要求が処理装置
312に対して発行されたら、処理装置312は照合要
求と共に送られてきた暗証文字列入力欄315の内容が
不揮発性記憶装置313に保存されているものと一致す
るか調べる。一致したら暗証文字列を入力した人物は認
証に成功したものとみなし、それに関連づいているパス
ワード入力画面122に対応したパスワードを不揮発性
記憶装置313から取得し認証プログラム323に認証
結果と共に送る。
【0082】認証プログラム323は、処理装置312
より認証成功の通知を受け取ったら、本性プログラム3
23によるパスワード入力画面122の機能を使用可能
とし、認証成功の通知と同時に送られてきたパスワード
をパスワード入力画面122のパスワード入力欄126
へ入力して、OKボタン327を押下する。汎用アプリ
ケーションプログラム121は、その後パスワードによ
る照合を実行する。
【0083】不揮発性記憶装置313に保存されている
暗証文字列またはパスワードを書き換える場合は、登録
プログラム324を用いる。ファイル325に保存され
ている識別子を追加、変更、削除する時は登録プログラ
ム324によって行う。パスワード並びにパスワード入
力画面、パスワード入力欄及びOKボタンの識別子の具
体的な登録時の動作は実施形態1のものと同様であるの
で重複する説明は省略する。暗証文字列の登録は暗証文
字列画面315と同様な画面を用いることにより登録す
ることができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
の効果が奏される。
【0085】第1の効果は、正規利用者以外の人物が不
正に文字列を生成して照合のパスワードとして用いるこ
とにより、汎用アプリケーションプログラムが正規利用
者以外の人物を正規利用者として認証してしまうのを防
ぐことができる。
【0086】その理由は、パスワードによる認証を、正
規利用者以外の人物が不正な手段によって認証すること
が難しい認証手段によって代替することにより、プログ
ラムの正規利用者以外の人物による使用が難しくなるか
らである。
【0087】第2の効果は、利用者が汎用アプリケーシ
ョンプログラムごと、状況ごとなどに複数のパスワード
を使用している場合、それら全てを利用者が把握してい
る必要がなくなるということである。
【0088】その理由は、認証に用いるパスワードは本
発明のシステム内に格納し、唯一の認証手段によってパ
スワードによる認証手段を代替することが可能となるか
らである。
【0089】第3の効果は、認証手順の簡略化を行うこ
とが可能となることである。
【0090】その理由は、パスワードによる認証手段に
おける手続きに比べて簡易な手続きを持ち、なおかつ同
等以上の認証性能をもつ認証手段を、本発明の提供する
認証手段として用いることが可能となるからである。
【0091】第4の効果は、認証の性能の向上を期待す
ることができるからである。
【0092】その理由は、従来ではパスワードのみによ
る1段階の認証手段であったが、本発明の認証手段のう
ち照合を行うシステムを持ち運び可能な形に独立させる
ことで、その照合を行うシステムを持つことと、さらに
そのシステムによる認証に成功すること、という2段階
の認証手段を提供することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施形態2の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施形態3の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
110 パスワード代替システム 111 指紋スキャナ 112 処理装置 113 不揮発性記憶装置 114 照合開始ランプ 115 指紋採取部 121 汎用アプリケーションプログラム 122 パスワード入力画面 123 認証プログラム 124 登録プログラム 125 ファイル 126 パスワード入力欄 127 OKボタン 130 キーボード 140 指紋入力 150 オペレーティングシステム 160 コンピュータ 310 パスワード代替システム 311 ICカード 312 処理装置 313 不揮発性記憶装置 314 暗証文字列入力画面 315 暗証文字列入力欄 316 OKボタン 320 ICカード入出力装置 321 汎用アプリケーションプログラム 323 認証プログラム 324 登録プログラム 340 暗証文字列入力 350 オペレーティングシステム 360 コンピュータ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ上で動作するプログラムの
    所定のパスワード入力画面のパスワード入力欄に入力す
    るべきパスワードであって個々の使用者に対応するもの
    である固有パスワードを入力する手段と、 前記個々の使用者の指紋情報を採取する指紋情報採取手
    段と、 情報を記憶する記憶手段と、 前記固有パスワードと前記個々の使用者の指紋情報を対
    応付けて前記記憶手段に登録する登録手段と、 前記プログラムが動作している際に前記パスワード入力
    画面の表示を検出する検出手段と、 前記パスワード入力画面の表示が検出されたときに、前
    記指紋情報採取手段によりそのときの使用者の指紋情報
    を採取して、該指紋情報に対応する固有パスワードを前
    記記憶手段から読み出して、その固有パスワードを前記
    パスワード入力画面のパスワード入力欄に入力する代行
    手段と、 を備えることを特徴とするパスワード入力方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパスワード入力方式に
    おいて、前記パスワード入力画面の表示が検出されたと
    きに使用者による前記パスワード入力画面への入力を禁
    止する禁止手段を更に備えることを特徴とするパスワー
    ド入力方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のパスワード入力
    方式において、前記記憶手段は前記コンピュータとは独
    立に前記使用者が携帯できる形態を有することを特徴と
    するパスワード入力方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    パスワード入力方式において、この方式が前記プログラ
    ムの変更を要しないことを特徴とするパスワード入力方
    式。
  5. 【請求項5】 コンピュータ上で動作するプログラムの
    所定のパスワード入力画面のパスワード入力欄に入力す
    るべきパスワードであって個々の使用者に対応するもの
    である固有パスワードを入力する手段と、 前記コンピュータに着脱可能な可搬性を有する記憶装置
    と、 前記記憶装置に前記固有パスワードを記憶する登録手段
    と、 前記プログラムが動作している際に前記パスワード入力
    画面の表示を検出する検出手段と、 前記パスワード入力画面の表示が検出されたときに前記
    記憶手段から前記固有パスワードを読み込み、その固有
    パスワードを前記パスワード入力画面のパスワード入力
    欄に入力する代行手段と、 を備えることを特徴とするパスワード入力方式。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパスワード入力方式に
    おいて、前記パスワード入力画面の表示が検出されたと
    きに暗証文字列を入力するための暗証文字列入力画面を
    表示し、該暗証文字列入力画面に入力された暗証文字列
    が前記記憶手段に登録されている暗証文字列と一致して
    いるか否かを判定する暗証文字列確認手段を更に備え、
    前記代行手段は、前記暗証文字列確認手段の判定結果が
    真であるときに起動されることを特徴とするパスワード
    入力方式。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載のパスワード入力
    方式において、前記パスワード入力画面の表示が検出さ
    れたときに使用者による前記パスワード入力画面への入
    力を禁止する禁止手段を更に備えることを特徴とするパ
    スワード入力方式。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のいずれか1項に記載の
    パスワード入力方式において、この方式が前記プログラ
    ムの変更を要しないことを特徴とするパスワード入力方
    式。
  9. 【請求項9】 コンピュータ上で動作するプログラムの
    所定のパスワード入力画面のパスワード入力欄に入力す
    るべきパスワードであって個々の使用者に対応するもの
    である固有パスワードを入力するステップと、 前記個々の使用者の指紋情報を採取する指紋情報採取ス
    テップと、 前記固有パスワードと前記個々の使用者の指紋情報を対
    応付けて記憶手段に登録する登録ステップと、 前記プログラムが動作している際に前記パスワード入力
    画面の表示を検出する検出ステップと、 前記パスワード入力画面の表示が検出されたときに、前
    記指紋情報採取ステップによりそのときの使用者の指紋
    情報を採取して、該指紋情報に対応する固有パスワード
    を前記記憶手段から読み出して、その固有パスワードを
    前記パスワード入力画面のパスワード入力欄に入力する
    代行ステップと、 を有することを特徴とするパスワード入力方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のパスワード入力方法
    において、前記パスワード入力画面の表示が検出された
    ときに使用者による前記パスワード入力画面への入力を
    禁止する禁止ステップを更に有することを特徴とするパ
    スワード入力方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載のパスワード
    入力方法において、前記記憶手段は前記コンピュータと
    は独立に前記使用者が携帯できる形態を有することを特
    徴とするパスワード入力方法。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれか1項に記
    載のパスワード入力方法において、この方法が前記プロ
    グラムの変更を要しないことを特徴とするパスワード入
    力方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータ上で動作するプログラム
    の所定のパスワード入力画面のパスワード入力欄に入力
    するべきパスワードであって個々の使用者に対応するも
    のである固有パスワードを入力するステップと、 前記コンピュータに着脱可能な可搬性を有する記憶装置
    に前記固有パスワードを記憶する登録ステップと、 前記プログラムが動作している際に前記パスワード入力
    画面の表示を検出する検出ステップと、 前記パスワード入力画面の表示が検出されたときに前記
    記憶手段から前記固有パスワードを読み込み、その固有
    パスワードを前記パスワード入力画面のパスワード入力
    欄に入力する代行ステップと、 を備えることを特徴とするパスワード入力方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のパスワード入力方
    法において、前記パスワード入力画面の表示が検出され
    たときに暗証文字列を入力するための暗証文字列入力画
    面を表示し、該暗証文字列入力画面に入力された暗証文
    字列が前記記憶手段に登録されている暗証文字列と一致
    しているか否かを判定する暗証文字列確認ステップを更
    に備え、前記代行ステップは、前記暗証文字列確認ステ
    ップの判定結果が真であるときに起動されることを特徴
    とするパスワード入力方法。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14に記載のパスワー
    ド入力方法において、前記パスワード入力画面の表示が
    検出されたときに使用者による前記パスワード入力画面
    への入力を禁止する禁止ステップを更に備えることを特
    徴とするパスワード入力方式。
  16. 【請求項16】 請求項13乃至15のいずれか1項に
    記載のパスワード入力方法において、この方法が前記プ
    ログラムの変更を要しないことを特徴とするパスワード
    入力方法。
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