JP2023033184A - 指紋認証自動パスワード選択、送信及び入力装置 - Google Patents
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Abstract
Description
より詳しくは、本発明は、計算機へのログインから、物理キーボードやソフトキーボードの操作によるパスワードなど機密番号の入力を必要とするあらゆる種類の応用まで、キーボードインターフェースを備えたあらゆる種類の装置に関する。
さらに、そのような周辺機器は上位ホスト計算機ソフトウェアによって管理される必要があり、上位ホスト計算機ソフトウェアの常駐はユーザーに不便を引き起こし、またセキュリティの抜け穴を引き起こす問題もある。
ユーザーは指を軽くたたくだけで、本発明の装置は、指紋認証技術を用いて本人確認を行った後、ユーザーのキーボード操作の代行者となり、パスワードが自動的に上位ホスト計算機に入力される。面倒な手動パスワード入力操作を簡素化する模擬キーボードを使用することより、面倒な入力操作を心配する必要がないため、ユーザーはより高いセキュリティレベルでより高基準パスワードを設定することができる。また、パスワードの覗き見などのセキュリティ問題を心配する必要もありません。
本発明装置はキーボードをエミュレートする方法で上位ホスト計算機に接続され、その結果、様々なオペレーティングシステムに基づく上位ホスト計算機は、本発明装置を模擬キーボードとして認識することができる。
更に、本発明装置のシステム構造には、プライバシーと内部データセキュリティの両方を保護するメカニズムがある。
また、使用状態において、本発明装置は、上位ホスト計算機が本発明装置にコマンドを送信する必要がないため、セキュリティレベルが大幅に向上し、ユーザーにとって便利であるだけでなく、セキュリティも提供される。
・指紋収集ユニットは元の指紋画像データの収集する役割を果たす。
・指紋認証ユニットは、収集された画像データに対して様々な処理、指紋の登録、認証、及びテンプレートの生成する役割を果たす。
・指紋IDパスワード管理ユニットは、主に指紋とパスワード及び応用間の照会表の確立と検索する役割を果たす。
・パスワードジェネレータと暗号化/復号化ツールユニットは、パスワードを設定する時に、ユーザーにパスワードの自動生成サービスを提供するだけでなく、本発明装置の内外の機密情報の保存とバックアップのための暗号化と復号化サービスも提供する役割を果たす。
・上記各ユニットの情報処理及び操作はすべて中央制御処理ユニットで実行される。
・指紋テンプレート、パスワード、及びそれらに対応する応用情報記録は、記憶ユニットに保存される。
・通信管理ユニットは、本発明装置と上位ホスト計算機の間の通信モードを管理する役割を果たす。使用状態では、キーボード接続のみが開かれ、設定状態では、データ通信モードが追加される。
・表示ユニットは、LEDなどを介して本発明装置の現在の状態を表示する役割を果たす。
・上位ホスト計算機上の指紋及びパスワード管理ソフトウェアは、本発明装置の指紋登録、パスワード設定及び対応する応用情報メモ記録の設定、設定データを上位ホスト計算機または他のメディアにバックアップ、及び設定データを別の未構成の本発明と同様な装置に複製に使用される。
・上位ホスト計算機上の応用プロンプトソフトウェアは、ユーザーに対して、様々な応用と指紋の間の対応関係をプロンプトで表示する役割を果たす。つまり、様々な応用に対してどの指の指紋を使用するかをユーザーに促す役割を果たす。
上位ホスト計算機上のGUI(ユーザーグラフィカルインターフェース)ソフトウェア部分を除いて、指紋収集ユニットからの画像データの処理、その他の情報処理及び編集を含むすべてのソフトウェアの操作は、中央処理制御ユニットで実行される。
指紋収集ユニットからの画像データを処理した後、中央処理制御ユニットは最終的に指紋テンプレートデータのみを出力し、本発明のシステム構造は、指紋画像が保存または出力されないことを保証し、それによって個人のプライバシーデータを保護する。
そして、上位ホスト計算機と接続した後、本発明装置のシステム内の指紋認証ユニットが自動的に起動され、本発明の装置は指紋入力を待機するという待機状態に入る。それから、本発明の装置は、指紋認証により本人を確認した後、本人の代理人として機能し、キーボードインターフェースを介して事前に設定された指紋に対応するパスワードを呼び出し、それを上位ホスト計算機のパスワード入力ボックスに自動的に送信する。
待機状態では、上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアが起動すると、本発明装置の制御権が指紋認証ユニットから通信管理ユニットに移り、設定状態に切り替わる。
上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアを閉じるか、設定状態が制限時間を超えると、本発明装置は自動的に通信管理ユニット制御モードから指紋認証ユニット制御モードに切り替わり、つまり、待機状態に戻る。この二つの状態とその状態移行方法により、データセキュリティとユーザーの利便性の両方を向上させることができる。
ここでのパスワードとは、様々な記号、数字、大文字と小文字、及び単純な数字列、文字列、またはキーで構成される物が含まれる。簡潔にするために、これらをまとめてパスワードと呼ぶ。
パスワードの長さと組み合わせについては、上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアを介してユーザーが設定できる。
本発明装置は、指紋パスワード照会表を介して、指紋を照合後、指紋テンプレートIDに従って対応するパスワードを自動的に検索し、そのパスワードを上位ホスト計算機に自動的に送信する。
すなわち、指紋IDパスワード管理ユニットは、指紋とパスワードの照会表を確立する機能を有するだけでなく、指紋に従ってパスワード及び関連情報を自動的に検索する機能も有する。
パスワードジェネレータと暗号化及び復号化ツールユニットは、本発明装置のデータセキュリティを確保するため、様々な暗号化及び復号化ツールを提供する。
上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアを介して、すべての設定データをバックアップする場合は、すべてのデータは暗号化されたデータ形式でバックアップされる。本発明と同様の装置のみが、装置内のバックアップデータを復号化して利用できる。
パスワードを設定する際、物理的なキーボードからの手動入力に加えて、ユーザーは指紋パスワード管理ソフトウェアを介して必要なパスワードの形式と長さを定義し、パスワードジェネレータと暗号化及び復号化ツールユニットを介してパスワードを自動的に生成することもできる。
登録された各指紋には、同じ管理者権限がある。つまり、登録された指紋のいずれかによって本人が認証されている限り、上記の設定状態での操作を行うことができる。
指紋登録なしの出荷初期設定状態、つまり工場出荷時の状態であることが検出された場合、個人認証を行わずに最初の指紋を直接登録するか、上位ホスト計算機上の指紋及びパスワード管理ソフトウェアの回復機能を介して、上位ホスト計算機から本発明装置にバックアップデータをコピーすることができる。
ユーザーが上位ホスト計算機上の応用プロンプトソフトウェアを起動する場合、本発明装置と上位ホスト計算機の間の通信インターフェースは、パスワードを出力するための模擬キーボード用のポート、及び他の読み取り専用通信ポートを用意する。
即ち、使用状態では、上位ホスト計算機上の応用プロンプトソフトウェアが起動されているか否かに関わらず、本発明装置は指紋入力を待機状態にあり、本発明装置の記憶ユニットは、読み取り専用状態にある。
つまり、使用状態では、上位ホスト計算機は、キーボードインターフェースを介してパスワードを読み取るか、他の通信インターフェースを介して装置から上位ホスト計算機に出力された応用プロンプト情報を受信することができるが、上位ホスト計算機は、本発明の装置に何も書き込むことができない。本発明装置は上位ホスト計算機からデータを受信しません。
より詳しくは、本発明は、計算機へのログインから、物理キーボードやソフトキーボードの操作によるパスワードなど機密番号の入力を必要とするあらゆる種類の応用まで、キーボードインターフェースを備えたあらゆる種類の装置に関する。
本願発明に関連する先行技術として、例えば、下記の特許文献1乃至3に開示される技術がある。
1.ホスト計算機のログインソフトウェアの変更
既存ログインサイトは、登録アカウント名や登録パスワードをキーボードから入力する手段である。このサイトへのログイン自動手法の実現には、ログイン方法の変更が必要となる。端末装置から無線手段でログイン情報を送信した場合は、送信データの受信、復号、変更してログインサイトのログイン情報に変更して自動入力するソフトウェアの追加や変更が必要になる。
2.複数ユーザー複数ログインサイトへの応用
一つの端末装置は、従来、個人ユーザーが単一のログインサイトへログインまたは単一ユーザーの利用を中心に検討されている。指紋認証は、数十の登録指紋でも可能であるので、登録指紋確認はもちろん入力指紋の特定にも利用できる。この機能を積極的に利用して、複数のログインサイトや1つの端末装置の複数ユーザーの共同利用のログイン自動化に応用できる。
3.ホスト計算機に必要な特別ソフトウェア
先行技術は、ログイン情報を持つ端末装置とホスト計算機にある応用ソフトウェアで構成され、そのソフトウェアにログインを実行させるログインシステムである。パソコンなどのホスト計算機に特別なソフトウェアが必要ということは、OS依存や、狭い範囲の応用に限って対応することを目標にしていて、しかも、保守作業が面倒と言う問題もある。
4.端末装置とホスト計算機の間の通信問題
PC側のソフトウェアやデバイスとPC側双方間通信プロトコルにより利用範囲が限定されるため、利用者にとっては不便であるという問題もある。
例えば、情報通信媒体として相手装置との間の近距離通信(NFC)と無線通信(BT)を備えた情報通信システムである前提でログインを行う場合もあるが、近距離通信と無線通信に限定された情報通信システム及びOSや応用に依存するソフトウェアは利用者にとって、導入するハードルが高く、例えば近距離通信や無線通信が利用できないパソコンなどには適用できない。
5.自動ログイン対応の範囲の限定
ウェブサイトへのログインに必要なIDとパスワードを利用する方法では、ウェブサイト以外、例えばWindowsへのログインや遠隔オンプレサーバへのログインなどや、更に、汎用的なパスワードや複雑なストリングを入力する作業の代行には適応できない問題もある。
さらに、そのような周辺機器は上位ホスト計算機ソフトウェアによって管理される必要があり、上位ホスト計算機ソフトウェアの常駐はユーザーに余分の負担をかけると共に、セキュリティの抜け穴を引き起こす問題もある。
ユーザーは指を軽くたたくだけで、本発明の装置は、指紋認証技術を用いて登録指紋確認と同時に登録指紋の特定を行った後、ユーザーのキーボード操作の代行者となり、パスワードが自動的に上位ホスト計算機に入力される。面倒な手動パスワード入力操作を簡素化する模擬キーボードを使用することより、面倒な入力操作を心配する必要がない。そのため、ユーザーはより高いセキュリティレベルでより高基準パスワードを設定することができる。また、パスワードの覗き見などのセキュリティ問題を心配する必要もない。
上記目的に加えて、当該端末に組み込まれた指紋認証によるユーザーの登録指紋確認の機能に加えて、複数の登録指紋から特定したい1つの登録指紋を選択できる機能を利用して、それに対応するパスワードなどのログイン機密データをホスト計算機のログインの自動入力装置の提供である。このため、同一ユーザーが異なるログインサイトへのログイン操作だけでなく、複数の異なるユーザーの異なるログインサイトへのログイン操作にも1つの端末装置を使い回して利用できる装置になっている。
本発明装置はキーボードをエミュレートする方法で上位ホスト計算機に接続され、その結果、様々なオペレーティングシステムに基づく上位ホスト計算機は、本発明装置を模擬キーボードとして認識することができる。しかも、本発明装置は、ログインに必要な手動パスワード入力のデータ列を自動的に送信して入力する。このため、既存のログインシステムの変更、追加は全く必要ない。
更に、本発明装置のシステム構造には、プライバシーと内部データセキュリティの両方を保護するメカニズムがある。
また、使用状態において、本発明装置は、上位ホスト計算機が本発明装置にコマンドを送信する必要がないため、セキュリティレベルが大幅に向上し、ユーザーにとって便利であるだけでなく、セキュリティも提供される。
図2は、本発明の設定状態の概略図である。
・指紋収集ユニットは元の指紋画像データの収集する役割を果たす。
・指紋認証ユニットは、収集された画像データに対して様々な処理、指紋の登録、認証、選択及びテンプレートの生成する役割を果たす。
・指紋IDパスワード管理ユニットは、主に指紋とパスワード及び応用間の照会表の確立と検索する役割を果たす。
・パスワードジェネレータと暗号化/復号化ツールユニットは、パスワードを設定する時に、ユーザーにパスワードの自動生成サービスを提供するだけでなく、本発明装置の内外の機密情報の保存とバックアップのための暗号化と復号化サービスも提供する役割を果たす。
・上記各ユニットの情報処理及び操作はすべて中央制御処理ユニットで実行される。
・指紋テンプレート、パスワード、及びそれらに対応する応用情報記録は、記憶ユニットに保存される。
・通信管理ユニットは、本発明装置と上位ホスト計算機の間の通信モードを管理する役割を果たす。使用状態では、キーボード接続のみが開かれる。
・表示ユニットは、LEDなどを介して本発明装置の現在の状態を表示する役割を果たす。
・各ユニットは「中央制御処理ユニット」により操作される。本発明装置の使用状態の動作の流れについて、一つの具体例で、説明をする。ユーザーが指をセンサーの上に置くと、本発明機器の中にある「指紋収集ユニット」は、指紋に関する電気信号を検知、取得し、指紋アナログ信号をデジタル信号に変換し、それと同時にあるアルゴリズムにより変換及びエンコーディング後、「中央制御処理ユニット」に転送する。「中央制御処理ユニット」は「指紋識別ユニット」へ以上のエンコーディングデータと記憶ユニットから事前に保存されている指紋識別用データも取り出して、「指紋識別ユニット」へ送り、同時に識別命令も指紋識別ユニットへ送り、「中央制御処理ユニット」が「指紋識別ユニット」を制御する、「指紋識別ユニット」は「中央制御処理ユニット」から命令を受け取り、逆変換及びデコーディング後、識別の判定結果として、どの指が照合されたかと言う情報を「中央制御処理ユニット」へ送り返す。
例えば右手の差し指が識別されたという結果が報告されると、「中央制御処理ユニット」は「指紋IDパスワード管理ユニット」に対して、右手の差し指と対応するパスワードを検索する命令を出す、「指紋IDパスワード管理ユニット」が命令を受け取り、そのパスワードを見つけて、「中央制御処理ユニット」へパスワードを送る。「中央制御処理ユニット」はそのパスワードを「通信管理ユニットへ」渡す、この使用状態では、「通信管理ユニット」はHIDと言うインターフェースと繋がっている状態であるため、パスワードはHIDインターフェース経由で、上位機器に送る。それで、キーボードからパスワードの代理入力を実現する。
注1:以上の中央制御ユニット及び指紋識別ユニットの中には、一般的には、MCUを利用する、例えばCOTEX M3或いは専用チップ、この二つのユニットは、別々のMCUで実装するか、同じMCUで実装するか、どの方法も可能です。
注2:パスワードジェネレータ及び暗号化/複合化ツールユニットは、色々なツールを提供するユニットであり、指紋IDパスワード管理ユニットの中のデータ、例えば、パスワード、そのパスワードを自動生成するためのアルゴリズムや、及びそのパスワードをどの暗号方式で暗号化するか、それから、指紋識別ユニットで作った指紋識別用のデータをどのような暗号方式で保存するか、何れ、色々なデータをどのように暗号方式で暗号化するか或いは複合するか、その処理に必要なツールはパスワードジェネレータ及び暗号化/複合化ツールユニットから提供される。暗号化されたデータは中央制御処理ユニットの制御により、記憶ユニットに保存する。
注3:表示ユニットは、本発明装置は電源入れかどうか、指紋収集ユニットが外部から指紋データを取れているのか取れてないのか、指紋識別ユニットが指紋認証できたかできてないか、など、ユーザーインターフェースとして、以上のようなことを表示するユニットです。」
ユーザーの立場から見れば、設定状態では前者のみ、使用状態では後者のみが稼働する。
具体的には、前者ソフトウェアは、設定状態で自動的にPCにインストールの指示が表示されるが、インストールするかどうかについてはユーザーが決定できる。インストール後自動的に稼働する。
後者ソフトウェアは、ユーザーの事前設定次第により利用できる。利用するように事前設定をすれば、使用状態において、上位ホスト計算機と繋ぐ次第、自動的にPCに移り、稼働する。ユーザーがこのソフトを利用しないように事前設定をした場合、使用状態において、上位ホスト計算機と繋いでも、自動的にPCに移らない、稼働もしない。
図2に示すように、システム機能構造により、本発明装置は上位ホスト計算機に接続されると、本発明装置の通信モードが自動的に有効になり、例えば、USBで上位ホスト計算機と繋ぎ、通信可能な状態になり、自動的に本発明装置に内蔵する指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェアを上位ホスト計算機上に移り、自動的に稼働する機能構成を持つ。本発明装置の設定状態では前者、使用状態では後者のみが稼働する(ユーザーの事前設定による稼働するかどうかを決定される)。本発明装置と上位ホスト計算機間の通信方法は大容量ストレージと同じ方法MSC(Mass Storage Class)或いは他の何れの通信方法もよいとする。
・通信管理ユニットは、本発明装置と上位ホスト計算機の間の通信モードを管理する役割を果たす。使用状態では、キーボード接続のみが開かれ、設定状態では、データ通信モードが追加される。
・指紋及びパスワード管理ソフトウェアは、本発明装置の指紋登録、パスワード設定及びアカウント名などのその他の必要情報の設定、それらのデータを上位ホスト計算機または他のメディアにバックアップ、及び他の本発明装置への複製に使用される。
・上位ホスト計算機上に移動し稼働する応用プロンプトソフトウェアは、ユーザーに対して、様々なログインサイトと指紋の間の対応関係を計算機表示器にプロンプトして表示する役割を果たす。つまり、様々な応用に対してどの指の指紋を使用するかをユーザーに促す役割を果たす。
応用プロンプトは、例として、計算機表示器に、一行目に「アマゾン 左差し指」、二行目に「職場サーバー 左親指」、三行目に「PDF文書P 右差し指」のような表で表示される、以上の例により、各行の左には応用名、右には左の応用に対応する指のIDである。各応用に対する指のIDが分かれば、その指紋と結び付けのパスワードを指紋認証により、パスワードの自動入力が可能になる。応用プロンプトは利便性向上のためユーザーに提供される補助ツールである。
・ホスト計算機は、本発明とは別に外部にあり、WindowsやiOSやLinux(登録商標)など様々なOS、ウエブブラウザなどの計算機を動かす基本的なソフトウェアと、コンピュータのハードウェアも含め、計算機システムその全体を指す。
・「指紋パスワード管理ソフトウェア」と「応用プロンプトソフトウェア」の二つのソフトウェアは本発明装置の中に内蔵され、外部の上位ホスト計算機に本発明装置が接続される時に自動的にホスト計算機に移動して、実行されるかどうかはユーザー次第である、上位ホスト計算機のディスプレイとキーボードを利用し本発明装置に対する指紋登録など初期設定や各応用に対応する指紋IDを提示するために利用される。このソフトウェアを利用せず、本発明装置だけで使用することも可能である。
「指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア」は常時、本発明装置の中に常駐する。本発明装置を上位ホスト計算機と接続させる度に、本発明装置は自動的に「指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア」を上位ホスト計算機にインストール用のソフトを表示させ、ユーザーがクリックすれば、「指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア」が自動的に上位ホスト計算機へ送られ、インストールされた後、自動的に稼働する。
上記「指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア」は、キーボードからの入力や、ディスプレイで本発明装置内のデータを表示するための「GUIクライアントグラフィカルインターフェースソフトウェア部分」(略称GUI)を含まる。このGUIは、マウスやキーボードなどからの入力を受けとる、或いは、発明装置の中にあるデータをホスト計算機の表示器で表示するための機能を持っている。このGUI以外に、「指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア」は、色々なAPIも持っている。例えば、指紋登録、指紋認証、など0019、そのAPIを介して、本発明装置の中にある中央制御処理ユニットへ命令を出して、中央制御処理ユニットはAPI命令により、本発明装置の中にある関連ユニットを動かし、色々なファンクションを持つプログラムを動かす。
そういう意味で、「上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア」を含めて、GUIクライアントグラフィカルインターフェースソフトウェア部分を除いて、すべてのソフトウェアの処理が、中央処理制御ユニット内部で実行される。
指紋収集ユニットは指紋画像データを処理した後のデータ、要は原指紋画像を出力としない、処理後のデータを中央処理制御ユニットへ出力する、中央処理制御ユニットは最終的に指紋テンプレートデータのみを出力し、要は本発明のシステム構造により、指紋画像が保存または出力されないことを保証し、それによって個人のプライバシーデータを保護する。
そして、上位ホスト計算機と接続した後、本発明装置のシステム内の指紋認証ユニットが自動的に起動され、本発明の装置は指紋入力を待機するという待機状態に入る。それから、本発明の装置は、指紋認証により登録指紋を確認した後、ユーザーの代理人として機能し、キーボードインターフェースを介して事前に設定された指紋に対応するパスワードを呼び出し、それを上位ホスト計算機のパスワード入力ボックスに自動的に送信する。
前記二つの状態同士はある条件で切り替えることが可能である。 待機状態において、上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアが起動すると、本発明装置の制御権が指紋認証ユニットから通信管理ユニットに移り、設定状態に切り替わる。
逆に、設定状態において、例えば、上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアを閉じるか、或いは、設定状態が制限時間を超えると、本発明装置は自動的に通信管理ユニット制御モードから指紋認証ユニット制御モードに切り替わり、つまり、待機状態に戻る。この二つの状態とその状態移行方法により、データセキュリティとユーザーの利便性の両方を向上させることができる。
本発明装置の「指紋認証ユニット制御モード」は、ユーザーから見た本発明装置の「使用状態」或いは「待機状態」と相当し、本発明装置の「通信管理ユニット制御モード」は、ユーザーから見た「設定状態」と相当する。
ここでのパスワードとは、様々な記号、数字、大文字と小文字、及び単純な数字列、文字列、またはその他のキーボードにあるキー、例えば空白キーで構成される物が含まれる。簡潔にするために、これらをまとめてパスワードと呼ぶ。
パスワードの長さと組み合わせについては、上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアを介してユーザーが設定できる。
本発明装置は、指紋パスワード照会表を介して、指紋を照合後、指紋テンプレートIDに従って対応するパスワードを自動的に検索し、そのパスワードを上位ホスト計算機に自動的に送信する。
すなわち、指紋IDパスワード管理ユニットは、指紋とパスワードの照会表からなるデータを作成保持する機能を有するだけでなく、指紋に従ってパスワード及び関連情報を自動的に検索する機能も有する。
「指紋パスワード照会表」は、本発明装置を設定状態で、上位ホスト計算機で「指紋IDパスワード管理ユニット」と言う設定ソフトウェアにより、ユーザーが各登録された指紋IDに対するどのパスワードに対応させるか、その設定により確立させた指紋IDとパスワードの対応関係データである。一つの指紋を複数のパスワードに対応させるか、逆に一つのパスワードを複数の指紋に対応させるか、或いは複数の指紋に複数のパスワードに対応させるか、ユーザー設定次第であるという仕組みである。本発明装置は個人を特定する意味の本人認証を行わないので、複数の人間の複数の指紋に複数のパスワードに対応させることが設定次第で可能である。
パスワードジェネレータと暗号化及び復号化ツールユニットは、本発明装置のデータセキュリティを確保するため、パスワードを自動生成するツールと様々な暗号化及び復号化ツールを提供する。
本発明の装置にある「パスワードジェネレータ及び暗号化及び復号化ツールユニット」は、「パスワードジェネレータ」と「暗号化及び復号化」の機能をツール化して同じユニットに纏めて置いている、実装例として、幾つかのプログラムをフラッシュメモリに格納される。
更に、設定状態において、「パスワードジェネレータ及び暗号化及び復号化ツールユニット」は「中央制御処理ユニット」に制御され、「中央制御処理ユニット」内で実行され、それから、自動生成したパスワードを、PC側にある「指紋パスワード管理ソフトウェア」の設定画面に送られ、表示される。表示されている自動生成されたパスワードを手動で修正することも可能である。
上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアを介して、すべての設定データをバックアップする場合は、すべてのデータは暗号化されたデータ形式でバックアップされる。本発明と同様の装置のみが、装置内のバックアップデータを復号化して利用できる。
パスワードを設定する際、物理的なキーボードからの手動入力に加えて、ユーザーは指紋パスワード管理ソフトウェアを介して必要なパスワードの形式と長さを定義し、パスワードジェネレータと暗号化及び復号化ツールユニットを介してパスワードを自動的に生成することもできる。
登録された各指紋には、同じ管理者権限がある。つまり、登録された指紋のいずれかによって登録指紋が認証されている限り、上記の設定状態での操作を行うことができる。
指紋登録なしの出荷初期設定状態、つまり工場出荷時の状態であることが検出された場合、指紋認証を行わずに最初の指紋を直接登録するか、他の指紋登録及び初期設定済の本発明装置から設定データをコピーするか、上位ホスト計算機上の指紋及びパスワード管理ソフトウェアの回復機能を介して、上位ホスト計算機から本発明装置にバックアップデータをコピーするか、以上何れの方法で初期設定を行うことができる。
本発明装置は複数の人間が同じ装置を利用することも可能であるため、指紋認証はあくまでも本人認証のためではなく、指紋に紐付きのパスワードを検索するために利用される。複数の人間が同じ装置を利用することも可能であるため、誰であるか認証する必要もなく、初期状態において、誰でも指紋登録ができる。それから、初期状態に登録した指紋はその後に登録した指紋の機能と管理権が同じである。
ユーザーが上位ホスト計算機上の応用プロンプトソフトウェアを起動する場合、本発明装置と上位ホスト計算機の間の通信インターフェースは、パスワードを出力するための模擬キーボード用のポート、及び他の読み取り専用通信ポートを用意する。
即ち、使用状態では、上位ホスト計算機上の応用プロンプトソフトウェアが起動されているか否かに関わらず、本発明装置は指紋入力を待機状態にあり、本発明装置の記憶ユニットは、読み取り専用状態にある。
つまり、使用状態では、上位ホスト計算機は、キーボードインターフェースを介してパスワードを読み取るか、他の通信インターフェースを介して装置から上位ホスト計算機に出力された応用プロンプト情報を受信することができるが、上位ホスト計算機は、本発明の装置に何も書き込むことができない。本発明装置は上位ホスト計算機からデータを受信しない。
Claims (10)
- 指紋収集ユニット、指紋認証ユニット、指紋IDパスワード管理ユニット、パスワードジェネレータと暗号化及び復号化ツールユニット、中央制御処理ユニット、記憶ユニット、USB HID通信インターフェースで上位ホスト計算機と繋ぐ通信管理ユニット、表示ユニット、及び上位ホスト計算機上の指紋パスワード管理ソフトウェアと応用プロンプトソフトウェア、を含む指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。
- 前記各ユニットのデータ信号線及び制御線が前記中央制御処理ユニットに接続され、前記指紋収集ユニットは、指紋センサーや専用のデジタル-アナログ信号コンバーター、及び専用のドライバーを含み、専用のデータチャネルを介して中央処理装置にのみ接続され、上位ホスト計算機上のGUIクライアントグラフィカルインターフェースソフトウェア部分を除いて、画像処理、様々な情報処理及び編集を含むすべてのソフトウェアの処理は、前記中央処理制御ユニット内部で実行される請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。
- 上位ホスト計算機に接続された後、前記指紋認証ユニットを自動的に起動して、待機状態となり、
前記指紋認証ユニットは、指紋認証により本人を確認した後、マウスが示す上位ホスト計算機上にあるパスワード入力ボックスの位置に応じて、指紋IDに対応するパスワードを自動的に上記パスワード入力ボックスに送信する請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。 - 前記指紋認証ユニットによって制御される使用状態であり、待機状態とも呼ばれる制御モードと、前記通信管理ユニットによって制御される制御モードとの2つの制御モードを有し、
前記待機状態では、上位ホスト計算機の指紋管理ソフトウェアを起動すると、システムの制御権が前記指紋認証ユニットから前記通信管理ユニットに移り、設定状態に切り替わり、上位ホスト計算機の指紋管理ソフトウェアを閉じる時、または前記設定状態がタイムアウトになる時は、通信管理ユニット制御モードから指紋認証ユニット制御モードに自動的に切り替わり、待機状態に戻る請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。 - 前記指紋IDパスワード管理ユニットは、指紋IDとパスワードの間の1対1の対応、つまり指紋パスワード照会表を確立し、
前記パスワードは、様々な大文字、小文字、記号、数字、その他のキーで構成されるパスワード、よく使用されるコードやキーを含み、
パスワードの長さと組み合わせ方式は、上位ホスト計算機の指紋パスワード管理ソフトウェアを介してユーザーにより設定され、
前記指紋IDパスワード管理ユニットは、指紋パスワード照会表を作成する機能に加えて、指紋に応じてパスワード及び関連情報を自動的に照会する機能を備える請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。 - 指紋テンプレートデータ、パスワード、指紋パスワード照会表を含む機密データは、暗号化された形式で前記記憶ユニットに保存され、パスワードジェネレータと前記暗号化及び復号化ツールユニットは、前記装置のデータセキュリティを確保するために様々な暗号化及び復号化処理を実行し、
上位ホスト計算機上にある指紋パスワード管理ソフトウェアを使用してすべての設定データをバックアップする場合、すべてのデータは暗号化されたデータ形式でバックアップされ、同様の前記装置のみが装置内でバックアップデータを復号化し、
パスワードを設定する場合、物理キーボードからの手動入力に加えて、ユーザーは指紋パスワード管理ソフトウェアで必要なパスワード形式を定義し、パスワードジェネレータと前記暗号化及び復号化ツールユニットを介してパスワードを自動的に生成する請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。 - 設定状態において、以下の操作をする場合、
1.指紋新規登録及びパスワードを追加する、
2.登録された指紋及びパスワードに対して、特定の一つまたはすべてを削除する、
3.指紋IDとパスワードの照会表を作成及び変更する、
4.指紋とパスワードに対応する応用プロンプト情報を追加及び変更する、
5.上記の設定情報を上位ホスト計算機、フラッシュメモリなどにバックアップする、
6.上記の設定情報を指紋登録されていない本発明の装置にコピーする、
前記設定状態に入る前に、上位ホスト計算機で指紋パスワード管理ソフトウェアを起動し、指紋認証で本人確認を行い、登録された各指紋は同じ管理権限を有する請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。 - 設定状態において、上位ホスト計算機上で指紋パスワード管理ソフトウェアを起動した後、現在の指紋登録状態を自動的に検出し、指紋登録なしの初期設定状態であることが検出された場合、個人認証を行わずに、最初の指紋を直接登録する請求項1に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。
- 使用状態に置いて、指紋とパスワードの照会表を設定した後、ユーザーが使用中に(本発明の装置が使用状態である)、上位ホスト計算機上で前記応用プロンプトソフトウェアを起動しない場合、本発明の装置と上位ホスト計算機との間の通信インターフェースは模擬キーボードポートのみを保持し、
ユーザーが上位ホスト計算機上で前記応用プロンプトソフトウェアを起動した場合、上位ホスト計算機との間の通信インターフェースは、パスワードの出力用の模擬キーボードポート及びその他の読み取りのみの専用通信インターフェースポートを保持し、
前記使用状態に置いては、上位ホスト計算機の前記応用プロンプトソフトウェアが起動されているか否かに関わらず、指紋入力を待機する待機状態にあり、記憶部は読み取りのみの状態にある請求項7に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。 - 使用状態に置いて、指紋とパスワードの照会表を設定した後、使用状態では、もし、ユーザーが指紋パスワード管理ソフトウェアを通じて、既に前記応用プロンプトソフトウェアを表示するように設定した場合、上位ホスト計算機に接続されると、プロンプト情報を上位ホスト計算機に自動的にアップロードし、且つ最小化ウィンドウモードで自動的に起動し、その最小化ウィンドウをクリックされると拡大ウィンドウが表示され、各応用とそれに対応する指紋IDのみが表示され、どの指に対応するパスワードを自動的に入力させるべきかをユーザーに案内する請求項7に記載の指紋認証自動パスワード送信及び入力装置。
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