JP2007254242A - ガラス板の加工機械 - Google Patents

ガラス板の加工機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2007254242A
JP2007254242A JP2006084300A JP2006084300A JP2007254242A JP 2007254242 A JP2007254242 A JP 2007254242A JP 2006084300 A JP2006084300 A JP 2006084300A JP 2006084300 A JP2006084300 A JP 2006084300A JP 2007254242 A JP2007254242 A JP 2007254242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass plate
movable
lifting
holding body
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006084300A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Miki
理司 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bando Kiko Co Ltd filed Critical Bando Kiko Co Ltd
Priority to JP2006084300A priority Critical patent/JP2007254242A/ja
Publication of JP2007254242A publication Critical patent/JP2007254242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

【課題】ガラス板の搬送手段に対する位置ずれを生じる虞をなくすことができ、而して、精確で上質な加工をガラス板に施すことができるガラス板の加工機械を提供すること。
【解決手段】ガラス板のべべリング加工機械1は、ガラス板をべべリング加工する加工部3と、加工部3においてべべリング加工されるべきガラス板2を搬送する搬送手段4とを具備しており、搬送手段4は、加工部3よりも上流側に配されていると共にべべリング加工されるべきガラス板2が載置されるX方向に可動な搬入可動台81と、搬入可動台81よりも下流側に配されていると共に加工部においてべべリング加工されるガラス板2を保持するX方向に可動な保持可動台85と、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により搬入可動台81上のガラス板2を持ち上げて保持可動台85上に載置する搬入用の持ち上げ手段86とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、窓用ガラス等のガラス板を加工、例えばガラス板の周縁をべべリング加工(傾斜面取り、広巾面取り等)するガラス板の加工機械に関する。
特開2002−68768号公報
例えば特許文献1においては、ガラス板を吸盤により吸着して上昇させ、吸盤により吸着されたガラス板を搬送方向に移動させ、移動後、ガラス板を下降させて吸盤による吸着を解除し、而して、ガラス板を搬送する搬送手段を具備したガラス板の加工機械(加工装置)が提案されている。
ところで、斯かるガラス板の加工機械では、ガラス板を吸盤により吸着し、吸着したガラス板を吸盤ごと搬送方向に移動させるようになっているために、前記移動時における振動等によってガラス板の吸盤に対する位置ずれを生じる虞があり、而して、精確で上質な加工をガラス板に施すことが困難である。尚、斯かる位置ずれは、ガラス板の研削液等の液体によって濡れた滑り易い状態にあるガラス板を搬送する際に特に生じ得る。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラス板の搬送手段に対する位置ずれを生じる虞をなくすことができ、而して、精確で上質な加工をガラス板に施すことができるガラス板の加工機械を提供することにある。
本発明のガラス板の加工機械は、ガラス板を加工する加工部と、この加工部において加工されるべきガラス板を搬送する搬送手段とを具備しており、搬送手段は、加工部よりも上流側に配されていると共に加工されるべきガラス板が載置される搬送方向に可動な搬入可動台と、搬入可動台よりも下流側に配されていると共に加工部において加工されるガラス板を保持する搬送方向に可動な保持可動台と、搬送方向に関して不動であると共に当該搬送方向に直交する上下方向の移動により搬入可動台上のガラス板を持ち上げて保持可動台上に載置する搬入用の持ち上げ手段とを具備している。
本発明のガラス板の加工機械によれば、特に、搬送手段が、搬送方向に可動な搬入可動台及び保持可動台と、搬送方向に関して不動であると共に上下方向の移動により搬入可動台上のガラス板を持ち上げて保持可動台上に載置する搬入用の持ち上げ手段とを具備しているために、搬入用の持ち上げ手段により持ち上げた状態のガラス板を搬送方向に移動させないことから、ガラス板の搬送手段に対する位置ずれを生じる虞をなくすことができ、而して、精確で上質な加工をガラス板に施すことができる。
本発明のガラス板の加工機械の好ましい例では、搬送手段は、加工部よりも下流側に配されていると共に加工されたガラス板が載置される搬送方向に可動な搬出可動台と、搬送方向に関して不動であると共に上下方向の移動により保持可動台上の加工されたガラス板を持ち上げて搬出可動台上に載置する搬出用の持ち上げ手段とを具備している。このような好ましい例によれば、ガラス板の搬出においても、上記同様に位置ずれを生じる虞をなくすことができる。
本発明のガラス板の加工機械の好ましい例では、加工部は、搬送方向において並置された少なくとも二つ以上の加工ヘッドを具備しており、保持可動台は、前記各加工ヘッドに対して夫々加工されるガラス板の夫々を保持する保持体を具備しており、搬送手段は、搬送方向に関して不動であると共に上下方向の移動により上流側の保持体上のガラス板を持ち上げて下流側の保持体上に載置する持ち上げ手段を更に具備している。このような好ましい例によれば、ガラス板を搬送手段に対して位置ずれを生じさせ得ずに、上流側の加工ヘッドによるガラス板の加工位置から下流側の加工ヘッドによるガラス板の加工位置までガラス板を搬送することができる。
本発明によれば、ガラス板の搬送手段に対する位置ずれを生じる虞をなくすことができ、而して、精確で上質な加工をガラス板に施すことができるガラス板の加工機械を提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図4において、本例のガラス板の加工機械としてのガラス板のべべリング加工機械1は、矩形状のガラス板2を加工する加工部3と、加工部3において加工されるべきガラス板2を搬送する搬送手段4とを具備している。
加工部3は、搬送方向としてのX方向において並置された少なくとも二つ以上の加工ヘッド、本例では研削ヘッド11及び研磨ヘッド12と、研削ヘッド11及び研磨ヘッド12をガラス板2に対して相対的に移動させる移動手段13とを具備している。
X方向において研磨ヘッド12よりも上流側に配された研削ヘッド11は、例えば図3の(a)に示すように、保持体83に保持された研削されるべきガラス板2の周縁21に当接して当該周縁21を研削するべべリング加工用の研削ホイール22と、研削ホイール22を回転させるスピンドルモータ23と、スピンドルモータ23が取り付けられていると共にスピンドルモータ23を介して研削ホイール22の位置を調整する位置調整機構25と、研削ホイール22を位置調整機構25等を介して支持している支持体24とを具備している。支持体24は、本例では、旋回装置43に取り付けられている。
位置調整機構25は、例えば図1及び図3の(a)に示すように、支持体24に回転自在に支持されたX方向に伸びた摘み付ねじ軸26aの回転により支持体24に対してX方向に移動されるX方向可動体26と、X方向可動体に回転自在に支持されたX方向に直交するY方向に伸びた摘み付ねじ軸27aの回転によりX方向可動体26に対してY方向に移動されるY方向可動体27と、Y方向可動体に回転自在に支持されたX及びY方向に直交する上下方向としてのZ方向に伸びた摘み付ねじ軸28aの回転によりY方向可動体27に対してZ方向に移動されるZ方向可動体28とを具備している。Z方向可動体28には、スピンドルモータ23が固着されている。位置調整機構25は、前記ねじ軸26a、27a及び28aが操作されて回転されることで、研削ホイール22のX、Y及びZ方向における位置を調整するようになっている。尚、位置調整機構25は、電動モータ(図示せず)の作動により可動体26、27及び28をX、Y及びZ方向に夫々移動させるようになっていてもよい。
研削ヘッド11は、スピンドルモータ23により回転される研削ホイール22が移動手段13により保持体83上のガラス板2の周縁21に沿って移動されることによって、当該ガラス板2の周縁21を研削するようになっている。
X方向において研削ヘッド11よりも下流側に配された研磨ヘッド12は、例えば図3の(b)に示すように、保持体84に保持された研磨(ポリッシング)されるべきガラス板2の周縁21に当接して当該周縁21を研磨するべべリング加工用の研磨ホイール32と、研磨ホイール32を回転させるスピンドルモータ33と、スピンドルモータ33が取り付けられていると共にスピンドルモータ33を介して研磨ホイール32の位置を調整する位置調整機構35と、位置調整機構35等を介して研磨ホイール32を支持する支持体34とを具備している。
位置調整機構35は、例えば図1及び図3の(b)に示すように、位置調整機構25と同様に形成されているので、図に適宜同符号を付してその詳細な説明を省略する。
研磨ヘッド12は、スピンドルモータ33により回転される研磨ホイール32が移動手段13により保持体84上のガラス板2の研削された周縁21に沿って移動されることによって、当該ガラス板2の周縁21を鏡面状に研磨するようになっている。
移動手段13は、保持体83及び84の夫々に保持されたガラス板2を研削ヘッド11及び研磨ヘッド12に対してX方向に移動させるX方向移動装置41と、研削ヘッド11及び研磨ヘッド12を保持体83及び84の夫々に保持されたガラス板2に対してY方向に移動させるY方向移動装置42と、研削ヘッド11及び研磨ヘッド12を保持体83及び84の夫々に保持されたガラス板2に対してR方向に旋回させる旋回装置43とを具備している。X方向移動装置41及びY方向移動装置42は、互いに協働して研削ヘッド11及び研磨ヘッド12をガラス板2に対してX−Y平面座標移動させるようになっている。
X方向移動装置41は、後述の電動モータ111、プーリ、ベルト等112、ねじ軸113、ガイドレール114、スライダ115、可動本体116並びに保持体83及び84を、保持可動台85と共用している。X方向移動装置41は、電動モータ111の作動によりねじ軸113を回転させ、この回転によりガイドレール114に案内させながら可動本体116並びに保持体83及び84をX方向に移動させ、而して、保持体83及び84に保持されたガラス板2を機械的に同期させてX方向に移動させるようになっている。このように、X方向移動装置41は、前述のように保持可動台85と共用であるために、移動手段13の簡略化を図り得る。
Y方向移動装置42は、基台50に立設されたY方向に伸びた一対のフレーム61と、フレーム61の夫々に固着されたY方向に伸びたガイドレール62と、フレーム61の夫々に回転自在に支持されたY方向に伸びたねじ軸63と、一対のフレーム61を橋絡したX方向に伸びたフレーム64と、フレーム64に回転自在に支持されていると共に、ベベルギヤ等を備えた連結機構65を介してねじ軸63の夫々の一端に連結されたX方向に伸びたラインシャフト66と、フレーム64に固着されていると共に、ラインシャフト66にプーリ、ベルト等67を介して連結された電動モータ68と、ねじ軸63の夫々に螺合していると共にガイドレール62の夫々に嵌合されたX方向に伸びた支持フレーム69とを具備しており、支持フレーム69には、旋回装置43を介して研削ヘッド11及び研磨ヘッド12が装着されている。Y方向移動装置42は、電動モータ68の作動によりラインシャフト66等を介してねじ軸63の夫々を回転させ、この回転により支持フレーム69をガイドレール62にY方向に案内させながらY方向に移動させ、この移動により支持フレーム69に装着された研削ヘッド11及び研磨ヘッド12を互いに機械的に同期させてY方向に移動させるようになっている。
旋回装置43は、支持フレーム69に固着された電動モータ71と、支持フレーム69に回転自在に支持されていると共に電動モータ71に連結されたX方向に伸びたラインシャフト72と、支持フレーム69にR方向に回転自在に支持されていると共に下端に支持体24が取り付けられている回転軸73と、回転軸73よりも下流側に配されており、支持フレーム69にR方向に回転自在に支持されていると共に下端に支持体34が取り付けられている回転軸74と、回転軸73及び74の夫々をラインシャフト72に連結するベベルギヤ等を備えた連結機構75とを具備している。旋回装置43は、電動モータ71の作動によりラインシャフト72を回転させ、この回転により連結機構75を介して回転軸73及び74を互いに機械的に同期させてR方向に回転させ、この回転により研削ヘッド11及び研磨ヘッド12を回転軸73及び74の夫々の回転軸心Oの周りでR方向に旋回させるようになっている。
搬送手段4は、例えば図1及び図2に示すように、加工部3よりも上流側に配されていると共に加工されるべきガラス板2が載置されるX方向に可動な搬入可動台81と、加工部3よりも下流側に配されていると共に加工されたガラス板2が載置されるX方向に可動な搬出可動台82と、搬入可動台81よりも下流側であって搬出可動台82よりも上流側に配されていると共に加工部3において加工されるガラス板2を保持する保持可動台、本例では、研削ヘッド11及び研磨ヘッド12に夫々研削、研磨されるガラス板2の夫々を保持する保持体83及び84を有したX方向に可動な保持可動台85と、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により搬入可動台81上のガラス板2を持ち上げて保持可動台85上に載置する搬入用の持ち上げ手段86と、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により保持可動台85上の加工されたガラス板2を持ち上げて搬出可動台82上に載置する搬出用の持ち上げ手段87と、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により保持可動台85の上流側の保持体83上のガラス板2を持ち上げて下流側の保持体84上に載置する持ち上げ手段88とを具備している。
搬入可動台81は、基台50よりも上流側のガラス板搬入位置P1に設置された基枠91に固着された電動モータ92と、基枠91に回転自在に支持されていると共に電動モータ92にプーリ、ベルト等93を介して連結されたX方向に伸びたねじ軸94と、基枠91に固着されていると共にガラス板搬入位置P1から持ち上げ手段86によってガラス板2が昇降されるガラス板昇降位置P2までX方向に伸びた一対のガイドレール95と、ガイドレール95の夫々に嵌合されたX方向に移動自在なスライダ96と、ねじ軸94に螺合していると共にスライダ96が固着された搬入用テーブル97とを具備している。
搬入用テーブル97の上面には、複数の位置決めピン98が設けられており、斯かる位置決めピン98に対するガラス板2の当接により、加工されるべきガラス板2の位置決めを行うようになっている。搬入用テーブル97の滑り止め処理が施された上面は、ガラス板2の下面2b全体に当接することによって当該ガラス板2を支持するようになっている。搬入用テーブル97は、ガラス板2の下面2bを吸着する上向きの吸盤(図示せず)を具備しており、斯かる吸盤により、ガラス板搬入位置P1においてガラス板2の下面2bを吸着し、ガラス板昇降位置P2において前記吸着を解除するようになっている。
搬入可動台81は、電動モータ92の作動によりプーリ、ベルト等93を介してねじ軸94を回転させ、この回転により搬入用テーブル97をガイドレール95に案内させながらX方向に移動(往復直動)させるようになっている。搬入可動台81は、ガラス板搬入位置P1においてガラス板2が載置された搬入用テーブル97をX方向に移動させてガラス板昇降位置P2に配置させる一方、ガラス板昇降位置P2において持ち上げ手段86によりガラス板2が搬入用テーブル97から持ち上げられた後に、当該搬入用テーブル97をX方向に移動させてガラス板搬入位置P1に配置させるようになっている。
搬出可動台82は、基台50よりも下流側のガラス板搬出位置P5に設置された基枠101に固着された電動モータ102と、基枠101に回転自在に支持されていると共に電動モータ102にプーリ、ベルト等103を介して連結されたX方向に伸びたねじ軸104と、基枠101に固着されていると共にガラス板搬出位置P5から持ち上げ手段87によってガラス板2が昇降されるガラス板昇降位置P4までX方向に伸びた一対のガイドレール105と、ガイドレール105の夫々に嵌合されたX方向に移動自在なスライダ106と、ねじ軸104に螺合していると共にスライダ106が固着された搬出用テーブル107とを具備している。
搬出用テーブル107の滑り止め処理が施された上面は、ガラス板2の下面2b全体に当接することによって当該ガラス板2を支持するようになっている。搬出用テーブル107は、ガラス板2の下面2bを吸着する上向きの吸盤(図示せず)を具備しており、斯かる吸盤により、ガラス板昇降位置P4においてガラス板2の下面2bを吸着し、ガラス板搬出位置P5においてガラス板2の前記吸着を解除するようになっている。
搬出可動台82は、電動モータ102の作動によりプーリ、ベルト等103を介してねじ軸104を回転させ、この回転により搬出用テーブル107をガイドレール105に案内させながらX方向に移動(往復直動)させるようになっている。搬出可動台82は、ガラス板搬出位置P5に配置された状態の搬出用テーブル107をX方向に移動させてガラス板昇降位置P4に配置させる一方、持ち上げ手段87によるガラス板2の搬出用テーブル107への載置後、当該搬出用テーブル107をX方向に移動させてガラス板搬出位置P5に配置させるようになっている。
保持可動台85は、例えば図1及び図2並びに図4に示すように、基枠101に固着された電動モータ111と、基台50に回転自在に支持されていると共に電動モータ111にプーリ、ベルト等112を介して連結されたX方向に伸びたねじ軸113と、基台50に固着されていると共にガラス板昇降位置P2からガラス板昇降位置P4までX方向に伸びた一対のガイドレール114と、ガイドレール114の夫々に嵌合されたX方向に移動自在なスライダ115と、ねじ軸113に螺合していると共にスライダ115が固着された可動本体116と、板状の可動本体116の上面に固着された上述の保持体83及び84とを具備している。
保持体83及び84は、X方向において互いに並置されており、保持体83は保持体84よりも上流側(ガラス板搬入位置P1側)に、保持体84は保持体83よりも下流側(ガラス板搬出位置P5側)に夫々配されている。
保持体83及び84は、夫々互いに同様に形成されているので、以下、保持体83について詳細に説明し、保持体84については、図に適宜同符号を付してその詳細な説明を省略する。
保持体83は、上面でガラス板2の下面2bに当接する矩形状の当接板部121と、当接板部121の上面に形成された凹部122及び123と、凹部122及び123の夫々に接続された吸引装置(図示せず)と、当接板部121を支持していると共に可動本体116の上面に固着されている支持部材124とを具備しており、吸引装置の作動により凹部122及び123と当接板部121の上面に当接したガラス板2とによって画成された空間125を減圧させ、この減圧によりガラス板2を吸着するようになっている。保持体83は、ガラス板昇降位置P2において載置されたガラス板2を吸着する一方、ガラス板昇降位置P3において当該ガラス板2の吸着を解除するようになっている。尚、保持体84は、ガラス板昇降位置P3において載置されたガラス板2を吸着する一方、ガラス板昇降位置P4において当該ガラス板2の吸着を解除するようになっている。
保持可動台85は、電動モータ111の作動により、プーリ、ベルト等112を介してねじ軸113を回転させ、この回転によりガイドレール114に案内させながら可動本体116をX方向に移動(往復直動)させ、これにより、保持体83及び84を機械的に同期させてX方向に移動(往復直動)させるようになっている。
尚、搬入用テーブル97の上面、搬出用テーブル107の上面並びに保持体83及び84の夫々の当接板部121の上面は、夫々互いに面一とされており、これにより持ち上げ手段86、87及び88によるガラス板2の持ち上げ量を同一にすることができて、持ち上げ手段86、87及び88の数値制御が容易となる。
持ち上げ手段86は、研削ヘッド11よりも上流側に配されて基台50に立設された支持フレーム131と、支持フレーム131に支持枠体136を介して固着された昇降装置としてのエアシリンダ装置132と、エアシリンダ装置132の進退自在なピストンロッド133の先端に装着されている下向きの吸盤134と、両端で支持枠体136及び吸盤134に取り付けられており、ピストンロッド133を中心とした吸盤134の回転(回転振れ)を阻止すると共に吸盤134のZ方向の移動を案内するZ方向に伸びた一対のガイドロッド137とを具備しており、エアシリンダ装置132の作動によるピストンロッド133のZ方向の進退により、ガイドロッド137に案内させながら吸盤134をZ方向に昇降させるようになっている。エアシリンダ装置132はそのシリンダ135で支持枠体136に固着されている。持ち上げ手段86は、エアシリンダ装置132の作動により吸盤134を下降させて、ガラス板昇降位置P2に配された搬入用テーブル97上のガラス板2の上面2aに当接させ、上面2aに当接させた吸盤134の作動によりガラス板2を吸着し、吸着したガラス板2をエアシリンダ装置132の作動による吸盤134の上昇により持ち上げる一方、エアシリンダ装置132の作動により吸盤134を下降させて、当該吸盤134に吸着されているガラス板2をガラス板昇降位置P2に配された保持体83の当接板部121の上面に当接させ、保持体83によるガラス板2の吸着後に、吸盤134によるガラス板2の吸着を解除し、エアシリンダ装置132の作動により吸着を解除した吸盤134を上昇させるようになっている。
持ち上げ手段88は、研削ヘッド11よりも下流側であって研磨ヘッド12よりも上流側に配されて基台50に立設された支持フレーム141と、支持フレーム141に支持枠体146を介して固着された昇降装置としてのエアシリンダ装置142と、エアシリンダ装置142の進退自在なピストンロッド143の先端に装着されている下向きの吸盤144と、両端で支持枠体146及び吸盤144に取り付けられており、ピストンロッド133を中心とした吸盤144の回転(回転振れ)を阻止すると共に吸盤144のZ方向の移動を案内するZ方向に伸びた一対のガイドロッド147とを具備しており、エアシリンダ装置142の作動によるピストンロッド143のZ方向の進退により、ガイドロッド147に案内させながら吸盤144をZ方向に昇降させるようになっている。エアシリンダ装置142はそのシリンダ145で支持枠体146に固着されている。持ち上げ手段88は、エアシリンダ装置142の作動により吸盤144を下降させて、ガラス板昇降位置P3に配された保持体83上のガラス板2の上面2aに当接させ、上面2aに当接させた吸盤144の作動によりガラス板2を吸着し、保持体83によるガラス板2の吸着の解除後に、吸着したガラス板2をエアシリンダ装置142の作動による吸盤144の上昇により持ち上げる一方、エアシリンダ装置142の作動により吸盤144を下降させて、当該吸盤144に吸着されているガラス板2をガラス板昇降位置P3に配された保持体84の当接板部121の上面に当接させ、保持体84によるガラス板2の吸着後に、吸盤144によるガラス板2の吸着を解除し、エアシリンダ装置142の作動により吸着を解除した吸盤144を上昇させるようになっている。
持ち上げ手段87は、研磨ヘッド12よりも下流側に配されて基台50に立設された支持フレーム151と、支持フレーム151に支持枠体156を介して固着された昇降装置としてのエアシリンダ装置152と、エアシリンダ装置152の進退自在なピストンロッド153の先端に装着されている下向きの吸盤154と、両端で支持枠体156及び吸盤154に取り付けられており、ピストンロッド153を中心とした吸盤154の回転(回転振れ)を阻止すると共に吸盤154のZ方向の移動を案内するZ方向に伸びた一対のガイドロッド157とを具備しており、エアシリンダ装置152の作動によるピストンロッド153のZ方向の進退により、ガイドロッド157に案内させながら吸盤154をZ方向に昇降させるようになっている。エアシリンダ装置152はそのシリンダ155で支持枠体156に固着されている。持ち上げ手段87は、エアシリンダ装置152の作動により吸盤154を下降させて、ガラス板昇降位置P4に配された保持体84上のガラス板2の上面2aに当接させ、上面2aに当接させた吸盤154の作動によりガラス板2を吸着し、保持体84によるガラス板2の吸着の解除後に、吸着したガラス板2をエアシリンダ装置152の作動による吸盤154の上昇により持ち上げる一方、エアシリンダ装置152の作動により吸盤154を下降させて、当該吸盤154に吸着されているガラス板2をガラス板昇降位置P4に配された搬出用テーブル107の上面に当接させ、吸盤154によるガラス板2の吸着を解除し、エアシリンダ装置152の作動により吸着を解除した吸盤154を上昇させるようになっている。
ガラス板搬入位置P1、ガラス板搬出位置P5、ガラス板昇降位置P2からP4、研削ヘッド11によるガラス板研削位置P6並びに研磨ヘッド12によるガラス板研磨位置P7の夫々は、X方向において互いに一直線上に並んでいる。本例のガラス板のべべリング加工機械1においては、ガラス板研削位置P6及びガラス板研磨位置P7間、保持体83及び84間、ガラス板昇降位置P2及びP3間、ガラス板昇降位置P3及びP4間、ガラス板搬入位置P1及びガラス板昇降位置P2間、並びにガラス板昇降位置P4及びガラス板搬出位置P5間の夫々のX方向における間隔は互いに等しい。ガラス板研削位置P6は、X方向においてガラス板昇降位置P2及びP3間の中央に配されており、ガラス板研磨位置P7は、X方向においてガラス板昇降位置P3及びP4間の中央に配されており、ガラス板昇降位置P3は、X方向においてガラス板昇降位置P2及びP4間の中央であってガラス板研削位置P6及びガラス板研磨位置P7間の中央に配されている。
ガラス板のべべリング加工機械1は、図示しない数値制御装置を更に具備しており、当該数値制御装置による数値制御により上述及び後述のように作動するようになっている。
以下、本例のガラス板のべべリング加工機械1によるガラス板2のべべリング加工について図を参照して詳細に説明する。
図5に示すように、ガラス板搬出位置P1に配置された状態の搬入用テーブル97にべべリング加工されるべきガラス板2を載置し、載置したガラス板2を位置決めピン98によって位置決めし、位置決めしたガラス板2を搬入用テーブル97の吸盤によって吸着する。このようにガラス板2を支持した搬入用テーブル97は、電動モータ92の作動によりガラス板昇降位置P2に向かってX方向に移動され、吸盤134の下方に配置された際に前記X方向の移動が停止される。このようにして、搬入用テーブル97上のガラス板2は、ガラス板搬入位置P1からガラス板昇降位置P2まで移動される。
次に、エアシリンダ装置132の作動によりピストンロッド133を伸ばして吸盤134を下降させ、当該吸盤134をガラス板昇降位置P2に配置された状態の搬入用テーブル97上の研削されるべきガラス板2の上面2aに当接させる。次に、上面2aに当接した吸盤134を作動させてガラス板2を吸着し、当該吸着後に搬入用テーブル97の吸盤によるガラス板2の吸着を解除し、その後、エアシリンダ装置132の作動によりピストンロッド133を縮めて吸盤134を上昇させる。このようにして、搬入用テーブル97上のガラス板2は、図6に示すように、持ち上げ手段86によって持ち上げられる。搬入用テーブル97は、持ち上げ手段86によるガラス板2の持ち上げ後に、電動モータ92の作動によりガラス板昇降位置P2からガラス板搬入位置P1までX方向に移動され、図7に示すようにガラス板搬入位置P1においてべべリング加工されるべき新たなガラス板2の載置を待ち受ける。
次に、電動モータ111の作動によりねじ軸113を回転させ、この回転により可動本体116をX方向に移動させ、この移動により、図6に示すようにガラス板昇降位置P3に配置された状態の保持体83をガラス板昇降位置P2に向かってX方向に移動させ、保持体83が吸盤134の下方に配置された際に当該保持体83の移動を停止する。次に、持ち上げ手段86により持ち上げられた状態の研削されるべきガラス板2を、エアシリンダ装置132による吸盤134の下降によって下降させ、図7に示すように、この下降によりガラス板2の下面2bを保持体83の当接板部121に当接させて保持体83によるガラス板2の吸着保持を開始する。斯かる吸着保持の開始後に吸盤134によるガラス板2の吸着を解除し、その後、エアシリンダ装置132の作動により吸盤134を上昇させて当該吸盤134をガラス板2から離反させる。吸盤134から離反されたガラス板2を吸着保持する保持体83は、電動モータ111の作動によりガラス板昇降位置P2からガラス板研削位置P6に向かってX方向に移動される。保持体83のX方向の移動は、保持体83がガラス板研削位置P6に配置された際に停止される。このようにして、保持体83上のガラス板2は、図1に示すように、ガラス板昇降位置P2からガラス板研削位置P6まで移動される。研削されるべきガラス板2を吸着保持した保持体83は、好ましくはガラス板研削位置P6であって当該ガラス板2の研削を開始するX方向における研削開始位置に配置される。
次に、X方向移動装置41、Y方向移動装置42及び旋回装置43の作動により研削ヘッド11を、ガラス板2に対して相対的にX−Y平面座標移動させると共にR方向に旋回させて、スピンドルモータ23の作動によって回転される研削ホイール22を保持体83上のガラス板2の周縁21に当接させて当該周縁21を研削し、この研削により周縁21に傾斜面30を形成する。前記研削中、研削ホイール22とガラス板2との当接部には研削液が供給される。
ガラス板2の研削後、研削ホイール22は当該ガラス板2から離反され、保持体83は、電動モータ111の作動によりガラス板研削位置P6からガラス板昇降位置P3までX方向に移動される。保持体83上の研削された研磨されるべきガラス板2もまた、図6に示すように、ガラス板研削位置P6からガラス板昇降位置P3までX方向に移動される。
次に、エアシリンダ装置142の作動によりピストンロッド143を伸ばして吸盤144を下降させ、当該吸盤144をガラス板昇降位置P3に配置された状態の保持体83上の研磨されるべきガラス板2の上面2aに当接させる。次に、上面2aに当接した吸盤144を作動させてガラス板2を吸着し、当該吸着後に保持体83によるガラス板2の吸着保持を解除し、その後、エアシリンダ装置142の作動によりピストンロッド143を縮めて吸盤144を上昇させる。このようにして、保持体83上の研磨されるべきガラス板2は、図6に示すように持ち上げられる。保持体83は、持ち上げ手段88によるガラス板2の持ち上げ後に、電動モータ111の作動によりガラス板昇降位置P3からガラス板昇降位置P2までX方向に移動され、図7に示すようにガラス板昇降位置P2において持ち上げ手段86により持ち上げられた研削されるべき新たなガラス板2の載置を待ち受ける。
保持体84は、保持体83のガラス板昇降位置P3からガラス板昇降位置P2までのX方向の移動と機械的に同期して、ガラス板昇降位置P4からガラス板昇降位置P3までX方向に移動され、この移動により、図7に示すように保持体84が吸盤144の下方に配置された際に当該保持体84の移動を停止する。次に、持ち上げ手段88により持ち上げられた状態の研磨されるべきガラス板2を、エアシリンダ装置142の作動による吸盤144の下降によって下降させ、この下降により、図7に示すようにガラス板2の下面2bを保持体84の当接板部121に当接させて保持体84によるガラス板2の吸着保持を開始する。斯かる吸着保持の開始後に吸盤144によるガラス板2の吸着を解除し、エアシリンダ装置142の作動により吸盤144を上昇させて当該吸盤144をガラス板2から離反させる。吸盤144から離反されたガラス板2を吸着保持する保持体84は、図1に示すように、電動モータ111の作動によりガラス板昇降位置P3からガラス板研磨位置P7まで移動される。研磨されるべきガラス板2を吸着保持した保持体84は、好ましくはガラス板研磨位置P7であって当該ガラス板2の研磨を開始するX方向における研磨開始位置に配置される。
次に、X方向移動装置41、Y方向移動装置42及び旋回装置43の作動により研磨ヘッド12を、ガラス板2に対して相対的にX−Y平面座標移動させると共にR方向に旋回させて、スピンドルモータ33の作動によって回転される研磨ホイール32を保持体84上のガラス板2の周縁21、本例では傾斜面30に当接させて研磨し、この研磨により傾斜面30を鏡面状にする。前記研磨中、研磨ホイール32とガラス板2との当接部には研磨液が供給される。
ガラス板2の研磨後、研磨ホイール32は当該ガラス板2から離反され、保持体84は、電動モータ111の作動によりガラス板研磨位置P7からガラス板昇降位置P4までX方向に移動され、保持体84上の研磨されたガラス板2もまた、図6に示すようにガラス板研磨位置P7からガラス板昇降位置P4までX方向に移動される。
次に、エアシリンダ装置152の作動によりピストンロッド153を伸ばして吸盤154を下降させ、当該吸盤154をガラス板昇降位置P4に配置された状態の保持体84上の研磨されたガラス板の上面2aに当接させる。次に、上面2aに当接した吸盤154を作動させてガラス板2を吸着し、当該吸着後に保持体84によるガラス板2の吸着保持を解除し、その後、エアシリンダ装置152の作動によりピストンロッド153を縮めて吸盤154を上昇させる。このようにして、保持体84上の研磨されたガラス板2は、図6に示すように持ち上げ手段87によって持ち上げられる。保持体84は、持ち上げ手段87によるガラス板2の持ち上げ後に、電動モータ111の作動によりガラス板昇降位置P4からガラス板昇降位置P3までX方向に移動され、図7に示すように、ガラス板昇降位置P3において持ち上げ手段88により持ち上げられた研磨されるべき新たなガラス板2の載置を待ち受ける。
図5に示すようにガラス板搬出位置P5に配置された状態の搬出用テーブル107は、持ち上げ手段87による研磨されたガラス板2の持ち上げ後に、電動モータ102の作動によりガラス板昇降位置P4に向かってX方向に移動され、図7に示すように吸盤154の下方に配置された際に前記X方向の移動が停止される。
次に、持ち上げ手段87により持ち上げられた状態の研磨されたガラス板2を、エアシリンダ装置152の作動による吸盤154の下降によって下降させ、この下降により、図7に示すように、ガラス板2の下面2bを搬出用テーブル107の上面に当接させてガラス板2を搬出用テーブ107に載置し、載置したガラス板2を搬出用テーブル107の吸盤によって吸着する。このように研磨されたガラス板2が搬出用テーブル107に支持された後、吸盤154による当該ガラス板2の吸着を解除し、エアシリンダ装置152の作動によりピストンロッド153を縮めて吸盤154を上昇させて当該吸盤154をガラス板2から離反させる。吸盤154から離反された研磨されたガラス板2を支持する搬出用テーブル107は、電動モータ102の作動によってガラス板昇降位置P4からガラス板搬出位置P5までX方向に移動される。搬出用テーブル107のX方向の移動は、搬出用テーブル107がガラス板搬出位置P5に配置された際に停止される。このようにして、搬出用テーブル107上のガラス板2は、図1に示すように、ガラス板昇降位置P4からガラス板搬出位置P5まで移動される。
最後に、図1に示すようにガラス板搬出位置P5に配置された状態の搬出用テーブル107によるガラス板2の吸着を解除する。そして、搬出用テーブル107上のべべリング加工されたガラス板2が当該搬出用テーブル107上から取り出される。以上のようにして、ガラス板のべべリング加工機械1は、ガラス板2にべべリング加工を施す。
ガラス板のべべリング加工機械1により、複数枚のガラス板2を搬送手段4により順送りして連続的に加工する場合には、搬入用テーブル97のガラス板搬入位置P1からガラス板昇降位置P2までの移動の始期、搬出用テーブル107のガラス板昇降位置P4からガラス板搬出位置P5までの移動の始期、保持体83のガラス板研削位置P6からガラス板昇降位置P3までの移動の始期、並びに保持体84のガラス板研磨位置P7からガラス板昇降位置P4までの移動の始期を同期させる一方、搬入用テーブル97のガラス板昇降位置P2からガラス板搬入位置P1までの移動の始期、搬出用テーブル107のガラス板搬出位置からガラス板昇降位置P4までの移動の始期、保持体83のガラス板昇降位置P3からガラス板昇降位置P2までの移動の始期、並びに保持体84のガラス板昇降位置P4からガラス板昇降位置P3までの移動の始期を同期させてもよく、搬入用テーブル97のガラス板搬入位置P1からガラス板昇降位置P2までの移動の終期、搬出用テーブル107のガラス板昇降位置P4からガラス板搬出位置P5までの移動の終期、保持体83のガラス板研削位置P6からガラス板昇降位置P3までの移動の終期、並びに保持体84のガラス板研磨位置P7からガラス板昇降位置P4までの移動の終期を同期させる一方、搬入用テーブル97のガラス板昇降位置P2からガラス板搬入位置P1までの移動の終期、搬出用テーブル107のガラス板搬出位置からガラス板昇降位置P4までの移動の終期、保持体83のガラス板昇降位置P3からガラス板昇降位置P2までの移動の終期、並びに保持体84のガラス板昇降位置P4からガラス板昇降位置P3までの移動の終期を同期させてもよく、また、搬入用テーブル97のガラス板搬入位置P1からガラス板昇降位置P2までの移動の始期及び終期、搬出用テーブル107のガラス板昇降位置P4からガラス板搬出位置P5までの移動の始期及び終期、保持体83のガラス板研削位置P6からガラス板昇降位置P3までの移動の始期及び終期、並びに保持体84のガラス板研磨位置P7からガラス板昇降位置P4までの移動の始期及び終期を同期させる一方、搬入用テーブル97のガラス板昇降位置P2からガラス板搬入位置P1までの移動の始期及び終期、搬出用テーブル107のガラス板搬出位置からガラス板昇降位置P4までの移動の始期及び終期、保持体83のガラス板昇降位置P3からガラス板昇降位置P2までの移動の始期及び終期、並びに保持体84のガラス板昇降位置P4からガラス板昇降位置P3までの移動の始期及び終期を同期させてもよい。保持体83のガラス板研削位置P6からガラス板昇降位置P3までの移動量及び保持体84のガラス板研磨位置P7からガラス板昇降位置P4までの移動量は、搬入用テーブル97のガラス板搬入位置P1からガラス板昇降位置P2までの移動量及び搬出用テーブル107のガラス板昇降位置P4からガラス板搬出位置P5までの移動量の夫々の半分であってもよい。ガラス板のべべリング加工機械1では、持ち上げ手段86、87及び88の夫々によるガラス板2の吸着、吸着の解除及び吸盤134、144及び154の昇降は、夫々互いに同期的に行われてもよい。
本例のガラス板のべべリング加工機械1によれば、ガラス板をべべリング加工する加工部3と、加工部3においてべべリング加工されるべきガラス板2を搬送する搬送手段4とを具備しており、搬送手段4は、加工部3よりも上流側に配されていると共にべべリング加工されるべきガラス板2が載置されるX方向に可動な搬入可動台81と、搬入可動台81よりも下流側に配されていると共に加工部においてべべリング加工されるガラス板2を保持するX方向に可動な保持可動台85と、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により搬入可動台81上のガラス板2を持ち上げて保持可動台85上に載置する搬入用の持ち上げ手段86とを具備しているために、持ち上げ手段86により持ち上げた状態のガラス板2をX方向に移動させないことから、ガラス板2の搬送手段4に対する位置ずれを生じる虞をなくすことができ、而して、精確で上質なべべリング加工をガラス板に施すことができる。
ガラス板のべべリング加工機械1によれば、搬送手段4は、加工部3よりも下流側に配されていると共にべべリング加工されたガラス板2が載置されるX方向に可動な搬出可動台82と、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により保持可動台85上のべべリング加工されたガラス板2を持ち上げて搬出可動台82上に載置する搬出用の持ち上げ手段87とを具備しているために、ガラス板2の搬出においても、上記同様に位置ずれを生じる虞をなくすことができる。
ガラス板のべべリング加工機械1によれば、加工部3は、X方向において並置された少なくとも二つ以上の加工ヘッド、本例では研削ヘッド11及び研磨ヘッド12を具備しており、保持可動台85は、研削ヘッド11及び研磨ヘッド12に対して夫々加工されるガラス板2の夫々を保持する保持体83及び84を具備しており、搬送手段4は、X方向に関して不動であると共にZ方向の移動により上流側の保持体83上のガラス板2を持ち上げて下流側の保持体84上に載置する持ち上げ手段を更に具備しているために、ガラス板2を搬送手段4に対して位置ずれを生じさせ得ずに、上流側の研削ヘッド11によるガラス板2の加工位置、本例ではガラス板研削位置P6から下流側の研磨ヘッド12によるガラス板の研磨位置P7までガラス板2を搬送することができる。
ガラス板のべべリング加工機械1によれば、吸盤134によるガラス板2の上面2aの吸着後に搬入用テーブル97によるガラス板2の下面2bの吸着を解除し、保持体83によるガラス板2の下面2bの吸着後に吸盤134によるガラス板2の上面2aの吸着を解除し、吸盤144によるガラス板2の上面2aの吸着後に保持体83によるガラス板2の下面2bの吸着を解除し、保持体84によるガラス板2の下面2bの吸着後に吸盤144によるガラス板2の上面2aの吸着を解除し、吸盤154によるガラス板2の上面2aの吸着後に保持体84によるガラス板2の下面2bの吸着を解除し、そして、搬出用テーブルによるガラス板2の下面2bの吸着後に吸盤154によるガラス板2の上面2aの吸着を解除するようになっているために、ガラス板2の吸着状態を維持することができ、而して、精確で上質なべべリング加工をガラス板に施すことができる。
本発明の実施の形態の例の説明図である。 図1に示す例の平面説明図である。 (a)は図1に示す例の主に研削ヘッドの拡大説明図であり、(b)は図1に示す例の主に研磨ヘッドの拡大説明図である。 図1に示す例の主に保持可動台の平面拡大説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。
符号の説明
1 ガラス板のべべリング加工機械
2 ガラス板
3 加工部
4 搬送手段
11 研削ヘッド
12 研磨ヘッド
13 移動手段
81 搬入可動台
82 搬出可動台
85 保持可動台
86、87、88 持ち上げ手段

Claims (3)

  1. ガラス板を加工する加工部と、この加工部において加工されるべきガラス板を搬送する搬送手段とを具備しており、搬送手段は、加工部よりも上流側に配されていると共に加工されるべきガラス板が載置される搬送方向に可動な搬入可動台と、搬入可動台よりも下流側に配されていると共に加工部において加工されるガラス板を保持する搬送方向に可動な保持可動台と、搬送方向に関して不動であると共に当該搬送方向に直交する上下方向の移動により搬入可動台上のガラス板を持ち上げて保持可動台上に載置する搬入用の持ち上げ手段とを具備しているガラス板の加工機械。
  2. 搬送手段は、加工部よりも下流側に配されていると共に加工されたガラス板が載置される搬送方向に可動な搬出可動台と、搬送方向に関して不動であると共に上下方向の移動により保持可動台上の加工されたガラス板を持ち上げて搬出可動台上に載置する搬出用の持ち上げ手段とを具備している請求項1に記載のガラス板の加工機械。
  3. 加工部は、搬送方向において並置された少なくとも二つ以上の加工ヘッドを具備しており、保持可動台は、前記各加工ヘッドに対して夫々加工されるガラス板の夫々を保持する保持体を具備しており、搬送手段は、搬送方向に関して不動であると共に上下方向の移動により上流側の保持体上のガラス板を持ち上げて下流側の保持体上に載置する持ち上げ手段を更に具備している請求項1又は2に記載のガラス板の加工機械。
JP2006084300A 2006-03-24 2006-03-24 ガラス板の加工機械 Pending JP2007254242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084300A JP2007254242A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 ガラス板の加工機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006084300A JP2007254242A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 ガラス板の加工機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007254242A true JP2007254242A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38628861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006084300A Pending JP2007254242A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 ガラス板の加工機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007254242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014168815A (ja) * 2009-06-30 2014-09-18 Pilkington Group Ltd 自動車窓アセンブリを形成する方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014168815A (ja) * 2009-06-30 2014-09-18 Pilkington Group Ltd 自動車窓アセンブリを形成する方法及び装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6195036B2 (ja) ガラス板加工装置
WO2010021071A1 (ja) ガラス板の加工方法及びガラス板加工装置
JP2002003230A (ja) ガラス板の加工方法及びその装置
KR20170018833A (ko) 자동 핸들링 장치
JP2018108698A (ja) 基板加工装置
KR102593614B1 (ko) 기판 절단 장치
JP5866658B2 (ja) 位置決め機構
KR20060095920A (ko) 연마장치
JP2007319983A (ja) ガラス板の研削装置
JP4957181B2 (ja) ガラス板の加工装置
JP2007254242A (ja) ガラス板の加工機械
JP2018027594A (ja) 研削装置
JP4854337B2 (ja) 板材の加工装置とそれを備えた加工設備
JP2017204606A (ja) ウエーハ製造方法
KR100913745B1 (ko) 유리판 가공장치
JP6195009B2 (ja) ガラス板加工装置
JP2006026787A (ja) ガラス基板の研削方法
JP7339858B2 (ja) 加工装置及び板状ワークの搬入出方法
KR102114025B1 (ko) 기판 절단 장치
WO2015136946A1 (ja) ガラス板の加工方法及び加工装置
KR20170115636A (ko) 스크라이빙 장치
JP3631611B2 (ja) 研削システム
JPH065568A (ja) 半導体ウエハの全自動ポリッシング装置
JP3211649U (ja) 基板の各コーナー、辺縁端面、及び辺縁端面糸面の研磨装置
KR101289706B1 (ko) 글라스용 면취 가공 시스템