JP2007251016A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化をはかりつつ、メモリセルのしきい値電圧の変動が抑制された不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、分離領域50を形成する工程と、第1領域1A上に第1絶縁膜を形成する工程と、第1導電膜を形成する工程と、第2絶縁膜を形成する工程と、第2領域1D上に第3絶縁膜を形成する工程と、第1導電膜の厚さと異なる厚さの第2導電膜を形成する工程と、第2導電膜をパターニングして、第1導電膜パターンSGを形成する工程と、第2導電膜パターンTGを形成する工程と、第4絶縁膜を形成する工程と、第3導電膜パターンMGを形成する工程と、第3導電膜パターンと、第1導電膜パターンまたは第2導電膜パターンとをマスクとして、半導体基板の主表面に不純物を注入して、第1および第2不純物領域SR1、DR1を形成する工程とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体記憶装置の製造方法に関し、特に、制御ゲート電極とメモリゲート電極を有する不揮発性の半導体記憶装置の製造方法に関するものである。
従来から、電源をオフにしても情報が失われない不揮発性の電荷蓄積方式には、記憶用MOS型トランジスタのフローティングゲート方式と、窒化ケイ素膜のような電荷を蓄積する性質をもつ絶縁膜に電荷を蓄積するMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Silicon)方式とがある。
このフローティングゲート方式は、絶縁膜内に埋設され、どこにも放電経路が形成されていない例えば、ポリシリコン膜等からなるフローティングゲートを用いている。このようなフローティングゲート方式は、大容量のデータ格納用のフラッシュメモリに用いられている。
しかし、微細化に伴い、フローティングゲートとコントロールゲートとの間のカップリング比が確保しがたくなっている。また、フローティングゲート内に蓄積された電荷のリークを抑制するために、フローティングゲートの周囲を絶縁膜で取り囲む必要がある。しかし、このフローティングゲートの周囲を取り囲む絶縁膜にリークパスが形成されると、このリークパスからフローティングゲート内に蓄積された電荷が外部にリークし易く、電荷保持寿命が低下する。
その一方で、MONOS方式は、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜との重合構造に代表されるように、少なくとも1つの絶縁膜が有する電荷の蓄積トラップを利用している。
このMONOS方式においては、窒化シリコン膜等の電荷蓄積トラップ内に電荷を蓄積する離散的記憶方式である。このため、窒化シリコン膜の周囲のシリコン酸化膜等にリークパスが形成されていても、窒化シリコン膜内の全ての蓄積電荷がリークすることがなく、酸化膜欠陥に強い構成となっている。
このようなMONOS型の不揮発性半導体記憶装置としては、メモリセルに制御ゲート電極を含む制御トランジスタとメモリゲート電極を含むメモリトランジスタの2つのMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を備えた不揮発性の半導体記憶装置が提案されている。
この不揮発性半導体記憶装置では、制御ゲート電極は、半導体基板の表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成されている。メモリゲート電極は、半導体基板の表面上にONO(Oxide Nitride Oxide)膜を介在させて、制御ゲート電極の側面上にサイドウォール状に形成されている。そのONO膜は、半導体基板の表面から制御ゲート電極の側面上にまで延在して、制御ゲート電極の側面とメモリゲート電極との間に介在する。その制御ゲート電極とメモリゲート電極を挟んで一方の側に位置する半導体基板の領域はソース領域が形成され、他方の半導体基板の領域にはドレイン領域が形成されている。メモリセルの書き込み、読み出しおよび消去のそれぞれの動作は、制御ゲート電極、メモリゲート電極、ソース領域およびドレイン領域にそれぞれ所定の電圧を印加することによって行なわれる。
このようなMONOS方式で形成されたメモリセルは、構成が単純であるため、理論回路と混載しやすいという特徴がある。
また、蓄積された情報を読み出すには、制御ゲート電極を含むトランジスタのみの動作で行うことができ、理論回路領域内のトランジスタの薄膜化を図ることができる。
このように構成されたMONOS型の不揮発性半導体記憶装置を製造する際には、まず、半導体基板の主表面上に導電膜を形成して、この導電膜にパターニングを施して、制御ゲート電極を形成すると共に、周辺回路領域上を覆う導電膜パターンを形成する。そして、この制御ゲート電極の上面および側面上を覆うように、ONO膜を形成し、このONO膜上であって、制御ゲート電極の側面上にサイドウォール状のメモリゲート電極を形成する。
しかる後に、メモリゲート電極と制御ゲートゲート間にONO膜を残して、ONO膜を除去する。その後、形成された制御ゲート電極およびメモリゲート電極をマスクとして、低濃度の不純物拡散層を形成する。さらに、制御ゲート電極とメモリゲート電極の側面上にサイドウォール絶縁膜を形成する。そして、深い高濃度の不純物拡散層を形成して、ソース領域およびドレイン領域を形成する。
そして、周辺回路領域上に残留する導電膜パターンにパターニングを施して、周辺回路トランジスタのゲート電極を形成する。その後、制御ゲート電極、メモリゲート電極、ソース領域およびドレイン領域上にコバルトシリサイド膜を形成し、コンタクト部を形成する。
特開2002−352040号公報
近年、不揮発性半導体記憶装置の微細化に伴って、制御ゲート電極やメモリゲート電極の微細化が図られている。
このため、サイドウォール状のメモリゲート電極の高さが低くなり、メモリゲート電極と、制御ゲート電極とをマスクとして不純物を注入する際に、不純物がメモリゲート電極を突き抜けて、チャネル領域に不純物が導入されるという問題が生じる。
この不純物の突き抜けを抑制する手段として、イオン注入エネルギの低減が考えられる。しかし、不純物の注入工程におけるイオン注入エネルギはシリサイド時の半導体基板と不純物拡散層との間の短絡不良対策等の観点から設定されている。このため、スケーリングにかかわらず、必要なシリサイド処理を行っている限り、変更が難しく、イオン注入のエネルギの低減を図ることにより、不純物の突き抜けを抑制するという手法をとることは困難なものとなっている。
また、制御ゲート電極および周辺トランジスタのゲート電極の微細化を図りつつ、制御ゲート電極および周辺トランジスタのゲート電極を高く形成する方法も考えられる。ここで、制御ゲート電極および周辺トランジスタのゲート電極の微細化を図るには、例えば、90nmルールのリソグラフィでは、従来のKrF光源からArF光源への変更、あるいは、KrF光源でもより高精度化するために、フォトレジストの薄膜化が図られている。このため、フォトレジスト膜をマスクとするドライエッチングの除去量は、制限されており、制御ゲート電極などのさらなる厚膜化は困難である。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、微細化をはかりつつ、メモリセルのしきい値電圧の変動が抑制された不揮発性半導体記憶装置の製造方法を提供することである。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の主表面に活性領域を規定するように分離領域を形成する工程と、活性領域内の第1領域が位置する半導体基板の主表面上に第1絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜上に第1導電膜を形成する工程と、第1導電膜の表面上に第2絶縁膜を形成する工程と、活性領域内の第2領域上に第3絶縁膜を形成する工程と、第2絶縁膜を介して第1導電膜を覆うと共に、第3絶縁膜上に第1導電膜の厚さと異なる厚さの第2導電膜を形成する工程と、第2導電膜をパターニングして、第2導電膜のうち、第1導電膜上に位置する部分を除去すると共に、第2領域上に第1導電膜パターンを形成する工程と、第1導電膜をパターニングして、第1領域に第2導電膜パターンを形成する工程と、第1導電膜パターンと第2導電膜パターンとのうち、厚さの厚い方の第1導電膜パターンまたは第2導電膜パターンの一方の側面上に、電荷を蓄積可能な第4絶縁膜を形成する工程と、第4絶縁膜上に、サイドウォール状の第3導電膜パターンを形成する工程と、第3導電膜パターンと、該第3導電膜パターンの側面上の第1導電膜パターンまたは第2導電膜パターンとをマスクとして、半導体基板の主表面に不純物を注入して、第1および第2不純物拡散層を形成する工程とを備える。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、微細化を図ることができると共に、メモリセルのしきい値電圧が変動することを抑制することができる。
図1から図14を用いて、本発明に係る実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の平面図である。この図1に示されるように、不揮発性半導体記憶装置100は、半導体基板1の主表面上に形成された分離領域50と、この分離領域50によって規定され、複数のメモリセルMCが形成されたメモリセル領域1Aと、メモリセルの動作制御を行う周辺トランジスタが形成された周辺回路領域1Dとを備えている。
メモリセル領域1Aと、周辺回路領域1Dとの間に位置する半導体基板1の主表面上には、分離領域50が位置する境界領域1Cが形成されている。
メモリセル領域1Aは、複数の分離メモリセル領域1Aa、1Abと、分離メモリセル領域1Aaと分離メモリセル領域1Abとの間に形成されたワードシャント領域1Eとを備えている。分離メモリセル領域1Aa、1Abには、複数のメモリセルMCが形成されている。
分離メモリセル領域1Aa、1Abが位置する半導体基板1の主表面上には、一方向に向けて延在する制御ゲート電極SGと、この制御ゲート電極SGに沿って延在するメモリゲート電極MGとを備えている。
そして、制御ゲート電極SG間に位置する半導体基板1の主表面上には、制御ゲート電極SGが延在する方向に、複数の分離領域2が間隔を隔てて複数形成されている。
制御ゲート電極SG間に位置すると共に、分離領域2間に位置する半導体基板1の主表面上には、ドレイン領域として機能する複数の不純物拡散層DR1が形成されている。
この各不純物拡散層DR1には、所定の電圧を不純物拡散層DR1に印加するコンタクト部(電圧印加部)23aが形成されている。
また、メモリゲート電極MG間に位置する半導体基板1の主表面上には、ドレイン領域として機能可能な不純物拡散層SR1が形成されている。この不純物拡散層SR1は、制御ゲート電極SGが延在する方向に沿って延在している。この不純物拡散層SR1にも、不純物拡散層SR1に所定の電圧を印加するコンタクト部23bが形成されている。
そして、ワードシャント領域1E上には、分割メモリセル領域1Aaに形成された制御ゲート電極SGと、分割メモリセル領域1Abに形成された制御ゲート電極SGとを接続する接続配線9が形成されている。また、ワードシャント領域1E上には、分割メモリセル領域1Aa上のメモリゲート電極MGと、分割メモリセル領域1Ab上に形成されたメモリゲート電極MGとを接続する接続配線14を備えている。
接続配線9は、パッド部23cと、このパッド部23cに接続され、接続配線9を介して、制御ゲート電極SGに所定の電圧を印加するコンタクト部23cとを備えている。また、接続配線14は、パッド部14aと、このパッド部14aに接続され、接続配線14を介して、メモリゲート電極MGに所定の電圧を印加するコンタクト部23dとを備えている。
図2は、図1における各所における断面を示した断面図であり、この図2(A)は、図1のIA−IA断面であり、図2(B)は、図1のIB−IB断面を示した断面図であり、図2(C)は、図1のIC−IC断面を示した断面図である。
この図2(A)に示されるように、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板1の主表面上には、メモリセルMCが形成されており、このメモリセルMCは、例えばシリコン酸化膜等からなる絶縁膜1bと、この絶縁膜1bの上面上に形成された制御ゲート電極(第1配線)SGと、この制御ゲート電極(第1配線)SGの一方の側面上に形成されたメモリゲート電極(第2配線)MGと、絶縁膜11と、不純物拡散層DR1、SR1とを備えている。
制御ゲート電極SGは、例えば、ポリシリコン膜等から形成されており、半導体基板1の主表面に対して垂直な方向の厚さが、例えば、200nm以上300nm以下程度とされているこの制御ゲート電極SGの上面上には、例えば、コバルトシリサイド等のシリサイド膜21が形成されている。
そして、制御ゲート電極SG下に位置する半導体基板1の主表面上に形成された絶縁膜1bの半導体基板1の主表面に対して垂直な方向の厚さは、例えば、2nm程度とされている。
制御ゲート電極SGの一方の側面上に、絶縁膜11を介して形成されたメモリゲート電極MGは、サイドウォール状に形成されており、例えば、ポリシリコン膜等からなる。
絶縁膜11は、メモリゲート電極が形成された制御ゲート電極SGの側面上から、メモリゲート電極MG下に位置する半導体基板1の主表面上に亘って形成されている。
この絶縁膜11は、半導体基板1の主表面に対して垂直な方向の厚さが、4nm程度とされたシリコン酸化膜(SiO)と、このシリコン酸化膜上に形成され、厚さが10nm程度とされたシリコン窒化膜(Si)と、このシリコン窒化膜上に形成され、厚さが、4nm程度とされたシリコン酸化膜等から構成されている。そして、この絶縁膜11は、窒化シリコン膜等に形成された電荷トラップを用いて、電荷蓄積層として機能する。
このメモリゲート電極MGの側面上および制御ゲート電極SGの側面上には、シリコン酸化膜などからなるサイドウォール状の絶縁膜18が形成されている。なお、メモリゲート電極MGの上面側は、絶縁膜18に覆われておらず、コバルトシリサイド膜等からなるシリサイド膜21が形成されている。
そして、メモリゲートMGに対して、制御ゲート電極SGと反対側に位置する半導体基板1の主表面上には、ソース領域として機能する不純物拡散層(第1不純物拡散層)SR1が形成されている。この不純物拡散層SR1は、サイドウォールゲート絶縁膜18下にまで延在する低濃度の不純物拡散層Sa1と、高濃度の不純物拡散層Sb1とを備えている。また、制御ゲート電極SGに対して、メモリゲート電極MGと反対側に位置する半導体基板1の主表面上には、ドレインとして機能する不純物拡散層(第2不純物拡散層)DR1が形成されている。この不純物拡散層DR1も、低濃度の不純物拡散層Da1と、高濃度の不純物拡散層Db1とを備えている。不純物拡散層SR1、DR1の上面上にも、シリサイド膜21が形成されている。
図2(B)に示されるように、境界領域1Cに位置する分離領域50の上面上には、導電膜パターン51bと、この導電膜パターン51bのメモリセル領域1A側の側面上に形成されたサイドウォール状の導電膜13aとが形成されている。
図2(C)に示されるように、半導体基板1の主表面上に形成され、例えば、シリコン酸化膜等からなる絶縁膜1aと、この絶縁膜1a上に形成されたゲート電極TGと、このゲート電極TGの側面上に形成されたサイドウォール状の絶縁膜18と、このゲート電極TGと隣り合う半導体基板1の主表面上に形成され、ソース領域およびドレイン領域として機能可能な不純物拡散層DR2、DR1とを備えている。
周辺回路トランジスタのゲート電極TGは、例えば、ポリシリコン膜等から構成され、半導体基板1の主表面に対して垂直な方向の厚さは、例えば、150nm程度とされている。このように、周辺回路トランジスタのゲート電極TGの高さは、メモリセルMCの制御ゲート電極SGの高さよりも低く形成されている。そして、このゲート電極TGの上面上にも、シリサイド膜21が形成されている。このように構成された不揮発性半導体記憶装置100の各動作について説明する。
Figure 2007251016
上記表1は、書込み動作、読出し動作、消去動作を行う際、選択されたメモリセルの制御ゲート電極SG、メモリゲート電極MG、ソース領域として機能する不純物拡散層SD1、ドレイン領域として機能する不純物拡散層DR1と、半導体基板1の主表面に印加する電圧を示した表である。
なお、表1において、Vmgは、メモリゲート電極MGに印加される電圧、Vsは、ソース領域として機能する不純物拡散層SR1に印加される電圧、Vsgは、制御ゲート電極SGに印加される電圧、Vdは、ドレイン領域として機能する不純物拡散層DR1に印加される電圧、Vsubは、半導体基板1に印加される電圧を示している。
例えば、書込み動作の際には、選択されたメモリゲート電極MGに12V程度の電圧を印加し、選択されたメモリセルMCの制御ゲート電極SGに1.5V程度の電圧を印加する。そして、不純物拡散層SR1に、5V程度の電圧を印加し、不純物拡散層DR1には、1V程度の電圧を印加し、さらに、半導体基板1には、0V程度の電圧を印加する。
このように、電圧を印加すると、メモリゲート電極MGおよび制御ゲート電極SG下に位置する半導体基板(チャネル領域)1に、ホットエレクトロンが発生する。この発生したホットエレクトロンは、選択されたメモリセルトランジスタの絶縁膜11内に注入される。そして、絶縁膜11内に注入された電子は、絶縁膜11内のシリコン窒化膜内にトラップされる。このように、絶縁膜11内に、電子がトラップされると、選択されたメモリセルトランジスタのしきい値電圧が上昇する。
消去動作は、上記表1に示されるように、例えば、選択されたメモリセルトランジスタのメモリゲート電極MGに、−5V程度の電圧を印加し、制御ゲート電極SGに、0V程度の電圧を印加する。そして、不純物拡散層SR1に、7V程度の電圧を印加する。さらに、不純物拡散層DR1の電圧は、Openとして、半導体基板1の電圧は、0V程度とする。このとき、バンド間トンネル現象により、ホール(正孔)が発生し、発生したホールは、電界によって加速されて、絶縁膜11のシリコン窒化膜内に注入される。これにより、選択されたメモリセルトランジスタのしきい値電圧が低下する。
書込み動作は、選択されたメモリセルトランジスタのメモリゲート電極MGに、例えば、12V程度の電圧を印加し、制御ゲート電極SGに、例えば、1.5V程度の電圧を印加する。また、不純物拡散層SR1に、例えば、5V程度の電圧を印加し、不純物拡散層SD1には、1V程度の電圧を印加し、さらに、半導体基板1には、0V程度の電圧を印加する。
このとき、メモリゲート電極MGには、消去状態におけるしきい値電圧と、書込み状態におけるメモリセルトランジスタのしきい値電圧との間の電圧を印加する。これにより、選択されたメモリセルトランジスタに情報が書き込まれた状態か、否かが、判断される。
このような不揮発性半導体記憶装置100の製造方法について説明する。図3(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第1工程をそれぞれ示す断面図である。
図3(A)〜(C)に示されるように、まず、半導体基板1の主表面上に、選択的に分離領域50を形成して、活性領域としてのメモリセル領域(第2領域)1Aと周辺回路領域(第1領域)1Dを規定する。そして、半導体基板1の主表面上に、熱酸化処理などを施して、シリコン酸化膜等からなる絶縁膜1a、1bを形成する。そして、この絶縁膜(第1絶縁膜)1b上に、導電膜(第1導電膜)51aを堆積する。この導電膜51aは、例えば、ポリシリコン膜等からなり、導電膜51aの厚さh1は、例えば、150nm程度とされている。
その後、この導電膜51aの上面上に、フォトレジスト膜を塗布する。そして、露光光源等を用いて、このフォトレジスト膜に露光処理などを施し、レジストパターン52を形成する。このレジストパターン52は、周辺回路領域1D上から、分離領域50上にまで亘って形成されている。
図4(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第2工程をそれぞれ示す断面図である。この図4(A)〜(C)に示されるように、上記レジストパターン52を用いて、導電膜51aにパターニングを施して、周辺回路領域1D上から、分離領域50上にまで延在する導電膜パターン51bを形成する。
図5(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第3工程をそれぞれ示す断面図である。この図5(A)〜(C)に示されるように、まず、熱酸化処理を施して、例えば、10nm〜20nm程度のシリコン酸化膜等の絶縁膜(第2絶縁膜)53を、導電膜パターン51bの表面上に形成する。
そして、絶縁膜53を介して、導電膜パターン51bを覆うと共に、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板1の主表面上に形成された絶縁膜(第3絶縁膜)1bの上面上に、導電膜(第2導電膜)13aを、例えば、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により堆積する。
この導電膜13aの厚さh2は、上記導電膜51aより厚く形成されており、例えば、200nm以上300nm以下程度、好ましくは、250nm程度とされており、導電膜13aは、ポリシリコン膜等から構成されている。
図6(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第4工程をそれぞれ示す断面図である。そして、導電膜13aの上面上に、フォトレジスト膜(第2フォトレジスト膜)を塗布する。その後、露光光源として、フッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザ等を用いて、フォトレジスト膜に露光処理等を行い、形成される制御ゲート電極に従ったレジストパターン(第2レジストパターン)54を形成する。
図7(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100製造工程の第5工程をそれぞれ示す断面図である。この図7(A)〜(C)に示されるように、レジストパターン54を用いて、導電膜13aにパターニングを施して、制御ゲート電極(第1導電膜パターン)SGを形成する。
ここで、導電膜13aにエッチングを施す際には、導電膜パターン51bの表面上に絶縁膜53が形成されているため、この絶縁膜53をストッパとして機能させることにより、導電膜パターン51bまでもエッチングされることを抑制することができる。なお、本実施の形態においては、絶縁膜53は、熱酸化膜から構成されているが、これに限られず、例えば、シリコンゲルマニウム膜であってもよい。
導電膜13aの厚さは、250nm程度と厚く形成されているため、エッチングの際にマスクとして対応可能な厚さをもつフォトレジスト膜と、フッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザとの組み合わせのフォトリソグラフィを用いた。このように、制御ゲート電極SGは、例えば、120nmルールで形成する。この際、分離領域50上に位置する導電膜パターン51bの端部には、サイドウォール状の導電膜13cが、絶縁膜53を介して、形成される。
図8(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第6工程をそれぞれ示す断面図である。この図8(A)〜(C)に示されるように、制御ゲート電極SGの表面上および絶縁膜53の上面上に、たとえばCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸化膜を順次堆積することによってONO膜からなる絶縁膜11aを形成する。
図9(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第7工程をそれぞれ示す断面図であり、図10(A)〜(C)は、第8工程をそれぞれ示す断面図である。
そして、ポリシリコン膜からなる導電膜8aを堆積して、異方性エッチングを施すことにより、制御ゲート電極SGの両側面上に位置する導電膜8aを形成する。
そして、少なくとも制御ゲート電極SGの一方の側面上に形成された導電膜8aを覆うレジストパターンを形成する。このレジストパターンをマスクとして、等方性エッチングを施して、レジストパターンに覆われていない導電膜8aを除去する。このようにして、制御ゲート電極SGの側面上に、サイドウォール状のメモリゲート電極MGを形成する。
そして、外方に露出する絶縁膜11aに等方性エッチングを施して除去すると共に、導電膜パターン51bの表面上に形成された絶縁膜53を除去する。
ここで、絶縁膜53がシリコン酸化膜によって構成されているため、絶縁膜11aの最も下層のシリコン酸化膜を除去する際に、絶縁膜53も同時に除去することができる。
この際、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極SGとの間および、メモリゲート電極MG下に位置する半導体基板1の主表面上には、絶縁膜11aの一部の絶縁膜11が残留する。なお、導電膜13cと、導電膜パターン51bとの間には、絶縁膜53の一部が残留する。
図11(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第9工程をそれぞれ示す断面図である。この図11(A)〜(C)に示されるように、導電膜パターン(導電膜)51bの上面上に、フォトレジスト膜を塗布する。そして、例えば、ArF(アルゴン・フッ素)レーザー光源等を用いて、このフォトレジスト膜に露光処理等を施して、形成するゲート電極パターンに従ったパターンを有するレジストパターン55を形成する。
ここで、導電膜パターン51bの厚さは、150nm程度とされているため、微細パターン用のフォトレジスト膜と、ArF(アルゴン・フッ素)レーザー光源とを用いたリソグラフィを用いて、パターニングを行うことができる。
レジストパターン(第2レジストパターン)55は、制御ゲート電極SGおよびメモリゲート電極MG上から、分離領域50上に位置する導電膜パターン51bの端部上にまで亘って延在するレジスト領域(第1レジスト領域)55aと、周辺回路領域1D上に形成され、形成されるゲート電極TGのパターンに従ったパターンが形成されたレジスト領域(第2レジスト領域)55bとを有している。このレジスト領域55aの周辺回路領域1D側の端部は、分離領域上に位置している。
図12(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造工程の第10工程をそれぞれ示す断面図である。この図12に示されるように、レジストパターン55を用いて、導電膜パターン51bをパターニングして、ゲート長が、85nm程度のゲート電極TGを形成する。このように、周辺トランジスタのゲート電極TGは、メモリセル領域1A内のメモリセルトランジスタより微細化が図られており、不揮発性半導体記憶装置100の微細化を図ることができる。
ここで、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板1の主表面上は、レジスト領域55aによって保護されており、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板1の主表面が保護されている。
そして、制御ゲート電極SGと、メモリゲート電極MGと、ゲート電極TGとをマスクとして、イオン注入をして、低濃度不純物拡散層Da1,Sa1,Da2,Sa2を形成する。具体的には、メモリセル領域1A上に、ヒ素を、5KeV,2×1015atoms/cm、周辺回路領域1D上に、ヒ素を5KeV,6×1014atoms/cmのイオン注入を行う。
ここで、メモリゲート電極MGの高さが、200nm以上300nm以下程度とされているので、不純物が、メモリゲート電極MG下に位置する半導体基板(メモリゲート電極下チャネル領域)内に不純物が導入されることを抑制することができる。
図13(A)〜(C)は、不揮発性半導体記憶装置100の製造方法の第11工程をそれぞれ示す断面図であり、図14(A)〜(C)は、第12工程をそれぞれ示す断面図である。この図13(A)〜(C)に示されるように、メモリゲート電極MGの側面上と、制御ゲート電極SGのメモリゲート電極MGと反対側に位置する側面上と、ゲート電極TGの両側面上とに、シリコン酸化膜等からなるサイドウォール状の絶縁膜18を形成する。なお、分離領域50上に形成された導電膜51の両側面上にも、絶縁膜18が形成される。
そして、図14に示されるように、イオン注入を行い、高濃度不純物拡散層Db1、Sb1,Db2、Sb2を形成する。これにより、ソース領域としての不純物拡散層SR1、SR2と、ドレイン領域としての不純物拡散層DR1、DR2を形成する。
具体的には、メモリセル領域1Aおよび周辺回路領域1Dが位置する半導体基板1の主表上に、メモリゲート電極MG、制御ゲート電極、ゲート電極TGをマスクとして、ヒ素を50KeV、2×1017atoms/cm,リンを、40KeV、1×1013atoms/cmの条件で注入する。
不純物拡散層SR1,SR2、DR1、DR2を形成するためのイオン注入工程において、最も注入エネルギの高いのは、この第12工程において、リンを40KeV、1×1013atoms/cmの条件で、注入する工程である。
この条件の下で、注入イオンの投影飛程Rpと標準偏差σ(ΔRp)を試算すると、Rp=60nm、σ=25nmとなる。そして、注入されるイオン量がチャネルのしきい値電圧に影響を与えないレベルまで低減されるために必要な高さとしては、(Rp+3×σ=)135nmとなる。その一方で、メモリゲート電極の高さは、200nm以上300nm以下程度とされている。このため、メモリゲート電極MG下に不純物が導入されることを抑制することができる。このように、メモリセルトランジスタのチャネル領域内に不純物が導入されることを抑制することができるため、メモリセルトランジスタのしきい値電圧が変動することを抑制することができる。
そして、図2に示されるように、制御ゲート電極SG、メモリゲート電極MG,ゲート電極TGを覆うように、半導体基板1の主表面上に、たとえば、スパッタリング法により、コバルトや、ニッケルなどの所定の金属膜が形成される。次に、例えば、窒素等の雰囲気の下で、所定の温度の熱処理を施すことによって、制御ゲート電極SG等を構成するポリシリコン膜内のシリコンと、金属とが反応(シリサイド化)して、金属シリサイド膜が形成される。その後、未反応の金属膜が除去される。このようにして、不揮発性半導体記憶装置100を製造する。
なお、本実施の形態においては、周辺回路領域1Dが位置する半導体基板1の主表面上に、周辺トランジスタのゲート電極TGとなる導電膜51aを堆積した後に、導電膜51aより厚膜の導電膜13aを堆積しているが、この順序に限られない。
例えば、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板1の主表面上に、第1絶縁膜を介して、ポリシリコン膜等からなる第1導電膜を堆積する。そして、この第1導電膜の上面上に、熱処理等により、第2絶縁膜を形成する。
その後、この第2絶縁膜を介して、第1導電膜を覆うと共に、第3絶縁膜を介して、周辺回路領域1Dが位置する半導体基板1上に、第2導電膜を堆積する。
この第2導電膜は、例えば、ポリシリコン膜から構成されており、第1導電膜より薄膜に形成されている。例えば、第1導電膜は、200nm以上300nm以下とされており、第2導電膜は、150nm程度とされている。
そして、第2絶縁膜をストッパとして、第2導電膜にパターニングを施して、周辺回路領域1Dが位置する半導体基板1の主表面上に、周辺トランジスタのゲート電極TGを形成する。
そして、第1導電膜上に形成された第2絶縁膜に等方性エッチングを施して、第2絶縁膜を除去する。
その後、第1導電膜にパターニングを施して、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板1の主表面上に、制御ゲート電極SGを形成する。
この制御ゲート電極SGの表面と、ゲート電極TGの表面上と、半導体基板1の主表面上に、所謂ONO膜からなる第3絶縁膜を形成する。
しかる後に、半導体基板1の主表面上に第3導電膜を堆積し、この第3導電膜にエッチングして、形成された制御ゲート電極SGの側面上および、周辺トランジスタのゲート電極の側面上にサイドウォール状の第3導電膜パターンを形成する。
そして、制御ゲート電極SGの一方の側面上に、第3絶縁膜を介して、第3導電膜パターンを残して、メモリゲート電極を形成する。
その後、ONO膜の第3絶縁膜に等方性エッチングを施して、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極SGとの間と、メモリゲート電極MG下に位置する半導体基板1の主表面に第3絶縁膜を残留させる。この際、周辺トランジスタのゲート電極TGの側面上に形成されていた、第3絶縁膜も除去される。このように、周辺トランジスタのゲート電極TGとなる導電膜を堆積した後に、制御ゲート電極SGとなる導電膜を形成してもよい。
すなわち、メモリセルトランジスタの制御ゲート電極SGとなる第1導電膜と、周辺回路トランジスタのゲート電極TGとなる第2導電膜の厚みを異ならせ、さらに、各パターニングの際に、用いられる光源の波長を異ならせることにより、制御ゲート電極SGの高さを、ゲート電極TGより高く形成することができる。
これにより、イオン注入工程において、メモリセルトランジスタのチャネル領域内に不純物が注入されることを抑制することができ、しきい値電圧の変動を抑制することができる。なお、メモリセル領域1Aが位置する半導体基板の主表面上に位置する制御ゲート電極SGと、第1周辺回路領域上に形成され、この制御ゲート電極SGより低い周辺回路トランジスタの第1ゲート電極と、第2周辺回路領域上に形成され、第1ゲート電極より低い第2ゲート電極とを形成することとしてもよい。
この場合には、第2周辺回路領域上に、第2ゲート電極を形成し、この第2ゲート電極パターン上に第1熱酸化膜を形成する。そして、この第2ゲート電極の上面上に、第2ゲート電極より高い第1導電膜を堆積する。そして、第1熱酸化膜をストッパとして、第1導電膜にパターニングを施して、第1ゲート電極を形成する。そして、第1ゲート電極と第2ゲート電極パターンの表面上に、第2熱酸化膜を形成する。その後、第2導電膜を堆積して、第2熱酸化膜をストッパとして、第2導電膜にパターニングを施して、制御ゲート電極SGを形成する。このように、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の製造方法によれば、各種高さのゲート電極を形成することができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に好適である。
本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の平面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面であり、(B)は、図1のIB−IB断面を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第1工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第1工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第1工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第2工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第2工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第2工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第3工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第3工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第3工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第4工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第4工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第4工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第5工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第5工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第5工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第6工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第6工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第6工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第7工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第7工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第7工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第8工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第8工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第8工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第9工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第9工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第9工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第10工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第10工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第10工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第11工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第11工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第11工程を示した断面図である。 (A)は、図1のIA−IA断面における不揮発性半導体記憶装置の製造工程の第12工程をそれぞれ示す断面図であり、(B)は、図1のIB−IB断面における第12工程を示した断面図であり、(C)は、図1のIC−IC断面における第12工程を示した断面図である。
符号の説明
1A メモリセル領域、1 半導体基板、1D 周辺回路領域、1C 境界領域、2 分離領域、51a 導電膜、51b 導電膜パターン、52 レジストパターン、54 レジストパターン、100 不揮発性半導体記憶装置、MG メモリゲート電極、SG 制御ゲート電極、TG ゲート電極。

Claims (5)

  1. 半導体基板の主表面に活性領域を規定するように分離領域を形成する工程と、
    前記活性領域内の第1領域が位置する前記半導体基板の主表面上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に第1導電膜を形成する工程と、
    前記第1導電膜の表面上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記活性領域内の第2領域上に第3絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜を介して前記第1導電膜を覆うと共に、前記第3絶縁膜上に前記第1導電膜の厚さと異なる厚さの第2導電膜を形成する工程と、
    前記第2導電膜をパターニングして、前記第2導電膜のうち、前記第1導電膜上に位置する部分を除去すると共に、前記第2領域上に第1導電膜パターンを形成する工程と、
    前記第1導電膜をパターニングして、前記第1領域に第2導電膜パターンを形成する工程と、
    前記第1導電膜パターンと前記第2導電膜パターンとのうち、厚さの厚い方の前記第1導電膜パターンまたは前記第2導電膜パターンの一方の側面上に、電荷を蓄積可能な第4絶縁膜を形成する工程と、
    前記第4絶縁膜上に、サイドウォール状の第3導電膜パターンを形成する工程と、
    前記第3導電膜パターンと、該第3導電膜パターンの側面上の第1導電膜パターンまたは第2導電膜パターンとをマスクとして、前記半導体基板の主表面に不純物を注入して、第1および第2不純物領域を形成する工程と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 前記第2絶縁膜は、熱酸化処理により形成する、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 前記第1導電膜より前記第2導電膜を厚く形成し、
    前記第4絶縁膜の形成工程は、前記第1導電膜パターン上と前記第2絶縁膜上とを覆うように、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜とを積層して、前記第4絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記第3導電膜パターンを形成した後に、前記第4絶縁膜と前記第2絶縁膜とをエッチングして、前記第3導電膜パターンと前記第1導電膜パターンとの間に前記第4絶縁膜を残すと共に、前記第2絶縁膜を除去する工程をさらに備える請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記第2導電膜パターンを形成する工程は、前記第1導電膜上に、第1フォトレジスト膜を塗布する工程と、
    第1露光光源を用いて、前記第1フォトレジスト膜に露光処理を施して、前記第2導電膜パターンに従ったパターンが形成された第1レジストパターンを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンを用いて、前記第1導電膜をパターニングして、前記第2導電膜パターンを形成する工程とを含み、
    前記第1導電膜パターンを形成する工程は、前記第2導電膜上に、第2フォトレジスト膜を塗布する工程と、
    第2露光光源を用いて、前記第2フォトレジスト膜に露光処理を施して、前記第1導電膜パターン従ったパターンが形成された第2レジストパターンを形成する工程と、
    前記第2レジストパターンを用いて、前記第2導電膜をパターニングして、前記第1導電膜パターンを形成する工程とを含み、
    前記第2露光光源の波長は、前記第1露光光源の波長より長い、請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記第2レジストパターンの形成工程は、前記第1導電膜パターン上から、前記分離領域上まで延在するように、前記第2レジストパターンを形成する工程を含む、請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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