JP2007245650A - 後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙束に後処理を施す後処理装置の大型化を抑制する。
【解決手段】後処理装置において、一対の折ローラ56は、各々の外周面56aの軸方向に垂直な断面が、円周の一部が欠落した円弧状に形成される。一対の折ローラ56は、軸方向が相互に平行となるように並設され、外周面56aの回転方向側の端部である外周開始端部56cの各々が、各々の折ローラ56の回転中心を結ぶ仮想的な直線を略同時に通過するようそれぞれ実質的に同一の回転速度で逆方向に回転し、各々の外周面56aで湾曲させられた用紙束2を挟持して用紙束2に折り処理を施する。成形ユニットは、外周開始端部56cにより背部進行方向側に背部2aが突出するように用紙束2が挟持された状態で、背部2aを背部進行方向と逆方向に押圧することにより、背部を平坦化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、用紙束に後処理を施す後処理装置に関する。
例えば、用紙束を略中央において綴じ、綴じられた部分を折りたたむことによって冊子を作成する中綴じ折りが知られている。このように折りたたまれた用紙束は、背部周辺において厚み方向に膨らんでしまい、見栄えが悪いものとなる傾向がある。また、用紙束が背部周辺で膨らむと、同じ方向に用紙束を積載する場合に積載する数が大きくなるにしたがって傾きやすくなり、多数の用紙束を積載することが困難となる。このため、例えば特許文献1では、突出部の長さ方向に移動可能な、折りたたまれたシート材料の背部の湾曲を平坦化するのに充分な圧力を背部に与える成形手段を含む小冊子処理装置が提案されている。
特開2001−260564号公報
しかし、上述の特許文献に係る技術では、用紙束を折りたたむ装置と、折りたたまれた用紙束を成形する成形装置とを別々に設けなければ成らず、装置全体が大型化するおそれがある。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、用紙束に後処理を施す後処理装置の大型化を抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の後処理装置は、湾曲させられた用紙束を挟持して用紙束を折り曲げる折り手段と、折り手段によって用紙束が挟持された状態で、用紙束の背部を平坦化させる成形手段と、を備える。この態様によれば、用紙束の背部を平坦化させる場合に、新たに用紙束を挟持する機構を設ける必要性を低減することができる。このため、折り処理および成形処理の双方を施す機構を設けることによって後処理装置全体が大型化することを抑制することができる。
折り手段は、各々の外周面の軸方向に垂直な断面が、円周の一部が欠落した円弧状に形成される一対の折ローラを有してもよい。一対の折ローラは、軸方向が相互に平行となるように並設され、外周面の回転方向側の端部を外周開始端部とした場合、各々の外周開始端部が、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線を略同時に通過するようそれぞれ実質的に同一の回転速度で逆方向に回転しながら、各々の外周面で用紙束を挟持して用紙束を折り曲げ、成形手段は、折り曲げられるときの用紙束の背部の進行方向を背部進行方向とした場合、外周開始端部より背部進行方向側に背部が突出するように一対の折ローラによって用紙束が挟持された状態で、背部を背部進行方向と逆方向に押圧することにより、背部を平坦化させてもよい。この態様によれば、折ローラという簡易な構成を利用することによって、用紙束に折り処理および成形処理の双方を施すことが可能となる。
一対の折ローラは、外周面を含む仮想的な円筒形状から径方向内向きに凹む凹部が成形されてもよい。凹部は、成形手段によって用紙束の背部が平坦化させられる場合に、成形手段の可動空間を形成してもよい。この態様によれば、この可動空間内において背部を平坦化させるために成形手段を動作させることが可能となる。このため、成形手段は容易に成形処理を用紙束に施すことが可能となる。
成形手段は、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線上またはその近傍に外周開始端部が位置する一対の折ローラによって用紙束が挟持された状態で、背部進行方向と逆方向に背部を押圧することにより、背部を平坦化させてもよい。この態様によれば、用紙束の背部を、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線近傍で押圧することができるため、背部の周辺が挟持された状態で背部を押圧することができる。このため、用紙束の背部を平坦化させる場合に、背部を押圧することによる厚み方向の膨らみを抑制することができる。
成形手段は、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線より回転方向側に外周開始端部が位置する一対の折ローラによって用紙束が挟持された状態で、背部進行方向と逆方向に背部を押圧することにより、背部を平坦化させてもよい。このように用紙束が挟持されると、外周開始端部周辺において、用紙束の側面とロータ外周面との間に微小なすき間が形成される。背部に成形処理を施す場合に、このすき間は用紙束が変形する変形しろとなる。したがって、この態様によれば、用紙束の背部を容易に平坦化させることが可能となる。
本態様に係る後処理装置は、折りナイフを用紙束の側面に押し当てることによって用紙束を湾曲させて一対の折ローラの間に用紙束を進入させた後、折りナイフを退出させる湾曲手段を更に備えてもよい。折り手段は、湾曲手段によって一対の折ローラの間に用紙束が進入させられるときは一対の折ローラを相互に離間した状態とし、折りナイフが所定位置まで退出した場合には一対の折ローラを相互に近づけるよう移動させてもよい。この態様によれば、折ローラに用紙束が進入するまで折ローラを離間した状態に維持することによって、用紙束を円滑に折ローラの間に進入させることができる。
成形手段は、成形ローラと、折り曲げられるときの用紙束の背部の進行方向を背部進行方向とした場合、成形ローラを背部進行方向と逆方向に背部に押し当てた状態で、背部に沿って成形ローラを移動させて背部を平坦化させるローラ移動手段と、を有してもよい。この態様によれば、簡易な構成によって用紙束の背部を平坦化させることができる。
成形手段は、折り曲げられるときの用紙束の背部の進行方向を背部進行方向とした場合、背部押圧部材に形成された背部押圧面を背部に押し付けることにより、背部進行方向と逆方向に背部を押圧する背部押圧手段と、押圧された背部の周辺において用紙束を厚み方向に圧縮して背部を平坦化させる圧縮手段と、を有してもよい。この態様によれば、成形ローラを移動させるよりも迅速に形成処理を施すことが可能となる。
折り手段が用紙束を挟持する圧力をニップ圧とした場合、成形手段によって背部が平坦化されるときのニップ圧を、折り手段が用紙束を折り曲げるときのニップ圧より高くするニップ圧変更手段を更に備えてもよい。この態様によれば、用紙束の背部を平坦化させる場合に、適切なニップ圧を用紙束に与えることができる。
本発明によれば、用紙束に後処理を施す後処理装置の大型化を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る後処理装置10の全体構成図である。本図は後処理装置10を装置前方から見た状態を示す。
本実施形態に係る後処理装置10は、用紙束搬入側である本図右側に、例えば丁合装置(図示せず)などが接続される。丁合装置は、たとえば印刷によって、または電子写真方式やインクジェット方式によって画像が形成された用紙を重ね合わせる丁合処理を実施し、丁合処理された用紙束を後処理装置10に搬送する。なお、丁合装置ではなく、印刷機、または電子写真方式やインクジェット方式による画像形成装置が設けられてもよい。また、丁合装置の代わりに、丁合された用紙束を載置してページ順に1枚ずつ供給する用紙供給装置が設けられてもよい。
また、後処理装置10は、用紙束搬入側である本図左側に、例えばスタッカが接続される。スタッカは、この台上に互いに一部が重なった半重ね状態で積載し、水平方向に並置させるものであってもよい。
後処理装置10は、用紙束に中綴じ折り処理または中折り処理を実施する。中綴じ処理とは、用紙束の略中央を含む所定方向に伸びる直線上において用紙を綴じる処理をいう。中折り処理とは、用紙束の略中央を含む所定方向に伸びる直線を折り目として用紙束を折りたたむ処理をいう。中綴じ折り処理では、綴じられた箇所を折り目上に配置させるため、綴じられた箇所を含む直線と実質的に同一位置の直線を折り目とするよう、用紙束に折り曲げられる。
また、後処理装置10は、中綴じ折り処理または中折り処理など、折り処理が施された用紙束の背部を平坦化させる成形処理を実施する。ここで背部とは、折り処理が施され冊子化された用紙束の外周を構成する4辺のうち、冊子を開くときの開く側の辺である前小口の反対側の辺に該当する部分をいう。すなわち、本実施形態では、用紙束が折りたたまれることによって形成される折り目の外側の部分をいう。また、本実施形態において用紙束の背部の平坦化とは、用紙束の側面と略垂直な平面部分を背部に作り出すことをいうものとして説明する。
後処理装置10において、用紙束は、本図右上の搬入口から搬送され、中綴じ折り処理が施された後、本図左上の排出口から排出される。後処理装置10は、搬送ベルト22、前端揃えストッパ30、ステープラ28、折り用ストッパ32、折成形ユニット50A、搬送ベルトユニット40などを備える。
搬入口近傍には、搬入口近傍から斜め下方に延在する搬送ベルト22が設けられる。搬送ベルト22には1対のローラ24が装着され、この一対のローラ24の一方が回転駆動されることにより、搬送ベルト22が駆動される。搬入口から搬送された用紙束は、搬送ベルト22の上面である搬送面に載置された状態で搬送される。
搬送ベルト22の用紙束の搬送方向下流側(以下、単に「下流側」という)には、搬送ベルト22の搬送面と略同一面上に搬送面が形成される搬送プレート36が設けられる。前端揃えストッパ30は、搬送プレート36の搬送面の下方と上方との間を進退可能に形成される。前端揃えストッパ30は、用紙束の前端部が突き当てられることにより、用紙束の前端部を揃える。搬送ベルト22の中途部には後端揃えユニット26が設けられる。後端揃えユニット26は、突き当て面を用紙束の後端部に突き当てることにより、用紙束の後端部を揃える。
後処理装置10に用紙束が搬入されるとき、前端揃えストッパ30は搬送プレート36の搬送面に進出した状態とされている。後処理装置10に搬入された用紙束は、前端部が前端揃えストッパ30に突き当てられるまで搬送ベルト22によって搬送される。用紙束の前端部が前端揃えストッパ30に突き当たると、後端揃えユニット26は、用紙束の後端部に突き当て面を突き当て、用紙束の後端部および前端部を揃える。
ステープラ28は、搬送ベルト22の搬送方向最下流の部分と、搬送プレート36の搬送方向最上流の部分との間であって、搬送ベルト22および搬送プレート36によって形成される連続した搬送面の上方に設けられる。ステープラ28は、前端揃えストッパ30および後端揃えユニット26によって用紙束の前端部および後端部が揃えられると、用紙束の搬送方向(以下、単に「搬送方向」という)と略垂直な直線上の複数箇所に中綴じ処理としてのステープル処理を施す。
前端揃えストッパ30および後端揃えユニット26は、搬送方向に移動可能に構成される。前端揃えストッパ30および後端揃えユニット26は、用紙束の搬送方向略中央に綴じ処理が施されるように、搬送方向に移動する。
折り用ストッパ32は、前端揃えストッパ30よりも下流側において、搬送プレート36の搬送面の下方と上方との間を進退可能に形成される。折り用ストッパ32は、用紙束の前端部が突き当てられることにより、用紙束の前端部を位置決めする。折り用ストッパ32は、搬送方向に移動可能に構成されている。折り用ストッパ32は、中綴じ処理された箇所が後述する折ブレード54の進出する位置にくるように、搬送方向に移動する。ステープラ28によって用紙束に中綴じ処理が施されると、前端揃えストッパ30は搬送プレート36の搬送面の下方に退出する。このとき、折り用ストッパ32は搬送プレート36の搬送面の上方に進出させられている。折り用ストッパ32は、搬送される用紙束の前端部が突き当てられ、中綴じされた用紙束を位置決めする。
折成形ユニット50Aは、綴じ処理されていない用紙束、またはステープラ28によって中綴じ処理が施された用紙束に対して、中折り処理および成形処理を実施する。折成形ユニット50Aの詳細な構成や動作については後述する。
搬送ベルトユニット40は、第1搬出ベルト46および第2搬出ベルト48を有する。第1搬出ベルト46は、一対のローラ44が内周に装着される。第2搬出ベルト48は、一対のローラ42が内周に装着される。第1搬出ベルト46の内周には、第1搬出ベルト46の外周を第2搬出ベルト48の外周に押し付けてニップ部を形成する圧接ローラ45が設けられている。中綴じ折り処理が施された用紙束は、第1搬出ベルト46および第2搬出ベルト48によってこのニップ部において挟持されながら搬送され、排出ローラ49によって後処理装置10の排出口から排出される。
図2および図3は、第1の実施形態に係る折成形ユニット50Aの全体構成図である。図2は折成形ユニット50Aの正面図であり、図3は折成形ユニット50AのP−P断面図である。図2は、理解を容易なものとするために搬送プレート36上の用紙搬送面が略水平となるよう全構成を一体的に回転した状態が表されている。図2および図3は、折成形ユニット50Aによる用紙束2の成形処理の工程の途中の状態を示す。図2および図3において、中綴じ折り処理、または折り処理が施された用紙束は、右方向から、折りたたまれて形成された背部を先頭に折成形ユニット50Aに搬入され、成形処理が施された後、左方向に排出される。
折成形ユニット50Aは、折り機構51、成形ユニット64を有する。折り機構51は、一対の折ローラ56、折ブレード54を有する。折ブレード54は薄い板状に形成される。用紙束に折り処理を施さないときは、折ブレード54は、搬送プレート36の用紙束が搬送される側の反対側(本実施形態では下側)に、用紙束搬送面と略垂直となるよう収容されている。用紙束に折り処理を施すときに、折ブレード54は、ブレード駆動機構52によって駆動され、搬送プレート36に形成された搬送プレート36の用紙束が搬送される側に、用紙束搬送面と略垂直に進出する。
ブレード駆動機構52は、ブレード駆動モータ(図示せず)および減速機構(図示せず)を有している。ブレード駆動モータは電子制御ユニットに接続されている。電子制御ユニットは、後処理装置10内に設けられている。電子制御ユニットはCPU、ROM、およびRAMなどを有し、折成形ユニット50Aのアクチュエータの作動を制御する。ブレード駆動モータは電子制御ユニットから駆動信号の供給を受けて作動し、折ブレード54を進退させるよう駆動する。
一対の折ローラ56の各々は、同一の径および同一の軸方向の長さを有する円柱状に形成され、且つ軸方向の全長に延在する凹部56bが形成される。その結果、折ローラ56の外周面の軸方向に垂直な断面は、円の一部(本実施形態では約4分の1)を欠く円弧状に形成される。この円弧状の回転方向側の端部を外周開始端部56c、回転方向逆側の端部を外周終端部56dとして以下説明する。凹部56bは、外周面56aを含む仮想的な円筒形状から径方向内向きに凹むよう形成される。一対の折ローラ56の各々は、軸方向が相互に平行となり、且つ搬送プレート36上における用紙束搬送方向と垂直となるように並設される。折ローラ56は、各々の外周開始端部56cが各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線を略同時に通過するようそれぞれ実質的に同一の回転速度で逆方向に回転する。
成形ユニット64は、成形ローラ68、ローラ移動機構66、回動アーム88を有する。成形ローラ68は、円柱の軸方向中央が膨らんだ樽型に形成される。成形ローラ68の中心にはローラ軸70が挿入され固定されている。ローラ支持部材72は長方形の板状の部材がコ字状に曲げられた形状に形成される。コ字状に形成されたローラ支持部材72の立ち上げられた両側部にローラ軸70が回転可能に支持される。
ローラ移動機構66は、2本のチェーン74、2本のシャフト76、4つのギヤ116、フレーム80、ローラガイド78、チェーン駆動モータ86を有する。フレーム80は長方形の板状の部材がコ字状に曲げられた形状に形成された部分を2つ有し、同一の方向にコ字状の部分の開口側が向くようにその2つ部分が配置され、細長い板状の部材によって2つのコ字状の部分が一体的に結合された形状に形成される。2本のシャフト76の各々は、フレーム80のコ字状に形成された2カ所の部分のそれぞれにおいて、立ち上げられた両側部に回転可能に支持される。これら2本のシャフト76の各々に、2つのギヤ116が固定される。2本のチェーン74の各々は、2つのコ字状の部分の各々に設けられる2つのギヤ116の1つの外周に装着される。この2本のチェーンに、コ字の開口がフレーム80側と逆方向を向くようにローラ支持部材72が取り付けられる。
フレーム80は、コ字状の開口側と反対側が板状の回動アーム88の一方の端部近傍に固定される。回動アーム88の他方の端部には軸支持部88aが設けられている。軸支持部88aには回動軸90が固定されており、回動軸90は、後処理装置10のフレーム(図示せず)に回転可能に支持される。このとき、回動軸90は、一対の折ローラ56の各々の中心軸を結ぶ仮想的な直線の中点よりも、搬送プレート36上における用紙束の搬送方向上流側(図2における右側。以下、単に「上流側」という)に配置される。回動軸90はギヤなどによって構成される減速機構(図示せず)を介して成形ユニット回動モータ(図示せず)に連結されている。成形ユニット回動モータは電子制御ユニットに接続されており、電子制御ユニットから駆動信号の供給を受けて作動し、成形ユニット64を回動させる。
2本のシャフト76のうち装置後方のシャフト76の端部には、ギヤ82が設けられている。回動アーム88にはチェーン駆動モータ86が固定されている。ギヤ82は、チェーン駆動モータ86のモータ軸に固定されたギヤ84と噛合する。したがって、チェーン駆動モータ86が作動することによってチェーン74が駆動され、チェーン74と共に成形ローラ68が移動する。チェーン駆動モータ86は電子制御ユニットに接続されており、電子制御ユニットから駆動信号の供給を受けて作動する。成形ユニット64は、折ローラ56に向かって回動したときに、一対の折ローラ56の各々の中心軸を結ぶ仮想的な直線の中点に成形ローラ68の軸方向の中央が向かうように配置される。
チェーン74の間にはローラガイド78が配置され、フレーム80に固定される。ローラガイド78は細長い直方体状に形成され、端部近傍にテーパー部が形成される。テーパー部はローラ支持部材72に対向する面に形成される。ローラガイド78は、フレーム80の固定面からの高さがフレーム80とローラ支持部材72との間隔と実質的に同一かそれよりわずかに小さくなるよう形成される。このようにローラガイド78が設けられることによって、用紙束2の背部2aを押圧する反力で成形ローラ68が背部2aと反対側に変位することを抑制することができる。
図4は、第1の実施形態に係る折成形ユニット50Aにおける折ローラ56の駆動機構を示す図である。本図は、後処理装置10の後方に配置される駆動機構を前方から見た状態を示す。
一対の折ローラ56のうち、上流側の折ローラ56のローラ軸60には、被検知プレート92、電磁クラッチ97、ブレーキ98、ギヤ96、およびギヤ100が同軸に取り付けられている。ローラ駆動モータ106は後処理装置10のフレームに固定されている。ローラ駆動モータ106のモータ軸にはギヤ104が取り付けられている。ギヤ104およびギヤ100の外周にチェーン102が装着されている。下流側の折ローラ56のローラ軸60には、ギヤ114が取り付けられている。ギヤ110とギヤ112は同軸となるよう固定され、後処理装置10のフレームに回転可能に支持される。ギヤ112は、ギヤ114と同一の歯数を有し、ギヤ114と噛合している。ギヤ110は、ギヤ96と同一の歯数を有する。ギヤ110およびギヤ96の外周にチェーン108が装着されている。以上によって、ローラ駆動モータ106が作動すると、本図において右側の折ローラ56が時計回り、左側の折ローラ56が反時計回りに、実質的に同一の回転速度で回転する。このように回転することによって、折ローラ56は下方から進出してくる用紙束を挟持しながら上方に搬送する。
被検知プレート92は、円周の一部が径方向内向きに凹む凹部を有する円盤状に形成されている。この凹部の両側端は、回転中心に向かう直線によって形成されている。この2つの直線部分のうち被検知プレート92の回転方向逆側を待機位置ライン92bとし、回転方向側を挟持位置ライン92aとする。光センサ94は、被検知プレート92が回転することにより検知領域に待機位置ライン92bまたは挟持位置ライン92aが進出した場合にそれらを検知する。光センサ94は透過型のものが採用されているが、反射型のものであってもよい。
折ローラ56が待機位置にある場合に、光センサ94が待機位置ライン92bを検知し、折ローラ56が挟持位置にある場合に光センサ94が挟持位置ライン92aを検知するよう被検知プレート92の形状および取付位置が決定される。ここで、折ローラ56が待機位置にある場合とは、双方の折ローラ56の回転中心を結ぶ仮想的な直線と、折ローラ56の回転中心と外周開始端部56cとを結ぶ仮想的な直線とが成す角度と、一対の折ローラ56の回転中心を結ぶ仮想的な直線と、折ローラ56の回転中心と外周終端部56dとを結ぶ仮想的な直線とが成す角度が略同一となる場合をいう。また、折ローラ56が挟持位置にある場合とは、双方の折ローラ56の回転中心を結ぶ仮想的な直線上よりも、外周開始端部56cがわずかに回転方向側に位置する場合をいう。なお、折ローラ56が挟持位置にある場合が、双方の折ローラ56の回転中心を結ぶ仮想的な直線上に外周開始端部56cがある場合であってもよい。
図5は、第1の実施形態に係る折成形ユニット50Aにおける折ローラ56が用紙束を挟持する力であるニップ圧を変化させるニップ圧変更機構130を示す図である。ニップ圧変更機構130は、後処理装置10の前方および後方の双方に設けられる。
ニップ圧変更機構130は、一対の回動部材124および一対の加圧部材140を有する。回動部材124は、長い板状に形成され、相互に長さの長い板厚部分が対向するように配置される。回動部材124の対向する面の各々には、相互に離間するように凹んだ側面124aが形成されている。回動部材124は、上下方向が長手方向となるよう配置され、下方において回動軸128によって回動可能に支持とされる。また、回動部材124の各々は、長手方向略中央において、ローラ軸60の各々を回転可能に支持する。したがって、一対の回動部材124が回動軸128を中心に拡開する方向に回動した場合、2つの折ローラ56は相互に離間する方向に移動し、一対の回動部材124が回動軸128を中心に閉鎖する方向に回動した場合、2つの折ローラ56は近づく方向に移動する。
回動部材124の対向する側面124aの間には、挟持バネ138の両端が固定されている。挟持バネ138は、一対の回動部材124を互いに引張る方向に付勢する。回動部材124の各々には、挟持バネ138よりも回動軸128側に、ローラ132が設けられている。ローラ132の間に、間隔調整カム136が配置され、後処理装置10のフレームに回転可能に支持されている。間隔調整カム136が回転することによって一対の折ローラ56を相互に離間させる方向または近づける方向に移動させる。間隔調整カム136は間隔調整モータ(図示せず)に連結されており、間隔調整モータは電子制御ユニットに接続されている。間隔調整カム136は、電子制御ユニットからの駆動信号の供給を受けて作動する。
回動部材124の各々には、折ローラ56の軸方向に突出する124bが形成されている。この一対の124bの外側に、一対の加圧部材140が配置される。加圧部材140は、用紙束搬送方向と並行にのみ移動可能となるよう、ガイドにより移動方向が規制されて後処理装置10のフレームに支持される。一対の加圧部材140の間には加圧バネ144が配置され、加圧バネ144の両端が加圧部材140の各々に固定される。加圧バネ144は、加圧部材140を相互に近づける方向に付勢する。
加圧バネ144の上部且つ2つの加圧部材140の間には、加圧カム146が配置されている。加圧カム146は後処理装置10のフレームに回転可能に支持されている。加圧カム146は、ニップ圧変更モータ(図示せず)に連結されている。ニップ圧変更モータは電子制御ユニットに接続されており、電子制御ユニットから駆動信号の供給を受けて作動する。
電子制御ユニットは、用紙束を挟持する圧力であるニップ圧を強める場合は、ニップ圧変更モータを作動させることにより加圧カム146を回転させ、加圧カム146による加圧部材140の相互に近づく方向への移動の係止を解除する。この結果、加圧バネ144によって加圧部材140が相互に近づく方向に付勢され、各々の突出部124bが加圧部材140に挟持される。これにより、折ローラ56は、相互に近づく方向へ加圧バネ144による付勢力が与えられ、ニップ圧が増加する。電子制御ユニットは、ニップ圧を弱める場合は、ニップ圧変更モータを作動させることにより加圧カム146を更に回転させ、加圧カム146による加圧部材140の相互に近づく方向への移動を係止させる。このように、ニップ圧変更機構130、および電子制御ユニットは、折ローラ56によるニップ圧を変化させるニップ圧変更手段として機能する。
図6は、第1の実施形態に係る折成形ユニット50Aの動作手順を示すフローチャートである。後処理装置10への用紙束の搬送路中には、用紙束の搬送を検知する搬送センサが設けられている。本フローチャートにおける処理は、搬送センサによって後処理装置10に用紙束が搬送されたと電子制御ユニットによって判定されたときに開始する。また、図7(a)乃至(d)は、第1の実施形態に係る折成形ユニット50Aの前面図を動作手順にしたがって示したものである。以下、図6および図7(a)乃至(d)を参照しながら折成形ユニット50Aの動作手順を詳細に説明する。
電子制御ユニットは、搬送プレート36周辺に配置された搬送ローラ(図示せず)を回転させ、用紙束の先端が折り用ストッパ32に突き当たる所定位置まで搬送する(図6のS11)。用紙束が所定位置まで搬送されると、電子制御ユニットは、折ブレード54を搬送プレート36の上方に進出させて用紙束を湾曲させる(図6のS12)。したがって、ブレード駆動機構52、折ブレード54、および電子制御ユニットは、用紙束を湾曲させる湾曲手段として機能する。
折成形ユニット50Aには、湾曲した用紙束の進行方向最前部である湾曲頂部が所定位置に進行したことを検知する光センサ148が設けられている。光センサ148は電子制御ユニットに接続されており、光センサ148の検出結果は電子制御ユニットに出力される。電子制御ユニットは、折ブレード54によって用紙束が湾曲させられると、光センサ148の検出結果を取得し、用紙束の湾曲頂部が検知された、すなわち用紙束の湾曲頂部が所定位置まで進行したか否かを判定する(図6のS13)。
用紙束の湾曲頂部が所定位置まで進行していない場合(図6のS13のN)、電子制御ユニットは引き続き用紙束の湾曲頂部が所定位置まで進行したか否かの判定を継続する。用紙束の湾曲頂部が所定位置まで進行した場合(図6のS13のY)、電子制御ユニットは、ローラ駆動モータを作動させ、折ローラ56の回転を開始する(図6のS14、図7(a))。
ローラ駆動モータにはステッピングモータが採用されており、電子制御ユニットは、折ローラ56が回転を開始してからの折ローラ56の回転角度を算出している。なお、ローラ駆動モータにはサーボモータが採用されてもよく、またエンコーダなどの回転角度センサが設けられてもよいことは勿論である。電子制御ユニットはメモリを有しており、メモリには、折ブレード54の退出タイミングに対応する折ローラ56の回転角度が格納されている。電子制御ユニットは、メモリに格納された情報を参照し、折ブレード54の退出タイミングに対応する折ローラ56の所定の回転角度まで回転したか否かを判定する(図6のS15)。折ローラ56が所定角度まで回転していない場合(図6のS15のN)、電子制御ユニットは、折ローラ56が所定角度まで回転したか否かの判定を継続する。所定角度回転したと判定された場合(図6のS15のY)、電子制御ユニットは、折ブレード54を搬送プレート36の下方に退出させる(図6のS16)。
折ブレード54が所定位置まで退出すると、電子制御ユニットは、間隔調整カム136を作動させ、折ローラ56を相互に近づく方向に移動させる(図6のS17)。このように、折ローラ56に充分に用紙束が進入するまで折ローラ56を離間した状態に維持することによって、用紙束を円滑に折ローラ56の間に進入させることができる。このため、後述する成形処理も容易なものとすることができる。
一対の折ローラ56の間に湾曲させられた用紙束が進入すると、電子制御ユニットは折り処理を実施する(図6のS18、図7(b))。具体的には、電子制御ユニットは、各々の折ローラ56の外周開始端部56cが、折ローラ56の各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線を略同時に通過するように、2つの折ローラ56をそれぞれ実質的に同一の回転速度で逆方向に回転させる。これによって、折ローラ56の外周面56aに、湾曲した状態の用紙束を挟持させて用紙束を折り曲げる。したがって、折り機構51および電子制御ユニットは、用紙束を折り曲げる折り手段として機能する。電子制御ユニットは、折ローラ56が前述の挟持位置まで回転すると、ローラ駆動モータ106の作動を停止させ、折ローラ56の回転を停止させる。このとき、折ローラ56は、折り曲げられるときの用紙束2の背部2aの進行方向を背部進行方向とした場合、外周開始端部56cより背部進行方向側に背部2aが突出するように用紙束2を挟持する。このとき凹部56bは、成形ローラ68の可動空間を形成する。これによって、後述する成形処理を容易なものとすることができる。
折り処理が実施されると、電子制御ユニットは、成型ユニット回動モータを作動させ、成形ユニットを成形処理位置へ回動する(図6のS19、図7(c))。ここで成形処理位置とは、成形ローラ68を背部2aに押し当てることが可能となる成形ユニット64の回転位置をいう。このとき、搬送ガイド55は、リンク機構などによって、成形ユニット64が回動する動作に伴い折ローラ56の上方の搬送位置から、用紙束搬送方向へ移動した退避位置へ退避するよう構成されている。成形ユニットが成形処理位置へ回動されると、電子制御ユニットは、成形処理を実施する(図6のS20)。
成型処理において、まず電子制御ユニットは、加圧カム146を駆動して、折ローラ56によるニップ圧を強める。このようにニップ圧を強めることによって、成型処理時の用紙束の変位を抑制することができる。ニップ圧を強めると、電子制御ユニットは、チェーン駆動モータ86を作動させ、外周開始端部56cから突出する背部2aに対して成形ローラ68を背部進行方向と逆方向に押し当てた状態で、背部2aに沿って成形ローラ68を移動させる。これによって、成形ユニット64は用紙束2の背部2aを平坦化させる。したがって、成形ユニット64および電子制御ユニットは用紙束2の背部2aを平坦化させる成形手段として機能する。また、ローラ移動機構66および電子制御ユニットは、成形ローラ68を背部進行方向と逆方向に背部に押し当てた状態で、背部2aに沿って成形ローラ68を移動させて背部2aを平坦化させるローラ移動手段として機能する。
背部2aの全長を成形ローラ68が移動すると、電子制御ユニットは、再び加圧カム146を駆動して強めていたニップ圧を強める以前のニップ圧に戻す。このように用紙束に折り処理を施す場合、および成形処理後にニップ圧を弱めることによって、成形処理の前後において用紙束を円滑に搬送することができ、用紙束のシワやジャムを抑制することができる。
成形処理が実施されると、電子制御ユニットは、成形ユニット回動モータを作動させ、成形ユニットを退避位置へ回動する(図6のS21)。これによって搬送ガイド55も元の搬送位置に戻される。成形ユニットが退避位置へ回動すると、電子制御ユニットは、折ローラ56を回転させて後処理が施された用紙束を搬送する(図6のS22、図7(d))。折ローラ56が回転させて処理後の用紙束が搬送されると、電子制御ユニットは、折ローラ56を待機位置で停止させ(図6のS23)。折ローラ56を相互に離間する方向に移動させる図6のS24)。こうして、折成形ユニット50Aは、再び後処理の対象となる用紙束が搬送されるまでこの状態で待機する。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態に係る折成形ユニット50Bの前面図である。図2と同様に本図も、理解を容易なものとするために搬送プレート36上の用紙搬送面が略水平となるよう全構成を一体的に回転した状態が表されている。また本図は、折成形ユニット50Bによる成形処理の工程の途中の状態を示す。なお、第1の実施形態と同様の箇所については同一の符号を付して説明を省略する。
折成形ユニット50Bは、折り機構51、成形ユニット150を有する。折り機構51は第1の実施形態に係る折成形ユニット50Aの折り機構51と同様である。成形ユニット150は、背部押圧部材152および板状部材154、一対の側部押圧部材158および板状部材160、回動アーム88を有する。回動アーム88は第1の実施形態と同様である。
背部押圧部材152および板状部材154は長い板状に形成される。回動アーム88が成形処理位置まで回動した状態で、板状部材154が2つの折ローラ56の間の上方に延在するよう、板状部材154が回動アーム88に固定される。背部押圧部材152には凹部152bが設けられている。この凹部152bにバネ156が収容され、バネ156の両端が背部押圧部材152および板状部材154に固定される。これによって板状部材154はバネ156を介して背部押圧部材152に連結される。回動アーム88が成形処理位置まで回動した状態で、背部押圧部材152の下面に平面上の背部押圧面152aが形成される。
板状部材160は細長い板状に形成される。側部押圧部材158は細長い四角柱形状に形成される。側部押圧部材158にも凹部158bが形成されている。この凹部158bにバネ162が収容され、バネ162の両端が側部押圧部材158および板状部材160に固定される。これによって側部押圧部材158はバネ162を介して板状部材160に連結される。
側部押圧部材158の凹部158bが形成される面の反対側の面に、平面上の側部押圧面158aが形成される。2つの側部押圧部材158は、折ローラ56が回転することにより用紙束が進出する領域を挟んで、相互に側部押圧面158aが対向するように配置される。
2つの板状部材160の一方はカム機構により、他方はクランク機構により、圧縮モータ(図示せず)に連結されている。圧縮モータは電子制御ユニットに接続されており、電子制御ユニットから駆動信号の供給を受けて作動する。電子制御ユニットは、圧縮モータを作動させることによって、側部押圧部材158による用紙束の圧縮を制御する。
図6のS18において、本実施形態では、折ローラ56は、外周開始端部56cより背部進行方向側に背部2aが大きく突出するよう用紙束を挟持する。これによって用紙束2の背周辺部2bの厚み方向の圧縮を容易なものとすることができる。
また、図6のS20において、成形ユニット150が成形処理位置へ回動されると、電子制御ユニットは、成形ユニット150による成形処理を実施する。具体的には、電子制御ユニットは、まず成形ユニット回動モータを駆動させることによって、背部押圧部材152の背部押圧面152aを、用紙束2の背部2aに背部進行方向と逆方向に押し付ける。電子制御ユニットは、背部2aが背部押圧面152aによって押圧された状態で、圧縮モータを作動させて、用紙束2の背周辺部2bを厚み方向に圧縮する。このように用紙束2の背周辺部2bを厚み方向に圧縮することによって、成形処理における背部2aへの影響を低減することができる。圧縮が終了すると、電子制御ユニットは、再び圧縮モータを作動させて背部2a執念の厚み方向の圧縮を解除し、側部押圧面158aを用紙束2の側面から離間させる。次に電子制御ユニットは、成形ユニット回動モータを作動させて回動アーム88を退避位置に回動させる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
本変形例では、第1の実施形態に係る成形ユニット64および第2の実施形態に係る成形ユニット150は、回動軸90を中心に回動するものでなくてもよく、たとえば装置前後方向に移動するものであってもよい。また、第1の実施形態に係る成形ユニット64は、成形ローラ68が背部2aの全長を移動した後、後処理が施された用紙束をそのまま上方に搬送してもよい。この場合、ローラガイド78やフレーム80に、後処理が施された用紙束を通過させるための搬送口が形成されてもよい。
第1の実施形態に係る後処理装置の全体構成図である。 第1の実施形態に係る折成形ユニットの正面図である。 第1の実施形態に係る折成形ユニットのP−P断面図である。 第1の実施形態に係る折成形ユニットにおける折ローラの駆動機構を示す図である。 第1の実施形態に係る折成形ユニットにおける折ローラが用紙束を挟持する力であるニップ圧を変化させるニップ圧変更機構を示す図である。 第1の実施形態に係る折成形ユニットの動作手順を示すフローチャートである。 (a)乃至(d)は、第1の実施形態に係る折成形ユニットの前面図を動作手順にしたがって示したものである。 第2の実施形態に係る折成形ユニットの前面図である。
符号の説明
10 後処理装置、 50A及び50B 折成形ユニット、 51 折り機構、 54 折ブレード、 56 折ローラ、 56a 外周面、 56b 凹部、 56c 外周開始端部、 64 成形ユニット、 66 ローラ移動機構、 68 成形ローラ、 130 ニップ圧変更機構、 150 成形ユニット、 152 背部押圧部材、 152a 背部押圧面、 158 側部押圧部材、 158a 側部押圧面。

Claims (9)

  1. 湾曲させられた用紙束を挟持して用紙束を折り曲げる折り手段と、
    前記折り手段によって用紙束が挟持された状態で、用紙束の背部を平坦化させる成形手段と、
    を備えることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記折り手段は、各々の外周面の軸方向に垂直な断面が、円周の一部が欠落した円弧状に形成される一対の折ローラを有し、
    前記一対の折ローラは、軸方向が相互に平行となるように並設され、外周面の回転方向側の端部を外周開始端部とした場合、各々の外周開始端部が、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線を略同時に通過するようそれぞれ実質的に同一の回転速度で逆方向に回転しながら、各々の外周面で用紙束を挟持して用紙束を折り曲げ、
    前記成形手段は、折り曲げられるときの用紙束の背部の進行方向を背部進行方向とした場合、外周開始端部より背部進行方向側に背部が突出するように前記一対の折ローラによって用紙束が挟持された状態で、背部を背部進行方向と逆方向に押圧することにより、背部を平坦化させることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記一対の折ローラは、外周面を含む仮想的な円筒形状から径方向内向きに凹む凹部が成形され、
    前記凹部は、前記成形手段によって用紙束の背部が平坦化させられる場合に、前記成形手段の可動空間を形成することを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記成形手段は、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線上またはその近傍に外周開始端部が位置した前記一対の折ローラによって用紙束が挟持された状態で、背部進行方向と逆方向に背部を押圧することにより、背部を平坦化させることを特徴とする請求項2または3に記載の後処理装置。
  5. 前記成形手段は、各々の回転中心を結ぶ仮想的な直線より回転方向側に外周開始端部が位置した前記一対の折ローラによって用紙束が挟持された状態で、背部進行方向と逆方向に背部を押圧することにより、背部を平坦化させることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の後処理装置。
  6. 折りナイフを用紙束の側面に押し当てることによって用紙束を湾曲させて前記一対の折ローラの間に用紙束を進入させた後、折りナイフを退出させる湾曲手段を更に備え、
    前記折り手段は、前記湾曲手段によって前記一対の折ローラの間に用紙束が進入させられるときは前記一対の折ローラを相互に離間した状態とし、折りナイフが所定位置まで退出した場合には前記一対の折ローラを相互に近づけるよう移動させることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の後処理装置。
  7. 前記成形手段は、
    成形ローラと、
    折り曲げられるときの用紙束の背部の進行方向を背部進行方向とした場合、前記成形ローラを背部進行方向と逆方向に背部に押し当てた状態で、背部に沿って前記成形ローラを移動させて背部を平坦化させるローラ移動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の後処理装置。
  8. 前記成形手段は、
    折り曲げられるときの用紙束の背部の進行方向を背部進行方向とした場合、背部押圧部材に形成された背部押圧面を背部に押し付けることにより、背部進行方向と逆方向に背部を押圧する背部押圧手段と、
    前記押圧された背部の周辺において用紙束を厚み方向に圧縮して背部を平坦化させる圧縮手段と、
    を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の後処理装置。
  9. 前記折り手段が用紙束を挟持する圧力をニップ圧とした場合、前記成形手段によって背部が平坦化されるときのニップ圧を、前記折り手段が用紙束を折り曲げるときのニップ圧より高くするニップ圧変更手段を更に備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の後処理装置。
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