JP2007245086A - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド部での塗布液の漏れがなく、液滴の吐出状態が良好な液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】メインタンク6、サブタンク7、ヘッド部4、メインタンク6の塗布液をヘッド部4に供給する塗布液供給管20、ヘッド部4から出た塗布液をサブタンク7に戻す塗布液回収管22、サブタンク7の塗布液をメインタンク6に送るタンク間移送管13、タンク間移送管13の途中に設けられたタンク間移送用ポンプ14、メインタンク内を減圧するメインタンク用減圧手段9,11、サブタンク内を減圧するサブタンク用減圧手段16,17を備え、タンク6,7がヘッド部4より高い位置に設置され、サブタンク7の内圧がメインタンク6の内圧よりも低く保たれていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴を吐出する液滴吐出装置に係り、特に例えばビーズなどの固体粒子を混合、分散した塗布液を吐出するのに好適な液滴吐出装置に関するものである。
液晶表示装置などでは、2枚の液晶基板の隙間を一定に維持するために、微粒子状のスペーサを前記液晶基板の間に配置している。従来、スプレー式散布装置などを用いてスペーサを液晶基板上に散布していたが、この方法ではスペーサが不均一に散布され易く、液晶基板の間隔が一定に維持できなかったり、スペーサが多数個かたまったりして、表示品質の低下を招く。
このような欠点を解消するため、近年、インクジェット方式を応用した液滴吐出法が開発され、多数の提案がなされている。この液滴吐出法によれば、所定の位置にほぼ必要個数のスペーサを配置することができ、また多数のオリフィスを有する吐出ヘッドを用いれば、多数の指定位置に同時にスペーサを配置することができ、生産効率を高めることができるなどの特長を有している。
通常のインクジェット記録装置において、インクタンクと記録ヘッドとを接続するチューブの処理を簡略化するとともに、チューブ内に滞留するインクの慣性力による記録ヘッドへの影響を軽減するため、図10に示すようなインクジェット記録装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
このインクジェット記録装置は記録ヘッドユニット100を有し、この記録ヘッドユニット100は、記録用紙(図示せず)の搬送方向Xと直交する方向(主走査方向)Yに延びるユニット駆動用ボールネジ101と螺合しており、それと平行に延びる2本のガイドレール102により摺動可能に支持されている。前記ボールネジ101にはユニット駆動用モータ(図示せず)が連結され、そのモータの回転によりボールネジ101を介して前記記録ヘッドユニット100が主走査方向Yに往復移動する。
記録ヘッドユニット100は板状の支持部材103を有し、その支持部材103のほぼ中央部に記録ヘッド104が固定され、それよりも図面に向かって右側にインク供給サブタンク105が、記録ヘッド104よりも図面に向かって左側にインク回収サブタンク106が、それぞれ配置されている。
前記インク供給サブタンク105は上下方向に延びたインク供給サブタンク用ボールネジ107と螺合しており、そのボールネジ107にインク供給サブタンク用駆動モータ108が連結されている。そして前記ボールネジ107と駆動モータ108により、インク供給サブタンク105が記録ヘッド104よりも高い位置に調整されている。
前記インク回収サブタンク106は上下方向に延びたインク回収サブタンク用ボールネジ109と螺合しており、そのボールネジ109にインク回収サブタンク用駆動モータ110が連結されている。そして前記ボールネジ109と駆動モータ110により、インク回収サブタンク106が記録ヘッド104よりも低い位置に調整されている。
プリンタ本体(図示せず)の下部には、インク111(カラープリンタの場合はC,M,Y,Kの4色の個別のインク)を収容したメインタンク112と、そのインク111をインク供給管113を通して記録ヘッドユニット100上のインク供給サブタンク105に供給する抑揚用ポンプ113が設置されている。
メインタンク112に収容されているインク111は、抑揚用ポンプ113によりインク供給管114を通ってインク供給サブタンク105に供給される。そのインク供給サブタンク105に収容されたインクは連絡管115を通って記録ヘッド104に流下して、その一部は記録ヘッド104から液滴となって記録用紙(図示せず)上に吐出してインクのドットを形成する。この記録ヘッドユニット100を記録用紙に対して相対的に2次元走査することにより、記録用紙上に情報が記録される。
吐出しなかったインクは連絡管115を通ってインク回収サブタンク106に流下して溜められ、そこに溜まったインクはインク回収管116を通ってメインタンク112に戻る。
このようにインク111は、メインタンク112→インク供給管114(抑揚用ポンプ113)→インク供給サブタンク105→連絡管115→記録ヘッド104→連絡管115→インク回収サブタンク106→インク回収管116→メインタンク112の流路を循環するシステムになっている。
なお、その他インクジェット記録装置に関しては例えば下記のような特許文献2〜4を挙げることができ、また液晶スペーサの吐出装置に関しては例えば下記のような特許文献5,6を挙げることができる。
特開2005−067134号公報 特開2003−165233号公報 特開2003−300331号公報 国際公開WO2002−90117号公報 特開平05−281562号公報 特開平11−007028号公報
ところで前述のインクジェット記録装置は、インク供給サブタンク105を記録ヘッド104よりも高い位置に配置することにより、その間の水頭差を利用して、インク供給サブタンク105のインクを記録ヘッド104に自動供給するものであるが、前述の循環流路がほぼ大気圧になっているため、前記水頭差による加圧の影響で記録ヘッド104のノズルからインクの漏れが発生し易く、記録品質の低下をきたす。
特にインクに前述のスペーサのように固定粒子を混合分散した場合、その固体粒子の径や濃度などによりインクの特性(例えば粘度、表面張力、比重など)が変化するため、単に水頭差を利用しただけでは記録ヘッド104の適正なメニスカスを維持することができず、記録ヘッド104の吐出特性が悪くなり、記録品質の低下をきたす。
また前述のように記録ヘッドユニット100と、それにインクを供給するメインタンク112ならびに抑揚用ポンプ113が別々になって長い循環流路を成形しているから、循環途中でインクに気泡が入り易く、そのために記録ヘッド104の吐出特性が悪くなり、記録品質の低下をきたす。
さらに記録ヘッドユニット100の下方にメインタンク112が配置されているから、メインタンク112のインクを記録ヘッドユニット100に供給するために抑揚用ポンプ113が必要であり、その抑揚用ポンプ113の電力消費量が大きい。
さらにまた記録ヘッドユニット100、メインタンク112ならびに抑揚用ポンプ113を別々に配置していることから、大きなスペースが必要となり、装置の小型化に支障をきたすなどの問題がある。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、ヘッド部での塗布液の漏れがなく、液滴の吐出状態が良好な液滴吐出装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、塗布液を収容するメインタンクと、
塗布液を収容するサブタンクと、
前記塗布液を液滴として吐出するヘッド部と、
前記メインタンクにある塗布液を前記ヘッド部に供給する塗布液供給管と、
前記ヘッド部から出た塗布液を前記サブタンクに戻す塗布液回収管と、
前記サブタンクにある塗布液を前記メインタンクに送るタンク間移送管と、
前記タンク間移送管の途中に設けられたタンク間移送用ポンプと、
前記メインタンク内を所定の圧力に減圧するメインタンク用減圧手段と、
前記サブタンク内を所定の圧力に減圧するサブタンク用減圧手段とを備え、
前記メインタンクと前記サブタンクが前記ヘッド部よりも高い位置に設置されて、
前記メインタンク用減圧手段と前記サブタンク用減圧手段により前記メインタンクと前記サブタンクがそれぞれ個別に減圧状態に維持されて、前記サブタンクの内圧が前記メインタンクの内圧よりも低く保たれていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記メインタンクと前記サブタンクが前記塗布液供給管、塗布液回収管、タンク間移送管、メインタンク用減圧手段ならびにサブタンク用減圧手段に対して交換可能になっていることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第2の手段において、前記メインタンクと前記サブタンクを一組にしたカートリッジが複数設けられて、それら複数のカートリッジが前記塗布液供給管、塗布液回収管、タンク間移送管、メインタンク用減圧手段ならびにサブタンク用減圧手段に対して交換可能になっていることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、前記ヘッド部に複数のヘッドが設けられて、それら複数のヘッドがヘッド接続管によって直列に接続されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1の手段において、前記タンク間移送用ポンプの駆動により前記サブタンクの液面が前記メインタンクの液面よりも常に低く維持されていることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第1ないし第5の手段において、前記塗布液が固体粒子を混合分散した塗布液であることを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は、固体粒子を混合分散した塗布液を収容するメインタンクと、
固体粒子を混合分散した塗布液を収容するサブタンクと、
前記塗布液を液滴として吐出するヘッド部と、
前記メインタンクにある塗布液を前記ヘッド部に供給する塗布液供給管と、
前記ヘッド部から出た塗布液を前記サブタンクに戻す塗布液回収管と、
前記サブタンクにある塗布液を前記メインタンクに送るタンク間移送管と、
前記タンク間移送管の途中に設けられたタンク間移送用ポンプと、
前記メインタンク内を所定の圧力に減圧するメインタンク用減圧手段と、
前記サブタンク内を所定の圧力に減圧するサブタンク用減圧手段とを備え、
前記メインタンクと前記サブタンクが前記ヘッド部よりも高い位置に設置されて、
前記メインタンク用減圧手段と前記サブタンク用減圧手段により前記メインタンクと前記サブタンクがそれぞれ個別に減圧状態に維持されて、前記サブタンクの内圧が前記メインタンクの内圧よりも低く保たれており、
前記固体粒子を混合分散した塗布液を液滴として前記ヘッド部から被着体上に吐出することを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は前記第7の手段において、前記被着体が液晶用基板であって、前記固体粒子が2枚の液晶用基板の隙間を保持するスペーサであることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、ヘッド部での塗布液の漏れがなく、液滴の吐出状態が良好な液滴吐出装置を提供することができる。
次に本発明の実施形態を図と共に説明する。図1は第1実施形態に係る液滴吐出装置の系統図、図2はその液滴吐出装置の概略ブロック図である。
まずこの液滴吐出装置の概略構成を図2とともに説明する。同図に示すように液滴吐出装置は、機能的に大きく分けて圧力切替部1と塗布液供給循環部2とカートリッジ部3とヘッド部4とから構成され、大まかには図に示すような接続関係になっている。
前記カートリッジ部3は、前記ヘッド部4よりも高い位置に設置されている。また前記カートリッジ部3は、第1カートリッジ5aと第2カートリッジ5bの2つを搭載しており、第1カートリッジ5aと第2カートリッジ5bは装置本体に対して個別に交換可能(着脱可能)になっている。またこの第1カートリッジ5aと第2カートリッジ5bは、前記塗布液供給循環部2に対して並列に接続されて、相互に切り替え可能になっている。
図1に示すように前記カートリッジ5a,5bは、吐出前の塗布液を収容するメインタンク6と、塗布液回収用のサブタンク(塗布液循環用バッファタンク)7とをそれぞれ有している。
メインタンク6にはメインタンク用加圧・減圧管8が接続され、これは塗布液供給循環部2を通り、前記圧力切替部1に設けられているメインタンク用マニホルド9に接続されている。メインタンク用マニホルド9は、メインタンク用圧力バッファ10を介してメインタンク用ポンプ11に接続されている。前記第1カートリッジ5aから出たメインタンク用加圧・減圧管8と前記第2カートリッジ5bから出たメインタンク用加圧・減圧管8との接合部には、三方弁からなるメインタンク用切替弁12が接続されている。
サブタンク7からメインタンク6に向けてタンク間移送管13が延びており、その途中にタンク間移送用ポンプ14が介在されている。
サブタンク7にはサブタンク用加圧・減圧管15が接続され、これは塗布液供給循環部2を通り、前記圧力切替部1に設けられているサブタンク用マニホルド16に接続されている。サブタンク用マニホルド16は、サブタンク用圧力バッファ17を介してサブタンク用ポンプ18に接続されている。前記第1カートリッジ5aから出たサブタンク用加圧・減圧管15と前記第2カートリッジ5bから出たサブタンク用加圧・減圧管15との接合部には、三方弁からなるサブタンク用切替弁19が接続されている。
メインタンク6からヘッド部4に向けて塗布液供給管20が延びており、前記第1カートリッジ5aから出た塗布液供給管20と前記第2カートリッジ5bから出た塗布液供給管20との接合部には、三方弁からなるカートリッジ切替弁21が接続されている。
ヘッド部4から塗布液供給循環部2を通ってサブタンク7側に塗布液回収管22が延びており、前記第1カートリッジ5a側に延びる塗布液回収管22と前記第2カートリッジ5b側に延びる塗布液回収管22との分岐部に、三方弁からなる塗布液回収用切替弁23が接続されている。
前記ヘッド部4には4つのヘッド24a〜24dが直線上に並べて配置され、各ヘッド24a〜24dはヘッド接続管39によって直列に接続されている。
メインタンク6の上部には超音波を利用した液面センサ25が固定され、メインタンク6内の塗布液26の液面(残存量)が監視されている。メインタンク6ならびにサブタンク7には、外部から交番磁界を加えることによって自ら回転する磁性体よりなる攪拌子27が入れてあり、交番磁界の与え方により攪拌子27の回転数が適正に調整できる。この攪拌子27の回転に伴う攪拌作用により、塗布液26中の固体微粒子(スペーサ微粒子)の沈降をより確実に防止している。
塗布液供給循環部2には、洗浄液供給管28を介して洗浄液タンク29が接続され、タンク内には例えばイソプロピールアルコールなどの洗浄液30が収容されている。洗浄液タンク29内の洗浄液30の液面(残存量)は、液面センサ31によって監視されている。
前記塗布液回収管22の途中に廃液管32が接続されており、廃液管32は廃液タンク33まで延びている。タンク内の廃液量は、液面センサ34によって監視されている。
窒素あるいは空気などからなる加圧ガス35は、加圧用マニホルド36を通して、各加圧ガス用配管37によりメインタンク用マニホルド9、サブタンク用マニホルド16、塗布液供給管20ならびに洗浄液タンク29側に供給されるようになっている。
前記加圧ガス用配管37の塗布液供給管20との接合部には、三方弁からなる塗布液・洗浄液・加圧ガス切替弁38が設置されている。また、前記加圧ガス用配管37と洗浄液供給管28との接合部には、三方弁からなる洗浄液・加圧ガス切替弁40が設置されている。前記メインタンク用マニホルド9、サブタンク用マニホルド16ならびに加圧用マニホルド36には、それぞれ圧力センサ41が付設されている。
前記塗布液供給用切替弁21から出た塗布液供給管20と廃液管32の接合部には、三方弁からなる塗布液・廃液切替弁42が設置されている。塗布液供給管20上の前記塗布液・廃液切替弁42とヘッド部4との間には、二方弁からなる第1遮断弁43が設置されている。ヘッド部4から出た塗布液回収管22は、廃液管32との接合部付近で、廃液管32側に延びた廃液側管体44と、塗布液回収用切替弁23側に延びた回収側管体46との2つに分岐している。そして前記廃液側管体44上に二方弁からなる第2遮断弁46が設置され、回収側管体46上に二方弁からなる第3遮断弁47が設置されて、図に示すようにヘッド部4から出た塗布液回収管22が第2遮断弁46と第3遮断弁47の間に接続されている。
図に示すように第1カートリッジ5aならびに第2カートリッジ5bともに、メインタンク6→塗布液供給管20→ヘッド24a〜24d→塗布液回収管22→サブタンク7→タンク間移送管13(タンク間移送用ポンプ14)により塗布液26の循環経路が形成されている。
第1カートリッジ5aと第2カートリッジ5bはともに装置本体に対して交換可能になっており、図中の49aはメインタンク6と塗布液供給管20との接続部、49bはメインタンク6とメインタンク用加圧・減圧管8との接続部、49cはメインタンク6とタンク用移送管13の出口側との接続部、49dはサブタンク7とタンク用移送管13の入口側との接続部、49eはサブタンク7とサブタンク用加圧・減圧管15との接続部、49fはサブタンク7と塗布液回収管22との接続部である。これら接続部49a〜49fにおいて、前記カートリッジ5a,5bが装置本体に対して交換可能に接続されている。
第1カートリッジ5aならびに第2カートリッジ5bのメインタンク6とサブタンク7には、所定量の塗布液26が注入されている。本実施形態は、液晶表示装置の基板間のスペーサとして用いる例えばビーズなどからなる球状のスペーサ粒子を基板上に着弾する液滴吐出装置を例に示している。
スペーサ粒子の径は例えばVA方式やTN方式のように液晶表示装置の種類などによって異なるが、通常、2μm〜5μm程度のものが用いられ、ヘッド24のオリフィスから吐出可能な径である。このスペーサ粒子は、有機液体、水あるいは有機液体と水との混合液などの分散液に、例えば0.5重量%〜20重量%程度の濃度で分散される。
本実施形態では、水とエチレングリコールを混合して安定吐出が可能なように粘度を10mPa・s程度に調整した分散液を用い、これに直径が3.5μmのガラスビーズを1.2重量%分散させたものを使用する。必要に応じてスペーサ粒子の分散性を良好に維持するための分散剤、あるいはスペーサ粒子を基板表面に接着する接着剤などを添加することもできる。
次にこの液滴吐出装置の諸操作について説明する。まず、第1カートリッジ5aを使用して塗布液26を吐出する場合について説明する。
(塗布液の充填操作)
第1カートリッジ5aを液滴吐出装置に装着した状態では、塗布液供給管20、各ヘッド24a〜24d、ヘッド接続管39ならびに塗布液回収管22内などには空気が存在しているから、この空気を排除するためまず空気を洗浄液30と置換する。
メインタンク6から切替弁38までの間の塗布液供給管20内にはまだ空気が残っているから、切替弁38のA側を開きB側を閉じ、切替弁21はそのままにしておき、切替弁42のA側を閉じB側を開き、遮断弁43を閉じる。また切替弁12のA側を開きB側を閉じる。
そして加圧ガス35を加圧ガス用配管37、メインタンク用マニホルド9、メインタンク用加圧・減圧管8を通してメインタンク6内に供給して内圧を高め、その内圧により塗布液26を塗布液供給管20ならびに廃液管32を通して流通することにより、その間(インクタンクから切替弁38)の経路に洗浄液30を充填する。
そのため、切替弁40のA側を開きB側を閉じ、切替弁38のA側を閉じB側を開き、切替弁21のA側を開きB側を閉じ、切替弁42のA側を開きB側を閉じ、遮断弁43を開き、遮断弁46を開き、遮断弁47を閉じる。
そして加圧ガス35を加圧ガス用配管37を通して洗浄液タンク29内に供給して内圧を高め、その内圧により洗浄液タンク29内の洗浄液30を洗浄液供給管28、加圧ガス用配管37の一部、塗布液供給管20、各ヘッド24a〜24d、ヘッド接続管39、塗布液回収管22の一部、廃液管32を通して流すことにより、その間の空気を洗浄液30と置換する。洗浄液30を所定時間流通することにより、ヘッド部4を含む循環経路が洗浄液で満たされる。
次に切替弁42のA側を開きB側を閉じ、遮断弁43を開く。そして加圧ガス35をメインタンク6内に供給して内圧を高め、その内圧により塗布液26を塗布液供給管20、各ヘッド24a〜24d、ヘッド接続管39、塗布液回収管22の一部、廃液管32を通して流通することにより洗浄液30を塗布液26と置換する。更に遮断弁46を閉じ、遮断弁47を開き、回収側管体45内ならびにその先のサブタンク7に延びている塗布液回収管22内に塗布液26を圧送する。これにより塗布液26の充填操作を終了し、引き続き塗布液26の吐出操作に移る。
(塗布液の吐出操作)
前述のようにカートリッジ部3はヘッド部4よりも高い位置に設置しており、両者の間に水頭差が生じている。本発明はこの水頭差を利用して、塗布液26を記録ヘッド4から吐出しているときも常に塗布液26を前記循環経路を通して循環させて、塗布液成分の沈降、本実施形態ではスペーサ粒子の沈降を抑制するものである。
ところがカートリッジ部3をヘッド部4よりも高い位置に設置しただけだと、前記水頭差の影響でヘッドオリフィスでのメニスカスを良好に維持することができず、従来技術のように液漏れを生じる。そこで本発明では、ヘッドオリフィスでのメニスカスを良好に維持しながらしかも塗布液26が循環できる条件に適合するように、メインタンク6内ならびにサブタンク7内を減圧状態にしている。
具体的には、塗布液回収用切替弁23のA側を開きB側を閉じ、第2遮断弁46を閉じ、第3遮断弁47を開き、メインタンク用切替弁12とサブタンク用切替弁19のA側を開きB側を閉じる。そしてメインタンク用ポンプ11とサブタンク用ポンプ18を駆動し、メインタンク用加圧・減圧管8とサブタンク用加圧・減圧管15を通して、メインタンク6内とサブタンク7内をそれぞれ減圧状態する。サブタンク7の内圧はメインタンク6の内圧よりも常に低くなるように圧力切替部1でコントロールされており、両者の圧力差は塗布液26の量が変化しても常に一定に維持されている。塗布液26の残存量は、液面センサ25で検出することができる。
本実施形態では図1に示すように、ヘッド24の吐出面とメインタンク6の底面との段差Hは約700mm、メインタンク6の内圧は約−8kPa、サブタンク7の内圧は約−11kPaで、両タンク6,7の圧力差は約3kPaに設定されている。メインタンク6内の塗布液26の量によってメインタンク6の内圧は約±0.5kPa内で変動し、その変動に対応してサブタンク7の内圧がコントロールされるようになっている。
また図に示すように、サブタンク7の液面はメインタンク6の液面よりも常に低くなるようにタンク間移送用ポンプ14の駆動でコントロールされており、メインタンク6とサブタンク7の液面差により塗布液26の循環がスムーズに行なわれる。
メインタンク6内の塗布液26は前記水頭差により塗布液供給管20を通ってヘッド部4に供給され、各ヘッド24の圧力室に流入し、圧電振動子の駆動によりオリフィスから液滴となって液晶用基板48の所定位置上に吐出する。この着弾した液滴中にほぼ所定個数(本実施形態では3〜5個)のスペーサ粒子が含まれている。なお、ヘッド24の内部構造については後で説明する。
吐出されなかった塗布液26は次のヘッド24へと流れてその一部が吐出され、最終的に吐出されないで残った塗布液26は塗布液回収管22を通ってサブタンク7に送られる。サブタンク7内の塗布液26は、タンク間移送用ポンプ14の駆動によりタンク間移送管13を通してメインタンク6に戻される。このタンク間移送用ポンプ14の回転制御により、メインタンク6とサブタンク7の液面差Hは常に適正に維持されている。塗布液26を吐出しないときはヘッド24の圧電振動子は駆動していないので、塗布液26は各ヘッド24a〜24dの内部を通り抜けるだけのことになる。
このように塗布液26は吐出時も不吐出時も循環しており、常に流動状態にあるから、塗布液構成成分、特に本実施形態の場合はスペーサ粒子が沈降することが抑制される。さらに本実施形態ではメインタンク6ならびにサブタンク7内で攪拌子27がそれぞれ回転しているため、スペーサ粒子の沈降がさらに抑制される。
(カートリッジの切替操作)
次に第1カートリッジ5aから第2カートリッジ5bへの切替操作について説明する。第1カートリッジ5a側におけるメインタンク6の液面が所定の位置よりも下がったことを液面センサ25で検出すると、第1カートリッジ5a側の塗布液26が消費したと判断する。
第1カートリッジ5aと第2カートリッジ5bの塗布液26が同じ組成の場合、ヘッド部4を含む循環経路中にはすでに塗布液26が充填されているが、第2カートリッジ5b側には、メインタンク6から切替弁38bまでの間の塗布液供給管20bと、切替弁23からサブタンク7bまでの経路にはまだ空気が残っている。
そのため、切替弁12、19、23、42のA側を閉じ、B側を開き、切替弁38のA側を開き、B側を閉じる。そして、加圧ガス35を加圧ガス用配管37、メインタンク用マニホルド9、メインタンク用加圧・減圧管8を通してメインタンク6b内に供給して内圧を高め、その内圧により塗布液26を塗布液供給管20bならびに廃液管32を通して流通することにより、メインタンク6から切替弁38bまでの間の塗布液供給管20b内の空気を排出する。その後、切替弁42のA側を開き、B側を閉じ、切替弁23からサブタンク7bまでの経路に圧送する。これによりカートリッジの切替操作を終了する。
塗布液26の吐出動作は、第1カートリッジ5aの場合と同じであるから、重複する説明は省略する。
第1カートリッジ5aと第2カートリッジ5bとで塗布液26の組成が異なる場合、例えば製造する液晶ディスプレイの種類が変更になり、それに伴い塗布液26中のスペーサ粒子(ビーズ)の径が異なる場合、ヘッド部4を含む循環流路中には前の種類の塗布液26aが充填されているから、それを完全に排除しなければならない。
そのためまず切替弁38のA側を閉じB側を開き、切替弁21のA側を開きB側を閉じ、切替弁42のA側を開きB側を閉じ、第1遮断弁43ならびに第3遮断弁47を開き、第2遮断弁46を閉じ、切替弁23のA側を開きB側を閉じた状態とする。そして切替弁40のA側を閉じB側を開くことにより、加圧ガス35を加圧ガス用配管37を通して塗布液供給管20に圧送する。これにより切替弁38以降の塗布液供給管20、各ヘッド24a〜24d、ヘッド接続管39ならびに第1カートリッジ5aのサブタンク7までの塗布液回収管22内に残っている塗布液26aがサブタンク7に排出される。
次に切替弁40以外の弁は前述の塗布液26aの排出時と同じ状態にして、切替弁40のA側を開きB側を閉じて、今度は洗浄液30を圧送する。これにより切替弁38以降の塗布液供給管20、各ヘッド24a〜24d、ヘッド接続管39ならびに第1カートリッジ5aのサブタンク7までの塗布液回収管22が洗浄され、その廃液がサブタンク7に排出される。このように塗布液26の種類を変更する場合などの時には、その前に使用していたカートリッジ5のサブタンク7は廃液タンクとして利用される。
このようにして今まで使用していた循環流路での塗布液26aの排出ならびに洗浄が終了した後、第1カートリッジ5a側の切替弁38のA側を閉じB側を開き、第2カートリッジ5b側の切替弁38のA側を開きB側を閉じ、切替弁21のA側を閉じB側を開き、切替弁23のA側を閉じB側を開く。
この弁操作によりヘッド部4を含む循環流路が第2カートリッジ5b側に接続され、この状態で第2カートリッジ5b側での塗布液26bの充填がなされる。塗布液26bの吐出動作は前述と同じであるから、重複する説明は省略する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る液滴吐出装置の系統図である。本実施形態で前記第1実施形態と相違する点は、各ヘッド42a〜24dがヘッド接続管39により並列に接続されている点である。
図1に示すように各ヘッド42a〜24dが直列に接続されている場合、各ヘッド42a〜24dにおいて洗浄液から塗布液への置換ならびに塗布液の循環が均一に行なわれるという特長を有している。一方、図3に示すように各ヘッド42a〜24dが並列に接続されている場合、各ヘッド42a〜24dにおいて塗布液の吐出量を多くすることが可能で、また吐出速度を速めることができるという特長を有している。
図4ならびに図5は、本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の正面図ならびに側面図である。
これらの図に示すように、塗布ステージ51上には2本平行に延びたX軸リニアレール52が敷設、固定され、その上に2つのX軸リニアガイド53が取り付けられている。X軸リニアガイド53の上にステージベース54を介してテーブル55が固定されている。
テーブル55上には、スペーサ微粒子(ビーズ)を塗布する液晶用基板48が配向面を上にして載置され、例えば空気吸引機構などの位置決め手段(図示せず)によってテーブル55上の所定位置に固定されている。
塗布ステージ51の左右両側面から上方に向けて支柱56,56が延びており、支柱56,56の上端部にガイド支持部材57が架設されている。ガイド支持部材57の前面に2本の平行に延びたY軸リニアガイド58が水平方向に固定されて、そのY軸リニアガイド58にY軸ベース59が摺動可能に支持されている。さらにY軸ベース59上に、垂直方向に延びるZ軸ベース60が固定され、Z軸ベース60上にZ軸リニアガイド61(図4参照)が摺動可能に支持されている。
前記Y軸ベース59ならびにZ軸ベース60上には、図5に示すように塗布液吐出機構62が搭載されている。この塗布液吐出機構62中の塗布液供給ボックス63はY軸ベース59上に搭載され、塗布液供給ボックス63は図4に示すように前記塗布液循環供給部2とカートリッジ部3とを有している。本実施形態では前記カートリッジ部3としてメインタンク6とサブタンク7のセットを2組搭載しているが、前記セットを1組搭載することもできる。一方、塗布液吐出機構62中のヘッド部4は、ヘッドブロック64を介して前記Z軸リニアガイド61(Z軸ベース60)上に搭載されている。
前記液晶用基板48を搭載したテーブル55は、例えばリニアモータ(図示せず)を駆動源として前記X軸リニアレール52上を往復移動する。前記Z軸ベース60を搭載したY軸ベース59は、例えばリニアモータ(図示せず)を駆動源として前記Y軸リニアガイド58上を往復移動する。また前記ヘッド部4を搭載したZ軸リニアガイド61は、例えばリニアモータ(図示せず)を駆動源として前記Z軸ベース60上を往復移動する。
これらの図にも示されているように、塗布液供給ボックス63(塗布液循環供給部2、カートリッジ部3)はヘッド部4よりも高い位置に設置されており、従ってカートリッジ部3から塗布液循環供給部2を経由し塗布液供給管(例えばフレキシブルチューブ)を通ってヘッド部4内に塗布液が自然に供給されるとともに、ヘッド部4内の塗布液はカートリッジ部3との液面差を利用して常に加圧状態となる。そのためヘッド部4において塗布液の漏れが生じる虞があるため、図示しない圧力切替部1によってカートリッジ部3内を減圧状態にコントロールしている。
ヘッド部4と液晶用基板48との距離は、Z軸ベース60上でのZ軸リニアガイド61の位置調整により適正に設定される。そして液晶用基板48を搭載したテーブル55が往復移動する間に、初期に設定された吐出タイミングによりヘッド部4から塗布液が液滴となって液晶用基板48の所定位置に吐出され、着弾した液滴内には所定個数のスペーサ微粒子が含まれている。
1回の液晶用基板48の往復移動により必要個所に液滴が着弾されると、塗布液吐出機構62はY軸上を次の塗布領域まで移動する。これらの動作の繰り返しにより、液晶用基板48の全面にスペーサ微粒子を含有した液滴が着弾されて、スペーサ微粒子の接着が行なわれてから、液晶表示装置の次の組立て工程に搬送される。
図6ないし図8はオンデマンド型ヘッド部の詳細を示す図で、図6はヘッド部の分解斜視図、図7はヘッド部の組立後の断面図、図8は図7A−A線上の断面図である。
これらの図において符号71はオリフィス、72はオリフィスプレート、73は圧力室、74は圧力室プレート、75はリストリクタ、76はリストリクタプレート、77はダイヤフラム、78はフィルタ、79はダイヤフレームプレート、80は穴部、81はサポートプレート、82は共通液通路、83はハウジング、84は接着剤、85は圧電アクチュエータ、86は圧電振動子、87は外部電極、88は導電性接着剤、89は支持基板、90は個別電極、91は共通電極、92はスルーホール、93は液導入パイプである。
このオンデマンド型のヘッド部は図6に示すように、オリフィスプレート72、圧力室プレート74、リストリクタプレート76、ダイヤフレームプレート79、サポートプレート81、ハウジング83、圧電アクチュエータ85などから構成されている。
一列に多数のオリフィス71を形成したオリフィスプレート72は、ニッケル材の電鋳加工法、ステンレス鋼材などの精密プレス加工法またはレーザ加工法などによって製作される。圧力室プレート74には、前記オリフィス71に対応した個数の圧力室73が形成され、前記オリフィス71と連通している。リストリクタプレート76は図7に示すように共通液通路82と前記圧力室73を連通し、圧力室73への液流入量を制御するリストリクタ75が形成されている。圧力室プレート74とリストリクタプレート76は、ステンレス鋼材のエッチング加工法またはニッケル材の電鋳加工法などによって製作される。
ダイヤフレームプレート79には圧電振動子86の圧力を効率良く圧力室73に伝達するためのダイヤフラム77と、共通液通路82からリストリクタ75に流入する液中のゴミなどを除くフィルタ78が形成されている。ダイヤフレームプレート79は、ステンレス鋼材のエッチング加工法またはニッケル材の電鋳加工法などによって製作される。
サポートプレート81はダイヤフラム77と圧電振動子86を接着剤84で固定するとき、ダイヤフラム77の振動系固定端の位置を規制し、かつ接着個所からはみ出した接着剤がダイヤフラム77の上で広がるのを規制する穴部80が形成されている。サポートプレート81は、ステンレス鋼材のエッチング加工法またはニッケル材の電鋳加工法などによって製作される。金属または合成樹脂で製作されるハウジング83には共通液通路82が設けられており、この共通液通路82に前述の塗布液供給管20あるいはヘッド接続管39が接続されている。
塗布液供給管20あるいはヘッド接続管39から供給された塗布液は、ヘッドの共通液通路82の途中でフィルタ78を通過して、リストリクタ75、圧力室73、オリフィス71へと順に流れる。個別電極90と共通電極91との間に所定のパルス電圧を印加することにより圧電振動子86が伸縮し、パルス電圧の印加を止めると圧電振動子86は伸縮前の状態に戻る。このような圧電振動子86の変形により圧力室73内の塗布液に瞬間的に圧力が加わり、オリフィス71から塗布液が液滴となって液晶用基板48上に着弾する。
図9は、ヘッドとスペーサを塗布した液晶用カラーフィルタ基板との関係を示す平面図である。同図に示すように液晶用カラーフィルタ基板48の表面には、R,G,Bの画素セル95が規則正しく形成されており、その液晶用カラーフィルタ基板48の遮光膜96の交叉部分に複数個のスペーサ97が塗布される。
同図に示すように、ヘッド24上にはオリフィス71がP1のピッチで形成されているのに対して、基板48上に接着されるスペーサ97のピッチP2は液晶表示装置の種類によって異なる。そのためヘッド24の傾斜角度θを調整して、ヘッド24による吐出間隔をスペーサ97のピッチP2に合わせている。
前記実施形態では液晶表示装置の製造の場合について説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、例えばエレクトロルミネッセンスの製造、あるいは酸化チタン粒子を含有したインクを印刷するプリント配線基板の製造、沈降や凝集しやすい高濃度の電子部品用インクを使用して製造する積層セラミック電子部品や高周波電子部品の如き電子部品の製造など他の技術分野においても適用可能である。
また実施形態では固体微粒子を混合分散した塗布液を吐出する場合について説明したが本発明はこれに限定されるものではなく、例えばインクジェット記録装置などの固体微粒子を含有しない塗布液を吐出する場合にも適用可能である。
本発明の第1実施形態に係る液滴吐出装置の系統図である。 その液滴吐出装置の概略ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る液滴吐出装置の系統図である。 本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の正面図である。 その液滴吐出装置の側面図である。 本発明の実施形態に係るヘッド部の分解斜視図である。 そのヘッド部の組立後の断面図である。 図7A−A線上の断面図である。 ヘッドとスペーサを塗布した液晶用カラーフィルタ基板との関係を示す平面図である。 従来提案されたインクジェット記録装置の説明図である。
符号の説明
1:圧力切替部、2:塗布液循環供給部、3:カートリッジ部、4:ヘッド部、5:カートリッジ、5a:第1カートリッジ、5b:第2カートリッジ、6:メインタンク、7:サブタンク、8:メインタンク用加圧・減圧管、9:メインタンク用マニホルド、10:メインタンク用バッファ、11:メインタンク用ポンプ、12:メインタンク用切替弁、13:タンク間移送管、14:タンク間移送用ポンプ、15:サブタンク用加圧・減圧管、16:サブタンク用マニホルド、17:サブタンク用バッファ、18:サブタンク用ポンプ、19:サブタンク用切替弁、20:塗布液供給管、21:塗布液供給管用切替弁、22:塗布液回収管、23:塗布液回収管用切替弁、24a〜24d:ヘッド、25:液面センサ、26:塗布液、27:攪拌子、28:洗浄液供給管、29:洗浄液タンク、30:洗浄液、31:液面センサ、32:廃液管、33:廃液タンク、34:液面セン、35:加圧ガス、36:加圧用マニホルド、37:加圧ガス用配管、38:塗布液・洗浄液・加圧ガス切替弁、39:ヘッド接続管、40:洗浄液・加圧ガス切替弁、41:圧力センサ、42:塗布液・廃液切替弁、43:第1遮断弁、44:廃液側管体、45:回収側管体、46:第2遮断弁、47:第2遮断弁、48:液晶用基板、49a〜49f:接続部。

Claims (8)

  1. 塗布液を収容するメインタンクと、
    塗布液を収容するサブタンクと、
    前記塗布液を液滴として吐出するヘッド部と、
    前記メインタンクにある塗布液を前記ヘッド部に供給する塗布液供給管と、
    前記ヘッド部から出た塗布液を前記サブタンクに戻す塗布液回収管と、
    前記サブタンクにある塗布液を前記メインタンクに送るタンク間移送管と、
    前記タンク間移送管の途中に設けられたタンク間移送用ポンプと、
    前記メインタンク内を所定の圧力に減圧するメインタンク用減圧手段と、
    前記サブタンク内を所定の圧力に減圧するサブタンク用減圧手段とを備え、
    前記メインタンクと前記サブタンクが前記ヘッド部よりも高い位置に設置されて、
    前記メインタンク用減圧手段と前記サブタンク用減圧手段により前記メインタンクと前記サブタンクがそれぞれ個別に減圧状態に維持されて、前記サブタンクの内圧が前記メインタンクの内圧よりも低く保たれていることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 請求項1記載の液滴吐出装置において、前記メインタンクと前記サブタンクが前記塗布液供給管、塗布液回収管、タンク間移送管、メインタンク用減圧手段ならびにサブタンク用減圧手段に対して交換可能になっていることを特徴とする液滴吐出装置。
  3. 請求項2記載の液滴吐出装置において、前記メインタンクと前記サブタンクを一組にしたカートリッジが複数設けられて、それら複数のカートリッジが前記塗布液供給管、塗布液回収管、タンク間移送管、メインタンク用減圧手段ならびにサブタンク用減圧手段に対して交換可能になっていることを特徴とする液滴吐出装置。
  4. 請求項1記載の液滴吐出装置において、前記ヘッド部に複数のヘッドが設けられて、それら複数のヘッドがヘッド接続管によって直列に接続されていることを特徴とする液滴吐出装置。
  5. 請求項1記載の液滴吐出装置において、前記タンク間移送用ポンプの駆動により前記サブタンクの液面が前記メインタンクの液面よりも常に低く維持されていることを特徴とする液滴吐出装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の液滴吐出装置において、前記塗布液が固体粒子を混合分散した塗布液であることを特徴とする液滴吐出装置。
  7. 固体粒子を混合分散した塗布液を収容するメインタンクと、
    固体粒子を混合分散した塗布液を収容するサブタンクと、
    前記塗布液を液滴として吐出するヘッド部と、
    前記メインタンクにある塗布液を前記ヘッド部に供給する塗布液供給管と、
    前記ヘッド部から出た塗布液を前記サブタンクに戻す塗布液回収管と、
    前記サブタンクにある塗布液を前記メインタンクに送るタンク間移送管と、
    前記タンク間移送管の途中に設けられたタンク間移送用ポンプと、
    前記メインタンク内を所定の圧力に減圧するメインタンク用減圧手段と、
    前記サブタンク内を所定の圧力に減圧するサブタンク用減圧手段とを備え、
    前記メインタンクと前記サブタンクが前記ヘッド部よりも高い位置に設置されて、
    前記メインタンク用減圧手段と前記サブタンク用減圧手段により前記メインタンクと前記サブタンクがそれぞれ個別に減圧状態に維持されて、前記サブタンクの内圧が前記メインタンクの内圧よりも低く保たれており、
    前記固体粒子を混合分散した塗布液を液滴として前記ヘッド部から被着体上に吐出することを特徴とする液滴吐出装置。
  8. 請求項7記載の液滴吐出装置において、前記被着体が液晶用基板であって、前記固体粒子が2枚の液晶用基板の隙間を保持するスペーサであることを特徴とする液滴吐出装置。
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