JP2007244347A - 発泡樹脂容器および活魚輸送方法 - Google Patents

発泡樹脂容器および活魚輸送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通常の発泡樹脂容器を用いて、必要に応じ、それを適宜、活魚の輸送用にそのまま転用し、かつ、簡単な形状で、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを活魚等の輸送用容器内に極容易に存在させ得、さらに、エアポンプの位置も自由に選択できる容器を提供すること。
【解決手段】エアポンプAを備えてなる発泡樹脂容器1において、エアポンプを収納する合成樹脂製のエアポンプ収納容器11が、空気導入開口12、空気導出開口16を設けてなり、さらに前記空気導入開口12に空気導入管13を水密状に備え、前記空気導出開口16に空気導出管15を水密状に備えてなり、かつ、前記空気導入管13のエアポンプ収納容器外側の端部が発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管13を折り曲げ、該空気導入管により発泡樹脂容器の側壁にエアポンプ収納容器11を懸架させたことを特徴とした発泡樹脂容器。
【選択図】図1

Description

本発明は、水と活魚を収容した発泡樹脂容器内に、エアポンプを存在させて活魚等の輸送に供する発泡樹脂容器、及び活魚等の輸送方法に関する。
発泡樹脂容器で活魚等を輸送するには、発泡樹脂容器の水中の活魚にエアポンプで空気を供給しながら輸送するという手法が簡便であることから広く利用されている。例えば、特許文献1は、魚介類等を冬眠状態にする方法が開示されているが、当該文献には、エアポンプを収容し、水の浸入を阻止するため、活魚を収容する発泡容器の外側に、同じ発泡樹脂素材により別途ポケット状の収容部分を形成し、更にこの収容部分の下部には穴をあけて排水する構造を採用している。何故ならば、浸水によるエアポンプの稼動停止の防止が必須であるためである。もし、エアポンプが停止すれば、即、活魚の死滅につながるからである。
更に、前記のごとく、例え、エアポンプ収容部分を発泡容器の外側に設けても、エアポンプから送り出される空気の泡が逆流して、エアポンプ収容部分に達しエアポンプに障害を来たさないようにする配慮も必要であり、このためには特許文献2に開示されるごとき複雑な対策が必要であった。
また、特許文献3には、容器側壁の一定の位置に、短辺側側壁全長に渡る大きさのポンプケースを設置するための戴置段差部を設けた容器が開示されている。更に、この長く大きなポンプケースは、隔壁によりポンプ配置室とホース室に区画された複雑な構造となっている。また、この発明では、ポンプケースを戴置するために、容器には、戴置段差部が必要であり、通常の容器をそのまま使用することはできない。また、戴置段差部を設けた定位置にしかポンプケースは設置できない。
そして、このようにして活魚等を輸送するための発泡樹脂容器としては、魚種の違い、魚の大小により、活魚等の輸送のために特別に成形された専用の容器を種々のサイズで予め準備しておく必要が有った。
特開平7−50955号公報 特開2003−333956号公報 特開2004−135550号公報
既述したように、従来の活魚等の輸送用容器においては、魚種の違い、魚の大小により、種々の形状や大きさを有する専用の活魚等輸送用容器を準備しておく必要が有った。従って、ごく通常の発泡樹脂容器を用いて、必要に応じ、それを適宜、活魚の輸送用にそのまま転用し、かつ、簡単な形状で、水の浸入を防止できるように収容又は被覆されているエアポンプを活魚等の輸送用容器内に極容易に存在させ得、さらに、エアポンプの位置も自由に選択できる容器が出現することは、水産関係者の間で切望されていた。
本発明は、前記課題を解決するためのものであって、次の構成からなる。
すなわち、本発明の第1は、エアポンプを備えてなる発泡樹脂容器において、エアポンプを収納する合成樹脂製のエアポンプ収納容器が、空気導入開口、空気導出開口を設けてなり、さらに前記空気導入開口に空気導入管を水密状に備え、前記空気導出開口に空気導出管を水密状に備えてなり、かつ、前記空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部が発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管を折り曲げ、該空気導入管により発泡樹脂容器の側壁にエアポンプ収納容器を懸架させたことを特徴とした発泡樹脂容器に関する。
好ましい実施態様としては、
(1)前記空気導出管がエアポンプの空気吹き出し口に接続されていることを特徴とする、
(2)エアポンプ収納容器が、水密状に封止可能なプラスチック製容器を用いたものである、
(3)エアポンプ収納容器が、非発泡の合成樹脂製シートからなることを特徴とする、
(4)空気導入管をU字状に折り曲げてなる、
(5)空気導入管が金属製管である、
(6)金属製管がアルミニウム管である、
(7)エアポンプ収納容器を発泡樹脂容器内に懸架させてなる、
前記記載の発泡樹脂容器に関する。
本発明の第2は、空気導入開口、空気導出開口を設けてなり、さらに前記空気導入開口に空気導入管を水密状に備え、前記空気導出開口に空気導出管を水密状に備えてなる合成樹脂製のエアポンプ収納容器にエアポンプを収納してなるエアポンプ装置に関し、好ましい態様としては、空気導入管が、形状保持性を有することを特徴とする前記記載のエアポンプ装置に関し、更に好ましい態様としては、空気導入管が、金属製管である前記記載のエアポンプ装置に関する。
本発明の第3は、前記記載のエアポンプ装置を用い、前記空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部が発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管を折り曲げ、該空気導入管で、エアポンプ収納容器を発泡樹脂容器の側壁を懸架させ、次いで、水と活魚を収容した発泡樹脂容器を閉蓋することを特徴とする活魚輸送方法に関する。
本発明は、発泡樹脂容器内側や外側にエアポンプ収容部分やポンプケース用の特別な戴置段差部のない、通常の構造の魚箱として用いられている発泡樹脂容器をそのまま用い、エアポンプ収納容器の空気導入開口において水密状に設けた空気導入管を、空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部、すなわちエアポンプと遠い方の端部が発泡合成樹脂容器の外側になるように折り曲げることだけで、この空気導入管によりエアポンプ収納容器を発泡樹脂容器の側壁に懸架させることができる。このように使用すれば、通常の構造の発泡樹脂容器が、たちどころに活魚輸送用発泡樹脂容器として使用することが可能となる。このため、種々の大きさの特殊な活魚輸送用発泡樹脂容器を前もって準備することなく、通常の魚箱を使用して、信頼性の高い活魚輸送用発泡樹脂容器が容易に何時でも提供することが可能となる。しかも、エアポンプの位置は、側壁に懸架させる位置を変えることで選択可能であり、従来の活魚輸送用発泡樹脂容器のように固定されていないので自由度が増大する。また、活魚専用発泡樹脂容器製造のための特別な形状の金型製作や、製造、保管、配送等が不必要である。
本発明における発泡樹脂容器は、容器本体と蓋体からなる。本発明の発泡樹脂容器を構成する発泡樹脂としては、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン等のポリウレタン系樹脂等の合成樹脂に発泡剤を含浸圧入等させることにより発泡性を付与し、発泡させて得られるものであり、中でも発泡ポリスチレンが、特性、コストの点から好適に使用される。
また、本発明において使用されるエアポンプとは、電池等で駆動し、水槽等に空気を吹き込むためのごく一般的に市販されているエアポンプをいう。空気の吹き込み容量、ないし吹き込み時間等により適宜、市販品の中から選択すれば良い。そして、価格や性能面からエアポンプは、防水機能を有していない物が一般に用いられるので、エアポンプに直接水がかかったり、浸水しないようにする必要が生ずる。
本発明においては、エアポンプは、水の浸入を防止できるよう、即ち水密状に、合成樹脂製のエアポンプ収納容器に収納される。合成樹脂製のエアポンプ収納容器とは、発泡又は非発泡の合成樹脂製の容器は勿論、発泡又は非発泡の合成樹脂フィルムで被覆する態様も包含するものである。そして、これらエアポンプ収納容器には空気導入開口と空気導出開口が設けられており、空気導入開口には空気導入管、空気導出開口には空気導出管を水密状に備えている。
エアポンプ収納容器の最も簡単な例では、タッパーウエア社のタッパーウエア(登録商標)に代表される水密状に封止可能なプラスチック製保存容器に、空気導入開口を設けて空気導入管を水密状に貫通させ、空気導出開口を設けて空気導出管を水密状に貫通させることで、本発明のエアポンプ収納容器となすことが出来る。以上の例では、空気導入開口に空気導入管を水密状に貫通させたケースを示したが、空気導入開口に空気導入管とは別の部材を水密状に貫通させておき、その部材に空気導入管を水密状に接続させてもよいことは当然である。同じく、上の例では、空気導出開口に空気導出管を水密状に貫通させたケースを示したが、空気導出開口に空気導出管とは別の部材を水密状に貫通させておき、その部材に空気導出管を水密状に接続させてもよいことも当然のことである。
そしてこのエアポンプ収納容器の発泡樹脂容器への取り付けは、空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部が発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管を折り曲げ、該空気導入管で発泡樹脂容器の側壁に懸架させることにより、エアポンプ収納容器を発泡樹脂容器に止着する。空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部とは、空気導入管が有する2つの端部のうち、エアポンプから遠いほうの端部をいう。
空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部が、発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管を折り曲げる具体的な態様としては、例えば図2に示すようなU字状が挙げられる。また図3に示されるように、側面から見てU字状になるような形状でもよい。空気導入管の形状が、図2のような態様であると、エアポンプ収納容器は、発泡樹脂容器内に懸架又は挟持あるいは止着される(なお、本発明では、懸架又は挟持あるいは止着といったいずれかの状態を、単に懸架と表現する。)。図3のような態様であるとエアポンプ収納容器は発泡樹脂容器外に懸架される。
空気導入管を構成する材質としては、発泡樹脂容器の側壁に懸架させるために形状保持性のある素材を用いることが好ましく、代表的には、金属製管が挙げられ、具体的にはアルミニウム管・ステンレス管等が挙げられ、アルミニウム管が特に好ましい。
発泡樹脂容器の側壁を懸架させた空気導入管は、発泡樹脂の可塑性を利用し、上部から押圧することで、発泡樹脂容器の側壁中にめり込ませることにより閉蓋が可能となる。この際、発泡樹脂容器の側壁中に空気導入管がめり込むと共に、蓋体の一部も空気導入管がめり込むことがあるが、いずれにしろ、閉蓋ができる程度に、側壁か蓋体のどちらか、又は、側壁と蓋体の両方に没入し、閉蓋が出来るようになればよいのである。閉蓋が出来れば、容器本体と蓋体の接触部には接着テープ等でシールして水漏れしないようにするのが一般的であるので、空気導入管の存在は何ら問題とならない。
このように、合成樹脂フィルムや、合成樹脂等を用いてエアポンプを収容又は被覆することで、直接水がかることなく、浸水しないエアポンプ収納容器とすることができ、発泡樹脂容器内の何処にでも、エアポンプを存在させることができる。すなわち、水を張った発泡樹脂容器の水上と蓋体とで形成される空間内、又は水中のどこでも、更には側壁の位置をも選ばない。また、発泡樹脂容器外にもエアポンプを存在させることができる。なお、本発明では、魚介類を生かしたままで輸送するため発泡樹脂容器内に存在させる淡水、塩分を含んだ水、または、海水を、すべて、単に、「水」と表現している。
本発明の発泡樹脂容器は、主として活魚輸送用として使用されるが、本発明の発泡樹脂容器に収容される内容物、すなわち被輸送物は、必ずしも活魚のように魚類に限定されず、海老、蟹等の甲殻類、鮑、サザエ等の貝類、その他、生きたまま輸送されうる魚介類、更には海藻その他全ての水産物に採用可能である。
次に図面を用いて本発明のいくつかの実施態様を説明するが、これらは、単なる実施態様であることから、こうした記述で本発明はなんら制限されるものではない。
図1は、本発明の発泡樹脂容器1の一実施態様を示す断面略図である。発泡樹脂容器1の容器本体2は、一面が開口しており、4面の側壁3と底壁4から構成されている。側壁3上端面5と蓋体6下端面7とのそれぞれの接合面に互いに嵌合する形状を有していればよく、例えば、図1においては凸条8と凹条9とを設けてなる。凸条8と凹条9の形状については、互いに勘合するものであれば特に限定はなく、図示とは逆に側壁上端面5に凹条9、蓋体下端面7に凸条8を設けても良い。また、容器本体内壁に係止部を設ける等して蓋体を落としこむ態様でも良い。
これらの凸条8、凹条9は、容器本体2と蓋体6との接合面に連続した環状に設けても良いし、部分的に途切れた構造としても良い。また、容器本体2の接合面である側壁3上端面5に部分的に凸条8、部分的に凹条9を設け、一方、それに対応する蓋体6の接合面である蓋体6下端面7には、部分的に凹条9、部分的に凸条8を設けることにより相互に嵌合する構造としても良い。いずれの場合にも公知の形状を有することが可能である。そして、嵌合構造は、使用する水が容器外に漏れ出さない程度にしっかりしたものが好ましく、更に輸送時の衝撃等によっても開蓋しない程度のものがより好ましい。しかし、例え嵌合が緩い場合であっても、接着テープ等で補強できるので、特に制限はない。
そして、図1の実施態様においては、防水ではないエアポンプAを発泡又は非発泡の合成樹脂製のエアポンプ収納容器11中に収容してある。さらに、エアポンプ収納容器11には、空気導入開口12、及び、空気導入開口12から伸びる空気導入管13が水密状に設けられており、これらから水が浸入することはない構造とされている。そして、この実施態様では、空気導入管13は、アルミニウム等の金属製管を用いている。しかるに、使用に際し、空気導入管13をU字状に曲折し、側壁3の上端面5を逆U字状の方向で跨がせ、空気導入管の空気導入開口側と反対側の端部が発泡合成樹脂容器の外側になるようにして、空気導入管13が側壁を懸架するようにする。このようにすれば、空気導入管13の先端は容器外に開口し、自由に吸気しうると共に、空気導入管13先端の開口は下向きであるから、上方から落下する水を吸う恐れはない。更に、空気導入管13が側壁を懸架するため、エアポンプ収納容器11も側壁3に沿い固定されることになるので、容器本体中を移動して活魚を傷つける等の弊害は生じない。一方、エアポンプ収納容器11には、エアポンプAの空気吹き出し口14には空気導出管15が接続されており、この空気導出管15がエアポンプ収納容器11を貫通する個所には、空気導出開口16を水密状に設ける。こうして、空気導入管13を通じ空気導入開口12から吸気された空気は、エアポンプAの空気吹き出し口14に接続された空気導出管15が、エアポンプ収納容器11に設けられた空気導出開口16を経て水20中に延長されているので、空気分散器17から水20中に吹き込まれる。
図2は、エアポンプ収納容器11に収められた本発明のエアポンプ装置の実施態様の1つを示す断面略図である。
図3は、前記したごとく、本発明のエアポンプ装置の他の実施態様の1つを示す外観図であり、空気導入管13を側面から見てU字状になるような形状に曲げた例である。空気導入管の形状を図3のようにした場合には、エアポンプ収納容器11は、発泡樹脂容器外に懸架される。そして、空気導出開口16がエアポンプ収納容器11の上部に設けられた例であり、空気導出管15は、空気吹き込みのため発泡樹脂容器内に挿入される。
図1及び図2では、空気導入開口12と空気導出開口16が、それぞれエアポンプ収納容器11に対して、上下反対側に設けられた例を示したが、図3のように、空気導入開口12と空気導出開口16が、それぞれエアポンプ収納容器11に対して、同一側に設けてもよい。多くのエアポンプAは、エアポンプ上部にスイッチと空気吹き出し口14が設けられているので、図3のごとく、空気導入開口12と空気導出開口16を、エアポンプ収納容器11に対して、いずれも上側に設けるのが、構造上単純になるため実施上は好ましい。
エアポンプAは、エアポンプ収納容器11中に収納されているが、エアポンプ収納容器11は種々の形態での実施が可能である。発泡又は非発泡の合成樹脂製容器本体11aと、合成樹脂製蓋体11bとを嵌合等により水密状に封止して形成することができる。この態様の例として、エアポンプ収納容器11として、例えば、非発泡の合成樹脂で成形され市販されているところの良好な水密状の封止が可能なプラスチック製容器(例、タッパーウエア:登録商標)に、空気導入開口12、空気導入管13、空気導出開口16を水密状に設け、容器本体11a内にエアポンプAを収容し、蓋体11bで水密状に封止する。この場合、エアポンプ収納容器11の水密性を更に確実に確保するため、容器本体11aと蓋体11bの嵌合部を接着テープ等でシール等するのが好ましい態様である。
あるいは、エアポンプAを合成樹脂フィルムで水密状に被覆するか、又は合成樹脂フィルムの袋中に水密状に収容することもできる。
この合成樹脂フィルムとしては、市販のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、ポリエステル等のポリエステル系フィルム、ポリ塩化ビニール等のポリ塩化ビニール系フィルム、その他水溶性でない合成樹脂フィルムであれば使用できる。
そして、いずれの場合でも、空気導入開口12と空気導出開口16とが設けられ、水の浸入がないようにそれぞれ、接着剤、シーラント、パテ等を用いてシールするか、又はフィルム同士を相互に溶融接着させることにより水の浸入が防止できる水密状態にすることが必須である。
さらに、空気分散器17から水20中に吹き出した空気は、容器外に排出されるが、通常は特に配慮しなくても、容器の隙間から適宜排出される。しかし、水20量が多い場合、収容する活魚数が多い場合、魚種により水泡が発生しやすい場合等には、排気のため蓋体6に穴21を設けることがある。この蓋体6の穴21は、最初から設けておいてもよいが、必要により、棒状の突起物で突き破ることで容易に穴21が開く構造にしておき、必要により、穴21が自由に開けられるようにするのが好ましい。
本発明の発泡樹脂容器の一実施態様を示す断面略図である。 本発明のエアポンプ装置の一実施態様を示す断面略図である。 本発明のエアポンプ装置の別の実施態様を示す外観図である。
符号の説明
A エアポンプ
1 発泡樹脂容器
2 容器本体
3 側壁
4 底面
5 上端面
6 蓋体
7 下端面
8 凸条
9 凹条
11 エアポンプ収納容器
11a 容器本体
11b 蓋体
12 空気導入開口
13 空気導入管
14 空気吹き出し口
15 空気導出管
16 空気導出開口
17 空気分散器
20 水
21 穴

Claims (12)

  1. エアポンプを備えてなる発泡樹脂容器において、エアポンプを収納する合成樹脂製のエアポンプ収納容器が、空気導入開口、空気導出開口を設けてなり、さらに前記空気導入開口に空気導入管を水密状に備え、前記空気導出開口に空気導出管を水密状に備えてなり、かつ、前記空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部が発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管を折り曲げ、該空気導入管により発泡樹脂容器の側壁にエアポンプ収納容器を懸架させたことを特徴とした発泡樹脂容器。
  2. 前記空気導出管がエアポンプの空気吹き出し口に接続されていることを特徴とする請求項1記載の発泡樹脂容器。
  3. エアポンプ収納容器が、水密状に封止可能なプラスチック製容器を用いたものである請求項1又は2記載の発泡樹脂容器。
  4. エアポンプ収納容器が、非発泡の合成樹脂製シートからなることを特徴とする請求項1又は2記載の発泡樹脂容器。
  5. 空気導入管をU字状に折り曲げてなる請求項1〜4のいずれか1項記載の発泡樹脂容器。
  6. 空気導入管が金属製管である請求項1〜5のいずれか1項記載の発泡樹脂容器。
  7. 金属製管がアルミニウム管である請求項6記載の発泡樹脂容器。
  8. エアポンプ収納容器を発泡樹脂容器内に懸架させてなる請求項1〜7の何れか一項に記載の発泡樹脂容器。
  9. 空気導入開口、空気導出開口を設けてなり、さらに前記空気導入開口に空気導入管を水密状に備え、前記空気導出開口に空気導出管を水密状に備えてなる合成樹脂製のエアポンプ収納容器にエアポンプを収納してなるエアポンプ装置。
  10. 空気導入管が、形状保持性を有することを特徴とする請求項9記載のエアポンプ装置。
  11. 空気導入管が、金属製管である請求項10記載のエアポンプ装置。
  12. 請求項9〜11の何れか一項に記載のエアポンプ装置を用い、前記空気導入管のエアポンプ収納容器外側の端部が発泡樹脂容器の外側になるように前記空気導入管を折り曲げ、該空気導入管で、エアポンプ収納容器を発泡樹脂容器の側壁を懸架させ、次いで、水と活魚を収容した発泡樹脂容器を閉蓋することを特徴とする活魚輸送方法。
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