JP2007243715A - データ出力システム及びデータ出力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より多くのデータを容易に出力できるようにする。
【解決手段】ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5に載置されて接続されると、ポータブルオーディオプレイヤ2が記憶しているオーディオデータに基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力し、また無線通信モジュール4がクレードル5に載置されて接続されると、サーバ3が蓄積しているオーディオデータを無線通信モジュール4が無線通信により取得して、この取得したオーディオデータに基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力するようにしたことにより、クレードル5に載置する装置を換えるだけで、クレードル5から出力するオーディデータに基づく音声のソースを換えることができ、かくしてより多くのデータを容易に出力することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ出力システム及びデータ出力方法に関し、例えば、複数の取得先より得られるデータを出力する際に適用して好適なものである。
従来、データ出力システムとしては、クレードルと呼ばれる充電台に載置された携帯電話機を、このクレードルの携帯電話機が載置される位置に設けられた接続端子を介して充電すると共に、この携帯電話機に記憶されたオーディオデータを再生処理することで得られる音声信号を、接続端子を介して携帯電話機からクレードルに送り、この音声信号に基づく音声をクレードルに内蔵されたスピーカから出力するようになされたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、このような構成にくわえて、クレードルに外部音声入力端子を設け、この外部音声入力端子を介して、外部機器より得られるオーディオデータを再生処理することで得られる音声信号をクレードルに送り、この音声信号に基づく音声をクレードルのスピーカから出力するようになされたデータ出力システムも提案されている。
このように、従来のデータ出力システムでは、クレードルに載置された携帯電話機より得られるオーディオデータに基づく音声や、クレードルの外部音声入力端子に接続された外部機器より得られるオーディオデータを、音声に戻してクレードルのスピーカから出力することができ、つまるところ、複数の取得先(以下、これをソースとも呼ぶ)より得られる多くのデータを出力し得るようになされている。
特開2003−283609公報
ところで、上述した従来のデータ出力システムでは、携帯電話機より得られるオーディオデータに基づく音声をクレードルのスピーカから出力させる場合には、携帯電話機をクレードルに載置するだけでよいものの、外部機器より得られるオーディオデータに基づく音声をクレードルのスピーカから出力させる場合には、外部の再生機器とクレードルの外部入力端子とをわざわざ所定のケーブルで接続しなければならず、結果として、複数のソースから得られるデータを容易に出力し得るとは言い難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、より多くのデータを容易に出力し得るデータ出力システム及びデータ出力方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、情報処理装置と、第1の端末装置と、第2の端末装置と、当該第1の端末装置又は第2の端末装置が載置されると当該第1の端末装置又は第2の端末装置と電気的に接続される載置装置とでなり、情報処理装置に、時間的に連続して再生されるデータを記憶する記憶部と、第2の端末装置と無線通信するための無線通信部とを設け、第1の端末装置に、時間的に連続して再生されるデータを記憶する記憶部を設け、第2の端末装置に、情報処理装置と無線通信するための第1の無線通信部を設け、載置装置に、時間的に連続して再生されるデータを出力する出力部を設け、載置装置に第1の端末装置が載置されて当該載置装置と当該第1の端末装置とが接続されているときには、当該第1の端末装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを載置装置に送出して、当該載置装置の出力部より出力し、載置装置に第2の端末装置が載置されて当該載置装置と当該第2の端末装置とが接続されているときには、情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを、第2の端末装置が情報処理装置から無線通信により取得して載置装置に送出し、当該載置装置の出力部より出力するようにした。
このように本発明では、時間的に連続して再生されるデータを記憶している第1の端末装置が載置装置に載置されて接続されると、第1の端末装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを載置装置より出力し、また情報処理装置と無線通信する第2の端末装置が載置装置に載置されて接続されると、情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを第2の通信端末が無線通信により取得して載置装置より出力するようにしたことにより、載置装置に載置する端末装置を換えるだけで、載置装置より出力するデータのソースを変更することができる。
本発明によれば、時間的に連続して再生されるデータを記憶している第1の端末装置が載置装置に載置されて接続されると、第1の端末装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを載置装置より出力し、また情報処理装置と無線通信する第2の端末装置が載置装置に載置されて接続されると、情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを第2の通信端末が無線通信により取得して載置装置より出力するようにしたことにより、載置装置に載置する端末装置を換えるだけで、載置装置より出力するデータのソースを変更することができ、かくしてより多くのデータを容易に出力し得るデータ出力システム及びデータ出力方法を実現することができる。
以下図面について、本発明の実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)オーディオシステムの構成
図1において、1は全体としてオーディオシステムを示し、楽曲のオーディオデータを記憶して再生するポータブルオーディオプレイヤ2と、楽曲のオーディオデータを蓄積するサーバ3と、ポータブルオーディオプレイヤ2とほぼ同じ外観構成でなりサーバ3と無線通信する無線通信モジュール4と、スピーカを内蔵すると共にポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4を載置することでこれらポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4と電気的に接続するクレードル5とでなる。
実際上、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4をクレードル5に載置する場合、図2(A)及び(B)に示すように、クレードル5の所定位置に設けられた載置部5Aに、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4を排他的に、または選択的に所定の向きで載置する。ここで、この載置部5Aには、接続端子(以下、これをクレードル側端子とも呼ぶ)5Bが設けられ、またポータブルオーディオプレイヤ2及び無線通信モジュール4それぞれの載置部接触面2A及び4Aにも、接続端子(図示せず)が設けられている(以下、ポータブルオーディオプレイヤ2の接続端子をプレイヤ側端子とも呼び、また無線通信モジュール4の接続端子をモジュール側端子とも呼ぶ)。
これにより、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5の載置部5Aに載置されると、プレイヤ側端子とクレードル側端子5Bとが接して、ポータブルオーディオプレイヤ2とクレードル5とが電気的に接続する。また同様に、無線通信モジュール4がクレードル5の載置部5Aに載置されると、モジュール側端子とクレードル側端子5Bとが接して、無線通信モジュール4とクレードル5とが電気的に接続する。
(1−2)ポータブルオーディオプレイヤ、無線通信モジュール、クレードル、及びサーバの回路構成
ここで、ポータブルオーディオプレイヤ2、サーバ3、無線通信モジュール4、クレードル5の回路構成について説明する。まず図3を用いて、ポータブルオーディオプレイヤ2の構成について説明する。ポータブルオーディオプレイヤ2は、MPU(Micro Processing Unit)10が、フラッシュメモリ11またはMPU10の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムに従って全体を統括的に制御するようになされている。
実際上、ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10は、例えばクレードル5から取り外された状態で、操作キー12を介して、フラッシュメモリ11に記録されているオーディオデータに対する再生操作が行われたことを認識すると、これに応じて、フラッシュメモリ11からオーディオデータを読み出し、これをサウンドプロセッサ13に入力する。ちなみに、ここでは、フラッシュメモリ11に記憶されているオーディオデータが圧縮符号化されているものとする。
サウンドプロセッサ13は、オーディオデータに対して復号処理などのデジタル処理を施した後、このデジタル処理したオーディオデータをデジタルアナログコンバータ(以下、DAコンバータと呼ぶ)14に送る。
DAコンバータ14は、サウンドプロセッサ13より送られてくるオーディオデータに対して、デジタルアナログ変換処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をアンプ15に送る。アンプ15は、音声信号に対して増幅処理を施した後、この増幅処理した音声信号に基づく音声を、イヤホン端子(図示せず)に接続されたイヤホンEPを介して出力する。
このようにして、ポータブルオーディオプレイヤ2は、ユーザに携帯されるなどしてクレードル5に接続されていない場合、フラッシュメモリ11に記憶されているオーディオデータを再生することにより得られる音声を、イヤホンEPから出力し得るようになされている。
またポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10は、このようなオーディオデータの再生時、オーディオデータに付加されている関連情報(例えば、オーディオデータに基づく音楽のタイトル、アーティスト名、ジャンル、再生時間など)や、音量、バッテリの残容量などの各種情報を、表示コントローラ16を介してディスプレイ17に表示し得るようにもなされている。
さらにポータブルオーディオプレイヤ2は、クレードル5に載置されると、クレードル側端子5Bに接続されたプレイヤ側端子18を介してクレードル5から供給される電源により図示しない内蔵のバッテリを充電し得るようにもなされている。
またこのようにクレードル5に接続された状態で、操作キー12を介して、フラッシュメモリ11に記録されているオーディオデータに対する再生操作が行われたことを認識すると、MPU10は、これに応じて、フラッシュメモリ11からオーディオデータを読み出し、このオーディオデータに対してサウンドプロセッサ13及びDAコンバータ14でデジタル処理及びデジタルアナログ変換処理(以下、これらデジタル処理及びデジタルアナログ変換処理をまとめて再生処理とも呼ぶ)を施すことにより音声信号を得、この音声信号をプレイヤ側端子18を介してクレードル5に送る。この結果、クレードル5に送られた音声信号に基づく音声が、クレードル5に内蔵されたスピーカから出力される。
このようにして、ポータブルオーディオプレイヤ2は、クレードル5に接続されている場合には、フラッシュメモリ11に記録されているオーディオデータを再生することにより得られる音声を、クレードル5に内蔵されたスピーカから出力し得るようになされている。
さらにこのポータブルオーディオプレイヤ2には赤外線受光部19が設けられ、リモートコントローラ(図示せず)から送信されてくる赤外線信号を、この赤外線受光部で受信して命令に変換するようになされている。つまり、ポータブルオーディオプレイヤ2は、操作キー12に対する操作に応じて各種処理を実行するばかりでなく、リモートコントローラに対する操作に応じて各種処理を実行することで遠隔操作し得るようにもなされている。
次に図4を用いて無線通信モジュールの回路構成について説明する。無線通信モジュール4は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に基づき、サーバ3と無線通信し得るようになされ、MPU(Micro Processing Unit)20が、MPU20の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムを実行することにより全体を統括的に制御するようになされている。
実際上、無線通信モジュール4のMPU20は、例えばクレードル5に載置されてクレードル5に接続されると、無線LANアダプタ21よりサーバ3に対して、サーバ3に蓄積されているオーディオデータのリストを要求するリスト要求信号を送信する。この結果として、サーバ3より送られてくるオーディオデータのリストを無線LANアダプタ21を介して受信すると、MPU20は、受信したリストを表示コントローラ22を介してディスプレイ23に表示する。ちなみに、この場合に表示されるリストには、例えば、サーバ3に蓄積されているオーディオデータのそれぞれに対応する音楽タイトルが示される。
MPU20は、このようにしてリストをディスプレイ23に表示した後、操作キー24を介してリストに記されたオーディオデータのうちの任意のオーディオデータを選択する再生操作がなされたことを認識すると、これに応じて、無線LANアダプタ21よりサーバ3に対して、選択されたオーディオデータを要求するオーディオデータ要求信号を送信する。この結果、サーバ3よりオーディオデータの送信が開始されると、MPU20は、このオーディオデータを無線LANアダプタ21を介して受信しつつ、オーディオデータの受信し終えた部分から順にバッファ25に書き込んでいく。ちなみに、サーバ3より送信されるオーディオデータは、例えば、サーバ3側で復号処理などのデジタル処理が施されたリニアPCM(Pulse Code Modulation)である。
そしてMPU20は、バッファ25に例えば数秒分のオーディオデータが溜まると、この溜まったオーディオデータをDAコンバータ26に送ると共にバッファ25から消去して、再びバッファ25に数秒分のオーディオデータが溜まるまで待ち受ける。DAコンバータ26は、送られてくるオーディオデータに対して、デジタルアナログ変換処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号を、クレードル側端子5Bに接続されたモジュール側端子27を介してクレードル5に送る。この結果、このクレードル5に送られた音声信号に基づく音声が、クレードル5に内蔵されたスピーカから出力される。ちなみに、以下の説明では、オーディオデータの受信し終えた部分から順にデジタルアナログ変換する処理をストリーミング再生処理とも呼ぶ。
このようにして、無線通信モジュール4は、クレードル5に接続されているとき、サーバ3より無線で送信されてくるオーディオデータをストリーミング再生することにより得られる音声を、クレードル5に内蔵されたスピーカを介して出力し得るようになされている。また、無線通信モジュール4は、このようにクレードル5に接続されているとき、モジュール側端子27を介してクレードル5から供給される電源により図示しない内蔵のバッテリを充電するようにもなされている。
さらにこの無線通信モジュール4には赤外線受光部28が設けられ、リモートコントローラ(図示せず)から送信されてくる赤外線信号を、この赤外線受光部28で受信して命令に変換するようになされている。つまり、この無線通信モジュール4は、操作キー24に対する操作に応じて各種処理を実行するばかりでなく、リモートコントローラに対する操作に応じて各種処理を実行することで遠隔操作し得るようにもなされている。
さらにこの無線通信モジュール4には赤外線発光部29が設けられ、例えばクレードル5から取り外された状態で、MPU20が、操作キー24を介して、ポータブルオーディオプレイヤ4に対する命令が入力されたことを認識すると、この命令を赤外線発光部29で赤外線信号に変換して、ポータブルオーディオプレイヤ4に送信するようにもなされている。つまり、この無線通信モジュール4は、クレードル5から取り外されたときには、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとして機能するようにもなされている。
次に図5を用いてクレードル5の回路構成について説明する。クレードル5は、図示しないACアダプタを介して供給される電源により動作し、MPU30が、MPU30の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムを実行することにより全体を統括的に制御するようになされている。
実際上、クレードル5は、例えば、操作キー31を介して電源をオンする操作が行われると、これに応じて全体を起動させ、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4が載置部5Aに載置されて接続されていれば、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4に対して、クレードル側端子5Bを介して電源を供給するようになされている。
また、このようにポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4が接続された状態で、これらポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4から送られてくる音声信号を、クレードル側端子5Bを介して受け取ると、クレードル5のMPU30は、この音声信号をアナログデジタルコンバータ(以下、これをADコンバータとも呼ぶ)32に入力する。
ADコンバータ32は、音声信号に対してアナログデジタル変換処理を施すことによりオーディオデータを得、このオーディオデータをサウンドプロセッサ33に送る。サウンドプロセッサ33は、ADコンバータ32から送られてくるオーディオデータに対して、イコライジング処理などのデジタル処理を施した後、このデジタル処理したオーディオデータをDAコンバータ34に送る。
DAコンバータ34は、サウンドプロセッサ33より送られてくるオーディオデータに対して、デジタルアナログ変換処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をアンプ35に送る。アンプ35は、音声信号に対して増幅処理を施した後、この増幅処理した音声信号に基づく音声を、スピーカ端子(図示せず)に接続されたスピーカSPを介して出力する。
このようにして、クレードル5は、クレードル側端子5Bを介して接続されるポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4を充電すると共に、これらポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4から送られてくる音声信号に基づく音声を、スピーカSPを介して出力し得るようになされている。
またクレードル5のMPU30は、音量、現在時刻などの各種情報を表示コントローラ36を介してディスプレイ37に表示するようにもなされている。
さらにこのクレードル5には赤外線受光部38が設けられ、リモートコントローラ(図示せず)から送信されてくる赤外線信号を、この赤外線受光部で受信して命令に変換するようになされている。つまり、クレードル5は、操作キー31に対する操作に応じて各種処理を実行するばかりでなく、リモートコントローラに対する操作に応じて各種処理を実行することで遠隔操作し得るようにもなされている。
次に図6を用いてサーバ3の回路構成について説明する。サーバ3は、無線通信モジュール4と同様の無線LAN規格に基づき、無線通信モジュール4と無線通信し得るようになされ、CPU40が、ハードディスクドライブ41またはROM(Read Only Memory)42から読み出したプログラムをRAM(Random Access Memory)43に展開して実行することにより、全体を統括的に制御して各種処理を実行するようになされている。またCPU40は、この各種処理で扱うデータを、適宜、RAM43に一時記憶させるようになされている。
実際上、CPU40は、例えば、無線通信モジュール4から送信されてくる、オーディオデータのリストを要求するリスト要求信号を、無線LANアダプタ44を介して受信すると、このリスト要求信号に応じて、ハードディスクドライブ41に蓄積しているオーディオデータのリストを無線LANアダプタ44を介して無線通信モジュール4に送信する。ちなみに、このリストは、例えば、ハードディスクドライブ41にオーディオデータを記憶するときに生成されてハードディスクドライブ41に記憶されるようになされている。
またCPU40は、リストを送信した後、無線通信モジュール4から送信されてくる、オーディオデータを要求するオーディオデータ要求信号を、無線LANアダプタ44を介して受信すると、このオーディオデータ要求信号に指定されたオーディオデータをハードディスクドライブ41から読み出す。ちなみに、ここでは、ハードディスクドライブ41に記録されているオーディオデータが圧縮符号化されているものとする。
そしてCPU40は、読み出したオーディオデータに対して、サウンドプロセッサ45で復号処理などのデジタル処理を施した後、このデジタル処理したオーディオデータを無線LANアダプタ44を介して無線通信モジュール4に送信する。ここで、サウンドプロセッサ45でデジタル処理されたオーディオデータは、例えばリニアPCMであり、このリニアPCMのオーディオデータが無線通信モジュール4に送信される。
このようにしてサーバ3は、無線通信モジュール4からの要求に応じて、ハードディスクドライブ41に蓄積しているオーディオデータのリスト、及び所定のデジタル処理を施したオーディオデータを、無線通信モジュール4に対して無線で送信するようになされている。
(1−3)クレードル、ポータブルオーディオプレイヤ、無線通信モジュール、及びサーバの機能
ここで、クレードル5の載置部5Aにポータブルオーディオプレイヤ2が載置されてクレードル5とポータブルオーディオプレイヤ2とが接続されているときの、クレードル5、ポータブルオーディオプレイヤ2、及び無線通信モジュール4の機能と、クレードル5の載置部5Aに無線通信モジュール4が載置されてクレードル5と無線通信モジュール4とが接続されているときの、クレードル5、無線通信モジュール4、及びサーバ3の機能についてまとめて説明する。
図7に示すように、クレードル5とポータブルオーディオプレイヤ2とが接続されているとき、ポータブルオーディオプレイヤ2は、操作キー12の操作または受光した赤外線信号に応じて、フラッシュメモリ11からオーディオデータを読み出し、この読み出したオーディオデータに対して再生処理を施すことにより音声信号を得、これをクレードル5に送る。クレードル5は、ポータブルオーディオプレイヤ2から送られてくる音声信号に基づく音声をスピーカSPから出力すると共に、ポータブルオーディオプレイヤ2を充電する。無線通信モジュール4は、操作キー24の操作に応じて、赤外線信号をポータブルオーディオプレイヤ2に送信する。
このように、クレードル5とポータブルオーディオプレイヤ2とが接続されているとき、ポータブルオーディオプレイヤ2の機能は、フラッシュメモリ11から読み出したオーディオデータの再生処理であり、クレードル5の機能は、ポータブルオーディオプレイヤ2で再生処理されたオーディオデータに基づく音声の出力、及びポータブルオーディオプレイヤ2の充電であり、無線通信モジュール4の機能は、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントロールである。
一方、図2(B)に示すように、クレードル5の載置部5Aに無線通信モジュール4が載置されてクレードル5と無線通信モジュール4とが接続されているとき、無線通信モジュール4は、操作キー24の操作または受光した赤外線信号に応じて、サーバ3からオーディオデータを受信し、この受信したオーディオデータに対してストリーミング再生処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をクレードル5に送る。クレードル5は、無線通信モジュール4から送られてくる音声信号に基づく音声をスピーカSPから出力すると共に、無線通信モジュール4を充電する。サーバ3は、無線通信モジュール4からの要求に応じて、復号処理などのデジタル処理を施したオーディオデータを、無線通信モジュール4に送信する。
このように、クレードル5と無線通信モジュール4とが接続されているとき、無線通信モジュール4の機能は、無線通信によるサーバ3からのオーディオデータの受信、及び受信したオーディオデータのストリーミング再生処理であり、クレードル5の機能は、無線通信モジュール4でストリーミング再生処理されたオーディオデータに基づく音声の出力、及び無線通信モジュール4の充電であり、サーバ3の機能は、無線通信による無線通信モジュール4へのオーディオデータの提供である。
(1−4)ポータブルオーディオプレイヤ、無線通信モジュール、クレードル、及びサーバそれぞれの動作処理手順
ここで上述したような機能を有するポータブルオーディオプレイヤ2、無線通信モジュール4、クレードル5、及びサーバ3それぞれの動作処理手順について説明する。まず図8に示すフローチャートを用いて、ポータブルオーディオプレイヤ2の動作処理手順RT1について説明する。ちなみに、このポータブルオーディオプレイヤ2の動作処理手順RT1は、ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10が、フラッシュメモリ11またはMPU10の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムに従って実行するものである。
ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10は、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2が起動すると、この動作処理手順RT1を開始ステップSP1から開始して、次のステップSP2に移る。ステップSP2においてMPU10は、フラッシュメモリ11に記録しているオーディオデータに対する再生操作がなされるまで待ち受け、再生操作がなされたことを認識すると、ステップSP3に移る。
ステップSP3においてMPU10は、再生操作により指定されたオーディオデータをフラッシュメモリ11から読み出して、次のステップSP4に移る。ステップSP4においてMPU10は、読み出したオーディオデータに対して、サウンドプロセッサ13及びDAコンバータ14で再生処理を施すことにより音声信号を得、次のステップSP5に移る。
ステップSP5においてMPU10は、ステップSP4で得られた音声信号を、アンプ15及びプレイヤ側端子18に送る。これにより、アンプ15のイヤホン端子にイヤホンEPが接続されているのであれば、アンプ15で増幅処理された音声信号がイヤホンEPに送出されて、この音声信号に基づく音声がイヤホンEPから出力される。またプレイヤ側端子18にクレードル側端子5Bが接続されているのであれば、つまりポータブルオーディオプレイヤ2とクレードル5とが接続されているのであれば、プレイヤ側端子18からクレードル5に音声信号が送出されて、この音声信号に基づく音声がクレードル5のスピーカSPから出力される。このようにして音声信号を送出した後、MPU10は、再びステップSP2に戻り再生操作を待ち受ける。
このような動作処理手順RT1に従って、ポータブルオーディオプレイヤ2は、フラッシュメモリ11から読み出したオーディオデータを再生処理し、この結果得られる音声をイヤホンEPまたはクレードル5のスピーカSPより出力させるようになされている。
つづいて、図9に示すフローチャートを用いて、無線通信モジュール4の動作処理手順RT2について説明する。ちなみに、この無線通信モジュール4の動作処理手順RT2は、無線通信モジュール4のMPU20が、MPU20の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムに従って実行するものである。
無線通信モジュール4のMPU20は、例えば、無線通信モジュール4が起動すると、この動作処理手順RT2を開始ステップSP10から開始して、次のステップSP11に移る。ステップSP11においてMPU20は、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されているか否かを判定する。ちなみに、MPU20は、例えば、モジュール側端子27の電圧レベルの変動などを検知することにより、クレードル5に接続されているか否かを判定するようになされている。
このステップSP11で肯定結果を得ると、MPU20は、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていると認識して、ステップSP12に移る。ステップSP12においてMPU20は、サーバ3に対してオーディオデータのリストを要求することにより、サーバ3からオーディオデータのリストを取得し、この取得したリストをディスプレイ23に表示して、次のステップSP13に移る。
ステップSP13においてMPU20は、操作キー24を介してリストに記されたオーディオデータのうちの任意のオーディオデータを選択する再生操作がなされるまで待ち受け、再生操作がなされたことを認識すると、ステップSP14に移る。ステップSP14においてMPU20は、サーバ3に対してステップSP13で選択されたオーディオデータを要求することによりサーバ3からオーディオデータを受信し、この受信したオーディオデータに対してストリーミング再生処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をモジュール側端子27に送る。これにより、モジュール側端子27からクレードル5に音声信号が送出されて、この音声信号に基づく音声がクレードル5のスピーカSPから出力される。このようにして音声信号を送出した後、MPU10は、再びステップSP11に戻りクレードル5に接続されているか否かを判定する。
ここで、例えば、無線通信モジュール4がクレードル5から取り外された場合、MPU20は、このステップSP11で否定結果を得て、ステップSP15に移る。ステップSP15においてMPU20は、操作キー24を介してポータブルオーディオプレイヤ2に対する命令が入力されるのを待ち受け、入力されたことを認識すると、ステップSP16に移る。
ステップSP16においてMPU20は、入力された命令を赤外線発光部29で赤外線信号に変換して、ポータブルオーディオプレイヤ2に送信する。そしてMPU20は、再びステップSP11に戻りクレードル5に接続されているか否かを判定する。
このような動作処理手順RT2に従って、無線通信モジュール4は、クレードル5に接続されていれば、サーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生処理し、この結果得られる音声をクレードル5のスピーカSPより出力させ、一方で、クレードル5に接続されていなければ、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとして動作するようになされている。
つづいて、図10に示すフローチャートを用いて、クレードル5の動作処理手順RT3について説明する。ちなみに、このクレードル5の動作処理手順RT3は、クレードル5のMPU30が、MPU30の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムに従って実行するものである。
クレードル5のMPU30は、例えば、クレードル5が起動すると、この動作処理手順RT3を開始ステップSP20から開始して、次のステップSP21に移る。ステップSP21においてMPU30は、クレードル側端子5Bを介して外部(つまりポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4)から音声信号が入力されるのを待ち受け、音声信号が入力されたことを認識すると、ステップSP22に移る。
ステップSP22においてMPU30は、入力された音声信号に対して、ADコンバータ32、サウンドプロセッサ33、DAコンバータ34及びアンプ35でイコライジング処理、増幅処理などを施した後、この音声信号に基づく音声をスピーカSPを介して出力する。そしてMPU30は、再びステップSP21に戻り音声信号の入力を待ち受ける。
このような動作処理手順RT3に従って、クレードル5は、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4から入力される音声信号に基づく音声をスピーカSPより出力させるようになされている。
つづいて、図11に示すフローチャートを用いて、サーバ3の動作処理手順RT4について説明する。ちなみに、このサーバ3の動作処理手順RT4は、サーバ3のCPU40が、ハードディスクドライブ41またはROM42から読み出したプログラムに従って実行するものである。
サーバ3のCPU40は、例えば、サーバ3が起動すると、この動作処理手順RT4を開始ステップSP30から開始して、次のステップSP31に移る。ステップSP31においてCPU40は、無線通信モジュール4からオーディオデータのリストを要求されているか否かを判定する。このステップSP31で肯定結果を得ると、このことは無線通信モジュール4から送信されてきたリスト要求信号を受信したことを表しており、このときCPU40は、ステップSP32に移る。ステップSP32においてCPU40は、リストを無線通信モジュール4に送信して、再びステップSP31に戻る。
一方、ステップSP31で否定結果を得ると、このことはリスト要求信号を受信していないことを表しており、このときCPU40は、ステップSP33に移る。ステップSP33においてCPU40は、無線通信モジュール4からオーディオデータを要求されているか否かを判定する。
このステップSP33で否定結果を得ると、このことはリスト要求信号もオーディオデータ要求信号も受信していないことを表しており、このときCPU40は、再びステップSP31に戻る。これに対して、このステップSP33で肯定結果を得ると、このことは無線通信モジュール4から送信されてきたオーディオデータ要求信号を受信したことを表しており、このときCPU40は、ステップSP34に移る。
ステップSP34においてCPU40は、オーディオデータ要求信号に指定されたオーディオデータをハードディスクドライブ41から読み出して、次のステップSP35に移る。ステップSP35においてCPU40は、読み出したオーディオデータに対して、サウンドプロセッサ45で復号処理などのデジタル処理を施して、次のステップSP36に移る。ステップSP36においてCPU40は、デジタル処理を施したオーディオデータを無線通信モジュール4に送信して、再びステップSP31に戻る。
このような動作処理手順RT4に従って、サーバ3は、無線通信モジュール4からの要求に応じて、オーディオデータのリストまたはオーディオデータを無線で無線通信モジュール4に送信するようになされている。
(1−5)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、オーディオシステム1は、クレードル5の載置部5Aにポータブルオーディオプレイヤ2が載置されると、クレードル5とポータブルオーディオプレイヤ2とが接続され、クレードル5の載置部5Aに無線通信モジュール4が載置されると、クレードル5と無線通信モジュール4とが接続される。
そしてこのオーディオシステム1では、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2が接続されているときには、ポータブルオーディオプレイヤ2が自身のフラッシュメモリ11に記憶されているオーディオデータを再生処理し、この結果得られる音声信号をクレードル5に送出することで、この音声信号に基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力する。
また、このオーディオシステム1では、クレードル5に無線通信モジュール4が接続されているときには、無線通信モジュール4がサーバ3に蓄積されているオーディオデータを無線通信により受信してストリーミング再生処理し、この結果得られる音声信号をクレードル5に送出することで、この音声信号に基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力する。
このように、このオーディオシステム1では、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2が載置されれば、ポータブルオーディオプレイヤ2から読み出したオーディオデータに基づく音声をクレードル5から出力し、クレードル5に無線通信モジュール4が載置されれば、無線通信モジュール4がサーバ3から受信したオーディオデータに基づく音声をクレードル5から出力するようにしたことにより、クレードル5に載置する装置(ポータブルオーディオプレイヤ2、無線通信モジュール4)を換えるだけで、クレードル5から出力する音声(例えば楽曲)のソースを変更することができる。
またこのオーディオシステム1では、無線通信モジュール4が、クレードル5から取り外されると、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとして機能するようにした。こうすることで、このオーディオシステム1では、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていないときでも、この無線通信モジュール4をポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとして有効活用することができるので、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2用のリモートコントローラを別途必要とせず、結果として簡易な構成で利便性を向上させることができる。
さらにこのオーディオシステム1では、無線通信モジュール4がポータブルオーディオプレイヤ2とほぼ同じ外観構成をなしていることにより、この無線通信モジュール4がリモートコントローラとして操作されるときに、ユーザに対して、ポータブルオーディオプレイヤ2を操作する場合と同じような感覚で操作させることができる。
以上の構成によれば、オーディオシステム1は、ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5に載置されてポータブルオーディオプレイヤ2とクレードル5とが接続されると、ポータブルオーディオプレイヤ2が記憶しているオーディオデータに基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力し、また無線通信モジュール4がクレードル5に載置されて無線通信モジュール4とクレードル5とが接続されると、サーバ3が蓄積しているオーディオデータを無線通信モジュール4が無線通信により取得して、この取得したオーディオデータを音声に戻してクレードル5のスピーカSPより出力するようにしたことにより、クレードル5に載置する装置(ポータブルオーディオプレイヤ2、無線通信モジュール4)を換えるだけで、クレードル5から出力するオーディオデータのソースを変更することができ、かくしてより多くのデータを容易に出力することができる。
尚、この第1の実施の形態では、ポータブルオーディオプレイヤ2が、オーディオデータを再生処理して得られる音声信号を、アンプ15及びプレイヤ側端子18の両方に送るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5に接続されていなければ、音声信号をアンプ15に送ることにより、この音声信号に基づく音声をアンプ15のイヤホン端子に接続されたイヤホンEPより出力し、一方で、ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5に接続されていれば、音声信号をプレイヤ側端子18に送ることにより、この音声信号に基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力するようにしてもよい。ちなみに、ポータブルオーディオプレイヤ2とクレードル5とが接続されているか否かを判定するには、例えば、プレイヤ側端子18の電圧レベルの変動を検知すればよい。
また、この第1の実施の形態では、無線通信モジュール4とクレードル5との接続を判定するために、モジュール側端子27の電圧レベルの変動を検知する手法を用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば無線通信モジュール4の載置部接触面4Aにスイッチを設け、無線通信モジュール4がクレードル5の載置部5Aに載置されると、無線通信モジュール4の重みでこのスイッチがオンすることにより、無線通信モジュール4とクレードル5とが接続されたと判定する手法や、モジュール側端子27を介して、外部から電源が供給されてきた場合に、無線通信モジュール4とクレードル5とが接続されたと判定する手法など、無線通信モジュール4とクレードル5との接続を判定し得る手法であれば、この他種々の手法を用いてもよい。
(2)第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態では、無線通信モジュール4が、単体でも音声を出力し得るようになされている点以外、上述した第1の実施の形態とほぼ同様であるので、同様部分であるポータブルオーディオプレイヤ2、クレードル5、及びサーバ3の構成などの説明は省略する。
(2−1)無線通信モジュールの構成
まずこの第2の実施の形態による無線通信モジュール4の構成について図12を用いて説明する。無線通信モジュール4は、第1の実施の形態と同様IEEE802.11などの無線LAN規格に基づき、サーバ3と無線通信し得るようになされ、MPU20が、MPU20の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムを実行することにより全体を統括的に制御するようになされている。
実際上、無線通信モジュール4のMPU20は、クレードル5に接続されているか否かに係わらず、例えば、操作キー24を介して、サーバ3に蓄積されているオーディオデータのリストを取得する操作が行われたことを認識すると、これに応じて、無線LANアダプタ21よりサーバ3に対してリストを要求するリスト要求信号を送信する。この結果として、サーバ3より送られてくるオーディオデータのリストを無線LANアダプタ21を介して受信すると、MPU20は、受信したリストを表示コントローラ22を介してディスプレイ23に表示する。
ここで、サーバ3が保持するリストは、オーディオデータを識別するための識別子と、オーディオデータに対応する楽曲タイトルとを紐付けたオーディオデータ毎の情報(以下、これをオーディオデータ情報とも呼ぶ)がリスト化されたものである。また、このようなリストとしては、サーバ3に蓄積されているオーディオデータのそれぞれに対応するオーディオデータ情報が所定の順(例えば楽曲タイトルのアルファベット順)に並べられたリスト(以下、これをデータリストとも呼ぶ)と、サーバ3に蓄積されているオーディオデータのうちの任意に選択されたオーディオデータのそれぞれに対応するオーディオデータ情報が任意の再生順に並べられたリスト(以下、これをプレイリストとも呼ぶ)とがある。尚、プレイリストについては、サーバ3に複数保持されていてもよいし、保持されていなくてもよい。
また、ここでは、無線通信モジュール4がサーバ3にアクセスすることでサーバ3に保持されているリストを認識し得ると共に、サーバ3に保持されているリストのうちのどのリストを取得するのかを、操作キー24を介してユーザに指定させ得るようになされている。つまりMPU20は、操作キー24を介して指定されたリストをサーバ3より取得して、この取得したリストをディスプレイ23に表示するようになされている。
MPU20は、このようにしてリストをディスプレイ23に表示した後、操作キー24を介してリストに記されたオーディオデータのうちの任意のオーディオデータを選択する再生操作がなされたことを認識すると、これに応じて、無線LANアダプタ21よりサーバ3に対して、選択されたオーディオデータを要求するオーディオデータ要求信号を送信する。この結果、サーバ3よりオーディオデータの送信が開始されると、MPU20は、このオーディオデータを無線LANアダプタ21を介して受信しつつ、オーディオデータの受信し終えた部分から順にバッファ25に書き込んでいく。ちなみに、サーバ3より送信されるオーディオデータは、リニアPCMである。
そしてMPU20は、バッファ25に例えば数秒分のオーディオデータが溜まると、この溜まったオーディオデータをDAコンバータ26に送ると共にバッファ25から消去して、再びバッファ25に数秒分のオーディオデータが溜まるまで待ち受ける。DAコンバータ26は、送られてくるオーディオデータに対して、デジタルアナログ変換処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号を、MPU20の制御に基づき、アンプ50またはモジュール側端子27に送る。
ここでMPU20は、無線通信モジュール4がユーザに携帯されるなどしてクレードル5に接続されていない場合、DAコンバータ26より得られる音声信号をアンプ50に送る。この結果、アンプ50で増幅処理された音声信号がスピーカSPxに送出されて、この音声信号に基づく音声がスピーカSPxから出力される。ちなみに、このスピーカSPxは、無線通信モジュール5の大きさにもよるが、ここでは、クレードル5に内蔵されたスピーカSPよりも小さいものとする。
一方、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されている場合、MPU20は、DAコンバータ26より得られる音声信号をモジュール側端子27に送る。この結果、音声信号がモジュール側端子27を介してクレードル5に送出されて、この音声信号に基づく音声がクレードル5に内蔵されたスピーカSPから出力される。ここで、このスピーカSPは、無線通信モジュール4に内蔵されたスピーカSPxより大きいので、スピーカSPxと比して例えば低音特性の優れた高音質の音声を出力することができる。
またMPU20は、取得したリストがプレイリストである場合、このプレイリストから選択されたオーディオデータのストリーミング再生処理が終了すると、このプレイリストに基づき、自動的に次のオーディオデータをサーバ3より取得してストリーミング再生処理するようにもなされている。
このように、無線通信モジュール4は、クレードル5に接続されていなければ、サーバ3より無線で送信されてくるオーディオデータをストリーミング再生することにより得られる音声を、自身に内蔵されたスピーカSPxを介して出力し得るようになされ、またクレードル5に接続されていれば、サーバ3より無線で送信されてくるオーディオデータをストリーミング再生することにより得られる音声を、クレードル5に内蔵されたスピーカSPを介してより高音質で出力し得るようになされている。
さらに無線通信モジュール4は、例えば、サーバ3より受信しているオーディオデータをストリーミング再生処理している途中で、つまりサーバ3より受信しているオーディオデータに基づく音声をスピーカSPxから出力している途中で、クレードル5に接続されると、このとき受信しているオーディオデータの受信を一端中止し、再度このオーディオデータをその先頭から受信してストリーミング再生処理し、この結果得られる音声信号をクレードル5に送出することで、スピーカSPxを介して出力していた音声を、再度その先頭からクレードル5のスピーカSPを介してより高音質で出力し直すようにもなされている。
(2−2)無線通信モジュールの動作処理手順
ここで、この第2の実施の形態での無線通信モジュール4の動作処理手順について説明する。ちなみに、この無線通信モジュール4の動作処理手順は、無線通信モジュール4のMPU20が、MPU20の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムに従って実行するものである。
図13のフローチャートに示すように、無線通信モジュール4のMPU20は、例えば、無線通信モジュール4が起動すると、動作処理手順RT5を開始ステップSP40から開始して、次のステップSP41に移る。ステップSP41においてMPU20は、操作キー24を介して、サーバ3に保持されているリストのうちの任意のリストを指定するリスト取得操作が行われるまで待ち受け、リスト取得操作がなされたことを認識すると、ステップSP42に移る。
ステップSP42においてMPU20は、サーバ3に対してステップSP41で指定されたリストを要求することによりサーバ3からリストを取得し、この取得したリストをディスプレイ23に表示して、次のステップSP43に移る。ステップSP43においてMPU20は、操作キー24を介してリストに記されたオーディオデータのうちの任意のオーディオデータを選択する再生操作がなされるまで待ち受け、再生操作がなされたことを認識すると、ステップSP44に移る。
ステップSP44においてMPU20は、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されているか否かを判定する。このステップSP44で肯定結果を得ると、MPU20は、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていると認識して、ステップSP45に移る。
ステップSP45においてMPU20は、サーバ3に対してステップSP43で選択されたオーディオデータを要求することによりサーバ3からオーディオデータを受信し、この受信したオーディオデータに対してストリーミング再生処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をモジュール側端子27に送る。これにより、モジュール側端子27からクレードル5に音声信号が送出されて、この音声信号に基づく音声がクレードル5のスピーカSPから出力される。そして、MPU20は、オーディオデータのストリーミング再生処理が終了すると、再びステップSP43に戻り再生操作を待ち受ける。
これに対して、上述のステップSP44で否定結果を得た場合、MPU20は、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていないと認識して、ステップSP46に移る。ステップSP46においてMPU20は、サーバ3に対してステップSP43で選択されたオーディオデータを要求することによりサーバ3からオーディオデータを受信し、この受信したオーディオデータに対してストリーミング再生処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をアンプ50に送る。これにより、アンプ50で増幅処理された音声信号がスピーカSPxに送出されて、この音声信号に基づく音声がスピーカSPxから出力される。
このようにして、オーディオデータのストリーミング再生処理を開始して音声の出力を開始した後、MPU20は、次のステップSP47に移る。ステップSP47においてMPU20は、受信しているオーディオデータをストリーミング再生処理している途中で、つまり受信しているオーディオデータに基づく音声をスピーカSPxから出力している途中で、クレードル5に接続されたか否かを判定する。このステップSP47で否定結果を得ると、MPU20は、再びステップSP43に戻り再生操作を待ち受ける。
これに対して、このステップSP47で肯定結果を得た場合、MPU20は、受信しているオーディオデータに基づく音声をスピーカSPxから出力している途中で無線通信モジュール4がクレードル5に接続されたと認識して、ステップSP48に移る。ステップSP48においてMPU20は、このとき受信しているオーディオデータの受信を一端中止し、再度このオーディオデータをその先頭から受信してストリーミング再生処理し、この結果得られる音声信号をクレードル5に送出することで、スピーカSPxを介して出力していた音声を、再度その先頭からクレードル5のスピーカSPを介してより高音質で出力する。そしてMPU20は、再びステップSP43に戻り再生操作を待ち受ける。
また、MPU20は、取得したリストがプレイリストである場合、上述のステップSP45、ステップSP46、ステップSP48でオーディオデータをストリーミング再生処理した後に戻るステップSP43で肯定結果を得、プレイリストに基づき、自動的に次のオーディオデータをサーバ3より取得してストリーミング再生処理するようにもなされている。
このような動作処理手順RT5に従って、無線通信モジュール4は、クレードル5に接続されていなければ、サーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生して得られる音声を自身のスピーカSPxから出力し、一方で、クレードル5に接続されていれば、サーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生して得られる音声をクレードル5のスピーカSPより出力させるようになされている。
(2−3)第2の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、この第2の実施の形態によるオーディオシステム1は、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていないときには、無線通信モジュール4がサーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生して得られる音声を、無線通信モジュール4のスピーカSPxから出力する。
これにより、このオーディオシステム1では、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5に接続されて充電中であるときのように、無線通信モジュール4をクレードル5に接続できないときでも、無線通信モジュール4単体で、サーバ3から受信したオーディオデータに基づく音声を出力することができるので、結果として、何時でもポータブルオーディオプレイヤ2やサーバ3に記憶されたオーディオデータに基づく音声(例えば楽曲)をユーザに聴取させることができる。
また、このオーディオシステム1では、無線通信モジュール4が、クレードル5から取り外されてサーバ3より受信しているオーディオデータに基づく音声をスピーカSPxから出力している最中に、クレードル5に接続されると、このとき受信しているオーディオデータの受信を一端中止すると共に、再度このオーディオデータをその先頭から受信してストリーミング再生処理し、この結果得られる音声信号をクレードル5に送出することで、スピーカSPxを介して出力していた音声を、再度その先頭からスピーカSPxよりも大きなクレードル5のスピーカSPを介して出力する。
これにより、このオーディオシステム1では、例えば、無線通信モジュール4のスピーカSPxから音声を出力することで、サーバ3に蓄積されているオーディオデータに基づく音声をユーザに試聴させ、気に入った音声(例えば楽曲)があれば、その音声が無線通信モジュール4のスピーカSPxから出力されているときに、無線通信モジュール4をクレードル5に載置することで、その音声を今度はクレードル5のスピーカSPを介してより高音質で再出力するといった利用方法をユーザに提供することができ、結果として、サーバ3に蓄積しているオーディオデータに基づく音声をユーザに聴取させるときの利便性を向上させることができる。
さらに、このオーディオシステム1では、無線通信モジュール4の操作キー24を介して、サーバ3に記憶されているリスト及びオーディオデータの選択を行い得るようにしたことにより、無線通信モジュール4をサーバ3のリモートコントローラとして利用することもできる。
尚、この第2の実施の形態では、無線通信モジュール4が、クレードル5から取り外されてサーバ3より受信しているオーディオデータに基づく音声をスピーカSPxから出力している最中に、クレードル5に接続されると、このとき受信しているオーディオデータの受信を一端中止すると共に、再度このオーディオデータをその先頭から受信してストリーミング再生処理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、無線通信モジュール4が、クレードル5から取り外されてサーバ3より受信しているオーディオデータに基づく音声をスピーカSPxから出力している最中に、クレードル5に接続されると、このとき受信しているオーディオデータの受信を一端中止し、その後、所定時間(例えば数秒)経過してから、再度このオーディオデータをその先頭から受信してストリーミング再生処理するようにしてもよい。
こうすることで、オーディオシステム1では、音声を出力中の無線通信モジュール4がクレードル5に接続されてから、クレードル5のスピーカSPより音声が再出力されるまでの時間を所定時間だけ遅らせることができ、この結果、例えば、ユーザにより無線通信モジュール4がクレードル5に載置された後、このユーザがクレードル5のスピーカSPに対する最適なリスニングポイントに移動するのに十分な時間が経過してから、クレードル5のスピーカSPより音声を再出力するといった制御を行うこともできる。ちなみに、この場合に送らせる所定時間は、予め設定されていてもよいし、ユーザが設定するようにしてもよい。
また、この第2の実施の形態では、無線通信モジュール4が、クレードル5に接続されていない場合、サーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生して得られる音声を、自身のスピーカSPxから出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信モジュール4が、クレードル5に接続されていない場合、サーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生処理して得られる音声信号を赤外線信号に変換してクレードル5に接続されているポータブルオーディオプレイヤ2に送信するようにしてもよい。この結果、ポータブルオーディオプレイヤ2は、受信した赤外線信号を音声信号に変換してクレードル5に送出することにより、この音声信号に基づく音声をクレードル5のスピーカSPから出力させる。
こうすることで、オーディオシステム1では、無線通信モジュール4が、クレードル5に接続されていないときでも、サーバ3から受信したオーディオデータをストリーミング再生して得られる音声を、クレードル5のスピーカSPから出力させることができる。
さらに、この第2の実施の形態では、無線通信モジュール4に対してオーディオデータの再生操作がなされた後、この無線通信モジュール4がクレードル5に接続されているならば、無線通信モジュール4でストリーミング再生処理したオーディオデータに基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力し、一方、この無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていないのであれば、無線通信モジュール4でストリーミング再生処理したオーディオデータに基づく音声を無線通信モジュール4のスピーカSPxより出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、無線通信モジュール4に対してオーディオデータの再生操作がなされた後、この無線通信モジュール4がクレードル5に接続されているならば、無線通信モジュール4でオーディオデータのストリーミング再生処理を開始して、この結果得られる音声信号に基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力し、一方、この無線通信モジュール4がクレードル5に接続されていないのであれば、無線通信モジュール4がクレードル5に接続されるまで待ち受け、接続されたら無線通信モジュール4でオーディオデータのストリーミング再生処理を開始して、この結果得られる音声信号に基づく音声を、クレードル5のスピーカSPより出力するようにしてもよい。
さらに、この第2の実施の形態では、サーバ3に保持されるオーディオデータのリストが、オーディオデータを識別するための識別子と、オーディオデータに対応する楽曲タイトルとを紐付けたオーディオデータ情報をリスト化したものである場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リストのオーディオデータ情報に、圧縮符号化方式やビットレートなどの情報を含ませるようにしてもよいし、この他種々の形式でなるリストを用いるようにしてもよい。
(3)第3の実施の形態
次に、第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態では、無線通信モジュール4にオーディオデータのリストを複数記憶し得る容量のフラッシュメモリが新たに設けられている点と、サーバ3が複数存在する点以外、上述した第1の実施の形態とほぼ同様であるので、同様部分であるポータブルオーディオプレイヤ2、クレードル5、及びサーバ3の構成などの説明は省略する。
(3−1)無線通信モジュールの構成
まずこの第3の実施の形態による無線通信モジュール4の構成について図14を用いて説明する。無線通信モジュール4は、IEEE802.11などの無線LAN規格に基づき、複数のサーバ3と無線通信し得るようになされ、MPU20が、MPU20の内蔵メモリ(図示せず)から読み出したプログラムを実行することにより全体を統括的に制御するようになされている。
実際上、無線通信モジュール4のMPU20は、例えばクレードル5に載置されてクレードル5に接続されると、無線LANアダプタ21より複数のサーバ3のそれぞれに対して、サーバ3に保持されているリストを要求するリスト要求信号を送信する。この結果として、各サーバ3より送られてくるリストを無線LANアダプタ21を介して受信すると、MPU20は、受信したリストをフラッシュメモリ60に記憶する。
ここで、各サーバ3が保持するリストは、サーバ3を識別するためのサーバ識別子と、オーディオデータを識別するためのオーディオデータ識別子と、オーディオデータに対応する楽曲タイトルとを紐付けたオーディオデータ情報がリスト化されたものであり、データリストとプレイリストの2種類がある。尚、プレイリストについては、各サーバ3に複数保持されていてもよいし、保持されていなくてもよい。
MPU20は、このようにして各サーバ3から受信した複数のリストをフラッシュメモリ60に記憶した後、操作キー24を介して、フラッシュメモリ60に記憶しているリストのうちの任意のリストを選択する選択操作がなされたことを認識すると、これに応じて、選択されたリストを表示コントローラ22を介してディスプレイ23に表示する。
そしてMPU20は、このようにしてリストをディスプレイ23に表示した後、操作キー24を介して、リストに記されたオーディオデータ情報のうちの任意のオーディオデータ情報を選択する再生操作がなされたことを認識すると、選択されたオーディオデータ情報に基づき、無線LANアダプタ21より、選択されたオーディオデータ情報に含まれるサーバ識別子に対応するサーバ3に対して、選択されたオーディオデータ情報に含まれるオーディオデータ識別子に対応するオーディオデータを要求するオーディオデータ要求信号を送信する。この結果、サーバ3よりオーディオデータの送信が開始されると、MPU20は、このオーディオデータを無線LANアダプタ21を介して受信しつつ、オーディオデータの受信し終えた部分から順にバッファ25に書き込んでいく。ちなみに、サーバ3より送信されるオーディオデータは、リニアPCMである。
そしてMPU20は、バッファ25に例えば数秒分のオーディオデータが溜まると、この溜まったオーディオデータをDAコンバータ26に送ると共にバッファ25から消去して、再びバッファ25に数秒分のオーディオデータが溜まるまで待ち受ける。DAコンバータ26は、送られてくるオーディオデータに対して、デジタルアナログ変換処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号を、MPU20の制御に基づき、アンプ50またはモジュール側端子27に送る。
このようにして、無線通信モジュール4は、クレードル5に接続されているとき、サーバ3より無線で送信されてくるオーディオデータをストリーミング再生することにより得られる音声を、クレードル5に内蔵されたスピーカを介して出力し得るようになされている。
またMPU20は、選択されたリストがプレイリストである場合、このプレイリストから選択されたオーディオデータのストリーミング再生処理が終了すると、このプレイリストに基づき、自動的に次のオーディオデータをサーバ3より取得してストリーミング再生処理するようにもなされている。
(3−2)第3の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、この第3の実施の形態によるオーディオシステム1は、クレードル5に無線通信モジュール4が接続されると、無線通信モジュール4が、複数のサーバ3のそれぞれからリストを取得し、この結果得られた複数のリストを自身のフラッシュメモリ60に記憶する。
そして無線通信モジュール4は、操作キー24を介して、フラッシュメモリ60に記憶した複数のリストに記されているオーディオデータ情報のうちの任意のオーディオデータ情報が選択されると、選択されたオーディオデータ情報に含まれるサーバ識別子に対応するサーバ3に対して、選択されたオーディオデータ情報に含まれるオーディオデータ識別子に対応するオーディオデータを要求することによりオーディオデータを受信して、ストリーミング再生処理し、この結果得られる音声信号をクレードル5に送出することで、この音声信号に基づく音声をクレードル5のスピーカSPより出力する。
これにより、このオーディオシステム1では、無線通信モジュール4に記憶した複数のリストに記されているオーディオデータ情報のうちの任意のオーディオデータ情報を無線通信モジュール4で選択するだけで、無線通信モジュール4が、選択されたオーディオデータ情報に対応するオーディオデータを記憶しているサーバ3を自動的に認識し、このサーバ3からオーディオデータ取得してストリーミング再生処理するので、オーディオデータが複数のサーバ3に分散して記憶されていることをユーザに何ら意識させることなく、複数のサーバ3に分散して記憶されているオーディオデータに基づく音声をユーザに対して容易に聴取させることができる。
尚、この第3の実施の形態では、無線通信モジュール4が各サーバ3から取得した複数のリストをそのままフラッシュメモリ60に記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、各サーバ3から取得した複数のプレイリストを、所定の順に番号を付加してからフラッシュメモリ60に記憶するようにしてもよい。こうすることで、無線通信モジュール4では、あるプレイリストの末尾に記されたオーディオデータのストリーミング再生処理が終了すると、つづいて、次の番号のプレイリストの先頭に記されたオーディオデータのストリーミング再生処理を開始するといったような複数のプレイリストをまたいだ連続再生を行うことができ、結果として、複数のサーバ3に分散して記憶されているオーディオデータを連続再生することができる。
また、この第3の実施の形態では、プレイリストを無線通信モジュール4が各サーバ3から取得してフラッシュメモリ60に記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、各サーバ3から取得したデータリストをもとに、無線通信モジュール4上でプレイリストを生成してフラッシュメモリ60に記憶するようにしてもよい。この場合のプレイリストには、異なるサーバ3に記憶されているオーディオデータのオーディオデータ情報を記すこともできるので、結果として、無線通信モジュール4では、ひとつのプレイリストで、複数のサーバ3に分散して記憶されているオーディオデータを連続再生することもできる。
さらに、この第3の実施の形態では、オーディオシステム1に複数のサーバ3が存在し、無線通信モジュール4がこれら複数のサーバ3のそれぞれからリストを取得してフラッシュメモリ60に記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、一つのサーバしか存在せず、無線通信モジュール4がこのサーバ3から複数のリストを取得して、フラッシュメモリ60に記憶するようにしてもよい。
さらに、この第3の実施の形態では、サーバ3に保持されるオーディオデータのリストが、サーバ3を識別するためのサーバ識別子と、オーディオデータを識別するための識別子と、オーディオデータに対応する楽曲タイトルとを紐付けたオーディオデータ情報をリスト化したものである場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、リストのオーディオデータ情報に、圧縮符号化方式やビットレートなどの情報を含ませるようにしてもよいし、この他種々の形式でなるリストを用いるようにしてもよい。
(4)第4の実施の形態
次に、第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態では、ポータブルオーディオプレイヤ2に新たに携帯電話機能が追加されている点と、無線通信モジュール4に新たにマイクロフォンが設けられている点以外、上述した第1の実施の形態とほぼ同様であるので、同様部分であるクレードル5及びサーバ3の構成などの説明は省略する。
まずこの第4の実施の形態によるポータブルオーディオプレイヤ2及び無線通信モジュール4の構成について図15及び図16を用いてまとめて説明する。尚、ここでは、ポータブルオーディオプレイヤ2に新たに追加された携帯電話機能に関する部分と、無線通信モジュール4に新たに追加されたマイクロフォンに関する部分だけを説明するものとし、それ以外の部分に関する説明は省略する。
ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10は、必要に応じて、オーディオプレイヤとして動作するプレイヤモードと、携帯電話機として動作する通話モードとに切り換わるようになされ、例えばポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5から取り外された状態で、且つ通話モードのとき、基地局(図示せず)から送られてくる通信信号を、携帯電話用無線アダプタ70で受信して復調処理することにより音声信号を得、この音声信号をアンプ15に送る。この結果、アンプ15で増幅処理された音声信号に基づく音声、つまり通話相手の音声が、イヤホンEPまたはスピーカSPyを介して出力される。
またこのとき、ポータブルオーディオプレイヤ2のマイクロフォン71を介してユーザの音声が音声信号として入力されると、MPU10は、この音声信号を携帯電話用無線アダプタ70に送る。携帯電話用無線アダプタ70は、この音声信号に変調処理を施すことにより通信信号を得、この通信信号を基地局に送信する。
このように、ポータブルオーディオプレイヤ2は、クレードル5に接続されていないときには、通話相手の音声をイヤホンEPまたはスピーカSPyより出力すると共に、ユーザの音声をマイクロフォン71で拾うようにして、携帯電話機として機能するようになされている。
一方、ポータブルオーディオプレイヤ2がクレードル5に接続された状態で、且つ通話モードのとき、MPU10は、基地局(図示せず)から送られてくる通信信号を、携帯電話用無線アダプタ70で受信して復調処理することにより音声信号を得、この音声信号をプレイヤ側端子18に送る。この結果、音声信号がモジュール側端子27を介してクレードル5に送出されて、この音声信号に基づく音声、つまり通話相手の音声が、クレードル5に内蔵されたスピーカSPから出力される。
またこのとき、クレードル5から取り外されている無線通信モジュール4は、ポータブルオーディオプレイヤ2のワイヤレスマイクロフォンとして動作する。すなわち無線通信モジュール4のMPU20は、マイクロフォン80を介してユーザの音声が音声信号として入力されると、この音声信号を赤外線発光部29で赤外線信号に変換して、ポータブルオーディオプレイヤ2に送信する。
ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10は、無線通信モジュール4から送られてくる赤外線信号を、赤外線受光部19で受信して音声信号に変換し、この音声信号を携帯電話用無線アダプタ70に送る。携帯電話用無線アダプタ70は、この音声信号に変調処理を施すことにより通信信号を得、この通信信号を基地局に送信する。
このように、ポータブルオーディオプレイヤ2は、クレードル5に接続されているときには、通話相手の音声をクレードル5のスピーカSPより出力すると共に、ユーザの音声を無線接続された無線通信モジュール4のマイクロフォン80で拾うようにして、携帯電話機として機能するようになされている。
以上の構成において、この第4の実施の形態によるオーディオシステム1では、携帯電話機能を有するポータブルオーディオプレイヤ2をクレードル5に接続した状態で、ポータブルオーディオプレイヤ2が通話モードに切り換わると、ポータブルオーディオプレイヤ2が受信した音声信号に基づく音声(すなわち通話相手の音声)を、クレードル5のスピーカSPより出力すると共に、ユーザの音声をポータブルオーディオプレイヤ2に無線接続された無線通信モジュール4のマイクロフォン80で拾う。
これにより、このオーディオシステム1では、ポータブルオーディオプレイヤ2をクレードル5に接続したままの状態で通話することができるので、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2をクレードル5に接続してオーディオデータを再生している最中に、電話がかかってきたときなどでも、わざわざポータブルオーディオプレイヤ2をクレードル5から取り外さずに通話することができ、結果として、通話時の利便性を向上させることができる。
また、このオーディオシステム1では、クレードル5から取り外された状態の無線通信モジュール4が、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとしても動作するので、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2から電話をかけるための操作や、ポータブルオーディオプレイヤ2にかかってきた電話をとるための操作を、無線通信モジュール4でリモートに行うこともできる。
(5)他の実施の形態
尚、上述の第1乃至第4の実施の形態では、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4を載置して接続した後、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4に対して再生操作を行うことで、ポータブルオーディオプレイヤ2に記憶されているオーディオデータに基づく音声、または無線通信モジュール4がサーバ4より受信したオーディオデータに基づく音声を、クレードル5のスピーカSPより出力するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4を載置されると、自動的に、ポータブルオーディオプレイヤ2に記憶されているオーディオデータに基づく音声、または無線通信モジュール4がサーバ4より受信したオーディオデータに基づく音声を、クレードル5のスピーカSPより出力するようにしてもよい。
実際上、このような場合のクレードル5の動作処理手順について、図17のフローチャートを用いて説明する。クレードル5のMPU30は、例えば、図示しないACアダプタを介して電源が供給されると、動作処理手順RT6を開始ステップSP50から開始して、次のステップSP51に移る。ステップSP51においてMPU30は、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4が接続されるまで待ち受け、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4が接続されたことを認識すると、次のステップSP52に移る。
ステップSP52においてMPU30は、クレードル5の電源がオンであるか否かを判定する。ちなみに、ここでは、クレードル5の各部が動作している状態を電源がオンであるとし、これに対して、MPU30しか動作していない状態を電源がオフであるとする。
このステップSP52で否定結果を得ると、MPU30は、クレードル5の電源がオフであると認識してステップSP53に移り、このステップSP53でクレードル5の電源をオンにして、次のステップSP54に移る。これに対してこのステップSP52で肯定結果を得た場合、MPU30は、既にクレードル5の電源がオンであると認識して、ステップSP54に移る。
ステップSP54においてMPU30は、クレードル5に接続されているポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4に対して、電源をオンさせるための起動信号を送ることにより、接続されているポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4の電源をオンさせて、次のステップSP55に移る。
ステップSP55においてMPU30は、接続されているポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4に対して、音声信号を要求する要求信号を送り、次のステップSP56に移る。ここで、この要求信号がポータブルオーディオプレイヤ2に送られた場合、ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10は、この要求信号に応じて、フラッシュメモリ11に記憶しているオーディオデータのうちの1つを選択して再生処理することにより音声信号を得、この音声信号をクレードル5に送出する。一方で、この要求信号が無線通信モジュール4に送られた場合、無線通信モジュール4のMPU20は、この要求信号に応じて、サーバ3より取得したリストからオーディオデータを選択し、この選択したオーディオデータをサーバ3から受信してストリーミング再生処理することにより音声信号を得、この音声信号をクレードル5に送出する。
ステップSP56においてMPU30は、接続されているポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4から送られてくる音声信号に基づく音声をスピーカSPを介して出力し、例えば、操作キー31を介して、クレードル5の電源をオフする操作が行われたことを認識すると、終了ステップSP57に移って、この動作処理手順RT6を終了する。
このような動作処理手順RT6に従ってクレードル5を動作させることで、オーディオシステム1では、クレードル5にポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4を載置するだけで、クレードル5の電源をオンしてクレードル5のスピーカSPから音声を出力するまでの処理を全て自動化することができる。
また、このようにクレードル5に接続されたポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4が、再生処理するオーディオデータを自動で選択する場合、選択したオーディオデータの再生処理が終了したら、次に再生処理するオーディオデータを自動で選択するようにして、連続再生を行うようにしてもよい。さらに、この場合、クレードル5に接続されたポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4は、オーディオデータをランダムに選択してもよいし、プレイリストの順に選択してもよいし、ユーザに設定された順に選択するなどしてもよい。
また、上述の第1乃至第4の実施の形態では、無線通信モジュール4とサーバ3とが無線で通信するために、無線通信モジュール4に無線LAN規格の無線LANアダプタ21を設けると共にサーバ3に無線LAN規格の無線LANアダプタ44を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信モジュール4とサーバ3とが無線で通信し得るものであれば、この他種々の無線通信方式のデバイスを無線通信モジュール4及びサーバ3に設けるようにしてもよい。
さらに、上述の第1、第3、第4の実施の形態では、無線通信モジュール4とポータブルオーディオプレイヤ2とが無線で通信するために、無線通信モジュール4に赤外線発光部28を設けると共にポータブルオーディオプレイヤ2に赤外線受光部19を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これら赤外線発光部28及び赤外線受光部19に換えて、例えば、無線通信モジュール4とポータブルオーディオプレイヤ2のそれぞれに、双方向で通信するための例えばブルートゥース(Bluetooth(登録商標))規格に準拠した近距離無線通信アダプタを設けるなど、この他種々の通信方式のデバイスを設けるようにしてもよい。
実際上、無線通信モジュール4とポータブルオーディオプレイヤ2のそれぞれに近距離無線通信アダプタを設ければ、無線通信モジュール4が、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとして動作するときに、ポータブルオーディオプレイヤ2に対して命令を送信するだけでなく、ポータブルオーディオプレイヤ2からオーディオデータのリストや関連情報などを受信して、これらをディスプレイ23に表示することもできる。
さらに、上述の第1、第3、第4の実施の形態では、クレードル5から取り外された状態の無線通信モジュール4が、ポータブルオーディオプレイヤ2のリモートコントローラとして機能するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、クレードル5のリモートコントローラとして機能するようにしてもよい。またクレードル5から取り外された状態のポータブルオーディオプレイヤ2も、無線通信モジュール4のリモートコントローラとして機能するようにしてもよい。この場合、例えば、ポータブルオーディオプレイヤ2に赤外線発光部を設け、ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10が、操作キー12を介して、無線通信モジュール4に対する命令が入力されたことを認識すると、この命令を赤外線発光部で赤外線線信号に変換して、無線通信モジュール4に送信するようにすればよい。
さらに、上述の第1乃至第4の実施の形態では、ポータブルオーディオプレイヤ2に、オーディオデータを記憶するためのフラッシュメモリ11を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータを記憶し得るものであれば、ハードディスクドライブや着脱可能なメモリカードなど、この他種々の記憶デバイスを設けるようにしてもよい。また、上述の第3の実施の形態の無線通信モジュール4に設けられたフラッシュメモリ60も同様に、この他種々の記憶デバイスで代用されてもよい。
さらに、上述の第1乃至第4の実施の形態では、サーバ3に蓄積されている圧縮符号化されたオーディオデータをサーバ3側で復号してから無線通信モジュール4に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信モジュール4に、サーバ3に蓄積されている圧縮符号化されたオーディオデータを復号し得るサウンドプロセッサを設けて、サーバ3に蓄積されている圧縮符号化されたオーディオデータをそのまま無線通信モジュール4に送信するようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、ポータブルオーディオプレイヤ2または無線通信モジュール4が、オーディオデータをデジタルアナログ変換処理して音声信号に変換してから、クレードル5に送出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、オーディオデータをそのままクレードル5に送出するようにしてもよい。この場合、クレードル5は、この音声データを、直接サウンドプロセッサ33に入力する。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、オーディオデータに基づく音声を出力するオーディオシステム1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ビデオデータに基づく映像を出力するビデオシステムなど、この他種々の時間的に連続して再生されるデータを出力するデータ出力システムに適用することもできる。
実際上、ビデオデータに基づく映像を出力するビデオシステムに本発明を適用する場合、ビデオシステムを、ビデオデータを記憶して再生するポータブルビデオプレイヤと、ビデオデータを蓄積するサーバと、サーバと無線通信し得ると共にこのサーバ3から受信したビデオデータにストリーミング再生処理を施す無線通信モジュールと、ディスプレイを有すると共にポータブルビデオプレイヤまたは無線通信モジュールを載置することでこれらポータブルビデオプレイヤまたは無線通信モジュールと電気的に接続するクレードルとで構成する。
そして、クレードルにポータブルビデオプレイヤが接続されているときには、ポータブルビデオプレイヤが自身のフラッシュメモリに記憶されているビデオデータを再生処理し、この結果得られる映像信号をクレードルに送出することで、この映像信号に基づく映像をクレードルのディスプレイより出力させ、また、クレードルに無線通信モジュールが接続されているときには、無線通信モジュールがサーバに蓄積されているビデオデータを無線通信により受信してストリーミング再生処理し、この結果得られる映像信号をクレードルに送出することで、この映像信号に基づく映像をクレードルのディスプレイより出力させるようにすればよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、無線通信モジュール4にオーディオデータを記憶するための記憶デバイスを設けず、無線通信モジュール4がサーバ3から送信されてくるオーディオデータをストリーミング再生処理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信モジュール4にオーディオデータを記憶するための記憶デバイスを設け、サーバ3から送信されてくるオーディオデータをこの記憶デバイスに記憶した後、この記憶デバイスから読み出して再生処理するようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、無線通信モジュール4でのストリーミング再生処理時に、バッファ25に例えば数秒分のオーディオデータが溜まると、この溜まったオーディオデータをDAコンバータ26に送ると共にバッファ25から消去するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、溜まったオーディオデータの一部をDAコンバータ26に送ると共にバッファ25から消去するようにして、バッファ25に常に数秒分のオーディオデータが残っているようにしてもよい。ただし、この場合も、バッファ25に残っているオーディオデータは、一時的に溜まっているだけであり、ストリーミング再生処理後も保持され続けるものではない。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、クレードル5にスピーカSPが内蔵されている場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スピーカSPを外付けにして、クレードル5のアンプ35で増幅処理された音声信号を、この外付けされたスピーカSPに送出するようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、サーバ3に蓄積されているオーディオデータを認識するための管理情報データとして、オーディオデータのリストを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サーバ3に蓄積されているオーディオデータを認識し得るものであれば、この他種々の管理情報データを用いるようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、ポータブルオーディオプレイヤ2のMPU10が、MPU10の内蔵メモリにインストールされているプログラムに従って、上述した動作処理手順を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この動作処理手順を実行するためのプログラムを、別途設けたメモリにインストールしておくようにしてもよいし、CD(Compact Disc)などの記録媒体に記録しておくようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、無線通信モジュール4のMPU20が、MPU20の内蔵メモリにインストールされているプログラムに従って、上述した動作処理手順を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この動作処理手順を実行するためのプログラムを、別途設けたメモリにインストールしておくようにしてもよいし、CDなどの記録媒体に記録しておくようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、クレードル5のMPU30が、MPU30の内蔵メモリにインストールされているプログラムに従って、上述した動作処理手順を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この動作処理手順を実行するためのプログラムを、別途設けたメモリにインストールしておくようにしてもよいし、CDなどの記録媒体に記録しておくようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、サーバ3のCPU40が、ハードディスクドライブ41またはROM42にインストールされているプログラムに従って、上述した動作処理手順を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この動作処理手順を実行するためのプログラムを、CDなどの記録媒体に記録しておくようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、第1の端末装置としてのポータブルオーディオプレイヤ2を、MPU10、時間的に連続して再生されるデータを記憶する記憶部としてのフラッシュメモリ11、操作部としての操作キー12、サウンドプロセッサ13、DAコンバータ14、アンプ15、表示コントローラ16、ディスプレイ17、プレイヤ側端子18、無線通信モジュール4と無線通信するための無線通信部としての赤外線受光部19、携帯電話用無線アダプタ70、マイクロフォン71、イヤホンEP、スピーカSPyなどによって構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、同様の機能を有するのであれば、この他種々の構成で、ポータブルオーディオプレイヤ2を構成するようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、第2の端末装置としての無線通信モジュール4を、MPU20、サーバ3と無線通信するための第1の無線通信部としての無線LANアダプタ21、表示コントローラ22、ディスプレイ23、操作部としての操作キー24、バッファ25、DAコンバータ26、モジュール側端子27、赤外線受光部28、ポータブルオーディオプレイヤ2と無線通信するための第2の無線通信部としての赤外線発光部29、アンプ50、複数のサーバ3のそれぞれから取得した管理情報データを記憶する記憶部としてのフラッシュメモリ60、マイクロフォン80、時間的に連続して再生されるデータを出力する出力部としてのスピーカSPxなどによって構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、同様の機能を有するのであれば、この他種々の構成で、無線通信モジュール4を構成するようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、載置装置としてのクレードル5を、クレードル側端子5B、MPU30、操作キー31、ADコンバータ32、サウンドプロセッサ33、DAコンバータ34、アンプ35、表示コントローラ36、ディスプレイ37、時間的に連続して再生されるデータを出力する出力部としてのスピーカSPなどによって構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、同様の機能を有するのであれば、この他種々の構成で、クレードル5を構成するようにしてもよい。
さらに上述の第1乃至第4の実施の形態では、情報処理装置としてのサーバ3を、CPU40、時間的に連続して再生されるデータを記憶する記憶部としてのハードディスクドライブ41、ROM42、RAM43、無線通信モジュール4と無線通信するための無線通信部としての無線LANアダプタ44、サウンドプロセッサ45などによって構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、同様の機能を有するのであれば、この他種々の構成で、サーバ3を構成するようにしてもよい。
本発明は、複数のソースからデータを取得して出力するようなシステムで広く利用することができる。
第1の実施の形態によるオーディオシステムの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態によるポータブルオーディオプレイヤまたは無線通信モジュールとクレードルとの接続を示す略線図である。 第1の実施の形態によるポータブルオーディオプレイヤの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による無線通信モジュールの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態によるクレードルの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態によるサーバの構成を示す略線図である。 第1の実施の形態によるポータブルオーディオプレイヤとクレードルとが接続されたときの無線通信モジュールの機能を示す略線図である。 第1の実施の形態によるポータブルオーディオプレイヤの動作処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による無線通信モジュールの動作処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるクレードルの動作処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるサーバの動作処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による無線通信モジュールの構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による無線通信モジュールの動作処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による無線通信モジュール4の構成を示す略線図である。 第4の実施の形態によるポータブルオーディオプレイヤの構成を示す略線図である。 第4の実施の形態による無線通信モジュールの構成を示す略線図である。 他の実施の形態によるクレードルの動作処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……オーディオシステム、2……ポータブルオーディオプレイヤ、3……サーバ、4……無線通信モジュールの、5……クレードル、5B…クレードル側端子、10、20、30……MPU、11、60……フラッシュメモリ、12、24、31……操作キー、18……プレイヤ側端子、19、28……赤外線受光部、21、44……無線LANアダプタ、25……バッファ、27……モジュール側端子、29……赤外線発光部、40……CPU、41……ハードディスクドライブ、70……携帯電話用無線アダプタ、71、80……マイクロフォン、EP……イヤホン、SP、SPx、SPy……スピーカ。

Claims (9)

  1. 情報処理装置と、第1の端末装置と、第2の端末装置と、当該第1の端末装置又は第2の端末装置が載置されると当該第1の端末装置又は第2の端末装置と電気的に接続される載置装置とでなり、
    上記情報処理装置は、
    時間的に連続して再生されるデータを記憶する記憶部と、上記第2の端末装置と無線通信するための無線通信部とを具え、
    上記第1の端末装置は、
    時間的に連続して再生されるデータを記憶する記憶部を具え、
    上記第2の端末装置は、
    上記情報処理装置と無線通信するための第1の無線通信部を具え、
    上記載置装置は、
    時間的に連続して再生されるデータを出力する出力部を具え、
    上記載置装置に上記第1の端末装置が載置されて当該載置装置と当該第1の端末装置とが接続されているときには、当該第1の端末装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを上記載置装置に送出して、当該載置装置の上記出力部より出力し、
    上記載置装置に上記第2の端末装置が載置されて当該載置装置と当該第2の端末装置とが接続されているときには、上記情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを、上記第2の端末装置が上記情報処理装置から無線通信により取得して上記載置装置に送出し、当該載置装置の上記出力部より出力する
    ことを特徴とするデータ出力システム。
  2. 上記第2の端末装置は、
    操作部を具え、
    上記第2の端末装置が、上記載置装置と未接続のときには、上記操作部の操作に基づいて、上記情報処理装置への命令を当該情報処理装置に対して無線通信により送る
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
  3. 上記第1の端末装置は、
    上記第2の端末装置と無線通信するための無線通信部を具え、
    上記第2の端末装置は、
    上記第1の端末装置と無線通信するための第2の無線通信部と、操作部とを具え、
    上記第2の端末装置が、上記載置装置と未接続のときには、上記操作部の操作に基づいて、上記第1の端末装置への命令を当該第1の端末装置に対して無線通信により送る
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
  4. 上記第2の端末装置は、
    時間的に連続して再生されるデータを出力する出力部を具え、
    上記第2の端末装置が、上記載置装置と未接続のときには、上記情報処理装置から取得した時間的に連続して再生されるデータを当該第2の端末装置の出力部より出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
  5. 上記第2の端末装置が、上記情報処理装置から取得した時間的に連続して再生されるデータを当該第2の端末装置の出力部より出力している最中に上記載置装置に載置されて接続されると、当該取得した時間的に連続して再生されるデータを上記載置装置に送出して、当該取得した時間的に連続して再生されるデータを先頭から当該載置装置の出力部より出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
  6. 上記第2の端末装置が、上記情報処理装置から取得した時間的に連続して再生されるデータを当該第2の端末装置の出力部より出力している最中に上記載置装置に載置されて接続されると、所定時間経過後に、当該載置装置の出力部より上記取得した時間的に連続して再生されるデータの出力を開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ出力システム。
  7. 上記第2の端末装置が、上記情報処理装置から当該情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータの管理情報データを取得し、当該管理情報データに記された順に、情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを当該情報処理装置から取得して上記載置装置に送出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
  8. 上記情報処理装置が複数存在し、
    上記第2の端末装置は、
    上記複数の情報処理装置のそれぞれから取得した時間的に連続して再生されるデータの管理情報データを記憶する記憶部を具え、
    上記第2の端末装置が、上記複数の情報処理装置のそれぞれから当該複数の情報処理装置のそれぞれが記憶している時間的に連続して再生されるデータの管理情報データを取得して上記第2の端末装置の記憶部に記憶し、当該記憶した複数の管理情報データに基づいて、上記複数の情報処理装置のそれぞれが記憶している時間的に連続して再生されるデータを当該複数の情報処理装置のそれぞれから取得して上記載置装置に送出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ出力システム。
  9. 第1の端末装置又は第2の端末装置が載置されると当該第1の端末装置又は第2の端末装置と電気的に接続される載置装置に当該第1の端末装置が載置されて当該載置装置と当該第1の端末装置とが接続されているときには、当該第1の端末装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを上記載置装置に送出して、当該載置装置の出力部より出力し、
    上記載置装置に上記第2の端末装置が載置されて当該載置装置と当該第2の端末装置とが接続されているときには、当該第2の端末装置と無線通信可能な情報処理装置が記憶している時間的に連続して再生されるデータを、上記第2の端末装置が上記情報処理装置から無線通信により取得して上記載置装置に送出し、当該載置装置の出力部より出力する
    ことを特徴とするデータ出力方法。
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