JP2005181510A - Icボイスリピータ - Google Patents

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Abstract

【課題】聞き漏らした音声を過去数分間程度遡って再生できる携帯型ボイスリピータを実現する。
【解決手段】音声をアナログ信号に変換する集音器と、アナログ信号をディジタル信号に変換して記録するとともに、再生指示を受けた時記録内容を再度アナログ信号に変換して出力するボイスレコーダICチップと、ボイスレコーダICチップの出力を音声に変換する音声再生器と、ボイスレコーダICチップに再生指示を与える再生ボタンと、ボイスレコーダICチップに電源を供給する電池電源と、これらを収納する、身体に装着若しくは付帯可能なパッケージとを具備し、常に過去の一定時間の音情報のみを記録しておき、再生ボタンが押されたとき、記録された一定時間の過去の音情報を再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、過去に遡った音情報の再現を可能にするICボイスリピータに関するものであり、特に録音時間を数分間とし身体に装着可能または付帯可能とした小型ボイスリピータに関する。
日常生活において、駅構内のアナウンスなどを聞き漏らし、再度最初から聞きたい場合がある。このような場合に、過去に遡って録音できるボイスレコーダがあれば便利である。
過去に遡って録音できるレコーダとしては、例えば特許文献1がある。この文献には、実時間で流れている画像を、直前の短い過去に戻って短時間ですぐに見ることができ、また既に経過してしまった画像を過去に戻って簡単に記憶することができる画像記録再生装置が開示されている。この装置は、画像メモリを有し過去の画像情報を出力する過去画像出力部と、現在の入力画像情報と過去の画像情報を切り替えて表示装置に出力する切替部と、切替部に切替指示を出す選択操作部とを有する構成となっている。記録装置としては、例えばVTRが使用され、表示装置を備えた据置き型として考えられたものである。しかしながら、対象を音声だけに絞り、かつ身体に装着または付帯できる程度に小型化したものは考えられていなかった。
一方、従来から携帯に便利な録音機としてICボイスレコーダがある。ICボイスレコーダはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いて音の録音を行なっているが、過去分を録音するためには、予め事前に録音状態にしておく必要がある。ICボイスレコーダは不揮発性メモリ(FLASH EEPROM)に書き込むため消費電力が大きく、近年消費電力削減の努力がなされているが、電池の寿命は録音時50時間程度であった。
図19に従来のICボイスレコーダ1のシステム図を示す。録音ボタン10が押された場合、外部の音はマイクロフォン2で電圧信号に変換される。その電圧信号はA/D変換器3にて、音質に仕様に応じて10ns〜100ns毎にアナログ信号からデジタル信号に変換されて、データ圧縮回路4に送られる。
データ圧縮回路4では、前記デジタル信号のデータをMP3のようなファイル構造に変換して、音質をあまり落とさずにデータを10倍程度圧縮する。この圧縮データはメモリコントローラ5に送られる。
メモリコントローラ5では、送られてきたデータをメモリ(FLASH EEPROM)9に下位アドレスから順に書き込んで行く。以上の動作は録音ボタンが解除されるまで続けられる。
次に、再生ボタン11が押されると、メモリコントローラ5はメモリ9に下位アドレスのデータから順にデータを要求し、受け取ったデータをデータ解凍回路6に送る。ここで圧縮されたデータが解凍されて、通常のデータに戻され、D/A変換器7に送られる。
D/A変換器7では、デジタル信号がアナログ信号に変換され、スピーカ8を駆動して音を再現する。この動作は再生ボタン11が解除されるまで続けられる。なお、メモリコントローラ5にはCPUが用いられることが多く、データ圧縮回路4やデータ解凍回路6の機能を兼務することが多い。参照番号12は、システムの電源である電池を表わす。なお、上記以外にマイクとのインターフェース回路としてのアンプや、スピーカ駆動用のインターフェース回路が使用されることが多いが、説明を簡略化するために省略する。このように、従来のICボイスレコーダには、過去に遡って録音できる機能は備えられていない。
特開平11−027613号公報
上記のように、従来のICボイスレコーダでは過去に遡って音を録音することは不可能であった。ICボイスレコーダで常時録音させておこうとすると、メモリ容量やバッテリ容量に制限があるので、一定時間以前の録音は自動消滅させる必要がある。また、携帯性を考慮して更に小型で低消費電力とする必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、短時間の過去分の録音が可能で、携帯性に優れ低消費電力のICボイスリピータを提供することを目的とする。
本発明のICボイスリピータは、音声をアナログ信号に変換する集音器と、アナログ信号をディジタル信号に変換して記録するとともに、再生指示を受けた時記録内容を再度アナログ信号に変換して出力するボイスレコーダICチップと、ボイスレコーダICチップの出力を音声に変換する音声再生器と、ボイスレコーダICチップに再生指示を与える再生ボタンと、ボイスレコーダICチップに電源を供給する電池電源と、集音器、ボイスレコーダICチップ、音声再生器、再生ボタン、電池電源を収納する、身体に装着若しくは付帯可能なパッケージとを具備し、ボイスレコーダICチップは、アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、デジタル信号をアナログ信号に再変換して出力するDA変換部と、AD変換部とDA変換部の間に介在し再生ボタンからの再生指示を受けるメモリコントローラと、メモリコントローラに接続され、循環的に上書を繰り返しながらAD変換部からのデジタル信号を最新の一定量記録するメモリとを具備し、メモリコントローラは、電源の投入と同時に前記メモリへの記録を開始し、再生ボタンが押された時、メモリへの記録を中断し、メモリに記録された一定量の前記デジタル信号を読み出してDA変換部に送出することを特徴とする。
上記の構成により、ICボイスリピータは再生若しくは録音ボタンを押す前の音を記録し保存することができるので、緊急情報の録音漏れを無くすことができる。また、記録媒体に比較的小記憶容量の半導体メモリを用いるので、消費電流を小さくできる。半導体メモリとしては揮発性メモリのSRAMやDRAMが使用できるが、DRAMを用いた場合には、SRAMに比べLSIを小型化でき、製造コストを安価とすることができる。身体に装着若しくは付帯できるパッケージを使用するので、携帯に便利である。録音部と再生部を分離すれば、個々の機器をさらに小型化できる上、再生中の音をマイクが拾わなくなる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るICボイスリピータのシステム図である。外部の音はマイクロフォン(集音器)2で電圧信号に変換され、ボイスレコーダICチップ21の中のA/D変換器3に送られ、ここでアナログ信号がデジタル信号に変換される。デジタル信号はメモリコントローラ5に送られる。
メモリコントローラ5は送られてきたデジタル信号のデータを揮発性メモリ22の下位アドレスから順に書き込んで行く。最上位アドレスまで全部書き込んだ後は、再度下位アドレスから書き込んで行く。このように常に新しいデータが記憶されて行く。
本実施形態のボイスリピータは、音声を数分間程度録音することを想定しており、メモリサイズとしては、16〜32Mbitで充分である。因みに、音のサンプリング周波数20KHz、8bit解像度、2分間録音で19Mbit程度が必要とされる。このように想定しているため、従来のボイスレコーダ(図19)で用いられているデータ圧縮回路4や、解凍回路6は使用していない。
本実施形態のICボイスリピータは、録音データの再生が予測される場合は、図示しない電源スイッチをオンさせて常に録音状態にしておくものとする。電源スイッチを省略して、常に電源が入っている状態にしてもよい。
ここで、あるアナウンスに気づき、録音結果を聞きたい状況が発生したとする。その時には、再生ボタンが押され、その信号はメモリコントローラ5に伝えられる。メモリコントローラ5は揮発性メモリ22に書き込むのを中止し、書き込もうとしていたアドレスからデータを取り出しD/A変換器7にデータを送る。D/A変換器7ではデジタルデータ信号をアナログ信号に変換して、スピーカ(音声再生器)8に送って音に変換する。
メモリコントローラ5は揮発性メモリ22に書き込んであったものと同じ周期(時間間隔)で、揮発性メモリ22の1カウントアップしたアドレスから次々にデータをもらい、D/A変換器7にデータを送って、アナログ信号に変換するので、録音した音が再生される。
アドレスは最上位アドレスに到ると、0アドレスに戻ってカウントアップしていき、再生を開始したアドレスの1つ手前のアドレスが最後の音になり、さらにアドレスカウントアップして、2回目の再生に入る。聞き終わって再生ボタン11を解除すると、その信号がメモリコントローラ5に伝わり、再び録音モードに入ってA/D信号を貰って揮発性メモリ22に書き込みが始まる。
A/D変換器3、メモリコントローラ5、揮発性メモリ22及びD/A変換器7はボイスレコーダICチップ21に収められており、ボイスレコーダICチップ21、マイクロフォン2及びスピーカ8には電池12から電源が供給されている。また、揮発性メモリ22は、SRAMであっても良いし、DRAMであってもよい。
以上のシステムのパッケージの例を図2に示す。ペンダントのような形で中央にマイクロフォン2があり、下に再生ボタン11が付いている。裏側にはスピーカ8が付いており、聞きたい時には耳元に持っていって聞くことができる。
また、システムの動作フローを図3に示す。電源を投入すると初期設定が行なわれ、揮発性メモリへの格納アドレスnの”0”が書き込まれる。次に、再生ボタン11が押されているかの確認が行なわれる。再生ボタン11が押されていない場合には、マイクの音がA/D変換され、変換されたディジタルデータは揮発性メモリ22の格納アドレスnに格納される。
次に、格納アドレスnは1つカウントアップされる。nが揮発性メモリ22の最大アドレスを超えた場合にはnは”0”にリセットされる。こうして次々と音が揮発性メモリ22に格納されていき、揮発性メモリの中身はアドレスnが1周する度に、新しいデータへと置き換わる。
そうしているうちに、再生ボタン11がオンになると、揮発性メモリ22のオンになった時の格納アドレスnからデータ読み出しが行なわれ、データのD/A変換が行なわれる。そのアナログ信号はスピーカに送られて、音の再生が行なわれる。
次に、nは1つカウントアップされて、次のデータを揮発性メモリ22から読み出して、音に変換する。こうして、nは最大アドレスを超えると、”0”アドレスから再度読み出される。こうして再生ボタンが押された瞬間のn−1アドレスが最後の音になり、再びnアドレスに戻って2回目の再生が行なわれる。こうして、再生ボタンが解除されるまで再生は続けられる。なお、本システムでは、音を再生中は録音は不可能である。
次に、ボイスレコーダICチップ21の内容について詳細に説明する。揮発性メモリ22としてSRAMを用いた例を図4に示し、DRAMを用いた例を図5に示す。SRAMは消費電流が少ないという利点があるが、チップ面積が大きくなるという欠点がある。また、DRAMはSRAMに比較してチップ面積が小さくなるという利点があるが、消費電流という面では、SRAMに比べ大きくなるという欠点がある。但し、いずれの場合にも、FLASH EEPROM 等に比較すると消費電流は大幅に削減される。かつ、製造プロセスも簡単なため、低価格で作れる。
図4においては、A/D変換器3が配置されAIN端子にマイクからのアナログ信号が入ってくる。A/D変換器3にはREF端子があり、そこにはアナログの基準電圧が供給される。マイクの音はこの基準電圧に比較して、どの位大きいかという形で答えが導き出される。
A/D変換器3はCPU(メモリコントローラ)5に接続され、CPU5のI/OからSTC端子にパルス信号をもらう。これがA/D変換スタートの指示となり、変換が行われ、答えがDBn端子から出力される。DBn端子は複数端子から構成され、端子によってMSB(Most Significant Bit)からLSB(Least Significant Bit)までデータが並列に出力される。
CPUはDBn端子に出力されるタイミングに合わせてデータをI/O端子にて受け取り、そのデータをSRAMに送る。まずSRAMの格納アドレスを複数ある出力端子Anを設定し、先程のデータを複数あるDATAn端子に設定する。Cont端子の一部である、R/W端子を”0”にして書き込み指示を行なうと、そのタイミングでのデータがSRAM22に取り込まれる。
また、読み出し時には、CPU5から読み出したいアドレスAnが設定され、R/W端子を”1”のままにしておくと、SRAM22のI/O端子からデータが送出されてくる。CPU5は、そのデータをDATn端子から取り込み、複数あるI/O端子にデータを出力する。そのI/O端子はD/A変換器7のDn端子に接続され、データがD/A変換器7にて随時アナログ電圧に変換されVout出力端子出力される。D/A変換器7にはREF入力端子があり、ここに基準電圧を入力すると、その基準電圧を基準として、デジタル値に応じたアナログ電圧が出力される。
なお、CPU5にはタイマ(Timer)が内蔵されており、このタイマが出すタイミング信号に合わせて、A/D変換の周期の指示を出してデータを取り込んだり、取り込んだと同じ周期でデータを送出して再生を行なっている。
この周期は周囲騒音等を見計らって、静かな時にはデータ取り込み周期を長めにしたりして、音声の判別できる範囲で、動作を緩慢にして消費電流の削減を図ることができる。また、静かな時は、例えば8ビットD/A変換器を6ビットに変換精度を低下させて消費電流を低下させることも可能である。また、自分の声紋を登録可能にすれば、その声紋のみを消去した録音が可能で、その分、外部音声の識別能力が拡大する。
図5はDRAMを用いた例を示すが、SRAMのI/O端子がDRAMではDQ端子に置き換わるだけなので、重複する動作説明は省略する。
第1の実施形態のICボイスレコーダによれば、再生ボタンを押す前の数分間の音声データを記憶し再生することができるので、緊急情報の聞き落としを無くすことができる。また、記録媒体にSRAMやDRAMの揮発性半導体メモリを用いるので、消費電流を小さくできる。DRAMを用いた場合には、LSIを小型化でき、製造コストを安価とすることができる。また、ペンダント型のパッケージを使用するので、携帯に便利である。
(第2の実施形態)
図6に本発明の第2の実施形態に係るICボイスリピータのシステム図を示す。第1の実施形態では、再生したい場合にはその場で再生をする必要があったが、第2の実施形態では、再生したい部分を取りあえず記録しておき、後で再生を行なうことを可能としており、さらに音を再生中にも新しい音の録音が可能である。
図1に比べて、録音ボタン34が追加されたのと、2つの揮発性メモリ32,33を備えていることが特徴となる。例えば、第1の揮発性メモリ32に録音データを格納中に録音ボタンが押されると、第1の揮発性メモリ32への書き込みを止めて、第2の揮発性メモリ33への書き込みが行なわれる。第1の揮発性メモリの32のデータはそのまま残っており、再生ボタン11が押されると第1の揮発性メモリ32に録音されたデータが再生される。再生ボタンが解除されても、録音データは第1の揮発性メモリ32に残っているので、後で再度聞くことも可能である。
また、録音ボタン34が再度押されると、今度は第2の揮発性メモリ33への書き込みは止めて、第1の揮発性メモリ32に書き込みが行なわれることになる。従って、古い録音データは第1の揮発性メモリから消えてしまうが、第2の揮発性メモリ33に最後に指示を受けた録音データが残っている。その他は図1と同じであるので、説明を省略する。
第2の実施形態のICボイスリピータのパッケージの第1の例を図7(a),(b)に示す。ペンダントの表中央にマイクロフォン2があり、表下に録音ボタン34が配置され、ペンダント裏中央にスピーカ8があり、上に再生ボタン11が配置されている。
図7(c)には、第2のパッケージ例を示す。ボールペン等の筆記用具に取り付けた例である。マイクロフォン2が下に配置され、録音ボタン34が中央に、再生ボタン11が上部付近に配置されている。一番上部にはスピーカが配置されている。こうすることにより、相手の話を書き取っていて、メモの記載スピードが追いつけない場合には、録音して急場をしのぐことが可能となる。スピーカを耳元に持っていくこともできるし、書きながら聞くこともできる。
図8に第2の実施形態のシステムの動作フローを示す。第2の実施形態では、メモリが2つあるので、動作は多少複雑になる。フローの左側が第1の揮発性メモリ32の録音状態を示し、右側が第2の揮発性メモリ33の録音状態を示す。
まず電源が投入されると、初期設定が行なわれる。第1の揮発性メモリ32への格納アドレスをn1とし、第2の揮発性メモリ33への格納アドレスをn2とする。これを両方ともアドレス”0”に初期設定する。またどちらの揮発性メモリに書き込みを行なうかを指示するフラッグをaとし、aが”0”の場合、第1の揮発性メモリ32に書き込みが行なわれ、“1”の場合に第2の揮発性メモリ33に書き込みが行なわれるとする。このaを初期設定にて”0”に設定する。つまり第1の揮発性メモリ32のアドレス”0”から書き込みが行なわれる。
まず録音ボタン状態がチェックされ、押されていなければaがチェックされる。aが”0”であれば左側のフローをたどり、マイク音をA/D変換し、第1の揮発性メモリ32のn1アドレスに格納され、n1アドレスが1つカウントアップされる。
次に再生ボタン11がチェックされ、オフであれば最初に戻る。オンであれば第2の揮発性メモリ33のn2アドレスのデータを読み出し、データのD/A変換を行なって音の再生を行い、n2アドレスがカウントアップされて最初に戻る。このようにして第1の揮発性メモリ32に録音データを格納しながら、第2の揮発性メモリ33の録音データを再生することができる。
最初のステップに戻って、録音ボタン34がONになった場合を考える。この場合には、aが”0”から”1”に反転、あるいは“1”から”0”に反転される。例えば、もともとa=“0”であった場合を考えると、a=”1”になって、右側のフローに入り込む。後は先程の説明と同じであるので、説明を省略する。n1、n2アドレスが最大アドレスを超過した場合には”0”に戻るのは、第1の実施形態と同じである。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態での効果に加え、再生したい部分を取り敢えず記録しておき、後で再生を行なうことが可能である。また、音を再生中にも新しい音の再生が可能である。
(第3の実施形態)
第2の実施形態ではスピーカ8とマイク2が同じパッケージに格納されていたので、再生中は再生音がマイク2に入り込んで聞き難くなる。第3の実施形態ではマイク格納部とスピーカ格納部を分離して、再生音の録音への影響を軽減するとともに、双方の小型化を図っている。
図9は第3の実施形態に係るICボイスリピータのシステム構成図である。基本的には図6の第2の実施形態と同様であるが、パッケージを2つに分け、片方にマイクロフォン2、他方にスピーカ8を搭載するようにし、双方のパッケージを夫々に内蔵の無線送信部と無線受信部とを介してデータを移送できるようにしたものである。また、双方のパッケージに電池12が搭載されている。第2の実施形態と同一箇所には同一番号を付して重複する説明を省略する。また、動作内容は第2の実施形態と同じなので説明を省略する。
なお、上記の無線部には、例えば bluetooth の技術を応用することができる。例えば、周波数2.4GHz、通信速度1Mbpsで通信距離10mが確保されるので、本用途には充分な性能を有している。身体に装着する場合は、高々1m程度の通信距離があれば良いので、無線ICカードの無線技術(135KHz〜6.7MHz、10kbps)を応用することもできる。
第3の実施形態の動作フローを図10に示す。基本的には第2の実施形態と同じなので、重複する説明を省略する。送信と受信のステップが追加されているだけである。
第3の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの外観図を図11に示す。イメージとしては、イアリングのような形をしており、図11(a)に示すICボイスレコーダ録音部40の中央にスピーカ2が配置され、下に録音ボタン34、上に再生ボタン11が配置されている。図11(b)にはICボイスレコーダ再生部41が示されており、中央にスピーカ8が配置されている。
ここでは、ICボイスレコーダ録音部をイアリングで示したが、筆記用具のようなものとしても良いし、ペンダントのような形にしてもよい。そうすると再生部のスピーカは両側の耳に付けられる。
第3の実施形態に依れば、第1の実施形態の効果に加え、再生中に再生音がマイクに入り込んで聞き難くなることがなくなり、かつ、個々のパッケージを更に小さくすることができる。
(第4の実施形態)
第2の実施形態あるいは第3の実施形態では、1回分の録音しか保存しておくことができなかったが、複数回分の録音を保存できると便利である。図12に第4の実施形態として、複数回分の録音記録を保存可能なICボイスリピータのシステム図を示す。
第4の実施形態では、再生時に再生録音を選択する保存用メモリのブロックセレクトボタン54が追加され、揮発性メモリ2のメモリ容量が記録回数分大きくなっている。また、従来の第1の揮発性メモリと第2の揮発性メモリの役割も変わって、一時記憶用メモリ52と保存メモリ用53となっている。つまり一時記憶用メモリ52に常に音の最新情報が格納され、録音ボタン34が押される度に、その時一時記憶用メモリ52に残っていたデータが、保存用メモリ53に移されて保存される。保存用メモリ53の容量を超える情報を格納したい場合には、最初に格納されたデータあるいはメモリブロックセレクトボタン54で選択されたデータが消去される。
なお、第4の実施例では保存用メモリの容量が大きくなるので、従来のボイスレコーダ(図19)において使用されていたデータ圧縮回路4、データ解凍回路6をメモリコントローラ5の前後に挿入している。例えばMP3の圧縮回路を用いると、メモリサイズを約1/10とすることができるので、保存用メモリ53での消費電力の増大を抑えることができる。但し、保存用メモリ53に保存するデータ量があまり多くない仕様の場合は、データ圧縮回路4、データ解凍回路6の搭載を省略することも可能なので、上記回路4,6は本実施形態に必須の回路ではない。
再生は保存用メモリ53のブロックセレクトボタン54によって指示された録音データが再生される。ブロックセレクトボタン54を押すたびに別のブロックが選択されて、録音データが再生される。動作内容は、第2の実施形態、第3の実施形態とほぼ同様であるので、詳細説明は省略する。
図13に第4の実施形態のシステムの動作フローを示す。動作フローは多少異なるので、簡単に説明する。先ず、電源が投入されると初期設定が行なわれる。初期設定の内容としては、暫定メモリの52の格納アドレスnがあり、これを”0”アドレスに設定する。また、保存用メモリブロック53のどのメモリブロックに保存するかを示す保存メモリブロック信号kをメモリブロックの最大値に設定する。また、保存用メモリブロック53のどのどのメモリブロックから再生するかを示す再生メモリブロックlを“0”ブロックに初期設定する。また、再生メモリのどのアドレスからのデータを再生する示す再生メモリアドレスmを”0”に初期設定する。
次に、録音ボタンの状態をチェックしてOFFであればマイク音にA/D変換を行い、変換データを揮発性メモリで構成される一次記憶用メモリ52のアドレスnに格納し、アドレスnを1つカウントアップする。nが最大値を超えた場合には”0”にセットする。
次に、再生ボタンの状態をチェックしてOFFであれば最初のステップに戻る。こうして外部音をデジタル化して次々に一次記憶用メモリ52に格納していく。ここで録音ボタン34が押されたとすると、保存メモリブロックkは1つカウントアップされて、kがメモリブロックの最大値を超えていれば”0”に戻る。
電源投入時にkは最大値に初期設定されるので、保存用メモリブロック“0”から保存が行なわれる。次に、再生メモリブロックlにkの値が書き込まれるので、再生メモリは最新に書き込まれた保存用メモリブロックが選択される。またm=”0”がセットされるので、再生メモリアドレスの最初から再生されることになる。
次に、一次記憶用メモリ52のアドレスnからアドレスmaxまでのデータが、保存用メモリ53のブロックkにて指定されたメモリブロックの下位アドレスから順に保存される。
次に、アドレス0からアドレスn−1までのデータが先程選択されたメモリブロックkの上のアドレスに保存される。こうして一次記憶用メモリ52に格納されていたデータを古いデータから順に整理した上で保存用メモリ53に格納する。なお、これらのデータの移し替えは極めて高速に処理されるので、新しい音の録音処理に影響を与えることはない。次にまたマイク音のA/D変換ステップに入る。
こうした後に再生ボタンが押されると、再生メモリブロックlにて指示されたメモリブロックの再生メモリアドレスmのデータが持ち出され、再生される。次にmは一つカウントアップされて、次の録音データがを持ち出す準備が行なわれる。mが最大値を超えた場合には”0”に戻り、lも1つカウントダウンされるので、1つ古い録音データが最初から再生される。
次に再生メモリセレクトボタン54の状態がチェックされ、ボタンがオンであれば、lが1つカウントダウンされて、mが”0”アドレスに設定されるので、さらに古い録音記録の最初から再生が行なわれることになる。こうして最初に戻ってこのフローが繰り返されるので、再生データが次々と持ち出されて音の再生が行なわれる。
第4の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの外観図を図14に示す。メガネのようなイメージであるが、右耳フレーム先端にマイクロフォン2が取り付けられており、左耳フレーム先端にスピーカ8が取り付けられている。こうして、スピーカとマイクを多少離し、スピーカも耳の近くに配置して小さな音でも聞こえるようにしている。なお、スピーカ8の代わりにイヤホーンのような音声再生器を使用することもできる。
メガネの中央には保存用メモリのブロックセレクトボタン54が配置され、右目レンズ上には録音ボタン34、左眼レンズ上には再生ボタン11が配置されている。ボイスレコーダICチップ51はマイク2の近くに配置されている(不図示)。
第4の実施形態に依れば、第1の実施形態の効果に加え、複数の録音データを時系列的に整理された状態で保存することができる。
(第5の実施形態)
第4の実施形態では、録音の回数にある程度制限がでるとともに、保存用メモリが大きくなった分、消費電流が大きくならざるを得ない。そこで、保存用メモリ及びD/A変換器及びスピーカの機能を、外部機器に委託することが考えられる。第5の実施形態はこのような例で、外部機器としての携帯電話やパーソナルコンピュータの機能を活用することで、システムの更なる小型化と消費電流の削減を図っている。
図15は第5の実施形態に係るICボイスリピータのシステム図である。基本的には、第3と第4の実施形態の変形版と言える。本実施形態の録音部は第3の実施形態のボイスレコーダICの録音システム40に類似しており、再生システムは携帯電話65やパーソナルコンピュータ64を用いている。また、録音部のメモリは1つで充分で、録音ボタン34押されたときの揮発性メモリ32のメモリ内容が送信用データ記憶メモリ62に一時記憶される。送信ボタン66が押されたとき、送信用データ記憶メモリ62に一時記憶されたデータは、無線送信部63を経由して携帯電話65やパーソナルコンピュータ64に転送され、その後にまた新しい音が揮発性メモリ32に書き込まれていく。再生は携帯電話65やパーソナルコンピュータ64の再生機能を利用して行なわれる。
無線送信部には、第3の実施形態で説明した bluetooth を使用することができる。但し、受信側のコンピュータや携帯電話にもbluetooth が搭載され、かつ電源が入っていなければならない。bluetooth を常時稼動しておき、ボイスリピータからパーソナルコンピュータ64の電源投入指示を出して、電源投入後データを送信するようにしてもよい。bluetooth を搭載する、あるいはbluetooth搭載のメモリカードを装着できる携帯電話であれば、携帯電話への応用も容易である。
以上の動作フローを図16に示した。内容は第3の実施形態の簡略版であるので、説明は省略する。また、第5の実施形態のICボイスリピータのパッケージ例を図17に示す。イメージとしてはネクタイピンあるいはヘアピンのような形を示したが、これに限られるものではない。中央にマイク2があり、録音ボタン34が配置され、右側に送信ボタン66が配置されている。
第5の実施形態に依れば、保存用メモリを外部機器のメモリを活用するので、録音の回数を大幅に増加することが可能になり、D/A変換器やスピーカも外部機器のものを利用するので、更なるシステムの小型化と消費電流の削減が可能になる。
(第6の実施形態)
以上の実施形態は従来のICボイスレコーダの拡張機能として用いられてもよい。図18は第6の実施形態に係るICボイスリピータの構成図で、従来のICボイスレコーダに第4の実施形態のボイスリピータが付加されたものである。第4の実施形態の保存用メモリブロック53の機能は、ICボイスレコーダ用に備えられたFLASH−EEPROM9を用いて行なわれる。
このように構成することにより、ボイスレコーダLSIに少しの回路を付け加えるだけで、過去に遡る録音機能を追加することができる。
なお、上記の実施形態を通じ、再生ボタンはボタンを押している間だけONになる型のボタンである。また、録音ボタン、メモリセレクトボタン、送信ボタンは、ボタンを押した瞬間にONのパルスが1個発生する型のボタンである。
第1の実施形態に係るICボイスリピータのブロック図。 第1の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの模式図で、(a)は前面図、(b)は裏面図。 第1の実施形態に係るICボイスリピータの動作フローチャート。 第1の実施形態に係るボイスレコーダICチップのブロック図で、メモリにSRAMを用いた場合のブロック図。 第1の実施形態に係るボイスレコーダICチップのブロック図で、メモリにDRAMを用いた場合のブロック図。 第2の実施形態に係るICボイスリピータのブロック図。 第2の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの模式図で、(a)は第1の例の前面図、(b)は第1の例の裏面図、(c)は第2の例の斜視図。 第2の実施形態に係るICボイスリピータの動作フローチャート。 第3の実施形態に係るICボイスリピータのブロック図。 第3の実施形態に係るICボイスリピータの動作フローチャート。 第3の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの模式図で、(a)は前面図、(b)は裏面図。 第4の実施形態に係るICボイスリピータのブロック図。 第4の実施形態に係るICボイスリピータの動作フローチャート。 第4の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの摸式的な斜視図。 第5の実施形態に係るICボイスリピータのブロック図。 第5の実施形態に係るICボイスリピータの動作フローチャート。 第5の実施形態に係るICボイスリピータのパッケージの模式的な前面図。 第6の実施形態に係るICボイスリピータのブロック図。 従来のICボイスレコーダのブロック図。
符号の説明
2…マイクロフォン
3…A/D変換器
4…データ圧縮回路
5…メモリコントローラ
6…データ解凍回路
7…D/A変換器
8…スピーカ
11…再生ボタン
12…電池
20、30、50、60…ICボイスリピータ
21、31、51、61…ボイスレコーダICチップ
22…ICメモリ(SRAM,DRAM)
32、52…第1メモリ
33、53…第2メモリ
40…ICボイスリピータ録音部
41…ICボイスリピータ再生部
42…ボイスレコーダ第1サブチップ
43…ボイスレコーダ第2サブチップ
44、63…送信部
45…受信部
62…送信データ記憶メモリ
64…パーソナルコンピュータ
65…携帯電話
66…送信ボタン

Claims (5)

  1. 音声をアナログ信号に変換する集音器と、
    前記アナログ信号をデジタル信号に変換して記録するとともに、再生指示を受けた時記録内容を再度アナログ信号に変換して出力するボイスレコーダICチップと、
    前記ボイスレコーダICチップの出力を音声に変換する音声再生器と、
    前記ボイスレコーダICチップに前記再生指示を与える再生ボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに電源を供給する電池電源と、
    前記集音器、ボイスレコーダICチップ、音声再生器、再生ボタン、電池電源を収納する、身体に装着若しくは付帯可能なパッケージと、
    を具備し、
    前記ボイスレコーダICチップは、前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、前記デジタル信号をアナログ信号に再変換して出力するDA変換部と、前記AD変換部と前記DA変換部の間に介在し前記再生ボタンからの再生指示を受けるメモリコントローラと、前記メモリコントローラに接続され、循環的に上書を繰り返しながら前記AD変換部からの前記デジタル信号を最新の一定量記録するメモリとを具備し、
    前記メモリコントローラは、前記電源の投入と同時に前記メモリへの記録を開始し、前記再生ボタンが押された時、前記メモリへの記録を中断し、前記メモリに記録された前記一定量の前記デジタル信号を読み出して前記DA変換部に送出することを特徴とするICボイスリピータ。
  2. 音声をアナログ信号に変換する集音器と、
    前記アナログ信号をデジタル信号に変換して記録するとともに、再生指示を受けた時記録内容を再度アナログ信号に変換して出力するボイスレコーダICチップと、
    前記ボイスレコーダICチップの出力を音声に変換する音声再生器と、
    前記メモリコントローラに接続された録音ボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに前記再生指示を与える再生ボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに電源を供給する電池電源と、
    前記集音器、ボイスレコーダICチップ、音声再生器、録音ボタン、再生ボタン、電池電源をを収納する、身体に装着若しくは付帯可能なパッケージと、
    を具備し、
    前記ボイスレコーダICチップは、前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、前記デジタル信号をアナログ信号に再変換して出力するDA変換部と、前記AD変換部と前記DA変換部の間に介在し前記再生ボタンからの再生指示を受けるメモリコントローラと、前記メモリコントローラに接続された第1と第2のメモリとを具備し、
    前記メモリコントローラは、前記電源の投入と同時に前記第1のメモリに循環的に上書を繰り返しながら前記AD変換部からの前記デジタル信号を最新の一定量記録させ、前記録音ボタンが投入された時、前記第1のメモリにその時点の前記第1のメモリの記録内容を保存させるとともに、前記第2のメモリに循環的に前記AD変換部からの前記デジタル信号を最新の一定量記憶させ、前記再生ボタンが投入された時、前記第1のメモリに保存された前記一定量の前記デジタル信号を読み出して前記DA変換部に送出することを特徴とするICボイスリピータ。
  3. 前記パッケージは第1及び第2のサブパッケージからなり、前記電池電源は第1及び第2の電池からなり、前記ボイスレコーダICチップは第1および第2のサブICチップからなり、
    前記第1のサブパッケージには前記AD変換部、メモリコントローラ、前記第1及び第2のメモリ、無線発信部を含む前記第1のサブICチップと、前記集音器、前記第1の電池とが収納され、
    前記第2のサブパッケージには前記DA変換部を含む第2のサブICチップと無線受信部、前記音声再生器、前記第2の電池とが収納され、
    前記メモリコントローラと前記DA変換部との間が、前記無線発信部及び無線受信部を通じて無線で結ばれていることを特徴とする請求項2に記載のICボイスリピータ。
  4. 音声をアナログ信号に変換する集音器と、
    前記アナログ信号をディジタル信号に変換して記録するとともに、再生指示を受けた時記録内容を再度アナログ信号に変換して出力するボイスレコーダICチップと、
    前記ボイスレコーダICチップの出力を音声に変換する音声再生器と、
    前記メモリコントローラに接続された録音ボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに前記再生指示を与える再生ボタンと、
    前記メモリコントローラに接続されたメモリセレクトボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに電源を供給する電池電源と、
    前記集音器、ボイスレコーダICチップ、音声再生器、再生ボタン、電池電源をを収納する、身体に装着若しくは付帯可能なパッケージと、
    を具備し、
    前記ボイスレコーダICチップは、前記アナログ信号をデジタル信号に変換して出力するAD変換部と、前記デジタル信号をアナログ信号に再変換して出力するDA変換部と、前記AD変換部と前記DA変換部の間に介在し前記再生ボタンからの再生指示を受けるメモリコントローラと、前記メモリコントローラに接続され、夫々が複数のメモリブロックを有する第1と第2のメモリとを具備し、
    前記メモリコントローラは、前記電源の投入と同時に前記第1のメモリに循環的に上書を繰り返しながら前記AD変換器からの前記デジタル信号を最新の一定量記憶させ、前記録音ボタンが最初に押された時、その時点の前記第1のメモリの第1の記憶内容を前記第2のメモリの第1のブロックに移して保存させ、前記録音ボタンが順次押されてn回目に押された時、その時点の前記第1のメモリの第nの記憶内容を前記第2のメモリの第nのメモリブロックに移して保存させ、
    前記第2のICメモリに保存させたい記憶内容の量が、前記第2のICメモリのメモリ容量を超えた場合には、前記第2のメモリの前記第1のメモリブロックから順次上書きしながら、前記第n回の記憶内容を前記第2のICメモリに保存させ、
    前記メモリブロックセレクトボタンで前記第2のICメモリ中の再生させたいメモリブロックが指定され、前記再生ボタンが押された場合には、前記再生させたいメモリブロックに記憶された前記デジタル信号が読み出されて前記DA変換部に送出され、
    前記メモリブロックセレクトボタンが押される度に、前記再生させたいメモリブロックに記憶された記憶内容より古い記憶内容が順次溯りながら前記DA変換部に送出されることを特徴とするICボイスリピータ。
  5. 音声をアナログ信号に変換する集音器と、
    前記アナログ信号をディジタル信号に変換して記録するとともに、送信指示を受けた時記録内容を出力するボイスレコーダICチップと、
    前記メモリコントローラに接続された録音ボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに前記送信指示を与える送信ボタンと、
    前記ボイスレコーダICチップに電源を供給する電池電源と、
    前記集音器、ボイスレコーダICチップ、録音ボタン、送信ボタン、電池電源をを収納する、身体に装着若しくは付帯可能なパッケージと、
    を具備し、
    前記ボイスレコーダICチップは、前記アナログ信号をディジタル信号に変換して出力するAD変換部と、前記AD変換部に接続され前記録音ボタンからの録音指示を受けるメモリコントローラと、前記メモリコントローラに接続された内部メモリと、前記メモリコントローラに接続され、前記送信ボタンからの指示を受けて前記内部メモリのデータを選択的に記憶する送信データ記憶用メモリと、無線送信部とを具備し、
    前記メモリコントローラは、前記電源の投入と同時に前記内部メモリに循環的に上書を繰り返しながら前記AD変換部からの前記デジタル信号を最新の一定量を記録させ、前記録音ボタンが押された時、前記内部ICメモリにその時点の前記内部ICメモリの記録内容を保存させるとともに、前記送信データ記憶用メモリに前記内部メモリの前記デジタル信号を移送し、前記送信ボタン押された時、前記送信データ記憶用メモリに記録された前記デジタル信号を、無線受信部を有する外部機器の内蔵メモリに、前記無線送信部を通じて送出することを特徴とするICボイスリピータ。
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