JP2003280693A - 再生装置、ヘッドフォン、及び再生方法 - Google Patents

再生装置、ヘッドフォン、及び再生方法

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JP2003280693A
JP2003280693A JP2002081796A JP2002081796A JP2003280693A JP 2003280693 A JP2003280693 A JP 2003280693A JP 2002081796 A JP2002081796 A JP 2002081796A JP 2002081796 A JP2002081796 A JP 2002081796A JP 2003280693 A JP2003280693 A JP 2003280693A
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music
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JP2002081796A
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Kazuhiro Takashima
和宏 高島
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
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    • H04R1/1091Details not provided for in groups H04R1/1008 - H04R1/1083
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体の小型化を実現するとともに無線通
信の途絶などによる音切れをも抑止する。 【解決手段】 音曲再生装置本体1とワイヤレスヘッド
フォン2とで構成される音曲再生装置において、音曲再
生装置本体1の側では、音曲データを記録媒体17から
読み出し、復号部18で復号化し、復号化した音曲デー
タをディジタル無線送信部19からディジタルデータの
形で前記ヘッドフォンへ無線送信する。ワイヤレスヘッ
ドフォン2の側では、音曲再生装置本体1から送信され
てくる音曲データをディジタル無線受信部で無線受信
し、受信した音曲データを一時的にバッファメモリ23
に蓄積し、蓄積した音曲データをバッファメモリ23か
ら読み出し、D/A変換部24でディジタルデータから
アナログ信号に変換し、該アナログ信号をスピーカ25
で音波に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音曲を再生するた
めの再生装置、ヘッドフォン、及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ハンズフリーの状態で手軽に音曲
を楽しむことのできる音曲再生装置が現れてきている。
音曲再生装置には種々なものがあるが、例えば音曲再生
装置本体とワイヤレスヘッドフォンとで構成される携帯
可能な音曲再生装置が知られている。この種の音曲再生
装置においては、使用者は、音曲再生装置本体を衣服の
ポケットやバッグの中に置き、またワイヤレスヘッドフ
ォンを頭部に固定させた状態で、再生される音曲を楽し
む。
【0003】上記音曲再生装置本体の側では、記録媒体
から音曲データを読み出し、読み出した音曲データを復
号化する処理(圧縮されたデータを伸張する処理を含
む)が行なわれる。ここでの読み出し処理は、一般に、
制御部(プロセッサ等)の制御のもとで間欠的に行わ
れ、復号処理において遅延が生じるものである。このよ
うな読み出し処理や復号処理における遅延は、再生時の
音切れの原因となる。
【0004】このような問題を解決するためには、一般
に、音曲データを一時的に蓄積するバッファメモリが音
曲再生装置本体の中に設けられる。このようにバッファ
メモリを設けることにより、データ処理の遅延を吸収で
き、再生に必要なデータ転送速度を保ちながら音曲デー
タをバッファメモリからD/A(ディジタル/アナロ
グ)変換部へ送ることが可能となる。音曲データは、D
/A変換部でアナログ信号に変換された後、無線でワイ
ヤレスヘッドフォンに送られる。
【0005】一方、ワイヤレスヘッドフォンの側では、
音曲再生装置本体から送られてくるアナログ信号の音曲
データを無線で受信し、スピーカにより人間が聴取でき
る音波に変換して出力するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワイヤレス
ヘッドフォン(ワイヤレススピーカを含む)を用いるシ
ステムにおいては、音曲データが音曲再生装置本体から
ワイヤレスヘッドフォンへ定速度で送られるよう保証さ
れていなければらない。しかしながら、無線での通信時
に外乱が入ると、特にアナログ信号の送信の場合には無
線通信の途絶が発生しやすく、再生音が途切れやすいと
いう品質劣化の問題があった。
【0007】また、圧縮された音曲データを再生する音
曲再生装置の場合、再生時のデータ処理の遅延による音
切れを防止するために音曲再生装置にバッファメモリを
搭載する必要があり、バッファメモリを搭載した分、装
置本体が大型化するという問題があった。
【0008】なお、特開2001−357618号公報
には、携帯型オーディオ機器を使用する際にユーザの聴
取の中断が発生しない形で再生を行なえるようにする技
術が開示されている。しかし、この技術は、自宅で据置
型オーディオ機器で音楽を聴取していて聴取中に外出等
の用事が発生した場合に、聴取を中断することなく携帯
型オーディオ機器に再生を引き継がせる技術であり、外
乱による無線通信の途絶を抑止するものではない。ま
た、バッファメモリによる装置本体の大型化の問題にも
触れていない。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、装置本体の小型化を実現するとともに無線通信の
途絶などによる音切れをも抑止することのできる音曲再
生装置、ヘッドフォン、及び音曲再生方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るヘッドフォ
ンは、ディジタルデータの形で送信されてくる音曲デー
タを受信するディジタルデータ受信手段と、前記ディジ
タルデータ受信手段により受信された前記音曲データを
蓄積する記憶手段と、前記記憶手段から読み出される音
曲データをディジタルデータからアナログ信号に変換す
るディジタル/アナログ変換手段と、前記ディジタル/
アナログ変換手段から出力されるアナログ信号を音波に
変換する音波変換手段とを具備することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る再生装置は、記録媒体
から読み出される音曲データを復号化する復号手段と、
前記復号手段から出力される音曲データをディジタルデ
ータの形で送信するディジタルデータ送信手段と、前記
ディジタルデータ送信手段により送信された前記音曲デ
ータを受信するディジタルデータ受信手段と、前記ディ
ジタルデータ受信手段により受信された前記音曲データ
を蓄積する記憶手段と、前記記憶手段から読み出される
音曲データをディジタルデータからアナログ信号に変換
するディジタル/アナログ変換手段と、前記ディジタル
/アナログ変換手段から出力されるアナログ信号を音波
に変換する音波変換手段とを具備することを特徴とす
る。
【0012】また、本発明に係る再生装置は、復号化さ
れている音曲データを入力し、入力した前記音曲データ
をディジタルデータの形で送信するディジタルデータ送
信手段と、前記ディジタルデータ送信手段により送信さ
れた前記音曲データを受信するディジタルデータ受信手
段と、前記ディジタルデータ受信手段により受信された
前記音曲データを蓄積する記憶手段と、前記記憶手段か
ら読み出される音曲データをディジタルデータからアナ
ログ信号に変換するディジタル/アナログ変換手段と、
前記ディジタル/アナログ変換手段から出力されるアナ
ログ信号を音波に変換する音波変換手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る音曲再生方法は、再生
装置本体とヘッドフォンとで構成される再生装置に適用
される音曲再生方法において、前記再生装置本体の側で
は、音曲データを記録媒体から読み出して復号化し、復
号化した音曲データをディジタルデータの形で前記ヘッ
ドフォンへ送信し、前記ヘッドフォンの側では、前記再
生装置本体から送信されてくる前記音曲データを受信
し、受信した前記音曲データをバッファメモリに蓄積
し、蓄積した前記音曲データを前記バッファメモリから
読み出してディジタルデータからアナログ信号に変換
し、該アナログ信号を音波に変換することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明に係る音曲再生方法は、中継
装置とヘッドフォンとで構成される再生装置に適用され
る音曲再生方法において、前記中継装置の側では、復号
化されている音曲データを入力し、入力した前記音曲デ
ータをディジタルデータの形で前記ヘッドフォンへ送信
し、前記ヘッドフォンの側では、前記再生装置本体から
送信されてくる前記音曲データを受信し、受信した前記
音曲データをバッファメモリに蓄積し、蓄積した前記音
曲データを前記バッファメモリから読み出してディジタ
ルデータからアナログ信号に変換し、該アナログ信号を
音波に変換することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施形態に係る音
曲再生装置を構成する音曲再生装置本体及びワイヤレス
ヘッドフォンの外観を示す図である。
【0018】音曲再生装置本体1は、例えば携帯型の音
楽プレーヤであり、携帯中は衣服のポケットやバッグの
中に収めた状態で使用可能である。この音曲再生装置本
体1には、操作部11、表示部12、スピーカ13、ス
ロット14、アンテナ15などが備えられている。
【0019】操作部11は、音曲の再生、停止、一時停
止、早送り、巻き戻しなどを行なうための操作用ボタン
を備えている。
【0020】表示部12は、再生される音曲に関する情
報を表示するためのディスプレイである。
【0021】スピーカ13は、不適切な入力操作が行わ
れた場合やユーザに所定の警告を行なう必要がある場合
に、音声で通知する。
【0022】スロット14は、音曲データを記憶したメ
モリカードを着脱可能であり、メモリカードが装着され
た際には音曲データが装置内蔵の記録媒体に取り込まれ
る。
【0023】アンテナ15は、他の機器(ここでは、ワ
イヤレスヘッドフォン2)との間で所定の規格(例えば
Bluetooth)に基づく無線通信を行なう際に電波の送受
を行なう。
【0024】一方、ワイヤレスヘッドフォン2の側に
も、アンテナ21が備えられる。このアンテナ21は、
他の機器(ここでは、音曲再生装置本体1)との間で所
定の規格(例えばBluetooth)に基づく無線通信を行な
う際に電波の送受を行なう。
【0025】図2は、同実施形態に係る音曲再生装置を
構成する音曲再生装置本体及びワイヤレスヘッドフォン
の内部構成を示すブロック図である。
【0026】音曲再生装置本体1は、制御部16、記録
媒体17、復号部18、ディジタル無線送信部19を備
えている。
【0027】制御部16は、音曲再生装置本体1の全体
の制御を司るものであり、記録媒体17からの音曲デー
タの読み出し処理や、復号部18での復号処理、ディジ
タル無線送信部19での無線送信処理などに関する制御
を行なう。
【0028】記録媒体17は、音曲再生装置本体1に内
蔵のメモリであり、音曲データやこれに付随する制御情
報などを記憶している。
【0029】復号部18は、記録媒体17から読み出さ
れる音曲データを復号化(圧縮されたデータを伸張する
処理を含む)するものである。ここでの読み出し処理
は、制御部16の制御のもとで間欠的に行われ、復号処
理において遅延が生じる場合がある。
【0030】ディジタル無線送信部19は、所定の規格
(例えばBluetooth)に基づく無線通信を行なうもので
あり、復号部18から出力される音曲データをディジタ
ルデータの形のままで、ワイヤレスヘッドフォン2へ無
線で送信する。ここでの無線送信は、前述のアンテナ1
5を通じて行われる。
【0031】一方、ワイヤレスヘッドフォン2は、ディ
ジタル無線受信部22、バッファメモリ23、D/A
(ディジタル/アナログ)変換部24、スピーカ25を
備えている。
【0032】ディジタル無線受信部22は、所定の規格
(例えばBluetooth)に基づく無線通信を行なうもので
あり、音曲再生装置本体1側のディジタル無線送信部1
9から送信されてくる音曲データを無線で受信する。
【0033】バッファメモリ23は、ディジタル無線受
信部22により受信された音曲データを一時的に蓄積
(記憶)するものである。このバッファメモリ23は、
記録媒体17からの読み出し処理や復号処理における音
曲データの遅延を吸収するだけでなく、無線送信時の外
乱による通信途絶の影響をも吸収する。バッファメモリ
23に一旦蓄積された音曲データは再生に必要な一定の
データ転送速度でD/A変換部24に送られる。
【0034】D/A(ディジタル/アナログ)変換部2
4は、バッファメモリ23から読み出される音曲データ
をディジタルデータからアナログ信号に変換するもので
ある。
【0035】スピーカ25は、D/A変換部24から出
力されるアナログ信号を人間が聴取可能な音波に変換し
て出力するものである。
【0036】次に、図3を参照して、本実施形態による
音曲再生の動作を説明する。
【0037】音曲再生装置本体1の側において、制御部
16の制御のもとで、記録媒体17から音曲データが間
欠的に読み出される(ステップS1)。
【0038】読み出された音曲データは、制御部16の
制御のもとで、復号部18により復号化される(ステッ
プS2)。
【0039】復号化された音曲データは、ディジタルデ
ータの形のままで、ディジタル無線送信部19によって
ワイヤレスヘッドフォン2へ無線送信される(ステップ
S3)。
【0040】一方、ワイヤレスヘッドフォン2の側にお
いては、ディジタルデータとしての音曲データがディジ
タル無線受信部22により無線で受信される(ステップ
S4)。
【0041】ディジタル無線受信部22により受信され
た音曲データは、バッファメモリ23によって一時的に
蓄積される(ステップS5)、このバッファメモリ23
では、記録媒体17からの読み出し処理や復号処理にお
ける音曲データの遅延が吸収されるとともに無線送信時
の外乱による通信途絶の影響をも吸収される。
【0042】バッファメモリ23に一旦蓄積された音曲
データは、順次読み出され、再生に適した一定のデータ
転送速度でD/A変換部24に送られる(ステップS
6)。このD/A変換部24では、バッファメモリ23
から読み出された音曲データがディジタルデータからア
ナログ信号に変換される。
【0043】アナログ信号に変換された音曲データは、
スピーカ25によって人間が聴取可能な音波に変換され
て出力される(ステップS7)。
【0044】このように第1の実施形態によれば、音曲
再生装置本体1側にバッファメモリ及びD/A変換部を
設ける必要がないので、そのための実装面積を削減で
き、音曲再生装置本体1を一層小型化することが可能と
なる。
【0045】また、音曲再生装置本体1からワイヤレス
ヘッドフォン2への音曲データの無線送信をディジタル
信号で行なっているので、アナログ信号で無線送信する
場合に比べ、外乱による音曲データの途絶を起こりにく
くし、音切れや品質劣化を防止することが可能となる。
また、無線送信をディジタル信号で行なっているので、
誤り訂正やデータの再送が容易にでき、再生される音曲
の品質を一層向上させることができる。
【0046】また、ワイヤレスヘッドフォン2側にバッ
ファメモリ23を設けているので、記録媒体17からの
読み出し処理や復号処理における音曲データの遅延を吸
収するだけでなく、無線送信時の外乱による通信途絶の
影響をも吸収することが可能となる。
【0047】なお、音曲データの読み出しに関しては、
スロット14にメモリカードを装着した場合、該メモリ
カードから直接読み出し、復号部18に送るような形態
も可能である。
【0048】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。
【0049】図4は、本発明の第2の実施形態に係る音
曲再生装置を構成する中継装置及びワイヤレスヘッドフ
ォン、並びにパーソナルコンピュータの外観を示す図で
ある。なお、ワイヤレスヘッドフォン2は、図1に示し
たものと同じであるため、その説明を省略する。
【0050】この第2の実施形態では、前述の第1の実
施形態(図1)に示した音曲再生装置本体1に相当する
機能が、中継装置3及びパーソナルコンピュータ(以
下、PCと称す)4により実現されている。
【0051】PC4は、例えばノート型もしくはサブノ
ート型のコンピュータであり、自宅などに置いた状態で
使用するほか、携帯中はバッグなどの中に収めた状態で
使用することが可能である。このPC4は、前述の音曲
再生装置本体1に備えられていた制御部16、記録媒体
17、復号部18に相当する各種機能を備えており、生
成した音曲データをUSB(Universal Serial Bus)端子
を通じてディジタル信号の形で外部へ出力することが可
能である。
【0052】一方、中継装置3は、PC4(もしくは図
示しないオーディオ機器)にケーブル接続されており、
PC4等から送られてくる音曲データをワイヤレスヘッ
ドフォン2へ無線で送信する機能を有する。中継装置3
に備えられたアンテナ31は、他の機器(ここでは、ワ
イヤレスヘッドフォン2)との間で所定の規格(例えば
Bluetooth)に基づく無線通信を行なう際に電波の送受
を行なう。
【0053】図5は、図4に示される中継装置3の内部
構成を示すブロック図である。
【0054】中継装置3は、音曲データをアナログ信号
とディジタル信号のいずれの形でも受けることが可能で
あり、アナログ信号受信部32、A/D(アナログ/デ
ィジタル)変換部34、ディジタル信号受信部33、デ
ータ変換部35、ディジタル無線通信部36を備えてい
る。
【0055】アナログ信号受信部32は、オーディオ機
器がケーブル接続されているときに、オーディオ機器か
ら送られてくる復号済みの音曲データ(例えばステレオ
のアナログオーディオ信号)を受け、A/D変換部へ出
力する。
【0056】A/D変換部33は、音曲データをアナロ
グ信号からディジタル信号に変換し、ディジタル無線通
信部36へ出力する。
【0057】一方、ディジタル信号受信部34は、PC
4がケーブル接続されているときに、PC4から送られ
てくる復号済みの音曲データ(例えばUSB対応のディ
ジタル信号)を受け、データ変換部35へ出力する。
【0058】データ変換部35は、USB対応のディジ
タル信号を中継装置3内部で扱えるデータ形式に変換
し、ディジタル無線通信部36へ出力する。
【0059】ディジタル無線送信部36は、所定の規格
(例えばBluetooth)に基づく無線通信を行なうもので
あり、入力される音曲データをディジタルデータの形の
ままで、ワイヤレスヘッドフォン2へ無線で送信する。
ここでの無線送信は、前述のアンテナ31を通じて行わ
れる。
【0060】なお、音曲再生の動作については、前述の
フローチャート(図3)の流れと同様になる。ただし、
ステップS1〜S2の処理はPC4により行なわれ、ス
テップS3の処理は中継装置3により行われる。
【0061】このように、第2の実施形態によれば、中
継装置及びワイヤレスヘッドフォンで音曲再生装置を構
成し、外部の機器から復号済の音曲データを入力して音
曲再生を行なう形態も実現でき、この場合においても前
述の第1の実施形態と同じ効果が得られる。
【0062】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。
【0063】図6は、本発明の第3の実施形態に係る音
曲再生装置を構成する無線カード及びワイヤレスヘッド
フォン、並びにパーソナルコンピュータの外観を示す図
である。なお、ワイヤレスヘッドフォン2及びPC4
は、図4に示したものと同じであるため、その説明を省
略する。
【0064】この第3の実施形態では、前述の第2の実
施形態(図4)に示した中継装置が使用されず、代わり
に無線カード5が使用される。
【0065】無線カード5は、外部からPC4のカード
スロットに装着されるPCカードであり、所定の規格
(例えばBluetooth)に基づく無線通信を行なうもので
ある。この無線カード5は、PC4側で生成した音曲デ
ータをディジタルデータとして入力し、その音曲データ
をディジタルデータの形のままで、ワイヤレスヘッドフ
ォン2へ無線で送信する。ここでの無線送信は、無線カ
ード5に備えられるアンテナを通じて行われる。
【0066】なお、音曲再生の動作については、前述の
フローチャート(図3)の流れと同様になる。ただし、
ステップS1〜S2の処理はPC4により行なわれ、ス
テップS3の処理は無線カード5により行われる。
【0067】このように、第3の実施形態によれば、無
線カード及びワイヤレスヘッドフォンで音曲再生装置を
構成し、PCなどから復号済の音曲データを入力して音
曲再生を行なう形態も実現でき、この場合においても前
述の第1及び第2の実施形態と同じ効果が得られる。
【0068】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種
々変形して実施することが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、装
置本体の小型化を実現するとともに無線通信の途絶など
による音切れをも抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る音曲再生装置を
構成する音曲再生装置本体及びワイヤレスヘッドフォン
の外観を示す図。
【図2】同実施形態に係る音曲再生装置を構成する音曲
再生装置本体及びワイヤレスヘッドフォンの内部構成を
示すブロック図。
【図3】同実施形態による音曲再生の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る音曲再生装置を
構成する中継装置及びワイヤレスヘッドフォン、並びに
パーソナルコンピュータの外観を示す図。
【図5】図4に示される中継装置の内部構成を示すブロ
ック図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る音曲再生装置を
構成する無線カード及びワイヤレスヘッドフォン、並び
にパーソナルコンピュータの外観を示す図。
【符号の説明】
1…音曲再生装置本体 2…ワイヤレスヘッドフォン 3…中継装置 4…パーソナルコンピュータ 5…無線カード 11…操作部 12…表示部 13…スピーカ 14…スロット 15…アンテナ 16…制御部 17…記録媒体 18…復号部 19…ディジタル無線通信部 21…アンテナ 22…ディジタル無線受信部 23…バッファメモリ 24…D/A変換部 25…スピーカ 31…アンテナ 32…アナログ信号受信部 33…A/D変換部 34…ディジタル信号受信部 35…データ変換部 36…ディジタル無線通信部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルデータの形で送信されてくる
    音曲データを受信するディジタルデータ受信手段と、 前記ディジタルデータ受信手段により受信された前記音
    曲データを蓄積する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出される音曲データをディジタル
    データからアナログ信号に変換するディジタル/アナロ
    グ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段から出力されるアナ
    ログ信号を音波に変換する音波変換手段とを具備するこ
    とを特徴とするヘッドフォン。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、バッファメモリを含む
    ことを特徴とする請求項1記載のヘッドフォン。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に蓄積された音曲データ
    は、一定のデータ転送速度で前記ディジタル/アナログ
    変換手段に送られることを特徴とする請求項1記載のヘ
    ッドフォン。
  4. 【請求項4】 記録媒体から読み出される音曲データを
    復号化する復号手段と、 前記復号手段から出力される音曲データをディジタルデ
    ータの形で送信するディジタルデータ送信手段と、 前記ディジタルデータ送信手段により送信された前記音
    曲データを受信するディジタルデータ受信手段と、 前記ディジタルデータ受信手段により受信された前記音
    曲データを蓄積する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出される音曲データをディジタル
    データからアナログ信号に変換するディジタル/アナロ
    グ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段から出力されるアナ
    ログ信号を音波に変換する音波変換手段とを具備するこ
    とを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 前記復号手段及び前記ディジタルデータ
    送信手段は、再生装置本体に設けられ、 前記ディジタルデータ受信手段、前記記憶手段、前記デ
    ィジタル/アナログ変換手段、及び前記音波変換手段
    は、ヘッドフォンに設けられていることを特徴とする請
    求項4記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 復号化されている音曲データを入力し、
    入力した前記音曲データをディジタルデータの形で送信
    するディジタルデータ送信手段と、 前記ディジタルデータ送信手段により送信された前記音
    曲データを受信するディジタルデータ受信手段と、 前記ディジタルデータ受信手段により受信された前記音
    曲データを蓄積する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出される音曲データをディジタル
    データからアナログ信号に変換するディジタル/アナロ
    グ変換手段と、 前記ディジタル/アナログ変換手段から出力されるアナ
    ログ信号を音波に変換する音波変換手段とを具備するこ
    とを特徴とする再生装置。
  7. 【請求項7】 前記ディジタルデータ送信手段は、中継
    装置に設けられ、 前記ディジタルデータ受信手段、前記記憶手段、前記デ
    ィジタル/アナログ変換手段、及び前記音波変換手段
    は、ヘッドフォンに設けられていることを特徴とする請
    求項6記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、バッファメモリを含む
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の再
    生装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に蓄積された音曲データ
    は、一定のデータ転送速度で前記ディジタル/アナログ
    変換手段に送られることを特徴とする請求項4乃至7の
    いずれかに記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 再生装置本体とヘッドフォンとで構成
    される再生装置に適用される音曲再生方法において、 前記再生装置本体の側では、音曲データを記録媒体から
    読み出して復号化し、復号化した音曲データをディジタ
    ルデータの形で前記ヘッドフォンへ送信し、前記ヘッド
    フォンの側では、前記再生装置本体から送信されてくる
    前記音曲データを受信し、受信した前記音曲データをバ
    ッファメモリに蓄積し、蓄積した前記音曲データを前記
    バッファメモリから読み出してディジタルデータからア
    ナログ信号に変換し、該アナログ信号を音波に変換する
    ことを特徴とする音曲再生方法。
  11. 【請求項11】 中継装置とヘッドフォンとで構成され
    る再生装置に適用される音曲再生方法において、 前記中継装置の側では、復号化されている音曲データを
    入力し、入力した前記音曲データをディジタルデータの
    形で前記ヘッドフォンへ送信し、 前記ヘッドフォンの側では、前記再生装置本体から送信
    されてくる前記音曲データを受信し、受信した前記音曲
    データをバッファメモリに蓄積し、蓄積した前記音曲デ
    ータを前記バッファメモリから読み出してディジタルデ
    ータからアナログ信号に変換し、該アナログ信号を音波
    に変換することを特徴とする音曲再生方法。
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