JP3329927B2 - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JP3329927B2 JP35325493A JP35325493A JP3329927B2 JP 3329927 B2 JP3329927 B2 JP 3329927B2 JP 35325493 A JP35325493 A JP 35325493A JP 35325493 A JP35325493 A JP 35325493A JP 3329927 B2 JP3329927 B2 JP 3329927B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ伝送装置に関し、
特に連続したデータの伝送に適したデータ伝送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、赤外光などを用いて映像信号、音
響信号等を離間した位置にある端末に伝送するシステム
が各種提供されている。図7に示すシステムは、このよ
うなシステムの一例としてのコードレスヘッドホンシス
テムを示す説明図である。以下図7を参照して簡単に説
明すると、送信側の入力端子51を介して、例えばCD
(Compact Disc)プレーヤやコンパクトカ
セットプレーヤ等の音源装置の音声出力から得られる音
響ベースバンド信号が送信機53に入力される。この入
力端子51からの入力は送信機53に備えられているF
M変調部55に入力され、このFM変調部55でFM変
調され、発光部57から空間にFM変調された赤外光と
して送出される。
【0003】受信側においては、ヘッドホン59に備え
られた受光部61でFM変調された赤外光を受光してF
M復調して音響ベースバンド信号にし、増幅部63で増
幅してイヤースピーカ65に信号を供給するようにし、
回路の駆動電力はヘッドホン59に内蔵された乾電池に
て供給して、コードレスヘッドホンシステムを実現して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、コー
ドレスヘッドホンシステムはコードレス化により使用者
はヘッドホンを装着したまま自由に動き回ることがで
き、コード付きのヘッドホンに比べて使いやすくなって
いる。しかし、従来のコードレスヘッドホンシステムで
は、送信側と受信側の間に遮蔽物が存在すると信号が伝
送されず、雑音が発生したり無音状態になったりすると
いった問題点があった。
【0005】これらの赤外光伝送システムは室内で、し
かも一部屋単位の空間で使用されることが多いことか
ら、通常、固定的な遮蔽物は存在しない。しかしなが
ら、同一の部屋であっても使用者以外の第3者が一時的
に送信側と受信側との間の伝送空間を通り過ぎると、こ
の第3者自身が遮蔽物として作用し、雑音発生や無音状
態となることは多々起こる現象である。
【0006】この一時的な伝送の中断は、第3者が故意
に伝送を妨げる場合を除き、数秒程度のわずかな時間で
あることが多い。
【0007】本発明は、送信側と受信側の伝送路が一時
的に遮断されても、受信側での連続したデータの利用を
可能とするデータ伝送装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
本願第の発明のデータ伝送装置は、供給される画像及
び音声等のデータを送信する送信装置とこの送信装置と
離間して設けられ該送信されたデータを受信する受信装
置とを備えたデータ伝送装置であって、前記送信装置
は、供給されるデータを予め設定される階層に対応させ
所定量毎に送信時をずらしかつ重複させて送信する第
1の送信部と、第1の受信部を備えこの第1の受信部で
受信される特定信号から伝送路の遮断状態を検出する検
出手段と、この検出手段が遮断状態を検出したときには
前記第1の送信部を制御してデータの送信を停止する制
御手段とを有し、前記受信装置は、前記送信装置の第1
の送信部から階層に対応して前記所定量毎に重複して送
信されるデータを受信する第2の受信部と、この第2の
受信部で受信されたデータを対応する階層毎に階層化し
て記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶手段に階
層化してそれぞれ記憶されるデータを適宜、組合わせて
連続したデータとして出力する出力手段と、前記特定信
号を送出する第2の送信部とを有することを要旨とす
る。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】 本願第の発明のデータ伝送装置は、データ蓄
る際に供給されるデータを所定量毎に圧縮して蓄積
するようにし、さらにこの所定量毎の圧縮データを送信
時をずらして重複して送信する。受信装置ではこの重複
して送信される所定量毎の圧縮データを階層化してデー
タ記憶手段に記憶するようにしている。これにより、伝
送路の遮断状態が生じた場合であっても、当該階層化さ
れたデータを適宜組合わせることにより連続したデータ
として出力することが可能となる。
【0015】また、この階層化に際して、該略認識可能
なレベルから詳細認識可能なレベル迄、複数段階に階層
化し、データを送信するようにし、受信側において階層
化されたデータ毎にデータ記憶手段としてのバッファメ
モリを備えるようにし、より基本的な階層データ(該略
認識可能なレベル)に比較的に大なるメモリ容量のもの
を割り当てるようにすれば、伝送路が遮断された場合の
連続再生が可能となる期間は、基本的な階層データを割
り当てたメモリ容量の大きさにより決まるため、バッフ
ァメモリの総容量が同じでも、第1の発明に比べ第2の
発明は、伝送路が遮断されていても連続再生が可能な期
間を延ばすことができるようになる。
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について、図面
を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明に係るデータ伝送装置の第
1の実施例を示すブロック図である。
【0019】まず、送信装置側の構成について説明す
る。送信機3の入力端子1には、例えばCDプレーヤや
コンパクトカセットプレーヤの音声出力から得られるデ
ィジタルの音響ベースバンド信号が入力されており、同
入力を入力端子1を介してディジタル変調器5に入力
し、ディジタル変調器5で入力されたディジタル信号で
赤外光を変調して発光部9より空間に変調波Bを放射す
る。
【0020】送信機3に備えられた受光部11では、受
信機15より送出される変調波Cを受光して電気信号に
変換して判定回路13に入力し、判定回路13で変調波
Cに含まれているキャリア信号の有無を検出し制御信号
をディジタル変調器5に入力している。
【0021】次に受信装置側の構成について説明する。
【0022】受信機15に備えられた受光部17では、
発光部9より送出される変調波Bを受光して電気信号に
変換しディジタル復調器19に入力し、ディジタル復調
器19で復調してディジタルの音響ベースバンド信号に
し、バッファメモリ21に書き込み読み出してD/A変
換器23に入力し、D/A変換器23でアナログ信号に
変換しスピーカ25に入力して音響信号を再生する。キ
ャリア発振器27ではキャリア信号を発生し、発光部2
9で赤外光をキャリア信号で変調して変調波Cを空間に
放射する。送信機3から受信機15にデータを伝送する
伝送速度を受信機15での連続再生に必要となる速度の
K倍(Kは1より大きい実数)としているので、入力端
子1に入力するCDプレーヤ等のコンパクトディスク等
から読み出したデータは、同様にK倍のデータをバース
ト的に入力する。CDプレーヤ等のコンパクトディスク
等からのデータの読み出しの制御信号Aは、ディジタル
変調器5から出力端子7を介して出力する。ディジタル
変調器5内にバッファメモリを設けて、入力端子1を介
して入力されるデータをバッファメモリに記憶させて読
み出して信号処理するようにしても良い。
【0023】ディジタル変調器5はPSK(位相シフト
キーイング)やFSK(周波数シフトキーイング)等の
一般的なディジタル変調方式で良い。また、受信機15
のディジタル復調器19には、ディジタル変調器5と相
対する変調方式の信号を復調するものを用いる。
【0024】ディジタル変調器5には判定回路13の論
理信号が入力されており、判定回路13の結果によりデ
ィジタル変調器5の信号出力の継続や休止を制御すると
共に、ディジタル変調器5から出力端子7を介して出力
される制御信号Aにより、CDプレーヤ等のコンパクト
ディスク等からのバースト的なデータの読み出しの継続
や休止を制御する。
【0025】バッファメモリ21は一般的にリング状の
構成が望ましい。また、バッファメモリ21へのデータ
の書き込みアドレスと読み出しアドレスは両者共、歩進
動作するが、書き込みアドレスが読み出しアドレスを追
い越すことはない。これは、バッファメモリ21に使用
するメモリ容量と伝送速度係数Kにより計算できるの
で、例えば、ディジタル変調器5を制御することにより
送信機3内で予め調整可能である。
【0026】D/A変換器23はディジタルPCM(パ
ルスコード変調)信号をアナログ信号に変換し、スピー
カ25は同アナログ信号を電気振動に変換する。キャリ
ア発振器27は発光部9から放射される光変調波に用い
られる値とは異なるキャリア信号を発生する。
【0027】また、送信機3に備えられている発光部9
と受光部11とは、互いに近傍に設置しておくのが望ま
しい。同様に、受信機15に備えられている発光部29
と受光部17も、互いに近傍に設置しておくのが望まし
い。
【0028】さらに、発光部9から受光部11への誤伝
送、あるいは発光部29から受光部17への誤伝送が生
じないようにするため、相互に遮蔽物やフィルタを用い
て保護することが望ましい。
【0029】図2は、本発明に係るデータ伝送装置の第
1の実施例の動作を示すタイミング図である。バッファ
メモリ21に使用するメモリ容量とデータ伝送係数K
(Kは1より大きい実数で、スピーカ25での連続再生
に必要最低限のデータレートを1とする)は既知であ
る。従って、バッファメモリ21内に保持可能なデータ
量と、メモリ容量が満杯になるのに要する期間も既知で
ある。
【0030】例えば、K=2とした場合、入力端子1よ
り入力されるバーストデータのバースト比率(データ転
送期間を全期間で除算したもの)は1/2である。今、
時刻T0で継続して再生されているとすると、制御信号
Aのハイレベルの期間のみデータが送られるので、入力
端子1には1/2のバースト比率でデータが入力され
る。時刻T1ではバッファメモリ21内のデータが満杯
(full)になっていると想定されるので、データ転
送を休止する。一定期間が経過した時刻T2ではバッフ
ァメモリ21内のデータがある程度減少したと想定され
るので、データ転送を再開する。この時刻T0ないしT
2間の動作は、伝送路が遮断されていない状態での動作
である。
【0031】データは、制御信号Aのハイレベル期間
と、入力端子1に入力されるデータ、ディジタル変調器
5の出力及びディジタル復調器19の出力は、各々同期
したバースト状態となり、さらにバッファメモリ21の
書き込み歩進動作もこれらと同期している。
【0032】バッファメモリ21の読み出し歩進動作
は、連続再生に必要最低限のデータレートで一定してい
る。バッファメモリ21内のデータ量は満杯(ful
l)と所定の値の間で増減を繰り返している。そのため
バッファメモリ21の出力は、一定間隔で連続に音声信
号が出力される。
【0033】発光部29では連続して変調波Cを放射
し、受光部11で変調波Cを受信している。受光部11
で正しく変調波Cが受信されていると、判定回路13の
出力はハイレベルとなる。
【0034】時刻T3〜T4の期間、伝送路が遮断され
たとする。時刻T3において、受光部11では変調波C
が正しく受信できなくなるので、判定回路13の出力は
ロウレベルとなり、ディジタル変調器5の出力を休止さ
せると共に、制御信号Aをロウレベルにして入力端子1
への信号入力も休止させる。
【0035】従って、送信機3からの変調波Bによるデ
ータ転送は休止状態となり、書き込み歩進動作も行われ
ない。一方読み出し歩進動作は一定間隔で継続している
ので、バッファメモリ21内の有効なデータ量は減少し
て行く。時刻T4において伝送路の遮断が復旧すると、
再び発光部29からの変調波Cが受光部11で受信され
る。従って、判定回路13の出力はハイレベルとなり、
制御信号Aもハイレベルとなる。
【0036】時刻T3からT4迄の時間をディジタル変
調器5に内蔵された時刻カウンタで計数することによ
り、バッファメモリ21内のデータ量が算出できるの
で、算出されたデータ量に応じて時刻T4からT5迄の
期間は、連続して送信機3から受信機15にデータ伝送
を行う。なお、バッファメモリ21内のメモリ容量は、
想定される伝送路遮断期間に見合う、連続再生に必要な
データ量と比べて大きくしておけば良い。
【0037】図3は、本発明に係るデータ伝送装置の第
2の実施例を示すブロック図であり、図中、図1に示し
たものと同一のものは同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0038】図1の第1の実施例との相違点の第1は、
アドレス制御部31を設けて、アドレス制御部31でデ
ィジタル復調器19から入力される信号によりアドレス
信号を出力し、同アドレス信号によりディジタル復調器
19からの出力をバッファメモリ21に書き込み、読み
出すようにすると共に、アドレス制御部31からキャリ
ア発振器27に対して制御信号を入力するようにした点
であり、第2は、判定回路13の出力信号を分岐させて
出力端子7を介して制御信号Aとして出力するようにし
た点である。その他の部分の構成は前述した第1の実施
例と同じである。
【0039】図4は、本発明に係るデータ伝送装置の第
2の実施例の動作を示すタイミング図であり、以下同図
を参照して第2の実施例について説明する。
【0040】本実施例においては、アドレス制御部31
においてバッファメモリ21の書き込みアドレス値と読
み出しアドレス値とを比較し、値が一致する場合、バッ
ファメモリ21のデータ量が満杯であると判定し、キャ
リア発振器27のキャリア発振動作を休止する。これが
時刻T1に当たる。これにより受光部11では変調波C
が受信できなくなるので、判定回路13の出力及び制御
信号Aはロウレベルとなる。
【0041】従って、入力端子1に入力されるデータ、
ディジタル変調器5及びディジタル復調器19の各々の
データ出力が休止し、バッファメモリ21の書き込み歩
進動作も休止する。その結果、バッファメモリ21内の
データ量が減少し始める。次にアドレス制御部31にお
いて、バッファメモリ21の書き込みアドレス値と読み
出しアドレス値とを比較し、値が所定値以上異なる場
合、バッファメモリ21のデータ量が一定値以下になっ
たと判定し、キャリア発振器27のキャリア発振動作を
復旧させる。これが時刻T2に当たる。
【0042】すなわち、図1の実施例においては、ディ
ジタル変調器5に内蔵された時刻カウンタを用いてバッ
ファメモリ21のデータ量を推定していたが、本実施例
においてはアドレス制御部31の制御信号をキャリア発
振器27に入力することで実現している。
【0043】次に本発明に係るデータ伝送装置の第3の
実施例について、図1を参照して説明する。
【0044】送信機3の入力端子1には、例えばCDプ
レーヤやコンパクトカセットプレーヤ等の信号源の音声
出力から得られるディジタルの音響ベースバンド信号を
複数段階に階層化し、階層化された信号を入力する。
【0045】この信号の階層化は、概略認識可能な信号
から詳細認識可能な信号まで複数段階に階層化し、受信
側のバッファメモリ21は階層化された信号毎にメモリ
を備えるようにする。特にバッファメモリ21は、内部
で各階層度毎にリングバッファメモリ(上限アドレスと
下限アドレスが連続しているかのように制御されるメモ
リ)を用いることが望ましい。
【0046】図5は、本発明に係るデータ伝送装置の第
3の実施例の動作を示すタイミング図であり、一実施例
としてデータ伝送係数K=2とし、階層度を3段階とし
て説明する。
【0047】同図において、階層を英大文字で示し、A
が概略情報でB・Cとなるにつれより詳細情報となるよ
うにしている。
【0048】時刻T1〜T2迄は伝送路遮断のない状態
での再生を示している。データ伝送係数が2であるから
伝送路上の信号はT1からT2の期間の半分の期間で伝
送できる。
【0049】また、伝送路上ではA3、B2、C1と各
層の異なる時刻のデータを送る。これはバッファメモリ
21内の各層毎のリングバッファメモリの容量と関係
し、当例ではC層のリングバッファメモリの容量を1と
した場合、B層を2、A層を3としている。このように
伝送しバッファメモリ21を通って再生される場合、再
生信号は同時刻のA0、B0及びC0を再生できる。
【0050】バッファメモリ21内の各階層毎のリング
バッファメモリは、書き込みアドレスポインタをW、読
み出しアドレスポインタをRとして示している。どちら
のポインタも歩進し右側に向かって進む。リング状構成
のため、右端にくると左端にジャンプし、右端と左端は
リング状に連続している。
【0051】時刻T3において伝送路遮断が発生すると
復調器19の出力は休止状態となり、リングバッファメ
モリへの書き込みは行われない。Wポインタはその位置
で休止する。しかし、リングバッファメモリ内のデータ
により各層とも時刻T1の信号を再生している。従って
Rポインタは歩進を続ける。
【0052】時刻T4以降ではC層に割り当てられたメ
モリ容量では、もはや連続再生が不可能になるのでC層
のみ再生を停止する。A層及びB層はリングバッファメ
モリ内のデータがあるので再生の連続性は妨げられな
い。ただし時刻T4以前に比較し概略的な再生となる。
【0053】さらに伝送路遮断が続き、時刻T5ではA
層のみの再生となる。
【0054】次の時刻T6において伝送路の遮断が復旧
すると、復調器19の出力も回復しWポインタも歩進を
再開し、順次リングバッファメモリ内にデータを書き込
む。
【0055】通常時、転送データは各層間に時間遅れを
設定して伝送するようにしているが、連続再生するため
にはA層のデータの中断は避ける必要がある。従って、
ディジタル変調器5から出力される制御信号Aで入力端
子1に接続されている信号源を制御することにより、入
力端子1を介して入力されるA層のデータ、A4、A5
を連続して伝送した後、A6、B5、A7、B6と伝送
し、A8、B7、C6と順次伝送する。
【0056】設定した層別バッファメモリのメモリ容量
比により、立ち上げ時及び伝送路遮断からの復旧時の各
層の伝送順は決定される。
【0057】時刻T7から再生信号はA4を再生し、時
刻T8からはA5、B5を再生し、時刻T9からはA
6、B6、C6と順次より詳細な情報まで再生できるよ
うになる。
【0058】図6は、本発明に係るデータ伝送装置のメ
モリ容量の比較図であり、第1の実施例でのバッファメ
モリのメモリ容量と第3の実施例でのバッファメモリの
メモリ容量との比較を示している。
【0059】第1の実施例では本来データは階層化され
ていないが、比較のためA〜Cの3層があるとすると、
時刻T1から時刻T6迄のデータを記憶させるために
は、18個のブロックが必要となる。これがデータを階
層化することにより、同じ18個のブロックで時刻T1
から時刻T9迄の連続再生を補償することが可能とな
り、データは階層化することにより連続再生が可能な期
間を延ばすことができる。
【0060】前記各実施例において、赤外光を用いた光
伝送の場合を例に説明したが、赤外光以外のものによる
一般の光伝送、あるいは電波を用いた伝送方式に適用す
るようにしても良い。なお、無線系での伝送について示
したが、有線系の双方向通信にも応用できることは言う
までもない。
【0061】また、音響信号を中心に説明したが、映像
信号やその他の複合されたいわゆるディジタルデータ通
信にも利用できる。例えば、本発明で示した受信機15
をテレビモニターの近傍に置き、少し離れた視聴者の手
元にディジタルVTRやビデオディスクプレーヤを置
き、光データ送信により映像や音響を楽しんだりするこ
とができる。
【0062】また、本実施例では単にデータ伝送装置と
して説明したが、このデータ伝送装置の送信機3及び受
信機15を単独にあるいは両方を他のシステム機器に内
蔵して用いても良い。
【0063】なお、本発明のシステムの前後に映像や音
声の圧縮伸張システム(符号化方式)を用い、その圧縮
伸張システムのフォーマット(書式)に適合するように
信号の階層化を行ったりすることにより、種々の変形が
可能となる。その他、本発明の意図を逸脱しない範囲内
での種々の変形は可能である。
【0064】尚、映像や音声の圧縮された信号を用いる
場合は、各実施例のうち送信部3に入力される信号が既
に圧縮信号であるから、ディジタル変調器5によるデー
タ圧縮や蓄積は不要となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信側と受信側の伝送路が一時的に遮断されても、受信
側での連続したデータの利用が可能となる等の効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送装置の第1の実施例を
示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ伝送装置の第1の実施例の
動作を示すタイミング図である。
【図3】本発明に係るデータ伝送装置の第2の実施例を
示すブロック図である。
【図4】本発明に係るデータ伝送装置の第2の実施例の
動作を示すタイミング図である。
【図5】本発明に係るデータ伝送装置の第3の実施例の
動作を示すタイミング図である。
【図6】本発明に係るデータ伝送装置のメモリ容量の比
較図である。
【図7】従来のデータ伝送装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1…入力端子、3…送信機、5…ディジタル変調器、7
…出力端子、9…発光部、11…受光部、13…判定回
路、15…受信機、17…受光部、19…ディジタル復
調器、21…バッファメモリ、23…D/A変換器、2
5…スピーカ、27…キャリア発振器、29…発光部、
31…アドレス制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 桂 正憲 (56)参考文献 特開 平1−231438(JP,A) 特開 平5−284110(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/08 H04B 10/10 H04B 10/105 H04B 10/22 H04L 29/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される画像及び音声等のデータを送
    信する送信装置とこの送信装置と離間して設けられ該送
    信されたデータを受信する受信装置とを備えたデータ伝
    送装置であって、 前記送信装置は、供給されるデータを予め設定される階
    層に対応させて所定量毎に送信時をずらしかつ重複させ
    て送信する第1の送信部と、第1の受信部を備えこの第
    1の受信部で受信される特定信号から伝送路の遮断状態
    を検出する検出手段と、この検出手段が遮断状態を検出
    したときには前記第1の送信部を制御してデータの送信
    を停止する制御手段とを有し、 前記受信装置は、前記送信装置の第1の送信部から階層
    に対応して前記所定量毎に重複して送信されるデータを
    受信する第2の受信部と、この第2の受信部で受信され
    たデータを対応する階層毎に階層化して記憶するデータ
    記憶手段と、このデータ記憶手段に階層化してそれぞれ
    記憶されるデータを適宜、組合わせて連続したデータと
    して出力する出力手段と、前記特定信号を送出する第2
    の送信部とを有することを特徴とするデータ伝送装置。
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