JP2007243451A - 圧電薄膜デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】単数又は複数の圧電薄膜共振子を含む圧電薄膜デバイスにおいて、周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくする。
【解決手段】圧電薄膜共振子1においては、圧電体薄膜14が接着層12を介して支持基板11に支持されている。圧電体薄膜14の上面及び下面には、それぞれ、上面電極15及び下面電極13が形成されている。圧電体薄膜14の上面は、平坦となっているが、下面は、円柱形状の陥没149が形成され、非平坦となっている。陥没149は、励振電極となる上面電極151及び下面電極131が対向する励振領域141に形成されており、励振領域141における圧電体薄膜14の膜厚は非励振領域142よりも薄くなっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、単数又は複数の圧電薄膜共振子を含む圧電薄膜デバイスに関する。
従来、圧電薄膜デバイスを構成する圧電薄膜共振子(FBAR;Film Bulk Acoustic Resonator)は、均一な膜厚を有する圧電体薄膜の両主面に、振動が励振される励振領域において圧電体薄膜を挟んで対向する励振電極をそれぞれ形成することにより得られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−318695号公報
しかし、従来の圧電薄膜デバイスには、圧電薄膜共振子の周波数インピーダンス特性が、期待しないモードの振動に起因するスプリアスの影響を受けやすいという問題があった。
本発明は、この問題を解決するためになされたもので、単数又は複数の圧電薄膜共振子を含む圧電薄膜デバイスにおいて、周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、単数又は複数の圧電薄膜共振子を含む圧電薄膜デバイスであって、不均一な膜厚を有する圧電体薄膜と、前記圧電体薄膜を支持する支持体と、励振領域において前記圧電体薄膜を挟んで対向するように前記圧電体薄膜の両主面に形成された電極膜とを備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記励振領域における前記圧電体薄膜の膜厚が非励振領域より薄くなっている。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記励振領域に厚み振動が励振される。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記圧電体薄膜を構成する圧電体材料がニオブ酸リチウムであり、前記圧電体薄膜と前記支持基板とが接着層を介して接着される。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記圧電体薄膜の、前記支持体に面する一の主面を非平坦にし、他の主面を平坦にすることにより、前記圧電体薄膜の膜厚を不均一とする。
請求項6の発明は、請求項2に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記非励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量との差が、前記励振領域における、前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記電極膜の単位面積あたりの質量との和の0.1%以上20%以下である。
請求項7の発明は、請求項6に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記非励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量との差が、前記励振領域における、前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記電極膜の単位面積あたりの質量との和の1%以上10%以下である。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の圧電薄膜デバイスにおいて、前記圧電体薄膜は、前記励振領域を内包する領域の外側で前記支持体に支持され、前記領域が前記支持体から離隔される。
請求項1ないし請求項8の発明によれば、圧電体薄膜の不均一な厚みによって弾性波の伝播が妨げられるので、圧電薄膜共振子の周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくなる。
請求項2の発明によれば、励振領域へのエネルギー閉じ込めを実現できるので、圧電薄膜共振子の周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくなる。
請求項6ないし請求項7の発明によれば、圧電薄膜共振子の周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響をさらに受けにくくなる。
請求項8の発明によれば、支持基板による支持の影響を回避することができる。
<1 圧電薄膜共振子の構成>
図1は、本発明の望ましい実施形態に係る圧電薄膜共振子(FBAR;Film Bulk Acoustic Resonator)1の概略構成を示す斜視図である。図1には、説明の便宜上、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とするXYZ直交座標系が定義されている。この点は、後述する各図においても同様である。圧電薄膜共振子1は、圧電体薄膜14に励振される厚み縦振動による電気的な応答を利用した共振子となっている。
図1に示すように、圧電薄膜共振子1は、支持基板11の上に、接着層12、下面電極13、圧電体薄膜14及び上面電極15をこの順序で積層した構造を有している。圧電薄膜共振子1において、圧電体薄膜14の大きさは支持基板11より小さくなっており、下面電極13の一部は露出した状態となっている。
ここで、図2(1)は、上方から見た場合の上面電極15のパターンを示しており、図2(2)は、上方から見た場合の下面電極13のパターンを示している。さらに、図2(3)及び図2(4)は、それぞれ、図1のA-A及びB-Bの切断線における圧電薄膜共振子1の断面を示している。
圧電薄膜共振子1の製造にあたっては、単独で自重に耐え得る圧電体基板を除去加工することにより圧電体薄膜14を得ているが、除去加工によって得られる圧電体薄膜14は単独で自重に耐え得ない。このため、圧電薄膜共振子1の製造にあたっては、除去加工に先立って、圧電体基板を含む所定の部材を、支持体となる支持基板11にあらかじめ接着している。
○支持基板;
支持基板11は、圧電薄膜共振子1の製造途上で圧電体基板を除去加工するときに、下面電極13が下面に形成された圧電体基板を接着層12を介して支持する支持体としての役割を有している。加えて、支持基板11は、圧電薄膜共振子1の製造後に、下面電極13が下面に形成され、上面電極15が上面に形成された圧電体薄膜14を接着層12を介して支持する支持体としての役割も有している。したがって、支持基板11には、圧電体基板を除去加工するときに加わる力に耐え得ることと、圧電薄膜共振子1の製造後にも強度が低下しないこととが要請される。
支持基板11の材料及び厚さは、このような要請を満足するように、適宜選択することができる。ただし、支持基板11の材料を、圧電体薄膜14を構成する圧電材料と近い熱膨張率、より望ましくは、圧電体薄膜14を構成する圧電材料と同じ熱膨張率を有する材料、例えば、圧電体薄膜14を構成する圧電材料と同じ材料とすれば、圧電薄膜共振子1の製造途上において、熱膨張率の差に起因する反りや破損を抑制することができる。また、圧電薄膜共振子1の製造後において、熱膨張率の差に起因する特性変動や破損を抑制することができる。なお、熱膨張率に異方性がある材料を用いる場合、各方向の熱膨張率がともに同じとなるように配慮することが望ましい。また圧電材料と同じ材料を同じ方位で用いるこ場合もある。
圧電体薄膜14の励振領域141に対向する支持基板11の所定の領域には、円柱形状の陥没(凹部又は掘り込み)111が形成されている(図2(4)参照)。陥没111は、圧電体薄膜14の励振領域141の下方にキャビティ(空洞)を形成し、圧電体薄膜14の励振領域141を支持基板11から離隔させ、励振領域141に励振された振動が支持基板11と干渉しないようにする役割を果たしている。
○接着層;
接着層12は、圧電薄膜共振子1の製造途上で圧電体基板を除去加工するときに、下面電極13が下面に形成された圧電体基板を支持基板11に接着固定する役割を有している。加えて、接着層12は、圧電薄膜共振子1の製造後に、下面電極13が下面に形成され、上面電極15が上面に形成された圧電体薄膜14を支持基板11に接着固定する役割も有している。したがって、接着層12には、圧電体基板を除去加工するときに加わる力に耐え得ることと、圧電薄膜共振子1の製造後にも接着力が低下しないこととが要請される。
このような要請を満足する接着層12の望ましい例としては、有機接着剤、望ましくは、充填効果を有し、接着対象が完全に平坦ではなくても十分な接着力を発揮するエポキシ接着剤(熱硬化性を利用するエポキシ樹脂の接着剤)やアクリル接着剤(光硬化性及び熱硬化性を併用するアクリル樹脂の接着剤)により形成された接着層12を挙げることができる。このような樹脂を採用することにより、圧電体基板と支持基板11との間に期待しない空隙が生じることを防止し、当該空隙により圧電体基板の除去加工時にクラック等が発生することを防止可能である。ただし、このことは、これ以外の接着層12によって圧電体薄膜14と支持基板11とが接着固定されることを妨げるものではない。
○圧電体薄膜;
圧電体薄膜14は、圧電体基板を除去加工することにより得られる。より具体的には、圧電体薄膜14は、単独で自重に耐え得る厚み(例えば、50μm以上)を有する圧電体基板を、単独で自重に耐え得ない膜厚(例えば、10μm以下)まで除去加工で薄肉化することにより得られる。
圧電体薄膜14を構成する圧電材料としては、所望の圧電特性を有する圧電材料を選択することができるが、水晶(SiO2)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、四ホウ酸リチウム(Li2B4O7)、酸化亜鉛(ZnO)、ニオブ酸カリウム(KNbO3)及びランガサイト(La3Ga3SiO14)等の粒界を含まない単結晶材料を選択することが望ましい。圧電体薄膜14を構成する圧電材料として単結晶材料を用いることにより、圧電体薄膜14の電気機械結合係数及び機械的品質係数を向上させることができるからである。
また、圧電体薄膜14における結晶方位も、所望の圧電特性を有する結晶方位を選択することができる。ここで、圧電体薄膜14における結晶方位は、圧電薄膜共振子1の共振周波数や反共振周波数の温度特性が良好となる結晶方位とすることが望ましく、周波数温度係数が「0」となる結晶方位とすることがさらに望ましい。
圧電体基板の除去加工は、切削、研削及び研磨等の機械加工並びにエッチング等の化学加工等により行う。ここで、複数の除去加工方法を組み合わせ、加工速度が速い除去加工方法から、加工対象に生じる加工変質が小さい除去加工方法へと除去加工方法を段階的に切り替えながら圧電体基板を除去加工すれば、高い生産性を維持しつつ、圧電体薄膜14の品質を向上し、圧電薄膜共振子1の特性を向上することができる。例えば、圧電体基板を固定砥粒に接触させて削る研削及び圧電体基板を遊離砥粒に接触させて削る研磨を順次行った後に、当該研磨によって圧電体基板に生じた加工変質層を仕上げ研磨により除去するようにすれば、圧電体基板を削る速度が早くなり、圧電薄膜共振子1の生産性を向上可能であるとともに、圧電体薄膜14の品質を向上することにより、圧電薄膜共振子1の特性を向上可能である。なお、圧電体基板の除去加工のより具体的な方法については、後述する実施例において説明する。
このような圧電薄膜共振子1では、圧電体薄膜14をスパッタリング等により成膜した場合と異なり、圧電体薄膜14を構成する圧電材料や圧電体薄膜14における結晶方位が下地の制約を受けないので、圧電体薄膜14を構成する圧電材料や圧電体薄膜14における結晶方位の選択の自由度が高くなっている。したがって、圧電薄膜共振子1では、所望の特性を実現することが容易になっている。
圧電体薄膜14の上面は、平坦となっているが、下面は、円柱形状の陥没(凹部又は掘り込み)149が形成され、非平坦となっている(図2(4)参照)。陥没149は、上面電極151及び下面電極131が対向する励振領域141に形成されており、励振領域141における圧電体薄膜14の膜厚は非励振領域142よりも薄くなっている。このような圧電体薄膜14の膜厚の不均一性により、圧電薄膜共振子1においては、励振領域141の外部への弾性波の伝播が妨げられ、励振領域141へのエネルギー閉じ込めを実現することができるので、周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくなっている。
なお、圧電体薄膜14の、支持基板11に面する下面に陥没149を形成すれば、圧電体基板の除去加工後に陥没149を形成する必要がないので、圧電薄膜共振子1の損傷を回避しやすいという利点がある。ただし、このことは、圧電体薄膜14の上面に陥没を形成することを妨げるものではない。
ここで、圧電薄膜共振子1の周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくするためには、励振領域141における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量と非励振領域142における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量との差が、励振領域141における、圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量と励振電極(上面電極151及び下面電極131)の単位面積あたりの質量との和の0.1%以上20%以下とすることが望ましく、1%以上10%以下とすることがさらに望ましい。なぜならば、励振領域141と非励振領域142との段差が小さくなりすぎると、質量効果によるエネルギー閉じ込めが不十分になり、圧電薄膜共振子1の周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けやすくなるからであり、励振領域141と非励振領域142との段差が大きくなりすぎると、励振領域141と非励振領域142との境界が実質的に固定端となり、過剰なエネルギー閉じ込めにより圧電薄膜共振子1の周波数インピーダンス特性がかえってスプリアスの影響を受けやすくなるからである。
ここで、圧電体薄膜14は、励振領域141より若干大きな陥没111により、励振領域141を内包する領域(以下、「離隔領域」)144の外側で支持基板11に支持され、離隔領域144が支持基板11から離隔されている。すなわち、圧電薄膜共振子1では、励振領域141の外郭は離隔領域144の内部にあり、実質的に固定端として機能する離隔領域144の外郭における弾性波の反射に起因するスプリアスが周波数インピーダンス特性に影響を与えることを防止し、支持基板11による支持の影響を回避している。
○上面電極及び下面電極;
上面電極15及び下面電極13は、導電材料を成膜することにより得られた導電体薄膜である。
上面電極15及び下面電極13の膜厚は、圧電体薄膜14への密着性、電気抵抗及び耐電力等を考慮して決定される。なお、圧電体薄膜14の音速や膜厚のばらつきに起因する圧電薄膜共振子1の共振周波数や反共振周波数のばらつきを抑制するため、上面電極15及び下面電極13の膜厚を適宜調整するようにしてもよい。
上面電極15及び下面電極13を構成する導電材料は、特に制限されないが、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、金(Au)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)等の金属から選択することが望ましい。もちろん、上面電極15及び下面電極13を構成する導電材料として合金を用いてもよい。また、複数種類の導電材料を重ねて成膜することにより、上面電極15及び下面電極13を形成してもよい。
図1及び図2に示すように、上面電極15及び下面電極13のうち、上面電極151及び下面電極131は、励振信号が印加される励振電極となっており、振動が励振される円形(典型的には、直径が30μm〜300μmの円形)の励振領域141において、圧電体薄膜14を挟んで対向している。圧電体薄膜14の上面に形成された上面電極151は、励振領域141から−X方向に引き出され、その先端は外部配線の接続用のパット151Pとなっている。また、圧電体薄膜14の下面に形成された下面電極131は、励振領域141から上面電極151とは逆の+X方向に引き出され、その先端は外部配線の接続用のパット131Pとなっている。なお、圧電薄膜共振子1では、パット131Pへの外部配線の接続を可能ならしめるために、パット131Pの近傍の圧電体薄膜14(図1において点線で図示した部分)が除去され、パット131Pが露出した状態となっている。このような上面電極151及び下面電極131により、圧電薄膜共振子1では、パット151P及び131Pを介して上面電極151及び下面電極131に励振信号が印加されると、上面電極151と下面電極131とが対向する励振領域141において圧電体薄膜14の内部に電界Eが発生し、励振領域141に振動が励振される。
加えて、圧電薄膜共振子1においては、圧電体薄膜14の上面の、励振電極となる上面電極151が形成されていない領域にも、上面電極151との間の間隙及び圧電体薄膜14の縁辺を除くほぼ全面に、励振信号が印加されない上面電極152が形成されている。同様に、圧電体薄膜14の下面の、励振電極となる下面電極131が形成されていない領域にも、下面電極131との間の間隙及び圧電体薄膜14の縁辺を除くほぼ全面に、励振信号が印加されない下面電極132が形成されている。この上面電極152及び下面電極132により、圧電薄膜共振子1では、励振領域141以外の非励振領域142において圧電体薄膜14の内部に発生する電界を抑制することができるようになっている。これにより、圧電薄膜共振子1では、期待しないモードの振動(ここでは、厚み縦振動以外の振動)を抑制することができ、周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくなっている。
ここで、上面電極152及び下面電極132は、圧電体薄膜14の端面の短絡部143において短絡されている。このため、圧電薄膜共振子1では、短絡された上面電極152及び下面電極132が圧電体薄膜14を挟んで対向している領域において、圧電体薄膜14の上面及び下面の間の電位差がなくなり、圧電体薄膜14の内部に発生する厚み方向の電界が抑制されることになり、期待しないモードの振動をさらに抑制することができ、周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響をさらに受けにくくなっている。
なお、上面電極152及び下面電極132を接地してやれば、上面電極152及び下面電極132が形成されている領域において、圧電体薄膜14の上面及び下面の電位がゼロに固定され、圧電薄膜共振子1における浮遊容量の影響が小さくなるので、上面電極15及び下面電極13は接地することが望ましい。
以下では、本発明の望ましい実施形態に係る実施例1及び実施例2と本発明の範囲外の比較例とについて説明する。
[実施例1]
実施例1では、支持基板11及び圧電体薄膜14を構成する圧電材料としてニオブ酸リチウムの単結晶、接着層12を構成する材料としてエポキシ接着剤、下面電極13を構成する導電材料としてモリブデン及びタンタル、上面電極15を構成する導電材料としてクロム及び金を用いて圧電薄膜共振子1を作製した。
なお、実施例1の圧電薄膜共振子1は、図3の断面図に示すように、製造原価の低減のために、多数の圧電薄膜共振子1を一体化した集合体Uを作製した後に、集合体Uをダイシングソーで切断して個々の圧電薄膜共振子1へ分離することによって得られている。なお、図4には、3個の圧電薄膜共振子1が集合体Uに含まれる例が示されているが、集合体Uに含まれる圧電薄膜共振子1の数は、4個以上であってもよく、典型的に言えば、集合体Uには、数100個〜数1000個の圧電薄膜共振子1が含まれる。
以下では、便宜上、集合体Uに含まれる1個の圧電薄膜共振子1に着目して説明を進めるが、集合体に含まれる他の圧電薄膜共振子1も着目した圧電薄膜共振子1と同時平行して製造されている。
続いて、図4及び図5を参照しながら、実施例1の圧電薄膜共振子1の製造方法を説明する。なお、図4(A)〜図4(F)及び図5(G)〜図5(I)は、図1のB-Bの切断面における製造途上の圧電薄膜共振子1の断面図となっている。
圧電薄膜共振子1の製造にあたっては、最初に、厚み0.5mm、直径3インチのニオブ酸リチウムの単結晶の円形ウエハ(36度カットY板)を支持基板11及び圧電体基板17として準備した。
そして、陥没111を形成すべき領域が開口部となっているマスク(クロム膜と金膜とからなる積層膜)M1を支持基板11の上面に形成し(図4(A))、温度60℃の1:1バッファードフッ酸(以下、「BHF」)溶液に支持基板11を浸漬することにより、陥没111が形成された支持基板11を得た(図4(B))。
同様に、陥没149を形成すべき領域が開口部となっているマスク(クロム膜と金膜とからなる積層膜)M2を圧電体基板17の下面に形成し(図4(C))、BHF溶液に圧電体基板17を浸漬することにより、0.15μmの深さの陥没149が形成された圧電体基板17を得た(図4(D))。
その後、圧電体基板17の下面に、厚さ0.057μmのモリブデン膜と厚さ0.02μmのタンタル膜とをスパッタリングにより成膜し、フォトリソグラフィにより、図2(2)に示すパターンを有する下面電極13を得た(図4(E))。
続いて、支持基板11の上面に接着層12となるエポキシ接着剤を塗布し、支持基板11の上面と、圧電体基板17の下面とを張り合わせた。そして、支持基板11及び圧電体基板17に圧力を印加してプレス圧着を行い、接着層12の厚みを0.5μmとした。しかる後に、張り合わせた支持基板11及び圧電体基板17を200℃の環境下で1時間放置してエポキシ接着剤を硬化させ、支持基板11と圧電体基板17とを接着した(図4(F))。
支持基板11と圧電体基板17との接着が完了した後、圧電体基板17を支持基板11に接着した状態を維持したまま、支持基板11の下面を炭化ケイ素(SiC)で作製した研磨治具に固定し、圧電体基板17の上面を固定砥粒の研削機で研削加工し、圧電体基板17の厚さを50μmまで薄肉化した。さらに、圧電体基板17の上面をダイヤモンド砥粒で研磨加工し、圧電体基板17の厚さを2μmまで薄肉化した。最後に、ダイヤモンド砥粒による研磨加工で圧電体基板17に生じた加工変質層を除去するために、遊離砥粒及び不繊布系研磨パッドを使用して圧電体基板17の仕上げ研磨を行い、非励振領域142における厚さが1.15μmであり、励振領域141における厚さが1μmの圧電体薄膜14を得た(図5(G))。
続いて、圧電体薄膜14の上面(研磨面)を有機溶剤で洗浄し、厚さ0.02μmのクロム膜と厚さ0.0515μmの金膜とをスパッタリングにより成膜し、フォトリソグラフィにより、図2(1)に示すパターンを有する上面電極15を得た(図5(H))。
さらに、圧電体薄膜14の、下面電極131のパット131Pを被覆する部分をフッ酸によるエッチングで除去し、パット131Pが露出された圧電薄膜共振子1を得た(図5(I))。
このようにして得られた圧電薄膜共振子1について、ネットワークアナライザ及びプローバーを用いて周波数インピーダンス特性を評価したところ、図6に示す波形が得られた。
なお、モリブデン、タンタル、ニオブ酸リチウム、クロム及び金の比重は、それぞれ、10.2、16.6、4.64、7.2及び19.4g/cm3であるから、実施例1の圧電薄膜共振子1では、励振領域141及び非励振領域142における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量の差は、0.696×10-12g/m2(=0.15μm×4.64g/cm3)であり、励振領域141における、圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量と励振電極の単位面積あたりの質量との和6.69×10-12g/m2(=0.57μm×10.2g/cm3+0.02μm×16.6g/cm3+1μm×4.64g/cm3+0.02μm×7.2g/cm3+0.0515μm×19.4g/cm3)の10.4%となっている。
[実施例2]
実施例2では、圧電体薄膜14の、非励振領域142における厚さを1.094μmとし、励振領域141における厚さを1μmとしたこと以外は、実施例1と同様の手順で圧電薄膜共振子1を製造した。このようにして得られた圧電薄膜共振子1について、ネットワークアナライザ及びプローバーを用いて、周波数インピーダンス特性を評価したところ、図7に示す波形が得られた。
なお、実施例2の圧電薄膜共振子1では、励振領域141及び非励振領域142における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量の差は、0.436×10-12g/m2(=0.094μm×4.64g/cm3)であり、励振領域141における、圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量と励振電極の単位面積あたりの質量との和6.69×10-12g/m2(=0.57μm×10.2g/cm3+0.02μm×16.6g/cm3+1μm×4.64g/cm3+0.02μm×7.2g/cm3+0.0515μm×19.4g/cm3)の6.5%となっている。
[比較例]
比較例では、圧電体薄膜14の下面を平坦とし、陥没を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様の手順で圧電薄膜共振子を製造した。このようにして得られた圧電薄膜共振子について、ネットワークアナライザ及びプローバーを用いて、周波数インピーダンス特性を評価したところ、図8に示す波形が得られた。
[実施例1〜2及び比較例の対比]
実施例1〜2及び比較例から明らかなように、圧電薄膜共振子1において、励振領域141における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量を軽くする陥没149を形成することにより、周波数インピーダンス特性がスプリアスの影響を受けにくくなり、共振抵抗の上昇を回避できている。特に、実施例2に示すように、励振領域141及び非励振領域142における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量の差が、励振領域141における、圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量と励振電極の単位面積あたりの質量との和の1%以上10%以下となるようにすれば、特に効果的にスプリアスを抑制することができる。
なお、陥没149によるスプリアスの抑制効果は、実施例1〜2で述べた特定の材料と膜厚の組み合わせの場合のみでなく、他の材料と膜厚の組み合わせにおいても得ることができる。また、陥没によるスプリアスの抑制効果は、材料と膜厚の組み合わせに関わらず、励振領域141及び非励振領域142における圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量の差と、圧電体薄膜14の単位面積あたりの質量と励振電極の単位面積あたりの質量との和との比によって決定されることがわかった。
<変形例>
上述の説明では、単数の圧電薄膜共振子からなる圧電薄膜デバイスについて説明を行ったが、本発明における圧電薄膜デバイスとは、一般的に言えば、単数又は複数の圧電薄膜共振子を含む圧電薄膜デバイス全般を意味しており、単一の圧電薄膜共振子を含む発振子及びトラップ等並びに複数の圧電薄膜共振子を含むフィルタ、デュプレクサ、トリプレクサ及びトラップ等を含んでいる。
また、上述の説明では、圧電体薄膜に励振される厚み縦振動による電気的な応答を利用した圧電薄膜共振子について説明したが、厚み縦振動以外のモード、例えば、厚みすべり振動等も利用可能である。
さらに、上述の説明では励振領域が円形であるとして説明を進めたが、励振領域は円形に制限されず、他の形状(例えば、多角形)であってもよい。なお、励振領域を多角形とする場合、多角形の最長の対角線の長さは、典型的には、30μm〜300μmである。
本発明の望ましい実施形態に係る圧電薄膜共振子1の概略構成を示す斜視図である。 上方から見た場合の上面電極15、下面電極13及び付加膜16のパターン並びに図1のA-A及びB-Bの切断線における圧電薄膜共振子1の断面を示す図である。 多数の圧電薄膜共振子1を一体化した集合体Uを切断して個々の圧電薄膜共振子1へ分離する様子を示す断面図である。 圧電薄膜共振子1の製造方法を説明する図である。 圧電薄膜共振子1の製造方法を説明する図である。 実施例1の圧電薄膜共振子1の周波数インピーダンス特性を示す図である。 実施例2の圧電薄膜共振子1の周波数インピーダンス特性を示す図である。 比較例の圧電薄膜共振子の周波数インピーダンス特性を示す図である。
符号の説明
1 圧電薄膜共振子
11 支持基板
12 接着層
13 下面電極
14 圧電体薄膜
15 上面電極
16 付加膜
17 圧電体基板
141 励振領域
142 非励振領域
144 離隔領域

Claims (8)

  1. 単数又は複数の圧電薄膜共振子を含む圧電薄膜デバイスであって、
    不均一な膜厚を有する圧電体薄膜と、
    前記圧電体薄膜を支持する支持体と、
    励振領域において前記圧電体薄膜を挟んで対向するように前記圧電体薄膜の両主面に形成された電極膜と、
    を備えることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  2. 請求項1に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記励振領域における前記圧電体薄膜の膜厚が非励振領域より薄くなっていることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記励振領域に厚み振動が励振されることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記圧電体薄膜を構成する圧電体材料がニオブ酸リチウムであり、
    前記圧電体薄膜と前記支持基板とが接着層を介して接着されることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記圧電体薄膜の、前記支持体に面する一の主面を非平坦にし、他の主面を平坦にすることにより、前記圧電体薄膜の膜厚を不均一とすることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  6. 請求項2に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記非励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量との差が、前記励振領域における、前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記電極膜の単位面積あたりの質量との和の0.1%以上20%以下であることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  7. 請求項6に記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記非励振領域における前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量との差が、前記励振領域における、前記圧電体薄膜の単位面積あたりの質量と前記電極膜の単位面積あたりの質量との和の1%以上10%以下であることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の圧電薄膜デバイスにおいて、
    前記圧電体薄膜は、前記励振領域を内包する領域の外側で前記支持体に支持され、前記領域が前記支持体から離隔されることを特徴とする圧電薄膜デバイス。
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