JP2008252159A - ラダー型圧電フィルタ - Google Patents

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Kazuyuki Mizuno
和幸 水野
Yukihisa Osugi
幸久 大杉
Shoichiro Yamaguchi
省一郎 山口
Masahiro Sakai
正宏 坂井
Tomoyoshi Oi
知義 多井
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Abstract

【課題】良好な濾波特性を容易に得ることができるようにする。
【解決手段】ラダー型圧電フィルタ1を構成するベアチップ10においては、連続する圧電体薄膜15を直線181で分割して得られる領域185,186のうち、領域185の側に並列腕共振子101,103を形成し、領域186の側に直列腕共振子102を形成している。このように、直線185の両側に並列腕共振子101,103と直列腕共振子102とを分離して配置すると、並列腕共振子101,103の周波数調整と直列腕共振子102の周波数調整を別々に行うことが容易になり、良好な濾波特性を容易に得ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、並列腕共振子及び直列腕共振子を合計3個以上有するラダー型圧電フィルタに関する。
複数の圧電薄膜共振子を組み合わせたラダー型圧電フィルタにおいて適切な濾波特性を得るためには、並列腕共振子の周波数と直列腕共振子の周波数との差(以下、単に「周波数差」という)を適切に調整する必要がある。特許文献1は、その調整方法の一例を示す先行技術文献で、周波数差の調整(Δf調整)のための質量付加膜(第1調整層)を圧電薄膜共振子の上に成膜し、その膜厚を調整することにより周波数差を調整する技術を開示している。
特開2005−286945号公報
しかし、特許文献1の技術では、周波数差の調整が極めて面倒であるという問題がある。本発明は、この問題を解決するためになされたもので、周波数差の調整を容易にし、良好な濾波特性を容易に得ることができるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、連続する圧電体薄膜を直線で分割して得られる第1の領域において前記圧電体薄膜を挟んで駆動電極を対向させることにより形成された並列腕共振子と、前記圧電体薄膜を直線で分割して得られる第2の領域において前記圧電体薄膜を挟んで駆動電極を対向させることにより形成された直列腕共振子とを備え、前記並列腕共振子及び前記直列腕共振子を合計3個以上有するラダー型圧電フィルタである。
請求項3の発明は、前記直列腕共振子の複数が前記直線と平行に一列に配列される請求項1に記載のラダー型圧電フィルタである。
請求項4の発明は、前記並列腕共振子を構成する前記駆動電極の平面形状が細長矩形であり、当該細長矩形の長手方向が前記直線と平行となっており、前記直列腕共振子を構成する前記駆動電極の平面形状が細長矩形であり、当該細長矩形の長手方向が前記直線と垂直となっている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラダー型圧電フィルタである。
本発明によれば、並列腕共振子の周波数調整と直列腕共振子の周波数調整を別々に行うことができるので、良好な濾波特性を容易に得ることができる。
<1 第1実施形態>
<1.1 電気的構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るラダー型圧電フィルタ1の回路図である。
図1に示すように、ラダー型圧電フィルタ1は、信号ライン111とグランドとを架する並列腕共振子101,103と、信号ライン111に挿入される直列腕共振子102とを交互に接続して構成される。ラダー型圧電フィルタ1は、信号ライン111の一端のポート121に入力された信号を濾波して信号ライン111の他端のポート122へ出力する。もちろん、ポート121とポート122とを入れ替えて用いることもできる。
<1.2 ベアチップ>
図2〜図4は、並列腕共振子101,103及び直列腕共振子102を含むベアチップ10の模式図である。図2は、ベアチップ10の斜視図、図3は、ベアチップ10の平面図、図4は、図3のIV-IVで示される切断線におけるベアチップ10の断面図となっている。、図2〜図4には、説明の便宜上、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図2〜図4に示すように、ベアチップ10は、支持基板11の上に、接着層12、キャビティ形成膜13、下面電極14(141,142)、圧電体薄膜15及び上面電極16(161〜164)をこの順序で積層した構造を有している。ベアチップ10の製造にあたっては、単独で自重に耐え得る圧電体基板を除去加工することにより圧電体薄膜15を得ているが、除去加工によって得られる圧電体薄膜15は単独で自重に耐え得ない。このため、ベアチップ10の製造にあたっては、除去加工に先立って、キャビティ形成膜13及び下面電極14を形成した圧電体基板を支持体となる支持基板11にあらかじめ接着している。
<1.3 支持基板>
支持基板11は、ベアチップ10の製造途上で圧電体基板を除去加工するときに、キャビティ形成膜13及び下面電極14が下面に形成された圧電体基板を接着層12を介して支持する支持体としての役割を有している。加えて、支持基板11は、ベアチップ10の製造後に、キャビティ形成膜13及び下面電極14が下面に形成され、上面電極16が上面に形成された圧電体薄膜15を接着層12を介して支持する支持体としての役割も有している。したがって、支持基板11には、圧電体基板を除去加工するときに加わる力に耐え得ることと、ベアチップ10の製造後にも強度が低下しないこととが要請される。
支持基板11の材料及び厚さは、このような要請を満足するように、適宜選択することができる。ただし、支持基板11の材料を、圧電体薄膜15を構成する圧電材料と近い熱膨張率、より望ましくは、圧電体薄膜15を構成する圧電材料と同じ熱膨張率を有する材料、例えば、圧電体薄膜15を構成する圧電材料と同じ材料とすれば、ベアチップ10の製造途上において、熱膨張率の差に起因する反りや破損を抑制することができ、ベアチップ10の製造後において、熱膨張率の差に起因する特性変動や破損を抑制することができる。なお、熱膨張率に異方性がある材料を用いる場合、支持基板11と圧電体薄膜15とで各方向の熱膨張率がともに同じとなるように配慮することが望ましく、支持基板11と圧電体薄膜15とに同じ圧電材料を用いる場合、支持基板11と圧電体薄膜15とで結晶方位を一致させることが望ましい。
<1.4 接着層>
接着層12は、ベアチップ10の製造途上で圧電体基板を除去加工するときに、キャビティ形成膜13及び下面電極14が下面に形成された圧電体基板を支持基板11に接着固定する役割を有している。加えて、接着層12は、ベアチップ10の製造後に、キャビティ形成膜13及び下面電極14が下面に形成され、上面電極16が上面に形成された圧電体薄膜15を支持基板11に接着固定する役割も有している。したがって、接着層12には、圧電体基板を除去加工するときに加わる力に耐え得ることと、ベアチップ10の製造後にも接着力が低下しないこととが要請される。
このような要請を満足する接着層12の望ましい例としては、有機接着剤、望ましくは、充填効果を有し、接着対象が完全に平坦ではなくても十分な接着力を発揮するエポキシ接着剤(熱硬化性を利用するエポキシ樹脂の接着剤)やアクリル接着剤(光硬化性及び熱硬化性を併用するアクリル樹脂の接着剤)により形成された接着層12を挙げることができる。このような樹脂を採用することにより、圧電体基板と支持基板11との間に期待しない空隙が生じることを防止し、当該空隙により圧電体基板の除去加工時にクラック等が発生することを防止可能である。ただし、このことは、これ以外の接着層12によって支持基板11と圧電体薄膜15とが接着固定されることを妨げるものではない。
<1.5 キャビティ形成膜>
キャビティ形成膜13は、絶縁材料を成膜することにより得られた絶縁体膜である。キャビティ形成膜13は、駆動部1411,1412,1421が形成される領域の外側に形成され、当該領域において圧電体薄膜15を支持基板11から離隔させるキャビティを形成している。このようなスペーサとしての役割を有するキャビティ形成膜13により、当該領域において圧電体薄膜15が支持基板11と干渉しなくなり、当該領域における振動の励振が阻害されることがなくなる。
キャビティ形成膜13を構成する絶縁材料は、特に制限されないが、二酸化ケイ素(SiO2)等の絶縁材料から選択することが望ましい。
<1.6 圧電体薄膜>
圧電体薄膜15は、圧電体基板を除去加工することにより得られる。より具体的には、圧電体薄膜15は、単独で自重に耐え得る厚み(例えば、50μm以上)を有する圧電体基板を、単独で自重に耐え得ない膜厚(例えば、10μm以下)まで除去加工で薄肉化することにより得られる。
圧電体薄膜15を構成する圧電材料としては、所望の圧電特性を有する圧電材料を選択することができるが、水晶(SiO2)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、四ホウ酸リチウム(Li2B4O7)、酸化亜鉛(ZnO)、ニオブ酸カリウム(KNbO3)及びランガサイト(La3Ga3SiO14)等の粒界を含まない単結晶材料を選択することが望ましい。圧電体薄膜15を構成する圧電材料として単結晶材料を用いることにより、圧電体薄膜15の電気機械結合係数及び機械的品質係数を向上することができるからである。
また、圧電体薄膜15における結晶方位も、所望の圧電特性を有する結晶方位を選択することができる。ここで、圧電体薄膜15における結晶方位は、ベアチップ10の共振周波数や反共振周波数の温度特性が良好となる結晶方位とすることが望ましく、周波数温度係数が「0」となる結晶方位とすることがさらに望ましい。
圧電体基板の除去加工は、切削、研削及び研磨等の機械加工並びにエッチング等の化学加工等により行う。ここで、複数の除去加工方法を組み合わせ、加工速度が速い除去加工方法から、加工対象に生じる加工変質が小さい除去加工方法へと除去加工方法を段階的に切り替えながら圧電体基板を除去加工すれば、高い生産性を維持しつつ、圧電体薄膜15の品質を向上し、ベアチップ10の特性を向上することができる。例えば、圧電体基板を固定砥粒に接触させて削る研削及び圧電体基板を遊離砥粒に接触させて削る研磨を順次行った後に、当該研磨によって圧電体基板に生じた加工変質層を仕上げ研磨により除去するようにすれば、圧電体基板を削る速度が早くなり、ベアチップ10の生産性を向上することができるとともに、圧電体薄膜15の品質を向上することにより、ベアチップ10の特性を向上することができる。
このようなベアチップ10では、圧電体薄膜15をスパッタリング等により成膜した場合と異なり、圧電体薄膜15を構成する圧電材料や圧電体薄膜15における結晶方位が下地の制約を受けないので、圧電体薄膜15を構成する圧電材料や圧電体薄膜15における結晶方位の選択の自由度が高くなっている。したがって、ベアチップ10では、所望の特性を実現することが容易になっている。
この圧電体薄膜15には、圧電体薄膜15の下面と上面との間を貫通し、圧電体薄膜15を挟んで対向する下面電極14と上面電極16とを導通させるバイアホール155,156が形成されている。バイアホール155は、その内側面に成膜された導電体薄膜により下面電極141と上面電極164とを電気的に接続し、バイアホール156は、その内側面に成膜された導電体薄膜により下面電極142と上面電極162とを電気的に接続する。
<1.7 下面電極及び上面電極>
下面電極14及び上面電極16は、それぞれ、圧電体薄膜15の平坦に研磨された下面及び上面に導電材料を成膜することにより形成された導電体薄膜である。ここで、圧電体薄膜15の下面及び上面が「平坦」であるとは、研磨後に不可避的に残存する表面粗さを超えるような凹凸がない状態をいう。
下面電極14及び上面電極16を構成する導電材料は、特に制限されないが、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅(Cu)、白金(Pt)、金(Au)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)及びタンタル(Ta)等の金属から選択することが望ましい。もちろん、下面電極14及び上面電極16を構成する導電材料として合金を用いてもよい。また、複数種類の導電材料を重ねて成膜することにより、下面電極14及び上面電極16を形成してもよい。
図5及び図6は、それぞれ、下面電極14及び上面電極16のパターンを示す図である。図5及び図6にも、図2〜図4と共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図3、図5及び図6に示すように、下面電極141の一部を占める細長矩形の駆動部1411は、上面電極161の一部を占める細長矩形の駆動部1611と圧電体薄膜15を挟んで対向し、並列腕共振子101を形成している。下面電極141の一部を占める細長矩形の駆動部1412は、上面電極162の一部を占める細長矩形の駆動部1621と圧電体薄膜15を挟んで対向し、直列腕共振子102を形成している。
また、下面電極142の一部を占める細長矩形の駆動部1421は、上面電極163の一部を占める細長矩形の駆動部1631と圧電体薄膜15を挟んで対向し、並列腕共振子103を形成している。
下面電極141の、駆動部1411,1412を除く残余を占める給電部1414は、バイアホール155によって、上面電極164の全部を占める給電部1644に接続されている。
また、下面電極142の、駆動部1421を除く残余を占める給電部1424は、バイアホール156によって、上面電極162の、駆動部部1621を除く残余を占める給電部1624に接続されている。
上面電極164,162は、それぞれ、フリップチップバンプやボンディングワイヤ等を介してポート121,122に接続される。また、上面電極161,163は、フリップチップバンプやワイヤボンディング等を介して接地される。
<1.8 並列腕共振子及び直列腕共振子の配置>
図3に示すように、ベアチップ10においては、連続する圧電体薄膜15を直線181で分割して得られる領域185,186のうち、領域185の側に並列腕共振子101,103を形成し、領域186の側に直列腕共振子102を形成している。このように、直線185の両側に並列腕共振子101,103と直列腕共振子102とを分離して配置すると、並列腕共振子101,103の周波数調整と直列腕共振子102の周波数調整を別々に行うことが容易になり、良好な濾波特性を容易に得ることができる。
すなわち、ベアチップ10では、図7の平面図に示すように、領域186をマスク191で保護しつつ、領域185にある駆動部1611,1631(又は、その上に成膜された二酸化ケイ素膜等の質量付加膜)の膜厚をイオンビーム等で調整することにより、並列腕共振子101,103の周波数調整を直列腕共振子102の周波数調整とは独立して行うことができる。また、ベアチップ10では、図8の平面図に示すように、領域185をマスク191で保護しつつ、領域186にある駆動部1621(又は、その上に成膜された二酸化ケイ素膜等の質量付加膜)の膜厚をイオンビーム等で調整することにより、直列腕共振子102の周波数調整を並列腕共振子101,103の周波数調整とは独立して行うことができる。このような独立した周波数調整によれば、並列腕共振子101,103の周波数と直列腕共振子102の周波数との差を適切なものとすることができ、ラダー型圧電フィルタ1の濾波特性を向上することができる。
このように並列腕共振子101,103及び直列腕共振子102の配置を工夫することにより選択的な周波数調整を可能にすることは、複数の圧電薄膜共振子(FBAR;Film Bulk Acoustic Filter)を組み合わせた数GHz帯のラダー型圧電フィルタのような、並列腕共振子101,103と直列腕共振子102とが接近しがちなラダー型圧電フィルタにおいて特に意義がある。
さらに、ベアチップ10では、2個の並列腕共振子101、103が直線181と平行に一列に配列されている。ここで、「直線181と平行に一列に配列されている」とは、一の並列腕共振子を直線181と平行に移動すると他の並列共振子と重なり合うような位置関係にあることをいう。
<1.9 ベアチップの製造>
続いて、支持基板11及び圧電体薄膜15を構成する圧電材料としてニオブ酸リチウムの単結晶、接着層12を構成する材料としてエポキシ接着剤、キャビティ形成膜13を構成する絶縁材料として二酸化ケイ素、下面電極14及び上面電極16を構成する導電材料としてタングステンを用いた場合を例として、ベアチップ10の製造方法を説明する。ただし、以下で説明する製造方法は例示に過ぎず、所望の特性に応じて材料を変更することを妨げるものではない。また、圧電体薄膜15を圧電体基板の除去加工により得ることも必須ではなく、従来から行われているように、基板の上に下面電極14、圧電体薄膜15及び上面電極16をスパッタリング等の付加加工で順次成膜することによりベアチップ10を製造してもよい。
なお、以下で説明する製造方法においては、ベアチップ10は、製造原価の低減のために、多数(典型的には、数100個〜数1000個)のベアチップ10を一体化したマザー基板を作製して先述の周波数調整を行った後に、当該マザー基板をダイシングソーで切断して個々のベアチップ10へ分離することによって得られている。
以下では、便宜上、当該マザー基板に含まれる1個のベアチップ10に着目して説明を進めるが、マザー基板に含まれる他のベアチップ10も着目したベアチップ10と同時平行して製造されている。
ベアチップ10の製造にあたっては、最初に、圧電体基板17の下面の全面にタングステン膜をスパッタリングにより成膜し、一般的なフォトリソグラフィプロセスを用いてパターニングを行い、図5に示すパターンを有する下面電極14を得る(図9)。
続いて、圧電体基板17の下面の全面に二酸化ケイ素膜をスパッタリングにより成膜し、一般的なフォトリソグラフィプロセスを用いてパターニングを行い、キャビティ形成膜13を形成する(図10)。
さらに続いて、支持基板11の上面に接着層12となるエポキシ接着剤を塗布し、支持基板11の上面と、下面電極14及びキャビティ形成膜13が形成された圧電体基板17の下面とを張り合わせる。そして、支持基板11及び圧電体基板17に圧力を印加してプレス圧着を行う。しかる後に、エポキシ接着剤を硬化させ、支持基板11と圧電体基板17を接着する(図11)。
支持基板11と圧電体基板17との接着が完了した後、圧電体基板17を支持基板11に接着した状態を維持したまま、支持基板11の下面を研磨治具に接着固定し、圧電体基板17の上面を固定砥粒の研削機で研削加工し、圧電体基板17を薄肉化する。さらに、圧電体基板17の上面をダイヤモンド砥粒で研磨加工し、圧電体基板17をさらに薄肉化する。最後に、ダイヤモンド砥粒による研磨加工で圧電体基板17に生じた加工変質層を除去するために、遊離砥粒及び不繊布系研磨パッドを使用して圧電体基板17の仕上げ研磨を行い、所望の膜厚の圧電体薄膜15を得る(図12)。
次に、圧電体薄膜15の上面(研磨面)を有機溶剤で洗浄し、クロム膜と金膜とを圧電体薄膜15の上面に順次成膜し、得られた積層膜を一般的なフォトリソグラフィプロセスを用いてパターニングすることにより、圧電体薄膜15の、バイアホール155,156を形成すべき部分のみを露出させたエッチングマスク191を得る(図13)。
エッチングマスク191の形成後、加熱したバッファードフッ酸で圧電体薄膜15のエッチングを行い、圧電体薄膜15の上面と下面との間を貫通するバイアホール155,156を形成して下面電極14を露出させるとともに、エッチングマスク191をエッチングにより除去する。
そして、圧電体基板17の上面の全面にタングステン膜をスパッタリングにより成膜し、一般的なフォトリソグラフィプロセスを用いてパターニングを行い、図6に示すパターンを有する上面電極16を得る(図14)。これにより、ベアチップ10が製造されたことになる。
<2 第2実施形態>
<2.1 電気的構成>
図15は、本発明の第2実施形態に係るラダー型圧電フィルタ2の回路図である。
図15に示すように、ラダー型圧電フィルタ2は、信号ライン211とグランドとを架する並列腕共振子201,203と、信号ライン211に挿入される直列腕共振子202,204とを交互に接続して構成される。ラダー型圧電フィルタ2は、信号ライン211の一端のポート221に入力された信号を濾波して信号ライン211の他端のポート222へ出力する。もちろん、ポート221とポート222とを入れ替えて用いることもできる。
<2.2 ベアチップ>
図16,図17は、並列腕共振子201,203及び直列腕共振子202、204を含むベアチップ20の模式図である。図16は、ベアチップ20の平面図、図17は、図16のXVII-XVIIで示される切断線におけるベアチップ20の断面図となっている。図16,図17には、説明の便宜上、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図16,図17に示すように、ベアチップ20は、支持基板21の上に、接着層22、キャビティ形成膜23、下面電極24(241,242)、圧電体薄膜25及び上面電極26(261〜265)をこの順序で積層した構造を有している。支持基板21、接着層22、キャビティ形成膜23、下面電極24、圧電体薄膜25及び上面電極26は、ベアチップ10の支持基板11、接着層12、キャビティ形成膜13、下面電極14、圧電体薄膜15及び上面電極16に対応し、同様の材料で構成することができる。
ラダー型圧電フィルタ1とラダー型圧電フィルタ2との主な相違は、ベアチップ20の下面電極24及び上面電極26のパターンがベアチップ10の下面電極14及び上面電極16とは異なっており、素子数が4個となっている点にある。
<2.3 下面電極及び上面電極>
この相違点について、図16,図18及び図19を参照しながら説明する。図18及び図19は、それぞれ、下面電極24及び上面電極26のパターンを示す図である。図18及び図19にも、図16,図17と共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図16,図18及び図19に示すように、下面電極241の一部を占める細長矩形の駆動部2411は、上面電極261の一部を占める細長矩形の駆動部2611と圧電体薄膜25を挟んで対向し、並列腕共振子201を形成している。下面電極241の一部を占める細長矩形の駆動部2412は、上面電極262の一部を占める細長矩形の駆動部2621と圧電体薄膜25を挟んで対向し、直列腕共振子202を形成している。
下面電極242の一部を占める細長矩形の駆動部2421は、上面電極263の一部を占める細長矩形の駆動部2631と圧電体薄膜25を挟んで対向し、並列腕共振子203を形成している。下面電極242の一部を示す細長矩形の駆動部2422は、上面電極265の一部を占める細長矩形の駆動部2651と圧電体薄膜25を挟んで対向し、直列腕共振子204を形成している。
下面電極241の、駆動部2411,2412を除く残余を占める給電部2414は、バイアホール255によって、上面電極264に接続されている。
また、下面電極242の、駆動部2421,2422を除く残余を占める給電部2424は、バイアホール256によって、上面電極262の、駆動部部2621を除く残余を占める給電部2624に接続されている。
上面電極264,265は、それぞれ、フリップチップバンプやボンディングワイヤ等を介してポート221,222に接続される。また、上面電極261,263は、フリップチップバンプやワイヤボンディング等を介して接地される。
<2.4 並列腕共振子及び直列腕共振子の配置>
図16に示すように、ベアチップ20においても、連続する圧電体薄膜25を直線281で分割して得られる領域285,286のうち、領域285の側に並列腕共振子201,203を形成し、領域286の側に直列腕共振子202,204を形成している。このように、直線285の両側に並列腕共振子201,203と直列腕共振子202,204とを分離して配置すると、並列腕共振子201,203の周波数調整と直列腕共振子202,204の周波数調整を別々に行うことが容易になり、良好な濾波特性を容易に得ることができる。
さらに、ベアチップ20でも、2個の並列腕共振子201、203が直線281と平行に一列に配列されている。加えて、ベアチップ20では、2個の直列腕共振子202,204が直線281と平行に一列に配列されている。
<3 第3実施形態>
<3.1 電気的構成>
図20は、本発明の第3実施形態に係るラダー型圧電フィルタ3の回路図である。
図20に示すように、ラダー型圧電フィルタ3は、信号ライン311とグランドとを架する並列腕共振子301,303,305と、信号ライン311に挿入される直列腕共振子302,304,306とを交互に接続して構成される。ラダー型圧電フィルタ3は、信号ライン311の一端のポート321に入力された信号を濾波して信号ライン311の他端のポート322へ出力する。もちろん、ポート321とポート322とを入れ替えて用いることもできる。
<3.2 ベアチップ>
図21,図22は、並列腕共振子301,303,305及び直列腕共振子302、304.306を含むベアチップ30の模式図である。図21は、ベアチップ30の平面図、図22は、図21のXXII-XXIIで示される切断線におけるベアチップ30の断面図となっている。図21,図22には、説明の便宜上、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図21,図22に示すように、ベアチップ30は、支持基板31の上に、接着層32、キャビティ形成膜33、下面電極34(341〜343)、圧電体薄膜35及び上面電極36(361〜367)をこの順序で積層した構造を有している。支持基板31、接着層32、キャビティ形成膜33、下面電極34、圧電体薄膜35及び上面電極36は、ベアチップ10の支持基板11、接着層12、キャビティ形成膜13、下面電極14、圧電体薄膜15及び上面電極16に対応し、同様の材料で構成することができる。
ラダー型圧電フィルタ1とラダー型圧電フィルタ3との主な相違は、ベアチップ30の下面電極34及び上面電極36のパターンがベアチップ10の下面電極14及び上面電極16とは異なっており、素子数が6個となっている点にある。
<3.3 下面電極及び上面電極>
この相違点について、図21,図23及び図24を参照しながら説明する。図23及び図24は、それぞれ、下面電極34及び上面電極36のパターンを示す図である。図23及び図24にも、図20,図21と共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図21,図23及び図24に示すように、下面電極341の一部を占める細長矩形の駆動部3411は、上面電極361の一部を占める細長矩形の駆動部3611と圧電体薄膜35を挟んで対向し、並列腕共振子301を形成している。下面電極341の一部を占める細長矩形の駆動部3412は、上面電極362の一部を占める細長矩形の駆動部3621と圧電体薄膜35を挟んで対向し、直列腕共振子302を形成している。
また、下面電極342の一部を占める細長矩形の駆動部3421は、上面電極363の一部を占める細長矩形の駆動部3631と圧電体薄膜35を挟んで対向し、並列腕共振子303を形成している。下面電極342の一部を占める細長矩形の駆動部3422は、上面電極365の一部を占める細長矩形の駆動部3651と圧電体薄膜35を挟んで対向し、直列腕共振子304を形成している。
さらに、下面電極343の一部を占める細長矩形の駆動部3431は、上面電極366の一部を占める細長矩形の駆動部3661と圧電体薄膜35を挟んで対向し、並列腕共振子305を形成している。下面電極343の一部を占める細長矩形の駆動部3432は、上面電極367の一部を占める細長矩形の駆動部3671と圧電体薄膜35を挟んで対向し、直列腕共振子305を形成している。
下面電極341の、駆動部3411,3412を除く残余を占める給電部3414は、バイアホール355によって、上面電極364に接続されている。下面電極342の、駆動部3421,3422を除く残余を占める給電部3424は、バイアホール356によって、上面電極362に接続されている。下面電極343の、駆動部3431,3432を除く残余を占める給電部3434は、バイアホール357によって、上面電極365に接続されている。
上面電極364,367は、それぞれ、フリップチップバンプやボンディングワイヤ等を介してポート321,322に接続される。また、上面電極361,363,366は、フリップチップバンプやワイヤボンディング等を介して接地される。
<3.4 並列腕共振子及び直列腕共振子の配置>
図21に示すように、ベアチップ30においても、連続する圧電体薄膜35を直線381で分割して得られる領域385,386のうち、領域385の側に並列腕共振子301,303,305を形成し、領域386の側に直列腕共振子302,304,306を形成している。このように、直線385の両側に並列腕共振子301,303,305と直列腕共振子302,304,306とを分離して配置すると、並列腕共振子301,303,305の周波数調整と直列腕共振子302,304,306の周波数調整を別々に行うことが容易になり、良好な濾波特性を容易に得ることができる。
さらに、ベアチップ30でも、3個の並列腕共振子301,303,305が直線381と平行に一列に配列されている。加えて、ベアチップ30では、3個の直列腕共振子302,304、306が直線381と平行に一列に配列されている。
<4 第4実施形態>
<4.1 電気的構成>
図25は、本発明の第4実施形態に係るラダー型圧電フィルタ4の回路図である。
図25に示すように、ラダー型圧電フィルタ4は、信号ライン411とグランドとを架する並列腕共振子401,403,405,407と、信号ライン411に挿入される直列腕共振子402,404,406とを交互に接続して構成される。ラダー型圧電フィルタ4は、信号ライン411の一端のポート421に入力された信号を濾波して信号ライン411の他端のポート422へ出力する。もちろん、ポート421とポート422とを入れ替えて用いることもできる。
<4.2 ベアチップ>
図26,図27は、並列腕共振子401,403,405,407及び直列腕共振子402、404,406を含むベアチップ40の模式図である。図26は、ベアチップ40の平面図、図27は、図26のXXVII-XXVIIで示される切断線におけるベアチップ40の断面図となっている。、図26,図27には、説明の便宜上、左右方向をX軸方向、前後方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図26,図27に示すように、ベアチップ40は、支持基板41の上に、接着層42、キャビティ形成膜43、下面電極44(441〜444)、圧電体薄膜45及び上面電極46(461〜467)をこの順序で積層した構造を有している。支持基板41、接着層42、キャビティ形成膜43、下面電極44、圧電体薄膜45及び上面電極46は、ベアチップ10の支持基板11、接着層12、キャビティ形成膜13、下面電極14、圧電体薄膜15及び上面電極16に対応し、同様の材料で構成することができる。
ラダー型圧電フィルタ1とラダー型圧電フィルタ4との主な相違は、ベアチップ40の下面電極44及び上面電極46のパターンがベアチップ10の下面電極14及び上面電極16とは異なっており、素子数が7個となっている点にある。
<4.3 下面電極及び上面電極>
この相違点について、図26,図28及び図29を参照しながら説明する。図28及び図29は、それぞれ、下面電極44及び上面電極46のパターンを示す図である。図28及び図29にも、図26,図27と共通のXYZ直交座標系が定義されている。
図26,図28及び図29に示すように、下面電極441の一部を占める細長矩形の駆動部4411は、上面電極461の一部を占める細長矩形の駆動部4611と圧電体薄膜45を挟んで対向し、並列腕共振子401を形成している。
また、下面電極442の一部を占める細長矩形の駆動部4421は、上面電極461の一部を占める細長矩形の駆動部4612と圧電体薄膜45を挟んで対向し、直列腕共振子402を形成している。下面電極442の一部を占める細長矩形の駆動部4422は、上面電極463の一部を占める細長矩形の駆動部4631と圧電体薄膜45を挟んで対向し、並列腕共振子403を形成している。下面電極442の一部を占める細長矩形の駆動部4423は、上面電極464の一部を占める細長矩形の駆動部4641と圧電体薄膜45を挟んで対向し、直列腕共振子404を形成している。
さらに、下面電極443の一部を占める細長矩形の駆動部4431は、上面電極464の一部を占める細長矩形の駆動部4642と圧電体薄膜45を挟んで対向し、並列腕共振子405を形成している。
加えて、下面電極444の一部を占める細長矩形の駆動部4441は、上面電極464の一部を占める細長矩形の駆動部4643と圧電体薄膜45を挟んで対向し、直列腕共振子406を形成している。下面電極444の一部を占める細長矩形の駆動部4442は、上面電極466の一部を占める細長矩形の駆動部4661と圧電体薄膜45を挟んで対向し、並列腕共振子407を形成している。
下面電極441の、駆動部4411を除く残余を占める給電部4414は、バイアホール455によって、上面電極462に接続されている。下面電極443の、駆動部4431を除く残余を占める給電部4434は、バイアホール456によって、上面電極465に接続されている。下面電極444の、駆動部4441,4442を除く残余を占める給電部4444は、バイアホール457によって、上面電極467に接続されている。
上面電極461,481は、それぞれ、フリップチップバンプやボンディングワイヤ等を介してポート421,422に接続される。
また、上面電極462,463,465,466は、フリップチップバンプやボンディングワイヤ等を介して接地される。
<4.4 並列腕共振子及び直列腕共振子の配置>
図26に示すように、ベアチップ40においても、連続する圧電体薄膜45を直線481で分割して得られる領域485,486のうち、領域485の側に並列腕共振子401,403,405、407を形成し、領域486の側に直列腕共振子402,404,406を形成している。このように、直線485の両側に並列腕共振子401,403,405、407と直列腕共振子402,404,406とを分離して配置すると、並列腕共振子401,403,405、407の周波数調整と直列腕共振子402,404,406の周波数調整を別々に行うことが容易になり、良好な濾波特性を容易に得ることができる。
さらに、ベアチップ40でも、4個の並列腕共振子401,403,405、407が直線381と平行に一列に配列されている。加えて、ベアチップ40では、3個の直列腕共振子402,404,406が直線481と平行に一列に配列されている。4個の並列腕共振子401,403,405、407及び3個の直列腕共振子402,404,406をこのように配列すれば、並列腕共振子401,403,405、407と直列腕共振子402,404,406とを接続する配線(下面電極44や上面電極46のパターン)の長さを短くすることができるので、当該配線の抵抗等の影響を減らすことができる。
さらに、ベアチップ40では、平面形状が細長矩形の並列腕共振子401,403,405、407の長手方向を直線481に平行にし(横長にし)、細長矩形の直列腕共振子402,404,406の長手方向を直線481に垂直にしている(縦長にしている)。このように、並列腕共振子401,403,405、407と直列腕共振子402,404,406とで長手方向を直交させると、共振子を接続する配線の幅を広くすることができるので、当該配線の抵抗等の影響を減らすことができる。
<その他>
第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態においては、それぞれ、ラダー型圧電フィルタの素子数すなわち並列腕共振子の数及び直列腕共振子の数の合計が3個、4個、6個及び7個である場合を説明したが、素子数は増減することができ、素子数が3個以上であれば本発明を適用することができる。
また、濾波特性の改善やインピーダンス整合等のために、並列腕共振子及び直列腕共振子以外の素子をラダー型圧電フィルタに含めてもよい。例えば、図30の回路図に示すように、信号ライン511とグランドとを架する並列腕共振子501,503,505と、信号ライン511に挿入される直列腕共振子502,504,506とを交互に接続したラダー型圧電フィルタ5において、並列腕共振子501,503,505にインダクタ507,508,509を直列接続してもよい。
本発明の第1実施形態に係るラダー型圧電フィルタの回路図である。 ベアチップの斜視図である。 ベアチップの平面図である。 図3のIV-IVで示される切断線におけるベアチップの断面図である。 下面電極のパターンを示す図である。 上面電極のパターンを示す図である。 並列腕共振子の周波数調整時のベアチップの平面図である。 直列腕共振子の周波数調整時のベアチップの平面図である。 ベアチップの製造方法を説明する断面図である。 ベアチップの製造方法を説明する断面図である。 ベアチップの製造方法を説明する断面図である。 ベアチップの製造方法を説明する断面図である。 ベアチップの製造方法を説明する断面図である。 ベアチップの製造方法を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態に係るラダー型圧電フィルタの回路図である。 ベアチップの平面図である。 ベアチップの断面図である。 下面電極のパターンを示す図である。 上面電極のパターンを示す図である。 本発明の第3実施形態に係るラダー型圧電フィルタの回路図である。 ベアチップの平面図である。 ベアチップの断面図である。 下面電極のパターンを示す図である。 上面電極のパターンを示す図である。 本発明の第4実施形態に係るラダー型圧電フィルタの回路図である。 ベアチップの平面図である。 ベアチップの断面図である。 下面電極のパターンを示す図である。 上面電極のパターンを示す図である。 ラダー型圧電フィルタの回路図である。
符号の説明
1 ラダー型圧電フィルタ
14,24,34,44 上面電極
15,25,35,45 圧電体薄膜
16,26,36,46 下面電極
101,103,201,203,301,303,305,401,403,405,407 並列腕共振子
102,202,204,302,304,306,402,404,406 直列腕共振子

Claims (4)

  1. 連続する圧電体薄膜を直線で分割して得られる第1の領域において前記圧電体薄膜を挟んで駆動電極を対向させることにより形成された並列腕共振子と、
    前記圧電体薄膜を直線で分割して得られる第2の領域において前記圧電体薄膜を挟んで駆動電極を対向させることにより形成された直列腕共振子と、
    を備え、
    前記並列腕共振子及び前記直列腕共振子を合計3個以上有するラダー型圧電フィルタ。
  2. 前記並列腕共振子の複数が前記直線と平行に一列に配列される請求項1に記載のラダー型圧電フィルタ。
  3. 前記直列腕共振子の複数が前記直線と平行に一列に配列される請求項1に記載のラダー型圧電フィルタ。
  4. 前記並列腕共振子を構成する前記駆動電極の平面形状が細長矩形であり、当該細長矩形の長手方向が前記直線と平行となっており、
    前記直列腕共振子を構成する前記駆動電極の平面形状が細長矩形であり、当該細長矩形の長手方向が前記直線と垂直となっている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のラダー型圧電フィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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