JP2007242994A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、集電体と分極性電極層との間の抵抗の増加を防止し、電気二重層キャパシタの信頼性向上を目的とする。
【解決手段】金属箔からなる集電体3a、3bに活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーとからなる分極性電極層4a、4bを形成した分極性電極を、電解液を含浸させたセパレータ5a、5bを介して前記分極性電極を対向させて陽極および陰極とし、これらをケース8に収納してなる電気二重層キャパシタにおいて、前記集電体3a、3bと前記分極性電極層4a、4bとの間に電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する導電性のバリア層6a、6bを設けたことを特徴とする電気二重層キャパシタである。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種電子機器に利用される電気二重層キャパシタに関し、特に低抵抗および長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタに関するものである。
従来の電気二重層キャパシタはアルミニウム箔などの集電体上の表面に活性炭を主成分とする分極性電極層を形成した分極性電極をセパレータを介して対向させることによりキャパシタ素子を構成し、このキャパシタ素子に電解液を含浸させることにより構成されているものである。
上記電解液には低抵抗化のために電導度が高く、また電気分解による電解液の劣化を抑えるため、フッ素などのハロゲンを含む化合物を電解質として用いている。
また、上記分極性電極層には活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーに加え、機械的強度向上のため低融点成分を含むものなどがある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、低抵抗化に関して特許文献1及び2、電極の強度アップに関して特許文献3が知られている。
特開2003−257797号公報 特開2004−111719号公報 特開平1−241812号公報
上記特許文献1及び2では活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーの組成や形状を制御することで分極性電極層の低抵抗化を図っており、上記特許文献3では分極性電極層にケイ酸塩やリン酸塩などの低融点成分を含むことで機械的強度向上を図っている。
しかし上記従来の構成においては、電解液中のフッ素イオンなどの腐食性イオンが集電体であるアルミニウムなどの金属箔と反応して、集電体と分極性電極層との間にフッ化アルミニウムなどの高抵抗の腐食生成物を形成してしまうという問題点を有していた。この腐食生成物により集電体と分極性電極層との界面抵抗が増大し、電気二重層キャパシタとしての抵抗も増大してしまうものであった。
そこで本発明はこのような従来の課題を解決し、低抵抗で特性劣化が少なく、長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、金属箔からなる集電体に活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーとからなる分極性電極層を形成した分極性電極を、電解液を含浸させたセパレータを介して前記分極性電極を対向させて陽極および陰極とし、これらをケースに収納してなる電気二重層キャパシタにおいて、前記集電体と前記分極性電極層との間に電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する導電性のバリア層を設けたことを特徴とする電気二重層キャパシタとした。
本発明の電気二重層キャパシタは、上記集電体と分極性電極層との間に電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する導電性のバリア層を設けることにより、集電体の表面を電解液中の電解質である腐食性イオンなどから保護し、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができる。したがって、抵抗を低くすることができ、特性劣化の少ない長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することができるものである。
本発明の請求項1に記載の発明においては、金属箔からなる集電体に活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーとからなる分極性電極層を形成した分極性電極を、電解液を含浸させたセパレータを介して前記分極性電極を対向させて陽極および陰極とし、これらをケースに収納してなる電気二重層キャパシタにおいて、前記集電体と前記分極性電極層との間に電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する導電性のバリア層を設けた構成を有する。
これにより、集電体を電解液中の電解質である腐食性イオンなどから保護し、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができるため、抵抗を低くすることができ、特性劣化の少ない長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することができる。
本発明の請求項2に記載の発明においては、前記電解液はフッ素を含んだアニオンを電解質とする電解液であり、前期バリア層がリン系化合物からなる構成である。フッ素に対して安定で表面を安定化することのできるリン系化合物を用いることで、集電体を電解液中のフッ素イオンからリン系化合物の導電性のバリア層で保護し、高抵抗のフッ素腐食生成物の生成を抑制できる。更に集電体の表面のバリア層中のリン成分と分極性電極層中の活性炭の表面官能基とが水素結合することにより、集電体と分極性電極層とが化学的にも結合し密着性が向上することで集電体と分極性電極層との間での界面抵抗が下がる効果も得られる。これらにより、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができるため、抵抗を低くすることができ、特性劣化の少ない長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することができる。
本発明の請求項3に記載の発明においては、電解液中のフッ素イオンからリン酸、リン酸塩、リン酸エステルのいずれかであるリン系化合物の導電性のバリア層で、集電体の表層全面を緻密に保護することで、高抵抗のフッ素腐食生成物の生成を抑制できる。また集電体の表面のバリア層中のリン成分と分極性電極層中の活性炭の表面官能基とが水素結合することにより、集電体と分極性電極層とが化学的にも結合し密着性が向上することで集電体と分極性電極層との間での界面抵抗が下がる効果が得られる。更にバリア層をリン酸、リン酸塩、リン酸エステルにすることで、集電体の表面上に溶液を用いて、集電体の粗面化の後処理としてバリア層を容易に設けることが可能となる。これらにより、低コストで、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができるため、初期の抵抗を低減し、電圧印加時の抵抗変化も抑えることができ、抵抗の低い特性劣化の少ない長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することができる。
本発明の請求項4に記載の発明においては、集電体を電解液中の腐食性イオンから、高耐食性のタンタル、ニオブ、珪素、チタン及びその化合物のいずれかからなる導電性のバリア層で保護することで、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができる。これにより、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができるため、抵抗を低くすることができ、特性劣化の少ない長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することができる。
本発明の請求項5に記載の発明においては、陰イオンと反応しやすい陽極側の集電体のみを電解液中の電解質である腐食性の陰イオンから導電性のバリア層で保護する構成である。腐食性イオンはアニオンとして存在しているために電圧印加時には陽極と反応することがより多く、容量を低下させることなく陽極側の集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができるため、抵抗変化を抑えることができ、更に電気二重層キャパシタの構成としての部材数を削減し、製造コストを抑えることができるものである。
本発明の請求項6に記載の発明においては、特に腐食性のイオンに弱いアルミニウム集電体を電解液中の電解質である腐食性イオンから導電性のバリア層で保護し、容量を低下させることなくアルミニウム集電体と電解液との間での化学反応を抑制し、アルミニウム水和物を含めた高抵抗のアルミニウム腐食生成物の生成を抑制できる。これにより、容量を低下させることなく集電体と電解液との間での化学反応を抑制することができるため、初期の抵抗を低減し、電圧印加時の抵抗変化も抑えることができ、抵抗の低い特性劣化の少ない長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタを提供することができる。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における電気二重層キャパシタの構成を示した一部切り欠き斜視図、図2は同電気二重層キャパシタに使用される分極性電極を示した断面図である。
図1と図2において、1はキャパシタ素子を示し、このキャパシタ素子1はリード線2a、2bを接続した集電体3a、3b上に活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーとからなる分極性電極層4a、4bを形成し、その間に短絡防止用のセパレータ5a、5bを介在させて巻回することにより構成されているものである。
また、図2に示すごとく、粗面化したアルミニウム箔などからなる集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bの間に、電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する導電性のリン系化合物からなる導電性のバリア層6aが設けられている。
前記電解液には、電解質にテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート/溶媒としてプロピレンカーボネート(TEABF4/PC)や、トリエチルメチルアンモニウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(TEMABF4/PC)、1−メチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(EMIBF4/PC)、1−エチル−2、3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(EDMIBF4/PC)、1、2、3−トリメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(TMIBF4/PC)及び1、3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(DMIBF4/PC)などが主に用いられる。
上記電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する効果を得るには、リン酸等が分極性電極層4a、4bの全体に分布するだけでは不十分であり、バリア層6a、6bを集電体3a、3bの表面に全面に形成させ、集電体3、3bと分極性電極層4aとの間にバリア層6a、6bを設ける必要がある。すなわちこの効果は、集電体3a、3bの表面を電解液中のフッ素イオンなどの腐食性イオンからバリア層6a、6bで保護することでのみ生ずるものである。また集電体3a、3bはこのバリア層6a、6bを介して分極性電極層4a、4bに蓄えられた電気二重層容量を引き出す働きがあるため、バリア層6a、6bには導電性が必要である。
なお、電気二重層キャパシタとしての陽極をリード線2aと、集電体3aと、分極性電極層4aと、セパレータ5aと、導電性のバリア層6aとからなる構成とした場合には、電気二重層キャパシタとしての陰極は同じ構成で小文字bを付したものとなる。
このキャパシタ素子1を腐食性イオンを電解質とする上記の電解液(図示せず)に含浸させ、図1に示すごとく、キャパシタ素子1の上端部にリード線2a、2bが挿通する孔を設けたゴム製の封口部材7を嵌め込み、アルミニウムからなる有底円筒状のケース8に収納してケース8の開口部を絞り加工することにより、封口部材7を圧縮してケース8を封止するように構成されている。
まずアルミニウム箔などからなる集電体3a、3bの表面にリン酸塩への浸漬や化成処理などでリン系化合物を形成し、集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bの間にリン系化合物からなる導電性のバリア層6a、6bを設ける。これは電解液中のフッ素イオンなどの腐食性イオンに対して、集電体3a、3bの表面にリン酸化合物のバリア層6a、6bを設けることで腐食抑制効果があるためである。従って、このバリア層6a、6bを設けることで、電解液中のフッ素イオンなどの腐食性イオンがアルミニウム箔などからなる集電体3a、3bと化学反応して生ずる集電体3a、3bの表層部分で高抵抗のフッ化アルミニウムなどの高抵抗の腐食生成物の形成を防止することができる。
その結果として、集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bとの間の界面抵抗をさらに低減することができるとともに、集電体3a、3bと電解液との化学反応性を抑制することで、初期の抵抗が低減できるだけでなく電圧印加時の抵抗変化も約2分の1に抑えることができ、特性劣化が少なく、長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタとすることができるものである。
更には集電体3a、3bの表面のリン系化合物からなるバリア層6a、6b中のリン成分と分極性電極層4a、4b中の活性炭の表面官能基とが水素結合することにより、集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bとの物理的結合に加え化学的にも結合するため、密着性が向上することで集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bとの間での界面抵抗が下がる効果も得られることによるものである。
また、バリア層6a、6bはリン酸、リン酸塩、リン酸エステルのいずれかであってもよく、このようにすることで、集電体3a、3bの表面上に溶液を用いて集電体3a、3bの粗面化の後処理としてバリア層6a、6bを容易に設けることが可能となるものである。
さらに、このバリア層6aは少なくとも電気二重層キャパシタの陽極にあればよく、これは電解液中のフッ素イオンなどの腐食性イオンはアニオンとして存在しているため、実使用に相当する電圧印加時には陽極と反応することがより多いので、これにより、電気二重層キャパシタの構成としての部材数を削減し、製造コストを抑えることができるものである。
なお、このバリア層6a、6bは好ましくは集電体3a、3bの全面に渡って設けられているものであるが、部分的にバリア層6a、6bが存在していたとしてもバリア層6a、6bが存在しない場合と比較すると、上記のフッ素と集電体3a、3bとの反応を阻むことができ、抵抗を低くし、抵抗変化を抑える効果を奏するものである。
また、このバリア層6a、6bの存在はオージェ電子分光やESCA(またはXPS、X線光電子分光)などといった表面分析によってリン成分などが検出されることによって確認することもできるものである。
本発明における実施の形態によれば、集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bからリード線2a、2bを用いて電極を引き出す形としたが、この形に特定されるものではなく、集電体3a、3bから直接電極を引き出す形でもよく、腐食性イオンの電解質を含む電解液による電気二重層キャパシタであれば同様の効果を奏するものである。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。
銅からなる集電体3a、3bの表面に蒸着、スパッタなどで導電性のタンタルまたはニオブ化合物を形成し、集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bの間にタンタルまたはニオブ化合物からなる導電性のバリア層6a、6bを設ける。電解液には、電解質にテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレート/溶媒としてプロピレンカーボネート(TEABF4/PC)や、トリエチルメチルアンモニウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(TEMABF4/PC)、1−メチル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(EMIBF4/PC)、1−エチル−2、3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(EDMIBF4/PC)、1、2、3−トリメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(TMIBF4/PC)及び1、3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート/プロピレンカーボネート(DMIBF4/PC)だけでなく、硫酸、水酸化カリウムなどの水溶液なども用いられる。前期電解液中の硫酸イオンやフッ素イオンなどの腐食性イオンに対して、銅からなる集電体3a、3bの表面にタンタルまたはニオブ化合物のバリア層6a、6bを設けることで腐食抑制効果があるためである。タンタルまたはニオブ金属及びその化合物は化学的に非常に安定で酸にも強く、このバリア層6a、6bを設けることで、電解液中にアニオンとして含まれているフッ素イオンが銅からなる集電体3a、3bと化学反応して生ずる集電体3a、3bの表層部分での高抵抗の腐食生成物の形成を防止することができる。
その結果として、集電体3a、3bと分極性電極層4a、4bとの間の界面抵抗をさらに低減することができるとともに、集電体3a、3bと電解液との化学反応性を抑制することで、特性劣化が少なく、長期信頼性に優れた電気二重層キャパシタとすることができるものである。
なお、電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体3a、3bを保護する導電性のバリア層6a、6bには、リン系化合物やタンタルまたはニオブ化合物だけでなく耐食性の良い珪素やチタン化合物などでも同様の効果が得られ、前記集電体3a、3bにはアルミニウムや銅だけでなく鉄などの比抵抗の低い金属を使用することが可能になる。
以上のように、本発明にかかる電気二重層キャパシタによれば、集電体と分極性電極層との間の抵抗の増加を防止することができ、電気二重層キャパシタの低抵抗化を図ることができる。
この結果、電気二重層キャパシタの信頼性向上が可能になり、大電流における高信頼性などが要求される自動車のシステムなどに有用である。
本発明の実施の形態1による電気二重層キャパシタの一部切り欠き斜視図 本発明の実施の形態1による電気二重層キャパシタの分極性電極の断面図
符号の説明
1 キャパシタ素子
2a,2b リード線
3a,3b 集電体
4a,4b 分極性電極層
5a,5b セパレータ
6a,6b バリア層
7 封口部材
8 ケース

Claims (6)

  1. 金属箔からなる集電体に活性炭粉末とカーボンブラックとバインダーとからなる分極性電極層を形成した分極性電極を、電解液を含浸させたセパレータを介して前記分極性電極を対向させて陽極および陰極とし、これらをケースに収納してなる電気二重層キャパシタにおいて、前記集電体と前記分極性電極層との間に電解液中の電解質である腐食性イオンから集電体を保護する導電性のバリア層を設けたことを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 前記電解液はフッ素を含んだアニオンを電解質とする電解液であり、前期バリア層はリン系化合物からなる請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  3. 前記リン系化合物はリン酸、リン酸塩、リン酸エステルのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の電気二重層キャパシタ。
  4. 前記バリア層が高耐食性のタンタル、ニオブ、珪素、チタン及びその化合物のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  5. 前記バリア層を有する分極性電極を前記陽極にのみ用いた請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  6. 前記集電体がアルミニウム箔からなる請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
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