JP2007242134A - 凹凸パターン形成方法、凹凸パターン形成装置および情報記録媒体製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板の破損や劣化、およびスループットの低下を招くことなく、樹脂層に対して凹凸パターンを高精度でしかも容易に転写する。
【解決手段】スタンパー側凹凸パターンが形成されたスタンパー20を加工対象体10(基材)上の樹脂層30に押し付ける押し付け処理と、押し付け処理によってスタンパー側凹凸パターンの凸部26aを樹脂層30に押し込んだスタンパー20を樹脂層30から剥離する剥離処理とをこの順で実行することでスタンパー側凹凸パターンを樹脂層30に転写して加工対象体10の上に凹凸パターンを形成する際に、押し付け処理時に凸部26aが樹脂層30に接した時点t2における樹脂層30の周囲の圧力(真空チャンバ内の圧力)よりも、凸部26aの押し込みを完了した状態(時点t4から時点t5までの間の所定の時点)における樹脂層30の周囲の圧力の方が低圧となるように減圧処理を実行する。
【選択図】図5
【解決手段】スタンパー側凹凸パターンが形成されたスタンパー20を加工対象体10(基材)上の樹脂層30に押し付ける押し付け処理と、押し付け処理によってスタンパー側凹凸パターンの凸部26aを樹脂層30に押し込んだスタンパー20を樹脂層30から剥離する剥離処理とをこの順で実行することでスタンパー側凹凸パターンを樹脂層30に転写して加工対象体10の上に凹凸パターンを形成する際に、押し付け処理時に凸部26aが樹脂層30に接した時点t2における樹脂層30の周囲の圧力(真空チャンバ内の圧力)よりも、凸部26aの押し込みを完了した状態(時点t4から時点t5までの間の所定の時点)における樹脂層30の周囲の圧力の方が低圧となるように減圧処理を実行する。
【選択図】図5
Description
本発明は、基材上の樹脂層にスタンパーを押し付けて基材の上に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成方法および凹凸パターン形成装置、並びにその凹凸パターン形成方法に従って形成した凹凸パターンを用いて情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法に関するものである。
この種の凹凸パターン形成方法として、凹凸パターンが形成されたスタンパーを基板上の熱可塑性樹脂の層(以下、「樹脂層」ともいう)に押し付けてスタンパーの凹凸パターンを樹脂層に転写する凹凸パターンの転写方法が特開2005−153091号公報に開示されている。この転写方法では、まず、例えば熱可逆性樹脂を塗布して基板上に樹脂層を形成する。次いで、樹脂層が形成された基板とスタンパーとを加圧ユニットにおける真空チャンバ内にセットする。続いて、転写処理中において樹脂層内にボイド(空洞)が生じる事態を回避するために、真空チャンバ内を1Pa以下の圧力となるように真空脱気(減圧)する。次いで、ヒータを作動させてスタンパーおよび基板(樹脂層)の双方を200℃まで加熱した後に、加圧用ロッドを上昇させて基板上の樹脂層にスタンパーを押し付ける。
この際に、樹脂層にスタンパーを押し付けた状態を例えば3分間に亘って維持することにより、スタンパーにおける凹凸パターンの各凸部が基板上の樹脂層に押し込まれる。続いて、ヒータを停止させた状態において冷却水を流すことでスタンパーおよび基板(樹脂層)の双方を60℃まで冷却する。次いで、樹脂層に対するスタンパーの押し付けを停止すると共に、真空チャンバをリークする(大気圧にする)。この後、基板(樹脂層)およびスタンパーの積層体を真空チャンバから取り出し、剥離ユニットによって樹脂層からスタンパーを剥離する。これにより、基板上の樹脂層にスタンパーの凹凸パターンに対応する凹凸パターンが形成される。
特開2005−153091号公報(第8−19頁、第1−15図)
ところが、従来の転写方法には、以下の問題点がある。すなわち、従来の転写方法では、熱可塑性樹脂(樹脂材料)を塗布して形成した樹脂層内にボイドが生じる事態を回避するために、基板(樹脂層)およびスタンパーの周囲を減圧する(真空脱気する)と共に、減圧が完了した状態において樹脂層に対するスタンパーの押し付け処理を開始している。この場合、溶剤を含んだ樹脂層を真空中に晒したときには、樹脂層(熱可塑性樹脂の塗膜)から溶剤等が揮発して樹脂層の硬化が始まることとなる。したがって、スタンパーの押し付け処理の開始に先立って基板(樹脂層)およびスタンパーの周囲を減圧したときには、樹脂層にスタンパーの凸部を押し込む時点において樹脂層の硬化が進行しているため、樹脂層に凸部を押し込み難くなる結果、各凸部を十分に奥深くまで押し込むのが困難となるおそれがある。
この場合、従来の転写方法では、スタンパーの押し付け処理時に基板(樹脂層)およびスタンパーの双方を200℃程度まで加熱することで樹脂層を柔らかくして凸部を押し込み易くする方法を採用している。しかしながら、加熱に際して基板(樹脂層)およびスタンパーを急激に温度上昇させた場合、基板を構成する各種機能層(一例として、磁気記録媒体用の記録層)の破損や、各機能層の機能の劣化を招くおそれがある。したがって、十分に時間をかけて温度上昇させる必要があるため、従来の転写方法には、加熱処理の分だけ凹凸パターンの形成についてのスループットが低下しているという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、基材の破損や劣化、およびスループットの低下を招くことなく、樹脂層に対して凹凸パターンを高精度でしかも容易に転写し得る凹凸パターン形成方法および凹凸パターン形成装置、並びに全域に亘って凹凸パターンを高精度で形成し得る情報記録媒体製造方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る凹凸パターン形成方法は、スタンパー側凹凸パターンが形成されたスタンパーを基材上の樹脂層に押し付ける押し付け処理と、当該押し付け処理によって前記スタンパー側凹凸パターンの凸部を前記樹脂層に押し込んだ前記スタンパーを当該樹脂層から剥離する剥離処理とをこの順で実行することで当該スタンパー側凹凸パターンを当該樹脂層に転写して前記基材の上に凹凸パターンを形成する際に、前記押し付け処理時に前記凸部が前記樹脂層に接した時点における当該樹脂層の周囲の圧力よりも、前記凸部の押し込みを完了した状態における前記樹脂層の周囲の圧力の方が低圧となるように減圧処理を実行する。なお、本明細書における「凸部の押し込みを完了した状態」には、樹脂層に対する凸部の押し込みを完了した時点から、剥離処理を開始する時点までの間の各時点におけるスタンパーおよび樹脂層の状態が含まれる。また、本明細書における「凸部の押し込みを完了した時点」とは、例えば、押し付け処理時において基材に対するスタンパーのプレス機構による相対的な移動を停止させた時点を意味する。また、押し付け処理時において基材(樹脂層)に対するスタンパーの押し付け圧力の値に基づいて押し付け状態を把握しているプレス機においては、基材(樹脂層)に対するスタンパーの押圧力が予め規定された所定の圧力(凸部の押し込みが完了したとみなす圧力)に達した時点を意味する。
また、本発明に係る凹凸パターン形成方法は、前記押し付け処理時において前記凸部の押し込みを完了した時点以後の所定の時点から前記減圧処理を開始する。
また、本発明に係る凹凸パターン形成装置は、スタンパー側凹凸パターンが形成されたスタンパーおよび樹脂層が形成された基材を収容可能な容器と、前記スタンパーおよび前記基材の少なくとも一方を前記容器内において移動させることによって前記樹脂層に対する当該スタンパーの押し付けおよび当該樹脂層からの当該スタンパーの剥離を実行する移動機構と、前記容器内を減圧する減圧機構と、前記移動機構による前記少なくとも一方の移動および前記減圧機構による前記容器内の減圧を制御する制御部とを備えて前記スタンパー側凹凸パターンを前記樹脂層に転写して前記基材の上に凹凸パターンを形成可能に構成され、前記制御部は、前記押し付け処理時に前記凸部が前記樹脂層に接した時点における当該樹脂層の周囲の圧力よりも、前記凸部の押し込みを完了した状態における前記樹脂層の周囲の圧力の方が低圧となるように前記減圧機構を制御して前記容器内を減圧させる。
また、本発明に係る情報記録媒体製造方法は、上記の凹凸パターン形成方法に従って前記基材の上に形成した凹凸パターンを用いて情報記録媒体を製造する。
本発明に係る凹凸パターン形成方法および凹凸パターン形成装置によれば、押し付け処理時に凸部が樹脂層に接した時点における樹脂層の周囲の圧力よりも、凸部の押し込みを完了した状態における樹脂層の周囲の圧力の方が低圧となるように減圧処理を実行することにより、樹脂層に対するスタンパーの押し付け処理の開始に先立って溶剤が揮発して樹脂層が硬くなる事態を招くことなく、ある程度の溶剤を含んで十分に軟らかい樹脂層に対してスタンパーの凸部を容易に押し込むことができる。したがって、スタンパーの押し付け処理時における加熱処理を不要にできるため、基材の破損や劣化、およびスループットの低下を招くことなく、樹脂層に対して凹凸パターンを高精度でしかも容易に形成することができる。また、スタンパーの押し付け処理時において加熱処理を実行する場合においても、樹脂層等を僅かに温度上昇させるだけで、樹脂層に対してスタンパーの凸部を一層容易に押し込むことができる。また、スタンパー側凹凸パターンの凸部の押し込みを完了した状態において低圧となるように減圧処理を実行することにより、凸部が押し込まれている状態の樹脂層から溶剤が揮発して樹脂層が硬化するため、スタンパーの剥離後に凹凸パターンが崩れる事態を招くことなく、その凹凸形状を高精度な状態で維持することができる。
また、本発明に係る凹凸パターン形成方法によれば、押し付け処理時において凸部の押し込みを完了した時点以後の所定の時点から減圧処理を開始することにより、スタンパー側凹凸パターンの凸部の押し付け完了時点に先立って樹脂層が硬化する事態を回避することができる結果、凸部を樹脂層に対して十分に奥深くまで確実に押し込むことができる。
また、本発明に係る情報記録媒体製造方法によれば、上記の凹凸パターン形成方法に従って基材の上に形成した凹凸パターンを用いて情報記録媒体を製造することにより、形成した凹凸パターンをマスクパターンとして、または、形成した凹凸パターンと凹凸位置関係が一致する凹凸パターンをマスクパターンとして用いて基材をエッチング処理することで、その全域に亘って凹凸パターンを高精度で形成することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る凹凸パターン形成方法、凹凸パターン形成装置および情報記録媒体製造方法の最良の形態について説明する。
図1に示すインプリント装置1は、磁気ディスク11(図2参照)の製造に際して、本発明に係る凹凸パターン形成方法に従い、加工対象体10およびスタンパー20(図3参照)を用いて加工対象体10の上に凹凸パターン36(図6参照)を形成する凹凸パターン形成装置の一例であって、真空チャンバ2、バルブ3a,3b、真空ポンプ4、上下動機構5、制御部6および記憶部7を備えている。この場合、磁気ディスク11は、例えば垂直記録方式による記録データの記録が可能なディスクリートトラック型の磁気記録媒体(パターンド媒体)であって、図2に示すように、軟磁性層13、中間層14および記録層(磁性記録層)15がディスク状基板12の上にこの順で形成されている。この磁気ディスク11は、本発明における情報記録媒体に相当し、その一方の面(同図における上面)には、少なくとも突端部側が磁性材料(記録層15)で形成された複数の凸部16aと複数の凹部16bとが形成されてデータトラックパターンやサーボパターンとして機能する凹凸パターン16が形成されている。また、凹凸パターン16の各凹部16b内には、非磁性材料17が埋め込まれている。さらに、各凸部16aの上と各凹部16b内に埋め込まれた非磁性材料17の上には、例えばDLC(Diamond Like Carbon )によって保護層18が形成されると共に、保護層18の表面には、潤滑剤(図示せず)が塗布されている。
また、加工対象体10は、本発明における基材に相当し、図3に示すように、軟磁性層13、中間層14および記録層(磁性記録層)15がディスク状基板12の上にこの順で形成されている。さらに、この加工対象体10における記録層15の上には、後述するようにして樹脂材料が塗布されることで樹脂層30が形成される。また、スタンパー20は、上記の磁気ディスク11を製造する際に、加工対象体10上の樹脂層30にマスクパターンとしての凹凸パターン36(図6参照)を形成するための原盤であって、ニッケル層21を電極として用いた電鋳処理によってニッケル層21の上にニッケル層22が形成され、全体として円板状に形成されている。このスタンパー20には、磁気ディスク11における凹凸パターン16の各凹部16bに対応して形成された複数の凸部26aと、凹凸パターン16の各凸部16aに対応して形成された複数の凹部26bとを有する凹凸パターン26(本発明における「スタンパー側凹凸パターン」の一例)が形成されている。
一方、真空チャンバ2は、本発明における容器に相当し、バルブ3a,3bおよび真空ポンプ4と相俟って本発明における減圧機構を構成する。この場合、図1に示すように、真空チャンバ2内には、加工対象体10を保持する基材保持部8と、上下動機構5に連結されると共にスタンパー20を保持するスタンパー保持部9とが配設されている。バルブ3aは、制御部6の制御に従い、真空チャンバ2における吸気口2aを開口または閉塞する。バルブ3bは、制御部6の制御に従い、真空チャンバ2における排気口2bを開口または閉塞する。真空ポンプ4は、制御部6の制御に従い、排気口2bを介して真空チャンバ2内の空気を排気することで真空チャンバ2内を減圧する。この場合、このインプリント装置1では、後述するように、バルブ3a,3bおよび真空ポンプ4が制御部6の制御に従ってインプリント処理の各工程毎に真空チャンバ2内が図5に実線Aで示す圧力となるように減圧する。
上下動機構5は、本発明における移動機構に相当し、制御部6の制御に従い、基材保持部8に向けてスタンパー保持部9を移動させる(下降させる)ことにより、スタンパー保持部9によって保持されているスタンパー20の凹凸パターン26を基材保持部8によって保持されている加工対象体10上の樹脂層30に押し付ける(本発明における「押し付け処理」の実行)。また、上下動機構5は、制御部6の制御に従い、基材保持部8に対してスタンパー保持部9を離間させる(上動させる)ことにより、加工対象体10上の樹脂層30からスタンパー20を剥離する(本発明における「剥離処理」の実行)。制御部6は、インプリント装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部6は、上下動機構5によるスタンパー保持部9(スタンパー20)の移動を制御すると共に、真空ポンプ4による真空チャンバ2内の減圧処理を制御する。記憶部7は、制御部6の動作プログラムなどを記憶する。
上記の磁気ディスク11の製造に際しては、まず、加工対象体10の上に樹脂層30を形成する。具体的には、一例として、塗布後の厚み(塗膜の厚み)が100nmとなるようにスピンコート法によって加工対象体10における記録層15の上に樹脂材料を溶剤で希釈した塗液を均一に塗布する。
この場合、加工対象体10としては、一例として、直径2.5インチの円板状のものを使用する。また、上記の樹脂材料として、一例として、ガラス転移点が20℃のアクリル樹脂を使用する。具体的には、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよびスチレンの共重合体を主成分とするアクリル樹脂を採用することができる。さらに、上記の溶剤としては、一例として、PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)を使用する。
また、塗液の塗布条件は、一例として、以下の通りとする。
塗液中の溶剤量:95重量%
塗液の滴下量 :600μl
加工対象体10の回転速度:500rpmで回転させた状態において塗液を滴下し、その後に3秒かけて3000rpmまで回転速度を上昇させ、その状態を60秒間に亘って維持する。
また、塗液の塗布条件は、一例として、以下の通りとする。
塗液中の溶剤量:95重量%
塗液の滴下量 :600μl
加工対象体10の回転速度:500rpmで回転させた状態において塗液を滴下し、その後に3秒かけて3000rpmまで回転速度を上昇させ、その状態を60秒間に亘って維持する。
以上の条件に従って加工対象体10に塗液を塗布することにより、記録層15の上に均一な厚みの塗膜が形成される。次いで、この状態の加工対象体10をベーク装置(図示せず)にセットして、90℃で90秒間のベーク処理を実行する。これにより、加工対象体10の上に樹脂層30が形成される。
次に、インプリント装置1によるインプリント処理を実行することにより、加工対象体10の上にマスクパターンとしての凹凸パターン36を形成する。この際には、まず、樹脂層30の形成を完了した加工対象体10とスタンパー20とを真空チャンバ2内にセットする。具体的には、図3に示すように、樹脂層30の形成面を上向きにして加工対象体10を基材保持部8に保持させると共に、凹凸パターン26の形成面を下向きにしてスタンパー20をスタンパー保持部9に保持させる。次いで、加工対象体10(樹脂層30)およびスタンパー20の双方に対して加熱処理を実行することなく、室温(一例として25℃)を維持した状態において、制御部6が上下動機構5を制御して基材保持部8に向けてスタンパー保持部9を下降させる。この際には、スタンパー保持部9の下降に伴い、スタンパー保持部9によって保持されているスタンパー20が基材保持部8によって保持されている加工対象体10上の樹脂層30に押し付けられる。
この場合、図5の実線Aで示すように、スタンパー20における凹凸パターン26の各凸部26aの突端面が樹脂層30の表面に接した時点t2においては、真空チャンバ2内の圧力が大気圧(減圧されていない状態)となっている。したがって、インプリント処理の開始に先立って真空チャンバ内を真空状態となるように減圧する従来の転写方法とは異なり、スタンパー20の各凸部26aが樹脂層30に押し込まれるのに先立って樹脂層30内の溶剤が揮発して樹脂層30が硬化する事態を招くことなく、樹脂層30内にある程度の溶剤が含まれた状態、すなわち、樹脂層30がある程度軟らかい状態に維持される。したがって、スタンパー20の各凸部26aが樹脂層30に対してスムーズに押し込まれる。一方、制御部6は、上下動機構5を制御してスタンパー20の全域に対して、一例として9MPaの押圧力を加えた状態を維持させる。この結果、図4に示すように、スタンパー20の各凸部26aが樹脂層30に対して十分に奥深くまで押し込まれる。なお、同図では、本発明についての理解を容易とするために、スタンパー20の押し付け時に各凸部26aの突端面と加工対象体10(記録層15)との間に生じる樹脂材料(残渣)の図示を省略している。
次いで、インプリント処理の開始から所定時間を経過した時点(樹脂層30に対する各凸部26aの押し込みを完了した時点:図5における時点t4:本発明における所定の時点の一例)において、制御部6は、バルブ3bを制御して排気口2bを開口すると共に、真空ポンプ4を制御して真空チャンバ2内を一例として0.1Paとなるように減圧させる(本発明における減圧処理の開始)。なお、バルブ3aは吸気口2aを閉塞した状態に制御されているものとする。この際に、真空チャンバ2内、すなわち、加工対象体10、樹脂層30およびスタンパー20の周囲が減圧されることにより、スタンパー20を押し付けている樹脂層30内の溶剤が揮発して樹脂層30が硬化する。
続いて、樹脂層30に対する各凸部26aの押し込みを完了した時点t4から30秒間に亘って9MPaの押圧力を加えた状態を維持した後に、制御部6は、上下動機構5を制御して加工対象体10(樹脂層30)に対するスタンパー20の押圧を停止させると共に、真空ポンプ4による真空チャンバ2内の減圧処理を停止させる。次いで、制御部6は、バルブ3aを制御して吸気口2aを開口させることで真空チャンバ2内を大気圧に復帰させると共に、時点t5において、上下動機構5を制御してスタンパー保持部9を上動させることにより、図6に示すように、樹脂層30からスタンパー20を剥離する。これにより、スタンパー20における凹凸パターン26の凹凸形状が樹脂層30に転写されて加工対象体10の上に凹凸パターン36が形成される。この場合、樹脂層30に対する各凸部26aの押し込みを開始してから剥離処理を完了するまでの間において、加工対象体10(樹脂層30)およびスタンパー20の温度が変化したときには、双方の熱膨張率の差異に起因して樹脂層30に転写された凹凸パターン36に変形が生じるおそれがある。一方、このインプリント装置1によるインプリント処理では、本発明における押し付け処理の開始時点から本発明における剥離処理の完了時点までの間において、加工対象体10(樹脂層30)およびスタンパー20を一定またはほぼ一定の温度(この例では、25℃一定を目標とする)となるように維持している。したがって、熱膨張率の差異に起因する上記のような凹凸パターン36の変形が回避される。
なお、加工対象体10の上に形成された凹凸パターン36は、スタンパー20の凹凸パターン26における各凸部26aに対応して各凹部36bが形成され、凹凸パターン26における各凹部26bに対応して各凸部36aが形成されている。この場合、凹凸パターン36が形成された樹脂層30は、スタンパー20の剥離に先立って真空チャンバ2内において真空状態に晒されて溶剤が揮発しているため、凹凸パターン36の凹凸形状が崩れない程度に十分に硬化している。以上により、本発明に係る凹凸パターン形成方法による凹凸パターン36(マスクパターン)の形成処理が完了する。
次いで、凹凸パターン36の各凹部36bの底面に残存する残渣(図示せず)を例えば酸素プラズマ処理によって除去する。続いて、凹凸パターン36(各凸部36a)をマスクパターンとして用いて加工対象体10(記録層15)に対するエッチング処理を行うことにより、図7に示す破線の部位を加工対象体10から除去して、中間層14の上に凹凸パターン16を形成する。この場合、上記の凹凸パターン形成方法では、真空チャンバ2内において樹脂層30を真空状態に晒すことで溶剤を揮発させて硬化させている。したがって、凹凸パターン36の形成を完了した樹脂層30からスタンパー20を剥離した後に、加工対象体10に対するエッチング処理の開始に先立って凹凸パターン36の凹凸形状が大きく変形する事態が回避されている。この結果、その凹凸形状が高精度な状態に維持された凹凸パターン36における各凸部36aに対応して各凸部16aが形成されると共に各凹部36bに対応して各凹部16bが形成されて、図2に示すように、中間層14の上に凹凸パターン16が形成される。
続いて、加工対象体10に形成された凹凸パターン16を覆うようにして非磁性材料17の層を形成した後に(図示せず)、例えばイオンビームエッチングによって非磁性材料17の層の表面を平坦化する。この際には、一例として、非磁性材料17の層から凹凸パターン16の各凸部16aが露出するまでエッチング処理を行う。次いで、平坦化した加工対象体10における各凸部16aの上と各凹部16b内に埋め込まれた非磁性材料17の上に、例えばDLCによって保護層18を形成する。この後、保護層18の表面に潤滑剤を塗布することにより、図2に示すように、本発明に係る情報記録媒体製造方法による磁気ディスク1の製造が完了する。
このように、このインプリント装置1による凹凸パターン形成方法によれば、押し付け処理時に各凸部26aが樹脂層30に接した時点における樹脂層30の周囲の圧力よりも、各凸部26aの押し込みを完了した状態(時点t4から時点t5までの間のいずれかの状態)における樹脂層30の周囲の圧力の方が低圧となるように減圧処理を実行することにより、樹脂層30に対するスタンパー20の押し付け処理の開始に先立って溶剤が揮発して樹脂層30が硬くなる事態を招くことなく、ある程度の溶剤を含んで十分に軟らかい樹脂層30に対してスタンパー20の各凸部26aを容易に押し込むことができる。したがって、スタンパー20の押し付け処理時における加熱処理を不要にできるため、加工対象体10(記録層15)の破損や劣化、およびスループットの低下を招くことなく、樹脂層30に対して凹凸パターン36を高精度でしかも容易に形成することができる。また、スタンパー20の押し付け処理時において加熱処理を実行する場合においても、樹脂層30等を僅かに温度上昇させるだけで、樹脂層30に対してスタンパー20の各凸部26aを一層容易に押し込むことができる。また、各凸部26aの押し込みを完了した状態において低圧となるように減圧処理を実行することにより、各凸部26aが押し込まれている状態の樹脂層30から溶剤が揮発して樹脂層30が硬化するため、スタンパー20の剥離後に凹凸パターン36が崩れる事態を招くことなく、その凹凸形状を高精度な状態で維持することができる。
また、このインプリント装置1による凹凸パターン形成方法によれば、押し付け処理時において各凸部26aの押し込みを完了した時点以後の所定の時点(この例では、各凸部26aの押し込みを完了した時点t4)から減圧処理を開始することにより、各凸部26aの押し付け完了時点に先立って樹脂層30が硬化する事態を回避することができる結果、各凸部26aを樹脂層30に対して十分に奥深くまで確実に押し込むことができる。
また、上記の磁気ディスク11の製造方法によれば、上記の凹凸パターン形成方法に従って加工対象体10(基材)の上に形成した凹凸パターン36を用いて磁気ディスク11(情報記録媒体)を製造することにより、凹凸パターン36をマスクパターンとして、または、凹凸パターン36と凹凸位置関係が一致する凹凸パターンをマスクパターンとして用いて加工対象体10(記録層15)をエッチング処理することで、その全域に亘って凹凸パターン16を高精度で形成することができる。
なお、本発明は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、上記の凹凸パターン形成方法では、そのガラス転移点が20℃のアクリル樹脂(ガラス転移点がインプリント処理時の樹脂層30の温度よりも低い樹脂の一例)を溶剤で希釈した塗液を塗布して形成した樹脂層30に凹凸パターン36を形成しているが、そのガラス転移点がインプリント処理時の樹脂層30の温度よりも高い樹脂材料を用いて樹脂層30を形成して凹凸パターン36を転写する方法を採用することもできる。この場合、ガラス転移点が高い樹脂材料であったとしても、その重量平均分子量が4000程度よりも小さい樹脂材料のなかには、インプリント処理時の温度(この例では、室温の一例である25℃程度)において軟らかいものが存在する。このような樹脂材料で形成した樹脂層に対してインプリント処理を行ったときには、スタンパー20の剥離後において、凹凸パターン36が崩れて変形するおそれがある。したがって、このような樹脂材料を用いて形成した樹脂層30に対しては、本発明に係る凹凸パターン形成方法に従って凹凸パターン36を形成することにより、押し付け処理時における各凸部26aの押し込み容易性と、剥離処理後における凹凸パターン36の形状安定性(凹凸パターン36の崩れ難さ)とを両立させることができる。
また、樹脂層30に含まれる溶剤の量を多くすることにより、インプリント時にスタンパー20の各凸部26aを樹脂層30に対して容易に押し込むことが可能となるが、溶剤の量を多くした場合、スタンパー20の剥離後において、大量の溶剤が残留することで樹脂層30が軟らかい状態となる結果、凹凸パターン36の形状安定性が悪化する。したがって、樹脂層30に含ませる溶剤の量を多くして形成した樹脂層30に対しては、本発明に係る凹凸パターン形成方法に従って凹凸パターン36を形成することにより、押し付け処理時における各凸部26aの押し込み容易性と、剥離処理後における凹凸パターン36の形状安定性(凹凸パターン36の崩れ難さ)とを両立させることができる。なお、樹脂層30に含まれる溶剤の量を多くする方法としては、樹脂層30を形成するための塗液に含ませる溶剤量を多くする方法、塗液を塗布した塗膜に対するベーク処理の時間を短くする(または、ベーク処理を実行しない)方法、およびベーク処理時の温度を低くする方法などを挙げることができる。
さらに、樹脂層30の形成に用いる樹脂材料の種類は、上記のようなアクリル樹脂に限定されるものではなく、アクリル樹脂に代えて、ポリカーボネート樹脂およびポリスチレン樹脂や、SOG(Spin On Glass)系樹脂等の各種樹脂材料を用いることができる。また、塗液中の溶剤の種類についても上記の例示に限定されるものではなく、塗布する樹脂材料の種類に応じて適宜変更することができる。さらに、塗液中の溶剤の量についても上記の例示に限定されるものではなく、形成する塗膜の厚みや、基材(この例では、加工対象体10)の回転速度等の各種条件に応じて均一な厚みの塗膜を形成し得る量の溶剤を含ませることができる。また、ベーク処理時の温度や処理時間についても、スピンコート時において塗液に含まれている溶剤の量と、押し付け処理の開始時点において樹脂層30内に残留させるべき溶剤の量とに基づいて適宜調整することができる。
また、上記の凹凸パターン形成方法では、樹脂層30に対する各凸部26aの押し込みを完了した時点(図5における時点t4)において真空ポンプ4による減圧処理を開始しているが、スタンパー20を押し付ける樹脂層30内に大量の溶剤が含まれているときや、真空ポンプ4による減圧処理にある程度の時間を要するとき(真空チャンバ2内が真空状態となるまでにある程度の時間を要するとき)や、減圧処理の開始から各凸部26aの押し込みを完了するまでの時間が短いときには、各凸部26aの押し込みの完了に先立って減圧処理を開始することができる。具体的には、図5に示すように、本発明における押し付け処理を開始した時点t0を起点として所定時間が経過した時点t1から同図に一点鎖線B1で示すように真空チャンバ2を減圧する方法、スタンパー20の各凸部26aが樹脂層30に接した時点t2から同図に一点鎖線B2で示すように真空チャンバ2を減圧する方法、樹脂層30に対して凸部26aをある程度押し込んだ時点t3から同図に一点鎖線B3で示すように真空チャンバ2を減圧する方法などを採用することができる。この場合、各凸部26aが樹脂層30に接した時点を特定する構成としては、一例として、図1に示すように、上下動機構5に配設されている圧力センサ5aのセンサ信号に基づいて特定する構成を採用することができる。
また、上記の凹凸パターン形成方法では、本発明における押し付け処理時において各凸部26aの押し込みを完了した時点t4から減圧処理を開始しているが、本発明における所定の時点はこれに限定されず、各凸部26aの押し込みを完了した時点t4からある程度の時間が経過した時点に規定することもできる。さらに、上記の凹凸パターン形成方法では、樹脂層30からのスタンパー20の剥離処理に先立って真空チャンバ2内を大気圧に復帰させているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、本発明における剥離処理の開始時点(時点t5)から同図に二点鎖線C1で示すように真空チャンバ2内を大気圧に復帰させる方法、スタンパー20の各凸部26aが樹脂層30からある程度引き抜かれた時点t6から同図に二点鎖線C2で示すように真空チャンバ2内を大気圧に復帰させる方法、スタンパー20の各凸部26aが樹脂層30から完全に引き抜かれた(スタンパー20の剥離を完了した)時点t7から同図に二点鎖線C3で示すように真空チャンバ2内を大気圧に復帰させる方法、および本発明における剥離処理を完了した時点t8から同図に二点鎖線C4で示すように真空チャンバ2内を大気圧に復帰させる方法などを採用することができる。さらに、本発明は、減圧処理時において真空チャンバ2内を真空状態まで減圧する方法に限定されず、樹脂層30から溶剤が十分に揮発し得る程度の圧力であって大気圧よりも低い所定の圧力となるように減圧する方法を採用することができる。
また、上記の凹凸パターン形成方法では、加工対象体10、樹脂層30およびスタンパー20に対する加熱処理や冷却処理を実行することなくインプリント処理しているが、本発明に係る凹凸パターン形成方法は、これに限定されず、樹脂層30に対する各凸部26aの押し込みを一層容易とするために、インプリント処理の開始に先立ち、加工対象体10、樹脂層30およびスタンパー20をある程度の温度まで加熱処理する方法を採用することもできる。また、例えば、インプリント処理を行う作業場所の温度が高いときには、スタンパー20の剥離後における凹凸パターン36の変形を回避するために、加工対象体10、樹脂層30およびスタンパー20をインプリント処理の開始に先立ってある程度の温度まで冷却処理する方法を採用することもできる。この場合、凹凸パターン36の形成時に加熱処理または冷却処理を実行する場合においては、スタンパー20の各凸部26aを樹脂層30に対する押し込みを開始してからスタンパー20の剥離を完了する時点までの間において、加工対象体10、樹脂層30およびスタンパー20の温度を一定またはほぼ一定に維持するのが好ましい。これにより、加熱処理または冷却処理を実行する場合においても、加工対象体10、樹脂層30およびスタンパー20の熱膨張率の差異に起因する凹凸パターン36の変形を回避することができる。
さらに、上記のインプリント装置1では、本発明における押し付け処理時においてスタンパー保持部9のみを移動させることで加工対象体10上の樹脂層30にスタンパー20を押し付ける構成が採用されているが、押し付け処理時において基材保持部8およびスタンパー保持部9の双方を互いに接近させるようにして移動させる構成や、スタンパー保持部9を移動させることなく基材保持部8のみをスタンパー保持部9に向けて移動させる構成を採用することができる。同様にして、本発明における剥離処理時において基材保持部8およびスタンパー保持部9の双方を互いに離間させるようにして移動させる構成や、スタンパー保持部9を移動させることなく基材保持部8のみをスタンパー保持部9から離間させるようにして移動させる構成を採用することができる。また、本発明における基材の一方の面に樹脂層を形成してインプリント処理によってマスクパターンとしての凹凸パターンを形成する例について説明したが、両面記録型の情報記録媒体を製造する際には、基材の表裏両面に樹脂層を形成すると共に、両樹脂層にそれぞれスタンパーを押し付けて両樹脂層に凹凸パターンを形成する際に本発明を適用することができる。
1 インプリント装置
2 真空チャンバ
3a,3b バルブ
4 真空ポンプ
5 上下動機構
5a 圧力センサ
6 制御部
10 加工対象体
11 磁気ディスク
16,26,36 凹凸パターン
16a,26a,36a 凸部
16b,26b,36b 凹部
20 スタンパー
30 樹脂層
t0〜t8 時点
2 真空チャンバ
3a,3b バルブ
4 真空ポンプ
5 上下動機構
5a 圧力センサ
6 制御部
10 加工対象体
11 磁気ディスク
16,26,36 凹凸パターン
16a,26a,36a 凸部
16b,26b,36b 凹部
20 スタンパー
30 樹脂層
t0〜t8 時点
Claims (4)
- スタンパー側凹凸パターンが形成されたスタンパーを基材上の樹脂層に押し付ける押し付け処理と、当該押し付け処理によって前記スタンパー側凹凸パターンの凸部を前記樹脂層に押し込んだ前記スタンパーを当該樹脂層から剥離する剥離処理とをこの順で実行することで当該スタンパー側凹凸パターンを当該樹脂層に転写して前記基材の上に凹凸パターンを形成する際に、前記押し付け処理時に前記凸部が前記樹脂層に接した時点における当該樹脂層の周囲の圧力よりも、前記凸部の押し込みを完了した状態における前記樹脂層の周囲の圧力の方が低圧となるように減圧処理を実行する凹凸パターン形成方法。
- 前記押し付け処理時において前記凸部の押し込みを完了した時点以後の所定の時点から前記減圧処理を開始する請求項1記載の凹凸パターン形成方法。
- スタンパー側凹凸パターンが形成されたスタンパーおよび樹脂層が形成された基材を収容可能な容器と、前記スタンパーおよび前記基材の少なくとも一方を前記容器内において移動させることによって前記樹脂層に対する当該スタンパーの押し付けおよび当該樹脂層からの当該スタンパーの剥離を実行する移動機構と、前記容器内を減圧する減圧機構と、前記移動機構による前記少なくとも一方の移動および前記減圧機構による前記容器内の減圧を制御する制御部とを備えて前記スタンパー側凹凸パターンを前記樹脂層に転写して前記基材の上に凹凸パターンを形成可能に構成され、
前記制御部は、前記押し付け処理時に前記凸部が前記樹脂層に接した時点における当該樹脂層の周囲の圧力よりも、前記凸部の押し込みを完了した状態における前記樹脂層の周囲の圧力の方が低圧となるように前記減圧機構を制御して前記容器内を減圧させる凹凸パターン形成装置。 - 請求項1または2記載の凹凸パターン形成方法に従って前記基材の上に形成した凹凸パターンを用いて情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006062256A JP2007242134A (ja) | 2006-03-08 | 2006-03-08 | 凹凸パターン形成方法、凹凸パターン形成装置および情報記録媒体製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006062256A JP2007242134A (ja) | 2006-03-08 | 2006-03-08 | 凹凸パターン形成方法、凹凸パターン形成装置および情報記録媒体製造方法 |
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JP2007242134A true JP2007242134A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38587515
Family Applications (1)
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JP2006062256A Withdrawn JP2007242134A (ja) | 2006-03-08 | 2006-03-08 | 凹凸パターン形成方法、凹凸パターン形成装置および情報記録媒体製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007242134A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012019222A (ja) * | 2011-08-08 | 2012-01-26 | Toshiba Corp | パターン形成方法 |
US8906281B2 (en) | 2011-03-23 | 2014-12-09 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Imprint method, imprinting equipment, and method for manufacturing semiconductor device |
-
2006
- 2006-03-08 JP JP2006062256A patent/JP2007242134A/ja not_active Withdrawn
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