JP2007241046A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走査光学装置への振動による画像悪化の発生を低減できる画像形成装置の提供。
【解決手段】像担持体1と、前記像担持体に潜像を形成する走査光学装置5と、を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、前記走査光学装置5の光学箱51が上カバー部材52と反対側の面で画像形成装置に設置され、前記上カバー部材を設置面側に向かって押圧する押圧部材を有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装置は、一連の画像形成動作として、まず感光ドラムの外周面(表面)を帯電装置により一様に帯電する。次に走査光学装置により感光ドラム表面をレーザビームによって走査して感光ドラム表面に静電潜像を形成する。次に静電潜像を現像装置によってトナー像に顕像化した後に、そのトナー像を転写装置により感光ドラムから記録紙に転写する。次にこの記録紙を定着装置により挟持搬送してトナー像に熱と圧力を加えることによって未定着のトナー像を記録紙に加熱定着する。最後にこの記録紙をプリント物(印刷物)として出力する。
上記画像形成装置の画像形成動作中において、走査光学装置には画像動作に伴う振動の影響を受けやすい。この振動としては、走査光学装置以外の構成ユニットが発生するものが挙げられる。
例えば、駆動ギヤの噛み合いや給紙ユニットの間欠動作等によるもの、現像装置として3色の現像器を回転移動させるロータリー方式の現像装置を備える場合には現像器の回転移動によるものなどがある。この他にも、走査光学装置内の回転多面鏡用の駆動モータが高速回転する時、この駆動モータと回転多面鏡の微小なアンバランス量に起因して発生する自己励起のものもある。
画像形成動作中において、レーザビームにより感光ドラムを走査するとき、走査光学装置に振動が印加されると、レーザビームの走査線と、感光ドラム間で位置ずれが生じる。これは感光ドラムにおいて画像上では印字ピッチの副走査方向のムラとして観測され、画像品質上問題となることが多い。特に、走査光学装置に対して外部から印加される振動で定常的なものは少なく、振動の多くは衝撃として印加される。その結果、レーザビームの走査が一時的にずれることで画像がその部分だけ乱れる。
また、画像形成装置において、走査光学装置に要求される性能として必須のものに印字精度がある。特に高解像度化(1200dpi化)、両面印字等、印字精度に対する要求は益々厳しくなっていく方向にある。走査光学装置に要求される印字精度を工場出荷時のレベルに保つには走査光学装置への振動を遮断することが望まれる。
特許文献1には、感光ドラムとこの感光ドラムに作用する帯電装置及び現像装置などのプロセス機器とを備える画像形成部と、この画像形成部上に配置される走査光学装置との間に防振材として粘弾性エラストマーを配設した画像形成装置が開示されている。
特開平1−195412号公報(図1参照)
画像形成装置において、防振材として粘弾性エラストマーを用いた場合、走査光学装置への振動による画像悪化の発生はかなり改善される。しかし、この場合でも走査光学装置の周囲で画像形成装置に固定している支持方法では、走査光学装置の一部に固定されている状態の上カバー部分は振動し易い状態となっている。そのため、上カバーが振動することで光学部品へ影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、上記従来技術をさらに改善して、走査光学装置への振動による画像悪化の発生を低減できるようにした画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、像担持体と、前記像担持体に潜像を形成する走査光学装置であって、前記像担持体を光ビームにより走査して前記像担持体に潜像を形成する走査光学系と、前記走査光学系組込み用の開口部を有するとともに前記走査光学系を保持する光学箱と、前記開口部を封止して前記光学箱に固定された上カバー部材と、を有する走査光学装置と、を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
前記走査光学装置の前記光学箱が前記上カバー部材と反対側の面で画像形成装置に設置され、前記上カバー部材を設置面側に向かって押圧する押圧部材を有することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、走査光学装置への振動による上カバー部材の振動を小さくして、画像悪化の発生を低減できる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。
(1)画像形成装置の全体構成
図1は本発明に係る画像形成装置の一例の構成模型図である。図1に示す画像形成装置は電子写真画像形成方式を用いて、記録材、OHPシートなどの記録媒体に画像を形成するカラーレーザープリンタである。
本実施例に示すプリンタは、プリンタ全体を制御する制御部(不図示)に記憶された所定の画像形成シーケンスに従って画像形成動作を行う。制御部に画像信号が送られてくると、像担持体としてドラム形状の電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)1が所定の周速度で矢印方向へ回転する。また、駆動ローラ、テンションローラ及び従動ローラなどの複数の巻き掛けローラ2a〜2cに巻き掛けた中間転写体としてのエンドレス状の中間転写ベルト3が感光ドラム1の回転周速度に対応した周速度で回転する。
感光ドラム1の回転中において、帯電手段としての帯電器4は感光ドラム1の外周面(表面)を所定の電位・極性に一様に帯電する。この感光ドラム1表面の帯電面を走査光学装置としてのレーザースキャナユニット5が画像信号に応じたレーザービーム(光ビーム)Lにより走査露光する。これによって画像信号に応じた静電潜像が感光ドラム1表面に形成される。
感光ドラム1表面に形成した潜像を現像する現像装置6は、マゼンタM・シアンS・イエローYの各色のトナーを内蔵する3つの現像器6M・6S・6Yを回転円盤6a上に備えるロータリー式の現像装置である。マゼンタMの画像形成プロセスでは、回転円盤6aが回転して現像器6Mを感光ドラム1表面と対向させ、この現像器6Mから感光ドラム1表面にトナーを転移させて潜像をマゼンタMのトナー像に顕像化する。
中間転写ベルト3の内側には感光ドラム1表面と対向するように1次転写手段として1次転写ローラ7を配設している。それによって中間転写ベルト3の外周面(表面)と感光ドラム1表面との間に1次転写部T1を形成している。この1次転写部T1において転写ローラ7により感光ドラム1表面のマゼンタのトナー像が中間転写ベルト3表面に転写される。
マゼンタのトナー像が中間転写ベルト3表面に転写された後、感光ドラム1表面はクリーニング装置8によって残トナーなどの付着物が除去されてクリーニングされる。
クリーニング後、感光ドラム1表面は再び帯電され、その後シアンS・イエローYについても、同様な画像形成プロセスを繰り返し行う。シアンSの画像形成プロセスでは、現像装置6の現像器6Sが感光ドラム1表面と対向して感光ドラム1表面の潜像をシアンSのトナー像に顕像化し、そのトナー像が中間転写ベルト3表面に転写される。イエローYの画像形成プロセスでは、現像装置6の現像器6Yが感光ドラム1表面と対向して感光ドラム1表面の潜像をイエローYのトナー像に顕像化し、そのトナー像が中間転写ベルト3表面に転写される。これによって、中間転写ベルト3表面にマゼンタM・シアンS・イエローYの3色のトナー像が重ね合わせて形成される。
一方、給紙カセット9または手差し給紙ユニット10から記録材Pが給送ローラ9a・10aにより1枚ずつ繰り出される。この記録材Pは搬送ローラ10及レジストローラ12により中間転写ベルト3表面と2次転写手段としての2次転写ローラ13の外周面(表面)との間の2次転写ニップ部T2に搬送される。記録材Pは2次転写ニップ部T2において中間転写ベルト3と二次転写ローラ13とで挟持搬送される。そしてこの搬送過程で二次転写ローラ13により中間転写ベルト3表面の3色のトナー像が記録材P面に転写される。
3色のトナー像が転写された記録材Pは搬送ベルト14により定着器15に搬送される。定着器15では、加熱定着ローラ15aと加圧ローラ15bとの間の定着ニップ部Nで記録材Pを挟持搬送してトナー像に熱と圧力を加えることによりトナー像を記録材P面に加熱定着する。その記録材Pは排出ローラ16によって排出トレー(不図示)上に排出される。
上記の各部材1〜16は、所定の断面形状の複数の板金部材により画像形成装置の筐体として組み立てられたフレーム20によって所定の位置に保持されている。30はフレーム20を覆う外装カバーである。
(2)スキャナユニット5の構成
図2はスキャナユニット5の一例の平面図である。図3はスキャナユニット5の横断面側面図である。図4は光学箱51内の走査光学系50の平面図である。図5は光学箱の上カバー部材52の平面図である。
図3および図4に示すように、スキャナユニット5は、走査光学系50と、この走査光学系50を保持する光学箱51と、この光学箱51に固定された上カバー部材52と、を有する。光学箱51は、枠部51aと、枠部51aの上面と下面の間で枠部51aに設けられた保持部51bと、枠部51aの上面側および下面側に設けられた走査光学系組込み用の開口部51c・51dと、を備えている。この開口部51c・51dを利用して光学系50の各部材が枠部51aおよび保持部51bに保持される。
光学系50は、半導体レーザ50aと、第1反射鏡50bと、回転多面鏡50cと、第1レンズ50eと、第2レンズ50fと、第2反射鏡50gと、第3反射鏡50hと、第4反射鏡50iと、を有する。これらの部材のうち、半導体レーザ50aは光学箱51の枠部51aに保持されている。第1反射鏡50bと、回転多面鏡50cと、回転多面鏡50cの駆動モータ50dと、第1レンズ50eと、第2レンズ50fは、それぞれ保持部51b上面の所定位置に保持されている。第3反射鏡50hと、第4反射鏡50iは、それぞれ保持部51b下面の所定位置に保持されている。
光学箱51の枠部51aは、光学系50の第2反射鏡50g側の外側面に一対の第1位置決め片53を有する。この第1位置決め片53の下面53aはスキャナユニット5をフレーム20に装着する場合の取り付け基準面となる。また、光学箱51の枠部51aは、光学系50の回転多面鏡50c側の下面にL字形状の固定部材54を有する。この固定部材54には第2位置決め片54aとビス孔54bが形成してある。
光学箱51において、枠部51a上面側の開口部51cは上カバー部材52により密閉状態に閉塞される。すなわち、上カバー部材52は開口部51cの平面形状と同じ形状、同じ大きさに形成してある。そしてこの上カバー部材52の周縁部および枠部51aの周縁部において対応する位置にそれぞれ設けたビス穴52a・51a1(図4および図5参照)にビスB1をねじ込むことによって枠部51aの周縁部に上カバー部材52を取り付けている(図2)。
(3)フレーム20のスキャナユニット装着部21の構成
図6はフレーム20のスキャナユニット装着部21の平面図である。図7はスキャナユニット装着部21の横断面側面図である。
フレーム20はスキャナユニット5を装着するスキャナユニット装着部21を有する。スキャナユニット装着部21は、スキャナユニット5を収納するためのユニット収納部22と、ユニット収納部22にスキャナユニット5を挿入するためのユニット挿入部23と、を備えている。
感光ドラム1の上方に設けられたユニット収納部22は、スキャナユニット5の取り付け基準となる床フレーム(設置面)20aと、この床フレーム20aと平行に配設された収納側上フレーム20bと、を有する。収納側上フレーム20bには、スキャナユニット5の上カバー部材52を押圧する押圧部材として、弾力性を有する金属部材25が対をなして設けてある。本実施例では金属部材25として押さえバネを用いている。押さえバネ25は、バネ板部25aの先端にスプーン型に湾曲した押圧部25bを備えている。そしてバネ板部25aが収納側上フレーム20bの裏面に固定ビスB2により取り付けられている。また、ユニット収納部22は、床フレーム20aと収納側上フレーム20bとの間にスキャナユニット5を位置決めするための位置決めフレーム20cを有する。これらの各フレーム20a〜20cは感光ドラム1の両端部側に配設された前側フレーム20dおよび後側フレーム20eに保持されている。
定着器15の上方に設けられたユニット挿入部23はスキャナユニット挿入口23aを有する。ユニット挿入口23aは、上記の前側・後側フレーム20d・20eと、これらのフレーム20d・20eに保持された挿入側下フレーム20fおよび挿入側上フレーム20gとによって形成されている。
(4)スキャナユニット5の装着手順
図8はスキャナユニット5をユニット収納部22に収納する場合の説明図である。図9はユニット収納部22に収納されたスキャナユニット5の説明図である。
スキャナユニット5をユニット収納部22に収納する場合、まず、外装カバー30においてユニット挿入口23aを閉じている開閉カバー31(図1)を開く。次に、スキャナユニット5を第1位置決め片53側からユニット挿入口23aに挿入する(図8)。その際に、第1位置決め片53の下面53aをユニット収納部22の床フレーム20a面上に摺接させながらスキャナユニット5を挿入する。
この挿入過程において、スキャナユニット5の上カバー部材52上面に押さえバネ25の押圧部25bが接触し、押さえバネ25は上方に弾性変形する。押さえバネ25はその弾性変形の反力で上カバー部材52を押圧する。スキャナユニット5をさらに挿入すると、光学箱51の第1位置決め片53が位置決めフレーム20cに設けられた第1位置決め孔20c1に係合する(図9)。また光学箱51の固定部材54の第2位置決め片54aが床フレーム20aに設けられた第2位置決め孔20a1に係合する(図9)。これによりスキャナユニット5はユニット収納部22の位置決めフレーム20cおよび床フレーム20aに位置決めされる。そして、固定部材54のビス孔54b(図4)と、このビス孔54bと対応させて床フレーム20aに設けられたビス孔(図示せず)に固定ビスB3をねじ込む。これによってスキャナユニット5は、光学箱51が床フレーム20aに固定され、上カバー部材52が押さえバネ25により押圧された状態に、ユニット収納部22に収納される。ユニット収納部22にスキャナユニット5を収納した後に開閉カバー31を閉じる。
図示していないが、ユニット収納部22からスキャナユニット5を取り出す場合には、開閉カバー31を開き、固定ビスB3を緩めてスキャナユニット5の固定部材54から外す。そしてスキャナユニット5の第1位置決め片53の下面53aをユニット収納部22の床フレーム20a面上に摺接させながらスキャナユニット5をユニット挿入口23aから引き出す。
したがって、スキャナユニット5は、光学箱51が固定される床フレーム20aと平行な方向で該床フレーム20aに対して着脱可能である。
(5)スキャナユニット5の走査露光の説明
図9および図10を参照してスキャナユニット5の走査露光について説明する。図10は光学系50の半導体レーザ50aから第2反射鏡50gに至る光路の説明図である。
半導体レーザ50aが第1反射鏡50bにレーザービームLを出射する。第1反射鏡50bはそのビームLを回転中の回転多面鏡50c外周の偏向反射面50c1に入射させる。回転多面鏡50cでは偏向反射面50c1の回転変位に応じてビームLを感光ドラム1の軸方向に偏向走査しながら第1レンズ50eおよび第2レンズ50fを介して第2反射鏡50gに入射させる。第1レンズ50eおよび第2レンズ50fではビームLのfθ補正を行う。第2反射鏡50gはビームLを第3反射鏡50hに入射させる(図9)。第3反射鏡50hはそのビームLを第4反射鏡50iに入射させる。第4反射鏡50iはそのビームLを床フレーム20aに設けられたビーム通過窓20a2を通じて回転中の感光ドラム1表面に入射させる。これによりビームLは感光ドラム1表面を主走査方向(軸方向)および副走査方向(周方向)に露光走査される。これによって感光ドラム1表面に画像信号に応じた静電潜像が形成される。
(6)スキャナユニット5への振動を低減できる理由
本実施例のプリンタにおいて、画像形成を行う時、ロータリー式現像装置6は現像器6M・6S・6Yの回転移動に伴い起動、停止を繰り返す。各現像器6M・6S・6Yは、現像用のローラの他、トナーも積載されている為、慣性質量が大きく、起動、停止時には回転円盤6a用の駆動モータのピニオンと回転円盤ギヤとの間に衝撃的な振動が発生する。この振動はフレーム20を通して感光ドラム1や、スキャナユニット5にも伝達される。感光ドラム1に伝達する振動とスキャナユニット5に伝達する振動は伝達経路が違う為、それぞれの振動の位相が異なる。その為、感光ドラム1とスキャナユニット5の設定位置が相対的に変化してピッチムラとなることが予想される。すなわち、前述のように感光ドラム1において画像上では印字ピッチの副走査方向のムラとして観測される。
図11にユニット収納部22に収納されたスキャナユニット5の平面図を示す。図9および図11に示すように、スキャナユニット5において、光学箱51は床フレーム20aに固定され、上カバー部材52は押さえバネ25により押圧されている。この為、スキャナユニット5に伝達される振動の経路は全く異質なものが2系統あることになる。1つは床フレーム20aを介してスキャナユニット5に伝達される振動伝達経路であり、他の1つは上カバー部材52を介してスキャナユニット5に伝達される振動伝達経路である。特に上カバー部材52は面積の大きい平板である為、多様な振動モードをもっている。その上カバー部材52の面の一部を押さえバネ25により押圧(支持)することで、特定の振動モードを選択することが出来る。よって、上カバー部材52において押さえバネ25による押圧位置を適切に変化させて適当な振動モードを選択すれば、床フレーム20aからの振動と干渉して、振動を小さく押さえることができる。
本実施例では、スキャナユニット5の上カバー部材52を一対の押さえバネ25により2箇所で押圧している。上カバー部材52を押圧する位置は、特にピッチムラに対する影響が大きい第4反射鏡50iの振動が最小となるように振動シミュレーションを行い、実際にスキャナユニット5をユニット収納部22に収納し確認して決定した。上カバー部材52を加圧する荷重は4.9N(約500gf)から9.8N(約1Kgf)が適正値である。また、加圧部材となる押さえバネ25は硬度が高い物質が良好で、プラスチック等は不適当である。
又、押さえバネ25が上カバー部材52を押圧する位置は、上カバー部材52を光学箱51に固定する位置で囲まれる領域A(図11)内で選択するとよい。押さえバネ25のよる上カバー部材52の押圧位置が領域A外である場合、押さえバネ25が間接的に光学箱51を押圧することになり、所期の効果を得られない。
したがって、本実施例のプリンタにおいては、スキャナユニット5において光学箱51を床フレーム20aに固定し、上カバー部材52を押さえバネ25により押圧するという簡単な構成で、振動が衝撃として印加される場合の画像悪化の発生を効果的に防止できる。
また、スキャナユニット5はフレーム20の床フレーム20aに対してリジッドに取り付けられているため、防振材として粘弾性エラストマーを用いる場合に比べ、経時的な粘弾性エラストマーの弾性劣化による印字精度の変化は発生しない。
また、スキャナユニット5をフレーム収納部22に収納するとき、押さえバネ25は上カバー部材52と接触して上方に弾性変形する為、フレーム収納部22に対するスキャナユニット5の着脱作業について良好な作業性を維持できる。
本実施例のプリンタでは、収納側上フレーム20bに固定された押さえバネ25によって上カバー部材52を押圧する構成としたが、この構成に限るものではない。例えば上カバー部材52側に突き当て部を有する収納側上フレーム20bにおいて該突き当て部により直接上カバー部材52を押圧する構成としても、同様の効果が得られる。また、押さえバネ25による上カバー部材52の押圧箇所は2箇所に限られず、1箇所、或いは3箇所以上であってもよい。
画像形成装置の一例の構成模型図 スキャナユニットの一例の平面図 スキャナユニットの横断面側面図 光学箱内の走査光学系の平面図 光学箱の上カバー部材の平面図 フレームのスキャナユニット装着部の平面図 スキャナユニット装着部の横断面側面図 スキャナユニットをユニット収納部に収納する場合の説明図 ユニット収納部に収納されたスキャナユニットの説明図 光学系の半導体レーザから第2反射鏡に至る光路の説明図 ユニット収納部に収納されたスキャナユニットの平面図
符号の説明
1:感光ドラム、5:レーザースキャナユニット、50:走査光学系、51:光学箱、
50c・51d:開口部、52:上カバー部材、20:フレーム、20a:床フレーム、
21:スキャナユニット装着部、22:ユニット収納部、23:ユニット挿入部、
25:押さえバネ、P:記録材

Claims (7)

  1. 像担持体と、前記像担持体に潜像を形成する走査光学装置であって、前記像担持体を光ビームにより走査して前記像担持体に潜像を形成する走査光学系と、前記走査光学系組込み用の開口部を有するとともに前記走査光学系を保持する光学箱と、前記開口部を封止して前記光学箱に固定された上カバー部材と、を有する走査光学装置と、を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    前記走査光学装置の前記光学箱が前記上カバー部材と反対側の面で画像形成装置に設置され、前記上カバー部材を設置面側に向かって押圧する押圧部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧部材は、光ビームを像担持体に反射する反射板に相当する位置で前記上カバー部材を押圧していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記上カバー部材が前記押圧部材により押圧されている位置は、前記上カバー部材を前記光学箱に固定する位置で囲まれる領域内の位置であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記上カバー部材が前記押圧部材により押圧されている箇所は、前記上カバー部材を前記光学箱に固定する位置で囲まれる領域内の複数箇所であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記走査光学装置は、前記光学箱が設置される設置面と平行な方向で前記設置面に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記押圧部材は金属部材であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記金属部材が金属板バネであることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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