JP2007240427A - マグネシウム合金用渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 - Google Patents

マグネシウム合金用渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マグネシウム合金ワイヤやパイプの機械的特性に影響を及ぼす微小な表面疵の渦電流による探傷ができるようにする。
【解決手段】検出コイルL10、L20と、検出コイルL40、L50を近接させて、マグネシウム合金の搬送路Mgに沿って一列に配置し、その検出コイルL20、L40の間に共振コイルL30を設ける。前記共振コイルL30は、容量手段を接続して回転移相手段30とし、容量手段を調節して共振周波数を調整できるようにする。探傷時には、共振コイルL30の共振周波数を調整して、検出コイルL10、L20、L40、L50に鎖交する磁束数を変化して、ノイズ電流を減少させることにより、ノイズと疵との信号の位相差θ3を大きくする。こうすることで、疵の信号を峻別できるようにして、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの探傷ができるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、軽量で、振動吸収性が良く、しかも放熱性や耐窪み性も良好で、電磁シールド性にも富み、リサイクル性にも優れた特性を有するマグネシウム合金の疵を非破壊検査するためのマグネシウム合金用渦電流探傷装置に関するものである。
渦電流を用いて金属導体の疵を探傷するものとして、(特許文献1)に記載の渦電流探傷装置がある。
この装置は、図8(a)のように、互いに逆相となるように直列に配置した第1と第2の検出コイルL1、L4をワイヤもしくはパイプなどの導体の搬送路に沿って一列に配置したもので、その一列に配置した第1と第2の検出コイルL1、L4の間に共振コイルL2、L3を設けてある。また、この装置では、第1の検出コイルL1と第2の検出コイルL4は、第1の抵抗R1及び第2の抵抗R2を接続してブリッジ回路を形成するとともに、前記共振コイルL2、L3に容量回路1を接続した構成を採用している。
この探傷装置では、ワイヤもしくはパイプなどの導体に疵や異物が無い状態では、各検出コイルL1、L4の電磁誘導により、共振コイルL2、L3に生じる誘導電流は逆相で電流値が等しいため、相殺しあって共振は起こらない。一方、例えば、パイプ内面に疵が在った場合は、検出コイルL1、L4に偏りが生じるため、ブリッジ回路の平衡が崩れて共振コイルL2、L3に生じる誘導電流にも差が生じる。そのため、この差の電流でもって共振コイルL2、L3が共振する。これにより、いずれか一方の検出コイルL1、L4のQが大きくなり、信号の検出感度を高めることができるというものである。
特開平4−65667号公報
ところで、マグネシウム合金は、微小な疵でも他の金属以上に機械的特性が低下するため、微小な疵を検出する必要がある。
しかしながら、上記の探傷装置では、マグネシウム合金の探傷を行うと、マグネシウムが非磁性であるためコイルのインピーダンスが減少し、ブリッジ回路から出力される信号レベルが小さくなる。そのため、例えば図8(b)に示すように、疵を検出した信号がノイズ(主に材料の移動に伴うコイルとの結合度の変化によるもの)の中に埋もれてしまい測定できない問題があった。
これは、非磁性に生じる渦電流が、コイルと並列に抵抗を付けたような働きをするためで、この現象は周波数が高くなるほど増加する。そのため、特に、高周波信号を使う材料の表面部分の探傷は困難な問題があった。
そこで、この発明の課題は、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの機械的特性に影響する微小な疵の探傷ができるようにする。特に、表面の微小な疵の探傷もできるように検出信号のノイズを除去できるようにすることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、直列に配置した第1と第2の検出コイルと、直列に配置した第3と第4の検出コイルとを近接させて、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの搬送路に沿って一列に配置し、その一列に配置した第2と第3の検出コイルの間に共振コイルを設けるとともに、前記第1と第2の検出コイルを互いに逆相となるように配置し、一方、第3と第4の検出コイルは互いに逆相で、かつ、第2の検出コイルと第3の検出コイルとが逆相となるように配置して、前記第1の検出コイルと第3の検出コイルを直列に接続し、前記第2の検出コイルと第4の検出コイルとを直列に接続して、第1の抵抗及び第2の抵抗とでブリッジ回路を形成するように接続するとともに、前記共振コイルの共振周波数を調整する回転移相手段を備え、前記ブリッジ回路に所定の高周波信号を印加して、その際、共振コイルの共振周波数を調整し、前記検出コイルの誘導電流を調整して、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するようにした構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、第1と第2の検出コイル間で生じたアンバランスが、第3と第4の検出コイルに連鎖してブリッジ回路のバランスを崩れやすくして感度を高める。このとき、ブリッジ回路に所定の高周波信号を印加することにより、表皮効果を利用して材料の表面付近の探傷を行うようにする。その際、共振コイルに生じる誘導電流を増加あるいは減少させて、上記コイルに鎖交する磁束を変化させて検出コイルに生じるノイズの電流成分を減少させる。すると、電流成分の減少したノイズと疵との信号の位相差が大きくなってノイズを小さく疵の信号を大きくできる。
このとき、上記検出コイルの巻き幅を0.5mm以下とすることにより、ワイヤもしくはパイプ表面の探傷に最適な磁束密度を得ることができる。
また、互いに同相となるように直列に配置した第1と第2の検出コイルを近接させて、マグネシウム合金パイプの搬送路に沿って一列に配置し、その一列に配置した第1と第2の検出コイルの間に互いに同相となるようにして直列に接続した第1と第2の共振コイルを配置し、前記第1の検出コイルと、第2の検出コイルと、第1の抵抗及び第2の抵抗とでブリッジ回路を形成するように接続するとともに、前記第1と第2の共振コイルの共振周波数を調整する回転移相手段を備え、前記ブリッジ回路に所定の低周波信号を印加して、その際、共振コイルの共振周波数を調整し、前記検出コイルの誘導電流を調整するようにして、マグネシウム合金パイプの内面を探傷するようにした構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、検出コイルを同相となるように接続し、検出コイルの磁束の向を同じにして検出コイルに低周波信号を印加することにより、密度の高い磁束を材料の内部まで達するようにして、材料内部の探傷を行うようにする。その際、共振コイルに生じる誘導電流を増加あるいは減少させて、上記検出コイルに鎖交する磁束を変化させて、検出コイルに生じるノイズの電流成分を減少させる。すると、電流成分の減少したノイズと疵信号との位相差が大きくなってノイズを小さく、疵信号を大きくできる。
このとき、上記検出コイルの巻き幅を0.5〜1.0mmとした構成を採用することにより、パイプ内面の探傷に最適な磁束密度を得ることができる。
また、上記マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置と上記マグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置を、マグネシウム合金パイプの搬送路に沿って一列に配置して渦電流探傷を行なうようにした構成を採用することにより、マグネシウム合金材料の外面探傷と内面探傷とを一度にできる。
一方、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置の搬送速度を1〜50m/分とし、合金ワイヤもしくはパイプとコイルのクリアランスを0〜3mmとするとともに、前記マグネシウム合金用渦電流装置のブリッジ回路に128kHz〜512kHzの高周波の励磁信号を印加し、搬送路を移動するマグネシウム合金ワイヤもしくはパイプに対し、前記マグネシウム合金用渦電流装置の共振周波数を調整し、検出コイルの誘導電流を調整して前記ワイヤもしくはパイプの外面を探傷する方法を採用することができる。
このような方法を採用することにより、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプ外面の探傷に最適な磁束密度を得ることができるので、前記合金ワイヤもしくはパイプの外面に生じた微小な疵も探傷できる。
また、マグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流装置の搬送速度を1〜50m/分とし、合金パイプとコイルとのクリアランスを0〜3mmとするとともに、前記マグネシウム合金用渦電流探傷装置のブリッジ回路に4kHz〜16kHzの低周波の励磁信号を印加し、搬送路を移動するマグネシウム合金パイプに対し、前記マグネシウム合金用渦電流探傷装置の共振周波数を調整し、検出コイルの誘導電流を調整して前記合金パイプの内面を探傷する方法を採用することもできる。
このような方法を採用することにより、マグネシウムパイプ内面の探傷に最適な磁束密度を得ることができるので、前記合金パイプの内面に生じた微小な疵も探傷できる。
さらに、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置とマグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置を一列に配置したマグネシウム合金用渦電流探傷装置の搬送速度を1〜50m/分とし、パイプと各コイルとのクリアランスを0〜3mmとするとともに、前記一列に配置したマグネシウム合金パイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置のブリッジ回路に128kHz〜512kHzの高周波の励磁信号を印加し、マグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置のブリッジ回路に4kHz〜16kHzの低周波の励磁信号を印加して、搬送路を移動するマグネシウム合金パイプに対し、各マグネシウム合金用渦電流探傷装置の共振コイルの共振周波数を調整し、検出コイルの誘導電流を調整してマグネシウム合金パイプの外面と内面を探傷する方法を採用することができる。
このような方法を採用することにより、マグネシウム合金パイプ外面とパイプ内面の探傷に最適な磁束密度を得ることができるので、前記パイプの外面と内面に生じた微小な疵も一度に探傷できる。
この発明は、以上のように構成したことにより、マグネシウム合金ワイヤやパイプの機械的特性に影響する微小な表面疵の渦電流による探傷がノイズを除去してできる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この形態のマグネシウム合金用渦電流探傷装置は、図1に示すように、外面探傷用と内面探傷用の探傷装置8,9とで構成されており、前記装置8,9をマグネシウム合金材料の搬送路Mgに沿って一列に配置した構成となっている。
前記外面探傷用の探傷装置8は、検出コイルL10、L20、L40、L50と共振コイルL30とで構成されている。検出コイルL10、L20、L40、L50は、直列に配置した第1と第2の検出コイルL10、L20と、直列に配置した第3と第4の検出コイルL40、L50の両者を近接させて、マグネシウム合金の搬送路Mgに沿って一列に配置したもので、その一列に配置した第2と第3の検出コイルL20、L40の間に共振コイルL30を設けた構成となっている。
一方、上記第1と第2の検出コイルL10、L20は、互いに逆相となるように配置されている。また、第3と第4の検出コイルL40、L50は互いに逆相で、かつ、第2の検出コイルL20と第3の検出コイルL40とが逆相となるように配置されている。
このように配置された第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50は、図1には図示していないが、抵抗R1とR2と接続され、ブリッジ回路を形成する。
すなわち、図2(a)に示すように、第1の検出コイルL10と第3の検出コイルL40とを直列に接続した直列回路と、第2の検出コイルL20と第4の検出コイルL50とを直列に接続した直列回路と、第1の抵抗R1及び第2の抵抗R2とでブリッジ回路を形成する。
検出回路10は、図3に示すように、発振器11、位相器13、18、位相検波器16,17、差動増幅器14、アンプ12,15とで構成されている。
発振器11は、正弦波を出力するもので、例えば、128kHz、256kHz、512kHzのように、2逓倍ずつ増加する複数の周波数を出力する。ここでは、256kHzの高周波信号を符号12のパワーアンプと符号13の位相器へ出力する。
パワーアンプ12は、発振器11からの出力を増幅し、励磁信号としてブリッジ回路へ入力するためのものである。
位相器13は、発振器11の正弦波出力を位相検波器16へ入力するとともに、前記正弦波と90°位相のずれた余弦波を生成して、位相検波器17へ入力するためのものである。
この位相検波器16と17には、ブリッジ回路の平衡出力BとDを符号14の差動増幅器と符号15のアンプとを介して入力する。すると、符号16の位相検波器は、入力したブリッジ回路の平衡出力を位相器13からの正弦波出力で同期検波することにより、抵抗成分を出力して位相器18へ入力する。一方、符号17の位相検波器は、入力したブリッジ回路の平衡出力を位相器13からの余弦出力で同期検波することにより、インダクタンス成分を出力して位相器18へ入力する。位相器18は抵抗成分をオシロスコープ19のX軸信号として出力し、インダクタンス成分をオシロスコープ19のY軸信号として出力する。またこのとき、位相器18の抵抗成分の出力をハイパスフィルタ20でノイズをカットしてローパスフィルタ21を介してアナログ出力としても取り出せるようにしてある。
共振コイルL30は、例えば、複数のコンデンサに依るものやオペアンプを使用したCマルチブライヤなどの容量手段と接続して回転移相手段30を形成しており、回転移相手段30は、容量手段を調節して共振周波数を調整できるようにしてある。
他方、内面探傷用の探傷装置9は、図1に示すように、互いに同相となるように直列に配置した第1と第2の検出コイルL10´、L40´を近接させてマグネシウム合金の搬送路Mgに沿って一列に配置したもので、その一列に配置した第1と第2の検出コイルL10´、L40´の間に互いに同相となるようにして直列に接続した第1と第2の共振コイルL30´を配置した構成となっている。
この第1の検出コイルL10´と、第2の検出コイルL40´とは、図1には図示していないが、抵抗R1とR2と接続し図2(b)のようなブリッジ回路を形成する。
このブリッジ回路は、図1に示すように、検出回路10と接続されている。検出回路10は、先に述べた外面探傷用の探傷装置8と同じ図3の回路で、発振器11、位相器13、18、位相検波器16、17、差動増幅器14、アンプ12、15とで構成されている。ここでは、発振器11が8kHzの低周波の正弦波を出力する以外は先に述べたものと同じなので、説明は省略する。
この形態は、上記のように構成されており、図1の矢印のように、搬送路Mgに材料として、マグネシウム合金の例えば、ワイヤもしくはパイプを移動させながら、装置を作動させて探傷を行なう。
まず、外面探傷用の探傷装置8では、ブリッジの平衡出力BとDのゼロバランスを調整したのち、検出回路10の発振器11によって128kHz〜512kHz(好ましい範囲)の励磁信号で、第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50を励磁する。すると、励磁された第1と第2の検出コイルL10、L20は互いに逆向きの磁束を発生し、第3と第4の検出コイルL40、L50も互いに逆向きの磁束を発生する。そのため、前記第2の検出コイルL20と第3の検出コイルL40の間に設けた共振コイルL30に作用する磁束は、第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50のインダクタンスをそれぞれ、L1、L2、L3、L4とすると、
|L1−L2|−|L3−L4|
である。ここで、第1と第2の検出コイルL10、L20の磁束に差が無く、搬送路Mgを移動するワイヤもしくはパイプが疵の無い均一な場合は、ワイヤもしくはパイプの移動に伴う振動による空芯内のノイズ(ガタ)によりコイルのインピーダンスは変化するが、両者の磁束は打ち消し合う。同様に、第3と第4の検出コイルL40、L50の磁束に差が無い場合は、両者の磁束は打ち消し合うので、第2の検出コイルL20と第3検出コイルL40の間に設けた共振コイルL30は第1〜4の検出コイルL10、L20、L40、L50からの磁束の影響を受けない。
次に、例えば、疵のあるワイヤもしくはパイプが搬送路Mgを移動し、第1の検出コイルL10を通過すると、128kHz〜512kHzの励磁信号でワイヤもしくはパイプ表面に発生させた渦電流が、ワイヤもしくはパイプ表面の疵を避けるため磁束の変化を生じ、第1と第2の検出コイルL10、L20のインピーダンスにアンバランスを生じさせる。このように、第1と第2の検出コイルL10、L20の間にアンバランスを生じると、そのアンバランスによって、第3の検出コイルL40との間にもアンバランスを生じる。さらに、第3の検出コイルL40がアンバランスを生じると、第4の検出コイルL50との間にもアンバランスを生じることになる。このように、第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50にアンバランスの連鎖が起きて大きな出力となり、検出感度を高くできるので、検出レベルの小さな材料表面の探傷も容易にできる。
このとき、共振コイルL30は、アンバランスになった第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50の磁束に共振する。そして、共振した共振コイルL30との相互誘導により、第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50に誘導電流が流れて、ブリッジ回路をより不平衡にする。
また、このとき、検出回路10の出力する信号は、疵の位置が表面で、マグネシウム合金が非磁性であるので検出レベルが小さく、ノイズが重畳して図8(b)のように、峻別できない。
ここで、コイルインピーダンスのワイヤもしくはパイプの振動による変化と疵による変化の位相は当然異なる。そのため、共振コイルL30の共振周波数を調整し、誘導電流を増加あるいは減少させて、第1〜第4の検出コイルL10、L20、L40、L50を鎖交する磁束数を変化し、ノイズ電流を減少させる。すると、図4のベクトル図のように、コイルのインピーダンスの抵抗成分とノイズの電圧成分は同相で、かつ、コイルのインピーダンスの虚数成分とノイズの電流成分も同相なので、ノイズの電流成分が減少すればノイズ40と疵50との位相差θ3が大きくなる。
このように、ノイズ40と疵50との位相差θ3が大きくできれば、図5のように、疵の信号50が大きくなるので、峻別できる。
一方、内面探傷用の探傷装置9では、ブリッジの平衡出力bとdのゼロバランスを調整したのち、検出回路10の発振器11により4〜16kHz(好ましい範囲)の励磁信号で、第1と第2の検出コイルL10´、L40´を励磁する。このとき、励磁された第1と第2の検出コイルL10´、L40´は同じ向きの磁束を発生し、密度の高い強い磁束でパイプ内面に渦電流を生じさせる。その結果、前記第1と第2の検出コイルL10´、L40´の間に設けた共振コイルL30´に鎖交する磁束は、第1´と第2´のインダクタンスをそれぞれ、L1´、L2´とすると、
|L1´+L2´|
となる。そのため、第1と第2の検出コイルL10´、L40´に磁束の変化が無く、搬送路Mgを移動するパイプが均一な場合は、コイル内のノイズ(ガタ)信号によりコイルインピーダンスは一定値に保たれる。
例えば、いま、疵のあるパイプが搬送路Mg内を移動し、第1の検出コイルL10´を通過すると、4kHz〜16kHz(好ましい範囲)の励磁信号により、パイプ内面に発生した渦電流がパイプ内面の疵により磁束の変化を生じる。すると、その磁束の変化は、第1と第2の検出コイルL10´、L40´のコイルインピーダンスにアンバランスを生じさせる。このように、第1と第2の検出コイルL10´、L40´がアンバランスを生じると、共振コイルL30´には、アンバランスになった磁束に共振する。そして、共振した共振コイルL30´の相互誘導により、第1と第2の検出コイルL10´、L40´に誘導電流が流れて、ブリッジ回路をより不平衡にする。
このときの検出回路10の検出信号は、マグネシウム合金が非磁性のため検出レベルが小さく、ノイズが重畳して図8(b)のように、峻別できないが、材料の振動による変化と疵による変化の位相は異なる。したがって、共振コイルL30´の共振周波数を調整し、誘導電流を増加あるいは減少させて、第1と第2の検出コイルL10´、L40´を鎖交する磁束数を変化させてノイズ電流を減少させれば、図4に示すベクトル図のように、ノイズ40と疵50との位相差を大きくできるので、図5のように、検出信号を峻別できる。
このように、外面探傷用の探傷装置8と内面探傷用の探傷装置9で、マグネシウム合金材料の表面の疵と内面の疵を、それぞれ探傷できる。
したがって、本願のマグネシウム合金用渦電流探傷装置は、マグネシウム合金材料を搬送路Mgに沿って移動させるだけで、外面探傷と内面探傷とを一度にできるため、探傷効率を向上させることができる。
この実施例1では、本願発明が有効かどうかを確かめるため、上記の形態のマグネシウム合金用渦電流探傷装置を用いて実際の疵を検出できるかを確かめることにした。
すなわち、外面探傷用と内面探傷用の探傷装置8、9を用いて実際のマグネシウム合金材料の疵をどの程度探傷できるかをテストした。
その際、試料は、AZ31合金の引抜き材(パイプ形状)の内径20mm、厚さ1.0mmを使用した。また、試料には、例えば図6−5に示すような人工疵を設けることにした(ここでは、一つの例としてパイプ外面のものを示している)。
一方、マグネシウム合金用渦電流探傷装置は、外面探傷用の探傷装置8の励磁周波数を256kHzとし、内面探傷用の探傷装置9の励磁周波数は8kHzとした。両装置8,9の検出コイルL10、L20、L40、L50とL10´、L40´の内径は21mmであった。さらに、両装置8、9の試料の搬送速度は20m/分とした。
そして、回転移相手段30の有効性を比較できるように、回転移相手段30を取り外した場合と、回転移相手段30を取り付けた場合の測定を行なった。加えて、測定の際には、検出コイルL10、L20、L40、L50とL10´、L40´の巻き幅を0.4mm〜1.2mmまで変更することにより、最適な巻き線幅も求められるようにした(図6−2、図6−4参照)。
結果を図6−1〜図6−4に示す。これらの図の結果から、本願の外面探傷用と内面探傷用の探傷装置8、9が有効であることがわかった。
また、その際、外面探傷用の探傷装置8では、回転移相手段30があっても検出コイルL10、L20、L40、L50の巻き幅が0.5mm以下(0.5mmを含む)でないと測定に有効なS/N比が得られないことがわかった(図6−2参照)。そのため、本願の外面探傷用の探傷装置8の検出コイルL10、L20、L40、L50の巻き幅は0.5mm以下(0.5mm含む)にすることが好ましいことがわかった。
一方、内面探傷用の探傷装置9では、検出コイルL10´、L40´の巻き幅が0.5〜1.0mmであれば、測定に有効なS/N比が得られることがわかった(図6−4)。
図6−1及び図6−3は、深傷した試料(パイプ)の引張り試験の結果を疵の深さ別にプロットした図である。この結果から、マグネシウム合金パイプの構造材として適用不可な伸び10%以下になる疵を探傷できたことがわかった。
なお、本願の実施形態では、マグネシウム合金材料の搬送路は検知及び共振コイルの空芯内に設けたが、搬送路は、これに限定されるものではなく、前記コイルの磁束が集束できるのであれば、その位置は限定されるものではなく、例えば、コイルの外周に接するようにしてもよい。
この実施例2では、外面探傷用の探傷装置8と内面探傷用の探傷装置9の励磁信号の周波数の妥当性を検証した。
そのため、外面探傷用の探傷装置8の励磁信号の周波数を64kHz、128kHz、512kHz、1024kHzに設定して、試料に付けた200μmの深さの疵を検出させた際のS/N比を測定した。また、同様に、内面探傷用の探傷装置9の励磁周波数を2kHz、4kHz、16キロHz、32kHzに設定して、試料に付けた200μm深さの疵を検出させた際のS/N比を測定して、そのS/N比の値から妥当性を検証することにした。
測定に際して、試料は実施例1と同じ、AZ31合金の引抜き材(パイプ形状)の内径20mm、厚さ1.0mmを使用した。試料の疵も図6−5と同じものである。
両装置8,9も実施例1と同じで、検出コイルの内径は21mmのものを使用し、両装置8,9の検出コイルL10、L20、L40、L50の巻き幅は、実施例1の結果を受けて0.5mmとした。
また、試料と両装置8、9の検出コイルL10、L20、L40、L50、L10´、L40´とのクリアランスは0〜3mm以下となるよう設定し(これは、事前の測定でクリアランスが3mm以上では探傷できなかったからである)、試料の搬送速度は、実施例1と同じ20m/分とした(これは搬送速度が1m/分以下で、生産性が上がらない問題があり、50m/分では探傷できないからである)。さらに、回転移相手段30も使用して測定を行なった。測定結果を、図7(a)、(b)に示す。
図7(a)は、外面探傷用の探傷装置8の測定結果である。結果から、励磁信号の周波数が、128kHzと512kHzのときに測定に有功な3.0以上のS/N比が得られた。また、励磁信号の周波数が、64kHzと1024kHzのときには、S/N比が2.0と1.2となって測定に有効なS/N比の値が得られなかった。この結果から、外面探傷用の励磁信号の周波数は、128kHzと512kHzの間に設定するのが妥当なことがわかる。
図7(b)は、内面探傷用の探傷装置9の測定結果である。結果から、励磁信号の周波数が、4kHzと16kHzで測定に有功な3.0以上のS/N比が得られた。また、励磁の周波数が、2kHzと32kHzでは、S/N比が2.4と1.0となって有功なS/N比の値が得られなかった。この結果から、内面探傷用の励磁周波数は、4kHzと16kHzの間に設定するのが妥当なことがわかった。
実施形態のブロック図 (a)実施形態の外面探傷用の探傷装置のブリッジ回路の回路図、(b)内面探傷用の探傷装置ブリッジ回路の回路図 実施形態の検知回路のブロック図 実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図 実施例1の測定結果を示す図 実施例1の測定結果を示す図 実施例1の測定結果を示す図 実施例1の測定結果を示す図 実施例1の試料を示す模式図 (a)、(b)実施例2の測定結果 (a)従来例のブロック図実施形態の作用説明図、(b)従来例の作用説明図
符号の説明
30 回転移相手段
L10 第1の検出コイル
L20 第2の検出コイル
L30 共振コイル
L40 第3の検出コイル
L50 第4の検出コイル
L10´ 第1の検出コイル
L30´ 共振コイル
L40´ 第2の検出コイル
Mg 搬送路

Claims (8)

  1. 直列に配置した第1と第2の検出コイルと、直列に配置した第3と第4の検出コイルとを近接させて、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの搬送路に沿って一列に配置し、その一列に配置した第2と第3の検出コイルの間に共振コイルを設けるとともに、
    前記第1と第2の検出コイルを互いに逆相となるように配置し、一方、第3と第4の検出コイルは互いに逆相で、かつ、第2の検出コイルと第3の検出コイルとが逆相となるように配置して、前記第1の検出コイルと第3の検出コイルを直列に接続し、前記第2の検出コイルと第4の検出コイルとを直列に接続して、第1の抵抗及び第2の抵抗とでブリッジ回路を形成するように接続するとともに、前記共振コイルの共振周波数を調整する回転移相手段を備え、
    前記ブリッジ回路に所定の高周波信号を印加して、その際、共振コイルの共振周波数を調整し、前記検出コイルの誘導電流を調整して、マグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置。
  2. 上記検出コイルの巻き幅を0.5mm以下(0.5mm含む)とした請求項1に記載のマグネシウム合金用渦電流探傷装置。
  3. 互いに同相となるように直列に配置した第1と第2の検出コイルを近接させて、マグネシウム合金パイプの搬送路に沿って一列に配置し、その一列に配置した第1と第2の検出コイルの間に互いに同相となるようにして直列に接続した第1と第2の共振コイルを配置し、前記第1の検出コイルと、第2の検出コイルと、第1の抵抗及び第2の抵抗とでブリッジ回路を形成するように接続するとともに、前記第1と第2の共振コイルの共振周波数を調整する回転移相手段を備え、
    前記ブリッジ回路に所定の低周波信号を印加して、その際、共振コイルの共振周波数を調整し、前記検出コイルの誘導電流を調整するようにして、マグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置。
  4. 上記検出コイルの巻き幅を0.5〜1.0mmとした請求項3に記載のマグネシウム合金用渦電流探傷装置。
  5. 上記請求項1または2のマグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置と上記請求項3または4のマグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置を、マグネシウム合金パイプの搬送路に沿って一列に配置して渦電流探傷を行なうようにしたマグネシウム合金用渦電流探傷装置。
  6. 上記請求項1または2のマグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置の搬送速度を1〜50m/分とし、合金ワイヤもしくはパイプとコイルのクリアランスを0〜3mmとするとともに、前記マグネシウム合金用渦電流装置のブリッジ回路に128kHz〜512kHzの高周波の励磁信号を印加し、搬送路を移動するマグネシウム合金ワイヤもしくはパイプに対し、前記マグネシウム合金用渦電流装置の共振周波数を調整し、検出コイルの誘導電流を調整して前記ワイヤもしくはパイプの外面を探傷する渦電流探傷方法。
  7. 上記請求項3または4のマグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流装置の搬送速度を1〜50m/分とし、合金パイプとコイルとのクリアランスを0〜3mmとするとともに、前記マグネシウム合金用渦電流探傷装置のブリッジ回路に4kHz〜16kHzの低周波の励磁信号を印加し、搬送路を移動するマグネシウム合金パイプに対し、前記マグネシウム合金用渦電流探傷装置の共振周波数を調整し、検出コイルの誘導電流を調整して前記合金パイプの内面を探傷する渦電流探傷方法。
  8. 上記請求項5のマグネシウム合金ワイヤもしくはパイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置とマグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置を一列に配置したマグネシウム合金用渦電流探傷装置の搬送速度を1〜50m/分とし、パイプと各コイルとのクリアランスを0〜3mmとするとともに、前記一列に配置したマグネシウム合金パイプの外面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置のブリッジ回路に128kHz〜512kHzの高周波の励磁信号を印加し、マグネシウム合金パイプの内面を探傷するマグネシウム合金用渦電流探傷装置のブリッジ回路に4kHz〜16kHzの低周波の励磁信号を印加して、搬送路を移動するマグネシウム合金パイプに対し、各マグネシウム合金用渦電流探傷装置の共振コイルの共振周波数を調整し、検出コイルの誘導電流を調整してマグネシウム合金パイプの外面と内面を探傷する渦電流探傷方法。
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