JP2002022709A - 渦流探傷装置 - Google Patents

渦流探傷装置

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JP2002022709A
JP2002022709A JP2000212454A JP2000212454A JP2002022709A JP 2002022709 A JP2002022709 A JP 2002022709A JP 2000212454 A JP2000212454 A JP 2000212454A JP 2000212454 A JP2000212454 A JP 2000212454A JP 2002022709 A JP2002022709 A JP 2002022709A
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Takashi Shiaku
孝至 塩飽
Norito Yamao
憲人 山尾
Teruyuki Murai
照幸 村井
Akio Ueno
明喜夫 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波成分を検出することによって、割れに
よる欠陥とスケール剥がれによる欠陥とを区別して検出
する渦流探傷装置を提供する。 【解決手段】 バランス回路4の検出コイルL1とL2
およびバランス回路5の検出コイルL3とL4との間に
回転移相回路7の共振コイルのL5を配置し、被検査対
象に対して相対的にこれらのコイルを移動させたときの
バランス回路4,5の出力を差動増幅回路6で差分を求
め、位相検波器9,10で同期検波し、4f0の帯域成
分をHPF13とLPF14で抽出し、割れによる欠陥
とスケール剥がれによる欠陥を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は渦流探傷装置に関
し、特に、金属の板やパイプや鋼線などの金属の傷の探
傷を検査する渦流探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、直径が2mm〜7mmφの鉄
線を焼入れすると、鋼線ができるが、焼入れるときに鋼
線の表面に酸化鉄が形成される。このような鋼線を製造
するとき、図10に示すように鋼線1の表面が割れるこ
とによる鋭角の傷Aや、凹みBや、酸化鉄が剥がれてで
きるスケール剥がれCと呼ばれる欠陥が生じる。
【0003】このような金属表面の欠陥を検査するため
に渦流探傷装置が用いられている。そのような渦流探傷
装置としては、特開平8−313493号公報に記載さ
れているものがある。この渦流探傷装置は、1対のコイ
ルをブリッジ接続してホイートストンブリッジを構成
し、固定周波数の信号をコイルに供給し、コイルと検査
対象とを相対的に移動させるものである。そして、検査
対象となる金属表面の傷に応じて周波数と電圧とが変化
した信号を同期検波し、その検波出力の振幅を2乗しか
つ周波数を2倍にし、その周波数成分を抽出して位相差
を出力し、直線化することによってノイズ信号を平均化
し、位相差を2倍に拡大する。その結果、信号成分をノ
イズと区別できる。
【0004】一方、特許第2882856号公報には、
回転移相器を用いた例が示されている。この例では、1
対の検出コイルの間に同軸的に1対の共振コイルを配置
し、被検査物の傷を検出したときに各検出コイルが生じ
る磁界の偏りにより、各共振コイルに生じる誘導電流と
は逆相でかつ電流値が等しくなるように設定しておき、
傷を検出したとき、各検出コイルのインダクタンスが変
化して磁界に偏りが生じ、各共振コイルに生じる誘導電
流にも差が生じ、この差分の交流電流が流れて共振コイ
ルとこれに接続されている容量回路とが共振し、この影
響によりいずれか一方の検出コイルのQが大きくなり、
交流ブリッジ回路の平衡がさらに崩れるため、傷などの
欠陥を示す信号をノイズと区別して出力することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの渦流探傷装置
によれば、検査対象が良品であるかあるいは不良品であ
るかを検出できるが、その検出精度は十分とはいえなか
った。その理由は、上述の渦流探傷装置においては、ノ
イズ信号を平均化することはできるが、ノイズはコイル
を被検査物に対して移動させたときと、停止させたとき
とでノイズ成分が異なるからである。このノイズ成分は
被検査物のぶれや、被検査物の材料自身の組成変化や、
混合物による磁気抵抗などによっても生じる。
【0006】また、スケール剥がれは、熱の加え方によ
って磁気抵抗が異なっている部分であり、割れなどによ
る傷とは区別する必要がある。従来の渦流探傷装置で
は、このようなスケール剥がれと傷とを区別することは
できなかった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、高
周波成分を検出することによって傷とスケール剥がれと
を区別して検出できるような渦流探傷装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は固定周波数の
信号を増幅して検出コイルに供給し、検出コイルと検査
対象とを相対的に移動させ、検査対象となる金属表面の
欠陥に応じて周波数と電圧とが変化した信号を同期検波
して出力する渦流探傷装置において、検出コイルはそれ
ぞれが検査対象の搬送路に沿って同軸的にかつ一定の間
隔を有して配置され、それぞれから生じる磁界が逆相と
なる第1の1対の検出コイルと、それぞれが検査対象の
搬送路に沿って同軸的かつ一定の間隔を有し、さらに第
1の1対の検出コイルと同軸的かつ所定の間隔を有して
配置され、それぞれから生じる磁界が逆相になる第2の
1対の検出コイルと、第1の1対の検出コイルと第2の
1対の検出コイルとの間に同軸的に一定の間隔を有して
配置される共振コイルとを含み、さらに第1の1対の検
出コイルを含んでブリッジ回路を構成し、増幅した固定
周波数の信号が与えられ、各検出コイルのインダクタン
スの変化に応じて異常検出信号を出力する第1の平衡回
路と、第2の1対の検出コイルを含んでブリッジ回路を
構成し、増幅した固定周波数の信号が与えられ、各検出
コイルのインダクタンスの変化に応じて異常検出信号を
出力する第2の平衡回路と、第1および第2の1対の検
出コイルのいずれか一方から生じる電磁誘導により、共
振コイルに生じる誘導電流が該検出コイルに生じる誘導
電流に対して逆相でかつ電流値が等しく相殺し合うよう
に共振コイルを駆動する回転移相手段と、第1および第
2の平衡回路の異常検出信号の差分を抽出し、同期検波
のための信号を出力する差動増幅手段とを備えて構成さ
れる。
【0009】さらに、同期検波の出力信号に含まれる高
域の成分を所定の帯域分だけ抽出するフィルタを含む。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のブ
ロック図である。図1において、発振器1は一定の周波
数のsin波の発振信号を発生してパワーアンプ2と位
相器3とに与える。パワーアンプ2は発振信号を増幅し
て励磁信号としてバランス回路4,5に与える。一方の
バランス回路4は1対の検出コイルL1とL2と図示し
ない2つの抵抗とによって平衡回路を構成しており、コ
イルL1,L2は生じる磁界が互いに逆相となるように
差動接続されている。他方のバランス回路5もバランス
回路4と同様にして、2つの検出コイルL3,L4と図
示しない2つの抵抗とによって平衡回路を構成してい
る。
【0011】バランス回路4と5との間には回転移相回
路7が配置される。回転移相回路7はコイルL5を含
む。そして、バランス回路4の検出コイルL2の電磁誘
導により共振コイルL5に生じる誘導電流と、バランス
回路5の検出コイルL3の電磁誘導により共振コイルL
5に生じる誘導電流とが逆相でかつ電流値が等しく、相
殺し合うように各バランス回路4,5が設定されてい
る。回転移相回路7は、コイルL2とL3との発振周波
数で共振コイルL5を共振させるために、その内部に容
量回路が設けられている。
【0012】コイルL1〜L5を検査対象に近接させた
とき、検査対象に欠陥がないとき、各検出コイルL2,
L3からの電磁誘導によって共振コイルL5に生じる誘
導電流が互いに逆相かつ電流値が等しいため、これら誘
導電流が相殺しあって共振は起こらない。ところが、検
査対象に沿って移動させ、検査対象の表面に欠陥があっ
て、その欠陥がコイルL2,L3を通過すると、各検出
コイルL2,L3のインダクタンスが変化して磁界に偏
りが生じるため、共振コイルL5に生じる誘導電流にも
差が生じ、その差分の電流が流れて容量回路および共振
コイルL5が共振する。
【0013】すると、その影響で検出コイルL2,L3
のいずれか一方の検出コイルのQが大きくなり、対応す
るバランス回路の平衡がさらに崩れるため、バランス回
路4,5の差が大きくなる。このバランス回路4,5の
位相差は、差動増幅回路6によって抽出されてアンプ8
に与えられる。アンプ8はその位相差信号を増幅して位
相検波器9,10に与える。
【0014】発振器1の発振信号が与えられる位相器3
は、励磁信号と同じ位相の信号と、励磁信号に対して9
0°位相のずれた信号とをそれぞれ位相検波器9,10
に与える。位相検波器9,10は励磁信号と同じ位相の
信号によって位相差信号を同期検波して、コイルL2ま
たはL3の抵抗成分を示すX軸信号を出力し、位相検波
器10は励磁信号に対して90°位相のずれた信号によ
って位相差信号を同期検波してコイルL2またはL3の
インダクタンス成分を示すY軸信号を出力する。これら
のX軸信号とY軸信号は位相器11に与えられる。位相
器11はその位相が0〜360°のいずれかに設定可能
にされており、X軸信号とY軸信号とを設定された位相
だけ回転させてオシロスコープ12に与える。
【0015】オシロスコープ12はリサージュ波形を表
示する。また、X軸信号はハイパスフィルタ(HPF)
13によってX軸信号の一定周波数の高域成分のみが抽
出され、ローパスフィルタ(LPF)14に与えられ
る。LPF14は一定周波数の低域成分のみを抽出して
検出信号として出力する。
【0016】図2は図1に示した回転移相回路7の具体
的な回路図である。図2において、回転移相回路7は2
個の演算増幅器71,72と可変抵抗73,74とコン
デンサ75とから構成されており、演算増幅器71の非
反転入力に共振コイルL5の一端が接続され、共振コイ
ルL5の他端は接地される。演算増幅器71の反転入力
は演算増幅器71の出力と可変抵抗73の一端とに接続
され、可変抵抗73の他端は演算増幅器72の出力に接
続され、演算増幅器72の反転入力には可変抵抗73の
可変端子が接続され、演算増幅器72の非反転入力は接
地される。演算増幅器72の出力と演算増幅器71の非
反転入力との間には可変抵抗74とコンデンサ75の並
列回路が接続されている。抵抗73は検出状態での共振
コイルL5のQ値を変化させ、可変抵抗74は共振コイ
ルL5の共振周波数を調整するために設けられている。
【0017】ただし、回転移相回路7は図2に示した例
に限ることなく、単なるコンデンサや、可変容量コンデ
ンサなどによって容量回路を構成してもよい。
【0018】図3は図2に示した回転移相回路7による
位相を回転させる動作を説明するための図である。図3
において、抵抗RはコイルL2またはL3自身の銅損に
よる抵抗成分を示しており、ωLはコイルL2またはL
3自身の銅損によるインダクタンス成分である。図3の
θは位相を回転させたときの回転角であり、このθは図
2に示す可変抵抗73を調整することによって変化させ
ることができる。θを小さくしていくと抵抗Rに対して
インダクタンス成分ωLが大きくなるため、Q=ωL/
Rの関係からQを大きくすることができる。
【0019】図4および図5はこの発明の一実施の形態
による被検査物の欠陥を検出する動作を示す図であり、
図6は欠陥を含む信号の周波数分布を示す図であり、図
7はオシロスコープによるリサージュ波形を示す図であ
る。
【0020】図4に示すように、被検査物に対して1対
の検出コイルL1,L2と、L3,L4と、共振コイル
L5とを被検査物の軸方向に相対的に移動させると、被
検査物の欠陥A,B,Cに応じてバランス回路4,5か
ら図5に示す波形の信号が出力される。
【0021】ここで、バランス回路4のコイルL1とL
2のコイル幅をl1とし、バランス回路5のコイルL3
とL4のコイル幅をl2とする。ただし、l=l1=l
2である。
【0022】図4の欠陥Aはコイル幅lより軸方向長さ
が短くかつ深さが深い割れによるものであり、欠陥Bは
コイル幅lよりも軸方向長さが短くかつ深さは浅いくぼ
みによるものであり、欠陥Cはコイル幅lよりも軸方向
の長さが長く、深さは浅いスケール剥がれによるもので
ある。
【0023】その結果、欠陥Aに対してバランス回路4
からは図5(a)に示す波形信号が出力され、バランス
回路5から図5(b)に示す波形信号が出力され、差動
増幅回路6でその差を取ると図5(c)に示す波形信号
が出力される。
【0024】また、欠陥Bに対しては、バランス回路4
からは図5(d)に示す波形信号が出力され、バランス
回路5から図5(e)に示す波形信号が出力され、差動
増幅回路6からは図5(f)に示す波形信号が出力され
る。
【0025】さらに、欠陥Cに対しては、バランス回路
4からは図5(g)に示す波形信号が出力され、バラン
ス回路5からは図5(h)に示す波形信号が出力され、
差動増幅回路6からは図5(i)に示す波形信号が出力
される。
【0026】図5(c),(f),(i)を対比すれば
明らかなように、欠陥A,Bは波形が歪んでおり高調波
成分を多く含んでいるのに対して、欠陥Cは欠陥A,B
に比べて材料の体積的変化がなく、また欠陥A,Bに比
べて軸方向長さが長いため、正弦波に近い波形になって
いる。
【0027】本願発明者は、種々の実験の結果、欠陥
A,Bによる信号成分は図6に示すように4f0の帯域
に含まれていることを見出した。これは欠陥A,Bにお
ける検出波形に歪みが生じるので、その高調波成分が4
f0の帯域に含まれることに基づくものと思われる。
【0028】そこで、この発明では、バランス回路4,
5の出力の差を差動増幅回路6で抽出し、アンプ8で増
幅した後、位相検波器9,10で同期検波することによ
って、抵抗による成分X信号とインダクタンスによる成
分Y信号が抽出される。そして、位相器11によって位
相が0〜360の範囲内のいずれかに設定され、オシロ
スコープ12に図7に示すようなリサージュ波形が表示
される。図7では、ノイズ成分に対して欠陥A,B,C
による信号成分が識別可能に表示される。
【0029】また、X信号はHPF13によって4f0
帯域の高域成分が抽出され、LPF14によって4f0
帯域以下の信号成分が抽出される。すなわち、HPF1
3とLPF14とによって図6に示す4f0帯域の信号
成分のみが抽出される。この信号成分を分析することに
よって、図4に示す割れによる欠陥Aやくぼみによる欠
陥Bと、スケール剥がれと呼ばれる欠陥Cを容易に検出
できる。
【0030】図8は割れ欠陥による実際の波形であり、
1マス目は10msecであり、図9はスケール剥がれ
による実際の波形を示し、1マスは0.2secであ
る。
【0031】図8と図9とを対比すれば明らかなよう
に、図9に示すスケール剥がれによる欠陥の波形は、比
較的低い周波数帯域に現われ、正弦波に近い形をしてい
るのに対して、図8に示す割れ欠陥による波形は高い周
波数帯域に現れ、歪みが大きく、両者は容易に識別でき
る。
【0032】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、2つ
の平衡回路のそれぞれの1対の検出コイル間に共振コイ
ルを設け、共振コイルに生じる誘導電流によって各1対
の検出コイルに生じる誘導電流に対して逆相でかつ電流
値が等しく相殺し合うように位相を回転させることによ
り、割れやくぼみによる欠陥とスケール剥がれによる欠
陥とを容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】 図に示した回転移相回路の具体的な回路図で
ある。
【図3】 図2に示した回転移相回路による位相を回転
させる動作を説明するための図である。
【図4】 この発明の一実施形態による被検査物の欠陥
を検出する動作を説明するための図である。
【図5】 2つのバランス回路から出力される信号波形
図と差動増幅回路から出力される信号波形図を示す図で
ある。
【図6】 図1に示した渦流探傷装置から出力される信
号波形図である。
【図7】 図1に示したオシロスコープに表示されるリ
サージュ波形図である。
【図8】 割れ欠陥による実際の波形図である。
【図9】 スケール剥がれによる実際の波形図である。
【図10】 検査対象の欠陥を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 発振器、2 パワーアンプ、3 位相器、4,5
バランス回路、6 差動増幅回路、7 回転移相回路、
8 アンプ、9,10 位相検波器、11 位相器、1
2 オシロスコープ、13 HPF、14 LPF、L
1〜L4 検出コイル、L5 共振コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山尾 憲人 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 村井 照幸 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 上野 明喜夫 兵庫県川西市下加茂一丁目15番7号 有限 会社日本エステック内 Fターム(参考) 2G053 AA11 AA21 AB21 BA02 BC14 CA03 CA17 CA18 CB05 CB12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定周波数の信号を増幅して検出コイル
    に供給し、前記検出コイルと検査対象とを相対的に移動
    させ、前記検査対象となる金属表面の欠陥に応じて周波
    数と電圧とが変化した信号を同期検波して出力する渦流
    探傷装置において、 前記検出コイルは、それぞれが前記検査対象の搬送路に
    沿って同軸的にかつ一定の間隔を有して配置され、それ
    ぞれから生じる磁界が逆相となる第1の1対の検出コイ
    ルと、 それぞれが前記検査対象の搬送路に沿って同軸的かつ一
    定の間隔を有し、さらに前記第1の1対の検出コイルと
    同軸的かつ所定の間隔を有して配置され、それぞれから
    生じる磁界が逆相になる第2の1対の検出コイルと、 前記第1の1対の検出コイルと前記第2の1対の検出コ
    イルとの間に同軸的に一定の間隔を有して配置される共
    振コイルとを含み、さらに前記第1の1対の検出コイル
    を含んでブリッジ回路を構成し、前記増幅した固定周波
    数の信号が与えられ、各検出コイルのインダクタンスの
    変化に応じて第1の異常検出信号を出力する第1の平衡
    回路と、 前記第2の1対の検出コイルを含んでブリッジ回路を構
    成し、前記増幅した固定周波数の信号が与えられ、各検
    出コイルのインダクタンスの変化に応じて第2の異常検
    出信号を出力する第2の平衡回路と、 前記第1および第2の1対の検出コイルの一方から生じ
    る電磁誘導により、前記共振コイルに生じる誘導電流が
    該検出コイルに生じる誘導電流に対して逆相でかつ電流
    値が等しく相殺し合うように該共振コイルを駆動する回
    転移相手段と、 前記第1および第2の平衡回路の異常検出信号の差分を
    抽出し、同期検波のための信号を出力する差動増幅手段
    とを備えたことを特徴とする、渦流探傷装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記同期検波の出力信号に含ま
    れる高域の成分を所定の帯域分だけ抽出するフィルタを
    含むことを特徴とする、請求項1に記載の渦流探傷装
    置。
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