JP6871185B2 - 渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 - Google Patents

渦電流探傷装置および渦電流探傷方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、被検査体に存在する欠陥を非破壊で検出する渦電流探傷装置および渦電流探傷方法に関する。
渦電流探傷は、被検査体の表面に渦電流を誘起し、この渦電流が作る反作用磁場を検出している。仮に、被検査体表面に割れ等の欠陥が存在すると、そこで渦電流の流れが変化し、これに伴い反作用磁場の分布も変化する。渦電流探傷は、この反作用磁場の変化を検出することで欠陥の有無を検知する表面検査技術として広く用いられている。
代表的な表面欠陥である、長さを有する表面開口割れの検出手段として、被検査面の法線方向に対しコイル軸が平行関係を有するように配置される検出コイルが公知となっている。また、被検査面の法線方向に対しコイル軸が垂直関係を有るように配置される二つの検出コイルが公知となっている。
長さを有する表面開口割れに渦電流の流れが遮られると、主に割れの下部、すなわち深さ方向に、この渦電流は迂回して流れる。上述した公知例に示される検出コイルは、主に、この一方向に迂回した渦電流が作る反作用磁場を検出している。
一方で、このような長さを有する表面開口割れ以外に、近年、ホール状の表面開口欠陥や、ボイド/ポロシティなどの内在欠陥を、渦電流探傷で検出対象とする要求が高まっている。これら表面開口欠陥や内在欠陥に渦電流の流れが遮られると、この欠陥の下部の他に、その上部や側面にも渦電流が迂回するようになる。
このために、表面開口欠陥や内在欠陥に流れが遮られた渦電流が作る反作用磁場の方向は、三次元的に多方向に変化する。特に、球状の内在欠陥のポロシティの場合はその傾向が顕著である。このため、上述した公知例に示されるような、一方向の磁場成分のみを検出するコイルでは、欠陥検出感度が低下する課題がある。
特許第5032438号公報 特許第6180831号公報
このように、渦電流探傷でホール状の表面開口欠陥や、ボイド/ポロシティなどの内在欠陥を検出する場合、欠陥により渦電流が多方向に分散して流れるため、渦電流が作る反作用磁場の変化も三次元的に多方向に分散する。そのため、一方向の磁場を検出するコイルでは欠陥の検出感度が低下してしまう。
また、欠陥の形状により、分散した反作用磁場の分布が任意の方向に集中することもあり、被検査面の法線方向と平行な磁場成分又は垂直な磁場成分のみを検出するコイルでは欠陥の検出感度が低下してしまう。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、渦電流の反作用磁場を三次元的に多方向に分散させる内在欠陥が検出対象である場合であっても、高感度検出が実現される渦電流探傷装置および渦電流探傷方法を提供することを目的とする。
実施形態に係る渦電流探傷装置は、被検査体の表面に渦電流を励起する励磁コイルに入力させる励磁電流を発生する励磁電流発生部と、前記被検査体の表面の法線方向に略一致させた第1中心軸の周りに素線が巻回してなる第1検出コイルと、前記第1検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第1検出回路と、前記第1中心軸に直交する第2中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第2検出コイルと、前記第2検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第2検出回路と、前記第1中心軸及び前記第2中心軸の少なくともいずれかに直交する第3中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第3検出コイルと、前記第3検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第3検出回路と、を備えることを特徴とする。
実施形態に係る渦電流探傷方法は、被検査体の表面に渦電流を励起する励磁コイルに入力させる励磁電流を発生する励磁電流発生ステップと、前記被検査体の表面の法線方向に略一致させた第1中心軸の周りに素線が巻回してなる第1検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第1検出ステップと、前記第1中心軸に直交する第2中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第2検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第2検出ステップと、前記第1中心軸及び前記第2中心軸の少なくともいずれかに直交する第3中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第3検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第3検出ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態により、内在欠陥の高感度な検出が実現される。
本発明の第1実施形態に係る渦電流探傷装置の構成図。 (A)第1実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図、(B)その変形例を示す回路図。 (A)欠陥が存在しない位置における渦電流の挙動の説明図、(B)欠陥が存在する位置における渦電流の挙動の説明図。 (A)き裂等の開口欠陥が存在する位置における上面視による渦電流の挙動の説明図、(B)断面視による渦電流の挙動の説明図。 (A)ボイド/ポロシティ等の内在欠陥が存在する位置における上面視による渦電流の挙動の説明図、(B)断面視による渦電流の挙動の説明図。 本発明の第2実施形態に係る渦電流探傷装置の構成図。 (A)第2実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図、(B)その変形例を示す回路図。 本発明の第3実施形態に係る渦電流探傷装置の構成図。 (A)第3実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図、(B)その変形例を示す回路図。 本発明の第4実施形態に係る渦電流探傷装置の構成図。 (A)第4実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図、(B)その変形例を示す回路図。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように第1実施形態の渦電流探傷装置50は、被検査体16の表面に渦電流56(図3参照)を励起する励磁コイル15に入力させる励磁電流55を発生する励磁電流発生部25と、被検査体16の表面の法線方向に略一致させた第1中心軸Zの周りに素線が巻回してなる第1検出コイル11と、この第1検出コイル11に作用する渦電流56の反作用磁場の変化を検出する第1検出回路21と、この第1中心軸Zに直交する第2中心軸Xの周りに素線が巻回するよう形成された第2検出コイル12と、この第2検出コイル12に作用する渦電流56の反作用磁場の変化を検出する第2検出回路22と、を備えている。この場合、第1中心軸Zと第2中心軸Xは1点で互いに垂直に交わり、第1中心軸Zと第2中心軸Xにより仮想的なX−Z平面が形成される。
発振器26は、連続波の交流信号を生成し、励磁電流発生部25に出力する。励磁電流発生部25は、この交流信号に基づき生成した交流電流を適切に増幅させた励磁電流55を発生し、励磁コイル15に入力させる。
励磁コイル15は、被検査体16の表面の法線方向に対し平行な第4中心軸Wの周りに素線が巻回して構成されている。この励磁コイル15に、所定周波数の励磁電流55が入力すると、この第4中心軸Wに沿いつつコイル断面を周回する励磁磁場が生じる。そしてこの励磁コイル15から発生した励磁磁場により、被検査体16の表面近傍に、同じ周波数の渦電流56(図3参照)が励起される。
励磁コイル15は、外形が円形のものを例示しているが、矩形やその他の形状を有する者であっても良い。また図示を省略するが、励磁コイル15は、第4中心軸Wが、被検査体16の表面の法線方向に対し直交するように配置してもよい。この場合、第2検出コイル12の第2中心軸Xに対し、第4中心軸Wが平行となるよう励磁コイル15を配置するとよい。これにより、欠陥の影響を受けない渦電流の反作用磁場の方向は、大部分が第2検出コイル12の素線の方向に対し直角を成し、第2検出コイル12によるこの反作用磁場の変化の検出感度を向上させることができる。
第1実施形態における検出コイル10は、第1検出コイル11と第2検出コイル12から構成されている。第1検出コイル11と第2検出コイル12の各々に反作用磁場が作用する場合、各々の中心軸に平行な磁場成分の強度に比例した電圧信号が、各々のコイルから出力される。
第1検出回路21は、この第1検出コイル11から出力される電圧信号を入力し、第1検出信号51を出力する。この第1検出信号51は、走行中の第1検出コイル11の直下に欠陥が存在するか否かによって影響を受ける第1検出コイル11のインピーダンスの変化を検出したものである。このように第1検出回路21は、第1検出コイル11のインピーダンスの変化を検出することにより、第1検出コイル11に作用する渦電流56の反作用磁場の変化を検出する。
第1検出コイル11は、被検査体16の表面の法線方向に略一致させた第1中心軸Zの周りに素線が巻回して構成されている。このように構成されることにより、第1検出コイル11は、被検査体16の表面の法線方向(Z方向)における反作用磁場の成分を検出することができる。
第2検出回路22は、この第2検出コイル12から出力される電圧信号を入力し、第2検出信号52を出力する。この第2検出信号52は、走行中の第2検出コイル12の直下に欠陥が存在するか否かによって影響を受ける第2検出コイル12のインピーダンスの変化を検出したものである。このように第2検出回路22は、第2検出コイル12のインピーダンスの変化を検出することにより、第2検出コイル12に作用する渦電流56の反作用磁場の変化を検出する。
第2検出コイル12は、この第1中心軸Zに直交する第2中心軸Xの周りに素線が巻回しこの素線が第1中心軸Zと二点で交差するよう形成されている。このように構成されることにより、第2検出コイル12は、その第2中心軸Xの方向における反作用磁場の成分を検出することができる。
このように、第1実施形態の検出コイル10では、互いに直交する二方向において、反作用磁場の成分を検出することができる。これにより、表面開口欠陥や内在欠陥により渦電流の流れが遮られたため三次元的に多方向に分散する反作用磁場を、高感度で検出することが可能になる。
さらに渦電流探傷装置50は、同期検波回路30をさらに備えている。この同期検波回路30は、第1検出回路21及び第2検出回路22の各々から出力される検出信号51,52を励磁電流55と同じ周波数の第1参照信号56に同期させて検波するR同期検波回路31R,32Rと、検出信号51,52を第1参照信号56と同じ周波数で位相が90°ずれた第2参照信号57に同期させて検波するI同期検波回路31I,32Iと、第1検出回路21及び第2検出回路22の各々に接続されるR同期検波回路31R,32R及びI同期検波回路31I,32Iの各々から出力される検波値35(351R,351I,352R,352I)を所定の演算式で演算するデータ演算部37と、から構成される。
第1検出回路21から出力される第1検出信号51は、第1R同期検波回路31R及び第1I同期検波回路31Iの各々に入力される。さらに第1R同期検波回路31Rには、発振器26から励磁電流55と同じ周波数の第1参照信号56が入力される。そして、第1I同期検波回路31Iには、第1参照信号56と同じ周波数で位相が90°ずれた第2参照信号57が、位相シフト器27を介して入力される。
そして、第1R同期検波回路31Rからは、複素数平面に拡張された第1検出信号51の実部に対応する第1検波値351Rが出力される。さらに、第1I同期検波回路31Iからは、複素数平面に拡張された第1検出信号51の虚部に対応する第1検波値351Iが出力される。
同様に、第2検出回路22から出力される第2検出信号52は、第2R同期検波回路32R及び第2I同期検波回路32Iの各々に入力される。さらに第2R同期検波回路32Rには、発振器26から励磁電流55と同じ周波数の第1参照信号56が入力される。そして、第2I同期検波回路32Iには、第1参照信号56と同じ周波数で位相が90°ずれた第2参照信号57が、位相シフト器27を介して入力される。
そして、第2R同期検波回路32Rからは、複素数平面に拡張された第2検出信号52の実部に対応する第2検波値352Rが出力される。さらに、第2I同期検波回路32Iからは、複素数平面に拡張された第2検出信号52の虚部に対応する第2検波値352Iが出力される。
データ演算部37は、R同期検波回路31R,32R及びI同期検波回路31I,32Iの各々から出力される検波値35(351R,351I,352R,352I)を入力する。そしてデータ演算部37は、検出コイル10及び励磁コイル15の走行に伴って、逐次入力されるこれら検波値35(351R,351I,352R,352I)を、所定の演算式でリアルタイムに演算し、表示部38に波形表示する。
ここでデータ演算部37における演算式は種々のものが挙げられるが、検波値35(351R,351I,352R,352I)のうち二つの信号の差分を取ることで、雑音を相殺して信号対雑音比を向上させることができる。
また、検波値35(351R,351I,352R,352I)を空間的にベクトル合成することにより信号レベルを向上させることができ、ポロシティ等の内在欠陥を高感度で検出することが可能となる。
また、第1検出信号51及び第2検出信号52の各々を実部と虚部に分けることで、空間的に分布が変化する反作用磁場を位相弁別して解析することができ、被検査体16の表面近傍における欠陥の存在の有無のみならず、表面開口欠陥か内在欠陥かに関する欠陥の種類についても判定することが可能となる。
なお渦電流探傷装置50において、同期検波回路30は必須の構成要素ではない。この同期検波回路30は、単に検出コイル10のインピーダンス変化を捉えた検出信号51,52を、欠陥評価に適した情報信号に変換することができるものに、適宜置き換えることができる。
図2(A)は、第1実施形態に係る渦電流探傷装置50の回路図である。なお、図2(A)において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示している。
このように第1実施形態に係る渦電流探傷装置50は、第1検出コイル11及び第2検出コイル12とは別個に励磁コイル15が設けられる相互誘導方式の構成が採用さている。
図2(B)は第1実施形態の回路図の変形例である。なお、図2(B)において図1に対応する構成又は機能を有する部分は、同一符号で示している。
このように変形例に係る渦電流探傷装置50では、接点17,18の切り替え動作により、上述した第1検出回路21及び第2検出回路22を、単一の検出回路20で形成させる接点回路24を備えている。
この接点回路24を高速で切り替えながら検出コイル10及び励磁コイル15を走行させることにより、単一の検出回路20で、第1検出コイル11及び第2検出コイル12のインピーダンスの変化を、実質的に同時に検出することができる。
このように検出回路20が単一で構成されることにより、同期検波回路30(図1参照)も一組のR同期とI同期のみで構成されることとなり、部品点数の削減や装置の小型化に寄与する。
図3(A)は、欠陥が存在しない位置における渦電流の挙動の説明図である。
励磁コイル15に励磁電流55が供給されると、この励磁コイル15を中心として、被検査体16の表面近傍に渦電流56が誘起される。そして、この励磁コイル15が発生する磁場と渦電流56が発生する反作用磁場とが合成されて空間内に磁場分布が形成される。
励磁コイル15の近傍に配置されている検出コイル10に着目すると、欠陥が不存在な被検査体16の表面を走行中は、平衡状態にある空間内の磁場分布のうち、図面に直交する方向の反作用磁場の成分により、第1検出コイル11において一定振幅の交流電圧が誘起される。
図3(B)は、欠陥29が存在する位置における渦電流の挙動の説明図である。
このように被検査体16の表面に存在する欠陥29の近傍において、渦電流56は、この欠陥29を迂回するようにして流れる。その結果、迂回した渦電流56により反作用磁場の分布が変化する。このため、欠陥が不存在のときに平衡状態にあった空間内の磁場分布が変化する。
励磁コイル15の近傍に配置されている検出コイル10に着目すると、欠陥が存在する被検査体16の表面を走行したときは、渦電流56が欠陥29を迂回したことにより、空間内の磁場分布の平衡状態は崩れる。そして、図面に直交する方向の反作用磁場の成分により、第1検出コイル11において振幅変化を伴う交流電圧が誘起される。そして図面の縦方向の反作用磁場の成分により、第2検出コイル12において振幅変化を伴う交流電圧が誘起される。
このように、第1実施形態では、検出コイル10が欠陥29の存在する被検査体16の表面を通過すると、第1検出コイル11及び第2検出コイル12の各々が、独立に渦電流の反作用磁場の成分を検出する。これにより、欠陥29を高感度で検出することが可能になる。
図4(A)はき裂等29aの開口欠陥が存在する位置における上面視による渦電流の挙動の説明図であり、図4(B)は断面視による渦電流の挙動の説明図である。
このように欠陥29の種類がき裂29a等の開口欠陥である場合、このき裂29aに渦電流56が流れ込むと、図4(A)に示すように、き裂29aの側面に沿って迂回するように渦電流56a,56bが流れる。これと同時に、図4(B)に示すように、き裂29aの下部に沿っても渦電流56cが流れる。
ここで、図4(A)に示されるき裂29aの長さが長く、図4(B)に示されるき裂29aの深さが浅い場合、き裂29aの下部に沿う渦電流56cの迂回路の方が、き裂29aの側面に沿う渦電流56a,56bの迂回路より短くなる。この場合、渦電流56は、き裂29aの側面に沿って迂回する流れよりも、き裂29aの下部に沿って迂回する流れ方が優勢になる。
図5(A)はボイド/ポロシティ等の内在欠陥29bが存在する位置における上面視による渦電流の挙動の説明図であり、図5(B)は断面視による渦電流の挙動の説明図である。
このように欠陥29の種類がポロシティ等の内在欠陥29bである場合、この内在欠陥29bに渦電流56が流れ込むと、図5(A)に示すように、内在欠陥29bの側面に沿って迂回するように渦電流56a,56bが流れる。これと同時に、図5(B)に示すように、内在欠陥29bの下部に沿って渦電流56cが流れることに加え、上部に沿っても渦電流56dが流れる。
ここで、内在欠陥29bの形状が球状であると、内在欠陥29bの側面、下部、上部に存在する迂回路の長さはほぼ同等である。したがって、内在欠陥29bの周囲には三次元的にほぼ同等な大きさの渦電流56a,56b,56c,56dが流れる。このように、欠陥が内在欠陥29bの場合は、欠陥を迂回して流れる渦電流56が三次元的に分散して流れるため、渦電流が発生する磁場も三次元的に分散する。
このように、第1実施形態では、検出コイル10が欠陥29の存在する被検査体16の表面を通過すると、欠陥の種類によって迂回の仕方が異なる渦電流56の反作用磁場の成分を、第1検出コイル11及び第2検出コイル12の各々が、独立に検出する。これにより、検出された欠陥29が表面開口欠陥及び内在欠陥のいずれに該当するかといった、欠陥の種類についても判定することが可能となる。
(第2実施形態)
次に図6を参照して本発明における第2実施形態について説明する。また図7(A)は第2実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図である。なお、図6及び図7において図1及び図2と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。図6及び図7(A)に示すように第2実施形態に係る渦電流探傷装置50は、専用の励磁コイル15(図1参照)を設けずに、第2検出コイル12に励磁電流55を入力して励磁コイルの機能を担わせている。
なお、図示を省略するが第1検出コイル11に励磁電流55を入力して励磁コイルの機能を担わせてもよい。このように第1検出コイル11及び第2検出コイル12のうちいずれか一方に、検出コイルだけでなく励磁コイルの機能も担わせる自己誘導方式の構成が採用される。この場合、図2(A)で示したような、第1検出コイル11及び第2検出コイル12とは別個の励磁コイル15を設ける必要がなく、これにより、コイル構成を簡単化でき、プローブを小型化することができる。
図7(B)は第2実施形態の回路図の変形例である。なお、図7(B)において図6に対応する構成又は機能を有する部分は、同一符号で示している。
このように変形例に係る渦電流探傷装置50では、接点17,18の切り替え動作により、上述した第1検出回路21及び第2検出回路22を、単一の検出回路20で形成させる接点回路24を備えている。
この接点回路24を高速で切り替えながら検出コイル10及び励磁コイル15を走行させることにより、単一の検出回路20で、第1検出コイル11及び第2検出コイル12のインピーダンスの変化を、自己誘導方式においても実質的に同時に検出することができる。
このように検出回路20が単一で構成されることにより、同期検波回路30(図1参照)も一組のR同期とI同期のみで構成されることとなり、部品点数の削減や装置の小型化に寄与する。
(第3実施形態)
次に図8を参照して本発明における第3実施形態について説明する。なお、図8において図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。図8に示すように第3実施形態に係る渦電流探傷装置50は、第1中心軸Z及び第2中心軸Xの少なくともいずれかに直交する第3中心軸Yの周りに素線が巻回するよう形成された第3検出コイル13と、この第3検出コイル13に作用する渦電流の反作用磁場を検出する第3検出回路23と、をさらに備えている。この場合、第1中心軸Z、第2中心軸Xおよび第3中心軸Yは1点で互いに垂直に交わる。
第3実施形態における検出コイル10は、第1検出コイル11と第2検出コイル12と第3検出コイル13とから構成されている。第1検出コイル11、第2検出コイル12及び第3検出コイル13の各々に反作用磁場が作用する場合、各々の中心軸に平行な磁場成分の強度に比例した電圧信号が、各々のコイルから出力される。
第3検出回路23は、この第3検出コイル13から出力される電圧信号を入力し、第3検出信号53を出力する。この第3検出信号53は、走行中の第3検出コイル13の直下に欠陥が存在するか否かによって影響を受ける第3検出コイル13のインピーダンスの変化を検出したものである。このように第3検出回路23は、第3検出コイル13のインピーダンスの変化を検出することにより、第3検出コイル13に作用する渦電流56の反作用磁場の変化を検出する。
第3検出コイル13は、第1中心軸Z及び第2中心軸Xに直交する第3中心軸Yの周りに素線が巻回しこの素線が第1中心軸Z及び第2中心軸Xの各々と二点で交差するよう形成されている。このように構成されることにより、第3検出コイル13は、その第3中心軸Yの方向における反作用磁場の成分を検出することができる。
このように、第3実施形態の検出コイル10では、互いに直交する三方向において、反作用磁場の成分を検出することができる。これにより、表面開口欠陥や内在欠陥により渦電流の流れが遮られることにより、三次元的に多方向に分散する反作用磁場を、高感度で検出することが可能になる。
被検査体16の表面近傍に存在する欠陥の種類が内在欠陥29b(図5)の場合は、欠陥を迂回して流れる渦電流56a,56b,56c,56dが三次元的に分散して流れるため、渦電流が発生する磁場も三次元的に分散する。中心軸が互いに直交する三つの検出コイル11,12,13を用いることにより、三次元各方向の磁場分布変化を測定することができる。これにより、ポロシティ等の内在欠陥29bを高感度で検出するとともに、検出された欠陥の種類が内在欠陥29bであると断定することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、第1中心軸Z、第2中心軸Xおよび第3中心軸Yが1点で互いに垂直に交わるように構成しているが、これには限らず、第3中心軸Yについては、第1中心軸Zおよび第2中心軸Xのいずれか一方と垂直に交わるように構成しても構わない。すなわち、本実施径の形態においては、第3検出コイル13は、第2中心軸Xおよび第3中心軸Yの少なくとも一方に垂直に交わる第3中心軸Yの周りに素線が巻回する。そしてこの第3検出コイル13の素線は、第3中心軸と垂直に交わっている第1中心軸Z及び第2中心軸Xの少なくともいずれかと二点で交差するように形成される。
図9(A)は第3実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図である。なお、図9(A)において図8と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示している。
このように第3実施形態に係る渦電流探傷装置50は、第1検出コイル11、第2検出コイル12及び第3検出コイル13とは別個に励磁コイル15が構成される相互誘導方式が採用さている。
図9(B)は第3実施形態の回路図の変形例である。なお、図9(B)において図8に対応する構成又は機能を有する部分は、同一符号で示している。
このように変形例に係る渦電流探傷装置50では、接点17,18,19の切り替え動作により、上述した第1検出回路21、第2検出回路22及び第3検出回路23を、単一の検出回路20で形成させる接点回路24を備えている。
この接点回路24を高速で切り替えながら検出コイル10及び励磁コイル15を走行させることにより、単一の検出回路20で、第1検出コイル11、第2検出コイル12及び第3検出コイル13のインピーダンスの変化を、実質的に同時に検出することができる。
このように検出回路20が単一で構成されることにより、同期検波回路30(図8参照)も一組のR同期とI同期のみで構成されることとなり、部品点数の削減や装置の小型化に寄与する。
(第4実施形態)
次に図10を参照して本発明における第4実施形態について説明する。また図11(A)は第4実施形態に係る渦電流探傷装置の回路図である。なお、図10及び図11において図8及び図9と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。図10及び図11(A)に示すように第4実施形態に係る渦電流探傷装置50は、専用の励磁コイル15(図8参照)を設けずに、第2検出コイル12に励磁電流55を入力して励磁コイルの機能を担わせている。
なお、図示を省略するが第1検出コイル11又は第3検出コイル13に励磁電流55を入力して励磁コイルの機能を担わせてもよい。このように第1検出コイル11、第2検出コイル12及び第3検出コイル13のうちいずれか一つに、検出コイルだけでなく励磁コイルの機能も担わせる自己誘導方式が採用される。これにより、コイル構成を簡単化でき、プローブを小型化することができる。
図11(B)は第4実施形態の回路図の変形例である。なお、図11(B)において図10に対応する構成又は機能を有する部分は、同一符号で示している。
このように変形例に係る渦電流探傷装置50では、接点17,18,19の切り替え動作により、上述した第1検出回路21、第2検出回路22及び第3検出回路23を、単一の検出回路20で形成させる接点回路24を備えている。
この接点回路24を高速で切り替えながら検出コイル10及び励磁コイル15を走行させることにより、単一の検出回路20で、第1検出コイル11、第2検出コイル12及び第3検出コイル13のインピーダンスの変化を、自己誘導方式においても実質的に同時に検出することができる。
このように検出回路20が単一で構成されることにより、同期検波回路30(図1参照)も一組のR同期とI同期のみで構成されることとなり、部品点数の削減や装置の小型化に寄与する。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の渦電流探傷装置によれば、中心軸が互いに直交する少なくとも二つの検出コイルを用いることにより、渦電流の反作用磁場を三次元的に多方向に分散させる内在欠陥が検出対象である場合であっても、高感度検出が実現される渦電流探傷装置を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…検出コイル、11…第1検出コイル、12…第2検出コイル、13…第3検出コイル、15…励磁コイル、16…被検査体、17,18,19…接点、20…検出回路、21…第1検出回路、22…第2検出回路、23…第3検出回路、24…接点回路、25…励磁電流発生部、26…発振器、27…位相シフト器、29…欠陥、29a…き裂、29b…内在欠陥、30…同期検波回路、31R…第1R同期検波回路(R同期検波回路)、31I…第1I同期検波回路(I同期検波回路)、32R…第2R同期検波回路(R同期検波回路)、32I…第2I同期検波回路(I同期検波回路)、35…検波値、37…データ演算部、38…表示部、50…渦電流探傷装置、51…第1検出信号、52…第1検出信号、53…第3検出信号、55…励磁電流、56(56a,56b,56c,56d)…渦電流、56…第1参照信号、57…第2参照信号。

Claims (7)

  1. 被検査体の表面に渦電流を励起する励磁コイルに入力させる励磁電流を発生する励磁電流発生部と、
    前記被検査体の表面の法線方向に略一致させた第1中心軸の周りに素線が巻回してなる第1検出コイルと、
    前記第1検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第1検出回路と、
    前記第1中心軸に直交する第2中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第2検出コイルと、
    前記第2検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第2検出回路と、
    前記第1中心軸及び前記第2中心軸の少なくともいずれかに直交する第3中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第3検出コイルと、
    前記第3検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第3検出回路と、を備えることを特徴とする渦電流探傷装置。
  2. 請求項1に記載の渦電流探傷装置において、
    前記励磁コイルは、前記第1検出コイル及び前記第2検出コイルとは別個に設けられることを特徴とする渦電流探傷装置。
  3. 請求項2に記載の渦電流探傷装置において、
    前記励磁コイルは、前記第1中心軸及び前記第2中心軸のいずれか一方に対し平行な第4中心軸の周りに素線が巻回して構成されることを特徴とする渦電流探傷装置。
  4. 請求項1に記載の渦電流探傷装置において、
    前記第1検出コイル及び前記第2検出コイルのうちいずれか一方が前記励磁コイルの機能を担うことを特徴とする渦電流探傷装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の渦電流探傷装置において、
    少なくとも前記第1検出回路及び前記第2検出回路を単一の検出回路で形成させるような切り替え動作が可能な接点回路を、さらに備えることを特徴とする渦電流探傷装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の渦電流探傷装置において、
    前記第1検出回路及び前記第2検出回路の各々から出力される検出信号を、前記励磁電流と同じ周波数の第1参照信号に同期させて検波するR同期検波回路と、
    前記検出信号を、前記第1参照信号と同じ周波数で位相が90°ずれた第2参照信号に同期させて検波するI同期検波回路と、
    前記第1検出回路及び前記第2検出回路の各々に接続される前記R同期検波回路及び前記I同期検波回路の各々から出力される検波値を所定の演算式で演算するデータ演算部と、をさらに備えることを特徴とする渦電流探傷装置。
  7. 被検査体の表面に渦電流を励起する励磁コイルに入力させる励磁電流を発生する励磁電流発生ステップと、
    前記被検査体の表面の法線方向に略一致させた第1中心軸の周りに素線が巻回してなる第1検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第1検出ステップと、
    前記第1中心軸に直交する第2中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第2検出
    コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第2検出ステップと、
    前記第1中心軸及び前記第2中心軸の少なくともいずれかに直交する第3中心軸の周りに素線が巻回するよう形成された第3検出コイルに作用する前記渦電流の反作用磁場の変化を検出する第3検出ステップと、を備えることを特徴とする渦電流探傷方法。
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