JP2003121421A - 渦流探傷装置 - Google Patents

渦流探傷装置

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JP2003121421A JP2001319667A JP2001319667A JP2003121421A JP 2003121421 A JP2003121421 A JP 2003121421A JP 2001319667 A JP2001319667 A JP 2001319667A JP 2001319667 A JP2001319667 A JP 2001319667A JP 2003121421 A JP2003121421 A JP 2003121421A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】架空配電用絶縁電線や難着雪型絶縁電線の導体
の損傷部を高感度で検出する。 【解決手段】被測定電線1に沿って同軸かつ相互に離間
して配置した一対の探傷コイルL1、L2でブリッジ回
路2の2辺を構成し、いずれか一方の探傷コイルのイン
ピーダンスが変化したときに、ブリッジ回路2の平衡状
態が崩れて検出信号Sを出力するブリッジ回路2を構成
する。また、一対の探傷コイルL1、L2の間に、ブリ
ッジ回路2が平衡状態のときには、一対の探傷コイルL
1、L2によって生じる磁束が相殺されるように共振用
コイルL3を配置し、この共振用コイルL3に所定周波
数で共振する共振回路6を接続し、この共振回路6に、
一対の探傷コイルL1、L2への励磁電流を増幅させる
増幅回路8を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渦流探傷装置に係
わり、特に、導体の外周に絶縁被覆体を有する架空配電
用絶縁電線(OE、OC、DV,OW等)や絶縁被覆体
の外表面に着雪防止用のヒレを有する難着雪型絶縁電線
等の導体の小さな傷、導体内部の断線、若しくは導体の
錆等(以下「損傷部」という。)を検出する場合に有用
な渦流探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、架空配電線としては、安全性の
向上の観点から、裸線に代えて架空配電用絶縁電線が汎
用されているが、かかる架空配電用絶縁電線において
は、雨水の浸入により導体が腐食し、この腐食が進行し
てついには導体の断線に至ることが知られている。この
ため、架空配電線の断線事故等を未然に防止するため
に、電磁誘導法を応用した渦流探傷装置により架空配電
用絶縁電線の損傷部の検出が行なわれている。
【0003】図4は、従来の渦流探傷装置の検出回路図
を示している。同図において、符号1は被測定電線を示
しており、この被測定電線1の周囲には交流のブリッジ
回路2の2辺を構成する一対の探傷コイルL1、L2が
被測定電線1の外周に長手方向に沿って同軸かつ相互に
離間して配置されている。
【0004】一対の探傷コイルL1、L2は、それぞ
れ、一つのコイルで励磁コイルおよび検出コイルを兼用
しており、これらの探傷コイルL1、L2には、32k
Hzの励磁電源3が接続されている。そして、この励磁
電源3からの励磁電流が一対の探傷コイルL1、L2に
流れ、この励磁電流により被測定電線1の導体(不図
示)に高周波磁界が加えられ、導体に渦電流が発生する
ように構成されている。
【0005】また、一対の探傷コイルL1、L2は、そ
れによって生じる磁界が逆相となるように差動接続さ
れ、いずれか一方の探傷コイルL1(L2)のインピー
ダンスが変化したときに、ブリッジ回路2の平衡状態が
崩れて検出信号Sが出力されるようにブリッジ回路2が
構成されている。なお、図中、符号R1、R2は一対の
基準抵抗、4は判定部、5は交流電源をそれぞれ示して
いる。
【0006】しかして、このような構成の渦流探傷装置
を被測定電線1の長手方向に沿って移動させると、被測
定電線1の導体に損傷部が存在しない場合は、導体から
一対の探傷コイルL1、L2に対して及ぼす電磁誘導作
用が同等であることから、一対の探傷コイルL1、L2
のインピーダンスも同等となり、交流のブリッジ回路2
は平衡状態にある。
【0007】これに対して、被測定電線1の導体に、損
傷部が存在する場合は、いずれか一方の探傷コイルL1
(L2)に対して及ぼす電磁誘導作用が異なることか
ら、いずれか一方の探傷コイルL1(L2)のインピー
ダンスが変化し、ひいては交流のブリッジ回路2の平衡
が崩れて、ブリッジ回路2から検出信号Sが出力される
ことになる。
【0008】このようにして、被測定電線1の導体の損
傷の程度による渦電流の変化を、一対の探傷コイルL
1、L2のインピーダンスの変化として、この大きさを
評価することにより、被測定電線1の導体の損傷状態を
知ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電磁誘導法を応用した渦流探傷装置においては、被
測定電線が裸線の場合は、探傷コイルが導体の外表面に
密接して配置できるため、導体の損傷部を高感度で検出
することができるが、被測定電線が架空配電用絶縁電線
の場合は、絶縁被覆体の被覆厚の分だけ探傷コイルが導
体から離間し、また、難着雪型絶縁電線の場合は、ヒレ
の高さ分だけさらに探傷コイルが導体から離間するとい
う難点があった。このため、探傷コイルが被測定電線の
導体から離間すると、被測定電線の導体に生ずる渦電流
が小さくなり、この渦電流による探傷コイルへの電磁誘
導作用が弱まることから、交流のブリッジ回路における
検出感度が悪くなり、被測定電線の導体の損傷部を検出
することが困難になるという難点があった。
【0010】一方、大きな励磁電源を使用して、探傷コ
イルへの励磁電流を常時大きくすれば、検出感度は高く
なるが、大きな励磁電源を使用した渦流探傷装置では消
費電力も大きくなるため、エネルギー効率が悪くなると
いう難点があった。
【0011】本発明は、上述の難点を解決するためにな
されたもので、被測定電線が架空配電用絶縁電線や難着
雪型絶縁電線であっても、被測定電線の導体の損傷部を
高感度で検出することができる渦流探傷装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の渦流探傷装置は、被測定電線に沿って
同軸かつ相互に離間して一対の探傷コイルを、それによ
って生じる磁界が逆相となるように配置し、一対の探傷
コイルでブリッジ回路の2辺が構成され、いずれか一方
の探傷コイルのインピーダンスが変化したときに、ブリ
ッジ回路の平衡状態が崩れて検出信号を出力するブリッ
ジ回路を構成し、一対の探傷コイルの間に、ブリッジ回
路が平衡状態のときには、一対の探傷コイルによって生
じる磁束が相殺されるように共振用コイルを配置し、こ
の共振用コイルに所定周波数で共振する共振回路を接続
し、この共振回路に電流が流れたときに、一対の探傷コ
イルへの励磁電流を増幅させる増幅回路を設けたことを
特徴としている。
【0013】また、本発明の渦流探傷装置は、被測定電
線に沿って同軸かつ相互に離間して一対の探傷コイル
を、それによって生じる磁界が逆相となるように配置
し、一対の探傷コイルでブリッジ回路の2辺が構成さ
れ、いずれか一方の探傷コイルのインピーダンスが変化
したときに、ブリッジ回路の平衡状態が崩れて検出信号
を出力するブリッジ回路を構成し、一対の探傷コイルの
間に、ブリッジ回路が平衡状態のときには、一対の探傷
コイルによって生じる磁束が相殺されるように共振用コ
イルを配置し、この共振用コイルに所定周波数で共振す
る共振回路を接続し、この共振回路に流れる共振電流を
一対の探傷コイルへの励磁電流に重畳させることを特徴
としている。
【0014】これらの本発明の渦流探傷装置によれば、
一対の探傷コイル間に配置した共振用コイルに共振回路
が接続され、この共振回路に電流が流れたときに一対の
探傷コイルへの励磁電流が増幅(共振回路に流れる共振
電流が励磁電流に重畳)されることから、一対の探傷コ
イルからより大きな磁束を発生させることができ、ひい
ては、被測定電線の導体に生ずる渦電流がより大きくな
り、この渦電流による探傷コイルへの電磁誘導作用の影
響がより大きくなることから、被測定電線が架空配電用
絶縁電線や難着雪型絶縁電線であっても、被測定電線の
導体の損傷部を高感度で検出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の渦流探傷装置を適
用した好ましい実施の形態例について、図面を参照して
説明する。
【0016】図1は、本発明の渦流探傷装置における検
出回路図、図2は、本発明の渦流探傷装置における各コ
イルの磁界の発生状況を示す説明図である。なお、同図
において、図3と共通する部分には同一の符号が付され
ている。
【0017】図1において、本発明の渦流探傷装置は、
従来の渦流探傷装置と同様に、交流のブリッジ回路2を
備えており、この交流のブリッジ回路2は、直列に接続
された同等の形状、寸法および電気的特性を有する一対
の探傷コイルL1、L2と、直列に接続された同等の抵
抗値を有する一対の基準抵抗R1、R2と、一対の探傷
コイルL1、L2の接続点Aおよび一対の基準抵抗R
1、R2の接続点B間に接続される判定部4と、一方の
探傷コイルL1および一方の基準抵抗R1の接続点Cと
他方の探傷コイルL2および他方の基準抵抗R2の接続
点D間に接続される交流電源5とで構成されている。な
お、一対の基準抵抗R1、R2に代えて同等のインピー
ダンスを有するコイルを接続してもよい。
【0018】ここで、一対の探傷コイルL1、L2は、
従来の渦流探傷装置と同様に、交流のブリッジ回路2の
2辺を構成しており、これらの探傷コイルL1、L2
は、被測定電線1の周囲にその長手方向に沿って同軸か
つ相互に離間して配置されている。また、一対の探傷コ
イルL1、L2は、それぞれ、一つのコイルで励磁コイ
ルおよび検出コイルを兼用しており、これらの探傷コイ
ルL1、L2は、それによって生じる磁界が逆相となる
ように差動接続されている。これにより、後述するよう
に、いずれか一方の探傷コイルL1(L2)のインピー
ダンスが変化すると、交流のブリッジ回路2の平衡状態
が崩れて判定部4に対して検出信号Sが出力されるよう
に構成されている。
【0019】符号L3は、一対の探傷コイルL1、L2
間に配置された共振用コイルL3を示しており、この共
振用コイルL3には、所定の周波数で共振するコンデン
サ(不図示)等から成る共振回路6が接続されている。
ここで、共振用コイルL3は、ブリッジ回路2が平衡状
態のときには、図2に示すように、一方の探傷コイルL
1によって生じる磁束ψ1と他方の探傷コイルL2によ
って生じる磁束ψ2とが相殺されるように被測定電線1
の周囲に配置されている。
【0020】符号7は、例えば32kHzの励磁電源3
と増幅回路8とを備える励磁回路を示しており、この増
幅回路8は励磁電源3、共振回路6および一対の探傷コ
イルL1、L2に接続されている。また、共振回路6に
共振電流が流れた場合、これを検出して増幅回路8へ増
幅指令信号Cが出力される構成となっている。
【0021】次に、このような構成の渦流探傷装置を用
いて、被測定電線1の導体の損傷部を検出する方法につ
いて説明する。
【0022】先ず、一対の探傷コイルL1、L2には、
励磁電源3からの励磁電流が流れ、この励磁電流により
被測定電線1の導体に高周波磁界が加えられ、導体に渦
電流が発生することになる。
【0023】しかして、本発明の渦流探傷装置を被測定
電線1に沿って移動させると、被測定電線1の導体に損
傷部が存在しない場合は、導体から一対の探傷コイルL
1、L2に対して及ぼす電磁誘導作用が同等であること
から、一対の探傷コイルL1、L2のインピーダンスも
同等となり、交流のブリッジ回路2は平衡状態にある。
【0024】一方、ブリッジ回路2が平衡状態のときに
は、図2に示すように、一方の探傷コイルL1によって
生じる磁束ψ1と他方の探傷コイルL2によって生じる
磁束ψ2とが相殺されることから、すなわち、共振用コ
イルL3に生じる誘導電流が相殺されることから、共振
回路6には電流が流れないことになる。
【0025】これに対して、被測定電線1の導体に、損
傷部が存在する場合は、いずれか一方の探傷コイルL1
(L2)に対して及ぼす電磁誘導作用が異なることか
ら、いずれか一方の探傷コイルL1(L2)のインピー
ダンスが変化し、ひいては交流のブリッジ回路2の平衡
が崩れることになる。
【0026】そして、ブリッジ回路2の平衡が崩れてい
る状態においては、何れか一方の探傷コイルL1(L
2)のインダクタンスが変化して磁界に偏りが生ずるこ
とから、図2に示すように、一方の探傷コイルL1によ
って生じる磁束ψ1と他方の探傷コイルL2によって生
じる磁束ψ2とが相殺されず、ひいては共振用コイルL
3に誘導電流が流れる。これにより、共振用コイルL3
と共振回路6間に共振電流が流れ、この共振回路6から
増幅指令信号Cが出力される。そして、増幅回路8に増
幅指令信号Cが入力すると、励磁電源3から供給される
励磁電流が増幅されて、一対の探傷コイルL1、L2へ
供給される。
【0027】このように、本発明の渦流探傷装置におい
ては、共振用コイルL3が共振すると、何れか一方の探
傷コイルL1(L2)のQが大きくなるため、ブリッジ
回路2の平衡状態が大きく崩れ、さらに、励磁電流が増
幅されて一対の探傷コイルL1、L2へ供給されること
から、発生する磁束も大きくなり、ブリッジ回路2から
は従来よりも大きな検出信号Sが出力され、この検出信
号Sが判定部4へ入力される。この結果、従来よりも、
検出感度を高めることができる。
【0028】なお、検出結果は、判定部4を構成するペ
ンレコーダ等に連続して記録され、この記録から被測定
電線における導体の損傷の程度を容易に把握することが
できる。
【0029】ここで、前述の実施例においては、増幅回
路を介して一対の探傷コイルL1、L2への励磁電流を
増幅させているが、本発明は、増幅回路を用いたものに
限定されず、例えば、第3図に示すように、共振回路6
に流れる電流を、重畳回路9を介して一対の探傷コイル
L1、L2への励磁電流に重畳させるようにしてもよ
い。但し、この場合には、共振回路6に流れる電流の周
波数を励磁電源3の周波数に一致させる必要があり、ま
た、2つの電流を重畳させる場合は2つの電流の位相を
合わせる必要がある。また、前述の実施例においては、
一つのコイルで励磁コイルおよび検出コイルを兼用して
いるが、励磁コイルと検出コイルを別体で構成して、励
磁コイルを励磁回路に接続し、検出コイルを交流のブリ
ッジを構成する2辺としても、本発明と同様の効果を得
ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の渦流探傷装置によれば、共振用コイルの共振により、
何れか一方の探傷コイルのQが大きくなり、これにより
ブリッジ回路の平衡状態がさらに大きく崩れるため、ブ
リッジ回路からより大きな検出信号を出力させることが
できる。また、共振用コイルの共振により、励磁コイル
への励磁電流が増幅(共振回路に流れる共振電流が励磁
電流に重畳)されるため、一対の探傷コイルからより大
きな磁束を生じさせることができる。従って、本発明に
よれば、被測定電線が架空配電用絶縁電線や難着雪型絶
縁電線であっても、被測定電線の導体の損傷部を高感度
で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の渦流探傷装置における検出回路図。
【図2】本発明の渦流探傷装置における各コイルの磁界
の発生状況を示す説明図。
【図3】本発明の渦流探傷装置の他の実施例に係る検出
回路図。
【図4】従来の渦流探傷装置における検出回路図。
【符号の説明】
1………被測定電線 2………ブリッジ回路 3………励磁電源 4………判定部 6………共振回路 7………励磁回路 8………増幅回路 9………重畳回路 L1、L2………一対の探傷コイル L3………共振用コイル S………検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立石 昭人 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 (72)発明者 品川 潤一 神奈川県川崎市川崎区小田栄2丁目1番1 号 昭和電線電纜株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AA01 AB07 AD02 BA03 BA09 2G033 AA01 AB01 AC00 AD12 AD19 AE05 AG10 AG12 2G053 AA11 AB21 BA02 BA14 BB03 BB11 BC02 BC14 CA03 CA18 CB05 DA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定電線に沿って同軸かつ相互に離間し
    て一対の探傷コイルを、それによって生じる磁界が逆相
    となるように配置し、 前記一対の探傷コイルでブリッジ回路の2辺が構成さ
    れ、前記いずれか一方の探傷コイルのインピーダンスが
    変化したときに、前記ブリッジ回路の平衡状態が崩れて
    検出信号を出力するブリッジ回路を構成し、 前記一対の探傷コイルの間に、前記ブリッジ回路が平衡
    状態のときには、前記一対の探傷コイルによって生じる
    磁束が相殺されるように共振用コイルを配置し、 この共振用コイルに所定周波数で共振する共振回路を接
    続し、この共振回路に電流が流れたときに、前記一対の
    探傷コイルへの励磁電流を増幅させる増幅回路を設けた
    ことを特徴とする渦流探傷装置。
  2. 【請求項2】被測定電線に沿って同軸かつ相互に離間し
    て一対の探傷コイルを、それによって生じる磁界が逆相
    となるように配置し、 前記一対の探傷コイルでブリッジ回路の2辺が構成さ
    れ、前記いずれか一方の探傷コイルのインピーダンスが
    変化したときに、前記ブリッジ回路の平衡状態が崩れて
    検出信号を出力するブリッジ回路を構成し、 前記一対の探傷コイルの間に、前記ブリッジ回路が平衡
    状態のときには、前記一対の探傷コイルによって生じる
    磁束が相殺されるように共振用コイルを配置し、 この共振用コイルに所定周波数で共振する共振回路を接
    続し、この共振回路に流れる共振電流を前記一対の探傷
    コイルへの励磁電流に重畳させることを特徴とする渦流
    探傷装置。
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Cited By (5)

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