JPH09152462A - 変圧器の部分放電検出方法 - Google Patents

変圧器の部分放電検出方法

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JPH09152462A
JPH09152462A JP7312486A JP31248695A JPH09152462A JP H09152462 A JPH09152462 A JP H09152462A JP 7312486 A JP7312486 A JP 7312486A JP 31248695 A JP31248695 A JP 31248695A JP H09152462 A JPH09152462 A JP H09152462A
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JP
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transformer
partial discharge
current
transformers
voltage side
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JP7312486A
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Keiichi Abe
景一 阿部
Tamon Ozaki
多文 尾崎
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変圧器で発生する部分放電を高感度で検出で
きると共に、その検出を簡便且つ簡易な構成で行い得る
ようにすること。 【解決手段】 実際の配電系統の本回線用及び予備回線
用の第1の変圧器1及び第2の変圧器2は、定格が同一
のものである。変圧器1或いは2で発生する部分放電を
検出する場合には、変圧器1及び2が有する各高圧側巻
線1a及び2aの各中性点間を、ラインLs及び部分放
電検出器3を介して互いに接続すると共に、当該部分放
電検出器3の出力を受ける判定装置4を設ける。部分放
電検出器3は、ラインLsに介在された比較的低いイン
ピーダンスのコンデンサと、ラインLsに流れる不平衡
電流を検出する貫通型の変流器とを組み合わせた構成と
なっている。判定装置4は、変流器による検出電流のレ
ベルに応じて部分放電の発生の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器の部分放電
を、その部分放電に伴い発生する電流に基づいて検出す
るようにした変圧器の部分放電検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器の巻線での部分放電を検出する方
法として、従来より、その部分放電の発生に伴う物理的
変化量(電流、電磁波、音、光、X線など)を利用する
技術が知られている。
【0003】このような技術として実用化されているも
のは、変圧器の高圧側巻線に接続された高圧母線に流れ
る部分放電信号を結合コンデンサを介して検出する方
法、部分放電に伴い変圧器の接地線に流れる微小電流を
ロゴスキーコイルにより検出する方法、部分放電に伴い
変圧器から放射される電磁波をループアンテナを利用し
て測定する方法、部分放電に伴い変圧器から放射される
音波を振動ピックアップを通じて検出する方法などがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ような部分放電の
検出方法のうち、比較的検出感度が高い方法は、結合コ
ンデンサを介して部分放電信号を検出する方法である
が、この方法では、結合コンデンサを高圧母線に対して
挿入する必要があるため、部分放電の検出を簡便に行い
得ないという問題点があり、また、変圧器自体の静電容
量が比較的大きいという事情がある関係上、結合コンデ
ンサ側に流れ込む部分放電信号が抑制される現象が発生
することになり、このため検出感度の大幅な向上も望み
得ないという問題点もあった。また、他の方法(接地線
電流を検出する方法、電磁波や音波を検出する方法)
は、部分放電の検出を簡便に行い得るという利点がある
ものの、検出感度が低いという問題点がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、変圧器で発生する部分放電を高感度
で検出できると共に、その検出を簡便且つ簡易な構成に
よって行い得るようになる変圧器の部分放電検出方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、並列運転される同一定格の第1及び第2の
変圧器の各巻線の中性点間にインピーダンス要素を接続
し、このインピーダンス要素を通じて流れる電流信号に
基づいて前記変圧器での部分放電の発生を検出する構成
としたものである。
【0007】この構成によれば、第1及び第2変圧器の
一方において部分放電が発生した場合には、他方の変圧
器がコンデンサとして機能するようになって、その部分
放電に伴い発生した高周波信号がインピーダンス要素を
通じて他方の変圧器側に流れ込むようになるから、この
インピーダンス要素を通じて流れる電流信号に基づいて
変圧器での部分放電の発生を検出できるようになる。従
って、第1の変圧器或いは第2の変圧器で部分放電が発
生した状態を、それらの静電容量の大きさと無関係に高
感度で検出できるようになり、しかも、上記のような部
分放電の検出を、変圧器間の中性点間を繋ぐインピーダ
ンス要素を設けるだけの簡便且つ簡易な構成で行い得る
ようになる(請求項1)。
【0008】また、同一定格の第1及び第2の変圧器の
各高圧側巻線から引き出されたタップ間にインピーダン
ス要素を接続すると共に、前記第1及び第2の変圧器の
各高圧側巻線と各低圧側巻線との間に測定用電圧を印加
し、この電圧印加状態で、前記インピーダンス要素を通
じて流れる電流信号に基づいて前記変圧器での部分放電
の発生を検出する構成とすることもできる。
【0009】この構成によれば、第1及び第2変圧器の
一方において部分放電が発生した場合には、他方の変圧
器がコンデンサとして機能するようになって、その部分
放電に伴い発生した高周波信号がインピーダンス要素を
通じて他方の変圧器側に流れ込むようになるから、第1
の変圧器における高圧側巻線と低圧側巻線との間、或い
は第2の変圧器における高圧側巻線と低圧側巻線との間
で部分放電が発生した状態を、それら変圧器の静電容量
の大きさと無関係に高感度で検出できるようになる(請
求項2)。
【0010】さらに、同一定格の第1及び第2の変圧器
の各高圧側巻線から引き出されたタップ間にインピーダ
ンス要素を接続すると共に、前記第1及び第2の変圧器
の各高圧側巻線の両端を開放した状態で当該第1及び第
2の変圧器の各低圧側巻線の両端に測定用電圧を印加
し、この電圧印加状態で、前記インピーダンス要素を通
じて流れる電流信号に基づいて前記変圧器での部分放電
の発生を検出する構成とすることもできる。
【0011】この構成によっても、第1及び第2変圧器
の一方において部分放電が発生した場合には、他方の変
圧器がコンデンサとして機能するようになって、その部
分放電に伴い発生した高周波信号がインピーダンス要素
を通じて他方の変圧器側に流れ込むようになるから、第
1の変圧器或いは第2の変圧器の高圧側巻線内における
素線間、セクション間及び層間などで部分放電が発生し
た状態を、それら変圧器の静電容量の大きさと無関係に
高感度で検出できる(請求項3)。
【0012】上記のような各構成とする場合に、前記イ
ンピーダンス要素のインピーダンスを、第1及び第2の
変圧器の巻線のインピーダンスより小さく、且つ巻線の
対地静電容量によるインピーダンスより小さい値に設定
しても良いものである。
【0013】この構成によれば、第1及び第2変圧器の
一方で部分放電が発生した場合に、その放電に伴い発生
した高周波信号は、主にインピーダンス要素を通じて他
方の変圧器側へ流れることになる。この結果、部分放電
の検出感度を高め得るようになる(請求項4)。
【0014】また、上記のような各構成とする場合に、
インピーダンス要素の両側に当該インピーダンス要素に
流れる電流を検出する第1の変流器及び第2の変流器を
設け、これら変流器による各検出電流の位相に基づい
て、部分放電に伴う電流信号と外部ノイズとの弁別を行
うように構成しても良いものである。
【0015】このような構成によれば、外来ノイズは、
第1及び第2の変圧器へ同時に伝搬することになるた
め、そのノイズはインピーダンス要素に対し互いに逆方
向から流れ込むことになる。従って、この場合には、第
1の変流器及び第2の変流器による各検出電流の位相が
逆相となるため、これをもって部分放電に伴う電流信号
と外来ノイズとの弁別を行い得るようになり、結果的に
部分放電の検出精度が向上するようになる(請求項
5)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1及び図2を参照しながら説明する。図1には本発
明による部分放電検出方法を実現するための回路構成が
示されている。この図1において、三相用の第1の変圧
器1及び第2の変圧器2は、それぞれ実際の配電系統に
おける本回線用及び予備回線用のもので、変圧比などの
定格が同一に設定されている。
【0017】上記第1及び第2の変圧器1及び2の各高
圧側巻線1a及び2aは、U1、V1、W1及びU2、
V2、W2の各相コイルがスター結線されたもので、そ
の部分放電を検出する場合には、変圧器1及び2を母線
に対し並列接続すると共に、それら巻線1a及び2aの
各中性点間を、ラインLs及び部分放電検出器3を介し
て互いに接続すると共に、当該部分放電検出器3の出力
を受ける判定装置4を設ける。尚、図1には、高圧側巻
線1a及び2aを高圧母線5U、5V、5Wに接続した
状態のみを示した。
【0018】上記部分放電検出器3は、図2に示すよう
に、ラインLsに介在された比較的低いインピーダンス
のコンデンサ3a(本発明でいうインピーダンス要素に
相当)と、ラインLsに流れる不平衡電流を検出する貫
通型の変流器3bとを組み合わせた構成となっている。
また、上記判定装置4は、変流器3bの二次側から出力
される検出電流のレベルに応じて部分放電の発生の有無
を判定する構成となっている。
【0019】この場合、上記コンデンサ3aのインピー
ダンスは、第1及び第2の変圧器1及び2の各巻線1a
及び2aのインピーダンスより小さく、且つそれら巻線
1a及び2aの対地静電容量によるインピーダンスより
小さい値に設定される。
【0020】このように同一定格の第1の変圧器1及び
第2の変圧器2が並列接続されると共に、それらの各巻
線1a及び2aの中性点間が互いに接続された状態で
は、一方の変圧器において部分放電が発生した場合に他
方の変圧器がコンデンサとして機能するようになって、
その部分放電に伴い発生した高周波信号がラインLs及
び部分放電検出器3を通じて他方の変圧器側に流れ込む
ようになる。
【0021】つまり、今、例えば、巻線1を構成する各
相コイルU1、V1、W1のうちコイルU1において部
分放電が発生した場合、これに伴う部分放電信号は、コ
イルV1、W1並びに部分放電検出器3に流れる。上記
部分放電信号は高周波信号であることから、直接的にコ
イル部分を流れる成分と、静電結合部分を通じてコイル
部分以外に流れる成分とを含むようになる。この場合、
コイル部分のインダクタンス成分によるインピーダンス
は、部分放電検出器3に比べて相対的に高い状態にある
ため、上記のようにコイルU1において発生した部分放
電信号は、主に部分放電検出器3側へ流れることにな
る。
【0022】ここで、部分放電検出器3を構成するコン
デンサ3aのインピーダンスは、例えば、巻線1a及び
2aの対地静電容量がそれぞれ100pF程度であった
場合、1000pF程度に設定されるものであり、これ
により、前記部分放電信号のほとんどが部分放電検出器
3を通じて流れることになる。
【0023】このように部分放電検出器3に部分放電信
号が流れた場合に、当該部分放電信号が変流器3bによ
り検出されることになり、判定装置4が、上記検出電流
のレベルに基づいて部分放電が発生した旨の判定を行う
ようになる。
【0024】従って、上記のような本実施例の構成によ
れば、第1の変圧器1或いは第2の変圧器2で部分放電
が発生した状態を、当該変圧器1及び2の設置現場にお
いて、それらの静電容量の大きさと無関係に高感度で検
出できるものである。しかも、上記のような部分放電の
検出を、単純な構造の部分放電検出器3及び判定装置4
を設けるだけの簡便且つ簡易な構成で行い得るから、実
用性がきわめて高くなるものである。
【0025】図3には本発明の第2実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、この第2実施例は、部分放電信号と外
来ノイズとの弁別を行い得る構成とした点に特徴を有す
る。図3において、第1及び第2の変圧器1及び2(図
1参照)の中性点間を繋ぐラインLsに介在された部分
放電検出器3′は、コンデンサ3aの両側に貫通型の第
1の変流器3c及び第2の変流器3dを設けた構成とな
っており、それら変流器3c及び3dの二次側出力は判
定装置4′に与えられるようになっている。
【0026】この場合、上記判定装置4′は、第1及び
第2の変流器3c及び3dによる各検出電流の位相を識
別可能な構成となっており、各変流器3c及び3dのそ
れぞれから所定レベル以上の検出電流が同時に与えられ
た状態で、それら検出電流の位相が同相であった場合に
は部分放電が発生した旨の判定を行い、逆相であった場
合には当該検出電流が外来ノイズに起因したものである
旨の判定を行う。
【0027】ここで、高圧線5U、5V、5W(図1参
照)を通じた外来ノイズは、第1の変圧器1及び第2の
変圧器2へ同時に伝搬することになる。このため、図3
中に矢印Aで示すように、上記ノイズは部分放電検出器
3′に対し互いに逆方向から流れ込むことになる。従っ
て、この場合には、第1及び第2の変流器3c及び3d
による各検出電流の位相が逆相となるため、判定装置
4′においては外来ノイズである旨の判定を行うように
なる。
【0028】要するに、第2実施例の構成によれば、第
1の変圧器1或いは第2の変圧器2で部分放電が発生し
た状態を、外来ノイズによる影響を除去しながら高精度
で検出できることになる。また、本実施例では、変流器
3c及び3d間に進相要素であるコンデンサ3aが介在
された形態となっているから、変流器3c及び3dによ
る各検出電流の位相が同相の場合、つまり変圧器1及び
2の何れかで部分放電が発生して部分放電信号が流れた
場合には、その部分放電信号の方向を、上記各検出電流
の位相に基づいて計測することができることになる。従
って、判定装置4′に部分放電信号の方向を計測できる
機能を付与しておけば、部分放電が発生した変圧器を特
定可能となるものである。
【0029】尚、上記した第1及び第2実施例では、運
転状態の変圧器1及び2における部分放電を検出する例
を示したが、それら変圧器1及び2を運転状態とするこ
となく外部から測定用電圧を印加することによって部分
放電を検出する構成も可能であり、以下、このような構
成を採用した本発明の第3実施例及び第4実施例につい
て、前記第1実施例と異なる部分のみ説明する。
【0030】図4には、同一定格の第1の変圧器1′及
び第2の変圧器2′における高圧側巻線1a′及び2
a′と低圧側巻線1b′及び2b′との間で発生する部
分放電を検出する構成とした第3実施例が示されてい
る。この図4では、測定用電源である高圧電源6の一端
側に、第1及び第2の変圧器1′及び2′の各高圧側巻
線1a′及び2a′の両端を接続すると共に、当該高圧
電源6の他端側に、変圧器1′及び2′の各低圧側巻線
1b′及び2b′の両端を接続する。さらに、高圧側巻
線1a′及び2a′のタップT1 及びT2 間を、ライン
Ls及び部分放電検出器3を介して接続すると共に、当
該部分放電検出器3の出力を受ける判定装置4を設け
る。
【0031】このような構成とした本実施例において
も、一方の変圧器において部分放電が発生した場合に他
方の変圧器がコンデンサとして機能するようになって、
その部分放電に伴い発生した高周波信号がラインLs及
び部分放電検出器3を通じて他方の変圧器側に流れ込む
ようになるから、第1の変圧器1′における高圧側巻線
1a′と低圧側巻線1b′との間、或いは第2の変圧器
2′における高圧側巻線2a′と低圧側巻線2b′との
間で部分放電が発生した状態を、それらの静電容量の大
きさと無関係に高感度で検出できるものである。
【0032】図5には、変圧器の巻線内の素線間、セク
ション間及び層間などで発生する部分放電を検出する構
成とした第4実施例が示されている。この図5では、高
圧電源6の両端に低圧側巻線1b′及び2b′を並列に
接続すると共に、高圧側巻線1a′、2a′の両端を開
放した状態とし、以て高圧側巻線1a′及び2a′に対
し誘導作用により電圧が印加される構成とする。さら
に、高圧側巻線1a′及び2a′のタップT1 及びT2
間を、ラインLs及び部分放電検出器3を介して接続す
ると共に、当該部分放電検出器3の出力を受ける判定装
置4を設ける。
【0033】このような構成とした本実施例において
も、一方の変圧器において部分放電が発生した場合に他
方の変圧器がコンデンサとして機能するようになって、
その部分放電に伴い発生した高周波信号がラインLs及
び部分放電検出器3を通じて他方の変圧器側に流れ込む
ようになるから、第1の変圧器1′の高圧側巻線1a′
或いは第2の変圧器2′の高圧側巻線2a′内における
素線間、セクション間及び層間などで部分放電が発生し
た状態を、それらの静電容量の大きさと無関係に高感度
で検出できるものである。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、以上の説明によって明
らかなように、同一定格の第1及び第2変圧器との間に
インピーダンス要素を接続することによって、一方の変
圧器で部分放電が発生したときに上記インピーダンス要
素を通じて不平衡電流が流れるように構成すると共に、
そのインピーダンス要素を通じて流れる電流信号に基づ
いて変圧器での部分放電の発生を検出する構成としたか
ら、変圧器内で発生した部分放電の検出を高感度で行い
得ると共に、その検出を簡便且つ簡易な構成で行い得る
ようになるという有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による部分放電検出方法を
示す摸式図
【図2】要部の電気的構成を示す結線図
【図3】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図4】本発明の第3実施例による部分放電検出方法を
示す摸式図
【図5】本発明の第4実施例による部分放電検出方法を
示す摸式図
【符号の説明】
図面中、1、1′は第1の変圧器、1a、1a′は高圧
側巻線、1b′は低圧側巻線、2′は第2の変圧器、2
a′は高圧側巻線、2b′は低圧側巻線、3、3′は部
分放電検出器、3aはコンデンサ(インピーダンス要
素)、3bは変流器、3cは第1の変流器、3dは第2
の変流器、4、4′は判定装置を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列運転される同一定格の第1及び第2
    の変圧器の各巻線の中性点間にインピーダンス要素を接
    続し、 このインピーダンス要素を通じて流れる電流信号に基づ
    いて前記変圧器での部分放電の発生を検出することを特
    徴とする変圧器の部分放電検出方法。
  2. 【請求項2】 同一定格の第1及び第2の変圧器の各高
    圧側巻線から引き出されたタップ間にインピーダンス要
    素を接続し、 前記第1及び第2の変圧器の各高圧側巻線と各低圧側巻
    線との間に測定用電圧を印加し、この電圧印加状態で、
    前記インピーダンス要素を通じて流れる電流信号に基づ
    いて前記変圧器での部分放電の発生を検出することを特
    徴とする変圧器の部分放電検出方法。
  3. 【請求項3】 同一定格の第1及び第2の変圧器の各高
    圧側巻線から引き出されたタップ間にインピーダンス要
    素を接続し、 前記第1及び第2の変圧器の各高圧側巻線の両端を開放
    した状態で当該第1及び第2の変圧器の各低圧側巻線の
    両端に測定用電圧を印加し、この電圧印加状態で、前記
    インピーダンス要素を通じて流れる電流信号に基づいて
    前記変圧器での部分放電の発生を検出することを特徴と
    する変圧器の部分放電検出方法。
  4. 【請求項4】 インピーダンス要素のインピーダンス
    は、第1及び第2の変圧器の巻線のインピーダンスより
    小さく、且つ巻線の対地静電容量によるインピーダンス
    より小さい値に設定されることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の変圧器の部分放電検出方法。
  5. 【請求項5】 インピーダンス要素の両側に当該インピ
    ーダンス要素に流れる電流を検出する第1の変流器及び
    第2の変流器を設け、これら変流器による各検出電流の
    位相に基づいて、電流信号と外部ノイズとの弁別を行う
    ように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の
    何れかに記載の変圧器の部分放電検出方法。
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