JP2018031672A - 電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法 - Google Patents

電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法 Download PDF

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明実 塩川
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淳平 遠藤
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友昭 水田
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Abstract

【課題】一度の作業で複数の電流センサの関係を判定することができる電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法を提供する。【解決手段】電力計測システム10は、判定用信号S1により電力線101,103に判定用電流を発生させる電流発生部3と、第1検出部1と、1以上の第2検出部2と、判定システム4とを備える。第1検出部1は、第1コア111の貫通孔113を貫通する電力線101に流れる電流によって第1コイル112に誘導電流が発生する。1以上の第2検出部2は、第2コア211の貫通孔213を貫通する電力線103に流れる電流によって第2コイル212に誘導電流が発生する。判定システム4は、判定用信号S1または判定用電流によって第1回路12に発生する第1電流I1と、判定用電流によって第2回路22に発生する第2電流I2とを比較することにより、第2回路22の状態を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法に関し、より詳細には、電流センサの検出結果に基づいて消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法に関する。
従来、電流トランス(CT)を使用して負荷の消費電力等を計測する計測装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の計測装置は、CTと、電流信号測定部と、試験電流源と、CT設置状態判定部とを備える。
CTは、検出コイルとコアとを備える分割型CTである。検出コイルは、直列接続された第1検出コイルと第2検出コイルとを備える。コアは、フェライトなどの磁性材料で形成された第1コアと第2コアとを備える。電流信号測定部は、電源線を流れる電流によりCTの検出コイルに誘起された誘導電流を測定する。試験電流源は、CTの設置状態を判定する際に使用される交流の定電流源である。CT設置状態判定部は、CT設置状態判定モードスイッチのON/OFFに基づいて、通常測定モードとCT設置状態判定モードとを切り替える。
CT設置状態判定部は、CT設置状態判定モードスイッチがOFFであれば、電流信号測定部を通常測定モードの接続構成とし、試験電流源をOFFにする。また、CT設置状態判定部は、CT設置状態判定モードスイッチがONであれば、電流信号測定部をCT設置状態判定モードの接続構成とし、試験電流源をONにする。そして、CT設置状態判定部は、試験電流源から第1検出コイルに出力される試験用電流信号によって第2検出コイルに誘起される誘導電流に基づいて、CTの設置状態が良好か否かを判定する。
特開2015−83947号公報
ところで、特許文献1に記載の計測装置では、一度の作業で1つのCT(電流センサ)の設置状態しか判定することができなかった。そのため、複数の電流センサの関係について判定しようとした場合、複数の電流センサの設置状態をそれぞれ判定した後に、これらの判定結果を比較する必要があった。すなわち、特許文献1に記載の計測装置では、一度の作業で複数の電流センサの関係を判定することができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされており、一度の作業で複数の電流センサの関係を判定することができる電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電力計測システムは、主幹回路、及び電力線を介して前記主幹回路に電気的に接続された1以上の分岐回路における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する。前記電力計測システムは、判定用信号を出力することによって前記電力線に判定用電流を発生させる電流発生部と、第1検出部と、1以上の第2検出部と、判定システムとを備える。前記第1検出部は、第1電流センサを有する。前記第1電流センサは、貫通孔を有する第1コア及び前記第1コアに装着された第1コイルを含み、前記第1コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第1コイルに誘導電流が発生する。前記1以上の第2検出部は、第2電流センサを有する。前記第2電流センサは、貫通孔を有する第2コア及び前記第2コアに装着された第2コイルを含み、前記第2コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第2コイルに誘導電流が発生する。前記判定システムは、第1電流と第2電流とを比較することにより、前記第2回路の状態を判定するように構成されている。前記第1電流は、前記判定用信号または前記判定用電流によって前記第1コイルを含む第1回路に発生する電流である。前記第2電流は、前記判定用電流によって前記第2コイルを含む第2回路に発生する電流である。
本発明の一態様に係る電力計測用サブシステムは、上述の電力計測システムにおいて前記判定システムとして用いられる。
本発明の一態様に係る判定方法は、主幹回路、及び電力線を介して前記主幹回路に電気的に接続された1以上の分岐回路における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する電力計測システムに用いられる。前記判定方法は、電流発生ステップと、第1検出ステップと、第2検出ステップと、判定ステップとを備える。前記電流発生ステップは、電流発生部から判定用信号を出力することによって前記電力線に判定用電流を発生させるステップである。前記第1検出ステップは、第1電流センサにより前記電流発生ステップにおいて発生した前記判定用電流を検出するステップである。前記第1電流センサは、貫通孔を有する第1コア及び前記第1コアに装着された第1コイルを含み、前記第1コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第1コイルに誘導電流が発生する。前記第2検出ステップは、第2電流センサにより前記電流発生ステップにおいて発生した前記判定用電流を検出するステップである。前記第2電流センサは、貫通孔を有する第2コア及び前記第2コアに装着された第2コイルを含み、前記第2コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第2コイルに誘導電流が発生する。前記判定ステップは、第1電流と第2電流とを比較することにより、前記第2回路の状態を判定するステップである。前記第1電流は、前記第1検出ステップにおいて前記第1コイルを含む第1回路に発生する電流である。前記第2電流は、前記第2検出ステップにおいて前記第2コイルを含む第2回路に発生する電流である。
本発明によれば、一度の作業で複数の電流センサの関係を判定することができる、という効果がある。
図1は、本発明の実施形態1に係る電力計測システムの全体構成を示すブロック図である。 図2は、同上の電力計測システムの適用例を示すシステム構成図である。 図3は、同上の電力計測システムの動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態2に係る電力計測システムの全体構成を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施形態3に係る電力計測システムの全体構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の実施形態4に係る電力計測システムの全体構成を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施形態5に係る電力計測システムの全体構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施形態6に係る電力計測システムの全体構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施形態7に係る電力計測システムの一部省略したブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る電力計測システム、電力計測用サブシステム、及び判定方法について、図面を参照して具体的に説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記の実施形態1〜7に限定されない。したがって、これらの実施形態1〜7以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
実施形態1の電力計測システム10は、図1に示すように、電流センサ(第1電流センサ11、第2電流センサ21)の検出結果に基づいて、需要家施設における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測するために用いられる。ここでいう「需要家施設」は、電力の需要家の施設を意味しており、電力会社等の電気事業者から電力の供給を受ける施設だけでなく、太陽光発電設備等の自家発電設備から電力の供給を受ける施設も含む。本実施形態では、店舗や事務所などの非住宅施設を需要家施設の一例として説明する。ただし、この例に限らず、需要家施設は集合住宅や戸建て住宅、集合住宅の各住戸などであってもよい。
まず、本実施形態の電力計測システム10が適用される分電盤5の基本構成について、図2を参照して説明する。本実施形態では、交流100〔V〕/200〔V〕を取り出し可能な単相3線式の分電盤5を例に説明する。ただし、電力計測システム10が適用される分電盤は単相3線式の分電盤5に限らず、例えば三相3線式の分電盤であってもよい。
分電盤5は、図2に示すように、主幹回路200と、複数(図示例では6つ)の分岐回路300A〜300Fとを備えている。主幹回路200は、主幹ブレーカ6を有している。複数の分岐回路300A〜300Fは、それぞれ分岐ブレーカ7A〜7Fを有している。以下の説明において分岐回路300A〜300Fをとくに区別しない場合には、分岐回路300A〜300Fの各々を「分岐回路300」という。また、以下の説明において分岐ブレーカ7A〜7Fをとくに区別しない場合には、分岐ブレーカ7A〜7Fの各々を「分岐ブレーカ7」という。
主幹ブレーカ6の一次側端子は、3線式の電力線(幹線)101を介して系統電源100に電気的に接続されている。主幹ブレーカ6の二次側端子には、L1相、L2相、N相の3本の接続導体102が電気的に接続されている。これら3本の接続導体102は、主幹ブレーカ6を介して、L1相、L2相、N相の電力線101と一対一に電気的に接続される。これら3本の接続導体102の各々は、例えば銅などの導電性材料により形成されている。
複数の分岐ブレーカ7は、3本の接続導体102に接続されることにより、主幹ブレーカ6の二次側端子に電気的に接続される。各分岐ブレーカ7は、電源端子と負荷端子とを有している。電源端子には、接続導体102が電気的に接続される。負荷端子には、分岐回路300の一部を構成する電力線103が電気的に接続される。複数の分岐ブレーカ7A〜7Fのうち3つの分岐ブレーカ7A〜7Cは、L1相及びN相に接続される100〔V〕用の分岐ブレーカである。複数の分岐ブレーカ7A〜7Fのうち残りの3つの分岐ブレーカ7D〜7Fは、L2相及びN相に接続される100〔V〕用の分岐ブレーカである。複数の分岐ブレーカ7A〜7Fには、それぞれ電力線103を介して負荷8A〜8Fが電気的に接続されている。以下の説明において負荷8A〜8Fをとくに区別しない場合には、負荷8A〜8Fの各々を「負荷8」という。本実施形態では、分岐ブレーカ7、電力線103、及び負荷8が分岐回路300に含まれる。
次に、本実施形態の電力計測システム10について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態の電力計測システム10は、図1に示すように、第1検出部1と、第2検出部2と、電流発生部3と、判定システム(電力計測用サブシステム)4とを備えている。第1検出部1は、第1電流センサ11と、出力端子T11,T12とを有している。第2検出部2は、第2電流センサ21と、出力端子T21,T22とを有している。本実施形態では、図1に示すように、第1検出部1と第2検出部2とが一対一で対応する場合を例に説明するが、第1検出部1と第2検出部2とは一対多で対応していてもよい。
本実施形態の電力計測システム10では、図2に示すように、分電盤5において、複数(図示例では2つ)の第1電流センサ11A,11Bと、複数(図示例では6つ)の第2電流センサ21A〜21Fとが設置されている。以下の説明において第1電流センサ11A,11Bをとくに区別しない場合には、第1電流センサ11A,11Bの各々を「第1電流センサ11」という。また、以下の説明において第2電流センサ21A〜21Fをとくに区別しない場合には、第2電流センサ21A〜21Fの各々を「第2電流センサ21」という。
第1電流センサ11は、例えば分割型コアを有する電流センサであり、図1に示すように、分割型コアとしての第1コア111と、第1コイル112とを有している。第1コア111は、例えばフェライトなどの磁性材料で形成されており、図1における正面から見た形状がU字状である2つの第1分割コア111Aと第2分割コア111Bとを有している。第1コア111は、第1分割コア111Aと第2分割コア111Bとを結合させることで環状に形成されており、第1分割コア111Aと第2分割コア111Bとの間には矩形の貫通孔113が設けられている。第1コイル112は、例えば銅線などを第1コア111に巻くことで形成される。第1コイル112の両端は、第1検出部1の出力端子T11,T12に電気的に接続されている。
第1電流センサ11は、図1に示すように、第1コア111の貫通孔113に電力線101を貫通させた状態で設置される。そして、第1コア111に貫通させた電力線101に電流が流れると、この電流によって磁束φ1が発生し、磁束φ1によって第1コイル112に誘導電流が発生する。したがって、後述の判定システム4において第1コイル112に発生する誘導電流を検出することにより、電力線101に流れる電流(負荷電流)を計測することができる。
第2電流センサ21は、第1電流センサ11と同様に、例えば分割型コアを有する電流センサであり、図1に示すように、分割型コアとしての第2コア211と、第2コイル212とを有している。第2コア211は、例えばフェライトなどの磁性材料で形成されており、図1における正面から見た形状がU字状である2つの第1分割コア211Aと第2分割コア211Bとを有している。第2コア211は、第1分割コア211Aと第2分割コア211Bとを結合させることで環状に形成されており、第1分割コア211Aと第2分割コア211Bとの間には矩形の貫通孔213が設けられている。第2コイル212は、例えば銅線などを第2コア211に巻くことで形成される。第2コイル212の両端は、第2検出部2の出力端子T21,T22に電気的に接続されている。
第2電流センサ21は、図1に示すように、第2コア211の貫通孔213に電力線103を貫通させた状態で設置される。そして、第2コア211に貫通させた電力線103に電流が流れると、この電流によって磁束φ2が発生し、磁束φ2によって第2コイル212に誘導電流が発生する。したがって、判定システム4において第2コイル212に発生する誘導電流を検出することにより、電力線103に流れる電流(負荷電流)を計測することができる。
次に、分電盤5における第1電流センサ11及び第2電流センサ21の施工状態について、図2を参照して説明する。
第1電流センサ11Aは、図2に示すように、3本の電力線101のうちL1相の電力線101を第1コア111の貫通孔113に貫通させた状態で設置される。第1電流センサ11Bは、3本の電力線101のうちL2相の電力線101を第1コア111の貫通孔113に貫通させた状態で設置される。つまり、第1電流センサ11Aでは、L1相及びN相に接続された分岐回路300A〜300Cに流れる電流が測定可能である。また、第1電流センサ11Bでは、L2相及びN相に接続された分岐回路300D〜300Fに流れる電流が測定可能である。
第2電流センサ21Aは、図2に示すように、分岐ブレーカ7Aの負荷端子に電気的に接続されたL1相の電力線103を第2コア211の貫通孔213に貫通させた状態で設置される。つまり、第2電流センサ21Aでは、分岐回路300Aに流れる電流が測定可能である。また、第2電流センサ21B,21Cは、第2電流センサ21Aと同様に、それぞれ分岐ブレーカ7B,7Cの負荷端子に電気的に接続されたL1相の電力線103を第2コア211の貫通孔213に貫通させた状態で設置される。つまり、第2電流センサ21B,21Cでは、それぞれ分岐回路300B,300Cに流れる電流が測定可能である。
第2電流センサ21Dは、図2に示すように、分岐ブレーカ7Dの負荷端子に電気的に接続されたL2相の電力線103を第2コア211の貫通孔213に貫通させた状態で設置される。つまり、第2電流センサ21Dでは、分岐回路300Dに流れる電流が測定可能である。また、第2電流センサ21E,21Fは、第2電流センサ21Dと同様に、それぞれ分岐ブレーカ7E,7Fの負荷端子に電気的に接続されたL2相の電力線103を第2コア211の貫通孔213に貫通させた状態で設置される。つまり、第2電流センサ21E,21Fでは、それぞれ分岐回路300E,300Fに流れる電流が測定可能である。
第1電流センサ11A,11B及び第2電流センサ21A〜21Fは、図2に示すように、判定システム4(判定装置40)に電気的に接続されている。これにより、判定システム4では、第1電流センサ11A,11Bの出力に基づいて、L1相の電力線101に流れる電流、及びL2相の電力線101に流れる電流が測定可能である。また、判定システム4では、第2電流センサ21A〜21Fの出力に基づいて、L1相の電力線103に流れる電流、及びL2相の電力線103に流れる電流が測定可能となる。本実施形態では、判定システム4が分電盤5の外部に設置されているが、この例に限らず、判定システム4が分電盤5の内部に設置されていてもよい。
電流発生部3は、図1に示すように、信号出力部31と、絶縁部32とを有している。
信号出力部31は、例えば振幅が一定の矩形波信号からなる判定用信号S1を出力する発振回路である。本実施形態では、信号出力部31は、例えば周波数が100〔Hz〕〜1000〔Hz〕の判定用信号S1を出力する。
絶縁部32は、図1に示すように、円環状のコア321とコイル322とを有するカプラである。コア321は、例えばフェライトなどの磁性材料で形成される。コイル322は、例えば銅線をコア321に巻くことで形成されており、両端が信号出力部31に電気的に接続される。コア321は、後述の2本の信号線61のうちの一方が中心孔に通された状態で設置される。つまり、絶縁部32のコイル322は、信号線61に対して電気的に絶縁されている。絶縁部32は、信号出力部31からの判定用信号S1がコイル322に入力されると、コア321を介して第1電流センサ11の第1コイル112を含む第1回路12に第1電流I1を発生させる。本実施形態では、第1回路12は、第1電流センサ11の第1コイル112、後述の接続線51、信号線61及び後述の第1抵抗45Aで構成される閉回路である。
本実施形態では、判定システム4としての機能は、判定装置40によって実現される。判定装置40は、図1に示すように、上述の電流発生部3の他、判定部41、制御部42、演算部43、A/D変換部44A,44B、第1抵抗45A及び第2抵抗45Bをさらに備えている。判定装置40は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するコンピュータを主構成としている。そして、判定装置40は、コンピュータのメモリに記録されたプログラムをCPUが実行することにより、判定部41、制御部42、演算部43及びA/D変換部44A,44Bとして機能する。CPUが実行するプログラムは、ここではコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。
A/D変換部44Aは、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換機能を有している。A/D変換部44Aは、2本の信号線61を介して判定装置40の入力端子T41,T42に電気的に接続されている。2本の信号線61の一方は、上述のコア321の中心孔に通されている。また、2本の信号線61間には、第1抵抗45Aが電気的に接続されている。そして、第1検出部1の出力端子T11,T12と、判定装置40の入力端子T41,T42との間を2本の接続線51で接続することにより、第1検出部1と判定装置40とが電気的に接続される。2本の接続線51により第1検出部1と判定装置40とが電気的に接続された状態では、上記閉回路において、第1抵抗45Aが第1コイル112と直列に電気的に接続される。本実施形態では、A/D変換部44Aは、第1回路12に流れる電流によって第1抵抗45Aの両端間に印加される電圧を検出するように構成されている。
A/D変換部44Bは、A/D変換部44Aと同様に、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換機能を有している。A/D変換部44Bは、2本の信号線62を介して判定装置40の入力端子T43,T44に電気的に接続されている。2本の信号線62間には、第2抵抗45Bが電気的に接続されている。そして、第2検出部2の出力端子T21,T22と、判定装置40の入力端子T43,T44との間を2本の接続線52で接続することにより、第2検出部2と判定装置40とが電気的に接続される。2本の接続線52により第2検出部2と判定装置40とが電気的に接続された状態では、第2抵抗45Bが第2コイル212と直列に電気的に接続され、閉回路を構成している。つまり、本実施形態では、第2電流センサ21の第2コイル212、接続線52、信号線62及び第2抵抗45Bで第2回路22が構成されている。本実施形態では、A/D変換部44Bは、第2回路22に流れる電流によって第2抵抗45Bの両端間に印加される電圧を検出するように構成されている。
判定部41は、電流発生部3の信号出力部31から判定用信号S1を出力したときに第1回路12に発生する第1電流I1と第2回路22に発生する第2電流I2とを比較し、比較結果に基づいて第2回路22の状態を判定するように構成されている。つまり、本実施形態では、判定部41は、第1検出部1及び第1回路12の施工状態が正常であることを前提として、第2回路22の状態を判定するように構成されている。なお、判定部41の判定動作については後述する。
演算部43は、A/D変換部44Aから入力されるデジタルの第1電圧信号に基づいて電力線101に流れる主幹電流I4(図2参照)を計測するように構成されている。また、演算部43は、A/D変換部44Bから入力されるデジタルの第2電圧信号に基づいて電力線103に流れる分岐電流I5(図2参照)を計測するように構成されている。本実施形態の判定装置40では、電力線101の線間電圧を監視しており、演算部43は、この線間電圧と主幹電流I4または分岐電流I5とを用いて演算することにより、消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測値として求める。
制御部42は、上述の電流発生部3の信号出力部31に対して制御信号を出力するように構成されている。つまり、信号出力部31は、制御部42からの制御信号に従って判定用信号S1を絶縁部32のコイル322に出力するように構成されている。また、制御部42は、判定部41の判定結果を演算部43に出力するように構成されている。そして、演算部43は、制御部42を介して取得した判定部41の判定結果に基づいて計測値を補正するように構成されている。
次に、本実施形態の判定システム4(判定装置40)の判定動作について、図1〜図3を参照して説明する。なお、以下では、L2相の電力線101に流れる電流を検出する第1電流センサ11Bの検出結果と、L2相の電力線103に流れる電流を検出する第2電流センサ21Dの検出結果から、分岐回路300Dにおける第2回路22の状態を判定する場合を例に説明する。
判定装置40(判定システム4)の制御部42は、電流発生部3の信号出力部31に対して制御信号を出力する。信号出力部31は、制御部42からの制御信号に従って、コイル322に判定用信号S1を出力する(ステップS1)。絶縁部32は、コイル322に入力された判定用信号S1によって、コア321を介して第1回路12に第1電流I1を発生させる。第1コイル112を含む第1回路12に第1電流I1が流れると、第1コア111に磁束φ1が発生し、これにより電力線101に判定用電流I3が発生する。電力線101に発生した判定用電流I3は、主幹ブレーカ6及び分岐ブレーカ7Dを介して電力線103に流れる。この判定用電流I3は、L2相の電力線101,103を流れた後、2本の電力線103間の線間容量や負荷8Dの線間インピーダンスなどを介してN相の電力線103,101に流れる。つまり、判定用電流I3は、2本の電力線103間の線間容量や負荷8Dの線間インピーダンスにより、その大きさが決定される。電力線103に判定用電流I3が流れると、第2コア211に磁束φ2が発生する。そして、第2コア211に磁束φ2が発生することで第2コイル212に第2電流I2が発生し、第2コイル212を含む第2回路22に第2電流I2が流れる。ここで、本実施形態では、ステップS1が電流発生ステップである。
第1回路12に第1電流I1が流れると、第1抵抗45Aの両端間に第1電流I1の大きさに応じた第1電圧V1が発生する。A/D変換部44Aは、第1電圧V1が入力されることにより、デジタルの第1電圧信号を出力する。判定部41は、A/D変換部44Aから出力された第1電圧信号に基づいて、第1回路12に流れる第1電流I1を検出する(ステップS2)。また、第2回路22に第2電流I2が流れると、第2抵抗45Bの両端間に第2電流I2の大きさに応じた第2電圧V2が発生する。A/D変換部44Bは、第2電圧V2が入力されることにより、デジタルの第2電圧信号を出力する。判定部41は、A/D変換部44Bから出力されたデジタルの第2電圧信号に基づいて、第2回路22に流れる第2電流I2を検出する(ステップS3)。ここで、本実施形態では、ステップS2が第1検出ステップであり、ステップS3が第2検出ステップである。
判定部41は、ステップS3において第2電流I2を検出できない場合(ステップS4:No)、第2電流センサ21Dが正常に施工されていないと判定する(ステップS8)。つまり、判定部41は、第2回路22の施工状態が異常であると判定する。この場合、判定部41は、第2電流センサ21Dの施工位置が間違っている、または第2電流センサ21Dが施工されていないと判定する。一方、判定部41は、第2電流I2を検出できた場合(ステップS4:Yes)、第1電流I1と第2電流I2とを比較する。例えば、判定部41は、第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とを比較する(ステップS5)。そして、判定部41は、第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とが同位相の場合(ステップS6:Yes)、第2電流センサ21Dが正常に施工されていると判定する(ステップS7)。この場合、判定部41は、第2電流センサ21Dが第1電流センサ11Bと同極性であると判定する。また、判定部41は、第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とが同位相でない場合(ステップS6:No)、第2電流センサ21Dが正常に施工されていないと判定する(ステップS8)。この場合、判定部41は、第2電流センサ21Dの極性が第1電流センサ11Bに対して逆極性であると判定する。ここで、本実施形態では、ステップS4〜S8が判定ステップである。
判定部41は、制御部42を介して判定結果を演算部43に伝達する。例えば、第2電流センサ21Dが逆極性に施工されている場合、演算部43での演算により得られる計測値は負の値になる。そのため、この場合には、演算部43は、演算により得られた計測値に(−1)を掛けることにより計測値を補正する。このように、本実施形態の電力計測システム10によれば、第2電流センサ21Dが逆極性であっても、第2電流センサ21Dの極性を反転させることなく、正しい演算結果を取得することができる。つまり、本実施形態の電力計測システム10によれば、第2電流センサ21Dを施工し直す必要がないという利点がある。また、判定部41による判定以前に計測した計測値についても、当該計測値に(−1)を掛けることにより計測値を補正することができる。
また、第2電流I2を検出できない場合、例えば第1電流センサ11Aを介して判定用電流I3を電力線101に発生させることで第2電流I2を検出できれば、判定部41は、第2電流センサ21DがL1相に施工されていると判定することができる。つまり、この場合、施工者は、判定部41の判定結果から、第2電流センサ21Dが施工されている相が間違っていると認識できる。
本実施形態の電力計測システム10によれば、第1回路12に流れる第1電流I1と第2回路22に流れる第2電流I2とを比較することによって、第1回路12に対する第2回路22の状態を判定することができる。言い換えると、第1回路12に第1電流I1を発生させる第1電流センサ11と、第2回路22に第2電流I2を発生させる第2電流センサ21との関係を判定することができる。つまり、本実施形態の電力計測システム10によれば、一度の作業で複数の電流センサ(第1電流センサ11及び第2電流センサ21)の関係を判定することができる。
また、本実施形態の電力計測システム10のように、信号出力部31と絶縁部32とで電流発生部3を構成した場合には、電力線101,103を流れる負荷電流のような周波数の低い電流と判定用電流I3との分離が可能である。
さらに、本実施形態の電力計測システム10のように、主幹電流I4を計測するための第1抵抗45Aを用いて第1電流I1を計測することで、第1電流I1を計測するための抵抗を新たに設けなくてもよいという利点がある。また、分岐電流I5を計測するための第2抵抗45Bを用いて第2電流I2を計測することで、第2電流I2を計測するための抵抗を新たに設けなくてもよいという利点もある。
また、本実施形態の電力計測システム10によれば、第1電流I1の波形と第2電流I2の波形との位相だけで第2電流センサ21の極性を判定するので、判定処理が容易になるという利点がある。さらに、本実施形態の電力計測システム10によれば、例えば第2電流センサ21の極性が第1電流センサ11に対して逆極性であっても、第2電流センサ21の検出結果を反転させることにより、正しい演算結果(消費電力、消費電力量)を取得することができる。
ここで、信号出力部31から出力する判定用信号S1の周波数は、電力線101を介して供給される系統電源100の周波数とは異なる周波数であることが好ましい。本実施形態では、上述のように、判定用信号S1の周波数を100〔Hz〕〜1000〔Hz〕に設定しており、これにより第1電流I1及び第2電流I2の周波数を系統電源100の周波数と異ならせることができる。その結果、電力線101,103に負荷電流(主幹電流I4、分岐電流I5)が流れている場合でも、第1電流I1及び第2電流I2を負荷電流から分離することができる。
また、判定用信号S1の周波数は、系統電源100の周波数を基本周波数とした高調波の周波数とは異なる周波数であることが好ましい。電力線101,103を流れる負荷電流には、奇数次の高調波成分が含まれている。そのため、第1電流I1及び第2電流I2の周波数を上記高調波と異なる周波数にすることで、負荷電流が流れている場合でも、負荷電流から第1電流I1及び第2電流I2を分離することが可能であり、その結果、第2回路22の状態を判定することができる。また、第1電流I1及び第2電流I2の周波数を上記高調波と異なる周波数にするだけでいいので、比較的低い周波数帯を使用することもできる。
ここで、主幹回路200を構成する第1電流センサ11と、分岐回路300を構成する第2電流センサ21との間で、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)が可能であれば、以下の通信が可能になる。例えば、電力計測機能を有するコンセントがいずれかの分岐回路300に電気的に接続されている場合、第1電流センサ11とコンセントとの間で電力線搬送通信を行うことにより、コンセントでの消費電力等を第1電流センサ11側に伝送することができる。また、例えば地震を感知した際に感知信号を出力する感震ユニットが分電盤5内に設置されている場合、第1電流センサ11と感震ユニットとの間で電力線搬送通信を行うことにより、感知信号を第1電流センサ11側に伝送することもできる。
ところで、実施形態1では、判定装置40が判定方法の主体である場合を例に説明したが、判定方法の主体は判定装置40に限らない。例えば、判定装置40がHEMS(Home Energy Management System)コントローラとの間で無線通信を行うように構成されている場合には、HEMSコントローラを判定方法の主体にすることも可能である。この場合、HEMSコントローラは、電流発生ステップ(図3におけるステップS1)と、第1検出ステップ(図3におけるステップS2)と、第2検出ステップ(図3におけるステップS3)と、判定ステップ(図3におけるステップS4〜S8)とを実行する。電流発生ステップは、電流発生部3から判定用信号S1を出力することによって電力線101,103に判定用電流I3を発生させるステップである。第1検出ステップは、第1電流センサ11により電流発生ステップにおいて発生した判定用電流I3を検出するステップである。第2検出ステップは、第2電流センサ21により電流発生ステップにおいて発生した判定用電流I3を検出するステップである。判定ステップは、第1回路12に発生する第1電流I1と第2回路22に発生する第2電流I2とを比較することにより、第2回路22の状態を判定するステップである。上述のように、HEMSコントローラに判定機能(判定部41による機能)を持たせることにより、判定装置40に判定機能を持たせなくてもよく、判定装置40を構成するコンピュータのメモリ容量を小さくすることができる。
以下、実施形態1の変形例について説明する。
上述の実施形態1では、図1に示すように、第1検出部1と第2検出部2とが一対一で対応する場合を例に説明したが、第1検出部1と第2検出部2とが一対多で対応していてもよい。例えば、図2に示す例では、L2相の電力線101に第1検出部1の第1電流センサ11Bが設置され、L2相の電力線103に3つの第2検出部2の第2電流センサ21D〜21Fが設置されている。この場合、判定部41は、第1電流センサ11Bの第1コイル112を含む第1回路12に流れる第1電流I1と、第2電流センサ21D〜21Fの各々の第2コイル212を含む3つの第2回路22に流れる第2電流I2とを比較する。これにより、判定部41は、第2電流センサ21D〜21Fのそれぞれに対応する3つの第2回路22の状態を一度の作業で判定することができる。
また、上述の実施形態1では、第2電流センサ21が第1電流センサ11に対して逆極性である場合や、第2電流センサ21が施工されている相が間違っている場合を例に説明した。これに対して、上述の実施形態1のように、第1電流センサ11及び第2電流センサ21が分割型コアを有する電流センサであれば、コアの嵌合不良を検出することも可能である。例えば、第2電流センサ21の第2コア211が正常に嵌合していない場合、ギャップによって第2コア211に発生する磁束が減少し、これにより第2コイル212のインダクタンスも減少する。その結果、第2回路22に流れる第2電流I2が、第2コア211が正常に嵌合している場合に比べて大きくなる。つまり、判定部41は、第2回路22に流れる第2電流I2が第1回路12に流れる第1電流I1よりも大きくなっていれば、第2電流センサ21の第2コア211の嵌合が正常でないと判定することができる。
さらに、上述の実施形態1では、電力線101,103に判定用電流I3を発生させる第1検出部1を主幹回路200に設け、かつ電力線101,103に発生した判定用電流I3を検出する第2検出部2を分岐回路300に設けた場合を例に説明した。これに対して、第1検出部1及び第2検出部2の両方が別々の分岐回路300に設けられていてもよい。言い換えると、複数の分岐回路300間で判定システム4を構成してもよい。また、第1検出部1を分岐回路300に設け、かつ第2検出部2を主幹回路200に設けることで判定システム4を構成してもよい。
また、上述の実施形態1では、単一の周波数の判定用信号S1を信号出力部31から出力する場合を例に説明したが、互いに周波数の異なる複数の判定用信号S1を信号出力部31から出力するように構成されていてもよい。判定用信号S1の周波数が単一の場合、第1電流センサ11及び第2電流センサ21の周波数特性、電力線101,103のインピーダンスなどにより、十分な判定結果が得られない可能性がある。これに対して、互いに周波数が異なる複数の判定用信号S1を信号出力部31から順番に出力し、判定用信号S1ごとに判定部41にて判定を行うことにより、判定部41の判定精度を向上させることができる。
さらに、上述の実施形態1では、判定システム4が1つの判定装置40で構成されている場合を例に説明したが、判定システム4は複数の装置で構成されていてもよい。例えば、判定部41、制御部42、演算部43、A/D変換部44A,44Bがそれぞれ別々の装置で構成され、これらの装置を組み合わせることにより判定システム4が構成されていてもよい。
(実施形態2)
実施形態2の電力計測システム10Aについて図4を参照して説明する。本実施形態では、判定システム4Aを含む第2ユニット30Bに対して電流発生部3を含む第1ユニット30Aが着脱可能に構成されている点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成については実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力計測システム10Aは、図4に示すように、第1検出部1と、第2検出部2と、判定装置40A(電流発生部3及び判定システム4A)とを備えている。判定装置40Aは、第1ユニット30Aと、第2ユニット30Bとで構成される。
第1ユニット30Aは、図4に示すように、電流発生部3と、2本の信号線61と、2本の信号線62と、コネクタ301Aとを含む。電流発生部3の信号出力部31の入力端は、コネクタ301Aに電気的に接続されている。また、2本の信号線61の一端は、第1ユニット30Aの入力端子T41,T42に電気的に接続され、2本の信号線61の他端は、コネクタ301Aに電気的に接続されている。さらに、2本の信号線61のうちの一方は、絶縁部32のコア321の中心孔に通されている。また、2本の信号線62の一端は、第1ユニット30Aの入力端子T43,T44に電気的に接続され、2本の信号線62の他端は、コネクタ301Aに電気的に接続されている。
第2ユニット30Bは、図4に示すように、判定システム4Aと、コネクタ301Bとを含む。本実施形態では、判定システム4Aとしての機能は、第2ユニット30Bによって実現される。第2ユニット30Bの制御部42の出力端は、コネクタ301Bに電気的に接続されている。また、第2ユニット30BのA/D変換部44A,44Bの入力端は、それぞれコネクタ301Bに電気的に接続されている。
第1ユニット30Aは、第2ユニット30Bに対して着脱可能である。そして、第1ユニット30Aを第2ユニット30Bに取り付けた状態では、コネクタ301A,301Bにより第1ユニット30Aと第2ユニット30Bとが電気的に接続される。具体的には、第1ユニット30Aの信号出力部31と第2ユニット30Bの制御部42とが電気的に接続される。また、第1電流センサ11の第1コイル112と第2ユニット30BのA/D変換部44Aとが電気的に接続される。さらに、第2電流センサ21の第2コイル212と第2ユニット30BのA/D変換部44Bとが電気的に接続される。なお、判定システム4A(第2ユニット30B)の判定動作については実施形態1と同様であり、ここでは説明を省略する。
本実施形態の電力計測システム10Aによれば、第2回路22の状態を判定するときに第1ユニット30Aを第2ユニット30Bに取り付け、第2回路22の状態を判定しないときには第1ユニット30Aを第2ユニット30Bから取り外すことができる。例えば、施工時には、第2回路22の状態を判定する必要があるため、第1ユニット30Aを第2ユニット30Bに取り付ける。そして、第2回路22の状態を判定した後では、第2ユニット30Bにおいて電力計測を行うことができればいいので、第2ユニット30Bから第1ユニット30Aを取り外す。ただし、この場合には、第1検出部1及び第2検出部2と第2ユニット30Bとの間を、例えば接続線などによって電気的に接続する必要がある。
以下、実施形態2の変形例について説明する。
上述の実施形態2では、電流発生部3と、2本の信号線61と、2本の信号線62と、コネクタ301Aとが第1ユニット30Aに含まれているが、少なくとも電流発生部3が第1ユニット30Aに含まれていればよい。したがって、例えば2本の信号線62が第2ユニット30Bに含まれており、電流発生部3と、2本の信号線61と、コネクタ301Aとが第1ユニット30Aに含まれていてもよい。また、電流発生部3のみが第1ユニット30Aに含まれていてもよい。
さらに、実施形態2の電力計測システム10Aにおいて、実施形態1の変形例の構成を適用することも可能である。
(実施形態3)
実施形態3の電力計測システム10Bについて図5を参照して説明する。本実施形態では、電力線101を流れる主幹電流I4を計測する第1計測部50Aと、電力線103を流れる分岐電流I5を計測する第2計測部50Bとが別々に設けられている点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成については実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力計測システム10Bは、図5に示すように、第1検出部1と、第2検出部2と、電流発生部3と、判定システム4Bとを備えている。本実施形態では、判定システム4Bとしての機能は、判定装置40Bによって実現される。判定装置40Bは、電流発生部3の他、第1計測部50A、第2計測部50B、第1抵抗45A、及び第2抵抗45Bをさらに備えている。
第1計測部50Aは、図5に示すように、判定部41Aと、制御部42Aと、演算部43Aと、A/D変換部44Aと、通信部46Aとを有している。また、第2計測部50Bは、図5に示すように、制御部42Bと、演算部43Bと、A/D変換部44Bと、通信部46Bとを有している。判定部41A、制御部42A,42B、演算部43A,43B、及びA/D変換部44A,44Bについては、実施形態1,2で説明した判定部41、制御部42、演算部43、及びA/D変換部44A,44Bと同様であり、ここでは説明を省略する。
通信部46A,46Bは、それぞれ通信回路とアンテナとを有している。つまり、本実施形態では、通信部46Aと通信部46Bとが無線通信を行うように構成されている。第2計測部50Bの制御部42Bは、通信部46Bを制御することによって、A/D変換部44Bの出力結果(第2電流I2のデータ)を第1計測部50Aに送信する。第1計測部50Aの制御部42Aは、通信部46Aを介して受信したA/D変換部44Bの出力結果を判定部41Aに出力する。判定部41Aは、A/D変換部44Aから直接取得した第1電流I1と、通信部46Aを介して第2計測部50Bから取得したA/D変換部44Bの出力結果である第2電流I2とを比較する。そして、判定部41Aは、例えば第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とが同位相であれば、第2電流センサ21が第1電流センサ11と同極性であると判定する。
本実施形態の電力計測システム10Bによれば、通信部46A,46Bを介してA/D変換部44Bの出力結果を第2計測部50Bから第1計測部50Bに伝送することにより、第1計測部50Aにおいて第2回路22の状態を判定することができる。
以下、実施形態3の変形例について説明する。
上述の実施形態3では、通信部46Aと通信部46Bとが無線通信を行う場合を例に説明したが、通信部46Aと通信部46Bとの通信は無線通信に限らず、有線通信であってもよい。
また、上述の実施形態3では、第1計測部50Aに判定部41Aが設けられているが、例えば第2計測部50Bに判定部が設けられていてもよい。この場合、A/D変換部44Aの出力結果を、通信部46A,46Bを介して第1計測部50Aから第2計測部50Bに送信することになる。また、判定部は、第1計測部50A及び第2計測部50Bの両方に設けられていてもよい。
さらに、実施形態3の電力計測システム10Bにおいて、実施形態1の変形例の構成を適用することも可能である。また、実施形態3の電力計測システム10Bにおいて、実施形態2(変形例を含む)の構成を適用することも可能である。
(実施形態4)
実施形態4の電力計測システム10Cについて図6を参照して説明する。本実施形態では、複数の電流発生部3が設けられている点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成については実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力計測システム10Cは、図6に示すように、第1電流センサ11を有する第1検出部1と、第2電流センサ21を有する第2検出部2と、複数(図示例では2つ)の電流発生部3と、判定システム4Cと、電流付与部53とを備えている。本実施形態では、判定システム4Cとしての機能は、判定装置40Cによって実現される。
2つの電流発生部3のうちの一方は、L2相に設けられた第1電流センサ11に対して判定用信号S1を出力するように構成されている。また、2つの電流発生部3のうちの他方は、N相に設けられた電流付与部53に対して判定用信号S1を出力するように構成されている。2つの電流発生部3によって電力線101,103に発生する判定用電流I3の向きは同じ向きであり、かつ同位相である。
電流付与部53は、コア531とコイル532とを有している。コア531は、例えばフェライトなどの磁性材料で円環状に形成されている。コイル532は、例えば銅線などをコア531に巻くことで形成される。コイル532の両端は、抵抗45Cを介して電流発生部3に電気的に接続されている。
上述の構成によれば、第1電流センサ11及び電流付与部53によって判定用電流I3を電力線101に発生させているので、判定用電流I3を増幅させることができ、これにより第2検出部2(第2電流センサ21)における検出感度を高めることができる。
以下、実施形態4の変形例について説明する。
上述の実施形態4では、2つの電流発生部3を設けているが、電流発生部3の個数は2つに限らず、3つ以上であってもよい。
また、実施形態4の電力計測システム10Cにおいて、実施形態1の変形例の構成、実施形態2,3(変形例を含む)の構成を適用することも可能である。
(実施形態5)
実施形態5の電力計測システム10Dについて図7を参照して説明する。本実施形態では、L1相に設けられた第1電流センサ11において、電力線101に判定用電流I3を発生させるための注入コイル114を別に設けている点で実施形態4と異なっている。また、本実施形態では、L2相に設けられた第2電流センサ21において、電力線103を流れる負荷電流を検出するための第2コイル212とは別に、判定用電流I3を検出するための検出コイル214を設けている点で実施形態4と異なっている。なお、それ以外の構成については実施形態4と同様であり、実施形態4と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力計測システム10Dは、図7に示すように、第1電流センサ11を有する第1検出部1と、第2電流センサ21を有する第2検出部2と、複数(図示例では2つ)の電流発生部3と、判定システム4Dと、電流付与部53とを備えている。本実施形態では、判定システム4Dとしての機能は、判定装置40Dによって実現される。
第1電流センサ11は、第1コア111と、第1コイル112と、注入コイル114とを有する。この第1電流センサ11では、円環状に形成された第1コア111に銅線を巻くことによって第1コイル112及び注入コイル114が形成される。第1コイル112は、A/D変換部44Aに電気的に接続されており、A/D変換部44Aの入力端間には、第1抵抗45Aが電気的に接続されている。注入コイル114は、抵抗45Cを介して電流発生部3に電気的に接続されている。
第2電流センサ21は、第2コア211と、第2コイル212と、検出コイル214とを有する。この第2電流センサ21では、円環状に形成された第2コア211に銅線を巻くことによって第2コイル212及び検出コイル214が形成される。第2コイル212は、A/D変換部44Bに電気的に接続されており、A/D変換部44Bの入力端間には、第2抵抗45Bが電気的に接続されている。検出コイル214は、A/D変換部44Cに電気的に接続されており、A/D変換部44Cの入力端間には、抵抗45Dが電気的に接続されている。また、A/D変換部44Cは判定部41に電気的に接続されており、A/D変換部44Cの出力結果(電流I6のデータ)が判定部41に出力される。
電流付与部53は、コア531とコイル532とを有している。コア531は、例えばフェライトなどの磁性材料で円環状に形成されている。コイル532は、例えば銅線などをコア531に巻くことで形成される。コイル532の両端は、抵抗45Cを介して電流発生部3に電気的に接続されている。
ここに、本実施形態では、判定用電流I3によって第2コイル212を含む第2回路22に流れる第2電流I2を直接検出するのではなく、判定用電流I3によって検出コイル214に流れる電流I6を検出するように構成されている。そして、判定部41は、第1コイル112を含む第1回路12に流れる第1電流I1と、検出コイル214に流れる電流I6とを比較することにより、第2回路22の状態を判定するように構成されている。
次に、本実施形態の判定システム4D(判定装置40D)の判定動作について説明する。
判定装置40D(判定システム4D)の制御部42は、判定用信号S1を出力させるための制御信号を2つの電流発生部3にそれぞれ出力する。各電流発生部3では、制御部42からの制御信号に従って、信号出力部31から判定用信号S1を出力させる。これらの判定用信号S1によって、電力線101,103に判定用電流I3が流れる。判定用電流I3が電力線101に流れることによって、第1電流センサ11の第1コイル112を含む第1回路12に第1電流I1が流れる。この第1電流I1は、A/D変換部44Aによってデジタル変換され、判定部41に入力される。また、判定用電流I3が電力線103に流れることによって、第2電流センサ21の検出コイル214に電流I6が流れる。この電流I6は、A/D変換部44Cによってデジタル変換され、判定部41に入力される。そして、判定部41は、第1電流I1と電流I6とを比較することによって、第2回路22の状態を判定する。例えば、判定部41は、第1電流I1の波形と電流I6の波形とを比較し、これらの波形が同位相であれば、第2電流センサ21が第1電流センサ11と同極性であると判定する。
本実施形態の電力計測システム10Dによれば、第2コイル212を含む第2回路22に流れる第2電流I2を直接検出するのではなく、検出コイル214を流れる電流I6を検出することにより、第2回路22の状態を判定することができる。
以下、実施形態5の変形例について説明する。
上述の実施形態5では、第1電流センサ11において、第1コイル112に電気的に接続される2本の信号線と、注入コイル114に電気的に接続される2本の信号線とが必要である。これに対して、第1コイル112の一方の信号線と注入コイル114の一方の信号線とを共通線とすることにより、信号線を4本から3本に減らすことができる。また、第2電流センサ21においても、第2コイル212に電気的に接続される2本の信号線と、検出コイル214に電気的に接続される2本の信号線とが必要であるが、同様にして、信号線を4本から3本に減らすことができる。
また、上述の実施形態5では、第2電流センサ21において、電力線103を流れる負荷電流を検出するための第2コイル212と、判定用電流I3を検出するための検出コイル214とを別々に設けている。これに対して、判定用電流I3についても第2コイル212で検出することにより、検出コイル214が省略されていてもよい。
さらに、実施形態5の電力計測システム10Dにおいて、実施形態1,4の変形例の構成、実施形態2,3(変形例を含む)の構成を適用することも可能である。
(実施形態6)
実施形態6の電力計測システム10Eについて図8を参照して説明する。本実施形態では、電力線101に判定用電流I3を発生させるための注入部54を第1電流センサ11とは別に設けている点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成については実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の電力計測システム10Eは、図8に示すように、第1電流センサ11(第1検出部)と、第2電流センサ21(第2検出部)と、電流発生部3と、判定システム4Eと、注入部54とを備えている。本実施形態では、判定システム4Eとしての機能は、判定装置40Eによって実現される。なお、本実施形態では、電流発生部3が判定装置40Eとは別に設けられているが、電流発生部3は判定装置40Eに含まれていてもよい。
注入部54は、コア541とコイル542とを有している。コア541は、例えばフェライトなどの磁性材料で円環状に形成されている。コイル542は、例えば銅線などをコア541に巻くことで形成される。コイル542の両端は、電流発生部3に電気的に接続されている。
次に、本実施形態の判定システム4E(判定装置40E)の判定動作について説明する。
判定装置40E(判定システム4E)の制御部は、判定用信号S1を出力させるための制御信号を電流発生部3に出力する。電流発生部3では、制御部からの制御信号によって信号出力部31が判定用信号S1を出力する。信号出力部31から判定用信号S1が出力されると、電力線101,103に判定用電流I3が流れる。
第1電流センサ11では、電力線101に判定用電流I3が流れることによって、第1コイル112を含む第1回路12に第1電流I1が流れる。また、第2電流センサ21では、電力線103に判定用電流I3が流れることによって、第2コイル212を含む第2回路22に第2電流I2が流れる。判定装置40Eの判定部は、第1回路12を流れる第1電流I1と第2回路22を流れる第2電流I2とを比較することによって、第2回路22の状態を判定する。判定部は、例えば第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とを比較し、これらの波形が同位相であれば、第2電流センサ21が第1電流センサ11と同極性であると判定する。
本実施形態の電力計測システム10Eによれば、第1電流センサ11とは別に注入部54を設けた場合でも、第1回路12を流れる第1電流I1と第2回路22を流れる第2電流I2とを比較することによって、第2回路22の状態を判定することができる。
なお、実施形態6の電力計測システム10Eにおいて、実施形態1〜5(変形例を含む)の構成を適用することも可能である。
(実施形態7)
実施形態7の電力計測システム10Fについて図9を参照して説明する。本実施形態では、2つのコンデンサC1,C2により絶縁部32Aが構成されている点で実施形態1と異なっている。なお、それ以外の構成については実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、図9では、本実施形態の特徴部分である電流発生部3Aと第1検出部1のみを図示しており、それ以外の構成については図示を省略している。
本実施形態の電力計測システム10Fは、第1検出部1と、第2検出部(図示せず)と、電流発生部3Aと、判定システム4Fとを備えている。電流発生部3Aは、信号出力部31と、絶縁部32Aと、電流制限部33と、計測用抵抗34とを有している。本実施形態では、判定システム4Fとしての機能は、判定装置40Fによって実現される。
絶縁部32Aは、図9に示すように、2つのコンデンサC1,C2を有している。コンデンサC1の一端は、信号出力部31に電気的に接続されており、コンデンサC1の他端は、計測用抵抗34の一端に電気的に接続されている。計測用抵抗34の他端は、一方の信号線61に電気的に接続されている。コンデンサC2の一端は、信号出力部31に電気的に接続されており、コンデンサC2の他端は、他方の信号線61に電気的に接続されている。つまり、本実施形態では、信号出力部31、絶縁部32A、第1コイル112、及び計測用抵抗34で閉回路を構成している。
電流制限部33は、2つのインダクタL1,L2を有している。インダクタL1は、第1抵抗(図示せず)の一端とコンデンサC2の他端との間に電気的に接続されている。インダクタL2は、第1抵抗の他端と計測用抵抗34の他端との間に電気的に接続されている。ここで、第1抵抗の抵抗値は低く、例えば2、3〔Ω〕程度である。したがって、電流制限部33が設けられていない場合には、信号出力部31から出力される判定用信号S1によって第1回路12に流れる第1電流I1が抵抗値の低い第1抵抗へと流れ、計測用抵抗34に流れなくなる。そのため、本実施形態では、第1電流I1が第1抵抗に流れないように、第1抵抗の入力部分に電流制限部33を設けている。つまり、本実施形態では、判定装置40Fの判定部は、第1電流I1により計測用抵抗34の両端間に生じる両端間電圧V3と、第2検出部の第2コイルを含む第2回路に流れる第2電流により第2抵抗の両端間に生じる第2電圧とを比較するように構成されている。そして、判定部は、比較結果に基づいて第2回路22の状態を判定するように構成されている。
次に、本実施形態の判定システム4F(判定装置40F)の判定動作について説明する。
判定装置40F(判定システム4F)の制御部は、判定用信号S1を出力させるための制御信号を電流発生部3Aに出力する。電流発生部3Aでは、制御部からの制御信号に従って、信号出力部31が、例えば周波数が10〔kHz〕の判定用信号S1を出力する。判定用信号S1は、絶縁部32Aを介して第1回路12へと出力される。その結果、第1回路12には第1電流I1が流れ、計測用抵抗34の両端間には、第1電流I1によって両端間電圧V3が生じる。また、第1回路12に第1電流I1が流れることによって、第2電流センサの第2コイルを含む第2回路には第2電流が流れ、第2抵抗の両端間に第2電圧が生じる。そして、判定装置40Fの判定部は、両端間電圧V3の大きさに応じた第1電流I1と第2電圧の大きさに応じた第2電流とを比較することによって、第2回路の状態を判定する。
上述のように、本実施形態の電力計測システム10Fにおいても、第1回路12を流れる第1電流I1と第2回路を流れる第2電流とを比較することによって、第2回路の状態を判定することができる。
なお、実施形態7の電力計測システム10Fにおいて、実施形態1〜6(変形例を含む)の構成を適用することは可能である。
以上述べた実施形態から明らかなように、第1の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fは、主幹回路200及び1以上の分岐回路300における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する。1以上の分岐回路300は、電力線(接続導体102)を介して主幹回路200に電気的に接続されている。この電力計測システム10,10A,…,10Fは、電流発生部3,3Aと、第1検出部1と、1以上の第2検出部2と、判定システム4,4A,…,4Fとを備える。電流発生部3,3Aは、判定用信号S1を出力することによって電力線101,103に判定用電流I3を発生させる。第1検出部1は、第1電流センサ11を有する。第1電流センサ11は、貫通孔113を有する第1コア111及び第1コア111に装着された第1コイル112を含み、第1コア111の貫通孔113を貫通する電力線101に流れる電流によって第1コイル112に誘導電流が発生する。1以上の第2検出部2は、第2電流センサ21を有する。第2電流センサ21は、貫通孔213を有する第2コア211及び第2コア211に装着された第2コイル212を含み、第2コア211の貫通孔213を貫通する電力線103に流れる電流によって第2コイル212に誘導電流が発生する。判定システム4,4A,…,4Fは、第1電流I1と第2電流I2とを比較することにより、第2回路22の状態を判定するように構成されている。第1電流I1は、判定用信号S1または判定用電流I3によって第1コイル112を含む第1回路12に発生する電流である。第2電流I2は、判定用電流I3によって第2コイル212を含む第2回路22に発生する電流である。なお、電力計測システム10,10A,…,10Fは、電力計測システム10,10A,10B,10C,10D,10E,10Fのことである。また、判定システム4,4A,…,4Fは、判定システム4,4A,4B,4C,4D,4E,4Fのことである。以下の記載においても同様である。
第1の態様によれば、第1回路12に発生する第1電流I1と第2回路22に発生する第2電流I2とを比較することにより、第1回路12に対する第2回路22の状態を判定することができる。言い換えると、第1の態様によれば、第1回路12に第1電流I1を発生させる第1電流センサ11と、第2回路22に第2電流I2を発生させる第2電流センサ21との関係を判定することができる。つまり、第1の態様によれば、一度の作業で複数の電流センサ(第1電流センサ11及び1以上の第2電流センサ21)の関係を判定することができる。
第2の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第1の態様において、電流発生部3は、信号出力部31と、第1回路12と信号出力部31とを電気的に絶縁する絶縁部32とを有する。信号出力部31は、絶縁部32に対して判定用信号S1を出力する。絶縁部32は、判定用信号S1によって第1回路12に第1電流I1を出力するように構成されたカプラである。
第2の態様によれば、絶縁部32をカプラで構成しているので、電力線101を流れる負荷電流のような周波数の低い電流との分離が可能であるという利点がある。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。
第3の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第2の態様において、信号出力部31は、互いに周波数が異なる複数の判定用信号S1を出力するように構成されている。判定システム4,4A,…,4Fは、複数の判定用信号S1の各々について第1電流I1と第2電流I2とを比較することにより、第2回路22の状態を判定するように構成されている。
信号出力部31から出力される判定用信号S1の周波数が単一の場合、第1電流センサ11及び第2電流センサ21の周波数特性、電力線101,103のインピーダンスなどにより、十分な判定結果が得られない可能性がある。これに対して、第3の態様によれば、互いに周波数が異なる複数の判定用信号S1を信号出力部31から出力することにより、判定精度を向上させることができる。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。
第4の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第1〜第3の態様のいずれかにおいて、判定システム4,4A,…,4Fは、第1抵抗45Aと、第2抵抗45Bとを有する。第1抵抗45Aは、第1コイル112と直列に電気的に接続されている。第2抵抗45Bは、第2コイル212と直列に電気的に接続されている。判定システム4,4A,…,4Fは、第1電圧V1と第2電圧V2とを比較することにより、第2回路22の状態を判定するように構成されている。第1電圧V1は、第1電流I1によって第1抵抗45Aの両端間に発生する電圧である。第2電圧V2は、第2電流I2によって第2抵抗45Bの両端間に発生する電圧である。
第4の態様によれば、電力線101,103に流れる負荷電流を検出するための抵抗と、第1電流I1または第2電流I2を検出するための抵抗とを1つの抵抗(第1抵抗45Aまたは第2抵抗45B)で兼用している。そのため、第1電流I1または第2電流I2を検出するための抵抗を新たに追加しなくてもよいという利点がある。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。したがって、負荷電流を検出するための抵抗とは別に、第1電流I1又は第2電流I2を検出するための抵抗が設けられていてもよい。
第5の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第1〜第4の態様のいずれかにおいて、判定システム4,4A,…,4Fは、第2回路22の状態として、所定条件を満たすと第2電流センサ21が第1電流センサ11と同極性であると判定する。所定条件を満たす場合とは、第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とが同位相の場合である。
第5の態様によれば、第1電流Iの波形と第2電流I2の波形との位相だけで第2電流センサ21の極性を判定するので、判定処理が容易になるという利点がある。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。
第6の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第5の態様において、第1電流センサ11は、主幹回路200を流れる主幹電流I4を検出するように構成されている。また、第2電流センサ21は、1以上の分岐回路300を流れる分岐電流I5を検出するように構成されている。判定システム4,4A,…,4Fは、第1電流I1の波形と第2電流I2の波形とが逆位相の場合に第2電流センサ21の検出結果を反転させるように構成されている。
第6の態様によれば、例えば第2電流センサ21の極性が逆極性であっても、第2電流センサ21の検出結果を反転させることにより、正しい演算結果(消費電力、消費電力量)を取得することができる。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。例えば、第1電流センサ11が、1以上の分岐回路300を流れる分岐電流I5を検出し、第2電流センサ21が、主幹回路200を流れる主幹電流I4を検出するように構成されていてもよい。
第7の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第1〜第6の態様のいずれかにおいて、第1電流I1及び第2電流I2の周波数は、電力線101,103を介して供給される系統電源100の周波数とは異なる周波数である。
第7の態様によれば、電力線101,103に負荷電流が流れている場合でも、第1電流I1及び第2電流I2を負荷電流から分離することができる。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。例えば、電力線101,103に負荷電流が流れていない状態で第2回路22の状態を判定する場合には、第1電流I1及び第2電流I2の周波数と系統電源100の周波数とが同じであってもよい。
第8の態様の電力計測システム10,10A,…,10Fでは、第7の態様において、第1電流I1及び第2電流I2の周波数は、系統電源100の周波数を基本周波数とした高調波の周波数とは異なる周波数である。
第8の態様によれば、電力線101,103を流れる負荷電流には、奇数次の高調波成分が含まれている。そのため、第1電流I1及び第2電流I2の周波数を上記高調波と異なる周波数にすることで、負荷電流が流れている場合でも、負荷電流から第1電流I1及び第2電流I2を分離することが可能であり、その結果、第2回路22の状態を判定することができる。また、第1電流I1及び第2電流I2の周波数を上記高調波と異なる周波数にするだけでいいので、比較的低い周波数帯を使用することもできる。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。例えば、電力線101,103に負荷電流が流れていない状態で第2回路22の状態を判定する場合には、第1電流I1及び第2電流I2の周波数が、系統電源100の周波数を基本周波数とする高次の周波数と同じであってもよい。
第9の態様の電力計測システム10C,10Dは、第1〜第8の態様のいずれかにおいて、2以上の電流発生部3を備える。2以上の電流発生部3は、第1コア111の貫通孔113と1以上の第2コア211の貫通孔213とを貫通する電力線101,103に対して同位相の判定用電流I3を発生させるように構成されている。
第9の態様によれば、2以上の電流発生部3によって判定用電流I3を発生させているので、判定用電流I3を増幅させることができ、これにより第1検出部1及び1以上の第2検出部2における検出精度を向上させることができる。ただし、この構成は電力計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。
第10の態様の電力計測システム10Aでは、第1〜第9の態様のいずれかにおいて、少なくとも電流発生部3を含む第1ユニット30Aと、少なくとも判定システム4Aを含む第2ユニット30Bとを備える。第1ユニット30Aは、第2ユニット30Bに対して着脱可能である。
第10の態様によれば、第2回路22の状態を判定するときに第1ユニット30Aを第2ユニット30Bに取り付け、第2回路22の状態を判定しないときには第1ユニット30Aを第2ユニット30Bから取り外すことができる。ただし、この構成は電流計測システムの必須の構成ではなく、本構成を採用するか否かは任意である。
第11の態様の電力計測用サブシステムは、上述の電力計測システム10,10A,…,10Fにおいて判定システム4,4A,…,4Fとして用いられる。
第11の態様によれば、第1回路12を流れる第1電流I1と第2回路22を流れる第2電流I2とを比較することにより、第1回路12に対する第2回路22の状態を判定することができる。言い換えると、第11の態様によれば、第1回路12に第1電流I1を発生させる第1電流センサ11と、第2回路22に第2電流I2を発生させる第2電流センサ21との関係を判定することができる。つまり、第11の態様によれば、一度の作業で複数の電流センサ(第1電流センサ11及び1以上の第2電流センサ21)の関係を判定することができる。
第12の態様の判定方法は、主幹回路200及び1以上の分岐回路300における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する電力計測システム10,10A,…,10Fに用いられる。1以上の分岐回路300は、電力線(接続導体102)を介して主幹回路200に電気的に接続されている。この判定方法は、電流発生ステップ(ステップS1)と、第1検出ステップ(ステップS2)と、第2検出ステップ(ステップS3)と、判定ステップ(ステップS4〜S8)とを備える。電流発生ステップは、電流発生部3,3Aから判定用信号S1を出力することによって電力線101,103に判定用電流I3を発生させるステップである。第1検出ステップは、第1電流センサ11により電流発生ステップにおいて発生した判定用電流I3を検出するステップである。第1電流センサ11は、貫通孔113を有する第1コア111及び第1コア111に装着された第1コイル112を含み、第1コア111の貫通孔113を貫通する電力線101に流れる電流によって第1コイル112に誘導電流が発生する。第2検出ステップは、第2電流センサ21により電流発生ステップにおいて発生した判定用電流I3を検出するステップである。第2電流センサ21は、貫通孔213を有する第2コア211及び第2コア211に装着された第2コイル212を含み、第2コア211の貫通孔213を貫通する電力線103に流れる電流によって第2コイル212に誘導電流が発生する。判定ステップは、第1電流I1と第2電流I2とを比較することにより、第2回路22の状態を判定するステップである。第1電流I1は、第1検出ステップにおいて第1コイル112を含む第1回路12に発生する電流である。第2電流I2は、第2検出ステップにおいて第2コイル212を含む第2回路22に発生する電流である。
第12の態様によれば、判定ステップにおいて第1回路12を流れる第1電流I1と第2回路22を流れる第2電流I2とを比較することにより、第1回路12に対する第2回路22の状態を判定することができる。言い換えると、第12の態様によれば、第1回路12に第1電流I1を発生させる第1電流センサ11と、第2回路22に第2電流I2を発生させる第2電流センサ21との関係を判定することができる。つまり、第12の態様によれば、一度の作業で複数の電流センサ(第1電流センサ11及び1以上の第2電流センサ21)の関係を判定することができる。
1 第1検出部
2 第2検出部
3,3A 電流発生部
4,4A,4B,4C,4D,4E,4F 判定システム
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F 電力計測システム
11,11A,11B 第1電流センサ
12 第1回路
21,21A,21B,21C,21D,21E,21F 第2電流センサ
22 第2回路
31 信号出力部
32 絶縁部
30A 第1ユニット
30B 第2ユニット
45A 第1抵抗
45B 第2抵抗
100 系統電源
111 第1コア
112第1コイル
113 貫通孔
200 主幹回路
211 第2コア
212 第2コイル
213 貫通孔
300,300A,300B,300C,300D,300E,300F 分岐回路
101,103 電力線
I1 第1電流
I2 第2電流
I3 判定用電流
I4 主幹電流
I5 分岐電流
S1 判定用信号
V1 第1電圧
V2 第2電圧

Claims (12)

  1. 主幹回路、及び電力線を介して前記主幹回路に電気的に接続された1以上の分岐回路における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する電力計測システムであって、
    判定用信号を出力することによって前記電力線に判定用電流を発生させる電流発生部と、第1検出部と、1以上の第2検出部と、判定システムとを備え、
    前記第1検出部は、貫通孔を有する第1コア及び前記第1コアに装着された第1コイルを含み、前記第1コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第1コイルに誘導電流が発生する第1電流センサを有し、
    前記1以上の第2検出部は、貫通孔を有する第2コア及び前記第2コアに装着された第2コイルを含み、前記第2コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第2コイルに誘導電流が発生する第2電流センサを有し、
    前記判定システムは、前記判定用信号または前記判定用電流によって前記第1コイルを含む第1回路に発生する第1電流と、前記判定用電流によって前記第2コイルを含む第2回路に発生する第2電流とを比較することにより、前記第2回路の状態を判定するように構成されている
    ことを特徴とする電力計測システム。
  2. 前記電流発生部は、信号出力部と、前記第1回路と前記信号出力部とを電気的に絶縁する絶縁部とを有し、
    前記信号出力部は、前記絶縁部に対して前記判定用信号を出力し、
    前記絶縁部は、前記判定用信号によって前記第1回路に前記第1電流を出力するように構成されたカプラである
    ことを特徴とする請求項1記載の電力計測システム。
  3. 前記信号出力部は、互いに周波数が異なる複数の前記判定用信号を出力するように構成されており、
    前記判定システムは、前記複数の判定用信号の各々について前記第1電流と前記第2電流とを比較することにより、前記第2回路の状態を判定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の電力計測システム。
  4. 前記判定システムは、前記第1コイルと直列に電気的に接続された第1抵抗と、前記第2コイルと直列に電気的に接続された第2抵抗とを有し、
    前記判定システムは、前記第1電流によって前記第1抵抗の両端間に発生する第1電圧と、前記第2電流によって前記第2抵抗の両端間に発生する第2電圧とを比較することにより、前記第2回路の状態を判定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力計測システム。
  5. 前記判定システムは、前記第2回路の状態として、前記第1電流の波形と前記第2電流の波形とが同位相の場合に前記第2電流センサが前記第1電流センサと同極性であると判定するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力計測システム。
  6. 前記第1電流センサは、前記主幹回路を流れる主幹電流を検出するように構成され、
    前記第2電流センサは、前記1以上の分岐回路を流れる分岐電流を検出するように構成されており、
    前記判定システムは、前記第1電流の波形と前記第2電流の波形とが逆位相の場合に前記第2電流センサの検出結果を反転させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の電力計測システム。
  7. 前記第1電流及び前記第2電流の周波数は、前記電力線を介して供給される系統電源の周波数とは異なる周波数である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力計測システム。
  8. 前記第1電流及び前記第2電流の周波数は、前記系統電源の周波数を基本周波数とした高調波の周波数とは異なる周波数である
    ことを特徴とする請求項7記載の電力計測システム。
  9. 2以上の前記電流発生部を備え、
    前記2以上の電流発生部は、前記第1コアの前記貫通孔と1以上の前記第2コアの前記貫通孔とを貫通する前記電力線に対して同位相の前記判定用電流を発生させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力計測システム。
  10. 少なくとも前記電流発生部を含む第1ユニットと、少なくとも前記判定システムを含む第2ユニットとを備え、
    前記第1ユニットは、前記第2ユニットに対して着脱可能である
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力計測システム。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力計測システムにおいて前記判定システムとして用いられる
    ことを特徴とする電力計測用サブシステム。
  12. 主幹回路、及び電力線を介して前記主幹回路に電気的に接続された1以上の分岐回路における消費電力と消費電力量との少なくとも一方を計測する電力計測システムに用いられる判定方法であって、
    電流発生部から判定用信号を出力することによって前記電力線に判定用電流を発生させる電流発生ステップと、
    貫通孔を有する第1コア及び前記第1コアに装着された第1コイルを含み、前記第1コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第1コイルに誘導電流が発生する第1電流センサにより前記電流発生ステップにおいて発生した前記判定用電流を検出する第1検出ステップと、
    貫通孔を有する第2コア及び前記第2コアに装着された第2コイルを含み、前記第2コアの前記貫通孔を貫通する前記電力線に流れる電流によって前記第2コイルに誘導電流が発生する第2電流センサにより前記電流発生ステップにおいて発生した前記判定用電流を検出する第2検出ステップと、
    前記第1検出ステップにおいて前記第1コイルを含む第1回路に発生する第1電流と、前記第2検出ステップにおいて前記第2コイルを含む第2回路に発生する第2電流とを比較することにより、前記第2回路の状態を判定する判定ステップとを備えている
    ことを特徴とする判定方法。
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