JP2019161869A - 信号ケーブル、及び電力計測システム - Google Patents

信号ケーブル、及び電力計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】誤配線の発生の抑制を図ること。【解決手段】信号ケーブル2は、複数の電流センサ8のうち少なくとも1つの電流センサ8と、計測ユニット1との間における信号接続を行う。複数の電流センサ8は、分電盤4内の複数の分岐回路を通過する電流に応じた信号をそれぞれ出力する。信号ケーブル2は、計測ユニット1から電流センサ8までの間において、コネクタ接続により結線される、少なくとも1つの接続点P1を有する。信号ケーブル2は、接続点P1の側において、別の信号ケーブル3に対して、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで区別可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、信号ケーブル、及び電力計測システムに関し、より詳細には、センサと計測ユニットとの間における信号接続を行う信号ケーブル、及び当該信号ケーブルを備えた電力計測システムに関する。
従来例として、特許文献1に記載の配電システムを例示する。この配電システムは、分電盤、電力計測装置、及び、商用交流電源等を備える。分電盤は、主幹ブレーカ、複数の分岐ブレーカ、2組の電流センサ(CT:Current Transformer)を備える。
2組の電流センサのうち第1の電流センサは、主幹ブレーカと商用交流電源との間の電力線上に設けられ、電力線上の電流を検出し、その検出結果を電力計測装置に出力する。また、2組の電流センサのうち第2の電流センサは、分岐ブレーカから給電対象の負荷への供給電流を検出するために利用され、その検出結果を電力計測装置に出力する。
特開2014−87173号公報
ところで、電流センサと電力計測装置(計測ユニット)との間における信号接続を行う信号ケーブルを接続する結線の作業時において、信号ケーブルの数が多いと、誤配線を招く可能性がある。例えば、信号ケーブルのケーブルコネクタを、計測ユニットの側にあるコネクタ部、又は、電流センサの側にあるコネクタ部に接続する際に、接続相手の数が多いと、作業者は、誤って意図しないコネクタ部に接続してしまう可能性がある。特に、特許文献1のように電流センサの数が4つ程度であれば、誤配線の発生は比較的低いが、その数が例えば20個、30個となると、誤配線の発生が高くなり得る。
本発明は上記事由に鑑みてなされ、誤配線の発生の抑制を図ることができる信号ケーブル、及び電力計測システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る信号ケーブルは、複数のセンサのうち少なくとも1つのセンサと、計測ユニットとの間における信号接続を行う。前記複数のセンサは、分電盤内の複数の電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力する。前記計測ユニットは、前記信号に基づいて前記物理量を計測する。当該信号ケーブルは、前記計測ユニットから前記センサまでの間において、コネクタ接続により結線される、少なくとも1つの接続点を有する。当該信号ケーブルは、前記接続点の側において、前記複数のセンサのうち少なくとも1つの別のセンサと前記計測ユニットとの間における信号接続を行う別の信号ケーブルに対して、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで区別可能に構成されている。
本発明の一態様に係る電力計測システムは、上記信号ケーブルと、前記別の信号ケーブルと、前記複数のセンサと、前記計測ユニットと、を備える。
本発明は、誤配線の発生の抑制を図ることができる、という利点がある。
図1は、一実施形態に係る電力計測システムの概略図である。 図2は、同上の電力計測システム、及び当該電力計測システムが適用される分電盤の概略構成図である。 図3Aは、同上の電力計測システムにおける第1ハーネスと第1グループに属する電流センサとの概略図である。図3Bは、同上の電力計測システムにおける第2ハーネスと第2グループに属する電流センサとの概略図である。 図4は、同上の電力計測システムの変形例1の概略図である。 図5は、同上の電力計測システムの変形例2の概略図である。 図6は、同上の電力計測システムの変形例3の概略図である。 図7は、同上の分電盤の変形例の概略図である。
(1)概要
以下の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。以下の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、以下の実施形態において説明する図1〜図7は、模式的な図であり、図1〜図7中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態の電力計測システム100は、分電盤4(図2参照)に適用されるシステムである。電力計測システム100は、図1に示すように、2本の信号ケーブル2,3と、複数のセンサと、計測ユニット1と、を備える。
以下では、説明の便宜上、符号「2」が付されている信号ケーブルを、「本実施形態の信号ケーブル」と称し、符号「3」が付されている信号ケーブルを、「別の信号ケーブル」と称する場合もある。ただし、符号「3」が付されている信号ケーブルが「本実施形態の信号ケーブル」であって、符号「2」が付されている信号ケーブルが「別の信号ケーブル」であってもよい。
本実施形態の信号ケーブル2は、複数のセンサのうち少なくとも1つのセンサと、計測ユニット1との間における信号接続を行う。複数のセンサは、分電盤4内の複数の電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力する。ここでは、一例として、電気に関する物理量は電流であり、上記センサは電流センサ8であることを想定する。計測ユニット1は、当該信号に基づいて電流(物理量)を計測する。
またここでは、複数の電路が、複数の分岐ブレーカ42の二次側端子に電気的に接続されて、各種の負荷に繋がっている複数の分岐回路L1を想定する。しかし、上記の「複数の電路」は、主幹ブレーカ41の一次側端子に電気的に接続されている主幹回路を含んでもよい。つまり、信号ケーブル2又は信号ケーブル3は、主幹回路に設置される主幹電流センサと計測ユニット1とを信号接続するものであってもよい。
信号ケーブル2は、計測ユニット1から電流センサ8までの間において、コネクタ接続により結線される、少なくとも1つの接続点P1を有する。本実施形態の信号ケーブル2は、一例として、複数の信号線S1が束ねられたケーブルハーネス(以下「第1ハーネスH1」と呼ぶ)を想定する。したがって、接続点P1は、複数ある。すなわち、接続点P1は、計測ユニット1と接続する一端側(上位側)に1つ、複数の電流センサ8と接続する他端側(下位側)に、複数ある。なお、信号ケーブル2は、各電流センサ8から計測ユニット1までの距離が比較的長いとき、中継ハーネスH12(図2参照)を含んでもよく、その場合、信号ケーブル2の途中にも接続点P1があってもよい。
信号ケーブル2は、接続点P1の側において、複数の電流センサ8のうち少なくとも1つの別のセンサと計測ユニット1との間における信号接続を行う別の信号ケーブル3に対して、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで区別可能である。ここでは、信号ケーブル3も、一例として、複数の信号線S2が束ねられたケーブルハーネス(以下「第2ハーネスH2」と呼ぶ)を想定する。ここで言う「接続点P1の側」とは、接続点P1に相当するケーブルコネクタ21自体、及び当該ケーブルコネクタ21近傍の領域も含む。
この構成によれば、信号ケーブル2は、接続点P1の側において、別の信号ケーブル3に対して、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで区別可能に構成されている。そのため、電流センサ8と計測ユニット1との間における信号接続を行う信号ケーブル2(又は信号ケーブル3)を接続する作業時に、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
以下の説明では、色、模様、及び長さといった区別可能な要素をまとめて「区別要素」と呼ぶこともある。
(2)詳細
(2.1)全体構成
以下、本実施形態の電力計測システム100、及び電力計測システム100が適用される分電盤4の全体構成について、図1及び図2を参照して詳しく説明する。電力計測システム100は、上の「(1)概要」の欄で説明した通り、第1ハーネスH1(信号ケーブル2)と、第2ハーネスH2(信号ケーブル3)と、複数の電流センサ8と、計測ユニット1と、を備えている(図1参照)。
以下では、電力計測システム100及び分電盤4の上下、左右の方向を、図2に図示されている上下、左右の矢印を用いて規定して説明する。これらの矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。これらの方向は、電力計測システム100及び分電盤4の使用方向を限定する趣旨ではない。
(2.2)分電盤
分電盤4は、図2に示すように、主幹ブレーカ41、複数(ここでは19個)の分岐ブレーカ42、電流制限器44、導電体46、及び、これらを内部に収容する筐体40等、を備えている。図示例の分電盤4は、一例として、住宅用の分電盤であり、宅内の壁面等の造営面に取り付けられるが、住宅用の分電盤に限定されない。分電盤4は、オフィスビル、商業施設、ホテル、病院、工場、及び学校等の、非住宅用の分電盤であってもよい。以下では、住宅、非住宅の両方を含めて、単に「施設」と呼ぶこともある。
主幹ブレーカ41は、接続線43、電流制限器44、及び電源線45を介して系統電源に電気的に接続されている。具体的には、主幹ブレーカ41の一次側端子に、接続線43が接続されている。本実施形態では、系統電源からの電力供給方式が単相三線方式であって、接続線43及び電源線45の各々は、中性線(N相)、第1電圧線(L1相)、第2電圧線(L2相)の3線で構成されている。
電流制限器44は、例えば、電力会社(系統電源の供給者)と分電盤4が設置されている施設の需要家との、最大使用電流値の料金契約用として使用される装置である。電流制限器44は、需要家が契約電流値を超えて電気を使用すると、自動的に電気を切る。なお、接続線43及び電流制限器44はオプションであって省略可能であり、主幹ブレーカ41に電源線45が直接接続されてもよい。
主幹ブレーカ41の二次側端子には、導電体46が電気的に接続されている。導電体46は、3極の第1導電バー(L1相)461、第2導電バー(L2相)462及び第3導電バー(N相)463によって構成されている。各導電バーは、帯状に形成された金属板からなる。そして、第1導電バー461、第2導電バー462及び第3導電バー463は、上述した第1電圧線、第2電圧線及び中性線にそれぞれ電気的に接続されている。
分電盤4は、導電体46からの交流電力を、複数の分岐ブレーカ42を介して、複数の電路(すなわち複数の分岐回路L1)に分配する。具体的には、複数の分岐ブレーカ42の一次側端子は、導電体46に接続され、複数の分岐ブレーカ42の二次側端子は、複数の分岐回路L1に接続されている。各分岐回路L1には、例えば照明器具や給湯設備等の機器、コンセント(アウトレット)や壁スイッチ等の配線器具が負荷として1つ以上接続される。
19個の分岐ブレーカ42は、導電体46を間に挟んで上下2段に分かれていて、各段の分岐ブレーカ42は、左右方向に沿って並んで配設されている。以下では、上段側の9個の分岐ブレーカ42を、第1分岐ブレーカ421と呼び、下段側の10個の分岐ブレーカ42を、第2分岐ブレーカ422と呼ぶこともある。また、第1分岐ブレーカ421の二次側端子に接続されている分岐回路L1を、第1分岐回路L11と呼び、第2分岐ブレーカ422の二次側端子に接続されている分岐回路L1を、第2分岐回路L12と呼ぶこともある。9個の第1分岐ブレーカ421のうち一番右の第1分岐ブレーカ4210は、例えば、不図示の電源ケーブルを介して、計測ユニット1の電源端子部に接続されている。計測ユニット1は、分岐ブレーカ4210を介して系統電源から電力を受け取り、受け取った電力を用いて動作する。
各分岐回路L1は、例えば、2本の電線(第1電線W1及び第2電線W2)を有している。上段側の第1分岐回路L11において、第1電線W1と第2電線W2とは、第1分岐ブレーカ421を介して、第3導電バー(N相)463と第1導電バー(L1相)461とにそれぞれ電気的に接続されている。電流センサ8は、第1導電バー(L1相)461に通じる第2電線W2に設置される。下段側の第2分岐回路L12において、第1電線W1と第2電線W2とは、第2分岐ブレーカ422を介して、第2導電バー(L2相)462と第3導電バー(N相)463とにそれぞれ電気的に接続されている。電流センサ8は、第2導電バー(L2相)462に通じる第1電線W1に設置される。
すなわち、上述した第1電圧線及び中性線間の電圧、並びに第2電圧線及び中性線間の電圧が、それぞれ、100〔V〕(実効値)であるとすれば、各分岐回路L1には100〔V〕が印加されることになる。
ところで、各分岐回路L1には、回路(電路)番号(例えば1,2,3・・・)が予め付与されている。具体的には、図1に示すように、各分岐回路L1の回路番号が、対応する分岐ブレーカ42に付与されており、これらの回路番号は、識別情報として、計測ユニット1のメモリ等に予め記憶されている。計測ユニット1は、そのメモリ内において、例えば、回路番号1,2,3・・・を、それらの分岐回路L1に繋がっている負荷の名称(「リビングの電源コンセント」、「エアコン」、「洗濯機」・・・等)と対応付けした対応関係の情報を記憶している。
ここでは、図1に示すように、上段側の第1分岐ブレーカ421に、奇数の回路番号1,3,5・・・が左側から順に付与され、下段側の第2分岐ブレーカ422に、奇数の回路番号2,4,6・・・が左側から順に付与されている。図1では、回路番号を表示するシール状のラベルR1が、分岐ブレーカ42に貼られている。
(2.3)電流センサ
各電流センサ8は、一例として、コアを用いない(コアレスの)空芯コイルからなり、貫通孔内を通過する電流に応じた出力(電気信号)を生じるロゴスキコイルである。そして、各電流センサ8は、上段側の第1分岐回路L11の第2電線W2、又は、下段側の第2分岐回路L12の第1電線W1に流れる電流を計測するように、分岐ブレーカ42とそれぞれ一対一に対応して取り付けられる。
各電流センサ8は、図3A及び3Bに示すように、上記コイルを内部に収容する略ドーナツ型のハウジング80と、電線81と、センサコネクタ82(コネクタ部C1)と、を有している。電線81は、上記電気信号を外部に出力するためにハウジング80から導出されている。なお、電線81は、図示例では1本の線として示されているが、2本の導線を有している。
センサコネクタ82は、電線81の先端に設けられた、例えばメス型のコネクタである。センサコネクタ82には、第1ハーネスH1又は第2ハーネスH2のオス型のケーブルコネクタ21が接続され得る。
ここでは、一例として、合計16個の電流センサ8が、分電盤4に取り付けられることを想定する。具体的には、16個の電流センサ8のうち8個の電流センサ8が、上段側(L1相側)の9個の第1分岐回路L11のうち一番右の第1分岐ブレーカ4210に対応する第1分岐回路L11を除く8個の第1分岐回路L11に、1個ずつ取り付けられる。また、残りの8個の電流センサ8が、下段側(L2相側)の10個の第2分岐回路L12のうち左端から8個の第2分岐回路L12に、1個ずつ取り付けられる。
そして、本実施形態の各電流センサ8は、区別要素を有している。ここでは、区別要素は、色である。センサコネクタ82の外郭部分の一部又は全体が着色されている。図3Aは、L1相側の第1分岐回路L11に対応する電流センサ8を示している。これらの電流センサ8をまとめて「第1グループG1」と呼ぶこともある。また、図3Bは、L2相側の第2分岐回路L12に対応する電流センサ8を示している。これらの電流センサ8をまとめて「第2グループG2」と呼ぶこともある。
第1グループG1に属する電流センサ8のセンサコネクタ82は、例えば暖色系の色(赤紫、赤、橙、黄等)で着色されている。一方、第2グループG2に属する電流センサ8のセンサコネクタ82は、例えば寒色系の色(青緑、青、青紫等)で着色されている。
色は、センサコネクタ82の外郭部分が樹脂成型品であれば樹脂自体の色であってもよいし、外郭部分が後から塗装されてもよい。また、色は、センサコネクタ82の外郭部分ではなく、ハウジング80の側面に貼着される、製品番号等の情報が記載されているシール等において、一部の領域が着色されてもよい。あるいは、色は、電線81の被覆部におけるセンサコネクタ82に近い領域に着色されてもよいし、着色されたシール状のラベルが、電線81におけるセンサコネクタ82に近い領域に貼着されてもよい。要するに、区別要素は、付帯物であってもよい。
ところで、16個の電流センサ8は、いずれも同じ種種の電流センサであり、作業者は、電流センサ8自体を互いに区別する必要はない。つまり、作業者は、どの電流センサ8を、どの分岐回路L1に取り付けてもよい。したがって、電流センサ8が、区別要素を有していることは必須ではない。ただし、電流センサ8は、例えば第1ハーネスH1をL1相側の第1分岐回路L11に対応した電流センサ8に接続する際に目印となるため、区別要素を有していることが望ましい。
電流センサ8を例えば上段側の第1分岐回路L11に取り付ける際には、作業者は、ねじなし端子等によって分岐ブレーカ42の二次側端子に取り付けられている第2電線W2を一度外してから、第2電線W2を、ハウジング80の貫通孔801内に通す。その後、再び、第2電線W2を、分岐ブレーカ42のねじなし端子に差し込む。それから、センサコネクタ82を、ケーブルコネクタ21に繋ぐことになる。
(2.4)計測ユニット
計測ユニット1は、2本のハーネスH1、H2を介して、複数の電流センサ8で計測された電流の計測結果を電気信号として取得するように構成されている。計測ユニット1は、図2に示すように、上下方向に長尺で、かつ矩形箱型の収容ボックス1A内に収容された状態で、分電盤4の右横に並んで宅内の壁面等に取り付けられる。
計測ユニット1は、第1ハーネスH1を介して、L1相側の複数の第1分岐回路L11にそれぞれ対応する複数の電流センサ8と、電気的に接続される。また、計測ユニット1は、第2ハーネスH2を介して、L2相側の複数の第2分岐回路L12にそれぞれ対応する複数の電流センサ8と、電気的に接続される。
計測ユニット1は、その筐体の前面において、第1ハーネスH1とコネクタ接続される第1ユニットコネクタ11(コネクタ部C1)を有している(図2参照)。第1ユニットコネクタ11は、L1相側の分岐用入力端子部である。
また、計測ユニット1は、その筐体の前面において、第2ハーネスH2とコネクタ接続さる第2ユニットコネクタ12(コネクタ部C1)を有している(図2参照)。第2ユニットコネクタ12は、L2相側の分岐用入力端子部である。第2ユニットコネクタ12は、第1ユニットコネクタ11の真下に並んで配置されている。第1ユニットコネクタ11及び第2ユニットコネクタ12は、互いに同じ種類のコネクタであり、例えばメス型のコネクタである。
計測ユニット1は、図1に示すように、計測部13、操作部14、通信部15、及び電源部16等を有している。
計測部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリを主構成とするマイクロコンピュータにて構成されている。言い換えれば、計測部13は、CPU及びメモリを有するコンピュータにて実現されており、CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータが計測部13として機能する。プログラムは、ここではメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよい。
計測部13は、各電流センサ8から取得した電気信号(計測値)の演算処理を行う。計測部13は、演算処理において、各電流センサ8から取得した電気信号に基づいて、その電流センサ8に対応する分岐回路L1(電路)の計測点を流れる電流(例えば、電流波形、実効値等)を、求める。なお、計測部13は、消費電力(瞬間値)、及び消費電力量等を演算する機能も有してもよい。例えば、計測部13は、電流センサ8から取得した電流値と、電圧センサ(不図示)から取得した各電路の電圧値と、を用いて、各電路を通過する消費電力を求めてもよい。
計測ユニット1は、主幹用入力端子部として第3ユニットコネクタ(不図示)を、更に有している。第3ユニットコネクタは、分電盤4の主幹回路の計測点を流れる主幹電流を計測する主幹電流センサに、信号ケーブルを介して、電気的に接続可能である。計測ユニット1は、第3ユニットコネクタと電気的に接続された主幹電流センサから電気信号を取得し、計測部13は、その電気信号に基づいて、電流(例えば、電流波形、実効値等)を、求める。計測部13は、主幹電流センサから取得した電流値と、電圧センサ(不図示)から取得した主幹回路の電圧値と、を用いて、主幹回路を通過する電力を求めてもよい。
操作部14は、計測ユニット1の筐体の前面に設けられて、ユーザ等からの操作入力(外部入力)を受け付け可能に構成されている。操作部14は、ユーザの操作指示を検知する液晶のタッチパネルで構成されもよいし、ボタン式スイッチ等で構成されてもよい。
通信部15は、例えば無線通信機能を有し、外部の装置との間で無線により通信可能に構成されている。通信部15は、計測部13で求めた電流等の情報を、その外部の装置に送信する。通信部15は、メモリ内に記憶される回路番号と負荷名称との対応関係を参照して、電流等の情報と合わせて負荷名称の情報も送信することが好ましい。通信部15は、有線により、外部の装置との間で通信可能であってもよい。
電源部16は、外部の電源(系統電源等)から得られる電力から計測部13、操作部14及び通信部15の動作電力を生成して、計測部13、操作部14及び通信部15に供給する。計測ユニット1は、電源端子部として第4ユニットコネクタ(不図示)を、更に有し、電源部16は、第4ユニットコネクタと分岐ブレーカ4210とを接続する電源ケーブルを介して、分電盤4から外部の電源(系統電源等)を得る。
ところで、収容ボックス1A内の底には、図2に示すように、前後方向に貫通する導出口1Bが設けられている。また、導出口1Bと対向する壁面の領域に貫通孔が設けられている。第1及び第2ハーネスH1、H2は、導出口1Bと当該貫通孔とを介して、壁裏側に配線される。また、分電盤4の筐体40内の底において、右端近傍の上下部に、それぞれ前後方向に貫通したケーブル配線用の孔部400が設けられている。一対の孔部400と対向する壁面の領域にも貫通孔が設けられている。壁裏側を通る第1ハーネスH1は、壁面の貫通孔と上部の孔部400とを介して分電盤4内に導入される。壁裏側を通る第2ハーネスH2は、壁面の貫通孔と下部の孔部400とを介して分電盤4内に導入される。
計測ユニット1は、区別要素を有している。区別要素は、色である。具体的には、第1ユニットコネクタ11の外郭部分の一部又は全体が着色されている。同様に、第2ユニットコネクタ12の外郭部分の一部又は全体が着色されている。
第1ユニットコネクタ11は、L1相側の第1分岐回路L11に対応した第1グループG1に属する電流センサ8の電気信号を取得するための端子部である。したがって、第1ユニットコネクタ11の色は、第1グループG1に属する電流センサ8のセンサコネクタ82と同系色で、暖色系の色である。ここでは、第1ユニットコネクタ11の色は、一例として、赤色である。
一方、第2ユニットコネクタ12は、L2相側の第2分岐回路L12に対応した第2グループG2に属する電流センサ8の電気信号を取得するための端子部である。したがって、第2ユニットコネクタ12の色は、第2グループG2に属する電流センサ8のセンサコネクタ82と同系色で、寒色系の色である。ここでは、第2ユニットコネクタ12の色は、一例として、青色である。
色は、第1及び第2ユニットコネクタ11、12の外郭部分が樹脂成型品であれば樹脂自体の色であってもよいし、外郭部分が後から塗装されてもよい。また、色は、第1及び第2ユニットコネクタ11、12の外郭部分ではなく、その周辺領域、すなわち計測ユニット1の筐体の前面において各ユニットコネクタを囲むように枠状に着色されてもよい。また、色が各ユニットコネクタ又は計測ユニット1の筐体に直接着色されるのではなく、着色されたシール状のラベルが、第1及び第2ユニットコネクタ11、12の外郭部分、又はその周辺領域に貼着されてもよい。要するに、区別要素は、付帯物であってもよい。
(2.5)ハーネス
第1ハーネスH1は、信号ケーブル2に相当し、L1相側の第1グループG1に属する8個の電流センサ8と計測ユニット1との間における信号接続を行う。第1ハーネスH1は、複数の信号線S1が束ねられて構成される(図1参照)。
第2ハーネスH2は、信号ケーブル3に相当し、L2相側の第2グループG2に属する8個の電流センサ8と計測ユニット1との間における信号接続を行う。第2ハーネスH2は、複数の信号線S2が束ねられて構成される(図1参照)。
第1及び第2ハーネスH1、H2は、区別要素を有している。ただし、区別要素を除けば、これらのハーネスは、互いに同じ構造を有している。したがって、以下では、区別要素以外の構造について、第1ハーネスH1のみを用いて説明し、第2ハーネスH2については適宜に説明を省略する場合もある。
第1ハーネスH1は、複数の信号線S1が難燃性の材料で形成された絶縁チューブ20等で束ねられることで構成されている(図1参照)。各信号線S1は、導線が電気絶縁性の被覆部で被覆されて構成されている。
第1ハーネスH1は、計測ユニット1から電流センサ8までの間において、コネクタ接続により結線される、接続点(接続箇所)P1を複数有している。ここでは、複数の接続点P1は、1つの第1接続点P11と、複数の第2接続点P12とを含む(図1参照)。
第1ハーネスH1は、その一端側の第1接続点P11で、計測ユニット1の側とコネクタ接続により結線される。つまり、第1ハーネスH1は、図1に示すように、第1接続点P11において、計測ユニット1の第1ユニットコネクタ11に接続可能なケーブルコネクタ21を、有している。以下、第1ユニットコネクタ11に接続されるケーブルコネクタ21を、単に「第1コネクタ211」と呼ぶこともある。第1コネクタ211は、例えばオス型のコネクタである。第1コネクタ211は、複数の信号線S1の導線がそれぞれ電気的に接続されている芯を有した、多芯コネクタである。
第1ハーネスH1は、その他端側の複数の第2接続点P12で、L1相側の第1グループG1に属する8個の電流センサ8と、一対一でコネクタ接続により結線される。つまり、第1ハーネスH1は、図1に示すように、複数の第2接続点P12において、各電流センサ8のセンサコネクタ82に接続可能なケーブルコネクタ21を、複数有している。以下、センサコネクタ82に接続されるケーブルコネクタ21を、単に「第2コネクタ212」と呼ぶこともある。第2コネクタ212は、例えばオス型のコネクタである。第2コネクタ212は、各信号線S1における先端部に取り付けられている。
ところで、第1ハーネスH1は、図2に示すように、一例として、メインハーネスH11と中継ハーネスH12とから構成されている。メインハーネスH11と中継ハーネスH12とは、互いにコネクタ接続されている。すなわち、複数の接続点P1は、1つの第3接続点P13を、更に含む(図2参照)。図示例では、計測ユニット1が、分電盤4の外部に配置されていて、計測ユニット1及び電流センサ8間の距離が比較的長いため、中継ハーネスH12が設けられている。複数の第2接続点P12は、メインハーネスH11側にあり、第1接続点P11は、中継ハーネスH12側にある。なお、図2以外の図(例えば図1)では、第3接続点P13を省略して、第1ハーネスH1を1本の長いハーネスとして図示する。
計測ユニット1が、分電盤4の外部に配置されることは必須ではなく、分電盤4の内部に設置されてもよい。計測ユニット1が分電盤4の内部に設置される場合、第1ハーネスH1は、1本のメインハーネスH11のみから構成されてもよい。この場合、第3接続点P13は存在せず、第1接続点P11と複数の第2接続点P12とが、メインハーネスH11にある。要するに、中継ハーネスH12は、第1ハーネスH1にとって必須の構成要素ではない。
次に、本実施形態の第1及び第2ハーネスH1、H2が有している区別要素について説明する。これらのハーネスの区別要素も色である。第1ハーネスH1は、接続点P1(第1〜第3接続点P11〜P13)の側において、第2ハーネスH2と色で区別可能に構成されている。
具体的には、第1ハーネスH1は、L1相に対応した第1グループG1に属する電流センサ8の電気信号を、計測ユニット1の第1ユニットコネクタ11に送る。したがって、第1ハーネスH1の第1コネクタ211は、接続相手である第1ユニットコネクタ11の色に合わせて、同色の赤色に着色されている。なお、第1ハーネスH1の第1コネクタ211は、第1ユニットコネクタ11の色と同色でなくてもよく、同系色でもよい(例えば一方が赤色で他方が橙色等)。第1ハーネスH1の複数の第2コネクタ212は、第1ユニットコネクタ11の色と同系色、すなわち暖色系の色で、着色されている。なお、第1ハーネスH1において、第1コネクタ211の色は、複数の第2コネクタ212の色の中で一致する色があってもよい。
一方、第2ハーネスH2は、L2相に対応した第2グループG2に属する電流センサ8の電気信号を、計測ユニット1の第2ユニットコネクタ12に送る。したがって、第2ハーネスH2の第1コネクタ211は、接続相手である第2ユニットコネクタ12の色に合わせて、同色の青色に着色されている。なお、第2ハーネスH2の第1コネクタ211は、第2ユニットコネクタ12の色と同色でなくてもよく、同系色でもよい(例えば一方が青色で他方が水色等)。第2ハーネスH2の複数の第2コネクタ212は、第2ユニットコネクタ12の色と同系色、すなわち寒色系の色で、着色されている。なお、第2ハーネスH2において、第1コネクタ211の色は、複数の第2コネクタ212の色の中で一致する色があってもよい。
また本実施形態では、複数の第2接続点P12の全てが、色で互いに区別可能である。ここでは、複数の第2接続点P12は、互いに異なる色により区別可能であり、かつ、第1接続点P11と同系色である。
具体的には、第1ハーネスH1の複数の第2コネクタ212は、暖色系の色の中で色の濃淡を段階的に変えて着色されている。ここでは、図1のグラデーションを示す矢印A1から理解できるように、上段側の第1分岐ブレーカ421には、回路番号1,3,5・・・の順に、暖色系の色の中で、段階的に濃色から淡色に変えて着色されたシール状のラベルR2が貼着されている。これに合わせて、第1グループG1に属する8個の電流センサ8のセンサコネクタ82も、暖色系の色の中で、段階的に濃色から淡色に変えて着色されている。そして、第1ハーネスH1の複数の第2コネクタ212も、暖色系の色の中で、段階的に濃色から淡色に変えて着色されている。
一方、第2ハーネスH2の複数の第2コネクタ212は、寒色系の色の中で色の濃淡を段階的に変えて着色されている。ここでは、図1のグラデーションを示す矢印A2から理解できるように、下段側の第2分岐ブレーカ422には、回路番号2,4,6・・・の順に、寒色系の色の中で、段階的に濃色から淡色に変えて着色されたラベルR2が貼着されている。これに合わせて、第2グループG2に属する8個の電流センサ8のセンサコネクタ82も、寒色系の色の中で、段階的に濃色から淡色に変えて着色されている。そして、第2ハーネスH2の複数の第2コネクタ212も、寒色系の色の中で、段階的に濃色から淡色に変えて着色されている。
また、第3接続点P13、すなわちメインハーネスH11と中継ハーネスH12とがコネクタ接続される互いのコネクタ部分も、色で区別可能である。例えば、第1ハーネスH1における互いの当該コネクタ部分は、赤色で着色され、第2ハーネスH2における互いの当該コネクタ部分は、青色で着色される。
色は、第1コネクタ211及び各第2コネクタ212の外郭部分が樹脂成型品であれば樹脂自体の色であってもよいし、外郭部分が後から塗装されてもよい。また、色は、第1コネクタ211及び各第2コネクタ212の外郭部分が直接着色されるのではなく、着色されたラベルが、対応するコネクタ近傍における信号線S1、S2等に貼着されてもよいし、絶縁チューブ20が着色されてもよい。ここでは、図1、図3A及び図3Bに示すように、各第2コネクタ212の外郭部分が着色されることに加えて、第2コネクタ212近傍における信号線S1、S2に、第2コネクタ212の色と同じに着色されたシール状のラベルR3が、貼着されている。要するに、第1及び第2ハーネスH1、H2の区別要素は、付帯物であってもよい。
(2.6)ハーネスの接続作業
以下、第1及び第2ハーネスH1、H2をそれぞれ計測ユニット1及び複数の電流センサ8にコネクタ接続する接続作業の作業手順について説明する。ただし、以下の作業手順は、単なる一例であり、特に限定されない。また、第1及び第2ハーネスH1、H2の各々におけるメインハーネスH11と中継ハーネスH12とは、予め接続された状態にあることを想定する。
接続作業を行う作業者は、まず、第1ハーネスH1を、第1コネクタ211側の端部から分電盤4の上部の孔部400に通して壁裏側に配し、更に、第1コネクタ211側の端部を、収容ボックス1A内の底にある導出口1Bから導出する。同様に、作業者は、第2ハーネスH2を、第1コネクタ211側の端部から分電盤4の下部の孔部400に通して壁裏側に配し、更に、第1コネクタ211側の端部を、収容ボックス1A内の底にある導出口1Bから導出する。
続いて、作業者は、第1ハーネスH1の赤色で着色された第1コネクタ211を、計測ユニット1の同じく赤色で着色された第1ユニットコネクタ11に差し込む。また、作業者は、第2ハーネスH2の青色で着色された第1コネクタ211を、計測ユニット1の同じく青色で着色された第2ユニットコネクタ12に差し込む。作業者は、例えばハーネスに貼着されたラベル等に印字されている文字(例えば「L1相側」等の表記)を見て識別して接続する場合に比べて、より簡単な視認により、つまり直感的に接続相手を識別できる。すなわち、L1相側に相当する第1ハーネスH1の第1コネクタ211を、誤ってL2相側に相当する第2ユニットコネクタ12に差し込むという誤配線の発生を抑制できる。また、L2相側に相当する第2ハーネスH2の第1コネクタ211を、誤ってL1相側に相当する第1ユニットコネクタ11に差し込むという誤配線の発生を抑制できる。
次に、作業者は、暖色系で着色された第1グループG1に属する電流センサ8を選ぶ。そして、作業者は、上段側の第1分岐ブレーカ421の暖色系で着色されたラベルR2の色を確かめて、手に持っている電流センサ8のセンサコネクタ82と同色のラベルR2が付いている第1分岐ブレーカ421を探す。同色の第1分岐ブレーカ421が見つかると、その第1分岐ブレーカ421に対応した第1分岐回路L11の第2電線W2に、電流センサ8を取り付ける。作業者は、この作業を、例えば一番左端の第1分岐ブレーカ421から右方に順に行うことが望ましい。同様の作業を、寒色系で着色された第2グループG2に属する電流センサ8についても行う。
作業者は、例えば、暖色系の中で最も濃い色のセンサコネクタ82の電流センサ8が、暖色系の中で最も濃い色のラベルR2が付けられた上段一番左の第1分岐ブレーカ421に対応する第1分岐回路L11に取り付けるべきであることが直感的に理解できる。
そして、作業者は、第1ハーネスH1の暖色系で着色された複数の第2コネクタ212を手で持つ。作業者は、例えば一番左端の電流センサ8のセンサコネクタ82及び第1分岐ブレーカ421のラベルR2と同色(暖色系の中で最も濃い色)の第2コネクタ212を探す。同色の第2コネクタ212が見つかると、その第2コネクタ212を、センサコネクタ82に差し込む。これを、一番左端の電流センサ8から右方へ順次行う。
第1ハーネスH1の複数の第2コネクタ212の接続が完了すると、同様の作業を、第2ハーネスH2の寒色系で着色された複数の第2コネクタ212についても行う。これにより、第1及び第2ハーネスH1、H2の接続作業が完了する。
作業者は、例えば、暖色系の中で最も濃い色の第2コネクタ212が、暖色系の中で最も濃い色のセンサコネクタ82に、接続すべきであることが直感的に理解できる。
特に、例えば計測ユニット1の施工時において、分電盤4及び計測ユニット1間のハーネスの接続作業は、一般的に、薄暗く狭い環境下で行われる場合が多い。作業者にとって、そのような作業環境下において姿勢の悪い状態で、第1ハーネスH1や第2ハーネスH2の各接続点P1において適切な接続相手を識別することは、骨の折れる作業であり、誤配線が発生する可能性がある。しかし、本実施形態のように区別要素が設けられていることで、接続相手を容易に識別することができ、接続作業の作業性が優れている。また、接続作業が完了した後に、電力計測システム100及び分電盤4全体を見渡した時に、誤配線の有無を、色で、一目で見つけることができる。その結果、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
(3)変形例
以下に、いくつかの変形例について列記する。以下では上述した実施形態を「基本例」と呼ぶ。以下に説明する変形例の各々は、上述した基本例や他の変形例と適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)変形例1
基本例では、信号ケーブル2、3が、それぞれ第1及び第2ハーネスH1、H2である。つまり、基本例では、2本の第1及び第2ハーネスH1、H2を用いて、合計16個の複数の電流センサ8を、計測ユニット1の2個のコネクタ部C1(第1及び第2ユニットコネクタ11、12)に電気的に接続する、いわば多対二の接続関係である。しかし、信号ケーブル2は、ハーネスに限定されず、多対多の接続関係であってもよい。
図4は、変形例1の電力計測システム100Aを示す。本変形例の電力計測システム100Aは、計測ユニット1と、8個の電流センサ8(図4では3個のみ)と、1本の信号ケーブル2と、7本の別の信号ケーブル3(図4では2本のみ)とを備える。
計測ユニット1は、例えば、8個のコネクタ部C1(上から順にC11、C12・・・C18)を有している(図4では3個のみ図示)。計測ユニット1は、色の区別要素を有している。ここでは、8個のコネクタ部C1が、互いに異なる色(例えば、上から順に赤、青、黄、緑・・・紫等)で着色されている。
信号ケーブル2は、1本の信号線S1と、第1接続点P11において1個の第1コネクタ211と、第2接続点P12において1個の第2コネクタ212と、を有している。7本の別の信号ケーブル3の各々は、1本の信号線S2と、第1接続点P11において1個の第1コネクタ211と、第2接続点P12において1個の第2コネクタ212と、を有している。
信号ケーブル2及び7本の信号ケーブル3は、色の区別要素を有している。ただし、信号ケーブル2及び7本の信号ケーブル3は、区別要素を除けば、全て互いに同じ構成を有したケーブルであり、互いの数は特に限定されない。
信号ケーブル2の第1コネクタ211、第2コネクタ212及びラベルR3の色は、計測ユニット1の一番上のコネクタ部C11の色に合わせて、赤である。7本の信号ケーブル3の第1コネクタ211、第2コネクタ212及びラベルR3の色は、計測ユニット1の二番目以降のコネクタ部C12・・・C18の色に合わせて、青、黄、緑・・・紫である。
8個の電流センサ8も、色の区別要素を有している。8個の電流センサ8のセンサコネクタ82の色は、計測ユニット1の8個のコネクタ部C1の色に合わせて、上から順に赤、青、黄、緑・・・紫である。
本変形例においても、区別要素が設けられていることで、作業者は、合計8本の信号ケーブルの接続相手を容易に識別することができ、接続作業の作業性が優れている。また、接続作業が完了した後に、電力計測システム100A及び分電盤4全体を見渡した時に、誤配線の有無を、色で、一目で見つけることができる。その結果、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
(3.2)変形例2
基本例では、区別要素が色のみである。しかし、区別要素は、色だけに限定されない。区別要素は、色に加えて、又は色の代わりに、長さを含んでもよい。
図5は、変形例2の電力計測システム100Bを示す。なお、本変形例の電力計測システム100Bにおける複数の電流センサ8及び計測ユニット1は、基本例と共通のため、図5では図示を省略している。本変形例の区別要素は、基本例の「色」に加えて「長さ」を含んでいる。
本変形例の電力計測システム100Bの第1ハーネスH1において、複数の第2接続点P12は、図5に示すように、色だけでなく長さでも、互いに区別可能である。つまり、複数の信号線S1は、互いに異なる長さを有している。複数の第1分岐回路L11(電路)に付与された回路番号1,3,5・・・(図1参照)に応じて長さを変えている。ここでは、複数の信号線S1は、回路番号1,3,5・・・の昇順に長さが順次短くなるように構成されている。つまり、回路番号1に相当する信号線S1が最も長い。複数の信号線S1は、回路番号1,3,5・・・の昇順に長さが順次長くなるように構成されてもよい。
同様に、第2ハーネスH2においても、複数の信号線S2は、図5に示すように、互いに異なる長さを有している。複数の信号線S2は、複数の第2分岐回路L12(電路)に付与された回路番号2,4,6・・・(図1参照)に応じて長さを変えている。ここでは、複数の信号線S2は、回路番号2,4,5・・・の昇順に長さが順次短くなるように構成されている。つまり、回路番号2に相当する信号線S2が最も長い。複数の信号線S2は、回路番号2,4,6・・・の昇順に長さが順次長くなるように構成されてもよい。
なお、例えば、最も短い信号線S1の先にある第2コネクタ212が、回路番号1(図1参照:一番左)の第1分岐回路L11に接続されることが適切でない場合、距離的に届かないように、信号線S1等の寸法関係が調整されていてもよい。
本変形例では、作業者は、「色」だけでなく「長さ」という情報で、更に直感的に各信号線S1(又はS2)の接続相手となる分岐回路L1を識別できる。特に、回路番号に応じて長さを順次変えているため、作業者は、どの回路番号の電流センサ8に接続するべきか、容易に識別できる。
ところで、基本例及び本変形例では、計測ユニット1が、分電盤4の右横に設置されている。そのため、回路番号1に設置される電流センサ8に接続される信号線S1が最も長い寸法を有している。しかし、仮に、計測ユニット1が、分電盤4の左横に設置されていれば、回路番号1に設置される電流センサ8に接続される信号線S1が最も短い寸法を有していることが好ましい。
また、基本例では、信号ケーブル2が第1ハーネスH1に相当することを想定して説明した。しかし、本変形例で、例えば信号ケーブル2が第1ハーネスH1における複数の信号線S1のうちの1本に相当し、他の信号線S1の全てが信号ケーブル3に相当すると想定すると、信号ケーブル2は、別の信号ケーブル3と長さで区別可能であると言える。要するに、本変形例は、変形例1に適用されてもよい。
(3.3)変形例3
区別要素は、色や長さに加えて、又は色や長さの代わりに、模様を含んでもよい。
図6は、変形例3の電力計測システム100Cの第1ハーネスH1(信号ケーブル2)の一部の信号線S1及び第2コネクタ212のみを示す。
本変形例では、複数の第2接続点P12は、模様で、互いに区別可能である。つまり、各第2コネクタ212には、互いに異なる模様が付与されている。各第2コネクタ212の模様は、プリント印刷、塗装、シールの貼着等により形成されている。ここでは、模様は、一例として、線状の模様であり、1本線、2本線、3本線・・・といように線の本数を順次変えている。また本変形例では、第2コネクタ212近傍における信号線S1に貼着されているラベルR3にも、模様が付与されている。模様は、作業者が容易に区別可能であるものが望ましい。
本変形例では、作業者は、「模様」という情報で、直感的に各信号線S1(又はS2)の接続相手となる分岐回路L1を識別できる。本変形例は、変形例1に適用されてもよい。また、模様は、第1接続点P11の側に適用されてもよい。
(3.4)変形例4
基本例の電力計測システム100では、L1相側に対応する箇所が暖色系に、L2相側に対応する箇所が寒色系に、それぞれ着色されているが、L1相側に対応する箇所が寒色系に、L2相側に対応する箇所が暖色系に、それぞれ着色されてもよい。
また基本例では、同系色(暖色系、寒色系)を括る基準が、L1相かL2相である。しかし、別の基準で、同系色を括ってもよい。例えば、上段左半分の4個の第1分岐回路L11を第1区画、上段右半分の4個の第1分岐回路L11を第2区画、下段左半分の4個の第2分岐回路L12を第3区画、下段右半分の4個の第2分岐回路L12を第4区画とし、各区画で同系色を括ってもよい。例えば、第1区画を暖色系、第2区画を(緑を含む)中性色系、第3区画を寒色系、第4区画を(紫を含む)中性色系で着色されてもよい。
また基本例では、第1ハーネスH1及び第2ハーネスH2の各々の下位側の箇所(第2コネクタ212等)が、互いに区別できるように同系色の中で濃淡に色分けされているが、全て同色のみであってもよい。例えば、第1ハーネスH1の複数の第2コネクタ212が全て赤色で、第2ハーネスH2の複数の第2コネクタ212が全て青色で統一されてもよい。
(3.5)変形例5
基本例では、分電盤4側の区別要素として、上段側(L1相側)の複数の第1分岐ブレーカ421に、暖色系が段階的に濃色から淡色に変えて着色されたラベルR2が貼着されている。また、下段側(L2相側)の複数の第2分岐ブレーカ422にも、寒色系が段階的に濃色から淡色に変えて着色されたラベルR2が貼着されている。しかし、分電盤4内における区別要素の配置場所は、分岐ブレーカ42に限定されない。
例えば、ラベルR2は、図7に示すように、分電盤4の筐体40の底401における、分岐ブレーカ42の周辺領域に貼着されてもよい。この場合、暖色系のラベルR2は、第1分岐ブレーカ421の真上の領域に、寒色系のラベルR2は、第2分岐ブレーカ422の真下の領域に、貼着されることが好ましい。
(4)利点
以上説明したように、第1の態様に係る信号ケーブル(2)は、複数のセンサ(電流センサ8)のうち少なくとも1つのセンサと、計測ユニット(1)との間における信号接続を行う。複数のセンサ(電流センサ8)は、分電盤(4)内の複数の電路(分岐回路L1)を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力する。計測ユニット(1)は、当該信号に基づいて物理量を計測する。信号ケーブル(2)は、計測ユニット(1)からセンサ(電流センサ8)までの間において、コネクタ接続により結線される、少なくとも1つの接続点(P1)を有する。信号ケーブル(2)は、接続点(P1)の側において、複数のセンサのうち少なくとも1つの別のセンサと計測ユニット(1)との間における信号接続を行う別の信号ケーブル(3)に対して、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで区別可能に構成されている。第1の態様によれば、電流センサ8と計測ユニット1との間における信号接続を行う信号ケーブル2(又は信号ケーブル3)を接続する作業時において、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
第2の態様に係る信号ケーブル(2)は、第1の態様において、接続点(P1)において、計測ユニット(1)の側、又はセンサ(電流センサ8)の側にあるコネクタ部(C1)と接続可能なケーブルコネクタ(21)を有することが好ましい。また、ケーブルコネクタ(21)は、コネクタ部(C1)に対して、同色又は同系色により接続相手として識別可能であることが好ましい。第2の態様によれば、作業者は、例えばラベル等に印字されている文字情報を見て識別する場合に比べて、より直感的にケーブルコネクタ(21)の接続相手を識別することができる。
第3の態様に係る信号ケーブル(2)に関して、第1の態様又は第2の態様において、接続点(P1)は、複数あることが好ましい。複数の接続点(P1)のうち少なくとも2つ接続点(P1)は、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで、互いに区別可能であることが好ましい。第3の態様によれば、信号ケーブル(2)に複数の接続点(P1)がある場合に、少なくとも2つ接続点(P1)に関しては、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
第4の態様に係る信号ケーブル(2)に関して、第3の態様において、複数の接続点(P1)の全てが、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで、互いに区別可能であることが好ましい。第4の態様によれば、信号ケーブル(2)に複数の接続点(P1)がある場合に、全ての接続点(P1)に関して、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
第5の態様に係る信号ケーブル(2)は、第4の態様において、複数のセンサ(電流センサ8)のうち2つ以上のセンサと、計測ユニット(1)との間における信号接続を行うケーブルハーネス(第1ハーネスH1)であることが好ましい。信号ケーブル(2)は、1つの第1接続点(P11)と、複数の接続点(P1)としての複数の第2接続点(P12)とを有することが好ましい。第1接続点(P11)では、計測ユニット(1)の側とコネクタ接続により結線されることが好ましい。複数の第2接続点(P12)では、上記2つ以上のセンサ(電流センサ8)の側と一対一でコネクタ接続により結線されることが好ましい。複数の第2接続点(P12)は、互いに異なる色により区別可能であり、かつ、第1接続点(P11)と同系色であることが好ましい。第5の態様によれば、信号ケーブル(2)がケーブルハーネス(第1ハーネスH1)であり、かつ、接続相手として2つ以上のセンサ(電流センサ8)が存在する場合であっても、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
第6の態様に係る信号ケーブル(2)は、第1〜第5の態様のいずれか1つにおいて、複数の信号線(S1)が束ねられたケーブルハーネス(第1ハーネスH1)であることが好ましい。信号ケーブル(2)は、複数のセンサ(電流センサ8)のうち2つ以上のセンサと、計測ユニット(1)との間における信号接続を行うことが好ましい。複数の信号線(S1)は、互いに異なる長さを有し、かつ、複数の電路(分岐回路L1)のうち2つ以上のセンサ(電流センサ8)にそれぞれ対応する2つ以上の電路に付与された番号に応じて長さを変えていることが好ましい。第6の態様によれば、作業者は、複数の電路(複数の回路)に対して、各信号線(S1)の「長さ」という情報だけで、より直感的に各信号線(S1)の接続相手となる電路を識別することができる。
第7の態様に係る信号ケーブル(2)に関して、第6の態様において、複数の信号線(S1)は、上記番号の昇順に長さが順次長くなる、又は短くなることが好ましい。第7の態様によれば、各信号線(S1)の接続相手となる電路を更に容易に識別することができる。
第8の態様に係る信号ケーブル(2)に関して、第1〜第7の態様のいずれか1つにおいて、計測ユニット(1)は、分電盤(4)の外部に設置されていることが好ましい。第8の態様によれば、分電盤(4)内のセンサ(電流センサ8)と、分電盤(4)外の計測ユニット(1)との間における信号接続を行う信号ケーブル2(又は信号ケーブル3)を接続する作業時において、誤配線の発生の抑制を図ることができる。
第9の態様に係る信号ケーブル(2)は、第1〜第8の態様のいずれか1つにおいて、第1ハーネス(H1)であることが好ましい。信号ケーブル(2)は、複数のセンサ(電流センサ8)のうち第1グループ(G1)を構成する2つ以上のセンサと、計測ユニット(1)との間における信号接続を行うことが好ましい。上記別の信号ケーブル(3)は、第2ハーネス(H2)であることが好ましい。上記別の信号ケーブル(3)は、複数のセンサ(電流センサ8)のうち第1グループ(G1)とは別の第2グループ(G2)を構成する2つ以上のセンサと、計測ユニット(1)との間における信号接続を行うことが好ましい。第1グループ(G1)に属するセンサは、複数の電路(分岐回路L1)のうち、第1相(L1相)及び第2相(L2相)のうちの一方に対応する電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力することが好ましい。第2グループ(G2)に属するセンサは、複数の電路(分岐回路L1)のうち、第1相(L1相)及び第2相(L2相)のうちの他方に対応する電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力することが好ましい。第9の態様によれば、作業者が、例えば、第1相(L1相)に対応する第1ハーネス(H1)を、第2相(L2相)に対応する第2ハーネス(H2)がコネクタ接続されるべき接続相手に、誤って接続してしまうことを抑制することができる。
第10の態様に係る電力計測システム(100、100A、100B、100C)は、第1〜第9の態様のいずれか1つの信号ケーブル(2)と、上記別の信号ケーブル(3)と、複数のセンサ(電流センサ8)と、計測ユニット(1)と、を備える。第10の態様によれば、誤配線の発生の抑制を図ることができる電力計測システム(100、100A、100B、100C)を提供できる。
100、100A、100B、100C 電力計測システム
1 計測ユニット
2 信号ケーブル
21 ケーブルコネクタ
3 別の信号ケーブル
4 分電盤
8 電流センサ(センサ)
L1 分岐回路(電路)
C1 コネクタ部
G1 第1グループ
G2 第2グループ
H1 第1ハーネス(ケーブルハーネス)
H2 第2ハーネス
P1 接続点
P11 第1接続点
P12 第2接続点
S1 信号線

Claims (10)

  1. 分電盤内の複数の電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力する複数のセンサのうち少なくとも1つのセンサと、前記信号に基づいて前記物理量を計測する計測ユニットとの間における信号接続を行う信号ケーブルであって、
    当該信号ケーブルは、前記計測ユニットから前記センサまでの間において、コネクタ接続により結線される、少なくとも1つの接続点を有し、
    当該信号ケーブルは、前記接続点の側において、前記複数のセンサのうち少なくとも1つの別のセンサと前記計測ユニットとの間における信号接続を行う別の信号ケーブルに対して、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで区別可能に構成されている、
    信号ケーブル。
  2. 前記接続点において、前記計測ユニットの側、又は前記センサの側にあるコネクタ部と接続可能なケーブルコネクタを有し、
    前記ケーブルコネクタは、前記コネクタ部に対して、同色又は同系色により接続相手として識別可能である、
    請求項1に記載の信号ケーブル。
  3. 前記接続点は、複数あり、
    複数の前記接続点のうち少なくとも2つ接続点は、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで、互いに区別可能である、
    請求項1又は2に記載の信号ケーブル。
  4. 複数の前記接続点の全てが、色、模様、及び長さのうち少なくとも1つで、互いに区別可能である、
    請求項3に記載の信号ケーブル。
  5. 当該信号ケーブルは、前記複数のセンサのうち2つ以上のセンサと、前記計測ユニットとの間における信号接続を行うケーブルハーネスであり、
    1つの第1接続点と、複数の前記接続点としての複数の第2接続点とを有し、
    前記第1接続点では、前記計測ユニットの側とコネクタ接続により結線され、
    前記複数の第2接続点では、前記2つ以上のセンサの側と一対一でコネクタ接続により結線され、
    前記複数の第2接続点は、互いに異なる色により区別可能であり、かつ、前記第1接続点と同系色である、
    請求項4に記載の信号ケーブル。
  6. 当該信号ケーブルは、前記複数のセンサのうち2つ以上のセンサと、前記計測ユニットとの間における信号接続を行う、複数の信号線が束ねられたケーブルハーネスであり、
    前記複数の信号線は、互いに異なる長さを有し、かつ、前記複数の電路のうち前記2つ以上のセンサにそれぞれ対応する2つ以上の電路に付与された番号に応じて長さを変えている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の信号ケーブル。
  7. 前記複数の信号線は、前記番号の昇順に長さが順次長くなる、又は短くなる、
    請求項6に記載の信号ケーブル。
  8. 前記計測ユニットは、前記分電盤の外部に設置されている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の信号ケーブル。
  9. 当該信号ケーブルは、前記複数のセンサのうち第1グループを構成する2つ以上のセンサと、前記計測ユニットとの間における信号接続を行う第1ハーネスであり、
    前記別の信号ケーブルは、前記複数のセンサのうち前記第1グループとは別の第2グループを構成する2つ以上のセンサと、前記計測ユニットとの間における信号接続を行う第2ハーネスであり、
    前記第1グループに属するセンサは、前記複数の電路のうち、第1相及び第2相のうちの一方に対応する電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力し、
    前記第2グループに属するセンサは、前記複数の電路のうち、前記第1相及び前記第2相のうちの他方に対応する電路を通過する電気に関する物理量に応じた信号をそれぞれ出力する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の信号ケーブル。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の信号ケーブルと、前記別の信号ケーブルと、前記複数のセンサと、前記計測ユニットと、を備えた、
    電力計測システム。
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