JP2017015586A - ロープ検査装置、および、ロープ検査システム - Google Patents

ロープ検査装置、および、ロープ検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】高SN比で、エレベータ等のワイヤロープの劣化を検査することを課題とする。【解決手段】ロープ検査装置1100は、互いに逆向きの交流磁場を発生する発振コイル(1)、発振コイル(2)と、それらの中間またはその近傍に検査対象のワイヤロープの周方向にずらして配置された複数の受信コイル(1)〜(16)と、複数の受信コイル(1)〜(16)の動作を切り替える切替部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、エレベータ等のワイヤロープの劣化を検査する技術に関する。
一般に、エレベータ等のワイヤロープは、鋼線から成る複数本の素線を撚り合わせた構造をしている。このワイヤロープを、負荷のかかる状態で長期間にわたって使用すると、劣化(破断等)する場合がある。そのため、ワイヤロープを定期的に検査する必要がある。
例えば、特許文献1では、エレベータのワイヤロープの探傷装置として、ワイヤロープを長手方向に磁化する一対の永久磁石と、ワイヤロープの長手方向に交流磁界を印加する励磁コイルと、一対の永久磁石の間に配置され、磁化されたワイヤロープからの漏洩磁束を検出する検出コイルと、を備え、検出コイルの出力信号に基づいて断線箇所を特定する技術が開示されている。
特開2012−103177号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、特許文献1の図1等からわかるように、2つの励磁コイルを直列に接続し、測定対象を飽和磁化まで磁化する強力な一対の永久磁石を用いなければ高SN比を実現できないという問題がある。また、飽和磁化状態で一定速度にて測定対象が移動した場合に生じる成分と、励磁周波数に等しい周波数の出力電圧の成分の振幅を検出した成分とが、両方同時に検出コイルに生じるため、検出した信号の相殺や、ノイズの増大などがあり、高SN比での劣化の検出が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、高SN比で、エレベータ等のワイヤロープの劣化を検査することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、ワイヤロープの劣化に関する検査データを生成するロープ検査装置であって、所定周波数の交流電流を発生する交流発生部と、検査対象の前記ワイヤロープの伸長方向にずらして配置され、前記交流発生部から受けた交流電流に基づいて、互いに逆向きの交流磁場を発生する第1発振コイル、第2発振コイルと、前記第1発振コイルと前記第2発振コイルの中間またはその近傍に、検査対象の前記ワイヤロープの周方向にずらして配置され、前記第1発振コイルおよび前記第2発振コイルから受けた磁場に基づく磁場波形を前記検査データとして出力する複数の受信コイルと、前記複数の受信コイルに接続される切替部と、前記複数の受信コイルが順次動作するように、前記切替部による前記複数の受信コイルの切り替えを行う制御部と、を備えることを特徴とする。その他の手段については後記する。
本発明によれば、高SN比で、エレベータ等のワイヤロープの劣化を検査することができる。
2つの発振コイルと1つの受信コイルを用いて検査対象(ワイヤロープ)の劣化に関する検査データを生成する原理の説明図である。 検査対象に破断がある場合の受信コイルに鎖交する磁束の向きの説明図である。 図2の場合の受信コイルに鎖交する磁束Φと破断箇所の位置との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係るロープ検査システムの全体構成を示すブロック図である。 ロープ検査装置の全体構成を示す概念図である。 上段は、受信コイルが出力する磁場波形を示す図である。下段は、上段の磁場波形から、最初の1周期分の雑音成分(ノイズ)を削除処理した後の波形を示す図である。 検査対象のワイヤロープの構成図である。 ロープ検査装置の構成例を示す斜視図である。 ロープ検査装置における発振コイル(1)、発振コイル(2)の取り付け状態を示す図である。 (a)は、第1受信コイル部の構成例を示す斜視図である。(b)は、(a)における回路部分の展開図である。(c)は、第2受信コイル部の構成例を示す斜視図である。 (a)は、ロープ検査装置を側面から見た場合の模式図である。(b)は、(a)において、第1受信コイル部用に発生させる第1発振コイル部および第2発振コイル部それぞれからの磁場強度の説明図である。(c)は、(a)において、第2受信コイル部用に発生させる第1発振コイル部および第2発振コイル部それぞれからの磁場強度の説明図である。 評価装置によるワイヤロープの劣化箇所を特定する検査処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のロープ検査装置を側面から見た場合の模式図である。 第3実施形態のロープ検査装置を側面から見た場合の模式図である。 第4実施形態のロープ検査装置を側面から見た場合の模式図である。 第5実施形態のロープ検査装置を側面から見た場合の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態において採用する、2つの発振コイルと1つの受信コイルを用いて検査対象(ワイヤロープ)の劣化に関する検査データを生成する原理について説明する。
図1に示すように、本実施形態では、検査対象Mと対向する位置に、発振コイル(1)(第1発振コイル)、受信コイル、発振コイル(2)(第2発振コイル)を、検査対象Mの伸長方向(図1の横方向)に一列に配置する。
発振コイル(1)、発振コイル(2)は、互いに逆向きの交流磁場を発生する。
受信コイルは、発振コイル(1)と発振コイル(2)の中間に位置し、発振コイル(1)および発振コイル(2)から受けた磁場に基づく磁場波形を検査データとして出力する。
発振コイル(1)から発生した磁力線B1,B2,B3は、検査対象Mを通過するが、検査対象Mから漏れて発振コイル(1)に戻る。このとき、発振コイル(1)に戻る磁力線B1,B2,B3の大きさは、検査対象Mの断面積や、高さh(検査対象Mから発振コイル(1)までの距離)に依存する。また、発振コイル(1)から近いほど磁力は強いので、磁力線B1,B2,B3の強さの大小関係は、B1>B2>B3となる。
同様に、発振コイル(2)から発生した磁力線B11,B12,B13は、検査対象Mを通過するが、検査対象Mから漏れて発振コイル(2)に戻る。また、磁力線B11,B12,B13の強さの大小関係は、B11>B12>B13となる。
ここで、図1の上向きの方向を磁力のプラスの方向とする。また、発振コイル(1)と発振コイル(2)が発生する交流磁場の強さは同等であるものとする。また、以下では、ある瞬間に、発振コイル(1)から発生する磁場は自身の内部を下向きに通過する方向に発生し、発振コイル(2)から発生する磁場は自身の内部を上向きに通過する方向に発生する場合を考える。
このとき、発振コイル(1)と受信コイルの間の位置では、磁力線B1と磁力線B13が相殺し合うが、磁力線B1のほうが強いので(B1+B13>0)、上向きの磁力線が残る。
また、発振コイル(2)と受信コイルの間の位置では、磁力線B3と磁力線B11が相殺し合うが、磁力線B11のほうが強いので(B3+B11<0)、下向きの磁力線が残る。
また、受信コイルでは、磁力線B2と磁力線B12が相殺し合い、磁力線B2と磁力線B12の強さは同等なので(B2+B12=0)、磁力線は残らない。したがって、検査対象Mが正常であれば(破断等の劣化がなければ)、受信コイルには電流が発生しない。
ここで、図2を参照して、検査対象Mに破断がある場合について説明する。以下では、受信コイルに鎖交する磁束をΦと表す。
図2(a)に示すように、検査対象Mにおいて発振コイル(1)と受信コイルの間の位置に破断があると、発振コイル(1)から発生して検査対象M内を通過している磁力線は破断箇所から多く上向きに出てしまうので、磁束Φ<0となる。
また、図2(b)に示すように、検査対象Mにおいてと受信コイルの真下の位置に破断があると、磁束Φ=0となる。
また、図2(c)に示すように、検査対象Mにおいて受信コイルと発振コイル(2)の間の位置に破断があると、磁束Φ>0となる。
このとき、受信コイルに鎖交する磁束Φと破断箇所の位置との関係は、おおよそ図3に示すようになる。
したがって、受信コイルから出力される電流(磁場波形)の経時的変化に基づいて、検査対象Mにおける破断等の劣化箇所を特定することができる。つまり、検査対象Mの劣化箇所では、受信コイルから出力される磁場波形が大きく上下する。よって、このような構成および原理に基づくことにより、特に永久磁石を用いることなく、高SN比で、検査対象Mの劣化に関する検査データを生成することができる。
なお、発振コイル(1)と発振コイル(2)が発生する交流磁場の強さが同等であるものとすると、受信コイルの位置がそれらの中間からどちらかにずれると、検査対象Mが正常であっても(破断等の劣化がなくても)、受信コイルに鎖交する磁束Φは0にならない。しかし、受信コイルの位置がそれらの中間からどちらかにずれている場合であっても、受信コイルから出力される電流の増幅や処理の限界の範囲内であれば、発振コイル(1)と発振コイル(2)が発生する交流磁場の一方が他方よりも強くなるように調整して対応する(磁束Φ=0にする)ことができる。したがって、受信コイルは、必ずしも発振コイル(1)と発振コイル(2)の厳密な中間に配置されていなくてもよく、中間の近傍に配置されていてもよい。また、受信コイルの位置のそれらの中間からのずれが微少である場合は、発振コイル(1)と発振コイル(2)が発生する交流磁場の強さが同等なまま(磁束Φ≒0)でも、有効な検査データを得ることができる。
また、本実施形態では、複数の受信コイルを検査対象のワイヤロープの周方向にずらして配置し、複数の受信コイルでワイヤロープの周方向全体をカバーできるようにする。これにより、ワイヤロープの周方向全体に関する検査を一度に行うことができる(詳細は後記)。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態に係るロープ検査システムの全体構成について説明する。図4に示すように、ロープ検査システム1000は、ロープ検査装置1100と、評価装置1200と、操作入力部1300と、表示部1400と、を含んで構成される。
ロープ検査装置1100は、エレベータ等のワイヤロープの劣化に関する検査データを生成する。
評価装置1200は、ロープ検査装置1100から受信した検査データに基づいてワイヤロープの劣化箇所を特定する検査処理を実行する。
操作入力部1300は、キーボード、マウスなどの情報入力手段である。
表示部1400は、検査結果(検査データの解析結果)などを表示するLCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどである。
ロープ検査装置1100は、センサ部1500およびセンサ部1510と、切替部1111と、交流発生部1120と、増幅・フィルタ部1130と、アナログデジタル(AD)変換部1150と、時間調整・検波部1160と、ダウンサンプリング部1170と、メモリ部1180と、データ通信部1190と、を備えて構成される。
センサ部1500は、交流磁場を発生する発振コイル(1)1501と、8個の受信コイル(1)〜(8)1511によって構成される。なお、発振コイル(1)1501は、図1に示す発振コイル(1)であり、以下、符号「1501」の記載を省略する場合がある。また、受信コイル(1)〜(8)1511は、それぞれが図1に示す受信コイルであり、以下、符号「1511」の記載を省略し、受信コイル(1)、受信コイル(1)〜(8)、受信コイル等と記載する場合がある。
センサ部1510は、交流磁場を発生する発振コイル(2)1502と、8個の受信コイル(9)〜(16)1512によって構成される。なお、発振コイル(2)1502は、図1に示す発振コイル(2)であり、以下、符号「1502」の記載を省略する場合がある。また、受信コイル(9)〜(16)1512は、それぞれが図1に示す受信コイルであり、以下、符号「1512」の記載を省略し、受信コイル(9)、受信コイル(9)〜(16)等と記載する場合がある。
発振コイル(1)、発振コイル(2)は、ロープ検査装置1100において、検査対象のワイヤロープの伸長方向にずらして配置され、交流発生部1120から受けた交流電流に基づいて、互いに逆向きの交流磁場を発生する(図8参照)。
受信コイル(1)〜(8)、(9)〜(16)は、発振コイル(1)と発振コイル(2)の中間の近傍に、検査対象のワイヤロープの周方向にずらして配置され、発振コイル(1)および発振コイル(2)から受けた磁場に基づく磁場波形を検査データとして出力する(図8、図10参照)。
図5に示すように、発振コイル(1)、発振コイル(2)には、1つの交流発生部1120が接続されている。発振コイル(1)、発振コイル(2)は、交流発生部1120からの交流電流(例えば20kHz)に基づいて、互いに逆向きの交流磁場を発生させる。なお、発振コイル(1)、発振コイル(2)に互いに逆向きの交流磁場を発生させるには、例えば、それぞれのコイルの巻回方向を逆向きにしておけばよい。
交流発生部1120は、所定周波数の交流電流を発生するものであり、制御部1140によって、電流を流すタイミングを制御される。具体的には、省電力にするため、制御部1140は、図6のT3の時間帯は交流発生部1120による発振動作を停止させる(詳細は後記)。また、交流発生部1120が発生する信号は時間調整・検波部1160の検波動作の参照信号3100として使用される。
また、制御部1140は、切替部1111を制御するための切替信号3101を発生する。切替信号3101によって切替部1111は切り替え動作する。
また、16個の受信コイル(1)〜(16)は、切替部1111を介して増幅・フィルタ部1130に接続され、増幅・フィルタ部1130からの出力信号は、AD変換部1150によってデジタル信号に変換され、時間調整・検波部1160にそのデジタル信号が伝達される。なお、アナログデジタル変換部1150によるアナログデータのデジタルデータ化によって、その後の処理(ダウンサンプリングなど)が容易になる。時間調整・検波部1160では、受信コイルで検出された磁場波形のうち、切替部1111による切り替え直後の所定周期分の磁場波形(ノイズ部分)を削除する処理を行う(図6で詳細を説明)。
また、各受信コイルの磁場波形における削除処理の時間帯は、制御部1140によって正確に制御される。この削除処理のあと、時間調整・検波部1160は、参照信号3100を用いて全波整流処理およびフィルタ処理(主に、低域通過フィルタ(LPF)による処理)を行う。次に、時間調整・検波部1160で処理されたデジタル信号は、ダウンサンプリング部1170によって、アナログデジタル変換部1150でのサンプリング周波数(例えば200kHz)の1000分の1程度のサンプリング周波数(例えば200Hz)の粗いデータへと変換(ダウンサンプリング)される。これにより、データ全体の容量を小さくすることができる。
ダウンサンプリング部1170によって変換されたデータは、メモリ部1180に記憶され、データ通信部1190から出力信号3200として出力される。データ量が小さいので、データ通信部1190は、複数の受信コイルに関するデータを、無線または有線により、評価装置1200に送信することができる。
次に、図6を参照して、受信コイルの切替の時間間隔等について説明する。図6において、上段(上半分)は受信コイルが出力する磁場波形を示す図であり、下段(下半分)は上段の磁場波形から最初の1周期分の雑音成分(ノイズ)を削除処理した後の波形を示す図である。
各受信コイルには、時間幅T1(例えば50μs(200kHz))の間、交流電流が流される。時間幅T2は、例えば、100Hz程度のサンプリング時間である10msとする(つまり、時刻1と時刻2の時間幅は10msとなる)。時間幅T3は「時間幅T2−時間幅T1×16」であり、時間幅T3の間は交流発生部1120から発振コイル(1)、発振コイル(2)への電流を停止する制御を制御部1140(図5)で行う。これらの時間幅の関係は、T1<<T2、T1×16<<T3、T2≒T3である(図6では、作図の都合上、それらの関係を正確に表記していない)。したがって、時間幅T2の中の大半の時間を占める時間幅T3の間、交流発生部1120から発振コイル(1)、発振コイル(2)への電流を停止する制御により消費電流を抑えることができ、省電力を実現することができる。
一方、16個の受信コイル(1)〜(16)について、順次、切替部1111(図5)による接続が切り替えられ、増幅・フィルタ部1130(図5)に信号が入力される。図6の上段に示すように、各磁場波形5100は最初の部分にノイズが混入してしまっている。この受信ノイズは、受信コイルを切り替える切替部1111(図5)によって接続が切り替えられことにより発生するノイズである。
ここで、時間調整・検波部1160の時間調整機能によって、受信コイルで検出されたノイズ成分を削除する処理について説明する。交流発生部1120で発生した交流電流が流れる発振コイル(1)、発振コイル(2)によって誘起された磁場は、各受信コイルで検出される。前記したように、このとき、受信コイルは切替部1111(図5)によって接続が順次切り替えられるため、切替ノイズが発生する。図6の下段のノイズ削除処理後の波形5200は、最初の1周期分を削除し、残りの3周期分の時間幅T4を信号成分として検出した例である。このノイズ削除処理は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を搭載しているマイコン(時間調整・検波部1160)により動作させることが可能である。
次に、図4に示す評価装置1200の説明の前に、ロープ検査装置1100の構成例などについて説明する。
図7に示すように、検査対象であるワイヤロープ100は、鋼線から成る複数本の素線を撚り合わせた構造をしている。より具体的には、ワイヤロープ100は、数本の素線を撚り合わせたストランド(小縄)を例えば6本、心綱の周りに撚り合わせた構造をしている。
続いて、ロープ検査装置1100の構成例について説明する。図8に示すように、ロープ検査装置1100は、主な構成として、本体部1、第1発振コイル部11、第2発振コイル部12、第1受信コイル部21、第2受信コイル部22を備えている。
本体部1は、図4に示す交流発生部1120、増幅・フィルタ部1130、アナログデジタル(AD)変換部1150、時間調整・検波部1160、ダウンサンプリング部1170、メモリ部1180、データ通信部1190等を備えているが、図8ではそれらの図示を省略している。また、本体部1には前記の全ての構成要素を入れる必要はなく、例えば、本体部1にはそれらのうち増幅・フィルタ部1130のみが配置してあり、それ以外の交流発生部1120、時間調整・検波部1160、ダウンサンプリング部1170、メモリ部1180、データ通信部1190等は別の回路装置として本体部1の外部に別ユニット(図面記載無し)として、構成することができ、この別ユニットは配線を介して本体部1と接続される構成としてもよい。以上のように、前記別ユニット内部の回路構成は、回路の消費電力や、ノイズの観点から最適な配置が可能である。
第1発振コイル部11は、検査対象のワイヤロープの通路の内壁面(断面が半円形)に発振コイル(1)を備えている(図9参照)。
第2受信コイル部21は、検査対象のワイヤロープの通路の内壁面(断面が半円形)に発振コイル(2)を備えている(図9参照)。
第1受信コイル部21は、検査対象のワイヤロープの通路の内壁面(断面が半円形)に受信コイル(1)〜(8)を備えている。具体的には、図10(a)(b)に示すように、第1受信コイル部21は、配線211と、端子212、213、受信コイル(1)〜(8)を含む回路と、を備えている。このように、複数の受信コイル(1)〜(8)を検査対象のワイヤロープの周方向にずらして配置することで、複数の受信コイル(1)〜(8)で検査対象のワイヤロープの周方向の上半分をカバーすることができる。
同様に、図8に示すように、第2受信コイル部22は、検査対象のワイヤロープの通路の内壁面(断面が半円形)に受信コイル(9)〜(16)を備えている。具体的には、図10(c)に示すように、第2受信コイル部22では、受信コイル(9)〜(16)を検査対象のワイヤロープの周方向にずらして配置することで、複数の受信コイル(9)〜(16)でワイヤロープの周方向の下半分をカバーすることができる。
このようにして、受信コイル(1)〜(16)により、ワイヤロープの周方向全体に関する検査を一度に行うことができる。
図11(a)は、ロープ検査装置1100を側面から見た場合の模式図である。ここで、第1受信コイル部21は、第1発振コイル部11と第2発振コイル部12の中間よりも第1発振コイル部11側に寄って配置されている。また、第2受信コイル部22は、第1発振コイル部11と第2発振コイル部12の中間よりも第2発振コイル部12側に寄って配置されている。
この場合、第1発振コイル部11における発振コイル(1)と第2発振コイル部12における発振コイル(2)の磁場強度が同じであると、第1受信コイル部21の受信コイル(1)〜(8)には発振コイル(1)からの磁場が強く作用してしまい、また、第2受信コイル部22の受信コイル(9)〜(16)には発振コイル(2)からの磁場が強く作用してしまう。
そこで、図11(b)に示すように、第1受信コイル部21用には、発振コイル(1)の発生する磁場が、発振コイル(2)の発生する磁場よりも小さくなるように、制御部1140によって調整する。
また、図11(c)に示すように、第2受信コイル部22用には、発振コイル(2)の発生する磁場が、発振コイル(1)の発生する磁場よりも小さくなるように、制御部1140によって調整する。
このような調整によって、第1受信コイル部21の受信コイル(1)〜(8)と第2受信コイル部22の受信コイル(9)〜(16)において生成する検査データの精度を高くすることができる。
なお、図8、図10(a)からわかるように、第1受信コイル部21における受信コイル(1)〜(4)と受信コイル(5)〜(8)では、発振コイル(1)、発振コイル(2)それぞれからの距離が若干異なる。したがって、受信コイル(1)〜(4)が作動するときと、受信コイル(5)〜(8)が作動するときで、発振コイル(1)、発振コイル(2)の磁場強度の関係を同様に調整してもよいが、当該距離の相違は微少であるので当該磁場強度の関係を調整しなくてもよい。第2受信コイル部22における受信コイル(9)〜(12)と受信コイル(13)〜(16)についても同様である。
図4に戻って、評価装置1200について説明する。評価装置1200は、ロープ検査装置1100から受信した検査データに基づいてワイヤロープの劣化箇所を特定する検査処理を実行するコンピュータ装置である。評価装置1200は、データ入力部1210と、データ処理部1220と、信号制御手段1230と、出力処理手段1240と、記憶部1250と、制御部1260と、を含んで構成される。また、本実施形態において、検査データとは、ロープ検査装置1100の受信コイルから評価装置1200のデータ入力部1210に到るまでのすべての段階のデータが該当するものとする。
データ入力部1210は、ロープ検査装置1100のデータ通信部1190から出力信号(検査データ)を入力する。
データ処理部1220は、データ入力部1210から送給され制御部1260を通して得られた出力信号(検査データ)に基づいて、検査処理を行う(詳細は図12で後記)。検査結果等の情報は適宜、記憶部1250に格納される。また、データ処理部1220では、受信コイル(1)〜(16)の検出感度を補正することができる。具体的には、例えば、各受信コイルの検出感度をダミーのサンプルなどを用いて計測しておき、その結果から、全ての受信コイルが同じ検出感度になるように個別に感度補正の値を記録しておき、前記の記録情報を用いて、感度補正を行えばよい。
信号制御手段1230(図4参照)は、操作入力部1300から送給される操作信号に応じて、ロープ検査装置1100との通信における信号の制御を行う。
出力処理手段1240は、表示部1400に、検査結果等を、グラフやテーブルの形式を適宜用いて視覚的に理解しやすい表示形式で表示させるための処理を行う。
記憶部1250は、データ処理部1220が処理したデータなどを保存する。
制御部1260(図4参照)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などによって構成され、データの受け渡しや演算処理などの制御を行う。
なお、データ処理部1220、信号制御手段1230、出力処理手段1240は、記憶部1250に格納されたプログラムやデータを制御部1260にロードして、演算処理を実行することによって実現される。
次に、図12を参照して、評価装置1200のデータ処理部1220による検査処理について説明する(適宜図4等も参照)。この検査処理は各受信コイルによる検査データそれぞれについて行うが、ここでは、1つの受信コイルからの検査データについて行う場合について説明する。したがって、受信コイルが16個ある場合は、全ての受信コイルの検査データに図12の検査処理を行う。また、全ての受信コイルの検査処理の結果を一つに統合することもできる。
まず、データ処理部1220は、ロープ検査装置1100からの検査データを記憶部1250から取得する(ステップS1)。ここで、グラフG1に表示した波形が検査データの例である。検査対象のワイヤロープ100は、前記したように、ストランド(小縄)を複数本、心綱の周りに撚り合わせた構造をしている(図7参照)。したがって、ワイヤロープ100に劣化(破断等)がなくても、波形は、大きな周期の波の中に小さな周期の波を有する形状となる。
そこで、次に、データ処理部1220は、フィルタ処理を行う(ステップS2)。このフィルタ処理では、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)によって前記した大きな周期の波を特定し、その大きな周期の波を検査データの波形から減算する。これにより、波形を、ワイヤロープ100に劣化(破断等)がなければかなり平坦なものにすることができる。このフィルタ処理を行った後の波形は、グラフG2に示す通りである。
次に、データ処理部1220は、強調処理を行う(ステップS3)。強調処理とは、検査データにおける劣化箇所に対応する部分を強調するための処理であり、例えば、各波形値を2乗することにより実行することができる。この強調処理を行った後の波形は、グラフG3に示す通りである。
次に、データ処理部1220は、所定時間幅(例えば、0.5msや100ms程度)ごとにステップS5〜ステップS7の処理を繰り返す(ステップS4〜ステップS8)。
データ処理部1220は、所定時間幅の波形について、閾値を超えた波形値があるか否かを判定し(ステップS5)、Noの場合は正常と判定し(ステップS6)、Yesの場合は異常と判定する(ステップS7)。グラフG4に示す通り、閾値を超えた波形値があれば、異常と判定する。
ステップS4〜ステップS8の処理が検査データ全体について終了すると、データ処理部1220は、検査結果を表示部1400に表示する(ステップS9)。この検査結果の表示は、各受信コイルごとに行ってもよいし、すべての受信コイルのうち1つにでも異常があったらそのワイヤロープ100の伸長方向位置とともに異常がある旨を表示するようにして行ってもよい。また、結果表示は、グラフG4のような波形によって行ってもよいし、劣化箇所がある部分をそのワイヤロープ100の伸長方向位置とともに赤で表示してそれ以外の部分を黄色で表示する等によるカラーマップ表示により行ってもよい。
このように、本実施形態のロープ検査装置1100によれば、互いに逆向きの交流磁場を発生する発振コイル(1)、発振コイル(2)と、それらの中間またはその近傍に検査対象のワイヤロープ100の周方向にずらして配置された複数の受信コイル(1)〜(16)と、を用いることで、特に永久磁石を用いることなく(その分、サイズ、コストをダウン可能)、高SN比で、エレベータ等のワイヤロープの劣化を検査することができる。
また、切替部1111によって複数の受信コイル(1)〜(16)の動作を切り替えることで、発振コイルが2つ、交流発生部1120が1つで済み、回路規模を小さくすることができるので、省電力、低コスト、コンパクト化を実現できる。
また、図11(b)(c)に示すように、第1受信コイル部21用と第2受信コイル部22用で、発振コイル(1)の発生する磁場と、発振コイル(2)の発生する磁場の大きさを調整することで、第1受信コイル部21と第2受信コイル部22において生成する検査データの精度を高くすることができる。
また、図6に示すように、複数の受信コイルそれぞれから得た磁場波形のうち、切替部1111による切り替え直後の所定周期分の切替ノイズを削除することで、SN比をさらに高めることができる。
また、評価装置1200が、ロープ検査装置1100から受信した検査データに基づいて検査処理を実行することによって、ワイヤロープ100の劣化箇所を特定することができる。
(第2実施形態)
図13に示すように、第2実施形態のロープ検査装置1100では、図の左から順番に、第1発振コイル部11、第1受信コイル部21、第3発振コイル部13、第2受信コイル部22、第2発振コイル部12を配置する。
そして、第1発振コイル部11と第3発振コイル部13から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第1受信コイル部21で受信する。
また、第3発振コイル部13と第2発振コイル部12から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第2受信コイル部22で受信する。
これらの2セットごとに、検出処理を切り替える。
このような構成にすれば、第1受信コイル部21が第1発振コイル部11と第3発振コイル部13の中間に位置し、第2受信コイル部22が第3発振コイル部13と第2発振コイル部12の中間に位置することから、図11(b)(c)に示すような磁場強度の調整が不要となり、検査データの精度を高めることができる。
(第3実施形態)
図14に示すように、第3実施形態のロープ検査装置1100では、第1発振コイル部11と第2発振コイル部12の中間の位置に、上下に第1受信コイル部21と第2受信コイル部22を配置する。
そして、第1発振コイル部11と第2発振コイル部12から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第1受信コイル部21で受信する。
また、第1発振コイル部11と第2発振コイル部12から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第2受信コイル部22で受信する。
これらの2セットごとに、検出処理を切り替える。
このような構成にすれば、ロープ検査装置1100の全体をコンパクト化することができるとともに、第1受信コイル部21、第2受信コイル部22の両方が第1発振コイル部11と第2発振コイル部12の中間に位置することから、図11(b)(c)に示すような磁場強度の調整が不要となり、検査データの精度を高めることができる。
(第4実施形態)
図15に示すように、第4実施形態のロープ検査装置1100では、上側に、左から順に第1発振コイル部11、第1受信コイル部21、第3発振コイル部13を配置し、下側に、左から順に第4発振コイル部14、第2受信コイル部22、第2発振コイル部12を配置する。
そして、第1発振コイル部11と第3発振コイル部13から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第1受信コイル部21で受信する。
また、第4発振コイル部14と第2発振コイル部12から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第2受信コイル部22で受信する。
これらの2セットごとに、検出処理を切り替える。
このような構成にすれば、上下2セットごとに、発振コイルと受信コイルの水平位置が揃っているので、水平位置がずれていることに起因する検査誤差の発生を回避することができる。また、図11(b)(c)に示すような磁場強度の調整が不要となる。
(第5実施形態)
図16に示すように、第5実施形態のロープ検査装置1100では、上側に、左から順に第1発振コイル部11、第1受信コイル部21、第2発振コイル部12を配置し、下側に並べて、左から順に第3発振コイル部13、第2受信コイル部22、第4発振コイル部14を配置する。
そして、第1発振コイル部11と第2発振コイル部12から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第1受信コイル部21で受信する。
また、第3発振コイル部13と第4発振コイル部14から互いに逆向きの交流磁場を発生し、それらの磁場を第2受信コイル部22で受信する。
これらの2セットごとに、検出処理を切り替える。
このような構成にすれば、上下2セットごとに、発振コイルと受信コイルの水平位置が揃っているので、水平位置がずれていることに起因する検査誤差の発生を回避することができる。また、図11(b)(c)に示すような磁場強度の調整が不要となる。さらに、第4実施形態の場合に比べて、ロープ検査装置1100の全体をコンパクト化することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
例えば、受信コイルの個数は、受信コイル部1つあたり8個でなくてもよく、他の個数であってもよい。
また、図12のステップS2は、デジタルフィルタにより行ってもよい。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 本体部
11 第1発振コイル部
12 第2発振コイル部
13 第3発振コイル部
14 第4発振コイル部
21 第1受信コイル部
22 第2受信コイル部
100 ワイヤロープ
1000 ロープ検査システム
1100 ロープ検査装置
1111 切替部
1120 交流発生部
1130 増幅・フィルタ部
1140 制御部
1150 アナログデジタル変換部
1160 時間調整・検波部
1170 ダウンサンプリング部
1180 メモリ部
1190 データ通信部
1200 評価装置
1210 データ入力部
1220 データ処理部
1230 信号制御手段
1240 出力処理手段
1250 記憶部
1260 制御部
1300 操作入力部
1400 表示部
1500 センサ部
1501 発振コイル(1)
1511 受信コイル(1)〜(8)
1510 センサ部
1502 発振コイル(2)
1512 受信コイル(9)〜(16)
M 検査対象

Claims (4)

  1. ワイヤロープの劣化に関する検査データを生成するロープ検査装置であって、
    所定周波数の交流電流を発生する交流発生部と、
    検査対象の前記ワイヤロープの伸長方向にずらして配置され、前記交流発生部から受けた交流電流に基づいて、互いに逆向きの交流磁場を発生する第1発振コイル、第2発振コイルと、
    前記第1発振コイルと前記第2発振コイルの中間またはその近傍に、検査対象の前記ワイヤロープの周方向にずらして配置され、前記第1発振コイルおよび前記第2発振コイルから受けた磁場に基づく磁場波形を前記検査データとして出力する複数の受信コイルと、
    前記複数の受信コイルに接続される切替部と、
    前記複数の受信コイルが順次動作するように、前記切替部による前記複数の受信コイルの切り替えを行う制御部と、を備える
    ことを特徴とするロープ検査装置。
  2. 前記制御部は、
    前記複数の受信コイルのうち、前記第1発振コイルと前記第2発振コイルの中間から一方にずれて配置されている受信コイルに対して、
    前記第1発振コイルおよび前記第2発振コイルのうち、当該受信コイルに近い一方が発生する交流磁場が、他方が発生する交流磁場よりも小さくなるように、前記第1発振コイルおよび前記第2発振コイルから発生する交流磁場の大きさを調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
  3. 前記複数の受信コイルに、前記切替部を介して接続される増幅・フィルタ部と、
    前記増幅・フィルタ部に接続され、前記交流発生部からの参照信号を用いて検波を行う検波部と、をさらに備え、
    前記検波部は、前記複数の受信コイルそれぞれから得た磁場波形のうち、前記切替部による切り替え直後の所定周期分を削除する
    ことを特徴とする請求項1に記載のロープ検査装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロープ検査装置と、
    前記ロープ検査装置から受信した検査データに基づいて、前記ワイヤロープの劣化箇所を特定する検査処理を実行する評価装置と、
    を備えることを特徴とするロープ検査システム。
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