JP2007239513A - Egrガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 EGRガスの排熱エネルギを有効に利用しつつ過給機の駆動力不足、すなわち過給圧不足を補うことができるようにする。
【解決手段】 排気ガスをEGRガス路(28)を通してEGRガスとして再吸気させるEGRシステムと、エンジン排気ガス路(10)を通して排気される排気ガスにより回転駆動されて吸気を過給する過給機(12)とを備えたエンジン(2)に使用されるものであって、EGRガス路を通るEGRガスの熱エネルギを用いてランキンサイクル作動媒体を気化させる熱交換手段(30)と、この熱交換手段が気化したランキンサイクル作動媒体によって回転駆動されて発生した回転力により上記過給機の過給圧を高めるランキンサイクル用タービン(32)とを有するランキンサイクルシステムを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、EGRシステムと排気ガス駆動の過給機とを備えたエンジンに使用されて好適な、EGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置に関する。
従来、例えば、トラック等の車両に搭載されるエンジンのEGRシステムは、エンジンの排気ガスの一部を再度エンジンに吸気させ、吸気中の酸素濃度を低下させることによりエンジンの燃焼温度を下げて、主にNOX の低減を図るものである。
特に、近年におけるディーゼルエンジン等のNOX 低減対策として極めて重要なシステムであり、排気ガスのうちEGRガスとしてエンジンに再給気させる割合はますます増大している。将来的には、最大時にエンジンの排気ガスの約60%がEGRガスとしてエンジンに再吸気されるようになることも想定される。
しかしながら、このEGRガスは、エンジン吸気前にEGRクーラによってエンジン冷却水との熱交換を行い、適温にまで冷却される。この場合、EGRガスから排出される多量の熱エネルギをエンジンラジエータによって放出しなければならず、将来の高EGR化を考えた場合、エンジンラジエータを大型化しなければならないという問題が生じる。この高EGR化に伴うラジエータの大型化は、エンジン収納スペースとの関係で、特に車両用エンジンにおいて極めて重要な問題である。
また、エンジンラジエータからの排熱は大気への無駄な熱エネルギの放出であり、環境問題としても重要である。このため、EGRガスの熱エネルギを単に大気へ放出するのではなく、それを他のシステムの熱源等として有効利用するため、種々の装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この一方、エンジンの排気ガス駆動の過給機を備えたエンジンでは、エンジンの排気ガスの熱エネルギを利用して吸気圧を高め、それによってエンジン出力の増大を図るものである。しかしながら、上述のように、将来的には最大時にエンジンの排気ガスの約60%がEGRガスとしてエンジンに再吸気されることを考慮すると、この過給機を駆動させる熱エネルギが減少して駆動力不足、すなわち過給圧不足が発生する恐れがある。
特開平7−180620号公報
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、高EGR化に伴う過給機の駆動力不足及びエンジンラジエータの大型化の問題を同時に解決するものであって、EGRガスの排熱エネルギを有効に利用しつつ過給機の駆動力不足、すなわち過給圧不足を補うことができる、EGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置を提供することを課題とする。
上述の課題を解決するために、本発明が採用する手段は、排気ガスをEGRガス路を通してEGRガスとして再吸気させるEGRシステムと、エンジン排気ガス路を通して排気される排気ガスにより回転駆動されて吸気を過給する過給機とを備えたエンジンに使用されるものであって、EGRガス路を通るEGRガスの熱エネルギを用いてランキンサイクル作動媒体を気化させる熱交換手段と、この熱交換手段が気化したランキンサイクル作動
媒体によって回転駆動されて発生した回転力により上記過給機の過給圧を高めるランキンサイクル用タービンとを有するランキンサイクルシステムを備えたEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置を提供することにある。
このように、本発明のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置によれば、ランキンサイクルシステムの熱交換手段が、EGRガス路を通るEGRガスの熱エネルギを用いてランキンサイクル作動媒体を気化させ、この熱交換手段が気化したランキンサイクル作動媒体によって回転駆動されるランキンサイクル用タービンがその回転力により過給機の過給圧を高めるから、例えば、高EGR化によって過給機の駆動力不足が発生した場合にも、多量に使用するEGRガスがその熱エネルギによって過給機の駆動力不足、すなわち過給圧不足を補うという、いわば自己完結型の優れた作用を奏する。
これと共に、EGRガスは熱交換手段を通ることによりランキンサイクル作動媒体との間で熱交換を行って温度低下するから、EGRガスのエンジン冷却水による冷却が不要になり、あるいは、仮にEGRガスのエンジン冷却水による追加冷却が必要になった場合にも、エンジンラジエータへの負担が大幅に減少し、その大型化が確実に防止される。
好ましくは、上記熱交換手段は、EGRガス路を通るEGRガスによってランキンサイクル作動媒体を気化させる第1のランキンサイクル熱交換器を備える。
このようなランキンサイクル熱交換器を配設すれば、具体的にEGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行なう従来のEGRガス熱交換器を排除することが可能となる。これにより、エンジン冷却水システム、特にその配管等が単純化され、大幅なコスト削減を図ることができる。
又は、熱交換手段は、EGRガス路を通るEGRガスによってエンジン冷却水を加熱するEGRガス熱交換器と、EGRガス熱交換器によって加熱されたエンジン冷却水によりランキンサイクル作動媒体を気化させる第2のランキンサイクル熱交換器とを備える。
このようにすれば、EGRガスとエンジン冷却水との間で熱交換を行なう従来のEGRガス熱交換器をそのまま利用する一方、エンジン冷却水とランキンサイクル作動媒体との間で熱交換を行なう第2のランキンサイクル熱交換器を追加装備するだけで、上記熱交換手段を簡易に構築することができる。
例えば、上述のランキンサイクル用タービンは、その回転軸が上記過給機の回転軸に連結されてこの過給機の回転駆動力を補助するタービンである。このように、過給機の回転駆動力を直接補助するタービンが、過給機の過給圧を高めるためのものとして構造的に簡易であり、効率的にも優れている。
本発明のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置は、排気ガスをEGRガス路を通してEGRガスとして再吸気させるEGRシステムと、エンジン排気ガス路を通して排気される排気ガスにより回転駆動されて吸気を過給する過給機とを備えたエンジンに使用されるものであって、EGRガス路を通るEGRガスの熱エネルギを用いてランキンサイクル作動媒体を気化させる熱交換手段と、この熱交換手段が気化したランキンサイクル作動媒体によって回転駆動されて発生した回転力により上記過給機の過給圧を高めるためのランキンサイクル用タービンとを有するランキンサイクルシステムを備えるから、高EGR化に伴う過給機の駆動力不足及びエンジンラジエータの大型化の問題を同時に解決するものであって、EGRガスの排熱エネルギを有効に利用しつつ過給機の駆動力不足、すなわち過給圧不足を補うことができる、という優れた効果を奏する。
本発明に係るEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置の発明を実施するための最良の形態を、図1ないし図5を参照して詳細に説明する。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1に示すように、エンジン2の吸気側にインテークマニホールド4が、排気側にはエクゾーストマニホールド6がそれぞれ接続される。インテークマニホールド4はエンジン吸気路8に、エクゾーストマニホールド6はエンジン排気ガス路10にそれぞれ接続される。
エンジン2には、吸気を加圧するのため排気タービン過給機12が配設され、過給機12のコンプレッサ14が上述の吸気路8に介挿され、タービン16が上述のエンジン排気ガス路10に介挿される。コンプレッサ14とタービン16は、回転軸15により連結される。
すなわち、過給機12は、エンジン排気ガス路10を通して排気されるエンジン2の排気ガスによりそのタービン16が回転駆動され、回転軸15を介してタービン16に連結されるコンプレッサ14が吸気を過給する。このコンプレッサ14で過給されて温度上昇した吸気は、インタークーラ18で空気冷却されて温度が低下した後、インテークマニホールド4を通してエンジン2へ供給される。一方、過給機12のタービン16を出たエンジン2の排気ガスは、図示しない大気汚染物質除去のための後処理装置や消音のためのマフラー等を通して大気中へ排気される。
エンジン2とエンジンラジエータ20との間にはエンジン冷却水路22が配設され、エンジン2の出口側にはサーモスタット24が、エンジンラジエータ20の出口側には冷却水ポンプ26がそれぞれ配設される。すなわち、エンジンラジエータ20によって空気冷却されたエンジン冷却水は、冷却水ポンプ26によって加圧されてエンジン2のシリンダヘッドへ送られて、エンジン2の冷却を行なう。
エンジン2の冷却によって温度上昇したエンジン冷却水はサーモスタット24に入り、このサーモスタット24の作動により、エンジン冷却水温度が所定温度以下の場合にはそのまま冷却水ポンプ26に送られて、再びエンジン2へ加圧供給される。一方、エンジン冷却水温度が所定温度を超える場合には、エンジンラジエータ20へ送られて空気冷却される。
エンジン2には、エクゾーストマニホールド6から排気されるエンジン2の排気ガスの一部を、EGRガスとしてインテークマニホールド4に戻して再吸気させるためのEGRシステムが配設される。このEGRシステムは、上述のようにエンジン2の排気ガスの一部を再度エンジン2に吸気させ、吸気中の酸素濃度を低下させることによりエンジンの燃焼温度を下げて、主にNOX の低減を図るものである。特に、エンジン2の一例としてのディーゼルエンジン等のNOX 低減対策として極めて重要なシステムであり、EGRガスとしてエンジン2に再吸気させる割合は、最大時に排気ガス総量の約60%にも達する。
具体的には、エクゾーストマニホールド6とインテークマニホールド4との間にEGRガス路28が配設され、EGRガス路28には、EGRガス路28を通るEGRガスとランキンサイクル作動媒体との間で熱交換を行なう第1のランキンサイクル熱交換器(熱交換手段)30、及びEGRガスの流量調節を行なう流量調節弁29等が、エクゾーストマニホールド6側からこの順にそれぞれ配設される。
第1のランキンサイクル熱交換器30は、上述のランキンサイクル用タービン32と共
働して、エンジン2のランキンサイクルシステムを形成する。具体的には、第1のランキンサイクル熱交換器30とランキンサイクル用タービン32との間にランキンサイクル路34が配設され、このランキンサイクル路34内には、例えば、エアコン用冷媒、水等のランキンサイクル作動媒体が充填されている。
ランキンサイクル用タービン32の出口から第1のランキンサイクル熱交換器30の入口までの間のランキンサイクル路34には、気化したランキンサイクル作動媒体を液化させるコンデンサ36、及びこの液化したランキンサイクル作動媒体を加圧循環させるランキンサイクル用ポンプ38が、ランキンサイクル用タービン32の出口側からこの順にそれぞれ介挿される。
次に、上述のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置の作動について説明する。エンジン2のエクゾーストマニホールド6からEGRガス路28へ、流量調節弁29により流量調節を受けたEGRガスが、エンジン2の排気圧力で流入する。そして、EGRガスが第1のランキンサイクル熱交換器30を通る間に、その熱エネルギが、ランキンサイクル用ポンプ38によって加圧供給された液体のランキンサイクル作動媒体を気化させる。
このとき、エンジン2のエクゾーストマニホールド6からエンジン排気ガス路10を通して排気された排気ガスが、過給機12のタービン16を回転させてコンプレッサ14を回転させている。これと共に、ランキンサイクル用ポンプ38によって気化されたランキンサイクル作動媒体がランキンサイクル用タービン32を回転させ、その発生した回転力により過給機12のコンプレッサ14を回転させる。
このように、エンジン2の排気ガスによって回転駆動される過給機12のタービン16と、ランキンサイクル作動媒体によって回転駆動されるランキンサイクル用タービン32とが共働して、過給機12のコンプレッサ14を回転させる。したがって、例えば、高EGR化によって過給機12の駆動力不足が発生した場合にも、多量に使用するEGRガスがその熱エネルギによって過給機12の駆動力不足を補い、その過給圧不足を解消する。
この一方、EGRガスは第1のランキンサイクル熱交換器30を通ることにより温度低下する。このため、本実施の形態では、エンジン冷却水によってEGRガスを冷却するためのEGRガス熱交換器が装備されていない。このため、エンジン冷却水システム、特にその配管等が単純化され、大幅なコスト削減を図ることができると共に、エンジンラジエータの負担が大幅に減少し、その大型化が確実に防止される。
また、ランキンサイクル作動媒体はランキンサイクル用タービン32を回転させることにより温度低下し、さらにコンデンサ36に送られて液化される。
このように、本発明のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置によれば、高EGR化による過給機12の駆動力不足を、多量のEGRガスが有する熱エネルギを用いて補い、いわば自己完結型の解決を行なうと共に、これまで問題となっていたエンジンラジエータへの負担の増大という問題も併せて解決できる、極めて優れたものである。
図2を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図2において、図1と同一の構成要素は同一の符号によって示される。図2に示されるように、第2の実施の形態では、上述の第1の実施の形態の第1のランキンサイクル熱交換器30と流量調節弁29との間のEGRガス路28に、EGRガスとエンジン冷却水との間の熱交換を行なうEGRガス熱交換器40が追加装備されている。
このように、第1のランキンサイクル熱交換器30の後流側にこれと直列にEGRガス熱交換器40を追加装備することにより、例えばエンジン2の排気ガスによる過給機12の駆動力が充分に得られている場合などにおいて、EGRガス路28を通るEGRガスの温度低下を充分に行うことができ、確実にNOX の低減を図ることができる。
また、EGRガスの排熱エネルギの一部は第1のランキンサイクル熱交換器30によってランキンサイクル作動媒体の気化に使用されるから、エンジン冷却水が排熱しなければならないEGRガスの熱エネルギは減少する。したがって、エンジンラジエータ20への負担は大幅に減少し、その大型化が確実に防止される。その他は、上述の第1の実施の形態と同様であり、その説明を省略する。
図3を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図3に示されるように、第3の実施の形態では、上述の第2の実施の形態のEGRガス熱交換器40と同様のEGRガス熱交換器42が、エンジン2のエクゾーストマニホールド6と第1のランキンサイクル熱交換器30と間のEGRガス路28に介挿される。
この場合には、EGRガス熱交換器42により温度低下したのちのEGRガスによってランキンサイクル作動媒体の気化が行われる。したがって、ランキンサイクル作動媒体が、より低温で気化しやすい作動媒体の場合に有効である。その他は、上述の第2の実施の形態と同様であり、その説明を省略する。
図4を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。図4において、図1と同一の構成要素は同一の符号によって示される。図4に示されるように、第4の実施の形態では、上述のEGRガス路28を通るEGRガスとエンジン冷却水との間の熱交換を行なってEGRガスによりエンジン冷却水を加熱するEGRガス熱交換器50と、このEGRガス熱交換器50によって加熱されたエンジン冷却水によりランキンサイクル作動媒体を気化させる第2のランキンサイクル熱交換器52とが、冷却水ポンプ26からサーモスタット24まで延びるエンジン冷却路54に、上流側からこの順にそれぞれ配設される。
この場合、EGRガスの熱エネルギは、EGRガスによって加熱されるエンジン冷却水を介してランキンサイクル作動媒体の気化に使用される。すなわち、第2のランキンサイクル熱交換器52によってエンジンラジエータ20が放熱しなければならないEGRガスの排熱エネルギの一部をランキンサイクル作動媒体の気化に使用するから、エンジンラジエータ20への負担は大幅に減少し、その大型化が確実に防止される。その他は、上述の第1の実施の形態と同様であり、その説明を省略する。
図5を参照して、本発明の第5の実施の形態について説明する。図5に示されるように、第5の実施の形態では、上述の第4の実施の形態のEGRガス熱交換器50と流量調節弁29との間のEGRガス路28に、EGRガス熱交換器50を通ったEGRガスと第2のランキンサイクル熱交換器52を通ったエンジン冷却水との間の熱交換を行なうEGRガス熱交換器56が追加装備される。
この場合には、EGRガス熱交換器50を通って温度低下したEGRガスが、第2のランキンサイクル熱交換器52を通って温度低下したエンジン冷却水によって冷却されるから、EGRガスの冷却が充分に行われる。これにより、さらに確実にNOX の低減を図ることができる。その他は、上述の第4の実施の形態と同様であり、その説明を省略する。
本発明は上述の5つの実施の形態に制約されるものでない。例えば、熱交換手段及びそれを含むランキンサイクルシステムは、上述のものに限定されるものではなく、種々の形態のものが考えられる。また、ランキンサイクル用タービンは、その回転軸が過給機の回
転軸に連結され、過給機の回転駆動力を直接補助するタービンに限定されるものではなく、例えば、自らコンプレッサを有し、過給機に送られる排気ガスの圧力をそのコンプレッサによって予め高める補助過給機のタービンであってもよい。
本発明に係るEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機補助装置の第1の実施の形態を示す模試図である。 同第2の実施の形態を示す模試図である。 同第3の実施の形態を示す模試図である。 同第4の実施の形態を示す模試図である。 同第5の実施の形態を示す模試図である。
符号の説明
2 エンジン
4 インテークマニホールド
6 エクゾーストマニホールド
8 エンジン吸気路
10 エンジン排気ガス路
12 過給機
14 コンプレッサ
15 回転軸
16 タービン
18 インタークーラ
20 エンジンラジエータ
22 エンジン冷却水路
24 サーモスタット
26 冷却水ポンプ
28 EGRガス路
29 流量調節弁
30 第1のランキンサイクル熱交換器
32 ランキンサイクル用タービン
34 ランキンサイクル路
36 コンデンサ
38 ランキンサイクル用ポンプ
40 EGRガス熱交換器
42 EGRガス熱交換器
50 EGRガス熱交換器
52 第2のランキンサイクル熱交換器
54 エンジン冷却路
56 EGRガス熱交換器

Claims (4)

  1. 排気ガスをEGRガス路(28)を通してEGRガスとして再吸気させるEGRシステムと、エンジン排気ガス路(10)を通して排気される排気ガスにより回転駆動されて吸気を過給する過給機(12)とを備えたエンジン(2)に使用されるものであって、前記EGRガス路を通る前記EGRガスの熱エネルギを用いてランキンサイクル作動媒体を気化させる熱交換手段(30,50,52)と、前記熱交換手段が気化した前記ランキンサイクル作動媒体によって回転駆動されて発生した回転力により前記過給機の過給圧を高めるランキンサイクル用タービン(32)とを有するランキンサイクルシステムを備えたことを特徴とするEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置。
  2. 前記熱交換手段は、前記EGRガス路を通る前記EGRガスによって前記ランキンサイクル作動媒体を気化させる第1のランキンサイクル熱交換器(30)を備えたことを特徴とする請求項1に記載のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置。
  3. 前記熱交換手段は、前記EGRガス路を通る前記EGRガスによってエンジン冷却水を加熱するEGRガス熱交換器(50)と、前記EGRガス熱交換器によって加熱された前記エンジン冷却水により前記ランキンサイクル作動媒体を気化させる第2のランキンサイクル熱交換器(52)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置。
  4. 前記ランキンサイクル用タービンは、回転軸が前記過給機(12)の回転軸(15)に連結されて前記過給機の回転駆動力を補助するタービン(32)であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のEGRガスの排熱エネルギを利用した過給機の補助装置。
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