JP2007238268A - ワーク搬送装置およびワーク搬送方法 - Google Patents

ワーク搬送装置およびワーク搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 循環経路の所定の位置で搬送されるワークの有無確認を行うワークセンサの実質的な点検が自動で、かつ、頻繁的に行えるワーク搬送装置の提供。
【解決手段】 搬送体であるターンテーブル10の周辺部に等間隔で複数のヘッド11を配置し、ターンテーブル10を定方向に間欠回転させ、定位置からヘッド11にワーク1を供給し、ワーク搬送をして定位置でヘッド11からワーク1を搬出し、ヘッド11でのワーク有無をワークセンサで検出するワーク搬送装置で、ターンテーブル10の隣接するヘッド間にワーク1と同等のダミー物体2を設置して、ダミー物体2をワークセンサが検出するか否かでセンサ点検を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品や機械部品などのワークを捺印や検査などの特定の作業をする作業ポジションに順に間欠搬送するワーク搬送装置、この搬送装置を使ったワーク搬送方法に関する。
ターンテーブルを使用したワーク搬送装置の一例を図6および図7に示す。同図のワーク搬送装置は、円形の循環経路に沿って複数のワーク1を間欠搬送する搬送体であるターンテーブル10を備える。ワーク1は、半導体チップなどの電子部品や、医薬品、機械部品などである。ターンテーブル10は円形の水平テーブルで、周辺部に等間隔で複数のヘッド11を有し、各ヘッド11でワーク1を着脱自在に保持する。図6に示すヘッド数は8である。
ターンテーブル10の周辺部に沿う複数の定位置に作業ポジションPが設置される。複数の作業ポジションPは、ヘッド11の配列ピッチで環状に並ぶ。複数の作業ポジションPは、ワーク1に対して特定の作業をするポジション、ワーク1が通過するだけのポジション、ワーク1の無いヘッド11が通過するポジションなどである。特定の作業をする作業ポジションPは、例えばヘッド11にワーク1を供給するワーク搬入ポジションPa、ヘッド11に保持されたワーク1に捺印する捺印ポジションPb、ヘッド11から捺印済みのワーク1を取り出すワーク搬出ポジションPc、ヘッド11でのワーク有無を確認するワーク有無確認ポジションPdである。
ワーク有無確認の作業ポジションPdには、図7に示すようなワークセンサ20が配備される。ワークセンサ20は、ヘッド11上のワーク1の真上に固定された光センサである。ワークセンサ20の真下にヘッド11がワーク1と共に搬送されて来ると、ワーク1に向けて投光し、その反射光を受光することでワーク1の有無を検出する。ワークセンサ20で検出されたワーク有無検出信号は、検出信号処理回路21で判読され、演算処理されて、ターンテーブル10の運転制御などの各種制御が行われる。このようなワーク有無検出センサは、上記ワーク搬送装置と別種のワーク搬送装置、例えば無端コンベアを使用したワーク搬送装置にも装備されている(例えば、特許文献1参照)。
図6のワーク搬送装置は、次の要領でワーク搬送が行われる。ターンテーブル10をヘッド配列ピッチにて図6で反時計方向に間欠回転させ、単体の空のヘッド11がワーク搬入ポジションPaに搬送されて停止すると、このヘッド11上に1個のワーク1が供給される。図6に示すワーク1は矩形板状であり、ターンテーブル10上に突設した円柱台状のヘッド11の上面に位置決め搭載される。なお、ワーク1やヘッド11の形状は図示例に限らず、ワーク1の形状、種類に応じてヘッド11の形状、種類が決められる。また、ヘッド11へのワーク供給は、図6では搬入用シュート12を介して行うようにしているが、ロボットアームなどの他の手段で行うこともある。
ワーク搬入ポジションPaのヘッド11にワーク1が供給されると、ターンテーブル10が間欠回転して、ヘッド11がワーク1と共に次の作業ポジションPへと間欠搬送される。ヘッド11がワーク1と共に捺印ポジションPbに間欠搬送されて停止すると、図示しない捺印装置でワーク1上に捺印が行われる。さらにターンテーブル10が間欠回転して、捺印済みワーク1を保持するヘッド11がワーク搬出ポジションPcに間欠搬送されて停止すると、ヘッド11上から捺印済みワーク1が搬出用シュート13へと搬出される。ワーク搬出が済んで空になったヘッド11が、ターンテーブル10の間欠回転でワーク有無確認ポジションPdに間欠搬送されて停止すると、真上のワークセンサ20でワークの有無が確認される。ヘッド11上にワーク1が無い場合、ワークセンサ20がヘッド11の上面に投光し、その反射光は受光できないためにワーク無しが検出される。ワークセンサ20は、ワーク無しを検出するとターンテーブル10を間欠回転させる駆動制御系にテーブル回転を継続させるOK信号を出力し、ターンテーブル10が次の間欠回転をして、空のヘッド11がワーク搬入ポジションPaに間欠搬送され、ヘッド11上に新しいワーク1が供給される。
また、ワーク有無確認ポジションPdに搬送されたヘッド11上にワーク1が在ると、ワークセンサ20がワーク有りを検出する。ワークセンサ20は、ワーク有りを検出するとターンテーブル10の駆動制御系にテーブル回転を停止させるNG信号を出力して、ターンテーブル10の回転停止が行われる。この回転停止でヘッド11からのワーク搬出に不具合が生じたことが検知され、各作業ポジションPでの作業が一時停止されて、ヘッド11上に搬出されずに残ったワーク1が手動で排除される。その後、ターンテーブル10の駆動制御系に運転再開の信号が入力されて、ターンテーブル10が間欠回転し、空のヘッド11がワーク搬入ポジションPaに間欠搬送され、ヘッド11上に新しいワーク1が供給される。
ワーク有無確認ポジションPdに搬送されたヘッド11上にワーク1が有り、このワーク1の有無を確認することなくヘッド11をワーク搬入ポジションPaに搬送して、新しいワーク1を供給すると、ヘッド11上で2枚のワークが重なるといったワーク供給の不具合や、2枚が重なることによるワーク損傷などの様々な種類のトラブルが発生する。このトラブル発生を、ワーク有無確認ポジションPdでのワークセンサ20のワーク有無検出で防止する。
特開平07−116944号公報(図1)
図6のワーク搬送装置は、ワーク有無確認の作業ポジションでヘッド上のワークの有無をワークセンサで確認することで、正常なワーク搬送を行うようにしている。この正常なワーク搬送の信頼度、良否は、ワークセンサの感度に大きく影響を受ける。ワークセンサが光センサの場合、投光レンズや受光レンズの汚れなどで感度が変化して、ヘッド上にワークが在る場合にワーク無しと誤った検出をすることがある。このようなワークセンサの誤検出は、ヘッドへのワーク供給不具合といった様々なトラブルを引き起こし、結果的に不良品ワークを梱包工程などの次工程に搬送するといった不具合発生の原因となる。
そこで、現状においては定期的に、または、ワーク搬送動作に余裕が生じた任意時に、ワーク搬送装置の運転を停止させてワークセンサの感度を点検するメンテナンスを行っている。しかし、ワークセンサは半導体チップのような小形で薄いワークの有無をも検知する高感度センサゆえに、点検作業でワークセンサの微妙な感度不具合を正確に検出することは困難であり、信頼性に欠ける。また、ワークセンサを頻繁に点検することはワーク搬送装置の生産性の点で難しいことから、定期的に点検するようにしているが、一度点検してから次に点検するまでの期間、時間帯でワークセンサの感度が早期に低下することがある。このような場合は上記不具合が発生し、この不具合発生を回避することができない。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、循環経路を移動するヘッドでのワークの有無確認を行うワークセンサの感度点検がワーク搬送動作を停止させることなく頻繁的に行えるワーク搬送装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、ワークを着脱自在に保持する複数のヘッドが所定の循環経路に沿って配列され、ヘッドを前記循環経路に沿って配置された複数の作業ポジションに順に搬送する搬送体と、複数の作業ポジションのうちの選択された特定のワーク有無確認用作業ポジションに設置され、当該ワーク有無確認用作業ポジションに搬送されたヘッドでのワークの有無を検出するワークセンサと、ワークセンサの検出信号処理回路とを有するワーク搬送装置において、搬送体の特定の隣接するヘッド間に、ヘッドに保持されたワークと同一経路で搬送され、ワーク有無確認用作業ポジションに搬送されるとワークセンサで有無検出が行われるダミー物体を配設したことを特徴とする。
ここで、ワークは、電子部品などの小形部品や、機械パーツのような大形部品などである。搬送体は、ワークを保持するヘッドを循環経路に沿わせて一方向に循環搬送するもので、水平な円形循環経路を周辺部に有する水平な円形ターンテーブルや、上段直線往路と下段直線復路から成る循環経路を有する水平無端コンベア、垂直上昇往路と垂直下降復路から成る循環経路を有する垂直無端コンベアなどが適用できる。この搬送体のヘッドは、ワークの形状、種類に応じたもので、ワーク載置台、ワーク載置面、ワーク吸着手段、ワークチャックなど多種多様である。ダミー物体は、ワークに形状、材質が似たものが適用され、実質的にはワークそのものを代用することができる。このダミー物体を搬送体の隣接するヘッド間に設置する。設置箇所は単一の搬送体において単一箇所の他、複数のヘッド間の複数箇所、単一の搬送体における全てのヘッド間に設置することができる。ダミー物体は搬送体に必ず固定配備されるため、搬送体の運転でダミー物体がワーク有無確認用作業ポジションに搬送されると、同ポジションに設置されたワークセンサがダミー物体を検出する。ワークセンサは、ワークやヘッドの形状、材質、種類に応じて光センサ、近接センサ、接触式センサ、電磁センサなどが適用できる。
ワークセンサがダミー物体を検出すればワークセンサが正常に動作したことになり、感度不良でないことが確認できる。ワークセンサがダミー物体を検出しなければ、ワークセンサが感度不良などの要因で誤動作したと確認でき、センサ不良発生ゆえに同ワークセンサによるワーク有無検出が不適切である判断をして、ワーク搬送動作を継続させるか停止させるかなどの事後処理、制御ができる。このようなダミー物体によるワークセンサの実質的な点検動作は、ダミー物体がワークセンサを設置した作業ポジションを通過する毎に行われる。
本発明においては、ダミー物体にワークそのものを代用すれば、特別なダミー物体を製作する手間が省け、保守管理が容易になる。また、ワークセンサの検出信号処理回路に、ワークセンサのダミー物体有無検出信号に基づいて搬送体の運転状況を制御する運転制御回路を組み込むことができる。
また、搬送体における複数の作業ポジションは、ヘッドに外部からワークを供給するワーク搬入ポジションと、ヘッドに保持されたワークを外部に取り出すワーク搬出ポジションを有し、循環経路のワーク搬入ポジションに対して上流側で、かつ、ワーク搬出ポジションに対して下流側となる定位置にワーク有無確認用作業ポジションを配備することができる。この場合、ワーク搬出ポジションでワーク搬出されたヘッドがワーク有無確認用作業ポジションを経てワーク搬入ポジションへと搬送されるので、ワーク有りのヘッドがワーク搬入ポジションに搬送される不具合発生をダミー物体で実質的点検されたワークセンサによる高信頼度のワーク有無検出で防止することができる。
また、本発明においては、ワーク有無確認用作業ポジションに搬送されたダミー物体をワークセンサが検出しないときのワーク無し信号に基づいて搬送体によるワーク搬送動作を停止させることができる。つまり、搬送体にダミー物体は確実に設置されたものであり、ワークと同等にワークセンサで検出されるものであることから、このダミー物体をワークセンサが検出しないときは、ワークセンサが感度低下などの不具合を発生しているときであり、ヘッドのワーク有無検出に不適切となっている。したがって、ワークセンサがダミー物体を検出しないときは、即座に搬送体のワーク搬送動作を停止させて、ワークセンサ不具合発生によるトラブル発生を未然に防止する。
本発明によれば、搬送体のヘッド間に設置したダミー物体がワークセンサの配置されているワーク有無確認ポジションに搬送される毎に、ワークセンサがダミー物体を検出するか否かでワークセンサの実質的な点検を行うことができ、ワークセンサによる搬送体ヘッドのワーク有無検出の信頼性を上げることができる。また、ダミー物体によるワークセンサの実質的な点検が、少なくとも単一のダミー物体が循環経路を一巡する毎に1回行われるので、搬送体によるワーク搬送動作を停止させることなく頻繁的に行えることになり、連続したワーク搬送動作の信頼性を上げることができる。さらに、搬送体のヘッド間にダミー物体を配置するので、搬送体のヘッド数を減らすことなく、搬送体のヘッドを有効利用したままダミー物体を追加配置した高機能で高信頼度のワーク搬送装置が提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5を参照して説明する。
図1および図2に示される実施の形態のワーク搬送装置は、図6および図7のワーク搬送装置に適用したもので、同一部分または相当部分には同一符号を付して説明の重複を避ける。
図1のワーク搬送装置は、搬送体であるターンテーブル10の周辺部に等間隔で設けた複数のヘッド11の一組の隣接するヘッド間にダミー物体2を設置したことが、図6のワーク搬送装置と構造上で相違する。ダミー物体2は、ヘッド11に保持されるワーク1と同等物であり、図1ではワークそのものを示している。ターンテーブル10の周辺部上の一組の隣接するヘッド11の中間の空スペースに、ヘッド11と同じ高さのダミー支持体3を固定し、このダミー支持体3上にダミー物体2をヘッド11上のワーク1と同じ高さ、姿勢で固定する。ターンテーブル10は、ヘッド11の配列ピッチで図1で反時計方向に間欠回転する。この間欠回転で8箇所のヘッド11が円形の循環経路を間欠搬送される。循環経路の等間隔の8箇所に作業ポジションPが設置され、この各作業ポジションPにヘッド11が順に間欠搬送され、各作業ポジションPで一時停止する。
作業ポジションPは、図6装置と同様で、ワーク1に対して特定の作業をするポジション、ワーク1が通過するだけのポジションなどである。特定の作業をする作業ポジションPは、ワーク搬入ポジションPa、捺印ポジションPb、ワーク搬出ポジションPcであり、ヘッド11上でのワーク有無を確認するワーク有無確認ポジションPdである。ワーク有無確認ポジションPdにワークセンサ20が設置される。ワークセンサ20は、ワーク有無確認ポジションPdに搬送されたヘッド11の真上の定位置に設置された光センサで、ヘッド11上のワーク1の有無を検出する。ワークセンサ20のワーク有無検出信号は検出信号処理回路21で判読され、演算処理される。図1装置においてはターンテーブル10にダミー物体2を追加的に設置することにより、図2に示すように、検出信号処理回路21に、ワークセンサ20のダミー物体有無検出信号に基づいてターンテーブル10の運転状況を制御する運転制御回路22を組み込む。運転制御回路22は、ターンテーブル10の制御駆動系23に運転停止や運転再開の各種制御信号を出力する。
ヘッド11の循環経路における反時計方向の搬送方向に対し、ワーク有無確認ポジションPdがワーク搬入ポジションPaの上流側で、かつ、ワーク搬出ポジションPcの下流側に配置される。これによりワーク搬出ポジションPcでワーク搬出が行われて空になったヘッド11がワーク有無確認ポジションPdに搬送され、ワークセンサ20でワーク有無確認が行われる。そして、ワーク無しと確認されると、空のヘッド11がワーク搬入ポジションPaに搬送されて、ヘッド11上に新しいワーク1が供給される。
複数の各ヘッド11をターンテーブル10の間欠回転で各作業ポジションPに順に間欠搬送すると、一組の隣接するヘッド間に設置したダミー物体2もヘッド11と共にヘッド循環経路を間欠搬送される。ダミー物体2の搬送経路は、ヘッド11に保持されたワーク1との搬送経路と同一である。ヘッド間のダミー物体2の間欠搬送は、各作業ポジションPを通過して隣接する作業ポジションPの中間位置で一時停止するように行われる。ターンテーブル10が360°一回転する間に、単体のダミー物体2は必ず1回ワーク有無確認ポジションPdを通過し、必ずワークセンサ20の真下を1回通過する。この1回の通過時にワークセンサ20が通過途中のダミー物体2の有無検出を行う。ワークセンサ20は、ヘッド11上のワーク1の有無検出をすることから、ワーク1と同等物のダミー物体2をもワーク1と同等の条件で有無検出を行う。また、このように有無検出をするようにワークセンサ20の検出信号処理回路21を構成する。
ターンテーブル10を間欠回転させて、各ヘッド11に順にワーク1を供給し、ヘッド11に供給されたワーク1に捺印し、捺印されたワーク1をヘッド11から搬出し、ヘッド11上のワーク有無を確認し、再度ヘッド11にワーク1を供給する動作を繰り返すワーク搬送動作において、図1装置は、次に説明するようにダミー物体2を使用してワークセンサ20の実質的な点検動作をする。
ターンテーブル10が間欠回転して単体のダミー物体2がワーク有無確認ポジションPdを通過するときの状態を図3に示す。ダミー物体2は、図4(A)または(B)に示すようにワークセンサ20の真下を必ず通過する。図4(A)は、ワークセンサ20が真下を通過するダミー物体2に投光し、その反射光を受光してダミー物体有りの例えばパルス信号hを出力した状態が示される。この場合、検出信号処理回路21はパルス信号hをレベル判定してダミー物体有り信号であると判定し、OK信号を出力する。このOK信号でで、ワークセンサ20の感度が適正な範囲にあり、ワークセンサ20が正常に動作する状態にあることが確認され、ワークセンサ20の実質的な点検が行われる。このとき、運転制御回路22は作動せず、ターンテーブル10の駆動が継続される。図4(B)は、ワークセンサ20が真下を通過するダミー物体2に投光し、その反射光を受光するダミー物体有無検出の動作をするが、検出信号に図4(A)のようなレベルのパルス信号hが無く、極低いレベルの信号h’を出力した状態が示される。この場合、検出信号処理回路21は信号h’をレベル判定してダミー物体無し信号であると判定し、NG信号を出力する。このNG信号で、ワークセンサ20に感度低下などの不具合が発生していることが確認され、ワークセンサ20の実質的な点検が行われる。図4(B)の場合、運転制御回路22からターンテーブル10の駆動制御系23に運転停止指令信号が出力されて、ターンテーブル10の運転(回転)停止が行われる。この運転停止でワークセンサ不具合発生によるワーク有無検出の誤検出、この誤検出に伴うワーク搬送上での各種トラブルが未然に防止される。
上記のようなダミー物体2によるワークセンサ20の実質的な点検は、ターンテーブル10の一回転毎に1回行われる。このテーブル一回転毎のセンサ点検は、高速運転するワーク搬送装置においては頻繁であるといえる。また、テーブル一回転毎のセンサ点検は、例えば図5に示す動作フロー図のように行えばよい。
ステップS1でターンテーブル10を手動で原点位置に復帰させ、ステップS2に移行する。ステップS2でダミー物体2をセンサ確認位置の作業ポジションPdに移動させ、ステップS3に移行する。ステップS3でダミー物体2によるワークセンサ20のセンサ点検を行う。このステップS3でセンサOKと判定されると、ステップS4に移行する。ステップS3でセンサNGと判定されると、ステップS5に移行して、直ちにターンテーブル10の運転を停止させる。
ステップS4でダミー物体2を作業ポジションPから外し、各ヘッド11を作業ポジションPに移動させて停止させ、ヘッドカウントをゼロにして、次のステップS6に移行する。ステップS6で自動モードの動作を開始し、ターンテーブル10を自動で間欠回転させ、各作業ポジションPでの作業を開始する。ステップS7でセンサによるヘッドカウントを開始し、ステップS8でターンテーブル10の間欠回転毎にカウント数を累計し、累計カウント数が全ヘッド数である8をカウントすると、ステップS9でカウント数をゼロにリセットする。また、次のステップS10でセンサ点検して、NGならステップS11で自動モードの動作を停止させる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、図1のワーク搬送装置において、ターンテーブル10の一組の隣接するヘッド11の中間に単体のダミー物体2を設置したが、ターンテーブル10の複数組の隣接するヘッド間に単体のダミー物体を設置して、ターンテーブル10が一回転する間に複数の各ダミー物体でワークセンサ20を点検することも可能である。さらに、ターンテーブル10の全てのヘッド間にダミー物体を設置して、ターンテーブル10が1回間欠回転する毎にダミー物体でワークセンサ20を点検することもできる。
また、ワークを所定の循環経路で搬送する搬送体は、間欠回転するターンテーブルに限らず、連続回転するターンテーブルや、蛇行状の循環経路で間欠駆動或いは連続駆動する無端ベルトコンベアが適用できる。
本発明に係るワーク搬送装置の実施の形態を示す要部の平面図である。 図1装置における各作業ポジションでの部分側面図である。 図1装置のダミー物体によるセンサ点検時での平面図である。 (A)(B)のそれぞれは、図3のセンサ点検部所の概要を示す側面図である。 図1装置のワーク搬送動作の一例を説明するための動作フロー図である。 一般的なワーク搬送装置の概要を示す平面図である。 図6装置における各作業ポジションでの部分側面図である。
符号の説明
1 ワーク
2 ダミー物体
10 搬送体、ターンテーブル
11 ヘッド
20 ワークセンサ
21 検出信号処理回路
22 運転制御回路
23 制御駆動系
P 作業ポジション
Pa ワーク搬入ポジション
Pb 捺印ポジション
Pc ワーク搬出ポジション
Pd ワーク有無確認ポジション

Claims (5)

  1. ワークを着脱自在に保持する複数のヘッドが所定の循環経路に沿って配列され、前記ヘッドを前記循環経路に沿って配置された複数の作業ポジションに順に搬送する搬送体と、前記複数の作業ポジションのうちの特定のワーク有無確認用作業ポジションに設置され、当該ワーク有無確認用作業ポジションに搬送された前記ヘッドでのワークの有無を検出するワークセンサと、このワークセンサの検出信号処理回路とを有するワーク搬送装置において、
    前記搬送体の特定の隣接する前記ヘッドの間に、前記ヘッドに保持された前記ワークと同一経路で搬送され、前記ワーク有無確認用作業ポジションに搬送されると前記ワークセンサで有無検出が行われるダミー物体を配設したことを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 前記ダミー物体は、前記ヘッドに着脱自在に保持される前記ワークそのものであることを特徴とする請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 前記検出信号処理回路に、前記ワークセンサのダミー物体有無検出信号に基づいて前記搬送体の運転状況を制御する運転制御回路を組み込んだことを特徴とする請求項1または2に記載のワーク搬送装置。
  4. 前記複数の作業ポジションは、前記ヘッドに外部から前記ワークを供給するワーク搬入ポジションと、前記ヘッドに保持された前記ワークを外部に取り出すワーク搬出ポジションを有し、前記循環経路の前記ワーク搬入ポジションに対して上流側で前記ワーク搬出ポジションに対して下流側となる定位置に前記ワーク有無確認用作業ポジションを配備したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のワーク搬送装置。
  5. ワークを着脱自在に保持する複数のヘッドが所定の循環経路に沿って配列され、前記ヘッドを前記循環経路に沿って配置された複数の作業ポジションに順に搬送する搬送体と、前記複数の作業ポジションのうちの選択された特定のワーク有無確認用作業ポジションに設置され、当該ワーク有無確認用作業ポジションに搬送された前記ヘッドでのワークの有無を検出するワークセンサを有し、前記搬送体の特定の隣接する前記ヘッドの間に、前記ヘッドに保持されたワークと同一軌道で搬送され、前記ワークセンサが配備されたワーク有無確認用作業ポジションに搬送されると前記ワークセンサで有無検出が行われるダミー物体を配設したワーク搬送装置におけるワーク搬送方法であって、
    前記ワーク有無確認用作業ポジションに搬送された前記ダミー物体を前記ワークセンサが検出しない信号に基づいて前記搬送体によるワーク搬送動作を停止させることを特徴とするワーク搬送方法。
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