JP2007238070A - 電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置 - Google Patents

電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置とを備える場合、それら2つの制御系の相互干渉による操作感性の劣化の改善を図ることができる制御装置を提供する。
【解決手段】電動モータ2の駆動が電動モータ1による回転角度θgに及ぼす干渉の影響を低減する第1補償値を第1数学モデルに基づいて生成する。その第1補償値は電動モータ1の指令値に加えられて、電動モータ1に対する指令値igrefが算出される。同時に、電動モータ1の駆動が、電動モータ2の被制御量であるステアリング軸のトルクに与える干渉の影響を低減する第2補償値を第1数学モデルに基づいて生成する。その第2補償値は、電動モータ2の指令値に加えられ、電動モータ2に対する指令値igrefが算出される。この結果、電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置11の2つの制御系における相互干渉が低減できるため、操作感性の劣化の改善を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置に関する。さらに詳しくは、電動可変ギア伝達装置における電動モータと、電動パワーステアリング装置における電動モータとの相互干渉を抑制できる制御装置に関する。
現在のステア制御の技術動向として、より快適性を高めるための走行支援領域拡大の点や、安全性を高めるためのドライバ意思サポート領域拡大の点から、舵角制御やステアリング制御の技術が取り入れられ始めている。その中の代表的なシステムとして、電動可変ギア伝達装置(VGTS)がある。これは、電動モータを用いてハンドルの操舵角とタイヤの切れ角とのギア比をフレキシブルに変化させるシステムである。このシステムは、電動モータによって補助操舵トルクを発生して、運転者のハンドル操作をアシストする電動パワーステアリング装置と併せて用いられ始めている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−287657号 特開2005−247214号
電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置とを有する場合、ステアリングシステムには、電動可変ギア伝達装置のギア比を可変するための電動モータと、電動パワーステアリング装置の補助操舵トルクを発生させるための電動モータとが設けられる。このように、共通の制御対象(ステアリングシステム)に対して、2つの制御系が設けられることにより、以下のような問題が発生する。
第1に、電動可変ギア伝達装置による制御系と、電動パワーステアリング装置による制御系とが、ともに共通の制御対象(ステアリングシステム)に対して各々の電動モータによって制御を行うため、2つの制御系において相互干渉が起こり、操作感性の劣化を招きやすい。
第2に、ステアリングシステムには2つの電動モータが搭載されるため、運転者が、ステアリングを通して感じることのできるシステム全体の慣性モーメントが増加し、操作感性の劣化を招くことである。特に、車両重量の大きい中型車以上の車両に搭載される電動パワーステアリング装置においては、補助操舵トルクを発生するための電動モータの慣性モーメントが大きく、操作感性の劣化がより顕著になる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置とを備える場合に、それら2つの制御系の相互干渉による操作感性の劣化の改善を図ることができる制御装置を提供することを第1の目的とする。さらに、ステアリングシステムに2つの電動モータが搭載され、システム全体の慣性モーメントが増加した場合であっても、操作感性の劣化を防止することが可能な制御装置を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置は、
電動可変ギア伝達装置における目標ギア比を設定し、実際のギア比が当該目標ギア比に一致するように、第1の電動モータの回転角度に関する第1指令値を算出する第1の算出手段と、
電動パワーステアリング装置において発生すべき目標トルクを設定し、第2の電動モータによる補助操舵トルクが当該目標トルクに一致するように、第2の電動モータの発生トルクに関する第2指令値を算出する第2の算出手段と、
第2の算出手段によって算出された第2指令値によって第2の電動モータが駆動されたときに、第1の電動モータの回転角度に与える干渉の影響を低減するための第1補償値を第1数学モデルに基づいて生成し、その第1補償値を第1指令値に加えることによって算出した第1補償指令値を第1の電動モータに出力する第1の補償指令値出力手段と、
第1の算出手段によって算出された第1指令値によって第1の電動モータが駆動されたときに、ステアリング軸のトルクに与える干渉の影響を低減するための第2補償値を第1数学モデルに基づいて生成し、その第2補償値を第2指令値に加えることによって算出した第2補償指令値を第2の電動モータに出力する第2の補償指令値出力手段とを備えることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載の制御装置では、第2の電動モータの駆動が第1の電動モータの回転角度に及ぼす干渉の影響を低減する第1補償値を第1数学モデルに基づいて生成する。その第1補償値は第1の電動モータの指令値に加えられ、第1補償指令値が算出される。同時に、第1の電動モータの駆動が、第2の電動モータの被制御量であるステアリング軸のトルクに与える干渉の影響を低減する第2補償値を第1数学モデルに基づいて生成する。その第2補償値は、第2の電動モータの指令値に加えられ、第2補償指令値が算出される。この結果、電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の2つの制御系における相互干渉が低減できるため、操作感性の劣化の改善を図ることができる。
請求項2に記載したように、第1補償値及び第2補償値は、ステアリングの操舵角、第1の電動モータの回転角度、及びタイヤへの伝達軸の回転角度によって示されるステアリングから伝達軸までのステアリングシステムの状態量を第1数学モデルに代入することによって生成されることが好ましい。これにより、現状のステアリングシステムの状態において生じる電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置との相互干渉に対応する、第1補償値及び第2補償値を第1数学モデルに基づいて算出することができる。従って、これらの第1補償値及び第2補償値を、第1及び第2の電動モータの第1及び第2指令値にそれぞれ加えることにより、現状のステアリングシステムの状態において生じる相互干渉の影響を低減することができる。なお、第1補償値及び第2補償値を算出する場合、ステアリングの操舵角、第1の電動モータの回転角度、及びタイヤへの伝達軸の回転角度の微分値も用いるようにすると、より精度の高い補償値を算出することができる
また、請求項3も記載したように、第1指令値及び第2指令値として、第1及び第2の算出手段によって算出された第1指令値及び第2指令値を第2数学モデルに代入することによってそれぞれ補正した補正値を用いることが好ましい。これにより、第1指令値によって第1の電動モータの回転角度が変化し、かつ第2指令値によって第2の電動モータの発生トルクが変化する際に、それぞれの変化分による相互干渉の影響も低減することが可能になる。
上述した第2の目的を達成するために、請求項4に記載したように、第2の算出手段は、ステアリングの操舵速度が速くなるほど大きくなる重み付け係数とステアリングの操舵角との積から、電動パワーステアリング装置において発生すべき目標トルクを設定することが好ましい。これにより、素早いステアリング操作に対しては、目標トルクが増加補正されるので、2つの電動モータの搭載によってステアリングシステムの慣性モーメントが大きい場合であっても、その慣性モーメントによる慣性力の影響を低減することができる。一方、ゆっくりとしたステアリング操作に対しては、本来慣性力の影響が少ないので、目標トルクの補正は相対的に小さく、または行われないようにすることができる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態による制御装置の制御対象となる、電動可変ギア伝達装置(VGTS)と電動パワーステアリング装置(EPS)を備えたステアリングシステムを3慣性系の機械モデルとして表したものである。
図1において、ステアリングホイール3に接続されたステアリング入力軸5は、電動可変ギア伝達装置10に連結されている。そして、電動可変ギア伝達装置10の出力軸8は、トルクセンサ4を介して、電動パワーステアリング装置11が設けられたピニオン軸9に連結されている。このピニオン軸9は、ラックアンドピニオン式のギア装置を介してラック軸7に連結されている。このようにして、ステアリング入力軸5、出力軸8及びピニオン軸9によってステアリング軸が構成されている。そして、トルクセンサ4は、このステアリング軸に作用するトルクTsnを検出する。
なお、図示しないが、ラック軸7の両端には、左右操舵輪としての一対のタイヤがそれぞれ連結されている。従って、ピニオン軸9の回転運動が、ラック軸7の直線運動に変換されると、そのラック軸7の直線運動変位に応じた角度だけ、左右の操舵輪が転舵される。
電動可変ギア伝達装置10は、ステアリング入力軸5と出力軸8とを連結する所定のギア機構(図示せず)と、このギア機構を駆動する電動モータ1とを備えている。これにより、電動可変ギア伝達装置10は、電動モータ1の駆動トルクによってギア機構を駆動することにより、その電動モータ1の回転角度θgに応じて、ステアリングホイール3の操舵角θsに対する、操舵輪の転舵角、すなわち、ピニオン軸9の回転角度θoのギア比(θo/θs)を変化させる機能を有する。
なお、図示していないが、ステアリング入力軸5には、ステアリングホイール3の回転角(操舵角)θsを検出する操舵角センサが設けられている。また、電動モータ1には、この電動モータ1の出力軸8の回転角度θgを検出する角度センサが設けられている。
電動パワーステアリング装置11は、補助操舵トルクを発生する電動モータ2、及び電動モータ2の回転を減速してピニオン軸9に伝達する減速機6を備える。これにより、電動パワーステアリング装置11は、電動モータ2を駆動することによって、ステアリングホイール3の操舵方向及び操舵トルクに応じた補助操舵トルクをステアリング軸に付与する機能を有する。
なお、この電動モータ2にも、当該電動モータ2の回転角度θpを検出する角度センサが設けられている。電動モータ2の回転角度θpは、上述した減速機6の減速比をn2とすると、ピニオン軸9の回転角度θoと、θp=n2θoの関係を有する。
次に、上述した電動可変ギア伝達機構10及び電動パワーステアリング装置11を制御する制御装置について説明する。図2は、本実施形態の制御装置100の制御ブロック図を示すものである。
なお、図2に示す制御装置100を構成するために、まず、図1に示すような、電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置11とを備えるステアリングシステムの運動方程式を導出した。この運動方程式を図3(a)に示し、その運動方程式中の各物理パラメータの定義を図3(b)に示す。
本実施形態による制御装置100は、この運動方程式を基礎とし、電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置11との2つの制御系における相互干渉の影響を低減する干渉低減部22を構築した。
具体的には、電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置11の2つの制御系の相互干渉の影響を低減するための干渉低減部22を設計するために、図4に示す2入力2出力システムを考えた。ここでは、運転者によるステアリング操舵トルクTsを無視し、電動モータ1と電動モータ2の2つのトルク指令値からそれぞれの被制御量である電動モータ1による回転角度θgとステアリング軸のトルクTsnまでのシステムとみなす。このシステムに対して、非干渉制御系設計法を適用し、電動モータ1のトルク指令値からその被制御量である電動モータ1の回転角度θgまでのシステムと、電動モータ2のトルク指令値からその被制御量であるステアリング軸のトルクTsnまでのシステムの非干渉化を図った。
以下、制御装置100の構成及びその作用を詳細に説明する。その中で、上述した干渉低減部22についても詳しく説明する。
図2に示すように、制御装置100は、ステアリングホイール3の操舵角θs、電動モータ1による回転角度θg、ピニオン軸9の回転角度θoに対応する電動モータ2の回転角度θp、ステアリング軸に作用するトルクTsn、及び図示しない車速センサによって検出される車速信号を入力する。
ギア比設定部12は、車速センサから入力された車速信号に基づき、例えば予め用意されたマップ等に基づいて、目標ギア比zを設定する。目標角度演算部14は、その目標ギア比zとステアリングホイール3の操舵角θsとに基づき、電動モータ1による目標角度θgrefを演算する。例えば、目標角度θgrefは以下の数式1のように、目標ギア比zと操舵角θsとの積として算出される。
Figure 2007238070
角度サーボ系18は、目標角度演算部14にて演算した目標角度θgrefと、検出された電動モータ1による出力軸8の回転角度θgとの偏差を零にするための電動モータ1に対する指令値v1を演算する。この指令値v1は、例えば、次の数式2に示すようにPID制御を実行するための指令値として算出される。
Figure 2007238070
一方、目標トルク演算部16は、ステアリングホイール3の操舵角θsと目標ギア比zとに基づいて目標トルクTsnrefを算出する。この目標トルクTsnrefは、例えば下記の数式3によって算出される。
Figure 2007238070
また、目標トルクTsnrefは、例えば以下の数式4に示すように、単純化して求めても良い。
Figure 2007238070
上述した数式3若しくは数式4に従って、目標トルクTsnrefを演算することにより、ステアリング3の操作角度θsに対して、ステアリング3の操作周波数に応じた重み付けを与えつつ、目標トルクTsnrefを演算することができる。より具体的には、上述した数式3若しくは数式4によって、目標トルクTsnrefは、ステアリング3の操舵速度が速くなるほど大きくなる周波数重みG(s)と操舵角度θsとの積として算出される。
例えば、数式4における周波数重みG(s)の一例を図5に示す。図5に示すように、ステアリング3の操作周波数が小さく、操舵操作がゆっくりと行われる場合には、重み付けが小さくなる。そして、その操作周波数が大きく、操舵操作の速度が上昇するにつれて、重み付けが序々に大きくなる。
ここで、2つの電動モータ1,2を搭載することによってステアリングシステムの慣性モーメントが大きくなった場合や、中型車以上の車両で、電動パワーステアリング装置11の電動モータ2として、慣性モーメントが大きい電動モータを採用した場合、特に、運転者が素早く操舵操作を行おうとしたときに、その慣性モーメントの増加による操作感性の劣化がより顕著になる。
このような問題に対処するため、本実施形態では、上述したように操作周波数に応じて重み付けを変更する。この結果、運転者の素早いステアリング操作に対しては、目標トルクTsnrefが大きく増加補正されるので、慣性モーメントによる慣性力の影響を低減することができ、一方、ゆっくりとしたステアリング操作に対しては、本来慣性力の影響が少ないので、目標トルクTsnrefの補正は相対的に小さく、または行われないようにすることができる。
トルクサーボ系20は、目標トルク演算部16にて演算した目標トルクTsnrefと、トルクセンサ4にて検出されたステアリング軸に作用するトルクTsnとの偏差を零にするための電動モータ2に対する指令値v2を演算する。この指令値v2は、例えば、次の数式5に示すようにPID制御を実行するための指令値として算出される。
Figure 2007238070
このようにして、角度サーボ系18及びトルクサーボ系20にて、実際の制御状態を目標とする制御状態に一致させるためのそれぞれの指令値v1、v2が算出される。これらの指令値v1、v2は干渉低減部22に与えられる。
干渉低減部22は、ステアリング3の操舵角度θs、電動モータ1による回転角度θg、及び電動モータ2の回転角度θpによって示されるステアリングシステムの状態量に基づいて、第1及び第2補償値を算出する補償値算出部24を有する。この補償値算出部24は、現状のステアリングシステムの状態において生じる電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置11との相互干渉を補償するための、第1補償値及び第2補償値を第1数学モデルに基づいて算出する。
つまり、補償値算出部24は、現状のステアリングシステムの状態において、電動モータ2の駆動が電動モータ1による回転角度θgに及ぼしている干渉の影響を低減する第1補償値を第1数学モデルに基づいて生成する。同時に、電動モータ1の駆動が、電動モータ2の被制御量であるステアリング軸のトルクに与える干渉の影響を低減する第2補償値を第1数学モデルに基づいて生成する。
また、干渉低減部22は、角度サーボ系18及びトルクサーボ系20にてそれぞれ算出された指令値v1、v2に基づいて、各々の補正指令値を算出する補正値算出部26を有する。この補正値算出部26は、各々の指令値によって電動モータ1の回転角度が変化し、かつ電動モータ2の発生トルクが変化する際に、それぞれの変化分による相互干渉の影響を低減するための補正指令値を第2数学モデルに基づいて算出する。
具体的には、補償値算出部24及び補正値算出部26において、それぞれ補償値及び補正指令値を算出するための第1及び第2数学モデルは、以下の数式6によって示される。
Figure 2007238070
上述した数式6において、最終的なトルク指令値uを求めるための数式における第1項Fxは、ステアリング3の操舵角度θs、電動モータ1による回転角度θg、及びピニオン軸9の角度θo(=θp / n2)によって示されるステアリングシステムの状態量xのフィードバック項である。すなわち、この第1項Fxにより、状態量xに基づいて、相互干渉を低減するための第1及び第2補償値が算出される。なお、ゲイン行列Fが、第1数学モデルに相当する。
また、最終的なトルク指令値uを求めるための数式における第2項Gvは、角度サーボ系18及びトルクサーボ系20にて算出された指令値v1、v2に基づくフィードバック項である。すなわち、この第2項Gvにより、各サーボ系18,20にて算出された指令値値v1、v2を、相互干渉を低減するように補正した補正指令値が算出される。なお、ゲイン行列Gが、第2数学モデルに相当する。
上述した補償値算出部24において算出された第1及び第2補償値と、補正値算出部26にて算出された各電動モータ1,2の補正指令値は、加算部28、30でそれぞれ加算され、その加算値が、各電動モータ1,2の指令値igref, iprefとなる。なお、このように、各電動モータ1,2へのトルク指令値は、電流値によって与えられる。
上述した構成を有する制御装置100の有効性を検証するために、実車ベンチから測定した物理パラメータを用いてシミュレーションを実施した。その際、本実施形態の制御装置100が電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置を制御した際の、
制御操作感性の評価を行うために、以下のような比較例との比較を行った。
<比較例1>
上述した制御装置100の構成から干渉低減部22を省略した。さらに、トルクサーボ系20において、周波数重みGc(s)を用いることなく、定数重みを用いて目標トルクTsnrefを算出した。
<比較例2>
上述した制御装置100の干渉低減部22を備えるが、トルクサーボ系20において、周波数重みGc(s)を用いることなく、定数重みを用いて目標トルクTsnrefを算出した。
なお、操作感性の評価には、ステアリング操舵トルクTsとステアリング操舵角θsを位相平面でプロットしたリサージュ波形を用いる。そして、操作感性の劣化具合を評価するためにリサージュ波形の長軸の傾きを調べ、ハンドル操舵周波数帯(0.2Hz〜1.8Hz)において右肩上がりが保持されることを操作感性のよいものと考えた。
図6に、本実施形態の制御装置100によって、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11を制御した場合のリサージュ波形を示す。ただし、図6は、制御装置100のトルクサーボ系20が、上述した数式4によって目標トルクTsnrefを算出した場合のリサージュ波形を示している。上述したハンドル操舵周波数帯において、ギア比に係わらずリサージュ波形の長軸の傾きが右肩上がりになっていることがわかる。
図7に、比較例1の制御装置によって、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11を制御した場合のリサージュ波形を示す。この比較例1の制御装置は干渉低減部22などをそなえていないため、操舵周波数が大きくなるにつれて、リサージュ波形の長軸の傾きが右肩上がりから、右肩下がりに変化している。従って、操作感性が劣化しているといえる。
図8に、比較例2の制御装置によって、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11を制御した場合のリサージュ波形を示す。この比較例2の制御装置は干渉低減部22を備えているため、ハンドル操舵周波数帯において、ギア比に係わらずリサージュ波形の長軸の傾きが右肩上がりになっていることがわかる。しかしながら、周波数重みGc(s)ではなく、定数重みを用いて目標トルクTsnrefを算出しているので、ステアリング操舵トルクTsが大きくなり、非常に重いステアリングとなっている。このため操作感性が良いものとは言えない。
なお、図9は、上述した数式3を用いて目標トルクTsnrefを算出した場合のリサージュ波形を示している。数式3を用いて、周波数重みをよりきめ細かく調整することにより、リサージュ波形の長軸の傾きを右肩上がりにしつつ、さらに各ギア比において、ほぼ同様の傾向を示すリサージュ波形となっている。従って、図9に示す場合には、図6に示すケースに比較してさらにステアリングの操作感性を良好にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態の電動パワーステアリング装置11は、電動モータ2によってピニオン軸9に補助操舵トルクを付与するピニオンタイプのものであったが、ステアリングコラムに補助操舵トルクを付与するコラムタイプのものや、ラック軸に補助操舵トルクを付与するラックタイプのものであっても良い。
また、上述した実施形態では、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11に対して共通の制御装置100を設けた。しかしながら、例えばフェールセーフなどを考慮して、電動可変ギア伝達装置10用の制御装置と、電動パワーステアリング装置11用の制御装置とを別個に設け、両方の制御装置間で必要なデータを取得できるように、両制御装置に通信機能を持たせる。このようにすれば、一方の制御装置に異常が生じても、少なくとも他方の制御装置によって、電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置の一方に対する制御を継続することができる。
本実施形態による制御装置の制御対象となる、電動可変ギア伝達装置(VGTS)と電動パワーステアリング装置(EPS)を備えたステアリングシステムを3慣性系の機械モデルとして表したモデル図である。 本実施形態の制御装置100の制御ブロック図である。 (a)は、電動可変ギア伝達装置10と電動パワーステアリング装置11とを備えるステアリングシステムの運動方程式を示し、(b)は、その運動方程式中の各物理パラメータの定義を示す。 図1に示す機械モデルを、2入力2出力系とみなした場合のブロック図である。 目標トルクTsnrefを算出するための周波数重みG(s)の周波数ゲイン特性の一例を示す特性図である。 本実施形態の制御装置100が、数式4を用いて目標トルクTsnrefを算出しつつ、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11を制御した場合に、ステアリング操舵トルクTsとステアリング操舵角θsを位相平面でプロットしたリサージュ波形を示すグラフである。 比較例1によって、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11を制御した場合に、ステアリング操舵トルクTsとステアリング操舵角θsを位相平面でプロットしたリサージュ波形を示すグラフである。 比較例2によって、電動可変ギア伝達装置10及び電動パワーステアリング装置11を制御した場合に、ステアリング操舵トルクTsとステアリング操舵角θsを位相平面でプロットしたリサージュ波形を示すグラフである。 本実施形態の制御装置100が、数式3を用いて目標トルクTsnrefを算出した場合における、ステアリング操舵トルクTsとステアリング操舵角θsを位相平面でプロットしたリサージュ波形を示すグラフである。
符号の説明
1 電動モータ
2 電動モータ
3 ステアリングホイール
4 トルクセンサ
5 ステアリング入力軸
6 減速機
7 ラックおよびタイヤ
8 出力軸
9 ピニオン軸
10 電動可変ギア伝達装置
11 電動パワーステアリング装置
100 制御装置

Claims (4)

  1. ステアリングの操舵角に対するタイヤへの伝達軸の角度の比であるギア比を第1の電動モータの回転角度に応じて変化させる電動可変ギア伝達装置と、前記ステアリングに連結されたステアリング軸に作用するトルクに応じて、第2の電動モータによって補助操舵トルクを発生させる電動パワーステアリング装置とを制御する制御装置であって、
    前記電動可変ギア伝達装置における目標ギア比を設定し、実際のギア比が当該目標ギア比に一致するように、前記第1の電動モータの回転角度に関する第1指令値を算出する第1の算出手段と、
    前記電動パワーステアリング装置において発生すべき目標トルクを設定し、前記第2の電動モータによる補助操舵トルクが当該目標トルクに一致するように、前記第2の電動モータの発生トルクに関する第2指令値を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段によって算出された第2指令値によって前記第2の電動モータが駆動されたときに、前記第1の電動モータの回転角度に与える干渉の影響を低減するための第1補償値を第1数学モデルに基づいて生成し、その第1補償値を前記第1指令値に加えることによって算出した第1補償指令値を前記第1の電動モータに出力する第1の補償指令値出力手段と、
    前記第1の算出手段によって算出された第1指令値によって前記第1の電動モータが駆動されたときに、前記ステアリング軸のトルクに与える干渉の影響を低減するための第2補償値を前記第1数学モデルに基づいて生成し、その第2補償値を前記第2指令値に加えることによって算出した第2補償指令値を前記第2の電動モータに出力する第2の補償指令値出力手段とを備えることを特徴とする電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置。
  2. 前記第1補償値及び前記第2補償値は、ステアリングの操舵角、前記第1の電動モータの回転角度、及び前記タイヤへの伝達軸の回転角度によって示される前記ステアリングから前記伝達軸までのステアリングシステムの状態量を前記第1数式モデルに代入することによって生成されることを特徴とする請求項1に記載の電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置。
  3. 前記第1指令値及び第2指令値として、前記第1及び第2の算出手段によって算出された第1指令値及び第2指令値を第2数学モデルに代入することによってそれぞれ補正した補正値を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置。
  4. 前記第2の算出手段は、前記ステアリングの操舵速度が速くなるほど大きくなる重み付け係数と前記ステアリングの操舵角との積から、前記電動パワーステアリング装置において発生すべき目標トルクを設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電動可変ギア伝達装置と電動パワーステアリング装置の制御装置。
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