JP2007237936A - 制御モニタ機能を有する自動進路制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】進路制御処理の内部で下された判断に関する情報を詳細に、かつ指令員が運行状況を予測するのに役立つ形で表示する制御モニタ機能を有する自動進路制御装置を提供する。
【解決手段】割り付けられた列車番号と在線位置の情報を在線列車テーブル305に書き込む列車追跡処理部303と、列車がダイヤ情報DB301のダイヤ通りに走行できるように列車の進路上の被制御設備を制御して進路構成を行い、進路構成にあたっての一連の判断結果を制御状態テーブル306に書き込む進路制御処理部304と、在線列車テーブル及び制御状態テーブルの情報から列車番号毎に進路上の信号機を順に並べた形の在線列車・制御状態情報に編集する編集処理部307と、編集処理部307で編集された在線列車・制御状態情報から制御状態を見たい列車に対応する制御モニタを画面100に表示する画面表示処理部205を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、列車運行管理システムに用いられる制御モニタ機能を有する自動進路制御装置に関する。
列車運行管理システムは、列車の運行状況を表示するとともに、列車の進路を制御するシステムである。列車運行管理システムは、その構成要素として自動進路制御装置(以下、PRC装置という),制御卓,ダイヤ卓を含んで構成される。PRC装置は各駅に設置された信号機や転轍機などの被制御設備を制御し、列車の進路を構成する。制御卓は列車の在線位置や被制御設備の状態を指令員に表示する。ダイヤ卓は列車ダイヤを指令員に表示する。
進路制御は自動または手動で行われる。自動制御の場合、PRC装置は列車ダイヤと列車の在線位置情報に基づいて自動的に被制御設備を制御する。制御卓は自動制御された後の被制御設備の状態を表示する。
手動制御の場合、指令員は制御卓を操作して構成すべき進路を指示する。制御卓からの指示はPRC装置に送信され、PRC装置は被制御設備を制御する。
列車がダイヤ通りに運行しているかぎり指令員が手動制御を行う必要はない。運行が乱れても自動制御は可能だが、指令員は運行の正常化を図るため必要に応じて手動介入して手動制御を併用する。
このような従来の運行管理システムでは、列車の運行が乱れると、指令員は列車の走行順序を変えるなど運転整理をして運行の正常化を図るが、指令員は、制御卓に表示される現在の運行状況とダイヤ卓に表示される列車ダイヤとを見比べながら、数駅先の運行状況を予想し、状況に即した指示を出さなければならない。しかし、進路制御には列車の走行順序や番線使用順序、他列車の在線状況など様々な条件が複雑に関係するため、指令員が未来の運行状況を正確に予想するのは極めて難しく、運転整理は熟練を要する業務となっている。
又、運転整理中も基本的には自動制御を行うが、指令員は自動制御の結果が望ましくないと判断すれば手動介入することになる。しかし、PRC装置の内部で行われる自動制御処理は指令員にとってブラックボックスであり、内部でどのような判断が下されているのか、どうして望ましい結果が出ないのかといった情報を指令員は知ることができない。そのため、指令員は判断材料に乏しい状態で手動介入すべきか否かの決断を迫られ、必ずしも迅速かつ的確な判断を下すことができないばかりか、心理的にも強いストレスの原因となっている。
このように、未来の運行状況を指令員が予想しにくく、手動介入すべきか否かを指令員が判断しにくいという問題があった。
これらの問題を解決しようとするものとして、[特許文献1]に記載のように、自動進路制御装置と表示装置とを含んで構成され、自動進路制御装置のうちの、予告表示処理と優先判断テーブルとからなる順位予告表示手段は、ダイヤのダイヤ情報,優先判断テーブルの優先順位情報,在線列車テーブルの在線列車テーブル情報および列車の制御予定時刻などに基づいて、列車の進路を鎖錠する現場設備としての被制御設備に関する制御優先順位情報を、表示装置にて予告表示させる自動進路制御装置がある。
又、現在実用化されている運行管理システムの中には進路出力モニタ機能を持つものがある。これは指定した区間に含まれるすべての列車、すべての進路について自動進路制御の状況を一覧する機能であり、制御卓の画面を切り替えて表示するものである。
特開平10−86823号公報
[特許文献1]に記載のものは、互いに競合する列車同士の制御順位を表示するものであり、自動制御処理の内部でどのような判断が下されたかを指令員が知ることはできないという上述した従来の技術の問題点が解決されていないものである。
又、現在実用化されている進路出力モニタ機能は、自動制御に異常が生じた際の診断を意図したものであり、運転整理中に指令員が運行状況の予測するためには、不向きなもので使いにくいという問題がある。
本発明の目的は、進路制御処理の内部で下された判断に関する情報を詳細に、かつ指令員が運行状況を予測するのに役立つ形で表示する制御モニタ機能を有する自動進路制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の制御モニタ機能を有する自動進路制御装置は、
PRC装置による進路制御処理の判断状態を指令員が認知できるように、指定された列車の進路上にある被制御設備毎に、進路制御処理の判断状態を制御卓の画面上に表示するものである。
本発明によれば、PRC装置による進路制御処理の判断状態が指令員に伝わり、指令員は過去に制御された進路だけでなく、未来に制御される進路に関する情報を得ることができる。これにより、指令員は数駅先の運行状況を正確に予想し、状況に即した指示を出すことができるようになる。また、自動制御の結果が望ましいものとなるかどうかを事前に判断でき、手動介入すべきか否かの決断が容易になる。
本発明の一実施例を図1から図6により説明する。図1は、本実施例の列車運行管理システムの全体構成図である。
PRC装置300は、中央ネットワーク504および駅ネットワーク505を介して各駅装置506と接続される。制御卓200は、中央ネットワーク504を介してPRC装置300と接続され、中央ネットワーク504および駅ネットワーク505を介して各駅装置506と接続される。駅装置506はそれぞれ、その駅が管轄する信号機、転轍機,軌道回路などの現場設備510と接続される。
図1に示す例では、システム全体に1つのPRC装置が設置される中央集中型システムを示したが、各駅にPRC装置300が設置される駅分散型システムであってもよく、両者を合わせたハイブリッド型システムであってもよい。また、制御卓200とPRC装置300は別体として示したが、両者は一体であってもよい。
制御卓200は、各駅における列車の在線状況や現場設備の状態を駅装置506から駅ネットワーク505および中央ネットワーク504を介して受け取り、制御卓200の画面100に列車の在線状況や現場設備の状態を表示して指令員503に伝える。制御卓
200は、指令員503からの入力を受け、中央ネットワーク504を介してPRC装置501に手動制御指令を送る。PRC装置300は、駅ネットワーク505および中央ネットワーク504を介して駅装置506から列車の在線状況や現場設備の状態を受け取るとともに、駅装置506へ自動制御指令を送る。駅装置506は、PRC装置501からの自動制御指令または制御卓502からの手動制御指令に基づいて、現場設備510を制御する。
PRC装置300の処理内容の一部である列車追跡と進路制御について、図2を参照して説明する。
PRC装置300は、次のように構成されている。ダイヤ情報DB301と現場設備
DB510には、進路制御処理部304及び列車追跡処理部303が接続される。列車追跡処理部303は在線列車テーブル305に接続され、在線列車テーブル305は進路制御処理部304及び編集処理部307に接続される。進路制御処理部311は制御状態テーブル306に接続され、制御状態テーブル306は編集処理部312に接続される。編集処理部307は送信処理部308に接続されている。
制御卓200は、PRC装置300の送信処理部308から送信される信号を受信する受信処理部207,受信処理部207に接続される制御モニタ処理部203,制御モニタ処理部203に接続され制御モニタ処理部203からの信号により画面表示処理を行う画面表示処理部205,画面表示処理部205に接続された画面100,画面100に接続され画面100からの画面操作処理を行う画面操作処理部202で構成され、画面操作処理部202は、制御モニタ処理部203に接続される。
PRC装置300の列車追跡処理部303は、列車の在線位置とダイヤ上の列車番号とを対応づける処理を行う。列車追跡処理部303は、現場設備DB510に記録されている現場設備の一種である軌道回路509を監視する。軌道回路509は、レールを短い区間に区切り、区切った区間毎に車両が存在しているか否かを検知する仕組みである。軌道回路509からの信号により、列車追跡処理部303は列車の在線位置を把握することができる。監視範囲内に新たな列車が進入した場合、列車追跡処理部303はダイヤ情報
DB301からのダイヤに従って次に来るべき列車番号を割り付ける。列車が走行して在線位置が移動すると、列車追跡処理部303は列車の在線位置を追跡して列車番号を移動させる。割り付けられた列車番号と在線位置の情報は在線列車テーブル305に書き込まれる。
PRC装置300の進路制御処理部304は、列車がダイヤ通りに走行できるように、進路上の信号機507,転轍機508などの被制御設備を制御する処理である。進路制御処理部304は、在線列車テーブル305を監視して、駅に進入しようとする列車が接近点と呼ばれる特定の軌道回路に達すると、ダイヤ情報DB301で定められている番線に列車が進入できるよう被制御設備を制御し、入場進路を構成する。又、時刻が、駅から進出しようとする列車の出発時刻の設定された時間前になると、ダイヤ情報DB301で定められている線路に列車が進出できるように被制御設備を制御し、出発進路を構成する。入場進路,出発進路の構成には、ダイヤ情報DB301で定められている入場順序、出発順序、交差順序などが考慮される。
進路制御処理部304での処理の詳細を、駅を通過する列車を例にとり図3により説明する。
ステップ401で、在線列車テーブル305の変化を監視し、列車が接近点に達して進路制御処理部304が接近を検知すると、ステップ402で、ダイヤ情報DB301を参照して列車の走行線路とダイヤ上の到着番線をチェックして進路決定を行い、駅ごとに決められた定数に基づいて制御すべき被制御設備を決定する。
ステップ403で、ダイヤ情報DB301を参照してダイヤ上の他列車との間で先着/後着関係を判断して入場順序判断を行う。例えば、自列車より先に到着すべき列車がまだ到着していない場合は、「入場順序1位以外」として判断NGとなる。入場順序判断が
OKであれば、入場進路の構成が行われ、列車は駅に入場する。
ステップ404で、ダイヤ情報DB301を参照してダイヤ上の他列車との間で先発/後発関係を判断して出発順序判断を行う。例えば、自列車より先に出発すべき列車がまだ出発していない場合は、「出発順序1位以外」として判断NGとなる。
出発順序判断がOKであれば、ステップ405で、在線列車テーブル305を参照して自列車の進路と競合(交差,重複など)する他列車の進路をチェックして競合進路チェックを行う。例えば、自列車の進路と交差する進路に対し進行信号が現示されている場合は、「競合信号機進行現示中」として判断NGとなる。
競合進路チェックがOKであれば、ステップ406で、在線列車テーブル305を参照して進入しようとしている番線の在線列車をチェックして到着線チェックを行う。例えば、該当する番線に他の列車が在線している場合、「到着線支障」として判断NGとなる。
到着線チェックがOKであれば、ステップ407で、進路構成OKと判断し、ステップ408で、進路上の信号機および関連する現場設備に対し制御出力を実行する。制御出力が行われると、ステップ409で、一連の判断結果を制御状態テーブル306に書き込み、制御状態テーブル更新処理が行われる。制御状態テーブル306は各信号機の制御状態を管理する記憶領域である。
ステップ403からステップ406のいずれかでの判断がNGであれば、ステップ410で、進路構成NGと判断し、進路上の信号機および関連する現場設備に対し制御出力は行われなく、ステップ409で、判断NGの理由が制御状態テーブル306に書き込まれる。
このようにして更新された在線列車テーブル305と制御状態テーブル306の情報を図2に示す編集処理部307が読み込み、列車番号毎に進路上の信号機を順に並べた形に編集し、送信処理部308に渡す。送信処理部308は渡された情報をパケット化して制御卓200へ向けて定期的に在線列車・制御状態情報309を送信する。
このように、進路制御処理部304により制御状態テーブル306を更新し、制御状態テーブル306を編集処理部307が取り込んで制御卓200へ送信するように構成しているので、制御卓200側で制御モニタ表示を行うことができる。
制御卓200では、PRC装置300から送信される在線列車・制御状態情報309を受信処理部207で受信し、制御モニタ処理部203で制御モニタ処理を行い、画面表示処理部205で画面表示処理を行い画面100に表示する。
制御モニタの表示方法には、図4に示すダイアログ形式、図5に示す吹き出し形式、図6に示すカウントダウン形式がある。
図4は、制御卓200にダイアログ形式の制御モニタを表示した画面の一例である。画面100には、上部にボタン列が表示されており、ボタンの1つに「制御モニタ」ボタン101が表示される。画面100には、対象となる列車と列車が在線している駅及び前後の駅の状態がシンボルで表示される。図4に示す例では、対象となる列車が在線している現在駅として中央駅が、次駅として西原駅が、前駅として東山駅が表示されている。
指令員が画面100の「制御モニタ」ボタン101をクリックし、制御状態を見たい列車番号102を指定すると、図2に示す制御卓200の画面操作処理部202で画面操作処理を行い、制御モニタ処理部203を起動する。制御モニタ処理部203は、受信処理部207から在線列車・制御状態情報309を受け取って、指定された列車の制御状態テーブルを取り出し画面表示処理部205を起動する。画面表示処理部205は、ダイアログ110内に表示されるべき信号機名称と制御状態を表すメッセージ文字列を取得して、ダイアログ110を生成し、ダイアログ110内に信号機名称とメッセージ文字列を表示する。
ダイアログ110には列車番号表示部121,更新ボタン151,閉じるボタン152が表示される。また、対象となる列車が在線している駅及び前途の数駅それぞれの駅名表示部122,番線表示部123,場内信号機に対する信号機名称表示部124,メッセージ表示部125,出発信号機に対する信号機名称表示部126,メッセージ表示部127が表示される。
図4に示す例では、列車番号が123Mという列車が中央町駅に接近し、2番線に到着しようとしている状態が表示されている。すなわち、この列車は、東山駅方面から進入し、第1場内信号機19L(103a)の内方に在線しており、第2場内信号機18L
(103b)、第3場内信号機17Lを越えて中央町駅の2番線に到着しようとしている。PRC装置300の進路制御処理部304は第1場内信号機19L,第2場内信号機
18L,第3場内信号機17Lを自動制御しており、列車番号123Mの列車に対して中央町駅の2番線への到着進路を構成済みである。そして、列車番号123Mの列車は、中央町駅に到着後、出発信号機15Lを越えて西原駅方へ進出するダイヤになっているが、出発時刻まで時間があるため、PRC装置300の進路制御処理部304は列車番号123Mの列車の出発進路を「出発予定時刻未経過」と判断し、出発信号機16Lを制御保留状態としている。
この状態は、ダイアログ110内の各表示部に表示される。すなわち、列車番号表示部121には「123M」が、現在駅の駅名表示部122aには「中央町」が、番線表示部123aには「2」が、場内信号機に対する信号機名称表示部124aとメッセージ表示部125aには「19L 接近済 制御済」「18L 接近済 制御済」「17L 接近済 制御済」が、出発信号機に対する信号機名称表示部126aとメッセージ表示部127aには「16L 接近済 出発予定時刻未経過」が、それぞれ表示される。次駅および次々駅に対しても同様に、列車番号123Mの列車の進路上にある信号機に対し、PRC装置300の進路制御処理部304の判断状態を表示する。
指令員がダイアログ110内の更新ボタン151を押すと、最新の在線列車テーブルに基づいて表示内容を更新する。ここで、ダイアログ110内の表示内容は、在線列車テーブル305が更新されると自動的に更新するようにしてもよい。指令員がダイアログ110内の閉じるボタン152を押すと、画面表示処理部205はダイアログ110を消去し、元の画面に戻る。
このように、PRC装置300の内部状態が制御卓に表示されるので、指令員は対象となる列車の進路が問題なく構成されているかどうかを知ることができる。又、構成されていない場合はその理由を含めて進路制御処理処理の判断状態を知ることができる。
図5は、制御卓200に吹き出し形式の制御モニタを表示した画面の一例である。画面100には、上部にボタン列が表示されており、ボタンには、「制御モニタ」ボタン101,「吹き出し消去」ボタン109が表示される。画面100には、対象となる列車と列車が在線している駅及び前後の駅の状態が図4に示す例と同様に表示される。
指令員が画面100の「制御モニタ」ボタン101をクリックし、制御状態を見たい列車番号102を指定すると、図2に示す制御卓200の画面操作処理部202で画面操作処理を行い、制御モニタ処理部203を起動する。制御モニタ処理部203は、受信処理部207から在線列車・制御状態情報309を受け取って、指定された列車の制御状態テーブルを取り出し画面表示処理部205を起動する。画面表示処理部205は、吹き出し
160が表示される信号機名称、及び吹き出し160中に表示されるべきメッセージ文字列を取得して、各信号機を示す信号機シンボル103の近くに吹き出し160を生成して、吹き出し160中にメッセージ文字列を表示する。ここで、吹き出し形式の代わりに、「窓」のような固定の表示領域を設けてもよく、「吹き出し」のような枠を表示しなくてもよい。
図5に示す画面の状態は、図4に示す画面のものと同様の状態であり、列車番号123Mの列車の進路について、場内信号機19L,18L,17Lはすでに制御済であるので、それぞれの信号機シンボル103a,103b,103cの近くに吹き出し160a,
160b,160cが表示され、吹き出し中に「制御済」が表示されている。又、出発信号機16Lは出発予定時刻未経過であるので、信号機シンボル103dの近くに表示された吹き出し160d中に「出発時刻未経過」が表示される。
ダイアログ形式は1個の列車を表示対象としているが、吹き出し形式では、画面上に在線する全ての列車を表示対象とすることができる。図5に示す例では、列車番号454Mの列車、及び列車番号456Mの列車の進路についても、信号機シンボル103e,103f,103gの近くに吹き出し160e,160f,160gを表示し、それらの吹き出し中に信号機3R,4R,5Rについての自動制御の判断状態が表示されている。又、図5では省略しているが、入換列車「引345M」に対する進路を同時に表示してもよい。なお、指令員が列車番号を指定する場合を説明したが、列車番号を指定しなくても画面上に在線する全ての列車に対して吹き出し160を表示してもよい。
在線列車・制御状態情報309が更新された場合、制御モニタ処理部203は再び画面表示処理部205を起動し、表示内容を自動的に更新する。指令員が画面100内の「吹き出し消去」ボタン109をクリックすると吹き出し160は消去される。
このように、PRC装置300の内部状態が制御卓に表示されるので、指令員は各列車の進路上にある現場設備が自動制御されているかどうか、自動制御されていない場合は何が原因か、といった進路制御処理処理の判断状態を知ることができる。
図6は、制御卓200にカウントダウン形式の制御モニタを表示した画面の一例である。画面100には、上部にボタン列が表示されており、ボタンには、「制御モニタ」ボタン101,「吹き出し消去」ボタン109が表示される。画面100には、対象となる列車と列車が在線している駅及び前後の駅の状態が図4に示す例と同様に表示される。
指令員が画面100の「制御モニタ」ボタン101をクリックし、制御状態を見たい列車番号102を指定すると、図2に示す制御卓200の画面操作処理部202で画面操作処理を行い、制御モニタ処理部203を起動する。制御モニタ処理部203は、受信処理部207から在線列車・制御状態情報309を受け取って、指定された列車の制御状態テーブルの中から制御出力までの残り時間を取り出し画面表示処理部205を起動する。画面表示処理部205は、吹き出し170が表示される信号機名称、及び吹き出し170中に表示されるべき残り時間を取得して、各信号機を示す信号機シンボル103の近くに吹き出し170生成して、吹き出し160中に該当する列車についての進路が何秒後に構成されるかをカウントダウン表示する。表示は文字列でもよく、例えば時計や計数棒のような絵図(アイコン)を用いてもよい。
図6に示す例では、列車番号121Mの列車が中央町駅の2番線に在線している状態を表示している。列車番号121Mの列車は、出発信号機16Lを越えて西原駅方面へ進出するダイヤになっているが、出発時刻まで時間があるため、PRC装置300の進路制御処理は列車番号121Mの列車の出発進路を「出発予定時刻未経過」と判断し、出発信号機16Lを制御保留状態としている。出発信号機16Lは75秒後に自動制御される予定となっている。
画面100には、出発信号機16Lの信号機シンボル103の近くに吹き出し170を表示し、吹き出し170中に制御予定時刻までの残り時間を「あと75秒」と表示する。この残り時間の表示は、時間が経過するとともに、「あと70秒」「あと65秒」…「あと5秒」「制御中」「制御済」のように、自動的に更新される。
ダイアログ形式では1個の列車を表示対象としているが、カウントダウン形式では画面上に在線する全ての列車を表示対象とすることができる。又、図6では省略しているが、列車番号123Mの列車,入換列車「引345M」,列車454M,列車456Mの進路についてのカウントダウンを同時に表示してもよい。
指令員が画面100の「吹き出し消去」ボタン109をクリックすると吹き出し170は消去される。「制御モニタ」ボタン101をクリックして吹き出し170を表示し、
「吹き出し消去」ボタン109をクリックすると表示が消去される例で説明したが、吹き出し170は、常時表示してあってもよく、指令員がマウスポインタを列車番号102の上に載せたときだけ表示するようにしてもよい。又、指令員が列車番号を指定する例で説明したが、列車番号を指定しなくても画面100上に在線する全ての列車に吹き出し170
を表示するようにしてもよい。
このように、制御予定時刻に関する情報が制御卓の画面上に表示されるので、指令員は列車の進路上にある現場設備が何秒後に自動制御されるかを知ることができ、未来の状況を予測しながら的確な意思決定を下すことができる。なお、指令員への伝達方法は視覚的なものに限らず、聴覚的もしくは触覚的なものであってもよい。
本実施例によれば、PRC装置による進路制御処理の判断状態が指令員に伝わり、指令員は過去に制御された進路だけでなく、未来に制御される進路に関する情報を得ることができる。これにより、指令員は数駅先の運行状況を正確に予想し、状況に即した指示を出すことができるようになる。また、自動制御の結果が望ましいものとなるかどうかを事前に判断でき、手動介入すべきか否かの決断が容易になる。
この結果、指令員は迅速かつ的確な意思決定ができ、輸送指令業務の正確性,即応性を格段に向上させることができる。
本発明の一実施例である自動進路制御装置の構成図である。 制御卓及びPRC装置の機能ブロック図である。 進路制御処理のフロー図である。 ダイアログ形式の制御モニタの画面例を示す平面図である。 吹き出し形式の制御モニタの画面例を示す平面図である。 カウントダウン形式の制御モニタの画面例を示す平面図である。
符号の説明
100…画面、101…「制御モニタ」ボタン、102…列車番号、103…信号機シンボル、109…「吹き出し消去」ボタン、110…ダイアログ、121…列車番号表示部、122…駅名表示部、123…番線表示部、124,126…信号機名称表示部、
125,127…メッセージ表示部、151…「更新」ボタン、152…「閉じる」ボタン、160,170…吹き出し、200…制御卓、202…画面操作処理部、203…制御モニタ処理部、205…画面表示処理部、207…受信処理部、300…PRC装置、301…ダイヤ情報DB、303…列車追跡処理部、304…進路制御処理部、305…在線列車テーブル、306…制御状態テーブル、307…編集処理部、308…送信処理部、504…中央ネットワーク、505…駅ネットワーク、506…駅装置。

Claims (5)

  1. 列車の在線位置を追跡し、ダイヤ情報DBからのダイヤに従って列車番号を割り付け、割り付けられた列車番号と在線位置の情報を在線列車テーブルに書き込む列車追跡処理部と、前記在線列車テーブルの変化を監視し、列車が前記ダイヤ情報DBのダイヤ通りに走行できるように前記列車の進路上の被制御設備を制御して進路構成を行い、該進路構成にあたっての一連の判断結果を制御状態テーブルに書き込む進路制御処理部と、前記在線列車テーブル及び制御状態テーブルの情報から列車番号毎に進路上の信号機を順に並べた形の在線列車・制御状態情報に編集する編集処理部と、該編集処理部で編集された在線列車・制御状態情報から制御状態を見たい列車に対応する制御モニタを画面に表示する画面表示処理部を備えた制御モニタ機能を有する自動進路制御装置。
  2. 前記制御モニタが対象となる列車と列車が在線している駅及び前後の駅の状態を表示するものである請求項1に記載の制御モニタ機能を有する自動進路制御装置。
  3. 前記列車の列車番号が特定されると、ダイアログ内に信号機名称と制御状態を表すメッセージ文字列を表示する請求項2に記載の制御モニタ機能を有する自動進路制御装置。
  4. 信号機シンボルの近くに吹き出しと該吹き出し中に該当する信号機についての自動制御の判断状態を表示する請求項2に記載の制御モニタ機能を有する自動進路制御装置。
  5. 列車が指定されると、指定された列車についての信号機シンボルの近くに吹き出しと該吹き出し中に制御予定時刻までの残りの時間をカウントダウン形式で表示する請求項2に記載の制御モニタ機能を有する自動進路制御装置。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013123963A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Hitachi Ltd 列車運行制御装置及び列車運行制御方法
CN106476857A (zh) * 2016-10-19 2017-03-08 北京交通大学 一种轨道交通调度指挥系统及方法
WO2023124705A1 (zh) * 2021-12-30 2023-07-06 卡斯柯信号有限公司 一种调度集中系统调车进路办理的改进方法、设备及介质

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