JP2007237196A - 穿孔装置及び穿孔方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パンチとダイの中心の位置合わせを容易かつ高精度に行うことができる穿孔装置及び穿孔方法を提供する。
【解決手段】光源40によりパンチ20及びダイ10を上方から照明する。これにより、ダイ10の孔10aからパンチ20に遮られつつ漏れた光が、光輪となってCCDカメラ33によって観察される。この光輪の幅が全周において均等になるように、CCDカメラ33により撮像された観察画像を作業者が目視しながら、パンチ20に対するダイホルダ11の位置を移動調整ねじによって調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンチとダイの位置合わせをして穿孔を行う穿孔装置及び穿孔方法に関する。
パンチとダイを組み合わせて被加工物に孔を明ける穿孔装置において、品質のよい被加工物を製作するためには、パンチの中心とダイの中心との位置合わせを精度良く行って孔を明ける必要がある。
パンチとダイの中心の位置合わせは、それぞれが保持されたパンチホルダとダイホルダをXY方向に移動させて調整する。従来では、例えば芯出し用のパンチを加工用ダイに挿入して、パンチホルダとダイホルダの両者の機械的な位置関係を調整していた。
芯出し用のパンチは、加工用のパンチに比べてダイとパンチとのクリアランスが小さくなるように形成されており、これを用いることで、パンチホルダと加工用ダイとの位置関係を調整することができる。
芯出し用パンチによる芯出しが終了した後、芯出し用パンチを加工用パンチに交換して加工用パンチと加工用ダイの中心の位置合わせを完了する。
しかしながら、加工用パンチと芯出し用パンチの中心を完全に一致させて製造することは困難であるので、芯出し用パンチを加工用パンチに交換した際に、ずれが生じてしまうことがあった。
このような課題を解決すべく、特許文献1に示すように、反射鏡やレンズを用いてパンチとダイの中心の位置合わせを行う穿孔装置がある。具体的には、パンチのダイの孔への嵌合部分の像を、嵌合部分の斜め上に位置する反射鏡によってレンズに向けて反射させて、このレンズの支持具を適切な位置に移動させる。そして、レンズを介して拡大された像を目視しながらパンチホルダとダイホルダの機械的な位置関係を調整する。
特開平10−202475号公報
しかしながら、上述した特許文献1の穿孔装置においては、反射鏡がパンチのダイの孔への嵌合部分に対して斜め上の位置に設置されるために、反射鏡によって反射された嵌合部分の像と嵌合部分を真下から視る像とには視差が生じてしまうため、高精度なパンチとダイの中心の位置合わせが難しいという問題があった。また、位置合わせの精度を上げようとすると、複数の方向から嵌合部分を確認せざるを得ず、位置合わせにかなり手間がかかってしまうという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、パンチとダイの中心の位置合わせを容易かつ高精度に行うことができる穿孔装置及び穿孔方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の穿孔装置は、
パンチホルダに支持されたパンチと、該パンチが挿入される孔を有するとともにダイホルダに支持されたダイとを備えた穿孔装置であって、
前記パンチの中心と前記ダイの中心との位置合わせを行うために、前記ダイ及び前記パンチを照明する照明手段と、該照明手段から発光され、前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光による像を撮影する撮影手段と、該撮影手段により撮影された像に基づいて、前記ダイホルダ及び前記パンチホルダのうち少なくとも一つを位置合わせのためにXY平面上で移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記撮影手段は前記ダイの下方に設けられるようにしてもよい。
また、前記ダイの下方に設けられるとともに、前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光を反射するミラーを備え、
前記撮影手段により前記ミラーで反射された光による像を撮影するようにしてもよい。
また、前記撮影手段は着脱自在であるようにしてもよい。
また、前記ダイの下方に、前記パンチが前記ダイの孔に穿孔されて生じる被加工物のカスを取り除くためのカス除去手段が着脱自在に設けられるようにしてもよい。
また、前記撮影手段により撮影された画像データを画像処理する画像処理手段を備えるようにしてもよい。
また、前記画像処理手段により画像処理された画像データに基づいて、前記パンチの中心と前記ダイの中心とのずれ量を判定するようにしてもよい。
また、前記画像処理手段と前記移動手段とを組み合わせて自動化するようにしてもよい。
また、上記目的を達成するため、本発明の穿孔方法は、
パンチホルダに支持されたパンチをダイホルダに支持されたダイに形成された孔に挿入して被加工物を穿孔する穿孔方法であって、
前記ダイに対して前記パンチをZ軸方向に移動させる工程と、
前記ダイ及び前記パンチを照明する工程と、
前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光による像を撮影する工程と、
前記撮影された像に基づいて、前記ダイホルダ及び前記パンチホルダのうち少なくとも一つを位置合わせのためにXY平面上で移動させて、前記パンチの中心と前記ダイの中心との位置合わせを行う工程とを備えたことを特徴とする。
また、前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光による像の撮影は、前記ダイの下方において行われるようにしてもよい。
本発明によれば、パンチとダイの中心の位置合わせを容易かつ高精度に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る穿孔装置について、以下図面を参照して説明する。穿孔装置1は被加工物である板状部材に孔を形成する装置である。
穿孔装置1は、図1,図2及び図4に示すように、図示しない基台上に、ダイ10と、ダイ10を支持するダイホルダ11と、ダイホルダ11を支持するダイホルダ支持部12と、ダイホルダ11の移動調整ねじ13(図2)と、ダイホルダ11を固定するためのトルクレンチ14と、パンチ20と、パンチ20を支持するパンチホルダ21と、撮影装置30と、光源40とを備えている。
ダイ10には、図1に示すように、パンチ20が挿入される孔10aが形成されており、ダイ10の上方に位置するパンチ20が上下動してダイ10の孔10aに挿入されることにより板状部材に孔を明ける。
ダイホルダ11は、板状部材に形成する孔の径等に応じてダイ10を交換可能に保持するものである。移動調整ねじ13,13は、ダイ10の中心とパンチ20との中心の位置合わせのために、ダイホルダ11の位置をXY平面上で、XY方向(図2)に移動可能に調整する。移動調整ねじ13,13は、回転させて前後に移動させることにより、移動調整ねじ13,13と螺合したダイホルダ11をXY方向に移動させる。
ダイホルダ11を支持するダイホルダ支持部12には、撮影装置30が取り外し可能に取り付けられている。撮影装置30は、ダイ10の孔10aとパンチ20の挿入端の位置関係を表す画像を撮影して観察するための装置である。撮影装置30は、図1に示すように、筒状取付部31と、把持部32と、CCD(Charge Coupled Devices)カメラ33と、ミラー34とから構成されている。
撮影装置30の筒状取付部31は、ダイホルダ支持部12に形成された挿入孔12aに挿入され、図示しない固定手段により、ダイホルダ支持部12に取り外し可能に取り付けられる。筒状取付部31の中空部31aは先端付近では小径中空部311aを構成しており、筒状取付部31には小径中空部311aと直交して連通する連通孔31bが形成されている。
中空部31a及び連通孔31bは、光源40から発光された光の光路となる。連通孔31bは、撮影装置30がダイホルダ支持部12に取り付けられた際に、ダイ10の孔10aと連通する。そして、連通孔31bと小径中空部311aが交差する位置にミラー34が取り付けられている。
ミラー34は、光源40から発光され、ダイ10の孔10aからパンチ20に遮られつつ漏れた光輪をCCDカメラ33へと導くためのものである。ミラー34は、光源40から発光されダイ10の孔10aから漏れた光を反射して光路を90度曲げることにより、CCDカメラ33へと漏れた光を導く。
把持部32は、撮影装置30をダイホルダ支持部12に取り付ける際などに把持される。把持部32の一端に筒状取付部31が形成され、他端にCCDカメラ33が固定されている。
把持部32にも、図示しない中空部が形成されており、この中空部がミラー34で反射された光の光路となり、この反射された光がCCDカメラ33の撮像素子に入射する。
CCDカメラ33では、ミラー34を介してダイ10の孔10aを直下から見た画像を観察することができる。CCDカメラ33は、撮像中心がダイ10の孔10aの画像の中心付近に合うように配置される。
ダイ10の上方でパンチ20を支持するパンチホルダ21は、図示しないサーボモータにより駆動され、サーボモータの回転運動を送りねじ等を用いて直線運動に変換してパンチ20を上下動させる。この時、パンチ20が移動する方向はXY平面に対する法線(Z軸)である。
光源40は、ダイ10およびパンチ20を照明する手段である。光源40は、LED(Light Emitting Diode)により構成され、パンチホルダ21に着脱自在に取り付けられ、パンチ20の上方に配置される。
光源40がパンチ20の上方に配置されることにより、光源40からの光は、パンチ20の挿入端がダイ10の孔10aに挿入される位置へと向かって発光される。これにより、ダイ10の孔10aからパンチ20に遮られつつ漏れた光が光輪状となって、ダイ10の孔10a、連通孔31bを介して、ミラー34へと入射する。
すなわち、光源40から発光され、ダイ10の孔10aから漏れた光は、ダイ10の孔10a、連通孔31bを通ってミラー34に反射され、ミラー34に反射された光は、中空部31a及び把持部32の中空部を通って、CCDカメラ33へと導かれる。
また、穿孔装置1は、図4(C)に示すように、カス抜きパイプ50を備えている。カス抜きパイプ50は、穿孔作業において生じる被加工物のカスを穿孔装置1から取り除くためのものである。カス抜きパイプ50は、穿孔作業が行われる際に、着脱自在にダイホルダ支持部12に取り付けられ、ダイ10の直下に先端が対向するように配置される。
次に、この穿孔装置1において、ダイ10の中心とパンチ20の中心との位置合わせを行う方法について説明する。
まず、作業者が目視しながら、ダイ10の上面にパンチ20の先端が接触しない程度まで、パンチ20を上下動させるサーボモータを操作してパンチ20を下降させる。この状態において光源40によりパンチ20及びダイ10を照明する。これにより、ダイ10の孔10aからパンチ20に遮られつつ漏れた光が、図3(A)に示すように、光輪LとなってCCDカメラ33によって観察される。すなわち、図3において、ダイ10の影Dとパンチ20の影Pとの隙間に光輪Lが観察される。
この光輪Lの幅が全周において図3(B)に示すように均等になるように、CCDカメラ33により撮像された観察画像を作業者が目視しながら、パンチ20に対するダイホルダ11の位置を移動調整ねじ13,13によってXY方向に調整する。
光輪Lが均等になったら、パンチ20をさらに下降させてダイ10の孔10a内にわずかに挿入させて再度光輪Lの幅が均等であるかを観察し、問題が無ければ調整作業を終了する。
もしも均等でなければ、この状態で再度ダイホルダ11の位置を移動調整ねじ13、13によってXY方向に調整する。
なお、このパンチ20の下降量は作業者が目視にて行なうが、これをサーボモーターの回転量を数値制御することで自動化することも可能である。
また、光輪Lの幅が均等であるか否かの判断を、作業者の目視による観察の代わりに、CCDカメラ33による撮像画像データを基に画像処理手段66(図5)による画像処理を施して行うことも可能である。この場合には、例えば次のようにする。 移動調整ねじ13によってX方向の一方向にダイホルダ11を光が遮光される位置まで移動させる。この時のダイ10の影DのX方向の座標X1を取得する。次に、移動調整ねじ13によってX方向の反対方向に光が遮光される位置まで移動させて、この時のダイ10の影DのX方向の座標X2を取得する。これらの座標X1および座標X2からダイ10の影DのX方向の中心座標X3を求める。また、Y方向についても同様にしてダイ10の影DのY方向に中心座標Y3を求める。そして、ダイ10の影Dが中心座標X3,Y3に位置するように、ダイホルダ11を移動調整ねじ13によって移動させれば位置合わせが完了する。
また、画像処理手段66において、光輪Lの幅を測定してずれ量を判定したり、ダイ10の影Dにより構成される円とパンチ20の影Pにより構成される円との中心座標を比較してそのずれ量tを判定することによっても、位置合わせを行うことは可能である。
次に、穿孔装置1における穿孔方法について図4を用いて説明する。図4(A)に示した撮影装置30が装着されていない状態から、ダイ10とパンチ20との位置合わせを行うために図4(B)に示すように撮影装置30をダイホルダ支持部12の挿入孔12aに挿入して取り付ける。取り付けた撮影装置30を用いて上述した方法でダイ10とパンチ20との位置合わせを行う。位置合わせが完了したら、トルクレンチ14でねじ止めすることによりダイホルダ13を固定する。
そして、撮影装置30をダイホルダ支持部12から取り外した後、図4(C)に示すように、カス抜きパイプ50を装着する。カス抜きパイプ50の装着後、パンチ20を上下動させて、ダイ10の挿入孔10aに挿入して、パンチ20の挿入端とダイ10との間に配置された被加工物である例えばプリント基板に孔を明ける。この穿孔作業において生じたカスはカス抜きパイプ50の中空部に落ちて穿孔装置1から排出される。なお、穿孔作業の際には光源40をパンチホルダ21から取り外しても良い。
ここで、穿孔装置1を制御するための制御回路について図5を用いて説明する。制御部60は、図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)61とメモリ62とドライバ63,DSP(Digital Signal Processor)65と画像処理手段66とを備えている。CPU61は、穿孔装置1全体の制御や演算処理を行うものである。メモリ62には、穿孔装置1を制御するためのプログラムや制御情報が格納されている。ドライバ63はCPU61からの制御信号に応じて、パンチホルダ21を動作させる。DSP65はCPU61からの制御信号に応じて、CCDカメラ33を動作させる。画像処理手段66は、上述したようにCCDカメラ33により撮像された画像を処理する。CPU61には、操作部64が接続されている。画像入出力インターフェース67は、CPU61、DSP65、及び画像処理手段66に接続されており、CPU61の指示により、DSP65から出力される生画像、または画像処理手段から出力される処理画像のうちどちらか一方を選択して、画像表示手段100に表示する。
操作部64によりパンチホルダ21の操作信号がCPU61に出力されると、CPU61は、パンチホルダ21を駆動するための駆動信号の出力をドライバ63に指示する。ドライバ63は、指示に従って、パンチホルダ21に駆動信号を出力する。そして、パンチホルダ21は上下動され、穿孔作業が行われる。
また、ダイ10とパンチ20との中心の位置合わせにおいては、操作部64からのCCDカメラ33の操作信号がCPU61に出力されると、CPU61は、CCDカメラ33を駆動するための駆動信号の出力をDSP65に指示する。DSP65は、指示に従って、CCDカメラ33に駆動信号を出力する。そして、CCDカメラ33によりダイ10とパンチ20との位置合わせのための画像が撮像され、CPU61が画像入出力インターフェース67に、DSP65が出力する画像を画像表示部100に出力することを指示する。画像入出力インターフェース67は、その指示に基づいて、画像表示部100にDSP65からの画像を表示する。作業者は画像表示部100に表示された画像に基づいて、上述した位置合わせを行なう。 また、上述したように、CCDカメラ33の画像データ信号に基づいて画像処理手段66を用いて位置ずれ量を測定し、その結果に基づいて位置合わせを行うこともできる。その場合はCPU61が画像入出力インターフェース67に、画像処理手段66によって処理された画像を出力するように指示して、作業者は画像表示部100に表示されたその画像に基づいて位置合わせを行なっても良いし、画像はDSP65からの生画像のまま、位置ずれ量等を数値等によって画像表示部100に表示して、その情報に基づいて位置合わせを行なうなどしてもよい。
なお、ダイホルダ11のXY方向の移動調整手段をモータ等により電動化して、CPU61によって制御するようにしてもよい。この場合には、移動調整手段と画像処理手段とを組み合わせることによって、ダイ10とパンチ20の中心の位置合わせの自動化を行うことができる。この場合の構成を図5の点線部に示す。ドライバ68はCPU61に接続され、CPU61からの制御信号に応じてパンチホルダ21を動作させる。X軸調整用モータ101、およびY軸調整用モータ102はCPU61からの制御信号に応じて、XYテーブル103を動作させる。ダイホルダ11はXYテーブル103によりXY平面上を自在に移動することができる。
画像処理手段66が測定した位置ずれ量に基づいてCPU61は、ドライバ68に対してX軸調整用モータ101、およびY軸調整用モータ102の駆動信号を出力する。ドライバ68がCPU61からの制御信号に応じて、X軸調整用モータ101、およびY軸調整用モータ102を動作させると、X軸調整用モータ101、およびY軸調整用モータ102の動作に従ってXYテーブル103がXY平面上を移動する。ダイホルダ11はXYテーブルに接続されているので、XYテーブル103の動作に伴ってダイホルダ11はXY平面上を移動する。移動が完了したら再度ずれ量を測定し、調整が不十分であれば再度ダイホルダ11を移動させて調整を行なう。このようにしてダイホルダ11の位置ずれ量を自動で調整する。
このように本実施の形態の穿孔装置1および穿孔装置1による穿孔方法では、ダイ10とパンチ20の中心の位置合わせにおいて、ダイ10の孔10aの中心とパンチ20の中心との位置関係を下方から観察することができるようにしたので、斜めから観察することによる視差が生じることがなくなり、位置合わせを容易かつ高精度に行うことができる。
また、CCDカメラ33による画像データに基づいて、ダイ10の孔10aの中心とパンチ20の中心のずれ量を数値的に管理することも可能となり、より高精度な位置合わせが可能となる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、本実施形態ではミラー34を用いて90度光路を曲げてダイ10とパンチ20の画像をCCDカメラ33によって観察できるようにしたが、ミラーを用いることなく、ダイ10の下方に直接CCDカメラを配置するようにしてもよい。
また、本実施形態ではダイホルダ11を移動調整可能とする例について説明したが、パンチホルダ21を移動調整可能とするようにしてもよいし、また、ダイホルダ11及びパンチホルダ21の両者を移動調整可能としてもよい。
また、本実施形態ではダイホルダ11を移動調整ねじ13により移動調整する例について説明したが、例えばマイクロメータ等によって調整するようにしてもよいし、調整ねじによる方法には限られない。
また、本実施形態では、光源40をLEDにより構成する例について説明したが、LED以外の光源を用いることも可能である。
また、本実施形態では、ミラー34により光路を90度曲げているが、必ずしも光路を曲げる角度が90度である必要はない。
また、本実施形態は、CCDカメラ33の撮像中心がダイ10の孔10aの画像の中心付近に合うように配置される例について説明したが、厳密に中心が合致する必要はない。
また、本実施形態では、撮影装置30を取り外す例について説明したが、穿孔作業においても撮影装置30を取り外さないように構造を変更することは可能である。
本発明の実施形態に係る穿孔装置の構成を表す断面図である。 図1に示した穿孔装置の斜視図である。 図1に示した穿孔装置においてダイとパンチとの位置合わせを行う際の説明図である。 図1に示した穿孔装置による穿孔方法を説明するための断面図である。 図1に示した穿孔装置を制御するための制御回路のブロック図である。
符号の説明
1 穿孔装置
10 ダイ
11 ダイホルダ
12 ダイホルダ支持部
13 移動調整ねじ
20 パンチ
21 パンチホルダ
30 撮影装置
31 筒状取付部
33 CCDカメラ
34 ミラー
40 光源
66 画像処理手段
L 光輪
D ダイの影
P パンチの影

Claims (10)

  1. パンチホルダに支持されたパンチと、該パンチが挿入される孔を有するとともにダイホルダに支持されたダイとを備えた穿孔装置であって、
    前記パンチの中心と前記ダイの中心との位置合わせを行うために、前記ダイ及び前記パンチを照明する照明手段と、該照明手段から発光され、前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光による像を撮影する撮影手段と、該撮影手段により撮影された像に基づいて、前記ダイホルダ及び前記パンチホルダのうち少なくとも一つを位置合わせのためにXY平面上で移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする穿孔装置。
  2. 前記撮影手段は前記ダイの下方に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  3. 前記ダイの下方に設けられるとともに、前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光を反射するミラーを備え、
    前記撮影手段により前記ミラーで反射された光による像を撮影することを特徴とする請求項1に記載の穿孔装置。
  4. 前記撮影手段は着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の穿孔装置。
  5. 前記ダイの下方に、前記パンチが前記ダイの孔に穿孔されて生じる被加工物のカスを取り除くためのカス除去手段が着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項4に記載の穿孔装置。
  6. 前記撮影手段により撮影された画像データを画像処理する画像処理手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の穿孔装置。
  7. 前記画像処理手段により画像処理された画像データに基づいて、前記パンチの中心と前記ダイの中心とのずれ量を判定することを特徴とする請求項6に記載の穿孔装置。
  8. 前記画像処理手段と前記移動手段とを組み合わせて自動化したことを特徴とする請求項6または7に記載の穿孔装置。
  9. パンチホルダに支持されたパンチをダイホルダに支持されたダイに形成された孔に挿入して被加工物を穿孔する穿孔方法であって、
    前記ダイに対して前記パンチをZ軸方向に移動させる工程と、
    前記ダイ及び前記パンチを照明する工程と、
    前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光による像を撮影する工程と、
    前記撮影された像に基づいて、前記ダイホルダ及び前記パンチホルダのうち少なくとも一つを位置合わせのためにXY平面上で移動させて、前記パンチの中心と前記ダイの中心との位置合わせを行う工程とを備えたことを特徴とする穿孔方法。
  10. 前記ダイの孔から前記パンチにより遮られて漏れる光による像の撮影は、前記ダイの下方において行われることを特徴とする請求項9に記載の穿孔方法。
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