JP2007237187A - 摩擦攪拌接合の仮付け方法及び仮付け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦攪拌接合によってスポット溶接を正確な位置に行うための摩擦攪拌接合の仮付け方法及び仮付け装置を提供すること。
【解決手段】長尺な被接合部材11を突き合わせた接合部に回転する攪拌ピン21を挿入し、その接合部が連続する接合線13に沿って攪拌ピン21を移動させ、摩擦熱によって被接合部材11同士を接合する摩擦攪拌接合工程の前に行う仮付け工程であって、検出手段7によって接合線13を前方で検出し、その検出結果に基づいて攪拌ピン21を位置制御しながら接合線13に沿って移動させ、回転する攪拌ピン21を所定のピッチ間隔で昇降させて接合部をスポット接合15し、接合線13上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けを行う摩擦攪拌接合の仮付け方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被接合部材を突き合わせた接合線に沿って行う摩擦攪拌接合における仮付け方法及び仮付け装置に関し、特に、接合の際に接合線のずれによって接合不良を起こさないように接合線上に摩擦攪拌を利用し、スポット接合による仮付けを行う摩擦攪拌接合の仮付け方法及び仮付け装置に関する。
鉄道車両や航空機、或いは船舶、建築などでアルミニウム材により構成される構造体であって、そのアルミニウム材の接合に摩擦攪拌接合が使用される。例えば、鉄道車両用構体を構成する側構体などではアルミニウム合金の長尺な板材や押出し中空型材が幅方向に突き合わされ、20〜25mもの長い距離に渡って摩擦攪拌接合が行われる。しかし、被接合材を突き合わせた接合線に沿ってそのまま摩擦攪拌接合した場合、歪みによって接合部にズレが生じたのでは接合不良が起きるため、ズレを防止した仮付けが行われる。
摩擦攪拌接合を利用した従来の仮付けについては、特開2002−1551号公報に提案がある。この仮付けは、開始点と終点を連続摩擦攪拌接合で仮付け作業が行われていたが、未接合部分に口開きが生じてしまうため、連続摩擦攪拌接合の終端側から始端側に向かって仮付け摩擦攪拌接合を行ったものである。例えば、接合長さが1200mmのダブルスキンアルミ型材に対し、前進速度は600mm/minで接合工具を、いわゆるバックステップ方式で仮付けを行い、ピッチ600mmで、仮付けの長さは50mmである。そして、仮付け個数nで、n回バックステップしたn+1のところから摩擦攪拌接合をそのまま継続して反対側まで連続して行う。
特開2002−1551号公報(第2−3頁、図6)
前記従来例は、連続摩擦攪拌接合の終端側から始端側に向かって行う仮付けであって、一定長さの仮付けが行われるものである。しかし、こうして一定の長さで摩擦攪拌接合すると、例えば撮像装置で接合線を追跡しながら摩擦攪拌接合を行う場合、仮付けした箇所で接合線が途切れ不鮮明になり、接合線に対する倣いが上手くいかなくなってしまう。
従って、連続した摩擦攪拌接合に先だって行う仮付けはスポット接合によることが好ましいが、その際、鉄道車両用構体のように長尺なものに対して正確な接合位置に行うのは困難であった。すなわち従来は、摩擦攪拌接合装置に座標をプログラムに打ち込んで仮付けするスポット溶接位置を決定していたが、長尺な被接合材料に歪みが生じて位置ずれを起こし、正確なスポットができなくなるからである。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、摩擦攪拌接合によってスポット溶接を正確な位置に行うための摩擦攪拌接合の仮付け方法及び仮付け装置を提供することを目的とする。
本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け方法は、長尺な被接合部材を突き合わせた接合部に回転する攪拌ピンを挿入し、その接合部が連続する接合線に沿って攪拌ピンを移動させ、摩擦熱によって被接合部材同士を接合する摩擦攪拌接合工程の前に行う仮付け工程であって、検出手段によって接合線を前方で検出し、その検出結果に基づいて前記攪拌ピンを位置制御しながら接合線に沿って移動させ、回転する前記攪拌ピンを所定のピッチ間隔で昇降させて接合部をスポット接合し、接合線上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けを行うようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け方法は、前記攪拌ピンが予め記憶された前記接合線の座標データに基づいて移動し、前記検出手段の検出結果に基づいて補正処理を行って位置制御を行うようにしたことが好ましい。
また、本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け方法は、前記接合線の検出を撮像手段で行い、その画像データに基づいて接合線の左右の境界線を測定し、その境界線について設定した基準値を外れる場合をエラーとしてカウントし、そのカウント数が所定値を超えた場合に警報を出力するようにしたことが好ましい。
本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け装置は、長尺な被接合部材を突き合わせた接合部に回転する攪拌ピンを挿入し、その接合部が連続する接合線に沿って攪拌ピンを移動させ、摩擦熱によって被接合部材同士を接合する摩擦攪拌接合工程の前に行う仮付け工程を実行するものであって、前記攪拌ピンの移動制御を行うコントローラと、前記攪拌ピンの前方で接合線の検出を行う検出手段とを備え、そのコントローラが、検出手段の検出データに基づいて前記攪拌ピンを接合線に沿って移動させ、回転するその攪拌ピンを所定のピッチ間隔で昇降させて接合部をスポット接合することにより、接合線上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けを行うようにしたものであることを特徴とする。
また、本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け装置は、前記コントローラが、前記接合線の座標データが予め記憶されており、前記検出手段の検出データに基づいて補正処理を行うことにより前記攪拌ピンの位置制御を行うようにしたものであることが好ましい。
また、本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け装置は、接合線上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けする仮付け工程の後、その接合線に沿って連続した摩擦攪拌接合を行い、被接合部材同士を接合するようにしたものであることが好ましい。
本発明によれば、被接合部材の接合線を検出手段で得られたデータから測定しながら摩擦攪拌接合によるスポット接合を行うようにしたため、例えば接合線が予め記憶された座標データからずれたとしても、接合線に追随しながら適切な位置に仮付けを行うことが可能になる。また、摩擦攪拌接合によるスポット接合であるため、仮付け後に接合線を連続して摩擦攪拌接合することにより、仮付け箇所をその後の本接合に一体化させて消すことができる。
次に、本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け方法及び仮付け装置について一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態における摩擦攪拌接合の仮付け装置全体を概念的に示した図である。各構成物品については、わかりやすくするため縮尺が統一されていないため、相対的な大きさは実際とは異なる。
この摩擦攪拌接合装置1は、鉄道車両構体を構成する押出し中空型材を接合するための摩擦攪拌接合装置であって、連続した摩擦攪拌接合工程と、その前工程に当たる仮付け工程を行うためのものである。従って、この摩擦攪拌接合装置1は仮付け装置でもある。
鉄道車両構体を構成する押出し中空型材11(11a,11b,11c)は、車体長である20〜25m程の長さを有する長尺な被接合部材であって、図示したものは特に側構体を構成するものである。この押出し中空型材11は、上面板と下面板とが斜材のリブによって連結されたダブルスキン部材である。
摩擦攪拌接合装置1は、そうした長尺な押出し中空型材11を複数設置するための作業台2が設けられ、本実施形態では3枚の押出し中空型材11a,11b,11cが台座8を介して設置されている。そして、摩擦攪拌接合装置1には、作業台2上の押出し中空型材11に対して摩擦攪拌接合を行う接合ヘッド3が取り付けられている。
接合ヘッド3は、門型の走行フレーム4に設けられ、押出し中空型材11の接合線13に沿った移動が可能になっている。すなわち、摩擦攪拌接合装置1は、走行フレーム4が作業台2の長手方向に移動可能な構成になっており、その走行フレーム4の移動制御によって接合ヘッド3による溶接スピードや溶接位置が調整できるようになっている。そうした走行フレーム4には、進行方向に直交する横方向に昇降装置5がスライド可能に設けられている。そして、接合ヘッド3は、走行フレーム4に対し、その昇降装置5を介して取り付けられている。
従って、接合ヘッド3は、直接取り付けられた昇降装置5によって高さ調節が行われ、走行フレーム4の走行によって押出し中空型材11の接合線13に沿った移動と、昇降装置5のスライドによる左右方向の調節が行われるようになっている。一方、接合ヘッド3は、先端に接合ツール6が設けられ、内蔵された油圧シリンダなどの押圧手段によって、被接合部材に対する接合ツール6の荷重調整や高さ調整などの摩擦攪拌溶接に伴う微調整が可能になっている。
ここで、図2は、接合ヘッド3を示した図である。接合ヘッド3の先端には、回転可能な接合ツール6が設けられている。その接合ツール6は、被接合部材内に押し込まれる攪拌ピン21と、その攪拌ピン21の攪拌によって材料流れを押さえ込む広い径のショルダ部22とから構成されている。そして、こうした接合ツール6の前後両方には、攪拌ピン21が押し込まれる被接合部材の接合部を検出するためのCCDカメラ7が取り付けられている。本実施形態では、押出し中空型材11の接合端面が突き合わされた接合線13を検出するために設けられている。なお、接合ツール6を挟んで2台のCCDカメラ7が設けられているが、接合時の検出には進行方向Xに対して先行するものが使用される。または、CCDカメラ7を1台とし、接合ツール6の進行方向に合わせてカメラの向きを変えられる機構を備えるようにしてもよい。
摩擦攪拌接合装置1には、走行フレーム4や昇降装置5の駆動制御、或いは接合ヘッド3に設けられた接合ツール6の回転数や被接合部材への押圧力などの制御を行うための不図示のコントローラが備えられている。CCDカメラ7で撮像された画像データは、このコントローラに送られ、そこでは画像処理によって接合線13から攪拌ピン21のずれ量が算出され、接合ツール6の制御に利用される。コントローラには画像処理装置が設けられ、CCDカメラ7で撮像して得た画像データから押出し中空型材11の接合線13の位置、すなわち押出し中空型材11の突き合わせ端面の位置が測定される。
また、コントローラは記憶手段が設けられ、接合線13の位置測定結果から接合ツール6の位置を制御する駆動制御プログラムが格納されている。更にその記憶手段には、予め摩擦攪拌接合する接合線13の座標データが記憶されている。駆動制御プログラムは、この座標データに従って接合ツール6の位置をコントロールし、CCDカメラ7から取り込まれる画像データを基に補正処理を行って位置制御を行うようにしたものである。
接合ツール6の位置制御は、摩擦攪拌接合装置1の走行フレーム4や昇降装置5などを動作させて行われるが、コントローラではそうした駆動手段を動作させるための制御信号を算出して出力する。
次に、摩擦攪拌接合装置1によれば、被接合部材である押出し中空型材11同士は、接合線13に沿って接合ツール6が摩擦攪拌接合を行うことにより、その突き合わされた接合部の材料が発熱して軟化し、塑性流動してできた可塑性材によって固相接合される。そして、本実施形態によれば、押出し中空型材11の接合線13に沿った連続接合を行う場合、その前工程として同じ接合ツール6を使用した仮付けが行われる。その仮付け方法は、連続した摩擦攪拌接合を実行する同じ摩擦攪拌接合装置1を使用し、次のようにして一定のピッチでスポット溶接が行われる。
先ず、押出し中空型材11(11a,11b,11c)が図1に示すように作業台2の台座8上に設置され、その幅方向端面が突き当てられて位置決めされる。そして、その押出し中空型材11は位置ずれしないように不図示の押圧手段などによって支えられる。押出し中空型材11同士の突き当てられた端面部分が接合部であり、長手方向に連続する接合線13に沿って仮付けが行われる。
接合ヘッド3は、走行フレーム4が長手方向端部に位置し、昇降装置5がその走行フレーム4に対して左右方向に位置調節が行われ、接合線13の端部である始点に位置決めされる。そして、走行フレーム4が作業台2に対して移動し、それによって接合ヘッド3が接合線13に沿って移動することになる。特に本実施形態では、検出手段7によって撮像された接合線13の画像データに基づき、接合線13の位置を検出しながら接合ヘッド3の位置調整が行われる。
接合ヘッド3の接合ツール6は、走行フレーム4の走行によっておよそ2000mm/minの速度で接合線13に沿った移動を行う。そして、仮付けポイントに到達すると、走行フレーム4が停止し、昇降装置5によって接合ヘッド3が下降して接合ツール6の攪拌ピン21が押出し中空型材11の接合部に押し付けられる。回転した攪拌ピン21が接合線13上に押し込まれ、ショルダ部22が表面に押さえ付けられる。押出し中空型材11は、その上面板同士が発熱して軟化し、突き当て部分の材料が攪拌されて接合される。そして、昇降装置5によって接合ヘッド3が上昇し、接合ツール6の攪拌ピン21が抜き取られてスポット接合が行われる。こうして接合線13上のある1箇所にスポット接合による仮付け部分15が形成され、その後、走行フレーム4の走行が再開し、所定のピッチでスポット接合による仮付けが行われる。
こうしたスポット接合は、本実施形態では20〜25mの押出し中空型材11の接合線13に対して200mmピッチで行われる。長尺な被接合部材である押出し中空型材11では300mmピッチ以下で行うのが安定した仮付けが可能であるが、本実施形態ではより正確な位置に仮付けを行うため200mmピッチで行うようにしている。そして、本実施形態では、接合線13上へ正確な仮付けを行うため、接合スポット3の接合ツール6について位置制御が行われる。
接合ツール6の前方に設けられたCCDカメラ7は、接合ツール6と同じ2000mm/minで移動しながら接合線13の周りを撮像する。ここで、図3は、接合ツール6の攪拌ピン21の位置と、その前後に設けられた接合線13の検知領域S1,S2について示した図である。攪拌ピン21が図面下方から上方のX方向へ移動する場合、前方にある図面上方の検知領域S1を撮像するCCDカメラ7の画像データが攪拌ピン21の位置制御に用いられる。CCDカメラ7が撮像する接合線13検知領域S1,S2は、攪拌ピン21の中心を通った中心線上に30mmの距離a離をとって設定した領域である。
CDDカメラ7によって撮像された画像データはコントローラに送られ、そのコントローラでは、画像処理装置によって画像データから接合線13が識別され、接合ツール6と接合線13の位置が算出される。その際、突き合わされた押出し中空型材11の上面板同士の端面が、接合線13の線幅の両端の線として検出される。つまり、図示する接合線13の左端の境界線M1が、進行方向左側に位置する押出し中空型材11の上面板の右端であり、境界線M2が、進行方向右側に位置する押出し中空型材11の上面板の左端である。従って、境界線M1,M2の距離が接合線13の幅であり、その幅が接合部の隙間である。
ところで、本実施形態では、攪拌ピン21の位置制御に当たり、基準値として、検知領域S1の左右の距離が設定されている。すなわち、攪拌ピン21の中心を通る進行方向に沿った中心線から左右片側の最大幅bが4mmとして設定されている。また、接合線13の線幅cは、境界線M1,M2の最大距離が8mmとして設定されている。
CDDカメラ7によって撮像された画像データから、接合線13の線幅、すなわち境界線M1,M2が検出され、その境界線M1,M2について位置や線幅が算出される。そして、境界線M1,M2の一方、或いは両方が最大幅b(4mm)を超えて検知領域S1を外れてしまっている場合にはエラーがカウントされる。また、境界線M1,M2の距離、すなわち線幅cが最大値8mmを超えてしまっている場合にもエラーがカウントされる。
境界線M1,M2の位置や線幅の算出は、接合線13に沿って移動する間行われる。そこで、移動する間にエラーのカウント数が設定値を超えた場合には、歪みが大きくなって接合線13に対する適切な仮付けが不能になったと判断し、警報が鳴らされる。
一方、エラーのカウント数が設定値を超えない場合には、昇降装置5が走行フレーム4をスライドし、攪拌ピン21の左右方向の位置が制御される。特に、接合線13を特定する境界線M1,M2の中心位置に攪拌ピン21の中心が重なるように制御される。
こうして、本実施形態では、被接合部材である押出し中空型材11の接合線13をCCDカメラ7で測定しながら摩擦攪拌接合によるスポット接合を行うようにしたため、接合線13が予め記憶された座標データからずれたとしても、接合線13に追随しながら適切な位置に仮付けを行うことが可能になった。
そして、本実施形態の仮付けは、摩擦攪拌接合によるスポット接合であるため、仮付け工程後の連続した摩擦攪拌接合工程で接合線13を連続して摩擦攪拌接合することにより、仮付け箇所をその後の本接合に一体化させて消すことができるようになった。
以上、本発明に係る摩擦攪拌接合の仮付け方法及び仮付け装置について一実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、検出手段として接合線13の画像を取りむCCDカメラ7を使用したが、接合線13を検出するための手段としては、この他に接触式やレーザ光を利用したものであってもよい。
一実施形態における摩擦攪拌接合の仮付け装置全体を概念的に示した図である。 接合ヘッドを示した図である。 攪拌ピンの位置の前後に設定された接合線の検知領域について示した図である。
符号の説明
1 摩擦攪拌接合装置
2 作業台
3 接合ヘッド
4 走行フレーム
5 昇降装置
6 接合ツール
7 CCDカメラ
8 台座
11 押出し中空型材
13 接合線
15 仮付け部分
1 攪拌ピン

Claims (6)

  1. 長尺な被接合部材を突き合わせた接合部に回転する攪拌ピンを挿入し、その接合部が連続する接合線に沿って攪拌ピンを移動させ、摩擦熱によって被接合部材同士を接合する摩擦攪拌接合工程の前に行う仮付け工程であって、
    検出手段によって接合線を前方で検出し、その検出結果に基づいて前記攪拌ピンを位置制御しながら接合線に沿って移動させ、回転する前記攪拌ピンを所定のピッチ間隔で昇降させて接合部をスポット接合し、接合線上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けを行うようにしたことを特徴とする摩擦攪拌接合の仮付け方法。
  2. 請求項1に記載する摩擦攪拌接合の仮付け方法において、
    前記攪拌ピンは、予め記憶された前記接合線の座標データに基づいて移動し、前記検出手段の検出結果に基づいて補正処理を行って位置制御を行うようにしたことを特徴とする摩擦攪拌接合の仮付け方法。
  3. 請求項2に記載する摩擦攪拌接合の仮付け方法において、
    前記接合線の検出を撮像手段で行い、その画像データに基づいて接合線の左右の境界線を測定し、その境界線について設定した基準値を外れる場合をエラーとしてカウントし、そのカウント数が所定値を超えた場合に警報を出力するようにしたことを特徴とする摩擦攪拌接合の仮付け方法。
  4. 長尺な被接合部材を突き合わせた接合部に回転する攪拌ピンを挿入し、その接合部が連続する接合線に沿って攪拌ピンを移動させ、摩擦熱によって被接合部材同士を接合する摩擦攪拌接合工程の前に行う仮付け工程を実行する摩擦攪拌接合の仮付け装置において、
    前記攪拌ピンの移動制御を行うコントローラと、前記攪拌ピンの前方で接合線の検出を行う検出手段とを備え、そのコントローラが、検出手段の検出データに基づいて前記攪拌ピンを接合線に沿って移動させ、回転するその攪拌ピンを所定のピッチ間隔で昇降させて接合部をスポット接合することにより、接合線上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けを行うようにしたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合の仮付け装置。
  5. 請求項4に記載する摩擦攪拌接合の仮付け装置において、
    前記コントローラは、前記接合線の座標データが予め記憶されており、前記検出手段の検出データに基づいて補正処理を行うことにより前記攪拌ピンの位置制御を行うようにしたものであることを特徴とする摩擦攪拌接合の仮付け装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載する摩擦攪拌接合の仮付け装置において、
    接合線上の複数の箇所に摩擦攪拌接合による仮付けする仮付け工程の後、その接合線に沿って連続した摩擦攪拌接合を行い、被接合部材同士を接合するようにしたものであることを特徴とした摩擦攪拌接合の仮付け装置。
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